JP2011077625A - 電話システムおよび電話帳データ提供方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電話帳データ提供装置20で、電話制御装置10で利用されている電話帳データ23Aに加えて、当該電話帳データ23Aの閲覧可否を判定するための利用者データ23Bを記憶部23で記憶しておき、通信網50を介した携帯電話端末31からの接続要求に応じて、当該携帯電話端末31から通知された認証データを利用者データ23Bに基づき認証し、この認証成功に応じて電話帳データ23Aを当該携帯電話端末31へ提供する。
【選択図】 図1
Description
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
電話制御装置10は、これら内線電話端末15の呼制御を行うことにより、これら内線電話端末15間における内線通話や、通信網50を用いた内線電話端末15の外線通話を実現する機能と、内線電話端末15での電話帳閲覧操作に応じて、予め記憶部13に登録されている電話帳データ13Aを当該内線電話端末15で画面表示する機能とを有している。
電話制御装置10は、全体として呼制御サーバなどのサーバ装置からなり、電話システム1がIPボタン電話システムの場合、電話制御装置10は主装置に相当し、電話システム1がIP−PBXシステムの場合、電話制御装置10はPBXに相当する。
この電話制御装置10には、主な機能部として、呼制御部11、データ管理部12、および記憶部13が設けられている。
記憶部13で記憶される主な処理情報として、電話帳データ13Aと利用者データ13Bがある。
図2は、電話帳データの構成例である。ここでは、内線電話番号ごとに、相手先電話番号と相手先名前の組が登録されている。
図3は、利用者データの構成例である。ここでは、利用者IDごとに、当該利用者が電話システム1で用いる内線電話端末15の内線電話番号と当該利用者を電話帳データ提供装置20で認証するための認証データとが組として登録されている。認証データとしては、個体識別情報とパスワードのいずれか1つ以上が登録される。
また、電話制御装置10には、これら機能部のほか、一般的な電話システムの電話制御装置が持つ各種の機能部が設けられている。これら機能部としては、通信網50との間でデータ通信を行う通信I/F部、内線電話端末15との間でデータ通信を行う内線I/F部、これら通信I/F部と内線I/F部との間の通話経路を切替制御する音声スイッチなどがある。
電話帳データ提供装置20は、全体してサーバ装置からなり、ルータ40を介して通信網50と接続されて、電話制御装置10で利用されている電話帳データ13Aからなる電話帳データ23Aを、通信網50および携帯電話網51を介して携帯電話端末31へ提供する機能を有している。
この電話帳データ提供装置20には、主な機能部として、電話帳データ提供処理部21、発信処理部22、および記憶部23が設けられている。
記憶部23で記憶される主な処理情報として、電話帳データ23Aと利用者データ23Bがある。これら電話帳データ23Aと利用者データ23Bの構成については、電話制御装置10の電話帳データ13Aや利用者データ13Bと同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
また、電話帳データ提供装置20には、これら機能部のほか、一般的なサーバ装置が持つ各種の機能部が設けられている。これら機能部としては、通信網50との間でデータ通信を行う通信I/F部、キーボートやマウスなどの操作入力部、LCDなどの画面表示部などがある。
ルータ40は、一般的なルータ装置からなり、電話帳データ提供装置20との間で、特定の通信網や通信回線を用いてセキュアなデータ通信を行う通信相手を、電話制御装置10に制限するファイアウォール機能を有している。これにより、電話帳データ13Aや利用者データ13Bのデータ転送時に、高いセキュリティ性が得られる。なお、携帯電話端末31と電話帳データ提供装置20との間のデータ通信は、セキュアなデータ通信に該当しないため、携帯電話端末31から電話帳データ提供装置20に対する接続はルータ40で制限されていない。
携帯電話端末31は、全体として一般的な携帯電話端末からなり、HTTPなどの通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信機能や、電話帳データ提供装置20へ接続して取得した電話帳データを画面表示するとともに、画面表示された操作シンボルへの操作に応じて各種メッセージを電話制御装置10へ送信するブラウザ機能を有している。
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図4は、第1の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。ここでは、携帯電話端末31での接続要求操作に応じて、電話帳データ提供装置20から携帯電話端末31へ電話帳データが提供され、この電話帳データに基づく携帯電話端末31での発信操作に応じて、電話制御装置10から相手先の呼び出しを行う場合を例として説明する。
ここで、接続要求に含まれている個体識別情報が利用者データ23Bに登録されておらず、認証が成功しなかった場合(ステップ111:NO)、電話帳データ提供処理部21は、予め記憶部23に登録されているログイン画面情報に基づくログイン処理120を開始する。
図5は、ログイン画面の表示例である。このログイン画面は、例えばHTML形式で記述されており、利用者IDとパスワードを入力する入力欄と、これら入力欄に入力された利用者IDとパスワードを電話帳データ提供装置20へ送信するための送信ボタンが設けられている。
電話帳データ提供処理部21は、携帯電話端末31からのログイン要求に応じて、記憶部23の利用者データ23Bを参照し、ログイン要求に含まれている認証データが利用者データ23Bに登録されているか照合することにより認証処理を行う(ステップ123)。
電話帳データ提供装置20の発信処理部22は、携帯電話端末31からの発信要求に応じて、この発信要求を電話制御装置10へ、通信網50を介して転送する(ステップ141)。
このように、本実施の形態は、通信網50に接続されて、電話制御装置10で利用されている電話帳データを通信網50を介して携帯電話端末31へ提供する電話帳データ提供装置20を備え、この電話帳データ提供装置20で、電話帳データ23Aに加えて、この電話帳データ23Aの閲覧可否を判定するための利用者データ23Bを記憶部23で記憶しておき、通信網50を介した携帯電話端末31からの接続要求に応じて、当該携帯電話端末31から通知された認証データを利用者データ23Bに基づき認証し、この認証成功に応じて電話帳データ23Aを当該携帯電話端末31へ提供するようにしたので、携帯電話端末に対して電話システムの電話帳データを容易に提供することが可能となる。
これにより、接続要求操作に続く利用者承諾操作だけで、認証に必要な個体識別情報が自動送信されるため、利用者IDやパスワードなどの情報を操作入力するという煩わしい操作を必要とすることなく、電話帳データを閲覧することが可能となる。
これにより、接続要求を行った利用者が内線電話端末15で個別に利用している個別電話帳データについても携帯電話端末31へ提供することができる。
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図7は、第2の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図であり、前述した図4と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
本実施の形態にかかる通信システム1における上記以外の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。
まず、図7において、前述の図4のステップ100における電話帳データの送信処理が削除されている。その後のステップ110,111およびステップ120については、図4と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
電話帳データ提供処理部21は、この取得要求に応じて電話制御装置10から通知された電話帳データを、前述した電話帳表示画面情報により携帯電話端末31へ提供する(ステップ131)。携帯電話端末31は、この電話帳表示画面情報を受信して画面表示する(ステップ132)。
このように、本実施の形態では、携帯電話端末31に関する認証成功に応じて、逐次、対応する電話帳データを電話帳データ提供装置20が電話制御装置10から取得し、携帯電話端末31へ提供するようにしたので、常に最新の電話帳データを携帯電話端末31へ提供することが可能となる。また、携帯電話端末31が個人ユースの場合、利用者個人への通信コスト負担を回避することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
これにより、接続要求操作に続く利用者承諾操作だけで、認証に必要な個体識別情報が自動送信されるため、利用者IDやパスワードなどの情報を操作入力するという煩わしい操作を必要とすることなく、電話帳データを閲覧することが可能となる。
Claims (4)
- 複数の内線電話端末と、これら内線電話端末を内線収容するとともに通信網と接続する電話制御装置とを含み、前記電話制御装置が、当該内線電話端末の呼制御を行うことにより前記通信網を用いた当該内線電話端末の通話を実現するとともに、前記内線電話端末での電話帳閲覧操作に応じて、予め登録されている電話帳データを当該内線電話端末で画面表示する電話システムであって、
前記通信網に接続されて、前記電話制御装置で利用されている前記電話帳データを、前記通信網を介して携帯電話端末へ提供する電話帳データ提供装置を備え、
前記電話帳データ提供装置は、
前記電話帳データと当該電話帳データの閲覧可否を判定するための利用者データとを記憶する記憶部と、
前記通信網を介した携帯電話端末からの接続要求に応じて、当該携帯電話端末から通知された認証データを前記利用者データに基づき認証し、この認証成功に応じて前記電話帳データを当該携帯電話端末へ提供する電話帳データ提供処理部と
を備える
ことを特徴とする電話システム。 - 請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記電話帳データ提供処理部は、前記電話帳データを当該携帯電話端末へ提供する際、当該電話帳データを画面表示するための電話帳表示画面情報を送信し、
前記電話帳データ提供装置は、前記電話帳表示画面情報で表示された任意の電話帳データに対する選択操作により当該携帯電話端末から送信された発信要求を、前記通信網を介して前記電話制御装置へ転送する発信処理部をさらに備え、
前記電話制御装置は、前記電話帳データ提供装置からの発信要求に応じて、当該発信要求で通知された相手先電話番号と携帯電話番号とに基づき、当該相手先電話番号の電話端末と当該携帯電話番号の当該携帯電話端末との間の通話を実現するコールバック処理を行う
ことを特徴とする電話システム。 - 請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記利用者データは、前記携帯電話端末の利用者または当該携帯電話端末に対して個別に付与されて当該携帯電話端末に予め登録されている個体識別情報を含み、
前記電話帳データ提供処理部は、前記携帯電話端末での前記電話帳データ提供装置に対する接続要求操作に応じて当該携帯電話端末から通知された当該携帯電話端末の個体識別情報を前記利用者データの認証データと照合することにより前記認証を行う
ことを特徴とする電話システム。 - 複数の内線電話端末と、これら内線電話端末を内線収容するとともに通信網と接続する電話制御装置とを含み、前記電話制御装置が、当該内線電話端末の呼制御を行うことにより前記通信網を用いた当該内線電話端末の通話を実現するとともに、前記内線電話端末での電話帳閲覧操作に応じて、予め登録されている電話帳データを当該内線電話端末で画面表示する電話システムで用いられる電話帳データ提供方法であって、
前記電話システムは、前記通信網に接続されて、前記電話制御装置で利用されている前記電話帳データを、前記通信網を介して携帯電話端末へ提供する電話帳データ提供装置を備え、
前記電話帳データ提供装置の記憶部が、前記電話帳データと当該電話帳データの閲覧可否を判定するための利用者データとを記憶する記憶ステップと、
前記電話帳データ提供装置の電話帳データ提供処理部が、前記通信網を介した携帯電話端末からの接続要求に応じて、当該携帯電話端末から通知された認証データを前記利用者データに基づき認証し、この認証成功に応じて前記電話帳データを当該携帯電話端末へ提供する電話帳データ提供処理ステップと
を備える
ことを特徴とする電話帳データ提供方法。
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