JP2011075503A - 電池電圧監視装置及び該電池電圧監視装置における電池電圧監視制御方法 - Google Patents

電池電圧監視装置及び該電池電圧監視装置における電池電圧監視制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フライングキャパシタ方式の電池電圧監視装置において、セル電池切り替え用半導体スイッチがONする際に電圧検出部の入力端子に発生するサージ電圧を簡易な方法により抑制する。
【解決手段】本発明の電池電圧監視装置10では、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1b(または,SW2a,SW2b)をON(導通状態)にすると同時(または、それより少し前に)、バイパス回路部13内の半導体スイッチSWdをONにする。これにより、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをONにした瞬間に、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの寄生容量Csを通して、電圧検出部14の入力端子E,F側に流れるサージ電流Isをバイパス回路部13内のコンデンサ放電用抵抗Rにバイパスさせる。これにより、電圧検出部14の入力端子E,Fに生じるサージ電圧を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直列に接続された複数の二次電池(セル電池)のそれぞれの電圧を検出する電池電圧監視装置に関するものであり、特に、フライングキャパシタ方式の電池電圧監視装置において、計測対象となるセル電池を選択する際に、電圧検出部の入力端子に発生するサージ電圧を簡易な方法により抑制することができる、電池電圧監視装置および電池電圧監視制御方法に関する。
従来、直列に接続された複数のセル電池のそれぞれの電池電圧を一つの計測回路(電圧検出部)を用いて検出(計測)する場合、計測回路とセル電池に電位の違いがあるため、セル電池に接続されたスイッチを切り替えてコンデンサに各セル電池の電荷を蓄えて検出を行う、フライングキャパシタ方式の計測方法がある(例えば、特許文献1を参照)。
図4は、従来のフライングキャパシタ方式の電池電圧監視装置の構成例を示す図である。図4において、セル電池1およびセル電池2は、直列に接続された複数のセル電池であり、図示しないバッテリ充電器(定電圧直流電源等)により一括で充電されるセル電池である。
電池電圧監視装置10Aは、各セル電池1,2の電池電圧(バッテリ電圧)V1,V2を検出するためのフライングキャパシタ方式の電池電圧監視装置である。電池電圧監視装置10Aにおいて、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bは、セル電池1の電池電圧V1をフライングキャパシタCoに転写(セル電池によりフライングキャパシタCoを充電)するための半導体スイッチであり、セル電池切り替え用半導体スイッチSW2a,SW2bは、セル電池2の電池電圧V2をフライングキャパシタCoに転写するための半導体スイッチである。
電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cは、フライングキャパシタCoの充電電圧を電圧検出部14の入力端子(測定端子)E,Fに入力するための半導体スイッチである。電圧検出部14は、フライングキャパシタCoに充電された電圧を電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cを介して、入力端子E,Fから取り込み、セル電池1,2の電池電圧を検出する。
図5は、図4に示す電池電圧監視装置10Aの動作を説明するための図であり、フライングキャパシタ方式によるセル電池電圧の計測制御動作と電圧検出部への入力波形を示す図である。以下、図5(および図4)を参照して、セル電池の電池電圧を検出するための制御動作について説明する。
最初に、時刻t1において、セル電池1に接続されるセル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをON(導通状態)にする。これにより、時刻t1から時刻t2において、セル電池1の電池電圧V1により、フライングキャパシタCoに電荷を充電する。また、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1をONした際に、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの入出力間に存在する寄生容量Csを通して電圧検出部14にサージ電流Isが流れ、電圧検出部14の入力端子E,Fにサージ電圧Vs(破線Xで囲む部分を参照)が発生する。
その後、時刻t2において、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをOFF(非導通状態)し、時刻t3において、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cをONにする。これにより、フライングキャパシタCoに充電された電圧を電圧検出部14の入力端子E,Fに印加し、時刻t3´において、電圧検出部14によりフライングキャパシタCoの電圧Vnの計測を行う。
また、図6は、上述した電池電圧監視装置10Aにおける動作の流れをフローチャートで示したものであり、上述した電池電圧監視装置10Aにおけるセル電池電圧の検出処理の流れをフローチャートで示したものである。
図6(および図5)を参照して、最初に、時刻t1において、セル電池1のセル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをONにする(ステップS201)。これにより、時刻t1から時刻t2において、セル電池1の電池電圧V1によりフライングキャパシタCoに電荷を充電する(ステップS202)。
その後、時刻t2において、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをOFFにし(ステップS203)、時刻t3において、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cをONにする(ステップS204)。これにより、フライングキャパシタCoに充電された電圧が電圧検出部14の入力端子E,Fに印加される。そして、時刻t3´おいて、電圧検出部14によりフライングキャパシタCoの電圧Vnの検出を行う(ステップS205)。
なお、セル電池2の電池電圧V2の検出については、セル電池切り替え用半導体スイッチSW2a,SW2bをONにし(ステップS206)、以後、前述したセル電池1に対して行われたのと同様の手順により電池電圧V2の検出が行われる。なお、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1b(またはSW2a,SW2b)をONする以前に、フライングキャパシタCoに充電された電荷を、図示しない放電回路により一旦放電させる場合もある。
特開2004−245743号公報
上述したように、従来の電池電圧監視装置10Aにおける電池電圧の検出方法では、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1b(または,SW2a,SW2b)をONした瞬間に、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの寄生容量Csにより、電圧検出部14の入力端子E,F間にサージ電圧Vs(図5を参照)が発生していた。
すなわち、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1b(または,SW2a,SW2b)をONした瞬間に、セル電池から電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの寄生容量Csを通してサージ電流Isが流れる。このため、電圧検出部14の入力端子E,F間にサージ電圧Vsが生じていた。このサージ電圧Vsは、電圧検出部14のグランド(接地電位)と、セル電池全体のグランド(例えば、1番目のセル電池1の負(−)極側)とが共通にグランド接続されるため、サージ電流Isの流れる経路によっては、複数のセル電池により合成される電位に相当するピーク値を持つサージ電圧Vsが生じることがある。例えば、セル電池が3個直列に接続され、各セル電池の電圧が3Vである場合には、9V(3V×3)のピーク値を持つサージ電圧が発生する可能性がある。
このため、このサージ電圧Vsにより電圧検出部14内の半導体素子(例えば、オペアンプ等)の最大定格電圧を超える電圧が入力端子E,Fに印加され、電圧検出部14内の半導体素子を破壊する可能性があった。
このサージ電圧対策として、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1b,(または、SW2a,SW2b)をONした瞬間に流れるサージ電流Isを抑制するために、電圧検出部14の入力端子E,F間に繋がる計測ラインに突入電流抑制用の抵抗(サージ電流Isの尖頭値を抑制するための抵抗)を挿入して電圧検出部14を保護する必要があった。あるいは、電圧検出部14の入力端子E,F間にサージ電圧抑制用(電圧制限用)のツェナーダイオード等を挿入し電圧検出部14を保護する必要があった。このため、回路構成が複雑化し、コストの上昇を招いていた。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、電池電圧の検出対象となる二次電池(セル電池)を選択する際に、電圧検出部の入力端子に発生するサージ電圧を、簡易な方法により効果的に抑制することができる、電池電圧監視装置および該電池電圧監視装置における電池電圧監視制御方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の電池電圧監視装置は、直列に接続された複数のセル電池のそれぞれの電圧を検出する電池電圧監視装置であって、前記各セル電池の電池電圧を検出するための電圧検出部と、前記各セル電池と前記電圧検出部との間に配置され、前記各セル電池と前記電圧検出部の入力端子とへの接続処理を選択的に行うフライングキャパシタ部と、前記フライングキャパシタ部が接続される前記電圧検出部の入力端子間を選択的に並列に接続するバイパス回路部と、前記フライングキャパシタ部における前記接続処理のタイミングに応じて、前記バイパス回路部の並列接続を制御する制御部と、備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電池電圧監視装置において、前記フライングキャパシタ部は、前記セル電池の電圧を保持する容量部と、前記セル電池による前記容量部への充電と、前記容量部に保持された前記充電電圧の前記電圧検出部による検出を選択的に行う切り替え部と、を備え、前記制御部は、前記切り換え部により前記容量部への充電が開始される前に、前記電圧検出部の入力端子に前記バイパス回路部を並列接続することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電池電圧監視装置において、前記制御部は、前記容量部への充電が行われるときに、前記電圧検出部の入力端子に前記バイパス回路部を並列接続することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電池電圧監視装置において、前記バイパス回路部は前記容量部に充電された電荷の放電回路としての機能を備えるように構成され、前記制御部は、前記前記容量部に保持された充電電圧を前記電圧検出部により検出した後に、前記容量部と前記バイパス回路部とを並列接続し、前記容量部に充電された電荷を前記バイパス回路部により放電することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電池電圧監視装置において、前記制御部は、前記容量部への充電が開始された後、前記バイパス回路部の電流が安定化するまでの所定の第1の時間が経過するまで、前記電圧検出部の入力端子への前記バイパス回路部の並列接続を保持することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電池電圧監視装置において、前記制御部は、前記所定の第1の時間が経過した後に、前記切り換え部により前記容量部への充電を停止させるとともに、前記電圧検出部の入力端子への前記バイパス回路部の並列接続を開放し、さらに所定の第2の時間が経過した後の所定の第3の時間の間、前記容量部と前記電圧検出部の入力端子間とを並列接続させ、該所定の第3の時間の間において前記電圧検出部により前記容量部の充電電圧を検出させることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電池電圧監視装置において、前記バイパス回路部は前記容量部に充電された電荷の放電回路としての機能を備えるように構成され、前記制御部は、前記所定の第3の時間が経過した後の所定の第4の時間の間、前記バイパス回路部を前記容量部に並列接続し、前記容量部に充電された電荷を前記バイパス回路部により放電させるとともに、前記所定の第4の時間の経過後に、前記容量部と前記電圧検出部の入力端子との並列接続を開放するともに、前記容量部と前記バイパス回路部との並列接続を開放することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電池電圧監視装置において、前記制御部は、前記直列に接続された複数のセル電池のそれぞれに対して、前記所定の第1の時間から前記所定の第4の時間までにおける各制御動作を繰り返し実行することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の電池電圧監視装置において、前記切り替え部は、前記直列に接続された複数のセル電池のそれぞれを選択して前記容量部に並列に接続するセル電池切り替え用半導体スイッチと、前記容量部と前記電圧検出部とを並列接続する電圧計測用半導体スイッチと、で構成され、前記バイパス回路部は、コンデンサ放電用抵抗と、前記コンデンサ放電用抵抗を前記電圧検出部の入力端子に並列接続するためのコンデンサ放電用半導体スイッチと、で構成されることを特徴とする。
また、本発明の電池電圧監視制御方法は、直列に接続された複数のセル電池のそれぞれの電圧を検出する電池電圧監視装置における電池電圧監視制御方法であって、前記電池電圧監視装置内の制御部により、前記各セル電池の電池電圧を電圧検出部により検出する電圧検出過程と、前記セル電池と前記電圧検出部との間に配置され、前記セル電池と前記電圧検出部の入力端子とへの接続処理を選択的に行うフライングキャパシタ部による接続処理過程と、前記フライングキャパシタ部が接続される前記電圧検出部の入力端子間とバイパス回路部とを選択的に並列に接続する過程と、前記フライングキャパシタ部の前記接続処理過程のタイミングに応じて、前記バイパス回路部の並列接続を制御する制御過程と、が行われることを特徴とする。
本発明の電池電圧監視装置においては、フライングキャパシタ部によりセル電池を選択するタイミングに合わせて、電圧検出部の入力端子にバイパス回路部を並列接続する。
これにより、電池電圧の検出対象となるセル電池をフライングキャパシタ部により選択する際に、電圧検出部の入力端子に発生するサージ電圧を、簡易な方法により効果的に抑制することができる。
本発明の実施の形態に係わる電池電圧監視装置の構成を示す図である。 図1に示す電池電圧監視装置の動作を説明するための図である。 図1に示す電池電圧監視装置における動作の流れを示すフローチャートである。 従来の電池電圧監視装置の構成を示す図である。 図4に示す電池電圧監視装置の動作を説明するための図である。 図4に示す電池電圧監視装置における動作の流れを示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係わる電池電圧監視装置の構成を示す図である。また、図1は、本発明の電池電圧監視装置10における制御動作により、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの持つ寄生容量Csにより流れるサージ電流Isの電流ルートを示している。
図1に示す本発明の電池電圧監視装置10と、図4に示す従来の電池電圧監視装置10Aとが構成上で異なる点は、図1に示す電池電圧監視装置10において、バイパス回路部13を新たに追加した点であり、また、制御部11と、フライングキャパシタ部12とを明記した点である。他の構成は図4に示す電池電圧監視装置10Aと同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
図1において、セル電池1およびセル電池2は、直列に接続された複数の二次電池(セル電池)であり、図示しないバッテリ充電器(定電圧直流電源等)で一括で充電されるセル電池である。なお、図1に示す例では、2個のセル電池1,2が直列に接続された例を示しているが、実際には所望の出力電圧を得るために任意のn個のセル電池が直列に接続されて構成されている。
電池電圧監視装置10は、各セル電池1,2のバッテリ電圧を検出するためのフライングキャパシタ方式の電池電圧監視装置である。この電池電圧監視装置10は、制御部11と、フライングキャパシタ部12と、バイパス回路部13と、電圧検出部14とで構成される。
フライングキャパシタ部12は、切り替え部12Aとフライングキャパシタ(セル電圧検出用コンデンサ)Coとで構成される。この切り替え部12Aは、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1b,SW2a,SW2bと、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cとで構成さる。バイパス回路部13は、コンデンサ放電用半導体スイッチSWd、コンデンサ放電用抵抗Rとで構成されている。
フライングキャパシタ部12内のフライングキャパシタCoは、セル電池1およびセル電池2のセル電圧検出用コンデンサであり、セル電池1およびセル電池2の電池電圧を転写して、電圧検出部14により検出(計測)するためのコンデンサである。このフライングキャパシタCoは、例えば、数μFの静電容量のコンデンサである。
セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bは、セル電池1の電池電圧V1をフライングキャパシタCoに転写するための半導体スイッチであり、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1aの一方の端子はセル電池1の+極性側に接続され、他方の端子はフライングキャパシタCoの端子A(+極性側)に接続されている。また、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1bの一方の端子はセル電池1の−極性側に接続され、他方の端子はフライングキャパシタCoの端子B(−極性側)に接続されている。
同様にして、セル電池切り替え用半導体スイッチSW2a,SW2bは、セル電池2の電池電圧V2をフライングキャパシタCoに転写するための半導体スイッチであり、セル電池切り替え用半導体スイッチSW2aの一方の端子はセル電池2の+極性側に接続され、他方の端子はフライングキャパシタCoの端子A(+極性側)に接続されている。また、セル電池切り替え用半導体スイッチSW2bの一方の端子は、セル電池2の−極性側に接続され、他方の端子はフライングキャパシタCoの端子B(−極性側)に接続されている。
電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cは、フライングキャパシタCoの充電電圧(セル電池による充電電圧)を電圧検出部14の入力端子(測定端子)E,Fに入力するための半導体スイッチである。この電圧計測用半導体スイッチSW1cの一方の端子は、フライングキャパシタCoの端子A(+極性側)に接続され、他方の端子は電圧検出部14の入力端子Eに接続されている。また、電圧計測用半導体スイッチSW2c一方の端子は、フライングキャパシタCoの端子B(−極性側)に接続され、他方の端子は電圧検出部14の入力端子Fに接続されている。
また、バイパス回路部13はコンデンサ放電用半導体スイッチSWdとコンデンサ放電用抵抗Rの直列回路で構成される。このコンデンサ放電用半導体スイッチSWdとコンデンサ放電用抵抗Rの直列回路で構成されるバイパス回路部13は、電圧検出部14の入力端子E,Fに端子C,Dを通して接続されている。また、このバイパス回路部13は、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの出力側に、端子C,Dを通して接続されている。
なお、このバイパス回路部13は、後述するようにフライングキャパシタCoの放電回路としても使用されるものであり、コンデンサ放電用抵抗Rは、例えば、数100Ωから数kΩ単位の抵抗で構成することができる。
電圧検出部14は、フライングキャパシタCoに充電された電圧を、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cを介して、入力端子E,Fから取り込み電圧値を検出する。この電圧検出部14の入力端子E,F間の入力インピーダンスZは、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cをONした際に、フライングキャパシタCoの電位に変化を与えないように高インピーダンス(例えば、数100kΩ〜数MΩ単位の抵抗値)となるように設定される。
制御部11は、この電池電圧監視装置10の全体を統括して制御する制御部であり、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1b,SW2a,SW2b、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2c、およびコンデンサ放電用半導体スイッチSWdのON,OFFのタイミングを制御すると共に、電圧検出部14に対して電圧検出の指示を行う。
なお、この電池電圧監視装置10には、セル電池電圧の検出動作を行わせるための入力装置(例えば、押しボタンスイッチ等)や、検出結果を表示するための表示装置や、検出結果を通信により外部に出力するための通信装置(いずれも表示せず)が設備されているものとする。
また、この電池電圧監視装置10は、図示しないバッテリ充電装置(定電圧電源装置または定電流電源装置等)により各セル電池1,2に対して一括して充電を行う際に、充電の開始と終了を制御する充電制御装置内において、各セル電池1,2の電池電圧V1,V2を検出する電池電圧監視装置として用いることができる。この充電制御装置では、充電の際に、電池電圧監視装置10により電池電圧V1,V2を検出し、セル電池1,2の充電容量(電池電圧)にアンバランス(不均衡)が生じている場合は、電池電圧の高いセル電池に並列にバランス回路(充電電流のバイパス回路)を接続して充電電流をバイパスする。これにより、セル電池1,2に対する充電速度(電池電圧の充電による電圧上昇速度)を揃え、セル電池1,2の充電容量が均一になるように制御する。また、この充電制御装置では、電池電圧監視装置10により電池電圧V1,V2を検出し、いずれかのセル電池1,2が満充電となった場合には、過充電になることを防ぐために、セル電池1,2への充電を停止させる。
また、図2は、電池電圧監視装置10の動作を説明するための図であり、フライングキャパシタ部12の制御動作と電圧検出部14への入力波形を示す図である。図2に示す本発明の電池電圧監視装置10の動作説明図と、図5に示す従来の電池電圧監視装置10Aの動作説明図との主な違いは、図2において、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdの動作状態を示す図が新たに追加された点である。すなわち、時刻t1においてセル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをONにし、セル電池1の電池電圧によりフライングキャパシタCoに電荷を蓄える動作の開始と同時(または、それより前)に、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにする点である(図2中の破線Yで囲む部分を参照)。
以下、図2を参照して、本実施形態の動作について説明する。図2において、セル電池1の電圧検出するための手順は、最初に、時刻t1において、セル電池1のセル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをONにし、また、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにする。これにより、フライングキャパシタCoをセル電池1の電池電圧により充電する。なお、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをONにするよりも少し前に、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにするようにしてもよい。
これにより、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをONにした瞬間に、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの寄生容量Csを通して電圧検出部14の入力端子E,F側に流れるサージ電流Isを、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdとコンデンサ放電用抵抗Rからなるバイパス回路部(放電回路)13によりバイパスさせる。これにより、電圧検出部14の入力端子E,Fに生じるサージ電圧を抑制することができる(図2中の破線Xで囲む部分を参照)。
その後、時刻t1から時刻t2までの間、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをONにし、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにした状態を保持する。これにより、セル電池1の電池電圧によるフライングキャパシタCoへの電荷の充電を安定に行わせるようにする。
その後、時刻t2において、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをOFFにし、また、同時にコンデンサ放電用半導体スイッチSWdをOFFにする。
続いて、時刻t3において、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cをONにし、フライングキャパシタCoの充電電圧を電圧検出部14の入力端子E,Fに入力させ、時刻t3´において電圧検出部14によりフライングキャパシタCoの電圧Vnの計測を行う。
電圧検出部14における電圧検出の完了後、時刻t4から時刻t5において、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにし、フライングキャパシタCoの電荷をコンデンサ放電用抵抗Rにより放電する。
その後、時刻t5において、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cをOFFにし、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをOFFにする。これにより、セル電池1の電池電圧の検出が完了する。
以後、時刻t6において、セル電池2のセル電池切り替え用半導体スイッチSW2a,SW2bをONにし、また、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにする。以後、時刻t7、t8、t9・・において、セル電池1に対して行ったのと同様の手順を繰り返し、セル電池2の電池電圧の検出を行う。
なお、図3は、図1に示す電池電圧監視装置における動作の流れを示すフローチャートであり、上述した電池電圧監視装置10におけるセル電池電圧の検出処理の流れをフローチャートで示したものである。
以下、図3(および図2)を参照して、その処理の流れについて説明する。最初に、時刻t1において、セル電池1のセル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをONにし、また、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにする(ステップS101)。これにより、時刻t1から時刻t2において、セル電池1により、フライングキャパシタCoに電荷を充電する(ステップS102)。この際に、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの入出力間に存在する寄生容量Csを通して電圧検出部14に流れるサージ電流Isをコンデンサ放電用半導体スイッチSWdとコンデンサ放電用抵抗Rからなるバイパス回路部(放電回路)13によりバイパスする。
その後、時刻t2において、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1bをOFFにし、また、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをOFFにする(ステップS103)。
続いて、時刻t3において、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cをONにし(ステップS104)、電圧検出部14によりフライングキャパシタCoの電圧Vnの検出を行う(ステップS105)。
そして、電圧検出部14によるフライングキャパシタCoの充電電圧の検出完了後、時刻t4において、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにし(ステップS106)、フライングキャパシタCoの電荷をコンデンサ放電用抵抗Rにより放電する(ステップS107)。
その後、時刻t5において、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cをOFFにし、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをOFFにする(ステップS108)。これにより、セル電池1の電池電圧の検出が完了する。
以後、時刻t6において、セル電池2に接続されるセル電池切り替え用半導体スイッチSW2a,SW2bをONにし、また、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにし(ステップS109)、以後、時刻t7、t8、t9・・において、セル電池1に対して行ったのと同様の手順により、セル電池2の電池電圧V2の検出を行う。
以上説明したように、本実施形態では、セル電池切り替え用半導体スイッチSW1a,SW1b(またはSW2a,SW2b)をONにし、セル電池1の電池電圧によりフライングキャパシタCoに電荷を蓄える動作の開始と同時(または少し前)に、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdをONにする(図2のYで囲む部分を参照)。
これにより、電圧計測用半導体スイッチSW1c,SW2cの入出力間に存在する寄生容量Csを通して流れるサージ電流Isを、バイパス回路部13内のコンデンサ放電用抵抗Rを通してバイパスすることができる。このため、電圧検出部14の入力端子E,Fに生じるサージ電圧の発生を抑止することができる(図2の破線Xで囲む部分を参照)。
また、本実施形態においては、バイパス回路部13内のコンデンサ放電用抵抗RによりフライングキャパシタCoに充電された電荷を放電するように構成され、フライングキャパシタCoに保持された充電電圧を電圧検出部14により検出した後に、フライングキャパシタCoに充電された電荷をコンデンサ放電用抵抗Rにより放電する。
これにより、バイパス回路部13により、電圧検出部14の入力端子E,F間にサージ電圧が発生することを抑止できるとともに、このバイパス回路部13をフライングキャパシタCoの放電回路としても使用することができる。すなわち、バイパス回路部13を、フライングキャパシタCoの放電回路として兼用することができる。このため、各セル電池の電圧検出を効率的に行うことができる。なお、フライングキャパシタCoの放電回路を予め備える電池電圧監視装置においては、この放電回路をバイパス回路部13として利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、図1に示す電池電圧監視装置10内の制御部11および電圧検出部14における機能は、専用のハードウェア(例えば、ゲートアレイ等のロジックIC)を使用して実現することができる。また、電池電圧監視装置10内にCPU(マイクロコンピュータやDSP等の中央演算処理装置)を含むコンピュータシステムを設け、制御部11および電圧検出部14における処理に関する一連の処理の過程を、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させておき、このプログラムをCPUが読み出して実行することによって、上記処理を行うことができる。すなわち、制御部11および電圧検出部14等における各処理は、CPUが上記プログラムを読み出して、情報の加工、演算処理を実行することにより実現することができる。
なお、本発明の電圧検出部は、電圧検出部14が相当する。また、本発明のフライングキャパシタ部はフライングキャパシタ部12が相当する。また、本発明のバイパス回路部はバイパス回路部13が相当する。また、本発明の制御部は制御部11が相当する。また、本発明の容量部はフライングキャパシタCoが相当する。また、本発明の切り替え部は、切り替え部12Aが相当する。
また、前述の所定の第1の時間は、図2に示す動作説明図において、時刻t1〜t2が相当し、所定の第2の時間は時刻t2〜t3が、所定の第3の時間は時刻t3〜t4が、所定の第4の時間は時刻t4〜t5が、それぞれ相当する。
そして、図1に示す電池電圧監視装置10は、電圧検出部14が、セル電池1,2の電池電圧を検出する。フライングキャパシタ部12は、各セル電池1,2と電圧検出部14との間に配置され、各セル電池1,2と電圧検出部14の入力端子E,Fとへの接続処理を選択的に行う。バイパス回路部13は、フライングキャパシタ部12が接続される電圧検出部14の入力端子E,F間を選択的に並列に接続する。制御部11は、フライングキャパシタ部12における接続処理のタイミングに応じて、バイパス回路部13の並列接続を制御する。
これにより、本発明の電池電圧監視装置10においては、検出対象となるセル電池1,2をフライングキャパシタ部12により選択する際に、電圧検出部14の入力端子E,Fに発生するサージ電圧を、簡易な方法により効果的に抑制することができる。
また、電池電圧監視装置10は、フライングキャパシタ部12が、セル電池1,2の電圧を保持するフライングキャパシタCo(容量部)と、セル電池1,2によるフライングキャパシタCoへの充電と、フライングキャパシタCoに保持された充電電圧の電圧検出部14による検出を選択的に行う切り替え部12Aとを備える。制御部11は、切り換え部12AによりフライングキャパシタCoへの充電が開始される前に、電圧検出部14の入力端子E,Fにバイパス回路部13を並列接続する。
これにより、検出対象となるセル電池1,2を選択してフライングキャパシタCoを充電する際に、電圧検出部14の入力端子E,Fに発生するサージ電圧を、バイパス回路部13を用いて効果的に抑制することができる。
また、電池電圧監視装置10は、制御部11が、フライングキャパシタCoへの充電が行われるときに、電圧検出部14の入力端子E,Fにバイパス回路部13を並列接続する。
これにより、フライングキャパシタCoの充電期間中にフライングキャパシタCo全体の入力インピーダンスを低下させることにより、サージ電流の影響を無くしてフライングキャパシタCoへの充電を安定に行うことができる。
また、電池電圧監視装置10は、バイパス回路部13が、フライングキャパシタCoに充電された電荷の放電回路としての機能を備えるように構成される。制御部11は、フライングキャパシタCoに保持された充電電圧を電圧検出部14により検出した後に、フライングキャパシタCoとバイパス回路部13とを並列接続し、フライングキャパシタCoに充電された電荷をバイパス回路部13により放電する。
これにより、バイパス回路部13により、電圧検出部14の入力端子E,F間にサージ電圧が発生することを抑止できるとともに、このバイパス回路部13をフライングキャパシタCoの放電回路としても使用することができる。すなわち、バイパス回路部13を、フライングキャパシタCoの放電回路として兼用することができる。従って、フライングキャパシタCoの放電回路を予め備える電池電圧監視装置においては、この放電回路をバイパス回路部13として利用することができる。
また、電池電圧監視装置10は、制御部11が、フライングキャパシタCoへの充電が開始された後、バイパス回路部13の電流が安定化するまでの所定の第1の時間(時刻t1〜t2)が経過するまで、電圧検出部14の入力端子E,Fへのバイパス回路部13の並列接続を保持する。
これにより、サージ電流の影響が確実がなくなった後、バイパス回路部13の電流が安定化し、かつフライングキャパシタCoへの充電が安定に完了するまでの期間を設定することができる。
また、電池電圧監視装置10は、制御部11が、所定の第1の時間(時刻t1〜t2)が経過した後に、切り換え部12AによりフライングキャパシタCoへの充電を停止させるとともに、電圧検出部14の入力端子E,Fへのバイパス回路部13の並列接続を開放する。そして、さらに所定の第2の時間(時刻t2〜t3)の経過した後の所定の第3の時間(時刻t3〜t4)の間、フライングキャパシタCoと電圧検出部14の入力端子E,F間とを並列接続させ、該所定の第3の時間(時刻t3〜t4)の間において電圧検出部14によりフライングキャパシタCoの充電電圧を検出させる。
これにより、第3の時間(時刻t3〜t4)の間において、フライングキャパシタCoに充電された電圧が安定した状態(フライングキャパシタCoへの充電が完了し、かつ切り替え部12Aが作動しない状態)において、フライングキャパシタCoの充電電圧を電圧検出部14により読み取ることができる。
また、電池電圧監視装置10は、バイパス回路部13が、フライングキャパシタCoに充電された電荷の放電回路としての機能を備えるように構成される。また、制御部11は、所定の第3の時間(時刻t3〜t4)の経過した後の所定の第4の時間(時刻t4〜t5)の間、バイパス回路部13をフライングキャパシタCoに並列接続し、フライングキャパシタCoに充電された電荷をバイパス回路部13により放電させる。そして、所定の第4の時間(時刻t4〜t5)の経過後に、フライングキャパシタCoと電圧検出部14の入力端子E,Fとの並列接続を開放するともに、フライングキャパシタCoとバイパス回路部13との並列接続を開放する。
これにより、バイパス回路部13をフライングキャパシタCoの放電回路として兼用することができる。このため、各セル電池1,2の電圧検出の完了ごとにフライングキャパシタCoに充電された電荷を放電させることができ、電池電圧監視装置10における電圧検出の効率を向上させることができる。
また、電池電圧監視装置10は、制御部11が、直列に接続された複数のセル電池1,2のそれぞれに対して、所定の第1の時間から所定の第4の時間(時刻t1〜t5)までにおける各制御動作を繰り返し実行する。
これにより、直列に接続されたセル電池1,2のそれぞれの電池電圧を検出する際に、電圧検出部14の入力端子E,Fに発生するサージ電圧を抑制しつつ、それぞれの電池電圧を検出することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の電池電圧監視装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
なお、バイパス回路部13におけるコンデンサ放電用抵抗Rは、純抵抗に代えて、所望のインピーダンスを有する構成とすることもできる。また、電流制限を行う定電流回路とすることもできる。また、コンデンサ放電用抵抗Rは、コンデンサ放電用半導体スイッチSWdの有する内部抵抗とすることもできる。
1・・・セル電池(電池電圧V1),2・・・セル電池(電池電圧V2)、10,10A・・・電池電圧監視装置、11・・・制御部、12・・・フライングキャパシタ部、12A・・・切り替え部、13・・・バイパス回路部、14・・・電圧検出部、Co・・・フライングキャパシタ(セル電圧検出用コンデンサ)、SW1a,SW1b,SW2a,SW2b・・・セル電池切り替え用半導体スイッチ、SW1c,SW2c・・・電圧計測用半導体スイッチ、SWd・・・コンデンサ放電用半導体スイッチ、R・・・コンデンサ放電用抵抗

Claims (10)

  1. 直列に接続された複数のセル電池のそれぞれの電圧を検出する電池電圧監視装置であって、
    前記各セル電池の電池電圧を検出するための電圧検出部と、
    前記各セル電池と前記電圧検出部との間に配置され、前記各セル電池と前記電圧検出部の入力端子とへの接続処理を選択的に行うフライングキャパシタ部と、
    前記フライングキャパシタ部が接続される前記電圧検出部の入力端子間を選択的に並列に接続するバイパス回路部と、
    前記フライングキャパシタ部における前記接続処理のタイミングに応じて、前記バイパス回路部の並列接続を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電池電圧監視装置。
  2. 前記フライングキャパシタ部は、
    前記セル電池の電圧を保持する容量部と、
    前記セル電池による前記容量部への充電と、前記容量部に保持された前記充電電圧の前記電圧検出部による検出を選択的に行う切り替え部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記切り換え部により前記容量部への充電が開始される前に、前記電圧検出部の入力端子に前記バイパス回路部を並列接続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池電圧監視装置。
  3. 前記制御部は、
    前記容量部への充電が行われるときに、前記電圧検出部の入力端子に前記バイパス回路部を並列接続する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電池電圧監視装置。
  4. 前記バイパス回路部は前記容量部に充電された電荷の放電回路としての機能を備えるように構成され、
    前記制御部は、
    前記前記容量部に保持された充電電圧を前記電圧検出部により検出した後に、前記容量部と前記バイパス回路部とを並列接続し、前記容量部に充電された電荷を前記バイパス回路部により放電する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電池電圧監視装置。
  5. 前記制御部は、
    前記容量部への充電が開始された後、前記バイパス回路部の電流が安定化するまでの所定の第1の時間が経過するまで、前記電圧検出部の入力端子への前記バイパス回路部の並列接続を保持する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電池電圧監視装置。
  6. 前記制御部は、
    前記所定の第1の時間が経過した後に、前記切り換え部により前記容量部への充電を停止させるとともに、前記電圧検出部の入力端子への前記バイパス回路部の並列接続を開放し、
    さらに所定の第2の時間が経過した後の所定の第3の時間の間、前記容量部と前記電圧検出部の入力端子間とを並列接続させ、該所定の第3の時間の間において前記電圧検出部により前記容量部の充電電圧を検出させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電池電圧監視装置。
  7. 前記バイパス回路部は前記容量部に充電された電荷の放電回路としての機能を備えるように構成され、
    前記制御部は、
    前記所定の第3の時間が経過した後の所定の第4の時間の間、前記バイパス回路部を前記容量部に並列接続し、前記容量部に充電された電荷を前記バイパス回路部により放電させるとともに、
    前記所定の第4の時間の経過後に、前記容量部と前記電圧検出部の入力端子との並列接続を開放するともに、前記容量部と前記バイパス回路部との並列接続を開放する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電池電圧監視装置。
  8. 前記制御部は、
    前記直列に接続された複数のセル電池のそれぞれに対して、
    前記所定の第1の時間から前記所定の第4の時間までにおける各制御動作を繰り返し実行する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電池電圧監視装置。
  9. 前記切り替え部は、
    前記直列に接続された複数のセル電池のそれぞれを選択して前記容量部に並列に接続するセル電池切り替え用半導体スイッチと、
    前記容量部と前記電圧検出部とを並列接続するための電圧計測用半導体スイッチと、
    で構成され、
    前記バイパス回路部は、
    コンデンサ放電用抵抗と、
    前記コンデンサ放電用抵抗を前記電圧検出部の入力端子に並列接続するためのコンデンサ放電用半導体スイッチと、
    で構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の電池電圧監視装置。
  10. 直列に接続された複数のセル電池のそれぞれの電圧を検出する電池電圧監視装置における電池電圧監視制御方法であって、
    前記電池電圧監視装置内の制御部により、
    前記各セル電池の電池電圧を電圧検出部により検出する電圧検出過程と、
    前記セル電池と前記電圧検出部との間に配置され、前記セル電池と前記電圧検出部の入力端子とへの接続処理を選択的に行うフライングキャパシタ部による接続処理過程と、
    前記フライングキャパシタ部が接続される前記電圧検出部の入力端子間とバイパス回路部とを選択的に並列に接続する過程と、
    前記フライングキャパシタ部の前記接続処理過程のタイミングに応じて、前記バイパス回路部の並列接続を制御する制御過程と、
    が行われることを特徴とする電池電圧監視制御方法。
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