JP2011075497A - 電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法およびその検出装置 - Google Patents

電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法およびその検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気飽和が生じることにより、コイルのインダクタンスが等しくプランジャとステータの底とのエアギャップが異なる2点が存在しても、プランジャの位置を正確に検出できる電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法およびその検出装置を提供する。
【解決手段】コイル5に変動電圧を印加する第1工程と、変動電圧の印加によって生じるコイル5に流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりの状態を、立ち上がりまたは立ち下がりの間に複数回測定を行う第2工程と、第2工程で得られた複数の測定値と、基準となる測定値または計算値とをそれぞれ比較して可動子6の位置を求める第3工程と、を備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、コイルと可動子を備え、例えば開閉弁や切替弁などの作動に使用される電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法およびその検出装置に関するものである。
従来の電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法では、コイル内に挿入されるプランジャを備えたソレノイドにおいて、コイルのインダクタンスがプランジャのストローク量によって変化することと、コイルに一定周波数の電圧を印加したときにコイルに流れる電流の振幅がコイルのインダクタンスによって変化することを利用していた。即ち、コイルに一定周波数の電圧を印加したときにコイルに流れる電流の振幅の大きさが、プランジャのストローク量によって変化することを利用して、コイルに流れる電流の振幅を測定することによりプランジャの位置を検出していた。(例えば、特許文献1参照)
特開2005−317612号公報(第7〜8頁、図2および図3)
このような電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法にあっては、可動子であるプランジャと、コイルの励磁によってプランジャが吸引されるステータの底とのエアギャップが小さくなればなるほどコイルのインダクタンスが大きくなるとしている。つまり、プランジャとステータの底とのエアギャップと、コイルのインダクタンスとの間に一対一の関係があることを想定している。しかし、実際には、エアギャップが充分大きい範囲では、エアギャップが小さくなるにつれてインダクタンスは大きくなるが、エアギャップがある一定距離より小さくなると磁気飽和が生じ、逆にインダクタンスは小さくなっていく。つまり、インダクタンスは磁気飽和が生じ始める点で極大値を取ることとなる。よって、インダクタンスが等しくエアギャップが異なる2点が存在することとなり、プランジャの位置を正確に検出できないという問題点があった。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、磁気飽和が生じることにより、コイルのインダクタンスが等しくプランジャとステータの底とのエアギャップが異なる2点が存在しても、プランジャの位置を正確に検出できる電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法およびその検出装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法は、コイルに変動電圧を印加する第1工程と、変動電圧の印加によって生じるコイルに流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりの状態を、立ち上がりまたは立ち下がりの間に複数回測定を行う第2工程と、第2工程で得られた複数の測定値と、基準となる測定値または計算値とをそれぞれ比較して可動子の位置を求める第3工程と、を備えたものである。
また、この発明に係る電磁アクチュエータの可動子の位置検出装置は、コイルに変動電圧を印加する電源と、コイルに流れる電流を検出する電流検出部と、変動電圧の印加によって生じるコイルに流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりが始まってからの時間を計測する時間計測部と、電流検出部または時間計測部で得られた複数の測定値と、基準となる測定値または計算値とを比較して可動子の位置を求める位置検出部と、を備えたものである。
この発明に係る電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法によれば、コイルに変動電圧を印加する第1工程と、コイルに流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりの状態を、立ち上がりまたは立ち下がりの間に複数回測定を行う第2工程と、第2工程で得られた複数の測定値と、基準となる測定値または計算値とをそれぞれ比較して可動子の位置を求める第3工程と、を備えたことにより、磁気飽和が生じることによって、コイルのインダクタンスが等しく可動子とステータの底とのエアギャップが異なる2点が存在しても、可動子の位置を正確に検出できる。
また、この発明に係る電磁アクチュエータの可動子の位置検出装置によれば、コイルに変動電圧を印加する電源と、コイルに流れる電流を検出する電流検出部と、コイルに流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりが始まってからの時間を計測する時間計測部と、電流検出部または時間計測部で得られた複数の測定値と、基準となる測定値または計算値とを比較して可動子の位置を求める位置検出部と、を備えたことにより、磁気飽和が生じることによって、コイルのインダクタンスが等しく可動子とステータの底とのエアギャップが異なる2点が存在しても、可動子の位置を正確に検出できる。
この発明の実施の形態1における位置検出装置を備えた電磁アクチュエータの構成示す一部断面図である。 この発明の実施の形態1における電磁アクチュエータにおけるエアギャップとコイルのインダクタンスの関係を示す図である。 この発明の実施の形態1における位置検出装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるコイルに矩形波電圧を印加した場合の電圧と電流の波形を示す図であり、(a)はコイルに印加される電圧波形を示す図、(b)はコイルに流れる電流波形を示す図である。 この発明の実施の形態1における電磁アクチュエータにおけるエアギャップが固定時のコイルに流れる電流とコイルのインダクタンスの関係を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるコイルに矩形波電圧を印加した場合のコイルに流れる電流波形を示す図である。 この発明の実施の形態1における時間計測部での測定値とエアギャップとの関係を示すテーブルを示す図であり、(a)は第1テーブルを示す図、(b)は第2テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態2における位置検出装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3における位置検出装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3におけるコイルに矩形波電圧を印加した場合の電圧と電流の波形を示す図であり、(a)はコイルに印加される電圧波形を示す図、(b)はコイルに流れる電流波形を示す図、(c)はコイルモデルから得られる参照電流波形を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるコイルに流れる電流波形とコイルモデルから得られる参照電流波形を示す図であり、(a)はx=Pa=0に可動子が存在する場合を示す図、(b)はx=Pcに可動子が存在する場合を示す図である。 この発明の実施の形態4における位置検出装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4におけるコイルに矩形波電圧を印加した場合の電圧と電流の波形を示す図であり、(a)はコイルに印加される電圧波形を示す図、(b)はコイルに流れる電流波形を示す図、(c)はコイルに流れる電流の立ち上がり波形を示す図、(d)はコイルに流れる電流の立ち下がり波形を反転して示す図である。 この発明の実施の形態4におけるコイルに流れる電流の立ち上がり波形と立ち下がり波形を示す図であり、(a)はx=Pa=0に可動子が存在する場合を示す図、(b)はx=Pcに可動子が存在する場合を示す図である。
以下、添付図面を参照して、この発明に係る電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法に従って、電磁アクチュエータの可動子の位置を検出可能に構成された電磁アクチュエータの可動子の位置検出装置の好適な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における位置検出装置1aを備えた電磁アクチュエータ2の構成を示す一部断面図である。まず、この発明の実施の形態1における位置検出装置1aを備えた電磁アクチュエータ2の構成の概略を説明する。
図1において、電磁アクチュエータ2は、コイル5と、このコイル5内に挿入された可動子6を備え、可動子6は、例えば鉄などの磁性体で形成されている。コイル5には電源7が接続され、コイル5にDC電圧および矩形波や三角波などの変動電圧が印加可能である。そして、位置検出装置1aが電源7とコイル5に接続され、電源7からコイル5に印加される電圧およびコイル5に流れる電流を検出できるようになっている。尚、ここでは、電源7はDC電圧と変動電圧の両方を印加できるものとしたが、電源7はDC電圧のみ印加可能なものとして、変動電圧を印加可能な電源を位置検出装置1aに別途備えてもよい。
可動子6には、ばね10が取り付けられており、コイル5に電圧を印加しない状態では、可動子6は、可動子6とステータ11の底とのエアギャップxが広がった状態の初期位置に存在する。電源7によってコイル5にDC電圧を印加すると、コイル5に電流が流れて磁束が発生し、可動子6は、可動子6とステータ11の底とのエアギャップxが狭まる方向に力を受け、磁束による吸引力とばね10の弾性力とが釣り合うエアギャップxで静止する。コイル5に印加する電圧を調整することによって、可動子6は、初期位置からエアギャップx=0となる位置までの任意の位置を取ることができる。
次に、上述の電磁アクチュエータ2におけるエアギャップxとコイル5のインダクタンスLの関係について説明する。図2は、この発明の実施の形態1における電磁アクチュエータ2におけるエアギャップxとコイル5のインダクタンスLの関係を示す図である。図2において、横軸は可動子6とステータ11の底とのエアギャップxを示し、縦軸はコイル5のインダクタンスLを示す。
図2において、エアギャップxが充分大きい範囲では、エアギャップxが小さくなるにつれて磁気抵抗が低下するため、磁束密度が大きくなり、インダクタンスLは単調に大きくなっていく。しかし、磁束密度は無限に大きくなる訳ではなく、エアギャップxがPbより小さくなると磁気飽和が生じ、逆にエアギャップxが小さくなるにつれてインダクタンスLも小さくなる。つまり、インダクタンスLは、x=Pbで極大値を取る。
尚、コイル5に流す電流を大きくすると、磁気飽和が生じ始める点Pb、即ちインダクタンスLが極大値を取る点Pbは大きくなり、電流を小さくするとPbは小さくなる。また、電流の大きさによりインダクタンスLの極大値も変化する。このように、コイル5に流す電流の大きさを変えるとエアギャップxとインダクタンスLの関係は変わるが、電流の大きさを一定にするとエアギャップxとインダクタンスLの関係は一意に決まる。
以上のように、エアギャップxの変化に対してインダクタンスLは極大値を取るので、例えばx=Pa=0とx=Pcの2点においてインダクタンスLが等しくなってしまう。このため、従来のようにコイル5に印加した変動電圧によって流れる電流の振幅を測定する方法では、これら2点の区別ができない。
次に、上述のようなインダクタンスLが等しくエアギャップxが異なる2点を判別することができる、この発明の実施の形態1における位置検出装置1aの構成を説明する。図3は、この発明の実施の形態1における位置検出装置1aの構成を示すブロック図である。
図3において、電源7によってコイル5に変動電圧が印加されると、コイル5に流れる電流に立ち上がりが生じ、この電流を電流検出部12により検出する。電流検出部12からの信号と電源7からの印加電圧の信号は、時間計測部15に入力され、時間計測部15からの信号は位置検出部16aの比較部17に入力される。位置検出部16aは、時間計測部15での測定値とエアギャップxとの関係をインダクタンスLを介して関係付けた第1テーブル20aおよび第2テーブル21aを備え、比較部17では、時間計測部15からの信号と第1テーブル20aおよび第2テーブル21aとを比較してエアギャップxを、即ち可動子6の位置を求める。
ここで、第1テーブル20aおよび第2テーブル21aは、事前に時間計測部15での測定値とエアギャップxとの関係を実際に測定により求めておいたものである。
次に、この発明の実施の形態1における位置検出装置1aの動作について説明する。ここでは一例として、可動子6が図2におけるx=Pa=0とx=Pcのいずれかに存在するときに、可動子6の位置を求める場合について説明する。
まず、可動子6はx=Pa=0とx=Pcのいずれかに存在し、コイル5には、可動子6の位置を保持できるだけの電流が流れるDC電圧が印加されている。
次に、第1工程として、コイル5に矩形波や三角波、のこぎり波などの変動電圧を印加する。この変動電圧は、可動子6の位置を保持できるだけの電流がコイル5に流れるDCオフセットを有し、その振幅は可動子6の位置が変動しない程度の大きさである。ここでは、変動電圧として矩形波電圧を印加した場合について説明する。
図4は、この発明の実施の形態1におけるコイル5に矩形波電圧を印加した場合の電圧と電流の波形を示す図であり、(a)はコイル5に印加される電圧波形を示す図、(b)はコイル5に流れる電流波形を示す図である。(a)、(b)において横軸は時間を示し、(a)において縦軸は電圧、(b)において縦軸は電流を示す。
第1工程において、図4(a)に示す矩形波電圧をコイル5に印加すると、コイル5に流れる電流には図4(b)に示すように、インダクタンスLと抵抗によって決まる時定数に応じた立ち上がりが生じる。
次に、第2工程について説明する。電流検出部12では、コイル5に流れる電流を検出し、その電流値が、矩形波電圧印加時から、あらかじめ規定した電流変化量Δil、Δihだけ変化したときに時間計測部15へ信号を出力する。
時間計測部15では、矩形波電圧を印加したという信号を電源7から受けると時間計測を開始する。そして、コイル5に流れる電流が、Δil、Δihだけ変化したという信号を電流検出部12から受け取ると、それぞれの時間計測を止める。即ち、時間計測部15では、電流がΔil変化するまでにかかった時間tlと、Δih変化するまでにかかった時間thをそれぞれ測定する。時間計測部15で得られた測定値である時間tlおよび時間thの情報は、位置検出部16aの比較部17へ入力される。
次に、第3工程について説明する。比較部17では、それぞれの測定値を第1テーブル20aおよび第2テーブル21aと比較しエアギャップxを、即ち可動子6の位置を求める。
次に、第3工程における位置検出部16aでの可動子6の位置の求め方について説明する。図5は、この発明の実施の形態1における電磁アクチュエータ2におけるエアギャップxが固定時のコイル5に流れる電流とコイル5のインダクタンスLの関係を示す図である。図5において、横軸はコイル5に流れる電流を示し、縦軸はコイル5のインダクタンスLを示す。x=Pa=0における電流とインダクタンスLの関係を実線で示し、x=Pcにおける電流とインダクタンスLの関係を破線で示す。
x=Pa=0では、磁気飽和が生じるため、電流が大きくなるにつれてインダクタンスLは小さくなって行く。しかし、x=Pcでは、磁気飽和は生じないため、電流によらずインダクタンスLは一定である。
つまり、磁気飽和が生じているx=Pa=0では、コイル5に矩形波電圧を印加した場合のコイル5に流れる電流の立ち上がりにおける時定数は、電流の値によって刻々と変化していく。その一方で、磁気飽和が生じないx=Pcでは、電流は一定の時定数で立ち上がることとなる。
図6は、この発明の実施の形態1におけるコイル5に矩形波電圧を印加した場合のコイル5に流れる電流波形を示す図である。図6において、横軸はコイル5に矩形波電圧を印加してからの時間を示し、縦軸はコイル5に流れる電流の矩形波電圧を印加してからの変化量を示す。x=Pa=0における電流波形を実線で示し、x=Pcにおける電流波形を破線で示す。
上述のように、磁気飽和が生じているx=Pa=0では、電流の立ち上がりにおける時定数は、電流の値によって刻々と変化するが、磁気飽和が生じないx=Pcでは、時定数は一定である。このため、図6に示すように、x=Pcのときの電流がΔih変化するまでにかかった時間th1と、x=Paのときの電流がΔih変化するまでにかかった時間th2が等しい、即ち平均のインダクタンスLが等しかったとしても、両者の電流の立ち上がり波形全体としては一致しない。
よって、x=Pcのときの電流がΔil変化するまでにかかった時間tl1と、x=Paのときの電流がΔil変化するまでにかかった時間tl2は両者で一致しない。逆に、tl1=tl2であってもth1とth2は一致しない。このことを利用して、測定値thおよびtlと、第1テーブル20aおよび第2テーブル21aとを比較することにより、インダクタンスLが等しいx=Pa=0とx=Pcとを判別することができる。
図7は、この発明の実施の形態1における時間計測部15での測定値とエアギャップxとの関係を示すテーブルを示す図であり、(a)は第1テーブル20aを示す図、(b)は第2テーブル21aを示す図である。(a)、(b)において横軸はエアギャップxを示し、(a)において縦軸は電流がΔih変化するまでにかかった時間th、(b)において縦軸は電流がΔil変化するまでにかかった時間tlを示す。
ここで、th=thaである場合を考える。比較部17において、時間計測部15での測定値thaと、図7(a)に示す第1テーブル20aとを比較することにより、可動子6がx=Pa=0またはx=Pcに存在することが分かる。
ここで、tl=tlaである場合は、比較部17において、測定値tlaと、図7(b)に示す第2テーブル21aとを比較することにより、可動子6がx=Pa=0またはx=Pdに存在することが分かる。
よって、測定値thaと第1テーブル20aとの比較、測定値tlaと第2テーブル21aとの比較の結果から、可動子6がx=Paに存在することが分かる。
tl=tlcである場合は、測定値tlcと、図7(b)に示す第2テーブル21aとを比較することにより、可動子6がx=Pcに存在することが分かる。
この発明の実施の形態1では、以上のような構成としたことにより、磁気飽和が生じることによってコイル5のインダクタンスLが等しく可動子6とステータ11の底とのエアギャップxが異なる2点が存在しても、これら2点を判別可能となり、可動子6の位置を一意に判定することができる。また、可動子6を一定の位置に保持したままで可動子6の位置を検出できるため、たとえ何らかのノイズの影響によって位置を検出できなかった場合でも、何度でも繰り返し検出を試みることができるので、検出の信頼性が向上する。さらに、測定値として時間tlおよびthを測定するだけでよいので、複雑な構成を必要とせず、容易に可動子6の位置を検出することができる。
尚、この発明の実施の形態1では、電流変化量をあらかじめ2つの値を規定し、コイル5の電流の立ち上がりの間に、その2つの値に対応する時間をそれぞれ時間計測部15によって測定した。しかし、あらかじめ規定する電流変化量の数は2つに限ることはなく、より多くの値を規定して、それぞれに対応する時間を測定してもよい。より多くの測定値を得ることによって信頼性が向上する。より多くの測定値を得る場合は、それぞれに対応するテーブルもさらに備えておく必要がある。
また、この発明の実施の形態1では、変動電圧印加時のコイル5の電流の立ち上がりの間に測定を行った。しかし、コイル5の電流の立ち下がりの間に測定を行ってもよい。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2における位置検出装置1bの構成を示すブロック図である。図8において、図3と同じ符号を付けたものは、同一または相当の構成を示しており、その説明を省略する。この発明の実施の形態1とは、第2工程において時間計測部15からの信号によって電流検出部12がコイル5に流れる電流を測定する点、位置検出部16bが、電流検出部12での測定値とエアギャップxとの関係をインダクタンスLを介して関係付けた第1テーブル20bおよび第2テーブル21bを備えた構成が相違している。
次に、このような構成の位置検出装置1bの動作について説明する。第1工程において図4(a)に示す矩形波電圧をコイル5に印加すると、コイル5に流れる電流には、図4(b)に示すように、インダクタンスLと抵抗によって決まる時定数に応じた立ち上がりが生じる。
次に、第2工程について説明する。時間計測部15は、矩形波電圧を印加したという信号を電源7から受けると時間計測を開始し、あらかじめ規定した時間tl、thだけ時間が経過すると電流検出部12へ信号をそれぞれ出力する。
電流検出部12は、時間計測部15からの信号を受けたときにコイル5に流れる電流の測定を行う。即ち、電流検出部12では、時間tlの間の電流変化量Δilと、時間thの間の電流変化量Δihをそれぞれ測定する。
次に、第3工程について説明する。電流検出部12で得られた測定値である電流変化量ΔilおよびΔihの情報は、位置検出部16bの比較部17へ入力される。比較部17では、それぞれの測定値を第1テーブル20bおよび第2テーブル21bと比較し、エアギャップxを、即ち可動子6の位置を求める。
この発明の実施の形態2では、以上のような構成としたことにより、磁気飽和が生じることによってコイル5のインダクタンスLが等しく可動子6とステータ11の底とのエアギャップxが異なる2点が存在しても、これら2点を判別可能となり、可動子6の位置を一意に判定することができる。また、可動子6を一定の位置に保持したままで可動子6の位置を検出できるため、たとえ何らかのノイズの影響によって位置を検出できなかった場合でも、何度でも繰り返し検出を試みることができ、検出の信頼性が向上する。さらに、測定値として電流変化量ΔilおよびΔihを測定するだけでよいので、複雑な構成を必要とせず、容易に可動子6の位置を検出することができる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3における位置検出装置1cの構成を示すブロック図である。図9において、図3と同じ符号を付けたものは、同一または相当の構成を示しており、その説明を省略する。この発明の実施の形態1とは、位置検出部16cにコイルモデル25を備え、第2テーブル21aを省略した構成が相違している。
次に、このような構成の位置検出装置1cの動作について説明する。ここでは、可動子6が図2におけるx=Pa=0とx=Pcのいずれかに存在するときに、可動子6の位置を求める場合について説明する。図10は、この発明の実施の形態3におけるコイル5に矩形波電圧を印加した場合の電圧と電流の波形を示す図であり、(a)はコイル5に印加される電圧波形を示す図、(b)はコイル5に流れる電流波形を示す図、(c)はコイルモデル25から得られる参照電流波形を示す図である。(a)、(b)、(c)において横軸は時間を示し、(a)において縦軸は電圧、(b)において縦軸は電流、(c)において縦軸は参照電流を示す。
第1工程において、図10(a)に示す矩形波電圧をコイル5に印加すると、コイル5に流れる電流には図10(b)に示すように、インダクタンスLと抵抗によって決まる時定数に応じた立ち上がりが生じる。
次に、第2工程について説明する。電流検出部12では、コイル5に流れる電流を検出し、その電流値が、矩形波電圧印加時から、あらかじめ規定した電流変化量Δil、Δihだけ変化したときに時間計測部15へ信号を出力する。
時間計測部15では、電流検出部12からの信号を受けて、電流がΔil変化するまでにかかった時間tlと、Δih変化するまでにかかった時間thをそれぞれ測定する。時間計測部15で得られた測定値である時間tlおよび時間thの情報は、位置検出部16cの比較部17へ入力される。
次に、第3工程について説明する。比較部17では、それぞれの測定値を第1テーブル20aおよび図10(c)に示すコイルモデル25から得られる参照電流と比較して可動子6の位置を求める。
次に、第3工程における位置検出部16cでの可動子6の位置の求め方について説明する。
まず、コイルモデル25について説明する。コイルの回路方程式は、コイルに印加する電圧をE、コイルの抵抗をR、コイルに流れる電流をi、コイルのインダクタンスをLとすると、一般的に次の数1で表せる。
Figure 2011075497
コイルモデル25としては、数1から得られるコイルの印加する電圧Eからコイルに流れる電流iまでの伝達関数である次の数2を用いる。
Figure 2011075497
このとき、抵抗Rとしては、矩形波電圧を印加する前のDC電圧印加時の印加電圧と、そのときにコイル5に流れる電流から求めた値を用いる。
次に、数2においてインダクタンスLとして用いる値の決め方について説明する。時間計測部15で得られた測定値である、電流がΔih変化するまでにかかった時間th=thaを比較部17において図7(a)に示す第1テーブル20aと比較することにより、可動子6がx=Pa=0またはx=Pcに存在することが分かる。
比較部17は、得られた2点、x=Pa=0とx=Pcのうち、磁気飽和を生じていないx=Pcに可動子6が存在する場合のインダクタンスLの情報をコイルモデル25へ出力する。これは、磁気飽和を生じていないためにインダクタンスLに電流依存性がなく一定であるからである。
コイルモデル25では、比較部17から出力されたインダクタンスLの情報を受け取り、このインダクタンスLの値を採用する。
このようにしてインダクタンスLを決定したコイルモデル25からは、図10(c)に示すような参照電流波形が得られる。そして、コイルモデル25は、この参照電流がΔil変化するまでにかかった時間trlと、Δih変化するまでにかかった時間trhをそれぞれ比較部17へ出力する。
図11は、この発明の実施の形態3におけるコイル5に流れる電流波形とコイルモデル25から得られる参照電流波形を示す図であり、(a)はx=Pa=0に可動子6が存在する場合を示す図、(b)はx=Pcに可動子6が存在する場合を示す図である。(a)、(b)において横軸は時間を示し、縦軸は電流変化量を示す。コイル5に流れる電流波形を実線で示し、コイルモデル25から得られる参照電流波形を破線で示す。
磁気飽和が生じているx=Pa=0では、電流の立ち上がりにおける時定数は、電流の値によって刻々と変化するが、磁気飽和が生じないx=Pcでは、時定数は一定である。コイルモデル25のインダクタンスLは、x=Pcに可動子6が存在する場合のコイル5のインダクタンスLと等しくなるように設定されているため、図11(a)に示すように、x=Pa=0に可動子6が存在する場合は、コイル5に流れる電流波形とコイルモデル25から得られる参照電流波形は一致しない。即ち、コイル5に流れる電流がΔih変化するまでにかかった時間thと、コイルモデル25から得られる参照電流がΔih変化するまでにかかった時間trhは一致するが、コイル5に流れる電流がΔil変化するまでにかかった時間tlと、コイルモデル25から得られる参照電流がΔil変化するまでにかかった時間trlは一致しない。
一方、図11(b)に示すように、x=Pcに可動子6が存在する場合は、コイル5に流れる電流波形とコイルモデル25から得られる参照電流波形は一致する。即ち、th=trh、tl=trlとなる。
よって、比較部17において、thとtrh、tlとtrlを比較することにより、エアギャップx、即ち可動子6の位置を求めることができる。
この発明の実施の形態3では、以上のような構成としたことにより、コイルモデル25で使用するコイルの抵抗Rとして、位置検出装置1cの動作前に実際に計測した値を適用することができ、環境変化や経年変化にも対応することができる。
実施の形態4.
図12は、この発明の実施の形態4における位置検出装置1dの構成を示すブロック図である。図12において、図3と同じ符号を付けたものは、同一または相当の構成を示しており、その説明を省略する。この発明の実施の形態1とは、第2工程において矩形波電圧印加時のコイル5に流れる電流の立ち上がりと立ち下がりの両方において測定を行う点、第2テーブル21aを省略した構成が相違している。
次に、このような構成の位置検出装置1dの動作について説明する。ここでは、可動子6が図2におけるx=Pa=0とx=Pcのいずれかに存在するときに、可動子6の位置を求める場合について説明する。
図13は、この発明の実施の形態4におけるコイル5に矩形波電圧を印加した場合の電圧と電流の波形を示す図であり、(a)はコイル5に印加される電圧波形を示す図、(b)はコイル5に流れる電流波形を示す図、(c)はコイル5に流れる電流の立ち上がり波形を示す図、(d)はコイル5に流れる電流の立ち下がり波形を反転して示す図である。(a)〜(d)において横軸は時間を示し、(a)において縦軸は電圧、(b)〜(d)において縦軸は電流を示す。
第1工程において、図13(a)に示す矩形波電圧をコイル5に印加すると、コイル5に流れる電流は図13(b)に示すように、インダクタンスLと抵抗によって決まる時定数に応じた立ち上がりと立ち下がりが生じる。
次に、第2工程について説明する。電流検出部12では、コイル5に流れる電流を検出し、その電流値が、矩形波電圧印加時から、あらかじめ規定した電流変化量Δil、Δihだけ変化したときに時間計測部15へ信号を出力する。さらに、コイル5に流れる電流の立ち下がり開始時から、その電流値があらかじめ規定した電流変化量Δil、Δihだけ変化したときに時間計測部15へ信号を出力する。
時間計測部15では、電流検出部12からの信号を受けて、コイル5に流れる電流の立ち上がりにおいて、電流がΔil変化するまでにかかった時間tulと、Δih変化するまでにかかった時間tuhをそれぞれ測定する。さらに、コイル5に流れる電流の立ち下がりにおいて、電流がΔil変化するまでにかかった時間tdlと、Δih変化するまでにかかった時間tdhをそれぞれ測定する。時間計測部15で得られた測定値である時間tulおよび時間tuh、時間tdlおよび時間tdhの情報は、位置検出部16dの比較部17へ入力される。
第3工程において、比較部17では、測定値と第1テーブル20a、測定値同士を比較して可動子6の位置を求める。
次に、第3工程における、位置検出部16dでの可動子6の位置の求め方について説明する。時間計測部15で得られた測定値である、立ち上がり時において電流がΔih変化するまでにかかった時間tuh=thaを比較部17において図7(a)に示す第1テーブル20aと比較することにより、可動子6がx=Pa=0またはx=Pcに存在することが分かる。
図14は、この発明の実施の形態4におけるコイル5に流れる電流の立ち上がり波形と立ち下がり波形を示す図であり、(a)はx=Pa=0に可動子6が存在する場合を示す図、(b)はx=Pcに可動子6が存在する場合を示す図である。(a)、(b)において横軸は時間を示し、縦軸は電流変化量を示す。立ち上がり波形を実線で示し、立ち下がり波形を破線で示す。
磁気飽和が生じているx=Pa=0では、図5に示すように、流れる電流が増加するに従ってコイル5のインダクタンスLは減少していく。よって、立ち上がりにおけるインダクタンスLは、電流の増加に従って減少していくが、立ち下がりにおけるインダクタンスLは、電流の減少に従って増加していく。つまり、立ち上がり時と立ち下がり時ではインダクタンスLの変化が異なるため、図14(a)に示すように、立ち上がり波形と立ち下がり波形とは一致しない。このため、たとえtuh=tdhであってもtulとtdlは一致せず、tul=tdlであってもtuhとtdhは一致しない。
一方、図14(b)に示すように、x=Pcに可動子6が存在する場合は、磁気飽和が生じていないためインダクタンスLは一定であり、立ち上がり波形と立ち下がり波形は一致する。即ち、tuh=tdh、tul=tdlとなる。
このように、比較部17においてtuhとtdh、tulとtdlを比較することにより、磁気飽和が生じているか否かを判別することができる。よって、この比較結果と、tuhと第1テーブル20aとの比較結果から、エアギャップx、即ち可動子6の位置を求めることができる。
この発明の実施の形態4では、以上のような構成としたことにより、測定値とエアギャップxとの関係を示すテーブルを複数必要とせず第1テーブル20aのみでよく、コイルモデル25も必要としない。よって、簡易な構成で、磁気飽和が生じる場合であっても可動子6の位置を一意に判定することができる。
尚、この発明の実施の形態4では、立ち上がり時において電流がΔih変化するまでにかかった時間tuhを第1テーブル20aと比較することにより、可動子6がx=Pa=0またはx=Pcに存在することを求めた。しかし、これに限ることはなく、他の測定値であるtul、tdh、tdlを用いてもよい。他の測定値を用いる場合は、用いる測定値に対応するテーブルを備えておけばよい。
以上、この発明の実施の形態1〜4について説明した。これらの、この発明の実施の形態1〜4で説明した構成は互いに組合せることができる。
1a〜1d 位置検出装置
2 電磁アクチュエータ
5 コイル
6 可動子
7 電源
12 電流検出部
15 時間計測部
16a〜16d 位置検出部
20a、20b 第1テーブル
21a、21b 第2テーブル
25 コイルモデル

Claims (10)

  1. コイルと可動子とを備えた電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法であって、
    前記コイルに変動電圧を印加する第1工程と、
    前記変動電圧の印加によって生じる前記コイルに流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりの状態を、前記立ち上がりまたは前記立ち下がりの間に複数回測定を行う第2工程と、
    前記第2工程で得られた複数の測定値と、基準となる測定値または計算値とをそれぞれ比較して前記可動子の位置を求める第3工程と、
    を備えた電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法。
  2. 第2工程では、コイルに流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりが始まってから電流値が所定量だけ変化するまでにかかる時間を、複数の前記所定量についてそれぞれ測定することを特徴とする請求項1記載の電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法。
  3. 第2工程では、コイルに流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりが始まってから所定時間経過後までの電流変化量を、複数の前記所定時間経過後についてそれぞれ測定することを特徴とする請求項1記載の電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法。
  4. 第3工程において基準となる測定値は、第2工程で得られた測定値と可動子の位置との関係を示した複数のテーブルを形成していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法。
  5. 第3工程において基準となる計算値は、所定位置に可動子が存在する場合のコイルのインダクタンスと同じインダクタンスに設定されたコイルモデルにおいて、第1工程と第2工程と同様の条件で得られた複数の計算値であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法。
  6. 第2工程では、コイルに流れる電流の立ち上がりと立ち下がりの両方について測定を行い、
    第3工程において比較を行う複数の測定値は、前記立ち上がりの間に得られた複数の測定値または前記立ち下がりの間に得られた複数の測定値であり、基準となる測定値は、前記立ち上がりの間に得られた測定値または前記立ち下がりの間に得られた測定値と可動子の位置との関係を示した少なくとも1つのテーブルと、前記立ち下がりの間に得られた複数の測定値または前記立ち上がりの間に得られた複数の測定値であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータの可動子の位置検出方法。
  7. コイルと可動子とを備えた電磁アクチュエータの可動子の位置検出装置であって、
    前記コイルに変動電圧を印加する電源と、
    前記コイルに流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記変動電圧の印加によって生じる前記コイルに流れる電流の立ち上がりまたは立ち下がりが始まってからの時間を計測する時間計測部と、
    前記電流検出部または前記時間計測部で得られた複数の測定値と、基準となる測定値または計算値とを比較して前記可動子の位置を求める位置検出部と、
    を備えた電磁アクチュエータの可動子の位置検出装置。
  8. 位置検出部は、電流検出部または時間計測部で得られた測定値と可動子の位置との関係を示す複数のテーブルを備え、複数の前記測定値と前記複数のテーブルとを比較することにより可動子の位置を求めることを特徴とする請求項7記載の電磁アクチュエータの可動子の位置検出装置。
  9. 位置検出部は、所定位置に可動子が存在する場合のコイルのインダクタンスと同じインダクタンスに設定されたコイルモデルを備え、電流検出部または時間計測部で得られた複数の測定値と前記コイルモデルから得られた複数の計算値とを比較することにより可動子の位置を求めることを特徴とする請求項7記載の電磁アクチュエータの可動子の位置検出装置。
  10. 位置検出部は、電流検出部または時間計測部で、コイルに流れる電流の立ち上がりの間に得られた測定値または立ち下がりの間に得られた測定値と可動子の位置との関係を示す少なくとも1つのテーブルを備え、前記測定値と前記テーブルとを比較し、前記立ち上がりの間に得られた複数の測定値と前記立ち下がりの間に得られた複数の測定値とを比較することにより可動子の位置を求めることを特徴とする請求項7記載の電磁アクチュエータの可動子の位置検出装置。
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