JP2011074758A - 圧縮機及びこれを用いた冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
圧縮機内部のシリンダ、軸受などの部材群を薄肉化しても前記部材群をボルトで締結する際に必要な締結力が得られ、かつ、組付性の向上を図る。
【解決手段】
貫通したネジ孔を有するシリンダ12などの部材に、貫通孔を有する軸受24及び軸受25などの部材を、対向するボルト24とボルト25で螺合し、かつ、ボルト24の先端にボルトネジ孔29、ボルト25の先端に雄ネジ部30を設け、ボルト24とボルト25を締結し、必要な締結力を得るようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は空気調和機や、冷蔵庫などの冷凍サイクル装置に用いられる圧縮機及びこれを使用した冷凍サイクル装置に関し、特に圧縮機内部構造体の締結構造に関するものである。
例えば、密閉型ロータリ式圧縮機は、密閉ケース内に圧縮機構部が配置されており、圧縮機構部は、シリンダと、シリンダに対して偏心回転するローラとを有し、支持フレームを介して密閉ケースの内壁面に固定支持されるシリンダに上下の軸受をボルトによって固定支持するようになっている(特許文献1参照)。
また、複数シリンダを有する圧縮機構部においては、仕切り板に両シリンダと軸受をボルトによって固定支持する構造が知られている(特許文献2参照)。
特開平9−112476号広報 特開平9−250477号広報
しかしながら、前記圧縮機構部において、運転時の圧縮冷媒の漏れ損失や摺動損失の低減のためシリンダ高さを低減すると、ボルト締め代が短くなり十分な締結力が得られず、使用範囲における耐軸ズレ性等の信頼性を確保することが困難であった。
また、前記複数シリンダを有する圧縮機構部において、上下に設置したシリンダの偏心回転による振動の発生を抑えるため、仕切り板高さを低減すると、仕切り板のネジ締め代が短くなり、上下軸受やシリンダなどの複数部材をボルトで締結する際の締結力を十分に確保できなかった。
本発明はこのような問題を解決するために、貫通した第一のネジ孔を有する部材と、該ネジ孔と同軸上に貫通孔を有する複数の部材とを重ね合わせた部材群を、前記ネジ孔に両側から二つのボルトを対向させて螺合した構造体を有した圧縮機において、一方の前記ボルトに軸方向の雌ネジを設け、他方のボルト先端に前記雌ネジに係合する雄ネジを設けた。
また本発明は、貫通した第一のネジ孔を有する部材と、該ネジ孔と同軸上に貫通孔27を有する複数の部材とを重ね合わせた部材群を、前記ネジ孔に両側から二つのボルトを対向させて螺合した構造体を有した圧縮機において、一方の前記ボルトに軸方向の雌ネジを設け、他方のボルトに同軸上の貫通孔27を設け、該貫通孔27を通して前記雌ネジに係合する雄ネジを備えた。
さらに本発明の冷凍サイクル装置は前記記載の圧縮機と凝縮器と膨張装置と蒸発器を備えた。
ボルト孔を多数設けることなく従来と同じ数で、シリンダや仕切り板が薄くボルト締め代が少ない場合においても十分な締結力を得ることが出来る。
本発明の第1の実施形態にかかる密閉型圧縮機の縦断面図と冷凍サイクル図 図1に示した密閉型圧縮機の要部拡大断面図 締結構造の断面図 本発明にかかる複数シリンダを有する密閉型圧縮機の縦断面図 締結構造の断面図
以下、図1乃至図5の図面を参照しながらこの発明の実施形態を具体的に説明する。
図1はシングルロータリ式圧縮機を用いた冷凍サイクル装置の概念図である。
図1に示すように、本発明に係る冷凍サイクル装置は、本発明のロータリ式圧縮機1と、凝縮器2と、膨張装置3と、蒸発器4とを順次配管接続してなる。
本実施例1のロータリ式圧縮機1は、密閉ケース5内に電動機部6と圧縮機構部7をそれぞれ設けている。電動機部6は、主軸8に固定されたロータ9と、密閉ケース5の内壁面に固定支持されたステータ10とを有し、ステータ10に電流が流れることで、ロータ9を介して前記主軸8に回転動力が与えられるようになっている。
圧縮機構部7の圧縮室11は、シリンダ12と、シリンダ12の上下端面に設けられた上部軸受14及び下部軸受15によって形成され圧縮室11内にローラ13が設けられるとともに、前記主軸8が貫通している。圧縮機構部7を貫通した主軸8は前記上部軸受14と下部軸受15とにより回転自在に支持されている。
主軸8には、軸心に対して偏心した偏心軸部16が設けられ、偏心軸部16には前記ローラ13が嵌合している。これにより、ローラ13は、偏心軸部16の回転により偏心回転が与えられるようになる。
上部軸受14には、密閉ケース5の上端部に設けられた吐出管17と密閉ケース5の内部空間を介して連通し合う吐出ポート18が設けられている。シリンダ12には吸込管19と連通し合う吸込ポート20と、背圧又はばね等の付勢手段によって前記ローラ13の外周面と接触し合うブレードが設けられている。
吐出ポート18は、マフラ室22に取囲まれると共に、吐出量を制御する開閉弁23が設けられている。
一方、シリンダ12は、密閉ケース5の内壁面にアークスポット溶接にて固定支持されている。
図2は圧縮機構部7の締結構造の断面図である。シリンダ12に貫通ネジ孔26を主軸8軸線と平行に貫設し、上部軸受14及び下部軸受15に貫通ネジ孔26に対応する貫通孔27を設ける。組み立てる場合には、シリンダ12の圧縮室11にローラ13と偏心軸部16を内装し、シリンダ12の両面に上部軸受14と下部軸受15を接触し、上部軸受14には吐出マフラ28を被冠する。この状態で、ボルト24を吐出マフラ28の貫通孔27、上部軸受14の貫通孔27を通し、シリンダ12の貫通ネジ孔26に締結する。またボルト25を下部軸受15の貫通孔27を通し、シリンダ12の貫通ネジ孔26に締結する。ボルト24は、先端側中央部の同軸上にネジ孔29を有し、もう一方のボルト25は、ネジ孔29に係合する雄ネジ部30を有し、ボルト24及びボルト25をシリンダ12に締結すると同時にボルト24及びボルト25同士を締結する。
図3は本発明における締結構造の断面図である。ボルト24とボルト25の隙間をxとし、ネジ孔29の底部と雄ネジ部30の先端との隙間をyとする。ネジ底部とボルト先端部が接触することがないよう締結部品の高さ寸法から隙間を規定し、本実施例ではx>2mm、x<yとする。
なお、ボルト24に雄ネジ部30を設け、ボルト25にネジ孔29を設けても構わない。
以上の締結構造を用いて、圧縮機構部の主軸円周上を等間隔に5箇所で締結した。
ボルト24とボルト25の締結力に加え、雄ネジ部30の締結力が加わることによって、従来と比較し、薄いシリンダを使用しても十分な締結力を得ることができる。
図4は2シリンダタイプのロータリ式圧縮機1を示しており、密閉ケース5内には実施例1と同様の電動機部6と回転自在に支持された主軸8、2シリンダ式の圧縮機構部7がそれぞれ設けられている。2シリンダ圧縮機構部7は、主軸8方向に平行して設置されており、上側の第一シリンダ32を密閉ケース5内壁にアークスポット溶接にて固着している。第一シリンダ及び第二シリンダ33内部の圧縮機構は実施例1のシリンダ12と同様である。
第一シリンダ32の上側には上部軸受14を設け、上部軸受14には、吐出マフラ28を被冠する。この状態で、ボルト24を吐出マフラ28の貫通孔27、上部軸受14の貫通孔27を通し、シリンダ12の貫通ネジ孔26に締結する。
第一シリンダ32の下側には仕切り板31を設け、仕切り板31の下に第二シリンダ33、第二シリンダ33の下に下部軸受15、下部軸受15を設け、下部軸受15の下に吐出マフラ28を被冠し、この状態でボルト25を吐出マフラ28、下部軸受15、第二シリンダ33、仕切り板31それぞれの貫通孔27を通し、第一シリンダ32の貫通ネジ孔26に締結する。
実施例1と同様に、ボルト24には先端側中央部の同軸上にネジ孔29を有し、もう一方のボルト25にはネジ孔29に係合する雄ネジ部30を有し、ボルト24及びボルト25を第一シリンダ32に締結すると同時にボルト24及びボルト25同士を締結する(図3参照)。
ネジ締め代、ボルト隙間などについても実施例1と同様に実施する。
ボルト24とボルト25の締結力に加え、雄ネジ部30の締結力が加わることによって、従来と比較し、薄いシリンダ及び薄い仕切り板を使用しても、十分な締結力を得ることができる。
図5は本発明における他の実施例における締結構造の断面図である。実施例1、実施例2の締結構造と同様に、ネジ孔29を有するボルト24を、貫通孔27に通しシリンダの貫通ネジ孔26に締結し、ボルト25を貫通孔27に通し、貫通ネジ孔26に締結する。
実施例1、実施例2と異なる点として、ボルト25の中央部に雄ネジ部30ではなく軸方向の貫通孔34を形成し、新たに設けた小ボルト35を貫通孔34に挿通し、ボルト24のネジ孔29に締結するようにする。
ボルト24とボルト25の隙間をxとし、ネジ孔29の底部と小ボルト35の先端との隙間をyとする。
ネジ底部とボルト先端部が接触することがないよう締結部品の高さ寸法から隙間を規定し、x>2mm、y>xとする。
ボルト24とボルト25の締結力に加え、小ボルト35の締結力が加わることによって、従来と比較し、薄いシリンダを使用しても十分な締結力を得ることができ、且つ、他の実施例より、組み立てが容易にでき、組付性が向上する。
1…圧縮機、2…凝縮器、3…膨張装置、4…蒸発器、5…密閉ケース、6…電動機部、7…圧縮機構部、8…主軸、9…ロータ、10…ステータ、11…圧縮室、12…シリンダ、13…ローラ、14…上部軸受、15…下部軸受、16…偏心軸部、17…吐出管、18…吐出ポート、19…吸込管、20…吸込ポート、21…ブレード、22…マフラ室、23…開閉弁、24…上部ボルト、25…下部ボルト、26…貫通ネジ孔、27…貫通孔、28…吐出マフラ、29…上部ボルトネジ孔、30…下部ボルト雄ネジ部、31…仕切り板、32…第一シリンダ、33…第二シリンダ、34…下部ボルト貫通孔、35…小ボルト

Claims (5)

  1. 貫通した第一のネジ穴を有する部材と、該ネジ穴と同軸上に貫通穴を有する複数の部材とを重ね合わせた部材群を、前記ネジ穴に両側から二つのボルトを対向させて螺合した構造体を有した圧縮機において、一方の前記ボルトに軸方向の第二のネジ穴を設け、他方のボルト先端に前記第二のネジ穴に係合する雄ネジを設けたことを特徴とする圧縮機。
  2. 貫通した第一のネジ穴を有する部材と、該ネジ穴と同軸上に貫通穴を有する複数の部材とを重ね合わせた部材群を、前記ネジ穴に両側から二つのボルトを対向させて螺合した構造体を有した圧縮機において、一方の前記ボルトに軸方向の第二のネジ穴を設け、他方のボルトに同軸上の貫通穴を設け、該貫通穴を通して前記第二のネジ穴に係合する雄ネジを備えたことを特徴とする圧縮機。
  3. 前記構造体は縦置き型ロータリ式圧縮機構部であり、前記第一のネジ穴を有する部材が前記圧縮機構部のシリンダであり、前記複数の部材がシリンダの両側に配置された上軸受及び下軸受であることを特徴とする請求項1または2のいずれか記載の圧縮機。
  4. 前記構造体は縦置き型2シリンダロータリ式圧縮機構部であり、前記第一のネジ穴を有する部材が前記圧縮機構部の第一シリンダであり、前記複数の部材が第二シリンダと仕切り版と上軸受及び下軸受であることを特徴とする請求項1または2のいずれか記載の圧縮機。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかの圧縮機を用いた凝縮器と膨張装置と蒸発器を備えた冷凍サイクル装置。
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