JP2011073638A - 電動補助自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】灯火を使用するときの補助動力用バッテリの電力消費量を可及的少なく抑えることができるようにする。
【解決手段】踏力を人力駆動用の動力とする人力駆動装置4と、踏力に補助動力を加えるモータ5と、バッテリ6とを備える。踏力の大きさを検出する踏力検出手段(人力トルク検出器14)と、検出された踏力に基づいてモータ5を制御する制御装置16とを有する。車輪の回転で発電する発電機22と、発電機22とバッテリ6とに制御装置16を介して接続された灯火8とを備える。制御装置16は、前記灯火8の電源を予め定めた切替条件に基づいて前記発電機22と前記バッテリ6とのうちいずれか一方に切替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の電源から給電される灯火を備えた電動補助自転車に関するものである。
電動補助自転車は、例えば特許文献1に記載されているように、補助動力を発生させるためのモータと、このモータに給電する補助動力用バッテリ(以下、単にバッテリという)とを備えている。この特許文献1に開示された電動補助自転車は、前記バッテリを電源とする前照灯を備えている。
また、従来の電動補助自転車としては、例えば特許文献2に記載されているように、前照灯や尾灯などに給電するための灯火専用バッテリを補助動力用バッテリとは別に備えているものがある。この電動補助自転車においては、前記灯火専用バッテリが放電して使用できなくなった場合は、前照灯や尾灯の電源を補助動力用バッテリに切替える構成が採られている。
電動補助自転車に使用されるバッテリは、放電終止電圧が設定されることがある。この放電終止電圧は、バッテリの放電を停止する電圧である。
特開2007−176330号公報 特開2004−243923号公報
上述した特許文献1の電動補助自転車は、灯火を使用すると常に補助動力用のバッテリの電力が消費される。このため、この電動補助自転車では、灯火を点灯させると、モータを使用して走行できる距離が短くなってしまうという問題があった。
特許文献2に記載されている電動補助自転車は、灯火専用バッテリを補助動力用バッテリとは別に設ける必要があるためにシステムが複雑となり、また、その灯火専用バッテリの残存容量がなくなれば早期に補助動力用バッテリに切替えることから、やはりモータを使用して走行できる距離が短くなってしまうという問題があった。
さらに、特許文献1,2に示す電動補助自転車においては、補助動力用バッテリのバッテリ電圧が放電終止電圧まで低下するようなことがあると、前照灯を点灯させることができなくなり、夜間走行に支障をきたす。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、灯火を使用するときの補助動力用バッテリの電力消費量を可及的少なく抑えてモータを使用しての走行距離を延ばすことができる電動補助自転車を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、バッテリ電圧が放電終止電圧に達した状態であっても灯火を点灯させることができる電動補助自転車を提供することを第2の目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る電動補助自転車は、ペダルに加えられた踏力を人力走行用の動力とする人力駆動装置と、補助動力を発生させる駆動用モータと、このモータに給電するバッテリと、前記踏力の大きさを検出する踏力検出手段と、検出された踏力に基づいて前記モータを制御する制御装置とを有する電動補助自転車において、車輪が回転することにより発電する発電機と、この発電機と前記バッテリとに前記制御装置を介して接続された灯火とを備え、前記制御装置は、前記灯火の電源を予め定めた切替条件に基づいて前記発電機と前記バッテリとのうちいずれか一方に切替える構成が採られているものである。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した電動補助自転車において、車速を検出する車速検出手段を備え、前記制御装置は、検出された踏力と車速とに基づいて前記モータを制御するとともに、前記制御装置は、検出された車速が予め定めた切替速度より高い場合は前記発電機を前記灯火の電源とし、前記車速が前記切替速度以下の場合には前記バッテリを前記灯火の電源とするものである。
請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した電動補助自転車において、前記切替速度は、低速域の車速であるものである。
請求項4に記載した発明は、請求項2または請求項3に記載した電動補助自転車において、前記車速検出手段は、前記踏力検出手段の検出データから前記踏力の変動する周波数を求め、この周波数から演算により車速を求めるものである。
請求項5に記載した発明は、請求項2または請求項3に記載した電動補助自転車において、前記車速検出手段は、前記発電機の出力に基づいて演算により車速を求めるものである。
請求項6に記載した発明は、請求項1ないし請求項5のうちいずれか一つに記載した電動補助自転車において、前記制御装置は、前記バッテリのバッテリ電圧が予め定めた切替電圧より低い場合は、前記灯火の電源を前記発電機とするものである。
本発明に係る電動補助自転車の灯火は、バッテリまたは発電機を電源として点灯する。バッテリと発電機との切替えは、制御装置によって自動的に行われる。このため、本発明に係る電動補助自転車は、走行時に発電機によって発電された電力によって灯火を点灯させることができる。この場合は、灯火をバッテリの電力のみによって点灯する場合に較べてバッテリの消費電力量を少なく抑えることができる。
したがって、本発明によれば、モータを使用して走行するときの航続距離が長くなる電動補助自転車を提供することができる。
また、本発明に係る電動補助自転車は、前記バッテリのバッテリ電圧が放電終止電圧に達した場合に灯火の電源を発電機に切替えることができる。このため、この電動補助自転車は、バッテリのバッテリ電圧が放電終止電圧に達した場合であっても、走行することによって灯火が点灯する。
第1の実施の形態による電動補助自転車の構成を示すブロック図である。 灯火装置の構成を示すブロック図である。 灯火装置の回路図である。 制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態による電動補助自転車の構成を示すブロック図である。 灯火装置の構成を示すブロック図である。 灯火装置の回路図である。 制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第3の実施の形態による灯火装置の構成を示すブロック図である。 灯火装置の回路図である。 制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第4の実施の形態による電動補助自転車の構成を示すブロック図である。 灯火装置の構成を示すブロック図である。 灯火装置の回路図である。 信号の波形を示す図である。 制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 灯火装置の回路図である。 信号の波形を示す図である。 第5の実施の形態による灯火装置の構成を示すブロック図である。 制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る電動補助自転車の一実施の形態を図1〜図4によって詳細に説明する。
図1に示す電動補助自転車1は、乗員(図示せず)が踏込むためのペダル2と、このペダル2に加えられた踏力を人力走行用の動力として後輪3に伝達する人力駆動装置4と、補助動力を発生させるための駆動用モータ5と、前記モータ5の出力を制御するための制御装置15などからなる自転車用駆動ユニット7と、前記モータ5に給電するバッテリ6と、灯火8を有する灯火装置9などを備えている。
前記人力駆動装置4は、前記ペダル2を有するペダルクランク11の回転をチェーン12によって後輪3に伝達するものである。ペダルクランク11は、ペダルクランク軸11aの両端部に取付けられており、このペダルクランク軸11aによって自転車用駆動ユニット7に回転自在に支持されている。なお、この人力駆動装置4の構成は、この実施の形態に示す構成に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
前記駆動用モータ5は、後述する駆動ユニット7に取付けられている。このモータ5の出力部は、前記チェーン12に接続されている。なお、このモータ5の出力部は、前記チェーン12に接続する代わりに、例えば後輪3または前輪13のハブ(図示せず)に接続することができる。
前記駆動ユニット7は、前記踏力の大きさを検出する踏力検出手段としての人力トルク検出器14と、CPU15を有する制御装置16とを備えている。この駆動ユニット7は、前記バッテリ6から電力が供給される。駆動ユニット7への電力の供給は、制御装置16に接続された操作部17の電源スイッチ18をON操作することによって開始される。
前記CPU15は、人力トルク検出器14によって検出された踏力(トルク)の大きさに基づいて前記モータ5の出力を制御する機能と、後述する灯火装置9の電源を選択する機能とを有している。
前記灯火装置9は、図2に示すように、前記灯火8と、この灯火8に電源切替手段21を介して接続された前記バッテリ6および発電機22と、前記CPU15と、このCPU15および前記電源切替手段21に接続された操作部17のランプスイッチ23(図1参照)などによって構成されている。
前記灯火8は、この実施の形態では前照灯(ヘッドランプ)と尾灯(リアランプ)とによって構成されている。なお、この灯火8は、前照灯のみによって構成したり、尾灯のみによって構成したものを含む。
前記電源切替手段21は、灯火8の電源を切替えるためのものである。この実施の形態による電源切替手段21は、図3に示すように、複数のトランジスタ24とダイオード25とを有するランプ電源切替回路26によって構成されている。なお、図3は、回路の概略の構成を示すものであり、実際の回路の一部を省略して描いてある。
このランプ電源切替回路26は、前記ランプスイッチ23がOFF状態(灯火8が点灯しない状態)である場合、後述する発電機22と灯火8との間の回路を開くスイッチ回路(図示せず)を備えている。また、このランプ電源切替回路26は、前記ランプスイッチ23がON状態でCPU15からバッテリ電源選択信号が送出されていない場合、バッテリ6から灯火8への電力供給が遮断されるとともに、発電機22から灯火8に電力が供給されるように回路を切替える。さらに、このランプ電源切替回路26は、前記ランプスイッチ23がON状態でCPU15からバッテリ電源選択信号が送出されている場合、発電機22から灯火8への電力供給が遮断されるとともに、バッテリ6から灯火8に電力が供給されるように回路を切替える。
発電機22は、前輪13のハブに設けられたいわゆるハブダイナモが用いられている。このハブダイナモは、前輪13と常に一体に回転する発電用回転子(図示せず)を備えており、前輪13が回転することにより発電するものである。なお、発電機22は、前輪13のハブに設ける代わりに、後輪3のハブに設けることができる。また、発電機22は、後輪3または前輪13のタイヤに接触してタイヤによって回転させられるローラ(図示せず)を有するものを用いることもできる。
CPU15は、前記ランプスイッチ23がON状態に切替えられた後、灯火8の電源を切替える動作を開始する。このCPU15は、図4のフローチャートに示すように、灯火8の電源を予め定めた切替条件に基づいて前記発電機22と前記バッテリ6とのうちいずれか一方に切替えるものである。
すなわち、CPU15は、先ず、ステップS1において、予め定めた切替条件が満たされているか否かを判定する。
この切替条件とは、発電機22を灯火8の電源として使用するための条件である。この切替条件は、後述するように、車速やバッテリ電圧などに基づいて決めることができる。
CPU15は、この切替条件が満たされない場合、バッテリ電源選択信号をランプ電源切替回路26に送出する。ランプ電源切替回路26は、バッテリ電源選択信号が送られることによって、バッテリ6から灯火8に電力が供給されるように回路を切替える。
すなわち、前記切替条件が満たされない場合は、バッテリ6が灯火8の電源として選択される(ステップS2)。なお、CPU15は、ランプスイッチ23がON状態でバッテリ6を電源として灯火8が点灯しているときに車体の停止の有無を判定する。車体の停止の有無は、人力トルク検出器14の検出データに基づいて判定することができる。CPU15は、ランプスイッチ23がON状態でバッテリ6を電源として灯火8が点灯している状態で、車体の停止時間が所定の時間より長い場合、バッテリ電源選択信号の送出を停止し、灯火8を消灯させる。
一方、CPU15は、上述した切替条件が満たされた場合は、バッテリ電源選択信号の送出を停止する。すなわち、前記切替条件が満たされた場合は、発電機22が灯火8の電源として選択される(ステップS3)。
このため、前記灯火8は、前記バッテリ6または前記発電機22を電源として点灯する。バッテリ6と発電機22との切替えは、CPU15によって自動的に行われる。
すなわち、この実施の形態による電動補助自転車1においては、走行時に発電機22によって発電された電力によって灯火8を点灯させることができる。この場合は、灯火8をバッテリ6の電力のみによって点灯する場合に較べて、バッテリ6の消費電力量を少なく抑えることができる。
したがって、この実施の形態によれば、モータ5を使用して走行するときの航続距離が長くなる電動補助自転車1を提供することができる。
前記バッテリ6は、バッテリ電圧が所定の放電終止電圧に達した場合は放電を停止するものである。この実施の形態による電動補助自転車1は、バッテリ電圧が放電終止電圧に達した場合、灯火8の電源を発電機22に切替えることができる。このため、この電動補助自転車1は、バッテリ電圧が放電終止電圧に達したとしても、走行することによって灯火8が点灯する。
(第2の実施の形態)
本発明に係る電動補助自転車は、図5〜図8に示すように構成することができる。図5〜図8において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。この実施の形態に示す電動補助自転車1は、図1に示した電動補助自転車1において、車輪の回転から検出した車速に基づいて灯火8の電源を切替える構成としたものである。
この実施の形態による制御装置16は、図5〜図7に示すように、車速センサ31を備えている。この車速センサ31は、車輪(後輪3または前輪13)に設けられ、複数の磁極を環状に連ねた磁石部と、これに対向するよう車体側に取付けられた検出部とからなり、前記磁石部の回転を検出し、車輪の回転と対応した検出信号をCPU15に送出するものである。なお、車速センサ31は、ペダルクランク軸11a(図5参照)の回転を検出するものでもよいし、モータ5に設けられたモータエンコーダ(図示せず)や、モータ逆起電力から算出するものであってもよい。この実施の形態においては、前記車速センサ31によって、請求項2記載の発明でいう車速検出手段が構成されている。
この実施の形態によるCPU15は、前記車速センサ31から送られた検出信号に基づいて車速を演算によって求める構成が採られている。この実施の形態において、CPU15が灯火8の電源を切替えるときの切替条件は、前記車速が予め定めた切替速度V1 より高い場合に満たされ、車速が前記切替速度V1 以下の場合には満たされることがない。この切替速度V1 は、発電機22の出力では灯火8を充分に明るく点灯させることができない車速に設定されている。この切替速度V1 は、例えば車体を押して歩くときの車速(3〜4km/h)から10km/h程度の低速域の車速とすることができる。
すなわち、この実施の形態による制御装置16は、前記車速センサ31によって検出された車速が予め定めた切替速度V1 より高い場合は前記発電機22を前記灯火8の電源とし、前記車速が前記切替速度V1 以下の場合には前記バッテリ6を前記灯火8の電源とするものである。
CPU15が灯火8の電源を切替える動作は、図8に示すように行われる。先ず、CPU15は、図8に示すフローチャートのステップS11において、車速センサ31を用いて検出した車速と前記切替速度V1 とを比較する。この比較の結果、車速が切替速度V1 以下である場合は、バッテリ6が選択される(ステップS12)。一方、前記比較の結果、実際の車速が切替速度V1 より高い場合は、発電機22が選択される(ステップS13)。
すなわち、この実施の形態においては、車速センサ31を用いて検出した車速が前記切替速度V1 より高い場合、発電機22によって発電された電力で灯火8が点灯する。このため、この実施の形態による電動補助自転車1においては、発電機22によって発電された電力で灯火8を確実に点灯させることができる。
前記車速が前記切替速度V1 以下になる低速走行時および停止時は、バッテリ6が灯火8の電源になる。このため、発電機22の発電量が少ない場合や、発電機22が停止している場合は、灯火8をバッテリ6の電力で充分に明るく点灯させることができる。
前記切替速度V1 を乗員が車体を押して歩くときの車速に設定した場合は、乗員が車体を押して歩くときに灯火8をバッテリ6の電力で明るく点灯させることができる。
(第3の実施の形態)
本発明に係る電動補助自転車は、図9〜図11に示すように構成することができる。図9〜図11において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。この実施の形態に示す電動補助自転車1は、図1に示した電動補助自転車1において、踏力変化の周波数から求めた車速に基づいて灯火8の電源を切替える構成としたものである。
この実施の形態によるCPU15は、人力トルク検出器14を使用して車速を求める構成が採られている。この人力トルク検出器14は、乗員がペダル2を踏み込んだときの踏力を検出するために装備されているものである。すなわち、この実施の形態においては、前記人力トルク検出器14とCPU15とによって、請求項2記載の発明でいう車速検出手段が構成されている。
走行中に人力トルク検出器14によって検出される踏力は、増大と減少とを周期的に繰り返す。この踏力の変化は、時間を横軸とし、踏力の大きさを縦軸とすると、例えば正弦波のような波として表すことができる。車速は、この波の周波数に対応して変化する。
この実施の形態によるCPU15は、この波の周波数に基づいて車速を演算によって求める構成が採られている。この実施の形態においては、このように踏力に基づいて演算によって求めた車速を単に「ペダル車速」という。すなわち、この実施の形態によるCPU15は、人力トルク検出器14の検出データを、モータ5の回転制御と、「ペダル車速」の検出とに使用している。
CPU15が灯火8の電源を切替えるときの切替条件は、前記「ペダル車速」が予め定めた切替速度V1 より高い場合に満たされ、「ペダル車速」が前記切替速度V1 以下の場合には満たされることがない。この実施の形態においても、前記切替速度V1 は、発電機22の出力では灯火8を充分に明るく点灯させることができない車速に設定されている。この切替速度V1 は、例えば車体を押して歩くときの車速(3〜4km/h)から10km/h程度の低速域の車速とすることができる。
CPU15が灯火8の電源を切替える動作は、図11に示すように行われる。先ず、CPU15は、図11に示すフローチャートのステップS20において、人力トルク検出器14の検出データからペダル車速を演算によって求める。そして、CPU15は、ステップS21において、「ペダル車速」と前記切替速度V1 とを比較する。この比較の結果、「ペダル車速」が切替速度V1 以下である場合は、バッテリ6が選択される(ステップS22)。一方、前記比較の結果、「ペダル車速」が切替速度V1 より高い場合は、発電機22が選択される(ステップS23)。
この実施の形態で示した制御装置16は、前記人力トルク検出器14の検出データから踏力が変動する周波数を求め、この周波数から演算によって車速(ペダル車速)を求めるものである。このため、この実施の形態による電動補助自転車1においては、車速を検出するための専用のセンサを使用することなく簡単に車速を検出することができる。
したがって、この実施の形態による電動補助自転車1は、車速を検出するための専用のセンサを使用する電動補助自転車に較べると、製造コストが低いものとなる。
(第4の実施の形態)
本発明に係る電動補助自転車は、図12〜図16に示すように構成することができる。図12〜図16において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。この実施の形態に示す電動補助自転車1は、図1に示した電動補助自転車1において、発電機22の電圧変動を利用して求めた車速に基づいて灯火8の電源を切替える構成としたものである。
この実施の形態による制御装置16は、図12および図13に示すように、CPU15と発電機22とを接続する車速信号変換手段41を備えている。この車速信号変換手段41は、発電機22が発電するときの電圧変動から前輪13の回転数を検出し、この回転数に基づいて車速を演算によって求める構成が採られている。
前記車速信号変換手段41は、図14に示すように、ダイオードをブリッジに接続した全波整流回路42と、この全波整流回路42とCPU15との間に設けられたパルス変換回路43とによって構成されている。
前記全波整流回路42は、図15(A)に示す波形となる発電機22の交流電力を、図15(B)に示す波形となるように整流する。前記パルス変換回路43は、前記全波整流回路42によって整流された電流を図15(C)に示すパルス信号となるように変換する。図15(A)は図14におけるA部における信号波形を示す。図15(B)は、図14におけるB部における信号波形を示す。図15(C)は、図14におけるC部における信号波形を示す。
この実施の形態によるCPU15は、前記パルス信号に含まれているパルスの間隔から周波数を求め、この周波数に基づいて車速を求める構成が採られている。この実施の形態においては、このように発電機22の出力に基づいて演算によって求めた車速を単に「タイヤ車速」という。すなわち、この実施の形態においては、前記発電機22と、車速信号変換手段41と、CPU15とによって、請求項2記載の発明でいう車速検出手段が構成されている。
CPU15が灯火8の電源を切替えるときの切替条件は、前記「タイヤ車速」が予め定めた切替速度V1 より高い場合に満たされ、「タイヤ車速」が前記切替速度V1 以下の場合には満たされることがない。この実施の形態においても、前記切替速度V1 は、発電機22の出力では灯火8を充分に明るく点灯させることができない車速に設定されている。この切替速度V1 は、例えば車体を押して歩くときの車速(3〜4km/h)から10km/h程度の低速域の車速とすることができる。
CPU15が灯火8の電源を切替える動作は、図16に示すように行われる。先ず、CPU15は、図16に示すフローチャートのステップS30において、車速信号変換手段41から送られたパルス信号からタイヤ車速を演算によって求める。次に、CPU15は、ステップS31において、前記「タイヤ車速」と前記切替速度V1 とを比較する。この比較の結果、「タイヤ車速」が切替速度V1 以下である場合は、バッテリ6が選択される(ステップS32)。一方、前記比較の結果、「タイヤ車速」が切替速度V1 より高い場合は、発電機22が選択される(ステップS33)。
この実施の形態による制御装置16は、上述したように、発電機22の出力に基づいて演算により車速(タイヤ車速)を求めるものである。このため、この実施の形態による電動補助自転車1においては、車速を検出するための専用のセンサを使用することなく簡単に車速を検出することができる。
したがって、この実施の形態による電動補助自転車1は、車速を検出するための専用のセンサを使用する電動補助自転車1に較べると、製造コストが低いものとなる。
前記車速信号変換手段41は、図17に示すように構成することもできる。図17に示す車速信号変換手段41は、パルス信号を図18に示すような直流電流に変換する平滑回路44を備えている。
この平滑回路44は、パルス変換回路43とCPU15との間に設けられている。
この平滑回路44が接続されたCPU15は、平滑回路44の電圧の大きさに基づいて車速を求めるように構成されている。
図17に示す構成を採る場合であっても、図12〜図16に示した実施の形態と同等の効果が得られる。
(第5の実施の形態)
本発明に係る電動補助自転車は、図19〜図22に示すように構成することができる。図19〜図22において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。この実施の形態に示す電動補助自転車1は、図1に示した電動補助自転車1において、バッテリ電圧に基づいて灯火8の電源を切替える構成としたものである。
この実施の形態によるCPU15は、バッテリ6の現在のバッテリ電圧と、予め定めた切替電圧AVとを比較した結果に基づいて、灯火の電源を切替える構成が採られている。この実施の形態において、灯火8の電源を発電機22に切替えるための切替条件は、バッテリ6の現在のバッテリ電圧が予め定めた切替電圧AV以下の場合に満たされ、前記バッテリ電圧が前記切替電圧AVより高い場合には満たされることがない。前記切替電圧AVは、バッテリ放電が進行し、残量が少なくなったときの電圧に設定されている。なお、切替電圧AVは、バッテリ6の放電終止電圧に設定することができる。
この実施の形態において、CPU15が灯火8の電源を切替える動作は、図20に示すように行われる。先ず、CPU15は、図20に示すフローチャートのステップS41において、バッテリ電圧(現在のバッテリ6の電圧)と前記切替電圧AVとを比較する。この比較の結果、現在のバッテリ電圧が切替電圧AVより高い場合は、バッテリ6が選択される(ステップS42)。一方、前記比較の結果、現在のバッテリ電圧が切替電圧AV以下である場合は、発電機22が選択される(ステップS43)。
このため、この実施の形態においては、バッテリ6の現在のバッテリ電圧が放電終止電圧に達した場合であっても、走行することにより、発電機22を電源として灯火8を点灯させることができる。また、この実施の形態においては、バッテリ6のバッテリ電圧が切替電圧AV以下である場合、バッテリ6が灯火8の電源になることはない。このため、バッテリ6が過放電の状態になることを防ぐことができる。すなわち、この実施の形態による電動補助自転車1は、バッテリ6が劣化し難いものとなる。
バッテリ6のバッテリ電圧に基づいて灯火8の電源を切替える場合は、図21および図22に示すように、車速センサ31によって検出した車速、人力トルク検出器14を用いて求めた車速(ペダル車速)、発電機22を用いて求めた車速(タイヤ車速)、モータエンコーダを用いて求めた車速、モータ逆起電力を用いて求めた車速などを切替条件に加えることができる。
車速センサ31、モータエンコーダ、モータ逆起電力などを用いて求めた車速や、発電機22を用いて求めた車速(タイヤ車速)を切替条件に加える場合、CPU15は、先ず、図21に示すフローチャートのステップS51において、現在のバッテリ電圧が切替電圧AV以下であるか否かを判定する。
バッテリ電圧が切替電圧AV以下である場合は、ステップS52において発電機22が選択される。バッテリ電圧が切替電圧AVより高い場合は、ステップS53において、発電機22または車速センサ31の出力に基づいて求めた車速(タイヤ車速)が切替速度V1 より高いか否かを判定する。
ステップS53においてYESと判定された場合は、ステップS52に進んで発電機22が選択され、NOと判定された場合は、ステップS54に進んでバッテリ6が選択される。
人力トルク検出器14を用いて求めた車速(ペダル車速)も前記切替条件に加える場合は、CPU15は図22に示すように動作する。すなわち、CPU15は、バッテリ電圧が切替電圧AVより高く、かつ車速(タイヤ車速)が切替速度V1 以下である場合、ステップS55においてペダル車速が切替速度V1 より高いか否かを判定する。この判定結果がYESである場合は、ステップS52において発電機22が選択され、判定結果がNOである場合には、ステップS54においてバッテリ6が選択される。
図21および図22に示すように複数の切替条件を組合わせる場合であっても上述した各実施の形態を採る場合と同等の効果が得られる。
1…電動補助自転車、2…ペダル、3…後輪、4…人力駆動装置、5…モータ、6…バッテリ、8…灯火、11…ペダルクランク、13…前輪、14…人力トルク検出器、15…CPU、16…制御装置、21…電源切替手段、22…発電機、26…ランプ電源切替回路、31…車速センサ、41…車速信号変換手段、42…全波整流回路、43…パルス変換回路、44…平滑回路。

Claims (6)

  1. ペダルに加えられた踏力を人力走行用の動力とする人力駆動装置と、
    補助動力を発生させる駆動用モータと、
    このモータに給電するバッテリと、
    前記踏力の大きさを検出する踏力検出手段と、
    検出された踏力に基づいて前記モータを制御する制御装置とを有する電動補助自転車において、
    車輪が回転することにより発電する発電機と、
    この発電機と前記バッテリとに前記制御装置を介して接続された灯火とを備え、
    前記制御装置は、前記灯火の電源を予め定めた切替条件に基づいて前記発電機と前記バッテリとのうちいずれか一方に切替えることを特徴とする電動補助自転車。
  2. 請求項1記載の電動補助自転車において、車速を検出する車速検出手段を備え、
    前記制御装置は、検出された踏力と車速とに基づいて前記モータを制御するとともに、
    前記制御装置は、検出された車速が予め定めた切替速度より高い場合は前記発電機を前記灯火の電源とし、前記車速が前記切替速度以下の場合には前記バッテリを前記灯火の電源とすることを特徴とする電動補助自転車。
  3. 請求項2記載の電動補助自転車において、前記切替速度は、低速域の車速であることを特徴とする電動補助自転車。
  4. 請求項2または請求項3記載の電動補助自転車において、前記車速検出手段は、前記踏力検出手段の検出データから前記踏力の変動する周波数を求め、この周波数から演算により車速を求めるものであることを特徴とする電動補助自転車。
  5. 請求項2または請求項3記載の電動補助自転車において、前記車速検出手段は、前記発電機の出力に基づいて演算により車速を求めるものであることを特徴とする電動補助自転車。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちいずれか一つに記載の電動補助自転車において、前記制御装置は、前記バッテリのバッテリ電圧が予め定めた切替電圧より低い場合は、前記灯火の電源を前記発電機とするものであることを特徴とする電動補助自転車。
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