JP2011070452A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】調節なく確実に1台ずつ起動できるとともに起動時間が長くなるのを防止したプログラマブルコントローラを提供する。
【解決手段】プログラマブルコントローラは、複数のI/Oユニット3A〜3Dと、I/Oユニット3A〜3Dを個別に制御するCPUユニット2とを備えており、I/Oユニット3A〜3DをCPUユニット2に順次連結することで一体的に組み付けられる。CPUユニット2は、駆動電源VCCが供給されると起動完了信号PSOを出力するリセット合成回路22を有しており、各I/Oユニット3A〜3Dは、それぞれ内部電源を供給する電源回路33と、電源回路33の出力電圧を検出し当該出力電圧が所定の基準電圧に達すると起動完了信号PSOを出力する電圧検出回路34と、リセット合成回路22または電圧検出回路34からの起動完了信号PSOが入力されると電源回路33を起動する起動トリガ回路とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、プログラマブルコントローラに関するものである。
従来より、I/Oユニットが増設可能なプログラマブルコントローラ(PLC)が提供されている。図7(a)はビルディングブロックタイプのプログラマブルコントローラであり、各1台の電源ユニット1およびCPUユニット2と、複数(図7(a)では6台)のI/Oユニット3とがバックプレーン5に実装されている。このプログラマブルコントローラでは、電源ユニット1で生成されたシステム電源がバックプレーン5に設けられた内部バスを介してCPUユニット2および各I/Oユニット3にそれぞれ供給される。
また、図7(b)はスタッキング(積み重ね)タイプのプログラマブルコントローラであり、各1台の電源ユニット1およびCPUユニット2と、複数(図7(b)では6台)のI/Oユニット3とで構成される。このプログラマブルコントローラでは、上述のビルディングブロックタイプのようにバックプレーンを備えていないため、隣接するユニットに連結することで固定されるようになっており、また電源ユニット1で生成されたシステム電源もスタックコネクタ6を介してCPUユニット2および各I/Oユニット3にそれぞれ供給される。
これらのプログラマブルコントローラでは、電源ユニット1で生成されたシステム電源がCPUユニット2および各I/Oユニット3に同時に供給されるため、接続されるI/Oユニット3の台数や仕様によっては定常時の消費電流は電源ユニット1の容量を満たすものの、起動時の消費電流が電源ユニット1の容量を超える場合があり、そのためシステムが正常に起動できない場合があった。
そこで、上記の問題点を解決すべく、各I/Oユニットを所定の順番に起動させるプログラマブルコントローラが提案されている(例えば特許文献1参照)。このプログラマブルコントローラでは、互いに異なる時定数に設定された起動回路が各I/Oユニットにそれぞれ設けられており、各I/Oユニットは、それぞれ自己に設定された時定数に応じた起動タイミングで、内蔵の電源回路を起動させている。
特開2009−147997号公報(段落[0016]−段落[0023]、及び、第1図)
上述の特許文献1に示したプログラマブルコントローラは、各I/Oユニットの電源回路の起動タイミングをずらすことによって、起動時の消費電流が電源ユニットの容量を超えないように配慮したものであり、その結果システムを正常に起動させることができるものではあるが、各I/Oユニットの起動時間は負荷や回路構成などによって異なるものであり、これらを考慮した上で最適な起動時間を設定するのは困難であった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、調節なく確実に1台ずつ起動できるとともに起動時間が長くなるのを防止したプログラマブルコントローラを提供することにある。
請求項1の発明は、1乃至複数の増設ユニットと、増設ユニットを制御するCPUユニットとを備え、1乃至複数の増設ユニットをCPUユニットに順次連結したプログラマブルコントローラであって、CPUユニットは、所定の駆動電源が供給されると起動完了信号を出力する信号出力回路を有し、増設ユニットは、内部電源を供給する電源回路と、電源回路の出力電圧を検出し当該出力電圧が所定の基準値に達すると起動完了信号を出力する電圧検出回路と、信号出力回路または電圧検出回路からの起動完了信号が入力されると電源回路を起動する起動トリガ回路とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、増設ユニットは、CPUユニットへの信号ラインを形成する信号ライン形成部を有し、CPUユニットから最も離れた終端の増設ユニットにおける電圧検出回路の信号出力端と信号ライン形成部とを短絡させる終端ユニットを設け、CPUユニットは、終端の増設ユニットから出力される起動完了信号が信号ラインを介して入力されると、すべての増設ユニットが起動したことを認識することを特徴とする。
請求項3の発明は、増設ユニットは、CPUユニットからの電源ラインを形成する電源ライン形成部を有し、電源回路は、電源ライン形成部より供給される所定の電源から内部回路に対応した電源を生成することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、隣接ユニットからの起動完了信号によって増設ユニットを起動させているので、従来例のように起動時間を設定する場合に比べて、調節することなく確実に1台ずつ起動させることができるとともに、起動時間が長くなるのを防止することができるという効果がある。また、複数の増設ユニットを連結した場合にはCPUユニット側から順次起動させることになり、複数の増設ユニットが同時に起動することがないので、起動時の消費電流が外部電源の容量を超えることがなく、そのためシステムを正常に起動させることができるという効果もある。さらに、起動完了信号によって、隣接する増設ユニットが起動したことを各増設ユニットに知らせることができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、終端の増設ユニットからの起動完了信号をCPUユニットに入力することによって、すべての増設ユニットが起動したことをCPUユニットに認識させることができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、内部回路に対応した電源を内蔵の電源回路で生成しているため、増設ユニットへの供給電源を共通化することができ、例えば仕様変更などが生じて増設ユニットを交換したり、また増設ユニットを追加する場合でも外部電源の交換が不要であるという効果がある。
本実施形態のプログラマブルコントローラの概略システム図である。 (a)は同上に用いられるI/Oユニットのブロック図であり、(b)〜(d)はその構成回路の回路図である。 同上に用いられるCPUユニットのブロック図である。 同上に用いられるI/Oユニットの信号出力回路の接続例である。 同上に用いられるI/Oユニットの初期化時のタイムチャートである。 同上の動作時のタイムチャートである。 (a)(b)は従来例のプログラマブルコントローラを示す分解斜視図である。
以下に、本発明に係るプログラマブルコントローラの実施形態を図面に基づいて説明する。本発明に係るプログラマブルコントローラは、例えば産業機械などの制御機器として用いられる。なお、以下の説明では、スタッキング(積み重ね)タイプのプログラマブルコントローラを例に説明を行い、また外観については図7(b)と同様であるから、図7(b)も参照しながら説明を行う。
図1は本実施形態のプログラマブルコントローラの概略システム図であり、本プログラマブルコントローラは、システム全体に電力を供給する電源ユニット1と、制御対象の機器に合わせたインターフェースを持つ複数(図1では4台)のI/Oユニット(増設ユニット)3と、各I/Oユニット3を個別に制御するCPUユニット2と、終端のI/Oユニット3に連結される終端ユニット4とを備えている。そして、これらの各ユニットは、図7(b)に示すように、左から電源ユニット1、CPUユニット2、I/Oユニット3、終端ユニット4(図7(b)では図示を省略)の順番で順次連結される。なお、以下の説明において各I/Oユニット3を区別する必要がある場合には、CPUユニット2側から順番にI/Oユニット3A,3B,3C,3Dと称す。すなわち、本実施形態では、I/Oユニット3Dが終端の増設ユニットとなる。また、各ユニット同士は、図1に示すようにスタックコネクタ6を介して電気的に接続されている。
電源ユニット1は、図示しない外部電源から電力供給を受けてシステムが必要とする電圧に変換し、電源ライン10を介してCPUユニット2および各I/Oユニット3にそれぞれシステム電源V+を供給する。なお、本実施形態の電源ユニット1は、例えば停電などによって外部電源がOFFされた場合のバックアップ電源としてのキャパシタ(充電要素)C1を備えており(図3参照)、停電になった場合にはキャパシタC1が放電することで、CPUユニット2および各I/Oユニット3に電力供給できるようになっている。詳細については後述する。
CPUユニット2は、図1および図3に示すように、電源ライン10を介して供給されるシステム電源V+から駆動電源(内部電源)VCCを生成する電源回路23と、システム電源V+の電源電圧を検出して所定の検出信号を出力する電圧検出回路24,25と、電源回路23からの駆動電源VCCが供給されると起動完了信号PSOを出力するリセット合成回路(信号出力回路)22と、プログラマブルコントローラとしてのプログラムを実行する制御回路21とを備えている。なお、リセット合成回路22はシステムを起動させる際に最初に起動させる必要があり、本実施形態では、起動時間を無視できるCMOSロジックICやPLD(プログラマブルロジックデバイス)などを用いている。
電圧検出回路24は、システム電源V+の電源電圧を検出するとともに、この検出電圧が所定の基準電圧V1(図6参照)に達すると起動信号PF1をリセット合成回路22に出力する。そして、リセット合成回路22では、起動信号PF1が入力されるとリセット信号CPU_RESETを制御回路21に出力し、制御回路21を起動させる。ここに、制御回路21を起動させる場合にはリセット信号CPU_RESETをHレベルに設定し、逆に制御回路21をリセットする場合にはリセット信号CPU_RESETをLレベルに設定することになる。
電圧検出回路25は、システム電源V+の電源電圧を検出するとともに、この検出電圧が所定の基準電圧V2(V2<V1、図6参照)以下になると停止信号PF2をリセット合成回路22に出力する。そして、リセット合成回路22では、停止信号PF2が入力されるとLレベルのリセット信号CPU_RESETを制御回路21に出力し、制御回路21を停止させる。
リセット合成回路22は、上記のように制御回路21を起動・停止させるとともに、駆動電源VCCが供給されると隣接するI/Oユニット3Aに対して起動完了信号PSOを出力する。また、終端ユニット4を介して入力されるI/Oユニット3Dからの起動完了信号PSO(全ユニット起動完了信号PSR)が信号ライン7を介してリセット合成回路22に入力されると、リセット合成回路22では、すべてのI/Oユニット3に電源が行き渡ったことを認識して、信号ライン8を介してリセット信号ERESETを各I/Oユニット3に出力し、各I/Oユニット3のリセット状態を解除する。ここに、各I/Oユニット3を起動させる場合にはリセット信号ERESETをHレベルに設定し、逆に各I/Oユニット3をリセットする場合にはリセット信号ERESETをLレベルに設定することになる。また、後述の電源回路33を起動させる場合には起動完了信号PSOをHレベルに設定し、逆に電源回路33を停止させる場合には起動完了信号PSOをLレベルに設定することになる。
I/Oユニット3は、図1および図2(a)に示すように、電源ライン10を介して供給されるシステム電源V+から駆動電源(内部電源)VCCを生成する電源回路33と、電源回路33の出力電圧を検出し、この出力電圧が所定の基準電圧V3(図6参照)に達すると起動完了信号PSOを出力する電圧検出回路34と、上記のリセット合成回路22または電圧検出回路34からの起動完了信号PSOが入力されると電源回路33を起動する起動トリガ回路32と、I/Oユニットとしてのプログラムを実行する制御回路31と、制御回路31の初期化が完了したことを通知する初期化完了信号を出力する信号出力回路35とを備えている。
図2(b)は上記の起動トリガ回路32の回路図であり、2つのトランジスタTr1,Tr2を主な構成要素としている。トランジスタTr1のベースは、抵抗R1を介してCPUユニット2のリセット合成回路22または隣接するI/Oユニット3の電圧検出回路34に接続され、Hレベルの起動完了信号PSOが入力されるとトランジスタTr1がONになってコレクタ−エミッタ間が導通する。また、トランジスタTr1のコレクタはトランジスタTr2のベースに接続されるとともに、抵抗R6を介してシステム電源V+に接続され、トランジスタTr1がON、つまりトランジスタTr1のコレクタ−エミッタ間が導通するとトランジスタTr2がOFFになるように構成されている。そして、トランジスタTr2がOFFになることによって電源回路(電源IC)33が起動し、各回路に駆動電源VCCが供給されるのである。
図2(c)は上記の電圧検出回路34の回路図であり、コンパレータCP1を主な構成要素としている。コンパレータCP1の入力端Vinには抵抗R2を介して駆動電源VCCが接続されており、この駆動電源VCCの電源電圧を所定の基準電圧と比較し、基準電圧よりも高くなると出力端から起動完了信号PSOを出力するのである。
図2(d)は上記の信号出力回路35の回路図であり、トランジスタTr3,Tr4を主な構成要素としている。トランジスタTr3のベースは、抵抗R3を介して制御回路31に接続され、制御回路31から出力されるHレベルのBOOT信号(初期化が完了したことを通知する信号)が入力されるとトランジスタTr3がONになってコレクタ−エミッタ間が導通する。また、トランジスタTr3のコレクタはトランジスタTr4のベースに接続されるとともに、抵抗R4を介して上記の電源ライン10(実際には後述の信号ライン形成部10a)に接続されている。さらに、トランジスタTr4のコレクタは、すべてのI/Oユニット3の初期化が完了したことを通知する全ユニット初期化完了信号DONEを伝送するための信号ライン9(実際には後述の信号ライン形成部9a)に接続されている。この信号出力回路35では、システム電源V+が供給されるとトランジスタTr4がONになるが、その後制御回路31からHレベルのBOOT信号が出力されるとトランジスタTr3がONになって、その結果トランジスタTr4がOFFになる。
ここにおいて、図4はCPUユニット2およびI/Oユニット3A〜3Dを接続した状態での信号ライン9の一例であり、各信号出力回路35のトランジスタTr4が信号ライン9に対してそれぞれ並列に接続され、また信号ライン9は抵抗R5を介して駆動電源VCCにプルアップされている。したがって、何れかのトランジスタTr4がONになっている状態では全ユニット初期化完了信号DONEはLレベルに設定されることから、CPUユニット2はまだ初期化が完了していないI/Oユニット3があることを認識し、すべてのトランジスタTr4がOFFになっている状態では全ユニット初期化信号DONEはHレベルに設定されることから、CPUユニット2はすべてのI/Oユニット3の初期化が完了したことを認識するのである。
また、I/Oユニット3は、図2(a)に示すように、隣接するCPUユニット2や他のI/Oユニット3とともに1本の電源ライン10を形成する電源ライン形成部10aと、同様に隣接するCPUユニット2や他のI/Oユニット3とともに各1本の信号ライン7〜9を形成する信号ライン形成部7a〜9aとを備えている。そして、I/Oユニット3では、電源ライン形成部10aを介してシステム電源V+が供給され、また信号ライン形成部8aを介してリセット信号ERESETがCPUユニット2から伝送される。さらに、信号ライン形成部9aを介して初期化完了信号DONEをCPUユニット2に伝送するとともに、信号ライン形成部7aを介して全ユニット起動完了信号PSRをCPUユニット2に伝送するのである。
図5はI/Oユニット3の初期化時のタイムチャートであり、時刻t1のときに電源スイッチ(図示せず)がONにされると、まだシステム電源V+が供給されていないことから、全ユニット初期化完了信号DONEはLレベルになっており、またリセット信号ERESETおよびBOOT信号はHレベルになっている。そして、時刻t2のときにシステム電源V+が10Vに達すると、リセット信号ERESETおよびBOOT信号がLレベルになり、制御回路31がリセットされる。このとき、出力信号回路35のトランジスタTr3がOFF、トランジスタTr4がONであることから、全ユニット初期化完了信号DONEはLレベルのままである。
その後、時刻t3のときにシステム電源V+が24Vになると、リセット信号ERESETおよびBOOT信号がHレベルになり、I/Oユニット3が1台である場合には全ユニット初期化完了信号DONEがHレベルになるので、CPUユニット2では、すべて(1台)のI/Oユニット3の初期化が完了したことを認識する。一方、I/Oユニット3が複数台である場合には全ユニット初期化完了信号DONEはLレベルのままであり、時刻t4のときに全ユニット初期化完了信号DONEがHレベルになると、CPUユニット2では、同様にすべてのI/Oユニット3の初期化が完了したことを認識する。
終端ユニット4は、図1に示すように、終端のI/Oユニット3Dの電圧検出回路34の信号出力端と、信号ライン形成部7aとの間を短絡するためのユニットであり、その結果終端のI/Oユニット3Dから出力される起動完了信号PSO(全ユニット起動完了信号PSR)は、信号ライン7を介してCPUユニット2に入力されるのである。そして、この起動完了信号PSOがCPUユニット2に入力されることで、CPUユニット2では、すべてのI/Oユニット3に電源が行き渡ったことを認識するのである。
ここで、本実施形態のプログラマブルコントローラは、上述したようにキャパシタC1を備えているため、停電などによって電力供給がストップされた場合でも、このキャパシタC1から供給される電力によってCPUユニット2の終了処理(例えばデータバックアップなど)が実行できるようになっている。ところが、このキャパシタC1は容量が限られていることから、連結されるI/Oユニット3が多い場合には上記の終了処理が完了する前に電源がOFFになる可能性がある。そこで、本実施形態では、CPUユニット2の終了処理に時間的余裕を持たせるために、キャパシタC1からの出力電圧が所定の基準電圧V1(図6参照)以下になると起動完了信号PSOをLレベルに設定し、各I/Oユニット3の電源回路33を停止させるように構成している。
次に、プログラマブルコントローラの動作を、図6のタイムチャートを参照しながら説明する。電源ユニット1から供給されるシステム電源V+が時刻t1のときに基準電圧V1に達すると、CPUユニット2では、電圧検出回路24からリセット合成回路22に起動信号PF1が出力され、リセット合成回路22はHレベルのリセット信号CPU_RESETを制御回路21に出力する。また、リセット合成回路22は、内蔵の遅延タイマにより時刻t2のときに隣接するI/Oユニット3AにHレベルの起動完了信号PSOを出力し、I/Oユニット3Aでは、起動トリガ回路32に起動完了信号PSOが入力されると電源回路33が起動される。そして、時刻t3のときに電源回路33の出力電圧が基準電圧V3に達すると、電圧検出回路34から隣接するI/Oユニット3BにHレベルの起動完了信号PSOが出力される。
以下同様にして、Hレベルの起動完了信号PSOがI/Oユニット3C,3Dの順に順次伝送され、時刻t6のときに終端のI/Oユニット3Dの電源回路33の出力電圧が基準電圧V3に達すると、電圧検出回路34からHレベルの起動完了信号PSOが出力される。そして、この起動完了信号PSOは、終端ユニット4を介して信号ライン7に伝送され、CPUユニット2のリセット合成回路22に入力される。すなわち、CPUユニット2は、この時点ですべてのI/Oユニット3に電源が行き渡ったことを認識するのである。その後、CPUユニット2のリセット合成回路22は、上記の遅延タイマにより時刻t7のときにHレベルのリセット信号ERESETを信号ライン8に出力し、各I/Oユニット3では、このリセット信号ERESETが入力されると制御回路31のリセット状態を解除するのである。その結果、リセット状態が解除された各I/Oユニット3では制御回路31の初期化がそれぞれ実行され、時刻t8のときにすべてのI/Oユニット3の制御回路31の初期化が完了すると、Hレベルの全ユニット初期化完了信号DONEがCPUユニット2に入力される。そして、CPUユニット2では、すべてのI/Oユニット3が初期化されたことを認識するのである。
次に、停電などで外部電源からの電力供給がストップした場合の動作を、同様に図6のタイムチャートを参照しながら説明する。上述したように、停電の場合には電源ユニット1が備えるキャパシタC1が放電することで、CPUユニット2および各I/Oユニット3にシステム電源V+を供給するのであるが、時刻t9のときにシステム電源V+の出力電圧が基準電圧V1以下になると、CPUユニット2では、電圧検出回路24からリセット合成回路22にLレベルの起動信号PF1(電圧低下信号)が出力される。そして、リセット合成回路22は、Lレベルのリセット信号ERESETを各I/Oユニット3に出力し、その結果各I/Oユニット3の制御回路31がリセットされる。また、リセット合成回路22は、遅延タイマにより時刻t10のときにLレベルの起動完了信号PSOを隣接するI/Oユニット3Aに出力し、I/Oユニット3Aでは、起動完了信号PSOがLレベルにされたことで電源回路33を停止させる。そして、時刻t11のときに電源回路33の出力電圧が0Vになると、電圧検出回路34から出力される起動完了信号PSOがLレベルになり、この起動完了信号PSOが隣接するI/Oユニット3Bに出力される。
以下同様にして、Lレベルの起動完了信号PSOがI/Oユニット3C,3Dの順に順次伝送されることで、I/Oユニット3が備える電源回路33が順次停止され、時刻t14のときにI/Oユニット3Dの電源回路33の出力電圧が0Vになり、電圧検出回路34から出力される起動完了信号PSOがLレベルになると、CPUユニット2では、信号ライン7を介して入力されるLレベルの全ユニット起動完了信号PSRにより、すべてのI/Oユニット3の電源がOFFされたことを認識するのである。そして最後に、時刻t15のときにキャパシタC1の出力電圧が基準電圧V2以下になると、電圧検出回路25は停止信号PF2をリセット合成回路22に出力し、リセット合成回路22はLレベルのリセット信号CPU_RESETを制御回路21に出力する。その結果、制御回路21はこのリセット信号CPU_RESETによりリセットされ、その後システム電源V+および駆動電源VCCが0Vになる。なお、図6中の破線aは、I/Oユニット3を電源OFFにしなかった場合のシステム電源V+の電圧変化を示しており、本実施形態によれば、(t15−t14)だけCPUユニット2の終了時間を遅延させることができる。その結果、CPUユニット2において、データバックアップなどの終了処理に時間的余裕を持たせることができる。
而して、本実施形態によれば、隣接ユニット(CPUユニット2またはI/Oユニット3)からの起動完了信号PSOによって各I/Oユニット3を起動させているので、従来例のように起動時間を設定する場合に比べて、調節することなく確実に1台ずつ起動させることができるとともに、起動時間が長くなるのを防止することができる。また、本実施形態のように複数のI/Oユニット3を連結した場合には、CPUユニット2側から順次起動させることになり、複数のI/Oユニット3が同時に起動することがないので、起動時の消費電流が外部電源の容量を超えることがなく、そのためシステムを正常に起動させることができる。さらに、起動完了信号PSOによって、隣接するI/Oユニット3が起動したことを各I/Oユニット3に知らせることができる。
また、終端のI/Oユニット3Dからの起動完了信号PSO(全ユニット起動完了信号PSR)をCPUユニット2に入力することによって、すべてのI/Oユニット3が起動したことをCPUユニット2に認識させることができ、さらに本実施形態のように駆動電源VCCを内蔵の電源回路33で生成した場合には、I/Oユニット3への供給電源(つまりシステム電源V+)については共通化することができるので、例えば仕様変更などが生じてI/Oユニット3を交換したり、またI/Oユニット3を追加する場合でも外部電源の交換が不要であるという利点もある。
なお、本実施形態では、スタッキングタイプのプログラマブルコントローラを例に説明したが、図7(a)に示すようなビルディングブロックタイプのプログラマブルコントローラであってもよい。また、本実施形態では、増設ユニットがI/Oユニット3である場合を例に説明したが、増設ユニットは本実施形態に限定されるものではなく、例えば通信用のネットワークユニットやシリアルデータ用の制御ユニットなどであってもよい。さらに、本実施形態では、I/Oユニット3が4台の場合を例に説明したが、I/Oユニット3の台数は本実施形態に限定されるものではなく、1台であってもいいし、2台、3台、または5台以上であってもよい。また、本実施形態では、電源ユニット1が設けられているが、例えばCPUユニット2内に電源機能を設けてもよい。
2 CPUユニット
3A〜3D I/Oユニット(増設ユニット)
22 リセット合成回路(信号出力回路)
32 起動トリガ回路
33 電源回路
34 電圧検出回路
PSO 起動完了信号
VCC 駆動電源

Claims (3)

  1. 1乃至複数の増設ユニットと、増設ユニットを制御するCPUユニットとを備え、前記1乃至複数の増設ユニットを前記CPUユニットに順次連結したプログラマブルコントローラであって、前記CPUユニットは、所定の駆動電源が供給されると起動完了信号を出力する信号出力回路を有し、前記増設ユニットは、内部電源を供給する電源回路と、電源回路の出力電圧を検出し当該出力電圧が所定の基準値に達すると起動完了信号を出力する電圧検出回路と、前記信号出力回路または電圧検出回路からの前記起動完了信号が入力されると前記電源回路を起動する起動トリガ回路とを有することを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 前記増設ユニットは、前記CPUユニットへの信号ラインを形成する信号ライン形成部を有し、前記CPUユニットから最も離れた終端の増設ユニットにおける前記電圧検出回路の信号出力端と前記信号ライン形成部とを短絡させる終端ユニットを設け、前記CPUユニットは、前記終端の増設ユニットから出力される前記起動完了信号が前記信号ラインを介して入力されると、すべての増設ユニットが起動したことを認識することを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 前記増設ユニットは、前記CPUユニットからの電源ラインを形成する電源ライン形成部を有し、前記電源回路は、前記電源ライン形成部より供給される所定の電源から内部回路に対応した電源を生成することを特徴とする請求項1または2記載のプログラマブルコントローラ。
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