JP2011066175A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ Download PDF

Info

Publication number
JP2011066175A
JP2011066175A JP2009215168A JP2009215168A JP2011066175A JP 2011066175 A JP2011066175 A JP 2011066175A JP 2009215168 A JP2009215168 A JP 2009215168A JP 2009215168 A JP2009215168 A JP 2009215168A JP 2011066175 A JP2011066175 A JP 2011066175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
groove
active layer
laser according
mqw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009215168A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kamioka
裕之 上岡
Hiromi Ohashi
弘美 大橋
Mitsuru Sugo
満 須郷
Nobuhiko Nishiyama
伸彦 西山
Shigehisa Arai
滋久 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Tokyo Institute of Technology NUC
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Tokyo Institute of Technology NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Tokyo Institute of Technology NUC filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2009215168A priority Critical patent/JP2011066175A/ja
Publication of JP2011066175A publication Critical patent/JP2011066175A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】安定したシングルモード性を有し、高い出力を得ることができる半導体レーザを提供することにある。
【解決手段】InP基板2と、InP基板2上に設けられたSCH歪MQW活性層3とを有し、SCH歪MQW活性層3の一部が除去されて分離溝11が形成され、分離溝11にSCH歪MQW活性層3のMQW25と異なる材料12が埋め込まれた。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体レーザに関し、特に高い出力を安定して得ることができる半導体レーザに関する。
半導体レーザは小型、高効率、高信頼性などの優れた特徴を有するため、光通信分野や光記録分野での光源として広く用いられており、最近では高出力の半導体レーザの開発が進められている。しかしながら、光出力の増大に伴い、半導体レーザの光強度の高い領域に光出力を不安定化させるホールバーニング現象が起こりやすくなることが知られている。例えば、ファブリ・ペロー共振器を有する半導体レーザ(以下、FPレーザと称す)は基板結晶の劈開面をミラーとするレーザであり、共振器内部よりも端面近傍において光密度が高くなるという特性を有している。FPレーザにおいては高出力を得るために光を取り出す面に低反射膜(以下、LRと称す)を、もう一方の端面には高反射膜(以下、HRと称す)を施した構造が一般的である。活性層内の光強度はHR端面からLR端面側に向かって指数関数的に増大する。HR端面からの距離zでの光強度I(z)は、HR端面の光強度をI0とし単位長さあたりの内部利得をgとすると、I(z)=I0exp(g・z)で表される。
また、活性領域に作製された回折格子によるブラッグ反射を利用した半導体レーザは分布帰還型半導体レーザ(以下、DFBレーザと称す)であり、共振器構造の全域に均一回折格子を有する均一回折格子DFBレーザと、共振器構造の一部にレーザとλ/4分の位相シフト領域を有するλ/4シフトDFBレーザとに大別される。DFBレーザにおいても端面のコーティングの有無により異なるが、活性領域内に光強度の高い領域が存在する。
半導体レーザへの電流注入量の増加により半導体レーザを高出力状態にすると光の強度が最大になる領域でホールバーニング現象が発生しやすくなる。ホールバーニング現象とは、光強度が最大となる領域で誘導放出が顕著となるため、注入キャリアの再結合による消費が増大しキャリア濃度が相対的に減少するというキャリアの局部的な枯渇現象である。ホールバーニング現象が発生しキャリア密度が減少すると活性層のキャリアプラズマ効果が弱くなり、共振器内の屈折率分布に変化が生じレーザ発振が不安定となるため、横モードが不安定になったり、光出力−電流特性にキンクが発生したりする。また、ストライプの中心部は光強度が高く出射面での光出力強度分布は中心部を頂点とする単峰性であるが、ホールバーニングにより中心部が凹んだ形状となり、光ファイバや光デバイスとの結合損失が増大するなどの問題があった。
ホールバーニング現象を回避するため、例えば、FPレーザでは端面の発射率を最適化する方法(例えば、特許文献1参照)、そしてDFBレーザでは共振器方向に電極を分割し注入電流を制御する方法(例えば、特許文献2参照)や位相シフト領域の回折格子の溝の深さを浅くし結合係数Kを低下させる方法(例えば、特許文献3参照)が試みられている。いずれの場合も最適な設計が難しく、製作時の歩留まりや安定動作に問題が残っている。また、横モードを安定化するためストライプ幅を狭める方法(例えば、非特許文献1参照)が取られるが光出力は制限されるという問題がある。
特開平6−85382号公報 特開平6−268312号公報 特開平2−172289号公報
末松安晴、伊賀健一著「光ファイバ通信入門(改訂3版)」、株式会社 オーム社、平成8年9月20日、p.112
以上のように、シングル横モードの高出力半導体レーザは、共振方向に対して垂直方向(横方向)に、ストライプの中心にピークがある単峯性ガウシアン形状の光強度分布を持っている。しかしながら、高出力化に伴い、空間ホールバーニングと呼ばれる効果により、光の強い部分つまりストライプの中心部分の利得が減少し最終的には単峯性ガウシアン形状が崩れていくという問題がある。
従って、本発明は上述のような課題を解決するために為されたものであって、安定したシングルモード性を有し、高い出力を得ることができる半導体レーザを提供することを目的としている。
上述した課題を解決する第1の発明に係る半導体レーザは、
半導体基板と、
前記半導体基板上に設けられた活性層とを有し、
前記活性層の一部が除去されて溝が形成され、
前記溝に前記活性層の材料と異なる材料が埋め込まれた
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る半導体レーザは、
第1の発明に係る半導体レーザであって、
前記溝に埋め込まれる材料が、前記活性層よりも屈折率が小さい材料である
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る半導体レーザは、
第1または第2の発明に係る半導体レーザであって、
前記溝が、前記活性層の一部が除去されない構造において光強度が強い領域にのみ形成される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る半導体レーザは、
第3の発明に係る半導体レーザであって、
一方の端面に形成された無反射コーティング膜と、
他方の端面に形成された高反射コーティング膜とをさらに有し、
前記溝は、前記活性層の幅方向中央部に形成される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係る半導体レーザは、
第4の発明に係る半導体レーザであって、
前記溝が、前記無反射コーティング膜から前記高反射コーティング膜に亘って形成される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明に係る半導体レーザは、
第4の発明に係る半導体レーザであって、
前記溝が、前記無反射コーティング膜近傍に形成される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第7の発明に係る半導体レーザは、
第3の発明に係る半導体レーザであって、
前記活性層上に形成されたガイド層と、
前記ガイド層上に形成され、当該ガイド層の長さ方向に沿って溝の深さを周期的に変化させた回折格子とを有し、
前記回折格子の長さ方向中央部に位相シフトが設けられ、
前記溝が、前記位相シフトに対向する箇所に形成される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第8の発明に係る半導体レーザは、
第7の発明に係る半導体レーザであって、
前記溝が、前記活性層の幅方向にて縞状に複数形成され、
前記溝内における前記活性層の幅方向の大きさは、端面から出力されるレーザ光の波長と同じである
ことを特徴とする。
本発明に係る半導体レーザによれば、安定したシングルモード性を有し高い出力を得ることができる。
本発明の第1の実施例に係る半導体レーザの一部切欠断面図である。 半導体レーザの製造方法を説明するための図であって、図2(a)に活性層成長工程を示し、図2(b)にエッチング工程を示し、図2(c)に埋め込み工程を示し、図2(d)にエッチング工程を示す。 分離溝の他例を説明するための図である。 FPレーザに適用した分離溝の形状を説明するための図であって、図4(a)に三角柱体状の場合を示し、図4(b)に直方体状の場合を示す。 本発明の第2の実施例に係る半導体レーザの断面図である。 半導体レーザの分離溝を説明するための図である。 分離溝構造を説明するための図であって、図7(a)にその斜視を示し、図7(b)に図7(a)における囲み線bの拡大を示す。
本発明に係る半導体レーザについて、各実施例にて具体的に説明する。
本実施例に係る半導体レーザについて、図1〜図4を参照して説明する。
半導体レーザ1は、図1に示すように、InP基板2と、InP基板2上に設けられたSCH(分離閉じ込めヘテロ構造)歪MQW(多重量子井戸構造)活性層3と、SCH歪MQW活性層3上に設けられたpクラッド層4と、pクラッド層4上に設けられたpコンタクト層5とを有する。
pコンタクト層5の上面にはp側電極6が設けられる。InP基板2の下面にはn側電極7が設けられる。半導体レーザ1の一方の端面には無反射(AR)コーティング膜8が設けられ、他方の端面には高反射(HR)コーティング膜9が設けられる。
そして、SCH歪MQW活性層3には、その一部が除去されて分離溝領域10が形成される。分離溝領域10は、SCH歪MQW活性層3、具体的には、後述するMQW25の幅方向中央部分にて、ARコーティング膜8側からHRコーティング膜9側に亘って形成された分離溝11と、この分離溝11に埋め込まれ、MQW25とは異なる材料12とを有する(図2参照)。これにより、ARコーティング膜8側からレーザ光L1が出力される。
ここで、上述した半導体レーザ1の作製方法について図2(a)〜(d)を参照して説明する。
まず、図2(a)に示すように、n−InP基板2上に有機金属気相成長(MOVPE)法を用いてSCH層24を成長させ、このSCH層24上にMOVPE法を用いてMQW25を成長させてSCH歪MQW活性層3が作製される。SCH層24はMQW層よりバンドギャップエネルギーが大きくクラッド層より屈折率の大きい材料であり、例えば、InGaAlAs、InGaAsPなどが挙げられる。MQW25としては、例えば、InGaAlAs、InGaAsPなどが挙げられる。
次に、図2(b)に示すように、フォトリソグラフィとエッチングによりSCH歪MQW活性層3の一部、具体的には、MQW25(活性層)の幅方向中央部分にて、一方の端面部側から他方の端面部側に亘って、MQW25が取り除かれて、分離溝11が形成される。
次に、図2(c)に示すように、結晶成長によりMQW25とは異なる材料12が分離溝11に埋め込まれる。分離溝11に埋め込まれる材料12としては、MQW25よりも屈折率が小さい材料が適しており、例えば、InPが挙げられる。また、材料12としてSCH層24と同じ材料を用いることも可能である。このような材料12を用いることで、キャリアの局部的な枯渇現象を抑制できる。
続いて、図2(d)に示すように、エッチングにより材料12がMQW25の上面まで取り除かれる。
続いて、pクラッド層4、pコンタクト層5、p側電極6、n側電極7、ARコーティング膜8、およびHRコーティング膜9が形成される。これらの形成は、従来の半導体レーザの作製方法と同様な方法で行われる。これにより、上述した構成の半導体レーザ1が得られる。
したがって、本実施例に係る半導体レーザによれば、SCH歪MQW活性層3の一部が除去されて分離溝11が形成され、この分離溝11内にMQW25とは異なる材料12が埋め込まれることにより、MQW25内における光強度が高い部分が除去されることになる。これにより、キャリアの局部的な枯渇現象が無くなる。その結果、安定したシングルモード性を有する高い出力を得ることができる。
さらに、分離溝11は、MQW25の一部を除去しない構造において光強度が強い領域にのみ形成されることにより、MQW25内にて光強度が最も高い領域が効果的に除去される。これにより、キャリアの局部的な枯渇現象が無くなり、安定したシングルモード性を有する高い出力を確実に得ることができる。
なお、上記では、分離溝11をMQW25と同じ厚みで設けた半導体レーザ1を用いて説明したが、図3に示すように、分離溝領域20の分離溝21がSCH層24の一部を含む領域まで形成された半導体レーザとすることも可能である。
上記では、一方の端面からその他方の端面に亘って形成された分離溝11を有する分離溝領域10を用いて説明したが、分離溝の構造や数に制限があるわけではなく、光強度の高い領域に溝を形成する、あるいは光強度の高い領域の溝を相対的に広くすることも可能であり、光を出力する端面の幅方向中央部分を含む領域にのみ分離溝領域を形成することも可能である。例えば、図4(a)に示すように、レーザ光L3が出力される端面側の幅方向中央部分に三角柱体状の溝31が形成され、この溝31内にMQW25とは異なる材料12が埋め込まれた分離溝領域30とすることも可能である。また、図4(b)に示すように、レーザ光L4が出力される端面側の幅方向中央部分に直方体状の溝41が形成され、この溝41内にMQW25とは異なる材料12が埋め込まれた分離溝領域40とすることも可能である。これらのような分離溝領域30,40であっても、上述した分離溝領域10と同様、MQW25内における光強度が最も高い部分が除去され、キャリアの局部的な枯渇現象が無くなる。その結果、安定したシングルモード性を有する高い出力を得ることができる。特に、FPレーザに適用した場合には、光強度が最も高い領域が効果的に除去されることになる。これにより、キャリアの局部的な枯渇現象が無くなり、安定したシングルモード性を有する高い出力を確実に得ることができる。
本発明の第2の実施例に係る半導体レーザについて、図5、図6、図7(a)および図7(b)を参照して説明する。本実施例では、DFB半導体レーザに適用した場合について説明する。
本実施例に係る半導体レーザ101は、InP基板102と、InP基板102上に設けられたSCH歪MQW活性層103と、SCH歪MQW活性層103上に設けられたInGaAsPガイド層123とを有する。ガイド層123上には、ガイド層123の長さ方向に沿って溝の深さを周期的に変化させた回折格子121が形成される。回折格子121の長さ方向中央部に位相シフト122が形成される。回折格子121および位相シフト122上にpコンタクト層105が設けられる。
pコンタクト層105の上面にはp側電極106が設けられる。InP基板102の下面にはn側電極107が設けられる。半導体レーザ101の両方の端面には無反射(AR)コーティング膜108がそれぞれ設けられる。これにより、一方のARコーティング膜108側からレーザ光L51が出力され、他方のARコーティング膜108からレーザ光L52が出力される。
SCH歪MQW活性層103におけるSCH層124の材料はMQW層よりバンドギャップエネルギーが大きくクラッド層より屈折率の大きい材料であり、例えば、InGaAlAs,InGaAsPなどが挙げられる。SCH歪MQW活性層103におけるMQW125の材料としては、例えば、InGaAlAs,InGaAsPなどが挙げられる。
そして、SCH歪MQW活性層103には、その一部が除去されて分離溝領域50が形成される。分離溝領域50は、位相シフト122に対向する箇所に形成された分離溝51と、この分離溝51に埋め込まれ、MQW125とは異なる材料52とを有する。分離溝51に埋め込まれる材料52としては、MQW125よりも屈折率が小さい材料が好適であり、例えば、InPが挙げられる。また、材料52として、SCH層124と同じ材料をとすることも可能である。このような材料52を用いることで、キャリアの局部的な枯渇現象を抑制できる。
ここで、上述した半導体レーザ101の分離溝領域50の作製方法(分離溝の作製方法)は実施例1と同様である。すなわち、n−InP基板102上にMOVPE法を用いてSCH層124を成長させ、このSCH層124上にMOVPE法を用いてMQW125を成長させてSCH歪MQW活性層103が作製される。次に、フォトリソグラフィとエッチングによりSCH歪MQW活性層103の一部、具体的には、MQW25(活性層)の幅方向中央部分、且つ長さ方向中央部分にて、MQW125が取り除かれて、分離溝51が形成される。次に、結晶成長によりMQW125とは異なる材料52が分離溝51に埋め込まれた後、エッチングにより材料52がSCH歪MQW活性層103の上面まで取り除かれる。続いて、ガイド層123が設けられた後にレジストが塗布され、電子ビーム描画装置で回折格子および位相シフトのマスクパターンが形成され、エッチングされて回折格子121および位相シフト122が形成される。回折格子121および位相シフト122上にクラッド層104、コンタクト層105が結晶成長される。続いて、p側電極106、n側電極107、ARコーティング膜108が形成される。これらの形成は、従来の半導体レーザの作製方法と同様な方法で行われる。これにより、上述した構成の半導体レーザ101が得られる。
したがって、上述した半導体レーザ101によれば、第1の実施例に係る半導体レーザ1と同様、SCH歪MQW活性層103の一部が除去されて分離溝51が形成され、この分離溝51内にMQW125とは異なる材料52が埋め込まれることにより、MQW125内における光強度が高い部分が除去されることになる。これにより、キャリアの局部的な枯渇現象が無くなる。その結果、安定したシングルモード性を有する高い出力を得ることができる。よって、両端をARコートが施されたλ/4DFBレーザに適用した場合には、光強度が高くなる位相シフト領域に分離溝が形成されることになる。これにより、ホールバーニングの発生を効果的に防止することができる。
なお、上記では、直方体形状の分離溝51を有する分離溝領域50を用いて説明したが、ストライプ状に分離溝を設けた分離溝領域とすることも可能である。例えば、図7(a)および図7(b)に示すように、MQW125(活性層)の幅方向にて縞状に複数の分離溝61を設けた分離溝領域60とすることも可能である。このように複数の分離溝61を設ける場合には、MQW125の幅Laを端面から出力されるレーザの波長と同じ大きさとし、隣接するMQW125の間隔をLdとし、分離溝61の幅をLcとする。MQW125の幅Laとしては、出力波長と同じ大きさにすることが望ましく、例えば、通信用の1.55μm帯のレーザ光では、Laを1.5μm程度とすることが望ましい。Laが狭すぎると光出力が低くなり、逆にLaが広すぎるとモードが不安定になってしまう。
さらに、図3に示すように、導波路方向(活性層の長さ方向)における両端面間に亘って設けられた分離溝としたり、図4(a)および図4(b)に示すような端面近傍にのみ設けられた分離溝としたりすることも可能である。分離溝の体積を好ましくは小さくした方が良い。これにより、高い光出力を得ることができる。
本発明に係る半導体レーザによれば、安定したシングルモード性を有し、高い出力を得ることができる。そのため、通信産業などで有益に利用できる。
1,101 半導体レーザ
2,102 InP基板
3,103 SCH歪MQW活性層
4,104 pクラッド層
5,105 pコンタクト層
6,106 p側電極
7,107 n側電極
8,108 ARコーティング膜
9 HRコーティング膜
10,20,30,40,50,60 分離溝領域
11,21,31,41,51,61 分離溝
12,52 材料
24,124 SCH層
25,125 MQW
121 回折格子
122 位相シフト
123 InGaAsPガイド層

Claims (8)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた活性層とを有し、
    前記活性層の一部が除去されて溝が形成され、
    前記溝に前記活性層の材料と異なる材料が埋め込まれた
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  2. 請求項1に記載の半導体レーザであって、
    前記溝に埋め込まれる材料が、前記活性層よりも屈折率が小さい材料である
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体レーザであって、
    前記溝は、前記活性層の一部が除去されない構造において光強度が強い領域にのみ形成される
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  4. 請求項3に記載の半導体レーザであって、
    一方の端面に形成された無反射コーティング膜と、
    他方の端面に形成された高反射コーティング膜とをさらに有し、
    前記溝は、前記活性層の幅方向中央部に形成される
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  5. 請求項4に記載の半導体レーザであって、
    前記溝は、前記無反射コーティング膜から前記高反射コーティング膜に亘って形成される
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  6. 請求項4に記載の半導体レーザであって、
    前記溝は、前記無反射コーティング膜近傍に形成される
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  7. 請求項3に記載の半導体レーザであって、
    前記活性層上に形成されたガイド層と、
    前記ガイド層上に形成され、当該ガイド層の長さ方向に沿って溝の深さを周期的に変化させた回折格子とを有し、
    前記回折格子の長さ方向中央部に位相シフトが設けられ、
    前記溝は、前記位相シフトに対向する箇所に形成される
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  8. 請求項7に記載の半導体レーザであって、
    前記溝は、前記活性層の幅方向にて縞状に複数形成され、
    前記溝内における前記活性層の幅方向の大きさは、端面から出力されるレーザ光の波長と同じである
    ことを特徴とする半導体レーザ。
JP2009215168A 2009-09-17 2009-09-17 半導体レーザ Withdrawn JP2011066175A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009215168A JP2011066175A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 半導体レーザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009215168A JP2011066175A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 半導体レーザ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011066175A true JP2011066175A (ja) 2011-03-31

Family

ID=43952128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009215168A Withdrawn JP2011066175A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 半導体レーザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011066175A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015056515A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 日本オクラロ株式会社 半導体光素子及び光通信モジュール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015056515A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 日本オクラロ株式会社 半導体光素子及び光通信モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8494320B2 (en) Optical element and method for manufacturing the same
US7899283B2 (en) Optical device and method for manufacturing the same
WO2009116140A1 (ja) 光半導体素子及びその製造方法
US8040928B2 (en) Semiconductor laser, method for generating laser beam and method for reducing a spectral line-width of laser beam
JPWO2003067724A1 (ja) 半導体発光素子およびその製造方法
US20040179569A1 (en) Wavelength tunable DBR laser diode
JP2010251609A (ja) 半導体レーザ
JP2005510090A (ja) ブロードバンド・コミュニケーション・システムのための面発光dfbレーザ構造およびこの構造の配列
JP5247444B2 (ja) 半導体レーザ装置
US6850550B2 (en) Complex coupling MQW semiconductor laser
JP5929571B2 (ja) 半導体レーザ
JP2004253811A (ja) 半導体発光素子およびその製造方法
JP2002353559A (ja) 半導体レーザ及びその製造方法
JP5310533B2 (ja) 光半導体装置
US20040013144A1 (en) Complex-coupled distributed feedback semiconductor laser device
KR20130003913A (ko) 비대칭 결합계수를 갖는 분포 궤환형 레이저 다이오드 및 그것의 제조 방법
JP2002305350A (ja) 分布帰還型半導体レーザ素子及びその作製方法
JP4599700B2 (ja) 分布帰還型半導体レーザ
JP2000036638A (ja) 半導体発光装置
JP2002324948A (ja) 半導体レーザ及びレーザモジュール
JPH11195838A (ja) 分布帰還型半導体レーザ
JP2950302B2 (ja) 半導体レーザ
JP2011066175A (ja) 半導体レーザ
JP4953392B2 (ja) 光半導体装置
JP4999038B2 (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20121204