JP2011059426A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー状態からの復帰後の動作により柔軟性を持たせることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】メイン制御部101の起動時に、動作モードを設定するピンストラップ回路501と、メイン制御部101を省エネルギー状態に移行させる省エネ制御部103と、メイン制御部101を省エネルギー状態2から復帰させる復帰条件の発生を監視する省エネ復帰条件監視部113と、復帰条件が発生した場合に、発生した復帰条件に応じて決定される待機状態または動作状態のいずれかに応じてピンストラップ回路501により設定した動作モードを再設定する省エネ制御部103と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機等に代表される画像形成装置には、消費電力の低減が求められている。特に、画像形成装置が省エネルギー状態に移行した際の更なる消費電力の低減が求められており、省エネルギー状態に移行した際に、不要な回路の電源を落とすことで消費電力の更なる低減を図る技術が既に知られている。
さらに、1つ以上のCPU(Central Processing Unit)などの制御回路を1つのLSI(Large Scale Integration)に組み込んだSOC(System On a Chip)等では、各制御回路に電源を供給する回路を分離し、省エネルギー状態からの復帰条件に応じて、省エネルギー状態にある動作不要な制御回路の電源を落としたままにすることにより、省エネルギー状態における消費電力の更なる低減を図る技術も既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら上記特許文献1に記載の技術では、起動時に動作モードを固定しておく必要がある制御回路については、ピンストラップの設定等で制御回路の動作モードを予め設定しておく必要があり、制御回路により制御される動作に関して、省エネルギー状態から復帰後の動作に柔軟性を持たせることができない、という課題がある。
例えば、CPUがフェッチするリセットベクタのアドレスが起動時の動作モードにより固定され、リセットベクタが外部のROM(Read Only Memory)にアサインされていると、CPUの省エネルギー状態からの復帰時間が起動時と同様に長くなる。
また、CPUによっては動作周波数を動的に切り替えられないものがあり、その場合、起動時のピンストラップによる動作モードの設定により機種ごとの動作周波数を固定しておく必要がある。その場合、CPUが省エネルギー状態から復帰した後、印刷等の処理が不要であっても、高速な動作周波数でCPUを動作させる必要があり、その分消費電力が大きくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、省エネルギー状態からの復帰後の動作により柔軟性を持たせることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像形成に係る各部を制御する制御部の起動時に、画像形成に係る動作モードを設定する設定手段と、前記制御部を省エネルギー状態に移行させる省エネ制御手段と、前記制御部を前記省エネルギー状態から画像形成に待機する待機状態または画像形成を実行する動作状態に復帰させる復帰条件の発生を監視する監視手段と、前記監視手段により前記復帰条件が発生したと判断した場合に、発生した前記復帰条件に応じて決定される待機状態または動作状態のいずれかの状態に応じて前記動作モードを再設定する再設定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、省エネルギー状態中に動作不要な制御回路の電源を落とす装置において、省エネルギー状態から制御回路を復帰させる際に、起動時の動作モードとは異なる動作モードで制御回路を動作させることができるので、省エネルギー状態からの復帰後の動作により柔軟性を持たせることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置を含む画像形成システムの構成を示すブロック図である。 図2は、LSIが備える各制御部の電源制御を説明するための図である。 図3は、各制御部の状態の移行を説明するための図である。 図4は、復帰条件の一例を示す図である。 図5は、メイン制御部の動作モードを設定するピンストラップ回路の説明図である。 図6は、メイン制御部の動作を制御するPLLブロックを示す図である。 図7は、省エネ制御部がピンストラップ回路により設定した動作モードを再設定する処理を説明するための図である。 図8は、ピンストラップ回路により設定された動作モード(動作周波数)を再設定する処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、CPU2のブート動作のためのプログラムが記憶されたメモリ領域を示すメモリマップである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の一実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置を含む画像形成システムの構成を示すブロック図である。画像形成システム1は、画像形成装置100、画像形成装置100に対して印刷ジョブや各種情報等を送信するホストPC(Personal Computer)200、画像形成装置100への各種情報や印刷ジョブ等に係るパケットを送信するLAN(Local Area Network)300などを備えている。
画像形成装置100は、データの受信、エンジン制御、画像処理、ネットワーク処理等を行うLSI(Large Scale Integration)120、原稿を読み取るスキャナユニット130、OS(Operating System)などを記憶した読出し専用メモリである外部ROM(Read Only Memory)140、各種操作指示を行うキーボードなどの操作部や各種情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部を有している操作/表示部150、各種データを書換え可能に記憶するDDR(Double Data Rate)−SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などの外部RAM(Random Access Memory)160などを備えている。
LSI120は、それぞれ独立した電源を持つ3つの制御部(メイン制御部101、I/O制御部102、省エネ制御部103)を備えている。これらの制御部は、アイソレーションセルにより電源分離されており、制御部別に電源のオン/オフが可能である。
ここで、図2を用いて、LSI120が備える各制御部の電源制御について説明する。図2は、LSIが備える各制御部の電源制御を説明するための図である。
LSI120が備える各制御部(メイン制御部101、I/O制御部102、省エネ制御部103)には、当該各制御部の電源制御を行うための機構として電源制御回路1〜3(201,203,205)および電源監視回路1〜3(202,204,206)が設けられている。
電源制御回路1〜3(201,203,205)は、省エネ制御部103から出力された電源制御信号(power1en,power2en,power3en)および画像形成装置1のオン/オフするための電源スイッチ(図示しない)からくる電源制御信号(pwr_sw)を元に、各制御部に供給する電源(power1,power2,power3)を生成する。
具体的には、電源制御回路1〜3(201,203,205)は、電源スイッチ(図示しない)がオフされている画像形成装置1の初期状態において、省エネ制御部103から出力される電源制御信号(power1en,power2en,power3en)がオフを示しており、電源スイッチ(図示しない)からくる電源制御信号(pwr_sw)もネゲートされているため、各制御部の電源(power1,power2,power3)を生成せず、各制御部をオフする。そして、電源制御回路1〜3(201,203,205)は、電源スイッチ(図示しない)からくる電源制御信号(pwr_sw)がアサートされると、各制御部の電源(power1,power2,power3)を生成して、各制御部をオンする。
なお、各制御部がオンされた後は、LSI120内部のCPU(Central Processing Unit)1,2(110,105)が省エネ制御部103を制御することで、各制御部のオン/オフが制御されるものとする。また、各制御部がオンされた後は、省エネ制御部103は常時オンされるように制御され、その他のメイン制御部101およびI/O制御部102は、予め設定された時間経過後、省エネ制御部103により省エネルギー状態1または省エネルギー状態2(図3参照)に移行されて電源がオフされるものとする。
図3は、各制御部の状態の移行を説明するための図である。各制御部は、図3に示すように、電源オフ状態、画像形成を待機する待機状態または画像形成を実行する動作状態(以下、待機・動作状態とする)、省エネルギー状態1、および省エネルギー状態2の4つの状態を有している。なお、図3の右側に示す図は、各状態における各制御部の電源のオフまたはオンを示すものであり、待機・動作状態、省エネルギー状態1、省エネルギー状態2、電源オフ状態の順に消費電力が少ないことを示している。
電源オフ状態において、電源スイッチ(図示しない)が押下されると、電源制御信号(pwr_sw)がアサートされ、全ての電源制御回路1〜3(201,203,205)により全ての制御部の電源(power1,power2,power3)が生成され、全ての制御部がオンされる。つまり、各制御部は、電源オフ状態から待機・動作状態へと移行する。
待機・動作状態において、一定時間印刷等が行われなかった場合、オフを示す電源制御信号(power3en)が省エネ制御部103から電源制御回路3(205)に出力され、電源制御回路3(205)による電源(power3)の生成が停止され、メイン制御部101がオフされる。つまり、各制御部は、待機・動作状態から省エネルギー状態2へと移行する。
省エネルギー状態2において、ネットワーク受信等が行われていない場合、オフを示す電源制御信号(power2en)が省エネ制御部103から電源制御回路2(203)に出力され、電源制御回路2(203)による電源(power2)の生成が停止され、I/O制御部102がオフされる。つまり、画像形成装置1は、省エネルギー状態2から省エネルギー状態1へと移行する。なお、省エネルギー状態2において、復帰条件が発生すると、各制御部は、再び、待機・動作状態へと移行する。
また、省エネルギー状態2において、ネットワーク受信等が行われている場合、ネットワーク送受信等の完了後、一定時間経過後に、オフを示す電源制御信号(power2en)を、省エネ制御部103から電源制御回路2(203)に出力して、電源制御回路2(203)による電源(power2)の生成を停止して、I/O制御部102をオフしても良い。
省エネルギー状態1において、メイン制御部101およびI/O制御部102のCPU1,2(105,110)に電源(power2,power3)が供給されていないため、画像形成装置1はハードウェアのみの動作となる。なお、省エネルギー状態1において復帰条件が発生すると、各制御部は、再び、待機・動作状態へと移行する。
電源監視回路1〜3(202,204,206)は、電源制御回路1〜3(201,203,205)において電源(power1,power2,power3)が生成されていない間、各制御部に出力するリセット信号(reset1,reset2,reset3)をアサートにする。
図1に戻り、メイン制御部101は、画像処理、スキャナユニット130の制御、エンジン制御など、画像形成に係る各部を制御するものである。具体的には、メイン制御部101は、画像処理を行う画像処理部104、プログラムを実行することにより演算処理を行う内部回路としてのCPU(Central Processing Unit)2(105)、インクジェットプリンタ、スキャナユニット130またはファックスユニットなどを制御するエンジン制御部106、エンジン制御部106とスキャナユニット130の間でのデータのやり取りを仲介するスキャナユニットI/F107、CPU2(105)と外部ROM140の間でのデータのやり取りを仲介する外部バスI/F108、CPU2(105)と操作/表示部150の間でのデータのやり取りを仲介する操作部I/F109などを備えている。
I/O制御部102は、LAN300を介した各種情報や印刷ジョブの受信等を行うネットワーク制御やUSB(Universal Serial Bus)制御、外部RAM160へのアクセスなど、画像形成に係る各部を制御するものである。具体的には、I/O制御部102は、プログラムを実行することにより演算処理を行う内部回路としてのCPU1(110)、LAN300との通信を司るものであって、各種情報や印刷ジョブに係るパケットを受信するネットワーク制御部111、CPU1(110)およびCPU2(105)による外部RAM160へのアクセスを制御するメモリコントローラ112を備えている。つまり、外部RAM160は、CPU1(110)およびCPU2(105)により共有されている。
省エネ制御部103は、各制御部の電源がオンされた後、電源制御信号(power1en,power2en,power3en)を電源制御回路1,2,3(201,203,205)に出力して、メイン制御部101、I/O制御部102、および省エネ制御部103を、省エネルギー状態1、省エネルギー状態2、待機・動作状態、または電源オフ状態に移行させるものである。なお、具体的には、省エネ制御部103は、省エネ復帰条件監視部113、RAM114、USB I/F115、TMR116などを備えている。
RAM114は、各種情報を書換え可能に記憶するものである。本実施の形態では、RAM114は、ネットワーク制御部111によりLAN300などのネットワーク環境から受信したパケットから、応答不要なパケットや画像形成装置1に非対応のパケットを除外するためのパターンマッチングテーブルを記憶している。
USB I/F115は、ホストPC200から印刷ジョブや各種情報等を受信するものである。
TMR(タイマー)116は、画像形成装置1のクリーニング(例えば、インクジェット記録装置におけるメンテナンス動作など)が必要となる時間を計測するものである。なお、本実施の形態では、画像形成装置1のクリーニングを実行する時間を計測するものとしてタイマーを用いているが、これに限定するものではない。例えば、RTC(Real Time Clock)を省エネ制御部103内に設けても良いし、長時間の計測が必要な場合にはLSI120外部にRTCを搭載し、アラーム機能を使用してLSI120外部からクリーニングを時間の計測結果を受信しても良い。
省エネ復帰条件監視部113は、メイン制御部101およびI/O制御部102を省エネルギー状態1または省エネルギー状態2から待機・動作状態に復帰させる復帰条件の発生を監視するものである。
図4は、復帰条件の一例を示す図である。省エネ復帰条件監視部113は、USB I/F115によるホストPC200からの各種情報または印刷ジョブの受信を検知すると、復帰条件が発生したと判断する。
また、省エネ復帰条件監視部113は、ネットワーク制御部111によってLAN300から各種情報または印刷ジョブに係るパケットを受信し、かつ受信したパケットがRAM114に記憶したパターンマッチングテーブルとマッチングした場合に、復帰条件が発生したと判断する。なお、受信したパケットをパターンマッチングテーブルとマッチングさせているのは、ネットワーク環境下においては、受信したパケットの中に応答不要なパケットや非対応のパケットが含まれているからである。
さらに、省エネ復帰条件監視部113は、定期的なクリーニングが必要となった場合(TMR116により計測された時間が予め設定した時間を経過した場合)に、復帰条件が発生したと判断する。
さらに、省エネ復帰条件監視部113は、操作部I/Fを介して、操作/表示部150からの入力信号(省エネルギー状態1または省エネルギー状態2からの復帰を要求する復帰リクエスト信号)がアサートされた場合に、復帰条件が発生したと判断する。
次に、図5を用いて、メイン制御部101の起動時に動作モードを設定するピンストラップ回路について説明する。図5は、メイン制御部の動作モードを設定するピンストラップ回路の説明図である。なお、本実施の形態では、メイン制御部101のピンストラップ回路について説明するが、I/O制御部102も同様のピンストラップ回路を有しているものとする。
ピンストラップ回路501(設定手段)は、電源監視回路3(206)からメイン制御部101に入力されるリセット信号(reset3)がアサートされている間のpin_strap信号の状態に応じて、メイン制御部101の起動時に、画像形成に係る動作モード(例えば、メイン制御部101が備えるCPU105(内部回路)を動作させる際の動作周波数、CPU105が起動に用いるプログラムを記憶したメモリ領域(リセットベクタ)のアドレスなど)を設定するものである。より具体的には、ピンストラップ回路501は、リセット信号(reset3)がネゲートされるタイミングで、pin_strap信号をラッチし、設定した動作モード(動作周波数)を表すclk_mode信号、および設定した動作モード(リセットベクタのアドレス)を表すboot_mode信号を出力する。
次に、図6を用いて、メイン制御部101の動作を制御するPLLブロックについて説明する。図6は、メイン制御部の動作を制御するPLLブロックを示す図である。なお、本実施の形態では、メイン制御部101のPLLブロックについて説明するが、I/O制御部102も同様のPLLブロックを有しているものとする。
PLLブロック601は、電源制御回路3(205)により電源(power3)が生成された場合(メイン制御部101が省エネルギー状態2から復帰した場合に)、ピンストラップ回路501から入力されたclk_mode信号が表す動作モードに従ってメイン制御部101の動作を制御するものである。具体的には、PLLブロック601は、clk_base信号(ベースとなるクロック信号)を逓倍/分周して、各動作クロック(clk_cpu、clk_main、clk_per)を生成する。例えば、PLLブロック601は、ピンストラップ回路501から入力されたclk_mode信号が表す動作周波数に従って、clk_base信号を逓倍/分周して、CPU2(105)の動作クロック(clk_cpu)を生成する。
次に、図7を用いて、省エネ制御部103がピンストラップ回路501により設定した動作モードを再設定する処理について説明する。図7は、ピンストラップ回路により設定した動作モードを再設定する処理を説明するための図である。なお、本実施の形態では、メイン制御部101のピンストラップ回路501により設定した動作モードを再設定する例について説明するが、I/O制御部102も同様にして動作モードが再設定されるものとする。
省エネ制御部103(再設定手段)は、省エネ復帰条件監視部113により復帰条件が発生したと判断された場合に、発生した復帰条件に応じて動作モードに応じて決定される待機状態または動作状態にいずれかの状態に応じて動作モードの変更を要求するpin_strap_chg信号を出力して、ピンストラップ回路501により設定した動作モードを再設定する。本実施の形態では、省エネ制御部103から出力されたpin_strap_chg信号は、LSI120外部に設けられたOR回路701に入力される。また、OR回路701には、通常ボード上にてプルアップ回路またはプルダウン回路を用いて論理が設定されるpin_strap_org信号が入力される。そして、OR回路701は、pin_strap_chg信号およびpin_strap_org信号により生成されるpin_strap信号をピンストラップ回路501に出力する。
次に、図8を用いて、ピンストラップ回路501により設定された動作モード(動作周波数)を再設定する処理の流れについて説明する。図8は、ピンストラップ回路により設定された動作モード(動作周波数)を再設定する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図8に示す処理は、省エネ制御部103において実行され、CPU1,2(110,105)は関与しないものとするが、これに限定するものではなく、I/O制御部102および省エネ制御部103のみ電源がオンの状態の場合には、CPU1(110)にて図8に示す処理を実行することも可能である。
省エネ制御部103は、省エネ復帰条件監視部113により復帰条件が発生したと判断された場合(ステップS801:Yes)、発生した復帰条件に応じて決定される待機状態または動作状態に応じて、CPU2(105)を低速動作させる動作モードが有効であるか否かを判断する(ステップS802)。例えば、省エネ制御部103は、省エネ復帰条件監視部113がTMR116により計測された時間が予め設定された時間を経過したと判断した場合(つまり、タイマトリガが発生したと判断した場合)、クリーニングが行われ印刷等を行う必要がないため、待機状態に移行させることを決定するとともに、CPU2(105)を低速動作させる動作モードが有効であると判断する。ただし、この例では、TMR116による計測結果でCPU2(105)の低速動作が有効であるか否かを判断しているが、復帰条件ごとに低速動作が有効であるか否かを設定しておいても良い。
CPU2(105)を低速動作させる動作モードが有効であると判断した場合(ステップS802:Yes)、省エネ制御部103は、CPU2(105)を低速動作させる動作モードに再設定することを要求するpin_strap_chg信号(ピンストラップ回路501に低速の動作モード(clk_mode信号)を変更するための信号)を出力する(ステップS804)。これにより、印刷等の処理が不要であるにも関わらず、CPU2(105)が高速な動作周波数で動作することを防止できるので、省エネルギー状態2からの復帰後の余分な消費電力を低減することができる。
ピンストラップ回路501から低速の動作モードを示すclk_mode信号が出力された場合(ステップS804)またはCPU2(105)を低速動作させる動作モードが有効でないと判断した場合(ステップS802:No)、省エネ制御部103は、メイン制御部101の電源のオンを示す電源制御信号(power3en)を電源制御回路3(205)に出力して、メイン制御部101の電源をイネーブルにする(ステップS803)。
次に、図9を用いて、ピンストラップ回路501により設定された動作モード(リセットベクタのアドレス)変更する処理について説明する。図9は、CPU2のブート動作のためのプログラムが記憶されたメモリ領域を示すメモリマップである。この例は、ピンストラップ回路501から出力されるboot_mode信号によりCPU2(105)がフェッチするメモリ領域(ブート領域)の割り当てを変えるものである。
CPU2(105)は、リセット信号(reset3)がネゲートされると、リセットベクタからプログラムをフェッチして動作を開始する。この際、リセットベクタは、CPU2(105)からみたメモリ空間において、固定のアドレスとなっていなければならない。そのため、リセットベクタを含むメモリ領域は、ブートコードが格納されたメモリ領域にする必要がある。従って、通常、リセットベクタは、画像形成装置1の電源がオフされた場合でも消えないように不揮発性のROM等に格納されている。本実施の形態では、外部ROM140に格納されている。
よって、画像形成装置1の電源がオフされている状態からのメイン制御部101の起動時においては、この外部ROM140からブートが行われるように、外部ROM140のリセットベクタからのプログラムのフェッチを要求するboot_mode信号:「0」は、通常ボード上でプルダウン処理されている。その際、省エネ制御部103から出力されるpin_strap_chg信号も、boot_mode信号が「0」になるように、初期値が設定されているものとする。
一方、省エネルギー状態2から待機・動作状態に復帰時においては、予めブートコードを外部RAM160に格納しておくとともに、省エネ制御部103から出力されるpin_strap_chg信号も、boot_mode信号が「1」になるように、設定しておくものとする。ここで、例えば、ネットワーク制御部111においてLAN300から印刷ジョブを要求するネットワーク受信(復帰条件)が発生したと判断し、省エネルギー状態2から待機・動作状態に復帰させる場合、省エネ制御部103は、直ちに印刷を行う必要があるため、動作状態に移行させることを決定するとともに、CPU2(105)を高速に起動させる動作モードが有効であると判断し、当該CPU2(105)を高速に起動させる動作モードをピンストラップ回路501に再設定する。そして、メイン制御部101に電源(power3)が供給され、リセット信号(reset3)がネゲートされると、CPU2(105)は、外部RAM160に格納されたリセットベクタのプログラムを用いてブート動作を行う。このとき、外部RAM160へのアクセスは、既に図示しないメモリコントローラの初期化が完了し、外部RAM160へのアクセスが可能となっているため、外部RAM160からのブート動作を行うことができる。一般的に、外部RAM160からのブート動作は、外部ROM140からのブート動作よりも高速であるため、画像形成装置1の電源がオフされている状態からのメイン制御部101の起動よりも高速にメイン制御部101を起動することができる。つまり、メイン制御部101の省エネルギー状態2から復帰に要する復帰時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、設定手段(ピンストラップ回路501)省エネ制御手段(省エネ制御部103)、監視手段(省エネ復帰条件監視部113)、および再設定手段(省エネ制御部103)は、ハードウェアにより実現されているが、これに限定するものではなく、例えば、電源がオンされているI/O制御部102のCPU1(110)がROM(例えば、外部ROM140)に格納されている制御プログラムを実行することにより実現することも可能である。
また、本実施の形態の画像形成装置100で実行される制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の画像形成装置100で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置100で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態の画像形成装置100で実行される制御プログラムは、上述した各手段(設定手段、省エネ制御手段、監視手段、再設定手段など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU1(110)が上記ROMから制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、設定手段、省エネ制御手段、監視手段、再設定手段などが主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置100を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
このように本実施の形態にかかる画像形成システム1によれば、メイン制御部101の起動時に、動作モードを設定するピンストラップ回路501と、メイン制御部101を省エネルギー状態に移行させる省エネ制御部103と、メイン制御部101を省エネルギー状態2から復帰させる復帰条件の発生を監視する省エネ復帰条件監視部113と、復帰条件が発生した場合に、発生した復帰条件に応じて決定される待機状態または動作状態のいずれかに応じてピンストラップ回路501により設定した動作モードを再設定する省エネ制御部103と、を備えることにより、省エネルギー状態2中に動作不要なメイン制御部101の電源を落とす画像形成装置100において、省エネルギー状態2からメイン制御部101を復帰させる際に、起動時の動作モードとは異なる動作モードでメイン制御部101を動作させることができるので、省エネルギー状態から復帰後のメイン制御部101の動作により柔軟性を持たせることができる。
100 画像形成装置
101 メイン制御部
102 I/O制御部
103 省エネ制御部
105 CPU2
110 CPU1
113 省エネ復帰条件監視部
140 外部ROM
160 外部RAM
501 ピンストラップ回路
特開平10−262130号公報

Claims (4)

  1. 画像形成に係る各部を制御する制御部の起動時に、画像形成に係る動作モードを設定する設定手段と、
    前記制御部を省エネルギー状態に移行させる省エネ制御手段と、
    前記制御部を前記省エネルギー状態から画像形成に待機する待機状態または画像形成を実行する動作状態に復帰させる復帰条件の発生を監視する監視手段と、
    前記監視手段により前記復帰条件が発生したと判断した場合に、発生した前記復帰条件に応じて決定される待機状態または動作状態のいずれかの状態に応じて前記動作モードを再設定する再設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定手段は、前記制御部が備える内部回路を動作させる際の動作周波数を、前記動作モードとして設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記復帰条件が、定期的なクリーニングが必要となるタイミングであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定手段は、前記制御部が備える内部回路が起動に用いるプログラムを記憶したメモリ領域を前記動作モードとして設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の画像形成装置。
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