JP2011055673A - 回転電機、ハイブリッド車両駆動用回転電機および回転電機のステータ - Google Patents
回転電機、ハイブリッド車両駆動用回転電機および回転電機のステータ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】電動モータ1は、モータハウジング11に回転可能に取り付けられたロータ13と、ロータ13と半径方向に対向して設けられたステータ14とを備えている。ステータ14は、モータハウジング11に取り付けられた円環状のステータリング15と、各々コイル164が巻回され、ステータリング15の内周面に円環状に並んで取り付けられた複数のコア体16とにより形成されている。電動モータ1は、コイル164に交流電流を供給することにより、ステータ14において回転磁界が発生し、回転磁界に起因する吸引力または反発力によってロータ13が回転する。ステータリング15は、体積抵抗率の大きい強磁性体により形成され、コイル164によって発生された磁束の磁路として機能する。
【選択図】図2
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型で軽量の回転電機、ハイブリッド車両駆動用回転電機および回転電機のステータを提供することにある。
また、軟磁性鋳鉄は外部磁場により磁化されやすく保磁力が低いため、交流電流を供給して回転磁界を発生させるステータへの使用に適している。
図1乃至図6に基づき、本発明の実施形態1による電動モータ1について説明する。尚、説明中において回転軸方向という場合、特に断らなければ、電動モータ1の回転軸Cに沿った方向、すなわち図2における左右方向を意味する。
図1は、本実施形態による電動モータ1(本発明の回転電機に該当する)を使用したハイブリッド車両のパワートレーンの概略を示している。図1において、太線は車両の機械的な連結を示し、実線による矢印は装置間をつなぐ油圧配管を示し、破線による矢印は制御用の信号線を示している。
また、ロータ13の円周上には、図示しない複数の界磁極用マグネットが設けられている。一方の保持プレート132bは、クラッチ装置3のクラッチアウタ33に取り付けられ、これにより、ロータ13はクラッチアウタ33と連結されている。
上述した構成を備えた電動モータ1において、コイル164に例えば三相の交流電流が供給されることによりステータ14において回転磁界が発生し、回転磁界に起因する吸引力または反発力によってロータ13が回転される。
また、ステータリング15は、軟磁性鋳鉄により形成されていることにより、体積抵抗率が高く渦電流損を低減することができ、ロータ13の回転トルクを維持しながら、電動モータ1をさらに小型化することができる。
さらに、ステータリング15の材質を、その透磁率がティース161よりも大きいものにすれば、ステータリング15を通過する磁束の量をいっそう増大させることができる。
すなわち、コア体16において磁路が形成されるバックヨーク部161aの寸法を小さくして、ステータリング15の外径寸法を小さくする代わりに、ステータ14の内径を大きくすることができるため、ロータ13の内径も大きくすることが可能となる。したがって、クラッチ装置3の外径を大きくして、駆動ディスク322および従動プレート331の枚数を低減することができる。
図7に基づき、本発明の実施形態2によるステータ14Aについて説明する。尚、図7において、コア体16のボビン162、163およびコイル164は省略されている。本実施形態によるステータ14Aは、実施形態1によるステータ14に対し、回転軸方向に複数のリムRP(本発明のリング状のピースに該当する)に分割されたステータリング15Aを備えている点のみが異なる。
本実施形態によれば、ステータリング15Aは、ロータ13の回転軸方向において複数のリング状のリムRPに分割されていることにより、ステータリング15A上における渦電流損をさらに低減することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明による電動モータ1は、同期モータ、誘導モータ、直流モータあるいはそれ以外のあらゆる回転電機に適用可能である。
また、本発明による電動モータ1は車両のみではなく、家庭用電器あるいは一般的な産業用機械の回転電機として使用することも可能である。
Claims (7)
- ハウジングに回転可能に取り付けられたロータと、
前記ロータと半径方向に対向して設けられたステータとを備え、
前記ステータは、
強磁性体により形成され、前記ハウジングに取り付けられた円環状の保持リングと、
各々コイルが巻回されるとともに、前記保持リングの内周面に円環状に並んで取り付けられた複数のコアと、
により形成され、
前記コイルに通電することにより、前記ステータにおいて回転磁界を発生させ、前記回転磁界に起因する吸引力または反発力によって前記ロータが回転する回転電機において、
前記保持リングが、
前記コイルによって発生された磁束の磁路として機能することを特徴とする回転電機。 - 前記保持リングに取り付けられた状態で、前記コアの半径方向の外端部に位置するバックヨーク部の半径方向寸法を、前記コアを前記保持リングに固定する際に、隣接する前記コアの前記バックヨーク部同士を互いに当接させることにより、隣り合う前記コア同士を位置決めするのに必要とする厚みにしたことを特徴とする請求項1記載の回転電機。
- 前記保持リングは、
軟磁性鋳鉄により形成されていることを特徴とする請求項2記載の回転電機。 - 前記保持リングの外周縁には、前記保持リングを前記ハウジングに対し固定するための、複数の取付孔が貫通しており、
それぞれの前記取付孔は、
前記コアの円周方向における中央部と対向するような、前記保持リング上の位置に形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の回転電機。 - 前記保持リングは、
前記ロータの回転軸方向において複数のリング状のピースに分割されており、各々の前記ピースが積層された状態で前記ハウジングに取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の回転電機。 - 強磁性体により形成され、ハウジングに取り付けられた円環状の保持リングと、各々コイルが巻回されるとともに、前記保持リングの内周面に円環状に並んで取り付けられた複数のコアとにより形成されたステータと、
前記ステータに対して半径方向に対向するように、前記ハウジングに回転可能に取り付けられるとともに、車両の車輪へと連結されたロータと、
を備え、
前記ロータの半径方向内方には、
入力側部材と出力側部材とを備え、前記入力側部材と前記出力側部材との間が断続される多板クラッチが設けられており、
前記入力側部材は、
エンジンのクランクシャフトと接続され、
前記出力側部材は、
前記ロータと連結されており、
前記コイルに通電することにより、前記ステータにおいて回転磁界を発生させ、前記回転磁界に起因する吸引力または反発力によって前記ロータが回転し、前記車輪を駆動するハイブリッド車両駆動用回転電機において、
前記保持リングが、
前記コイルによって発生された磁束の磁路として機能することを特徴とするハイブリッド車両駆動用回転電機。 - 強磁性体により形成され、回転電機のハウジングに取り付けられる円環状の保持リングと、
各々コイルが巻回されるとともに、前記保持リングの内周面に円環状に並んで取り付けられた複数のコアと、
を備え、
前記コイルに通電することにより回転磁界を発生させ、前記回転磁界に起因する吸引力または反発力によって、半径方向に対向したロータを回転させる回転電機のステータにおいて、
前記保持リングが、
前記コイルによって発生された磁束の磁路として機能することを特徴とする回転電機のステータ。
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JP2009204224A JP2011055673A (ja) | 2009-09-04 | 2009-09-04 | 回転電機、ハイブリッド車両駆動用回転電機および回転電機のステータ |
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