JP2011050635A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジに対する刺繍枠の装着位置及び装着角度の少なくともいずれかを変更して刺繍模様を縫製する場合に、部分模様の位置あわせが可能なミシンを提供すること。
【解決手段】刺繍模様を縫製する機能を備えたミシンにおいて、加工布に縫製する刺繍模様が特定される(S5)。S5で特定された刺繍模様を構成する部分模様の模様データが装着条件に割り当てられる(S10)。模様データが取得される(S15又はS70)。装着条件が切り替えられる前と後とに、標識が撮像される(S55及びS85)。生成された画像データに基づき、補正条件が算出される(S95)。S95の補正条件に基づき、S70で取得された模様データが補正される(S100)。S100で補正された模様データに従って、部分模様が縫製される(S110)。
【選択図】図9

Description

本発明は、刺繍枠に装着された加工布に刺繍模様を縫製する機能を備えたミシンに関する。
従来、刺繍枠に装着された加工布に刺繍模様を縫製する機能を備えたミシンが知られている。ミシンは、加工布を保持する刺繍枠と、刺繍枠を着脱可能なキャリッジと、キャリッジを所定の2方向へ移動させる移動手段とを備えている。近年、より大きな刺繍模様を縫製可能なミシンが要望されている。一方で、ミシンの大きさは、より小さくすることが要望されている。そこで、複数の取り付け部を備えた刺繍枠を備え、キャリッジに対する刺繍枠の取り付け位置を切り替え可能なミシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のミシンは、刺繍模様を取り付け位置に応じて分割した部分模様を順に縫製を行うことによって、1つの刺繍模様を縫製する。したがって、特許文献1に記載のミシンは、ミシンの大きさを変えることなく、縫製領域を実質的に大きくしている。
特開平11−229262号公報
しかしながら、従来のミシンでは、キャリッジに対して異なる位置又は角度に刺繍枠を装着する際に、取り付け誤差が生じることがあった。このような場合、部分模様間の相対位置が意図せずに変更され、刺繍模様の見栄えが悪くなるという問題があった。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、キャリッジに対する刺繍枠の装着位置及び装着角度の少なくともいずれかを変更して刺繍模様を縫製する場合に、部分模様の位置あわせが可能なミシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1態様のミシンは、加工布を保持する刺繍枠を着脱可能に装着するキャリッジと、前記キャリッジを所定の2方向に移送する機能を備えた移送手段と、下端に縫針が装着された針棒を上下動させる縫製手段とを備え、刺繍模様を縫製する機能を備えたミシンであって、前記刺繍枠は、前記キャリッジに対する装着位置及び装着角度の少なくともいずれかが互いに異なるように装着可能な複数の装着条件を有し、前記移動手段による前記刺繍枠の移動可能範囲に基づき設定された縫製領域よりも大きい前記刺繍模様を縫製する場合に、当該刺繍模様を縫製する過程で、前記キャリッジに対する前記装着条件を切り替えて装着され、前記ミシンはさらに、前記加工布に縫製する刺繍模様を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された前記刺繍模様の一部を構成する部分模様を縫製するためのデータである模様データを前記装着条件に割り当てる割当手段と、前記刺繍枠の前記装着条件に応じて、前記割当手段によって当該装着条件に割り当てられた前記模様データを取得するデータ取得手段と、前記装着条件が切り替えられる前と後とのそれぞれに、前記キャリッジに装着された前記刺繍枠に配置された少なくとも1つの標識を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像データに基づき、前記装着条件が変更される前と後との、前記標識の位置と、前記2方向に対する前記標識の角度との少なくともいずれかの差を補正条件として算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記補正条件に基づき、前記キャリッジに対する前記部分模様の位置及び角度を決定し、前記データ取得手段によって取得された前記模様データを補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された前記模様データに従って、前記移送手段と、前記縫製手段とを制御して、前記部分模様を縫製する縫製制御手段とを備えている。
第1態様に係るミシンは、1つの刺繍模様を複数の部分模様に分割し、各部分模様を異なる装着条件でキャリッジに装着された刺繍枠を用いて縫製する場合に、部分模様間の位置合わせを適切に行うことができる。ミシンは、予め標識を刺繍枠に配置しておけば、縫製時にユーザが標識を刺繍枠に貼り付ける手間を省くことができる。
第1態様のミシンは、前記標識は、前記キャリッジに装着された前記刺繍枠に複数配置され、前記算出手段は、前記装着条件が変更される前と後とのそれぞれについて、前記複数の前記標識を撮像して得られた前記画像データを用いて前記2方向に対する当該標識の角度を算出し、算出された前記標識の角度の差を前記補正条件の少なくとも一部として算出してもよい。この場合ミシンは、1つの標識を用いる場合に比べ、所定の2方向に対する標識の角度を精度よく算出することができる。したがって、ミシンは、1つの標識を用いる場合に比べ、刺繍枠に配置された標識を基準として、キャリッジに対する部分模様の位置及び角度をより正確に決定することができる。
多針ミシン1の斜視図である。 針棒ケース21の内部を示す斜視図である。 刺繍枠移動機構11の平面図である。 標識180の説明図である。 多針ミシン1の電気的構成を示すブロック図である。 刺繍模様200の説明図である。 刺繍模様200の一部を構成する部分模様201の説明図である。 刺繍模様200の一部を構成する部分模様211の説明図である。 メイン処理のフローチャートである。 刺繍枠84が第1装着条件でXキャリッジ22に装着され、部分模様201が加工布39に縫製された場合の刺繍枠移動機構11の平面図である。 標識180を撮像して得られた画像データに基づき、標識180を認識する処理の説明図である。 標識180を撮像して得られた画像データに基づき、標識180を認識する処理の説明図である。 刺繍枠84が第2装着条件でXキャリッジ22に装着された場合の刺繍枠移動機構11の平面図である。
以下、本発明を具現化した一実施の形態である多針ミシン1(以下、単に「ミシン1」と言う。)について、図面を参照して説明する。尚、参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いるものであり、記載している装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、図1及び図2を参照して、縫製システム100が備えるミシン1の物理的構成について説明する。以下の説明では、図1の左斜め下側をミシン1の前方とし、図1の右斜め上側をミシン1の後方とする。図1の左斜め上側をミシン1の左側とし、図1の右斜め下側をミシン1の右側とする。
図1のように、ミシン1は、支持部2と、脚柱部3と、アーム部4とを備える。支持部2は、平面視逆U字形に形成され、ミシン1全体を支持する。支持部2の上面には、前後方向に伸びる、左右一対のガイド溝25がある。脚柱部3は、支持部2の後端部から上方へ立設する。アーム部4は、脚柱部3の上端部から正面側に延びる。アーム部4の先端には、針棒ケース21が左右方向に移動可能に装着されている。針棒ケース21の詳細については後述する。
アーム部4の前後方向中央部の右側には、操作部6が設けられている。操作部6は、上下方向に伸びる軸(図示せず)を回転軸として、アーム部4に回転可能に軸支されている。操作部6は、液晶ディスプレイ7(以下、「LCD7」と言う。)と、タッチパネル8と、コネクタ9とを備える。LCD7には、例えば、ユーザが指示を入力するための操作画像が表示される。タッチパネル8は、ユーザからの指示を受け付けるために用いられる。LCD7に表示された入力キー等の位置に対応したタッチパネル8の箇所を、指や専用のタッチペンを用いて押圧操作すること(以下、この操作を「パネル操作」と言う。)によって、ユーザは刺繍模様や縫製条件等を選択できる。コネクタ9は、USB規格のコネクタであり、USBデバイス160(図5参照)と接続可能である。
アーム部4の下方には、脚柱部3の下端部から前方へ延びる筒状のシリンダベッド10が設けられている。シリンダベッド10の先端部の内部には、下糸(図示せず)が巻回されたボビン(図示せず)を収納する釜(図示せず)が設けられている。また、シリンダベッド10の内部には、釜を回転駆動する釜駆動機構(図示せず)がある。シリンダベッド10の先端部の上面には、平面視矩形の針板16がある。針板16には、縫針35が挿通する針穴36が設けられている。
アーム部4の下方には、刺繍枠移動機構11が設けられている。ミシン1は、刺繍枠移動機構11のX軸モータ132(図5参照)及びY軸モータ134(図5参照)によって刺繍枠84を前後左右に移動させながら、刺繍枠84に装着された加工布39に刺繍模様を縫製する。刺繍枠移動機構11の詳細については後述する。
アーム部4の上面の背面側には、左右一対の糸駒台12が設けられている。各糸駒台12には、上下方向に伸びる棒である糸立棒14が3つ設けられている。糸立棒14は、糸駒13を軸支する。一対の糸駒台12には、針棒31の数と同じ6個の糸駒13が載置できる。上糸15は、糸駒台12に軸支された糸駒13から供給される。上糸15は、糸案内17と、糸調子器18と、天秤19とを経由して、針棒31の下端に装着された各縫針35の目孔(図示せず)に供給される。
次に、図2を参照して、針棒ケース21の内部構成について説明する。図2に示すように、針棒ケース21内には、鉛直方向に伸びる6本の針棒31が等間隔Xで設けられている。各針棒31には、個々の針棒31を識別するための針棒番号が付与されている。本実施形態では、図中右側から順に針棒番号1番から6番が付与されている。針棒31は、針棒ケース21のフレーム80に固定された上下2個の固定部材(図示せず)によって上下方向に摺動可能に支持されている。各針棒31の上半部には押えバネ72が設けられ、下半部には押えバネ73がそれぞれ設けられている。押えバネ72と押えバネ73との間には、針棒抱き(図示せず)が設けられ、押えバネ73の下には押え抱き83が設けられている。針棒31は、主軸モータ122(図5参照)を駆動源とする針棒駆動機構85によって、上下方向に摺動される。針棒駆動機構85は、天秤駆動カム75と、連結部材76と、ジャンプタイ77と、ガイド棒78と、連結ピン(図示せず)とを備える。針棒31の下端には、縫針35(図2参照)が装着されている。押え足71は、押え抱き83から縫針35の下端部(先端部)よりも僅かに下方に伸びるように形成され、針棒31の上下動と連動して、間欠的に加工布39(図2参照)を下方へ押圧する。
フレーム80の右側面下部には、イメージセンサ保持機構150が取り付けられている。イメージセンサ保持機構150は、イメージセンサ151と、ホルダ152と、支持部材153と、中継基板154とを備える。イメージセンサ151は、周知のCMOSイメージセンサである。ホルダ152は、イメージセンサ151を、イメージセンサ151のレンズ(図示せず)を下側に向けた状態で支持する。イメージセンサ151のレンズの中心は、最も右側の針棒31から距離2X離れた位置にある。支持部材153は、正面視L字状の形状を有し、中継基板154と、ホルダ152とを支持する。支持部材153は、螺子156によって、フレーム80の右側面下部に固定されている。ホルダ152は、螺子157によって支持部材153の下面に固定されている。中継基板154は、正面視L字状の形状を有する基板であり、後述する制御部140(図5参照)と、イメージセンサ151とを電気的に接続させる。中継基板154は、螺子155によって、支持部材153の正面に固定されている。イメージセンサ保持機構150は、カバー38(図1参照)によって、正面と、平面と、右側面とが覆われている。
フレーム80の上部後端には、板41が取り付けられている。板41は、左右方向に長い板状形状を有する。板41の背面には、8つの係合コロ42がそれぞれ段付螺子44によって取り付けられている。係合コロ42は、詳しくは図示しないが円筒形状を有し、段付螺子44によって回転可能、且つ係合コロ42の軸方向には移動不能に支持されている。段付螺子44は、板41の螺子孔(図示せず)によって固定される。また、段付螺子44の先端(雄螺子部分の先端)は、ナット43によって固定されている。隣り合う係合コロ42の間隔はすべて、針棒31の間隔と同じXである。8つの係合コロ42の取り付け高さは全て同一である。8つの係合コロ42のうち、いずれか1つは、アーム部4の前方に設けられた螺旋カム(図示せず)と係合する。螺旋カムは、針棒ケース用モータ45(図5参照)によって回転され、フレーム80(針棒ケース21)を左右方向に移動させる。螺旋カムと係合する係合コロ42に応じて、針棒番号1から6番の針棒31及びイメージセンサ151のいずれかが、針穴36の鉛直上方に配置される。ただし、右から2番目の係合コロ42と螺旋カムとが係合している場合には、針棒31及びイメージセンサ151のいずれも針穴36の鉛直上方には配置されない。
次に、図3を参照して、刺繍枠移動機構11について説明する。刺繍枠移動機構11は、刺繍枠84と、ホルダ24と、Xキャリッジ22と、X軸駆動機構(図示せず)と、Yキャリッジ23と、Y軸移動機構(図示せず)とを備える。
刺繍枠84は、外枠81と、内枠82と、左右1対の連結部89と連結部90とを備える。刺繍枠84は、外枠81と、内枠82とで加工布39を挟持する。内枠82は、その内周面の下部に板状のリブ96と、リブ97とを備える。リブ96の上面の前後方向中央部には標識180が配置され、リブ97の上面の前後方向中央部には標識280が配置されている。標識180と、標識280との詳細は後述する。連結部89と、連結部90とは、平面視前後方向に長い矩形の板部材の前部と、中央部と、後部との3箇所が矩形に切り抜かれた形状を有する。連結部90は、外枠81の一方側の短辺に螺子95によって固定され、他方の連結部89は、外枠81の他方側の短辺に螺子94によって固定されている。ミシン1は、刺繍枠84の他、大きさ及び形状が異なる複数種類の他の刺繍枠を装着可能である。刺繍枠84は、ミシン1で使用される刺繍枠のうち、刺繍枠移動機構11に装着された刺繍枠84の移動可能範囲に基づき設定された縫製領域よりも大きな刺繍模様を縫製する場合に用いられる反転枠である。縫製領域は、刺繍枠84の移動可能範囲の内側に設定される。反転枠は、後述するホルダ24に、ミシン1に対する角度を180度切り替えて装着された場合、角度が切り替えられる前後で、内枠82の内側に設定される縫製領域86の加工布39上の位置が異なる。
ホルダ24は、刺繍枠84を着脱可能に支持する。ホルダ24は、取付部91と、右腕部92と、左腕部93とを備える。取付部91は、左右方向に長い平面視矩形の板部材である。右腕部92は、前後方向に伸びる板部材であり、取付部91の右端に固定されている。左腕部93は、前後方向に伸びる板部材であり、取付部91に対する位置を変更可能に取付部91の左部に取り付けられている。右腕部92は、連結部89と連結部90とのうちの一方と係合し、左腕部93は、他方と係合する。
Xキャリッジ22は、左右方向に長い板部材であり、一部分がYキャリッジ23の正面から前方に突出している。Xキャリッジ22には、ホルダ24の取付部91が取り付けられる。X軸駆動機構(図示せず)は、X軸モータ132(図5参照)と、直線移動機構(図示せず)とを備える。X軸モータ132は、ステッピングモータである。直線移動機構は、タイミングプーリ(図示せず)と、タイミングベルト(図示せず)とを備え、X軸モータ132を駆動源として、Xキャリッジ22を左右方向(X軸方向)に移動させる。
Yキャリッジ23は、左右方向に長い箱状の形状を有する。Yキャリッジ23は、Xキャリッジ22を左右方向に移動可能に支持する。Y軸移動機構(図示せず)は、左右一対の移動体26(図1参照)と、Y軸モータ134(図5参照)と、直線移動機構(図示せず)とを備える。1対の移動体26は、一方がYキャリッジ23の左端の下部に、他方がYキャリッジ23の右端の下部に連結され、それぞれ、ガイド溝25を上下に貫通している。Y軸モータ134は、ステッピングモータである。直線移動機構は、タイミングプーリ(図示せず)と、タイミングベルト(図示せず)とを備え、Y軸モータ134を駆動源として、移動体26をガイド溝25に沿って前後方向(Y軸方向)に移動させる。
次に、刺繍枠84に装着された加工布39に縫目を形成する動作について図1から図5を参照して説明する。加工布39を装着した刺繍枠84は、刺繍枠移動機構11(図1及び図3参照)に支持される。まず、針棒ケース21が左右に移動することで、6本の針棒31のうち1本が選択される。刺繍枠移動機構11によって、刺繍枠84が所定の位置に移動される。主軸モータ122によって主軸74が回転駆動されると、針棒駆動機構85が駆動される。主軸74の回転駆動は、天秤駆動カム75を介して連結部材76に伝達され、連結部材76が枢支されているジャンプタイ77が針棒31と水平に配置されたガイド棒78にガイドされて上下駆動される。そして、その上下駆動が連結ピン(図示せず)を介して針棒31に伝達され、縫針35が装着される針棒31が上下駆動される。また、天秤駆動カム75の回転によって、詳しくは図示しないリンク機構を介して天秤19が上下駆動される。一方、主軸74の回転が釜駆動機構(図示せず)に伝達され釜(図示せず)が回転駆動される。このように、縫針35と天秤19と釜とが同期して駆動され、加工布39に縫目が形成される。
次に、図4を参照して、標識180と、標識280とについて説明する。図4の左右方向を標識180の左右方向とし、図4の上下方向を標識180の上下方向とする。標識180と、標識280とは、同様の構成を有するので、標識180を例に説明する。図4のように、標識180は、縦が約3cm,横が約2cmの矩形形状を有する領域に模様が描かれたものである。具体的には、標識180は、模様として、第一円101と、第二円102とを有する。第二円102は、第一円101の上方に配置され、第一円101よりも小さい直径を有する。標識180は、さらに、模様として、線分103から105を有する。線分103は、第一円101の中心110と、第二円102の中心111とを通り、標識180の上端部から下端部まで伸びる直線である。線分104は、第一円101の中心110を通り、且つ、線分103に直交する直線であり、標識180の右端部から左端部まで伸びる。線分105は、第二円102の中心111を通り、且つ、線分103に直交する直線であり、標識180の右端部から左端部まで伸びる。
第一円101の円周と、線分103と、線分104とで囲まれた4つの領域のうち、右上部108と左下部109とは黒色に塗りつぶされ、右下部113と左上部114とは白色に塗りつぶされている。同様に、第二円102と、線分103と、線分105とで囲まれた4つの領域のうち、右上部106と左下部107とは黒色に塗りつぶされ、右下部115と左上部116とは白色に塗りつぶされている。標識180のその他の部分は透明である。
次に、ミシン1の制御全般を司る電気的構成について図5を参照して説明する。図5に示すように、ミシン1は、縫針駆動部120と、縫製対象駆動部130と、操作部6と、イメージセンサ151と、制御部140とを備える。以下、ミシン1が備える縫針駆動部120と、縫製対象駆動部130と、操作部6と、制御部140とのそれぞれを詳述する。
縫針駆動部120は、主軸モータ122と、駆動回路121と、針棒ケース用モータ45と、駆動回路123と、切断機構126と、駆動回路125とを備える。主軸モータ122は、針棒31を上下方向に往復移動させる。駆動回路121は、制御部140からの制御信号に従って主軸モータ122を駆動する。針棒ケース用モータ45は、針棒ケース21を左右方向に移動させる。駆動回路123は、制御部140からの制御信号に従って針棒ケース用モータ45を駆動する。切断機構126は、縫針35(図1及び図2参照)に供給されている上糸15(図1参照)を切断する。駆動回路125は、制御部140からの制御信号に従って切断機構126を駆動する。
縫製対象駆動部130は、X軸モータ132と、駆動回路131と、Y軸モータ134と、駆動回路133とを備える。X軸モータ132は、刺繍枠84(図1参照)を左右方向に移動させる。駆動回路131は、制御部140からの制御信号に従ってX軸モータ132を駆動する。Y軸モータ134は、刺繍枠84を前後方向に移動させる。駆動回路133は、制御部140からの制御信号に従ってY軸モータ134を駆動する。
操作部6は、タッチパネル8と、コネクタ9と、駆動回路135と、LCD7とを備える。駆動回路135は、制御部140からの制御信号に従ってLCD7を駆動する。コネクタ9は、USBデバイス160と接続する機能を備える。USB160としては、例えば、PCと、USBメモリと、他のミシン1とが挙げられる。
制御部140は、CPU141と、ROM142と、RAM143と、EEPROM144と、入出力インターフェイス(I/O)146とを備え、これらはバス145によって相互に接続されている。I/O146には、縫針駆動部120と、縫製対象駆動部130と、操作部6と、イメージセンサ151とがそれぞれ接続されている。以下、制御部140を構成するCPU141と、ROM142と、RAM143と、EEPROM144とについて詳述する。
CPU141は、ミシン1の主制御を司り、ROM142のプログラム記憶エリア(図示せず)に記憶された各種プログラムに従って、縫製に関わる各種演算及び処理を実行する。なお、プログラムはフレキシブルディスク等の外部記憶装置に記憶されていてもよい。
ROM142は、図示しないが、プログラム記憶エリアと、模様記憶エリアとを含む複数の記憶エリアを備える。プログラム記憶エリアには、メインプログラムを含む、ミシン1を動作させるための各種プログラムが記憶されている。メインプログラムは、後述するメイン処理を実行するためのプログラムである。模様記憶エリアには、刺繍模様(部分模様)を縫製するための刺繍データ(模様データ)が、模様IDと対応づけられて記憶されている。模様IDは、刺繍模様を特定する処理に用いられる。
RAM143は、任意に読み書き可能な記憶素子であり、CPU141が演算処理した演算結果等を収容する記憶エリアが必要に応じて設けられている。EEPROM144には、読み書き可能な記憶素子であり、ミシン1が各種処理を実行するための各種パラメータが記憶されている。
次に、図6の刺繍模様200を縫製する場合を例に、ミシン1において実行されるメイン処理を説明する。まず、図6から図8を参照して、刺繍模様200について説明する。図6のように、刺繍模様200は、ゴシック体で描かれた文字「A」の形状を有する刺繍模様である。刺繍模様200の大きさは、縫製領域86よりも大きく、刺繍枠84の内枠82の内側の領域よりも小さい。刺繍模様200の刺繍データは、刺繍模様200を図7の部分模様201と図8の部分模様211とに分割した場合の模様データを備える。部分模様201は、ゴシック体で描かれた「A」の左半分の形状を有する模様である。部分模様211は、ゴシック体で描かれた「A」の右半分の形状を有する模様である。部分模様201と部分模様211とはそれぞれ、縫製領域86よりも小さい模様である。二点鎖線202と、二点鎖線212とは、それぞれ、部分模様201と部分模様211とで重複する部分の中心を示している。点203と、点213とを一致させ、且つ、二点鎖線202と、二点鎖線212とを一致させるように、部分模様201と、部分模様211とを縫製すると、刺繍模様200が完成される。なお、点203と、点213と、二点鎖線202と、二点鎖線212とのそれぞれは、実際には縫製されない。
次に、本実施形態の刺繍データ(模様データ)について説明する。本実施形態の刺繍データ(模様データ)は、刺繍座標系の座標データを含む。刺繍座標系は、Xキャリッジ22を移動させるX軸モータ132及びY軸モータ134の座標系である。本実施形態では、刺繍座標系と実際の三次元座標系(ワールド座標系)とを予め一致させている。刺繍座標系は、ミシン1の左右方向がX軸方向であり、ミシン1の前後方向がY軸方向である。本実施形態では、図4に示すように、刺繍枠84がXキャリッジ22に適切に取り付けられた場合の、理論上の縫製領域86の中心が、針落ち点と一致する位置を原点(X,Y,Z)=(0,0,0)としている。針落ち点とは、針穴36(図2参照)の鉛直上方に配置された縫針35が、加工布39の上にある状態から針棒31を下方向に移動させた際に、縫針35が加工布39に刺さる点である。本実施形態の刺繍枠移動機構11は、Xキャリッジ22をZ方向(ミシン1の上下方向)には移動させないので、加工布39の厚みが無視できる範囲であれば、加工布39の上面をZ=0としている。部分模様201の模様データには、点203の座標データと、二点鎖線202の座標データとが含まれる。同様に、部分模様211の模様データには、点213の座標データと、二点鎖線212の座標データとが含まれる。点203の座標データと、点213の座標データとは一致し、二点鎖線202の座標データと、二点鎖線212の座標データとは一致する。
次に、ミシン1において実行されるメイン処理の概要を説明する。刺繍模様200を縫製する際には、まず、ミシン1は部分模様201を縫製する。次に、ミシン1は、刺繍枠84のXキャリッジ22に対する角度である装着条件を切り替えることを促すメッセージを含む指示画面をLCD7に表示させる。ユーザは、刺繍枠84をホルダ24から取り外し、刺繍枠84の装着角度を180度回転させた後、再び刺繍枠84をホルダ24に装着させる。その後、ミシン1は、装着条件が切り替えられる前後で撮像された標識180と、標識280との画像データに基づき、部分模様201に対する部分模様211の位置合わせを実行する。ミシン1は、位置合わせの結果に基づき部分模様201と隣接する位置に部分模様211を縫製する。
次に、ミシン1のメイン処理を参照して説明する。図9のメイン処理は、反転枠である刺繍枠84を用いて縫製領域86よりも大きな刺繍模様が縫製される場合に実行される処理である。図9のメイン処理は、ROM142に記憶されたメインプログラムに従って、CPU141が実行する。
図9のようにまず、刺繍模様が取得されたか否かが判断される(S5)。S5では、例えば、パネル操作によって刺繍模様が選択された場合に、刺繍模様が取得されたと判断される(S5:Yes)。刺繍模様が取得されていない場合には(S5:No)、刺繍模様が取得されるまで待機される。図6の刺繍模様200が取得された場合(S5:Yes)、取得された刺繍模様200の部分模様201と、部分模様211とが装着条件に割り当てられる(S10)。初期の装着条件を第1装着条件とし、Xキャリッジ22に対する刺繍枠84の装着角度が第1装着条件と180度異なる装着条件を第2装着条件とする。S10では、第1装着条件に部分模様201が割り当てられ、第2装着条件に部分模様211が自動的に割り当てられる。次に、部分模様201の模様データがROM142から取得され、取得された模様データはRAM143に記憶される(S15)。
次に、刺繍模様200の配置が変更されたか否かが判断される(S20)。配置変更の指示は、例えば、パネル操作によって入力される。ミシン1は、刺繍模様の位置と、初期の配置に対する角度との設定が変更可能である。刺繍模様200の配置が変更された場合(S20:Yes)、設定条件が取得され、取得された設定条件はRAM143に記憶される(S25)。S25では、設定条件として、基準点の移動量(ΔMx,ΔMy)と、刺繍模様の初期配置に対する回転角度φとが取得される。基準点は適宜定められ、例えば、配置変更前において原点と一致する仮想点が用いられる。回転角度φは、刺繍模様が反時計回りに回転された場合の角度をプラスの角度とする。次に、模様データが補正され、補正された模様データはRAM143に記憶される(S30)。S30では、S15で取得された模様データが、S25で取得された設定条件に基づき補正される。模様データに含まれる座標データを(x,y)とする。座標データ(x,y)は設定条件に基づき補正され、座標データ(x´,y´)が算出される。座標データ(x´,y´)は、例えば、上記仮想点が基準点とされた式(x´,y´)=(xcosφ−ysinφ+ΔMx,xsinφ+ycosφ+ΔMy)に基づき算出される。
配置が変更されていない場合(S20:No)、又はS30の次に、縫製開始の指示が入力されたか否かが判断される(S35)。縫製開始の指示は、例えば、パネル操作によって入力される。縫製開始の指示が入力されていない場合には(S35:No)、縫製開始の指示が入力されるまで待機される。縫製開始の指示が入力された場合には(S35:Yes)、模様データに従い部分模様が縫製される(S40)。S20で刺繍模様200の配置が変更されていない場合には(S20:No)、S15で取得された模様データに基づいて部分模様201が縫製される。S20で刺繍模様200の配置が変更された場合には(S20:Yes)、S30で補正された模様データに基づき部分模様201が縫製される。具体的には、模様データに従って、駆動回路123に制御信号が出力され、針棒ケース用モータ45が駆動される。これによって、模様データに対応する糸色の糸駒13(図2参照)が装着された縫針35が、針穴36の鉛直上方に配置される。模様データに従って、駆動回路131と、駆動回路133とに制御信号が出力され、刺繍枠84が移動される。駆動回路121に制御信号が出力され、主軸モータ122が駆動される。これによって、針穴36の鉛直上方に配置された針棒31が上下方向に動く。S40によって、例えば、図10のように、部分模様201が加工布39に縫製される。
次に、LCD7に指示画面が表示される(S45)。指示画面には、撮像の指示を入力することをユーザに促すメッセージが表示される。次に、撮像の指示が入力されるまで待機され(S50:No)、撮像の指示が入力された場合には(S50:Yes)、刺繍枠84の上面に配置された標識180と、標識280とが、イメージセンサ151によって順に撮像される(S55)。撮像の指示は、例えば、パネル操作によって入力される。S55では、まず、駆動回路123(図5参照)に制御信号が出力され、最も右側の係合コロ42と螺旋カム(図示せず)とが係合する位置に、針棒ケース21が移動される。針棒ケース21の移動によって、イメージセンサ151は、針穴36の鉛直上方に配置される。次に、EEPROM144に記憶されている標識180の位置の刺繍座標系の座標に従って、駆動回路131(図5参照)と、駆動回路133(図5参照)とに制御信号が出力され、刺繍枠84が移動される。刺繍枠84の移動によって、標識180がイメージセンサ151の鉛直下方に配置される。次に、イメージセンサ151によって、標識180が撮像され、生成された画像データはRAM143に記憶される。標識280についても、同様に撮像され、生成された画像データはRAM143に記憶される。
次に、S55で生成された画像データに基づき、基準位置と基準角度とが算出され、算出された基準位置と基準角度とはRAM143に記憶される(S60)。基準位置は、標識180の第一円101の中心座標(P1,Q1,R1)と定義される。基準角度θは、上記座標(P1,Q1,R1)から、標識280の第一円101の中心座標(P2,Q2,R2)に向かうベクトルと、X軸とがなす角度と定義される。基準角度θは、反時計回りの角度をプラスの角度とする。本実施形態では、加工布39上の点のZ座標を0(一定)としているので、基準角度θは、式θ=tan−1((Q2−Q1)/(P2−P1))を用いて算出される。
図11及び図12を参照し、各座標の算出方法について説明する。まず、標識180と標識280との第一円101及び第二円102について、画像座標系の二次元座標を算出する。画像座標系とは、イメージセンサ151によって撮像された画像の座標系である。画像座標系の二次元座標は、画像中の位置に基づき算出される。具体的には、図11に示すように、例えば、画像データが周知技術のハフ変換を用いて処理され、円161及び162の円周が抽出される。さらに、円161の中心163と、円162の中心164との座標と、円161及び162の半径とがそれぞれ算出される。この時点では、加工布39に貼付された標識180の第一円101及び第二円102(図4参照)の他に、加工布39自体の地柄等に含まれる円も抽出される場合がある。以下、算出されたz個の円の中心の座標を(a,b)((a1,b1)、(a2,b2)、(a3,b3)、・・・、(az,bz))とし、算出された円の半径をr(r1,r2,r3,・・・,rz)とする。
図12に示すように、例えば、画像データが周知技術のHarris Operatorを用いて処理され、コーナーの部分の座標171から180の座標が算出される。コーナーとは、複数のエッジ(輪郭のように一本の線からなる部分)が交差している点を指す。以下、算出された10個のコーナーの座標を(s,t)((s1,t1)、(s2,t2)、・・・、(s10,t10))とする。
次に、座標(a,b)及び半径rの結果と、座標(s,t)とが比較される。(a,b)と一致する(s,t)が存在し、且つ、(a,b)を中心とした半径rの位置の座標と一致する(s,t)が存在する場合に、これらは、図11の第一円101又は第二円102の中心座標と、円周と線分との交点の座標とであると判断される。第一円101,又は第二円102の中心座標であると判断された座標(a,b)のうち、半径rの値が大きい方の座標が、第一円101の中心座標(p,q)として抽出される。半径rの値が小さい方に対応する座標が、第二円102の中心座標(u,v)として抽出される。以上のような画像処理を実行することによって、標識180について、第一円101の中心座標(p1,q1)と第二円102の中心座標(u1,v1)とが算出されたとする。同様に、標識280について、第一円101の中心座標(p2,q2)と第二円102の中心座標(u2,v2)とが算出されたとする。標識180と、標識280とは、第一円101の中心に対する第二円102の中心の座標と、標識180及び標識280の刺繍枠84上の配置とを考慮して識別される。
次に、算出された上記中心座標について、三次元座標変換処理が実行される。三次元座標変換処理は、画像座標系の二次元座標を刺繍座標系(ワールド座標系)の三次元座標に変換する処理である。三次元座標変換処理は、公知の方法(例えば、特開2009−172119)を用いて行われる。三次元座標変換処理では、S55での刺繍枠84の移動量が加味されて刺繍座標系の三次元座標が算出される。三次元座標変換処理が実行されることによって、標識180について、第一円101の中心座標(P1,Q1,R1)と第二円102の中心座標(U1,V1,W1)とが算出される。同様に、標識280について、第一円101の中心座標(P2,Q2,R2)と第二円102の中心座標(U2,V2,W2)とが算出される。
S60の次に、縫製順序が2番目の模様データがROM142から取得され、取得された模様データはRAM143に記憶される(S70)。S70では、例えば、図8の部分模様211の模様データが取得される。次に、LCD7に指示画面が表示される(S75)。指示画面には、刺繍枠84の装着条件を第1装着条件から第2装着条件に切り替えた後、撮像の指示を入力することをユーザに促すメッセージが表示される。ユーザは、指示画面のメッセージに従い、刺繍枠84をホルダ24から取り外す。ユーザは、Xキャリッジ22に対する刺繍枠84の装着角度を、180度回転させ、図13のように、刺繍枠84を再びホルダ24に装着する。図13のように刺繍枠84が第1装着条件でXキャリッジ22に装着された場合の縫製領域186と、現在の装着条件である第2装着条件でXキャリッジ22に装着された場合の縫製領域86とは、一部が重なっている。縫製領域186と、縫製領域86とが重なる領域に、部分模様201と、部分模様211との継ぎ目が配置されている。次に、S80からS90の処理が実行される。S80からS90の処理は、S50からS60の処理と同様であるため説明を省略する。S90では、刺繍枠84の装着条件が第2装着条件の場合の、基準位置と基準角度とが算出される。
次に、補正条件が算出され、算出された補正条件はRAM143に記憶される(S95)。S95では、補正条件として、位置変化量と、角度変化量とが算出される。S60で算出された基準角度をθ1とし、S90で算出された基準角度をθ2とすると、角度変化量は、式Δθ=θ2―θ1を用いて算出される。S60で算出された基準位置を(f1,g1,h1)とし、S90で算出された基準位置を(f2,g2,h2)とすると、位置変化量は、式(Δmx,Δmy)=(f2−f1,g2−g1)を用いて算出される。前述のように、本実施形態では、加工布39上の点のZ座標を0(一定)としているので、Z軸の位置変化量は算出されない。
次に、S70で取得された模様データが補正され、補正された模様データはRAM143に記憶される(S100)。S100では、S70で取得された模様データが、S25で取得された設定条件と、S95で算出された補正条件とに基づき補正される。まず、S30と同様に、S25で取得された設定条件に基づき模様データが補正される。S20で刺繍模様の配置が変更されていない場合には、この処理は省略される。模様データに含まれる座標データを(x,y)とする。S30と同様に、補正後の座標データ(x´,y´)は、上述の仮想点が基準点とされた式(x´,y´)=(xcosφ−ysinφ+ΔMx,xsinφ+ycosφ+ΔMy)に基づき算出される。次に、S95で算出された補正条件に基づき、座標データ(x´,y´)が補正され、座標データ(x´´,y´´)が算出される。座標データ(x´´,y´´)は、式(x´´,y´´)=((x´−f2)×cosΔθ−(y´−g2)×sinΔθ+f2+Δmx,(x´−f2)×sinΔθ+(y´−g2)×cosΔθ+g2+Δmy)に基づき算出される。
次に、縫製の指示が入力されるまで待機され(S105:No)、縫製開始の指示が入力された場合には(S105:Yes)、S100で補正された模様データに従い、部分模様211が縫製される(S110)。S110では、図13の二点鎖線で示すように部分模様211が縫製される。図13では、点203と、点213とが一致し、且つ、二点鎖線202と、二点鎖線212とが一致している。次に、メイン処理は終了する。
以上のようにメイン処理が実行される。加工布39を保持する刺繍枠84を着脱可能に装着するXキャリッジ22は、本発明のキャリッジに相当する。X軸方向と、Y軸方向とは、本発明の所定の2方向に相当する。刺繍枠移動機構11は、本発明の移送手段に相当する。針棒駆動機構85は、本発明の縫製手段に相当する。図9のS5で刺繍模様を特定するCPU141は、本発明の特定手段として機能する。S10で、装着条件に部分模様を割り当てるCPU141は、本発明の割当手段として機能する。S15又はS70で、模様データを取得するCPU141は、本発明のデータ取得手段として機能する。刺繍枠の装着条件が切り替える前(S55)と、切り替えられた後(S85)とに、標識180と標識280とを撮像するイメージセンサ151は、本発明の撮像手段に相当する。S95で、補正条件として位置変化量と、角度変化量とを算出するCPU141は、本発明の算出手段として機能する。S70で取得された模様データを補正する(S100)CPU141は、本発明の補正手段として機能する。S110で、補正された模様データに従って、部分模様を縫製するCPU141は、本発明の縫製制御手段として機能する。
本実施形態のミシン1は、刺繍枠84の装着条件を変更して1つの刺繍模様を縫製する場合に、部分模様間の位置合わせを正確に行うことができる。ミシン1は、標識180と、標識280とが刺繍枠84に予め描かれているので、ユーザは部分模様の位置合わせを実行させる上で標識を準備したり、標識を刺繍枠又は加工布に貼り付ける作業をしたりする必要がない。また、刺繍枠84上の標識180及び標識280の位置が予め分かっているので、S60とS90とにおいて、標識の配置位置が任意の位置である場合に比べ、標識180と標識280とを特定する処理が容易である。また、ミシン1は、標識180と、標識280とを用いて、基準角度を算出している。したがって、ミシン1は、1つの標識を用いる場合に比べ、基準角度を精度よく算出することができる。ミシン1は、1つの標識を用いる場合に比べ、刺繍枠84に配置された標識180と標識280とを基準として、刺繍枠84に対する部分模様211の位置及び角度をより正確に決定することができる。
なお、本発明の縫製システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。例えば、以下の(A)から(F)までの変形を適宜加えてもよい。
(A)ミシン1の構成は適宜変更可能である。例えば、ミシンが備える針棒の数は、単数でも複数でもよい。また例えば、イメージセンサ151の種類と、配置とは適宜変更してもよい。例えば、イメージセンサ151は、CCDカメラ等、CMOSイメージセンサ以外の撮像素子であってもよい。また例えば、刺繍枠移動機構11が、キャリッジを移動させる方向は適宜変更可能である。
(B)標識の大きさ及び形状と、標識のデザインと、標識の個数と、標識の設定位置とのぞれぞれは適宜設定可能である。標識のデザインは、標識を撮像して得られた画像データに基づき、標識が特定可能なデザインであればよい。例えば、標識180の上部108及び左下部109等を塗りつぶす色については、黒色と白色に限定されるものではなく、コントラストの対比が明確になるような他の色の組合せであってもよい。また例えば、加工布39の色及び模様に応じて標識を変えてもよい。
標識の個数は、部分模様の位置合わせの精度と、メイン処理を実行させるのに要する時間とを考慮に入れて適宜定められればよい。標識の個数を複数とする場合、複数の標識は同一種類であってもよいし、複数種類であってもよい。標識の配置位置は、キャリッジに取り付けられる刺繍枠上であればどこでもよい。また、刺繍枠に装着された加工布に標識が貼り付けられた場合にも、同様の効果が得られる。標識の配置位置は、本実施形態のように予め定められていてもよいし、例えば、刺繍枠84上の任意の位置に、ユーザが貼り付けてもよい。
(C)縫製システムによって縫製される刺繍模様は、種々変更可能である。例えば、複数の模様の集合を1つの刺繍模様としてもよい。また例えば、設定条件の内容と、取得方法とは適宜変更可能である。例えば、設定条件は、刺繍模様の移動量及び回転角度のいずれかであってもよい。また例えば、設定条件は、刺繍模様の拡大又は縮小率であってもよい。また例えば、ミシンが備える専用のボタンによって入力されたデータが設定条件として取得されてもよい。
(D)装着条件は、キャリッジに対する刺繍枠の位置と角度とを組み合わせた条件であればよい。したがって、例えば、特開平11−229262号公報に記載された、キャリッジに対する刺繍枠の装着位置を変更可能な刺繍枠を備えるミシンに本発明が適用されてもよい。
(E)補正条件は、位置変化量と、角度変化量といずれかであってもよい。補正条件の算出方法は、補正条件の種類と、標識とに応じて適宜変更可能である。例えば、1つの標識180の画像データに基づき、補正条件として角度変化量が算出される場合、第一円101の中心座標と、第二円102の中心座標とに基づきX軸に対する角度が算出されてもよい。また例えば、2つの標識180の画像データに基づき、補正条件として位置が算出される場合、2つの標識180の第一円101の中心を結ぶ線分の中点が基準位置として算出されてもよい。例えば、補正条件が標識の位置変化量のみである場合、S100において補正条件によって部分模様の角度は補正されない。この場合の部分模様の角度は、模様データの座標データによって規定される部分模様の初期配置と、S25で取得した設定条件とに基づき決定される。
(F)図9のメイン処理は、適宜変更可能である。例えば、S10では、自動的に部分模様が装着条件に割り当てられていたが、これに限定されない。例えば、S10では、パネル操作によって入力されたユーザの指示に従って、装着条件に部分模様が割り当てられてもよい。
1 多針ミシン
11 刺繍枠移動機構
22 Xキャリッジ
23 Yキャリッジ
31 針棒
35 縫針
39 加工布
84 刺繍枠
85 針棒駆動機構
86,186 縫製領域
141 CPU
151 イメージセンサ
180,280 標識
200 刺繍模様
201,211 部分模様

Claims (2)

  1. 加工布を保持する刺繍枠を着脱可能に装着するキャリッジと、前記キャリッジを所定の2方向に移送する機能を備えた移送手段と、下端に縫針が装着された針棒を上下動させる縫製手段とを備え、刺繍模様を縫製する機能を備えたミシンであって、
    前記刺繍枠は、前記キャリッジに対する装着位置及び装着角度の少なくともいずれかが互いに異なるように装着可能な複数の装着条件を有し、前記移動手段による前記刺繍枠の移動可能範囲に基づき設定された縫製領域よりも大きい前記刺繍模様を縫製する場合に、当該刺繍模様を縫製する過程で、前記キャリッジに対する前記装着条件を切り替えて装着され、
    前記ミシンはさらに、
    前記加工布に縫製する刺繍模様を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記刺繍模様の一部を構成する部分模様を縫製するためのデータである模様データを前記装着条件に割り当てる割当手段と、
    前記刺繍枠の前記装着条件に応じて、前記割当手段によって当該装着条件に割り当てられた前記模様データを取得するデータ取得手段と、
    前記装着条件が切り替えられる前と後とのそれぞれに、前記キャリッジに装着された前記刺繍枠に配置された少なくとも1つの標識を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって生成された画像データに基づき、前記装着条件が変更される前と後との、前記標識の位置と、前記2方向に対する前記標識の角度との少なくともいずれかの差を補正条件として算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記補正条件に基づき、前記キャリッジに対する前記部分模様の位置及び角度を決定し、前記データ取得手段によって取得された前記模様データを補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された前記模様データに従って、前記移送手段と、前記縫製手段とを制御して、前記部分模様を縫製する縫製制御手段と
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記標識は、前記キャリッジに装着された前記刺繍枠に複数配置され、
    前記算出手段は、前記装着条件が変更される前と後とのそれぞれについて、前記複数の前記標識を撮像して得られた前記画像データを用いて前記2方向に対する当該標識の角度を算出し、算出された前記標識の角度の差を前記補正条件の少なくとも一部として算出することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
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