JP2011050580A - 車両用シート装置 - Google Patents

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英仁 川口
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Abstract

【課題】温める部分を必要最小限にしてエネルギーの消費の無駄を無くし、着座する乗員に快適な使用感を与えることができる車両用シート装置を提供する。
【解決手段】車両用シート装置1には、乗員が着座する座面となるシートクッション2及び乗員の背もたれとなるシートバック3を有するシート10が設けられている。上記シート10のシートクッション2及びシートバック3の内部には、着座する乗員を温める座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82が設けられている。そして座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82は、着座する乗員の体と上記シート10との接触部分の形状に合わせて配設されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、着座する乗員を温めるためのヒータをシートの内部に備えた車両用シート装置に関する。
従来より、乗員が着座するシートクッションと、乗員の背もたれとなるシートバックとを有する車両用シート装置において、着座する乗員の体を温めるためのヒータ装置を備えたものが知られている。例えば特許文献1では、シート装置に着座する乗員の肩こり等の症状を改善するために、乗員の体の温めたい部分と接触するシート部位にヒータ部が配設されている。これにより、上記シートに乗員が着座してヒータ装置を作動させると、乗員の血行障害等を改善することができるようになっている。
特開2008−183209号公報(段落0023〜0026欄、図1,図2)
ところで、特許文献1では、ヒータ部を乗員の肩こり等の症状を改善するための特定部位のみに配設しているので、寒い時期に乗員が保温用として利用しようとしても満足する温かさが得られない。また、乗員の保温用に配設場所を変えたとしても、体を部分的に温めることはできるものの、乗員がシートに着座した状態で体とシートとの接触領域は上半身と下半身とで異なるため、体とシートとの接触領域について十分に配慮しないと体の非接触領域に亘るシート部位を温めることとなって不経済である。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、温める部分を必要最小限にしてエネルギーの消費の無駄を無くし、着座する乗員に快適な使用感を与えることができる車両用シート装置を提供することにある。
第1の発明では、乗員が着座する座面となるシートクッション及び乗員の背もたれとなるシートバックを有するシートと、上記シートクッション及び上記シートバックの少なくとも一方の内部に設けられ着座する乗員を温めるヒータ部とを備えた車両用シート装置であって、上記ヒータ部は、着座する乗員の体と上記シートとの接触部分の形状に合わせて配設されている構成とした。
第2の発明では、第1の発明において、上記ヒータ部と上記シートとの接触部分は、体圧分布の形状により判断される構成とした。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記ヒータ部が電熱線により構成されている構成とした。
第1の発明によれば、シートクッション及びシートバックの少なくとも一方と乗員の体との接触部分にヒータ部が配設されているので、乗員はヒータ部の発熱によって十分に体を温めることができる。また、シートと乗員の体と接触していない部分にはヒータ部が配設されていないので、温める部分を必要最小限にしてエネルギーの消費の無駄を無くすことができる。
第2の発明によれば、体圧分布によりシートと乗員の体との接触部分を判断するので、接触部分と非接触部分との境目が明確となり、無駄な部分にヒータ部を配設しないようにできる。
第3の発明によれば、電熱線は加工し易いので、ヒータ部を接触部分の形状に合わせて形成し易くなる。
本発明の実施形態に係る車両用シート装置の斜視図である。 シートクッションに配設されたヒータ装置の平面図である。 シートバックに配設されたヒータ装置の正面図である。 乗員が車両用シート装置に着座したときのシートクッションの体圧分布を示した図である。 乗員が車両用シート装置に着座したときのシートバックの体圧分布を示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用シート装置1を示すものである。上記シート装置1は、車両内部に配設されて乗員が着座するものであり、フロアパネル(図示せず)に設置されている。上記車両用シート装置1は、座面を構成するシートクッション2及び乗員の背もたれとなるシートバック3を有するシート10と、シートバック3の上方に位置するヘッドレスト4と、シートクッション2の内部に設けられ乗員の下半身を温める第1ヒータ装置7と、シートバック3の内部に設けられ乗員の上半身を温める第2ヒータ装置8と、後述する座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82に起動信号と停止信号とを出力可能とするヒータスイッチ5(図2、3に示す)と、後述する座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82への電力供給と電力停止とを制御するヒータ制御部6(図2、3に示す)とを有している。
シートクッション2は、該シートクッション2の骨格となるフレーム(図示せず)と、該フレームを覆うように設けられた略矩形のクッション材21とを有している。また、シートバック3は、該シートバック3の骨格となるフレーム(図示せず)と、該フレームを覆うように設けられた略矩形のクッション材31とを有している。
図1に示すように、第1ヒータ装置7は、シートクッション2におけるクッション材21の座面側の表皮に近い部分に埋設されている。図2に示すように、第1ヒータ装置7は、臀部を温める部分を形成する臀部側温度調節部71と、太股を温める部分を形成する太股側温度調節部73と、上記臀部側温度調節部71と太股側温度調節部73との間を繋ぐ2つの連結部72とで構成されている。第1ヒータ装置7の略中央部分には、略矩形の貫通孔74aが形成されている。また、第1ヒータ装置7の貫通孔74aの車幅方向両側には、コの字形の凹部74b、74cがそれぞれ切り欠き形成され、上記貫通孔74aとの間に連結部72が形成されるようになっている。
上記第1ヒータ装置7は、該第1ヒータ装置7の本体部分となる本体部74に座面ヒータ部75が配設されている。上記本体部74は、例えば、不織布などの繊維質基材にウレタンフォーム層を積層したものからなっている。また、座面ヒータ部75は、例えば、ニクロム線等の電熱線からなり、本体部74の基材に縫着されたり、接着剤により基材に接合されている。上記座面ヒータ部75は、車両内部の適宜位置に配置されたヒータスイッチ5及びヒータ制御部6に接続されており、乗員のヒータスイッチ5の操作によりヒータ制御部6に起動信号が出力されると、該ヒータ制御部6により座面ヒータ部75に電力が供給され、該座面ヒータ部75が発熱するようになっている。一方、ヒータスイッチ5の操作によりヒータ制御部6に停止信号が出力されると、ヒータ制御部6から座面ヒータ部75への電力の供給が停止され、座面ヒータ部75の発熱が停止するようになっている。
上記座面ヒータ部75は、本体部74の車幅方向中央を中心として略対称の形状で本体部74に配設されている。その形状は、本体部74の車幅方向の片側半分において、臀部側温度調節部71から連結部72を通過して太股側温度調節部73までひだ状に蛇行して配設されている。このとき、座面ヒータ部75の配設されている範囲の形状が、図4に示す乗員がシートクッション2に着座したときの体圧分布D1の範囲の形状と同じとなっている。つまり、図2に示すように、体圧分布D1から乗員が着座したときの乗員の臀部とシートクッション2との接触部分が臀部接触範囲R1と判断し、この臀部接触範囲R1の形状に合わせて座面ヒータ部75が配設されている。同様に、体圧分布D1から乗員が着座したときの乗員の太股とシートクッション2との接触部分が太股接触範囲R2と判断し、この太股接触範囲R2の形状に合わせて座面ヒータ部75が配設されている。したがって、シートクッション2と乗員の体との接触部分には座面ヒータ部75が配設されているので、乗員の下半身は座面ヒータ部75によって十分に温められる。また、乗員が着座したときの太股の間となる部分や、臀部の後側に位置する部分には、座面ヒータ部75が配設されていないので、温める部分を必要最小限にしてエネルギーの消費の無駄を無くすことができるようになっている。
一方、第2ヒータ装置8は、図1に示すようにクッション材31の背もたれ側の表皮に近い部分に埋設されている。図3に示すように、第2ヒータ装置8は、略矩形で板状の本体部81に背面ヒータ部82が配設されている。
第2ヒータ装置8の本体部81は、第1ヒータ装置7の本体部74と同様の材質からなっている。また、背面ヒータ部82は、座面ヒータ部75と同様に、ニクロム線等の電熱線からなるとともにヒータスイッチ5及びヒータ制御部6によって制御され、本体部81の基材に対して縫着等により固定されている。そして、背面ヒータ部82は、本体部81の車幅方向中央を中心として略対称に形成されており、その形状は、本体部81の車幅方向の片側半分において、下方から上方に向かってひだ状に蛇行して配設されている。このとき、背面ヒータ部82の配設されている範囲の形状が、図5に示す乗員が着座したときのシートバック3の体圧分布D2の範囲の形状と同じとなっている。つまり、図3に示すように、体圧分布D2から乗員の背中とシートバック3との接触部分が背中接触範囲R3と判断し、この背中接触範囲R3の形状に合わせて背面ヒータ部82が配設されている。したがって、シートバック3と乗員の体との接触部分には背面ヒータ部82が配設されているので、乗員の上半身は背面ヒータ部82によって十分に温められる。また、乗員の腰回りの後方部分や、肩甲骨の間の部分といったシートバック3と乗員の背中とが接触していない部分には、背面ヒータ部82が配設されていないので、温める部分を必要最小限にすることによってエネルギーの消費の無駄を抑えることができるようになっている。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る車両用シート装置1によれば、シートクッション2及びシートバック3と乗員の体との接触部分に座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82が配設されているので、乗員は座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82の発熱によって十分に体を温めることができ、快適な使用感を得ることができる。また、シートクッション2及びシートバック3と乗員の体とが接触していない部分には座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82が配設されていないので、温める部分を必要最小限にしてエネルギーの消費の無駄を抑えることができる。
また、体圧分布D1、D2によりシート10と乗員の体との接触部分を判断するので、接触部分と非接触部分との境目が正確となり、無駄な部分に座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82を配設しないようにできる。
また、座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82は電熱線により構成されているので座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82を接触部分の形状に合わせて形成し易くなっている。
尚、本発明の実施形態では、座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82に電熱線を用いたが、熱媒体を通過させる配管等を配設する構成としてもよい。
また、座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82のひだ状部分の間隔は任意に設定すればよい。
また、座面ヒータ部75及び背面ヒータ部82の形状はひだ状でなくてもよく、体とシート装置1との接触部分の範囲を網羅できるような形状であればよい。
尚、上記実施形態では、本発明を一人用のシート装置に適用した場合について説明したが、本発明は、例えば2人並んで座ることができるシート装置に適用することもできる。
本発明は、着座する乗員を温めるためのヒータがシートの内部に備えられている車両用シート装置に適している。
1 車両用シート装置
2 シートクッション
3 シートバック
10 シート
75 座面ヒータ部
82 背面ヒータ部
D1 体圧分布
D2 体圧分布
R1 臀部接触範囲
R2 太股接触範囲
R3 背中接触範囲

Claims (3)

  1. 乗員が着座する座面となるシートクッション及び乗員の背もたれとなるシートバックを有するシートと、上記シートクッション及び上記シートバックの少なくとも一方の内部に設けられ着座する乗員を温めるヒータ部とを備えた車両用シート装置であって、
    上記ヒータ部は、着座する乗員の体と上記シートとの接触部分の形状に合わせて配設されていることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シート装置であって、
    上記ヒータ部と上記シートとの接触部分は、体圧分布の形状により判断されることを特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用シート装置であって、
    上記ヒータ部が電熱線により構成されていることを特徴とする車両用シート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018169657A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 いすゞ自動車株式会社 安全運転促進装置及び安全運転促進方法
CN113613531A (zh) * 2019-03-26 2021-11-05 株式会社电装 加热器装置

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JPS6253064U (ja) * 1985-09-24 1987-04-02

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