JP2011047622A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3本のユニット間配管を接続可能な室外ユニットのコンパクト化及び生産コストの低減化を図った空気調和装置を提供すること。
【解決手段】第1圧縮機20、第1四方弁24及び第1室外熱交換器21、21を有する第1室外ユニット2と、第1圧縮機20及び第1四方弁24の間から分岐した冷媒吐出分岐管25Aに接続される高圧ガス管7、第1圧縮機20の冷媒吸込管28から分岐した冷媒吸込分岐管28Aに接続される低圧ガス管6、及び第1室外熱交換器21、21に第1ユニット内液管29を介して接続される液管8を有するユニット間配管5と、ユニット間配管5の高圧ガス管7、低圧ガス管6、及び液管8に接続され、室内熱交換器10A〜10Dを有する複数台の室内ユニット4A〜4Dとを備え、第1四方弁24は、第1切替位置で低圧ガス管6と第1室外熱交換器21、21とを連通し、第2切替位置で第1圧縮機20と第1室外熱交換器21、21とを連通した。
【選択図】図1

Description

本発明は、室外ユニットと複数台の室内ユニットとを有し、複数台の室内ユニットを同時に冷房運転もしくは暖房運転可能とし、または、これらの暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とする空気調和装置に関する。
一般に、室外ユニットと複数台の室内ユニットとを、液管及びガス管からなる2本のユニット間配管を介して接続し、これら複数台の室内ユニットを冷房運転もしくは暖房運転する、液管及びガス管接続式(以下、2本配管式という)の空気調和装置が知られている。また、近年、室外ユニットと複数台の室内ユニットとを、低圧ガス管、高圧ガス管及び液管からなる3本のユニット間配管を介して接続し、これら複数台の室内ユニットを同時に冷房運転もしくは暖房運転する、または、これらの冷房運転と暖房運転とを混在して実施する、低圧ガス管、高圧ガス管及び液管接続式(以下、3本配管式という)の空気調和装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許2804527号公報
しかしながら、3本配管式の空気調和装置で用いられる室外ユニットには、低圧ガス管、高圧ガス管及び液管を接続する必要があるため、2本配管式の室外ユニットとは冷媒回路の構成が異なる。このため、3本配管式の室外ユニットは、2本配管式の室外ユニットに比べて、配管接続される機器の構成や配管の取り回しが煩雑となり、装置構成が大型化する傾向にある。また、3本配管式の室外ユニットは、2本配管式の室外ユニットとは別個、独自に開発、製造されることにより、開発期間の長期化、製造ラインの新設等を要し、生産コストが増大するといった問題があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決し、3本のユニット間配管を接続可能な室外ユニットのコンパクト化及び生産コストの低減化を図った空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、第1圧縮機、第1四方弁及び第1室外熱交換器を有する第1室外ユニットと、前記第1圧縮機及び前記第1四方弁の間から分岐する高圧ガス管、前記第1圧縮機の冷媒吸込管に接続される低圧ガス管、及び前記第1室外熱交換器に接続される液管を有するユニット間配管と、前記ユニット間配管の高圧ガス管、低圧ガス管、及び液管に接続され、室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットとを備え、前記第1四方弁は、第1切替位置で低圧ガス管と前記第1室外熱交換器とを連通し、第2切替位置で前記第1圧縮機と前記第1室外熱交換器とを連通することを特徴とする。
この構成によれば、3本のユニット間配管に接続される第1室外ユニットを、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器を有する、いわゆる2本配管式の既存の室外ユニットを用いて構成することができるため、3本配管式の室外ユニットを独自に開発する場合に比べて生産コストの低減化を図ることができる。また、いわゆる2本配管式の室外ユニットをベースとして、第1室外ユニットが構成されるため、この第1室外ユニットを、従来の3本配管式の室外ユニットに比べて、装置のコンパクト化の実現を図ることができる。
この構成において、前記第1四方弁の第1ポートに前記第1圧縮機の冷媒吐出管を接続し、第2ポートに前記第1室外熱交換器を接続し、第3ポートに前記冷媒吸込管を接続し、第4ポートを閉塞する、もしくは、この第4ポートに、キャピラリチューブを介して、前記冷媒吸込管を接続した構成としても良い。この構成によれば、第1四方弁を介して、第1圧縮機、第1室外熱交換器、高圧ガス管及び低圧ガス管を接続することができ、この第1四方弁を第1切替位置及び第2切替位置に切り替えることにより、簡単に複数台の室内ユニットを同時に冷房運転もしくは暖房運転可能とし、または、これらの暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とすることができる。
また、前記第1室外ユニットは、前記第1室外熱交換器を複数台並設して備え、少なくとも1台の第1室外熱交換器と前記第1四方弁との間に開閉弁を設けた構成としても良い。この構成によれば、冷暖混在運転中の冷房負荷及び暖房負荷の負荷バランスによって、開閉弁の動作を制御して空調運転に使用される第1室外熱交換器の数を変更できるため、当該第1室外熱交換器の数を適宜変更することで空調運転中の運転効率の向上を図ることができる。
また、第2圧縮機及び第2室外熱交換器を有し、ガス管及び液管の2本の配管で接続する第2室外ユニットを備え、この第2室外ユニットの液管を前記ユニット間配管の液管に接続すると共に、前記第2室外ユニットのガス管を、流路切替弁を有する弁体キットを用いて、前記ユニット間配管の高圧ガス管または低圧ガス管に択一的に接続した構成としても良い。
この構成によれば、3本のユニット間配管に、流路切替弁を有する弁体キットを介して、いわゆる2本配管式の室外ユニットを接続することができるため、3本配管式の空気調和装置に接続される一部の室外ユニットを、既存の2本配管式の室外ユニットを用いて安価に構成することができ、空気調和装置全体の価格を低減することができる。
また、前記弁体キットは、前記流路切替弁として単一の第2四方弁を備え、この第2四方弁の第1ポートに前記ガス管を接続し、第2ポートに前記低圧ガス管を接続し、第3ポートに前記高圧ガス管を接続し、第4ポートを閉塞する、もしくは、この第4ポートに、キャピラリチューブを介して、前記低圧ガス管を接続した構成としても良い。
この構成によれば、第2四方弁を介在させるといった簡単な構成で、第2室外ユニットのガス管をユニット間配管の高圧ガス管または低圧ガス管に択一的に接続することができ、いわゆる2本配管式の室外ユニットを3本配管式の空気調和装置に接続することができる。
また、前記弁体キットは、前記第2室外ユニットの筺体の外側に設けられた構成としても良い。この構成によれば、第2室外ユニットとして、既存の2本配管式の室外ユニットを、配管構成を変更することなく、そのまま流用することができるため、3本配管式の空気調和装置の構成を簡素化することができる。
本発明によれば、3本のユニット間配管に接続される第1室外ユニットを、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器を有する、いわゆる2本配管式の既存の室外ユニットを用いて構成することができるため、3本配管式の室外ユニットを独自に開発する場合に比べて生産コストの低減化を図ることができる。また、いわゆる2本配管式の室外ユニットをベースとして、第1室外ユニットが構成されるため、この第1室外ユニットを、従来の3本配管式の室外ユニットに比べて、装置のコンパクト化の実現を図ることができる。
本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示し、この空気調和装置が冷房運転される際の冷媒の流れを示す回路図である。 空気調和装置が暖房運転される際の冷媒の流れを示す回路図である。 空気調和装置が冷房主体で冷暖混在運転される際の冷媒の流れを示す回路図である。 図3において、第1室外熱交換器の一部を凝縮器として用いる際の冷媒の流れを示す回路図である。 空気調和装置が暖房主体で冷暖混在運転される際の冷媒の流れを示す回路図である。 図5において、第1室外熱交換器の一部を蒸発器として用いる際の冷媒の流れを示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す回路図である。この空気調和装置1は、3本配管式の室外ユニットである第1室外ユニット2と、2本配管式の室外ユニットである第2室外ユニット3と、複数台(例えば4台)の室内ユニット4A、4B、4C、4Dとを備える。これら第1室外ユニット2及び第2室外ユニット3と、室内ユニット4A〜4Dとを接続するユニット間配管5は、低圧ガス管6と、高圧ガス管7と、液管8とから構成され、空気調和装置1は、室内ユニット4A〜4Dを同時に冷房運転、もしくは、暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転とを混在して実施可能としている。
室内ユニット4Aは、室内熱交換器10Aと室内膨張弁11Aとを備えて構成され、この室内熱交換器10Aの一端は、室内膨張弁11Aを設けた液分岐管18Aを介して液管8に接続される。また、室内熱交換器10Aの他端には、分岐管12Aが接続され、この分岐管12Aは、高圧ガス分岐管13Aと低圧ガス分岐管14Aとに分岐する。高圧ガス分岐管13Aは第1開閉弁15Aを介して高圧ガス管7に接続され、低圧ガス分岐管14Aは第2開閉弁16Aを介して低圧ガス管6に接続される。
また、室内ユニット4Aには、室内熱交換器10Aの出入口温度や室温を検出する温度センサー(図示略)と、室内熱交換器10A内の冷媒圧力を検出する圧力センサー(図示略)等が配置される他、これら各センサーの検出結果を入力してこの室内ユニット4Aの制御を行う室内制御装置(図示略)を備えている。なお、室内ユニット4B〜4Dは、室内ユニット4Aと略同一の構成であるため、同一の部分に同様の符号を付して示し、説明は省略する。
第1室外ユニット2は、能力可変型の第1圧縮機(DCインバータ圧縮機)20と、第1四方弁24と、この第1四方弁24に並列に接続された複数台(本実施形態では2台)の第1室外熱交換器21、21と、第1膨張弁22、22と、これらを収容する第1ユニットケース(筺体)23とを備えて構成される。この第1ユニットケース23には、第1ユニットケース23内の各機器とユニット間配管5の低圧ガス管6、高圧ガス管7及び液管8とがそれぞれ接続される低圧ガス管サービスバルブ23A、高圧ガス管サービスバルブ23B及び第1液管サービスバルブ23Cが設けられている。
本構成では、第1圧縮機20の能力は、空気調和装置1が備える全圧縮機の少なくとも半分の能力を備えて構成される。これによれば、例えば、冷房負荷と暖房負荷とが50%:50%の負荷バランスで冷暖混在運転が実行されている場合には、第1圧縮機20を備える第1室外ユニット2のみを用いて、各室内ユニット4A〜4Dの冷房及び暖房運転を行うことができる。また、冷房負荷または暖房負荷が増加して、例えば、冷房負荷と暖房負荷とが60%:40%に負荷バランスが変更された場合には、余剰の冷房負荷を第2室外ユニット3が受け持つことができる。このため、冷暖混在運転中の室内ユニット4A〜4Dの冷房負荷及び暖房負荷の負荷バランスがどのように変化しても当該負荷バランスでの空調運転を実現することができる。
第1四方弁24は、4つのポートを備えており、第1ポートαには第1圧縮機20の冷媒吐出管25が接続されている。この冷媒吐出管25には、第1圧縮機20と第1四方弁24との間で分岐する冷媒吐出分岐管25Aの一端が接続され、この冷媒吐出分岐管25Aの他端は高圧ガス管サービスバルブ23Bを介して高圧ガス管7に接続されている。なお、符号45は逆止弁である。
また、第1四方弁24の第2ポートβにはユニット内ガス管26が接続され、このユニット内ガス管26は2つのユニット内分岐ガス管26A、26Aに分岐してそれぞれ第1室外熱交換器21、21の一端側に接続される。本構成では、一方の第1室外熱交換器21に接続されるユニット内分岐ガス管26Aには電磁開閉弁(開閉弁)27が設けられ、第1室外熱交換器21、21に冷媒を選択的に流通させることが可能に構成されている。
第1室外熱交換器21、21の他端には、それぞれユニット内分岐液管29A、29Aが接続され、これらユニット内分岐液管29A、29Aは合流して第1ユニット内液管(液管)29となり、第1液管サービスバルブ23Cを介して、ユニット間配管5の液管8に接続されている。また、ユニット内分岐液管29A、29Aにはそれぞれ上記した第1膨張弁22、22が設けられている。
また、第1四方弁24の第3ポートγには、第1圧縮機20の冷媒吸込管28が接続され、この冷媒吸込管28には、第1圧縮機20と第1四方弁24との間で分岐する冷媒吸込分岐管28Aの一端が接続され、冷媒吸込分岐管28Aの他端は低圧ガス管サービスバルブ23Aを介して、低圧ガス管6に接続されている。
また、第1四方弁24の第4ポートδにはキャピラリチューブ46が接続され、このキャピラリチューブ46の他端は冷媒吸込管28に接続されている。本実施形態では、第1室外ユニット2が停止した場合に、この第1室外ユニット2内の冷媒配管(冷媒吐出管25、冷媒吸込管28)内の冷媒の流れが止まることがある。このため、これら冷媒配管内への冷媒の溜まり込みを防止するために、第4ポートδには、キャピラリチューブ46を介して、冷媒吸込管28を接続している。なお、第4ポートδに、キャピラリチューブ46を介して、冷媒吸込管28を接続せずに、単に第4ポートδを封止栓等で閉鎖しても良い。
本構成では、第1室外ユニット2は、いわゆる2本配管式の室外ユニットの配管構成を変更して3本のユニット間配管5に接続可能としたものである。
具体的には、第1ユニットケース23に高圧ガス管サービスバルブ23Bを設けると共に、この高圧ガス管サービスバルブ23Bと冷媒吐出管25とを冷媒吐出分岐管25Aで接続する。また、2本配管式の室外ユニットにおいて、ガス管サービスバルブ(本構成では、低圧ガス管サービスバルブ23Aに該当する)と四方弁(本構成では第1四方弁24の第4ポートδに該当する)とを接続する配管を取り外し、低圧ガス管サービスバルブ23Aと冷媒吸込管28とを冷媒吸込分岐管28Aで接続するとともに、第1四方弁24の第4ポートδをキャピラリチューブ46を介して、冷媒吸込管28に接続する。
このように、既存の2本配管式の室外ユニットの配管構成を一部変更することにより、3本のユニット間配管5に接続可能な第1室外ユニット2を簡単に構成することができるため、3本配管式の室外ユニットを独自に開発する場合に比べて、開発期間の短縮及び製造ラインの共通化を図ることができ、生産コストの低減化を図ることができる。また、いわゆる2本配管式の室外ユニットをベースとして、第1室外ユニット2が構成されるため、この第1室外ユニット2は、従来の3本配管式の室外ユニットに比べて、配管構成が簡素化される分、装置自体のコンパクト化の実現を図ることができる。
また、第1室外ユニット2には、第1圧縮機20の吸込圧力、吐出圧力や各第1室外熱交換器21、21内の冷媒圧力を、それぞれ検出する各圧力センサー(図示略)と、各第1室外熱交換器21、21の出入口温度や外気温を検出する温度センサー(図示略)等が配置される他、これら各センサーの検出結果を入力して第1室外ユニット2の制御を行う第1室外制御装置(図示略)を備えている。
第2室外ユニット3は、能力可変型の第2圧縮機(DCインバータ圧縮機)30と、四方弁31と、第2室外熱交換器32と、第2膨張弁33と、これらを収容する第2ユニットケース34とを備え、この第2ユニットケース34には、第2ユニットケース34内の機器と、ガス管35及び液管36の2本の配管とがそれぞれ接続されるガス管サービスバルブ34A、第2液管サービスバルブ34Bが設けられている。
第2室外ユニット3は、四方弁31の切替により冷房運転もしくは暖房運転を行うことができる既存の2本配管式(2ウェイ)の室外ユニットである。
第2圧縮機30の冷媒吐出管37は、逆止弁38を介して、四方弁31に接続され、この四方弁31にはユニット内ガス管39を介して第2室外熱交換器32の一端に接続されている。この第2室外熱交換器32の他端には、第2ユニット内液管40が接続され、この第2ユニット内液管40は、第2膨張弁33を介して第2液管サービスバルブ34Bに接続されている。この第2液管サービスバルブ34Bには液管36が接続される。
一方、第2圧縮機30の冷媒吸込管41は、四方弁31に接続され、この四方弁31にはユニット内ガス管42を介してガス管サービスバルブ34Aが接続されている。このガス管サービスバルブ34Aにはガス管35が接続される。
また、第2室外ユニット3には、第2圧縮機30の吸込圧力、吐出圧力や第2室外熱交換器32内の冷媒圧力を、それぞれ検出する各圧力センサー(図示略)と、第2室外熱交換器32の出入口温度や外気温を検出する温度センサー(図示略)等が配置される他、これら各センサーの検出結果を入力して第2室外ユニット3の制御を行う第2室外制御装置(図示略)を備えている。
本実施形態では、第1室外ユニット2が親機として機能し、この第1室外ユニット2の第1室外制御装置は、図示を省略したリモートコントローラーを介して入力したユーザー指示に基づいて、第2室外制御装置や各室内制御装置と通信し、この空気調和装置1全体の運転制御を行う。
ところで、第2室外ユニット3は、第2ユニットケース34から延びるガス管35及び液管36の2本の配管を備えるため、このままでは2本の配管を3本のユニット間配管5に接続することができない。このため、本構成では、空気調和装置1は、第2室外ユニット3から延びるガス管35をユニット間配管5の高圧ガス管7または低圧ガス管6に択一的に接続する弁体キット50を備える。この弁体キット50は、流路切換弁としての単一の第2四方弁51と、この第2四方弁51を収容するケース体52とを備え、このケース体52に、上記したガス管35、高圧ガス管7及び低圧ガス管6がそれぞれ接続される接続口が形成されている。また、第2ユニットケース34から延びる液管36は、ユニット間配管5の液管8に接続されている。
弁体キット50は、既存の2本配管式の室外ユニットである第2室外ユニット3を、ユニット間配管5に接続するための専用キットであり、1台の第2室外ユニット3につき1台の弁体キット50が設けられている。これによれば、弁体キット50を用いることにより、既存の2本配管式の第2室外ユニット3をユニット間配管5に接続することができるため、3本配管式の空気調和装置1に接続される一部の室外ユニットを、配管構成が煩雑で高価な3本配管式の室外ユニットに代えて、安価な既存の2本配管式の室外ユニットを採用することができ、空気調和装置1全体の価格を低減することができる。
また、弁体キット50は、第2室外ユニット3の第2ユニットケース34の外側に配置されている。これによれば、既存の2本配管式の第2室外ユニット3を配管構成を変更することなく、そのまま3本配管式の空気調和装置1に用いることができるため、空気調和装置1の構成を簡素化することができる。
弁体キット50の第2四方弁51には、4つのポートA〜Dが設けられており、第1ポートAにはガス管35が接続され、第2ポートBには低圧ガス管6が接続され、第3ポートCに高圧ガス管7が接続され、第4ポートDにはキャピラリチューブ53が接続され、このキャピラリチューブ53の他端は低圧ガス管6に接続されている。
本実施形態では、第2室外ユニット3が停止した場合に、この第2室外ユニット3に接続される冷媒配管(ユニット間配管5の高圧ガス管7、低圧ガス管6及びガス管35)内の冷媒の流れが止まることがある。このため、これら冷媒配管内への冷媒の溜まり込みを防止するために、第4ポートDには、キャピラリチューブ53を介して、低圧ガス管6を接続している。なお、第4ポートDに、キャピラリチューブ53を介して、低圧ガス管6を接続せずに、単に第4ポートDを封止栓等で閉鎖しても良い。
弁体キット50の第2四方弁51は、第2室外ユニット3の第2室外制御装置によって動作が制御される。
つぎに、この空気調和装置1の運転動作を説明する。
すべての室内ユニット4A〜4Dを同時に冷房運転する場合、高圧ガス管7が休止状態におかれる。この場合、図1に示すように、第1室外ユニット2では、第1四方弁24が第1圧縮機20の吐出冷媒を第1室外熱交換器21、21に導く位置(第2切替位置)、すなわち、第1四方弁24の第1ポートαと第2ポートβ及び第3ポートγと第4ポートδとがそれぞれ連通する位置に切り替えられるとともに、電磁開閉弁27、第1膨張弁22、22が開放される。また、第2室外ユニット3では、四方弁31が第2圧縮機30の吐出冷媒を第2室外熱交換器32に導く冷房運転の位置に切り替えられる。また、すべての室内ユニット4A〜4Dでは、第1開閉弁15A〜15Dが閉じられ、第2開閉弁16A〜16Dが開かれる。また、弁体キット50では、第2四方弁51が第1ポートAと第2ポートB及び第3ポートCと第4ポートDとがそれぞれ連通する位置に切り替えられる。
これにより、第1圧縮機20から吐出された冷媒は、冷媒吐出管25、第1四方弁24、ユニット内ガス管26、第1室外熱交換器21、21へと順次流れ、この第1室外熱交換器21、21で凝縮液化した後、第1ユニット内液管29を通じて、ユニット間配管5の液管8に流れ込む。一方、第2圧縮機30から吐出された冷媒は、冷媒吐出管37、四方弁31、第2室外熱交換器32へと順次流れ、この第2室外熱交換器32で凝縮液化した後、液管36を通じて、ユニット間配管5の液管8に流れ込み、この液管8内で第1室外ユニット2から流出された冷媒と合流する。
液管8を流れる液冷媒は、各室内ユニット4A〜4Dの室内膨張弁11A〜11Dに分配され、ここで減圧される。そして、減圧された冷媒は、各室内熱交換器10A〜10Dで蒸発気化した後、それぞれ第2開閉弁16A〜16D、低圧ガス分岐管14A〜14Dを通じて低圧ガス管6に流入し、この低圧ガス管6で2つに分配される。
一方の冷媒は、第1室外ユニット2に流入し、冷媒吸込分岐管28A及び冷媒吸込管28を通じて第1圧縮機20に吸入される。また、他方の冷媒は、弁体キット50の第2四方弁51、ガス管35を通じて、第2室外ユニット3に流入し、四方弁31、冷媒吸込管41を通じて第2圧縮機30に吸入される。このように、蒸発器として作用する各室内熱交換器10A〜10Dで全室内ユニット4A〜4Dが同時に冷房される。
すべての室内ユニット4A〜4Dを同時に暖房運転する場合、低圧ガス管6が休止状態におかれる。この場合、図2に示すように、第1室外ユニット2では、第1四方弁24が第1室外熱交換器21、21と冷媒吸込管28とを連通する位置(第1切替位置)、すなわち、第1四方弁24の第1ポートαと第4ポートδ及び第2ポートβと第3ポートγとがそれぞれ連通する位置に切り替えられるとともに、電磁開閉弁27が開放され、第1膨張弁22、22は空調負荷に応じて開度が調整される。また、第2室外ユニット3では、四方弁31が第2圧縮機30の吐出冷媒をガス管35に導く暖房運転の位置に切り替えられる。また、すべての室内ユニット4A〜4Dでは、第1開閉弁15A〜15Dが開かれ、第2開閉弁16A〜16Dが閉じられる。また、弁体キット50では、第2四方弁51が第1ポートAと第3ポートC及び第2ポートBと第4ポートDとをそれぞれ連通する位置に切り替えられる。
これにより、第1圧縮機20から吐出された冷媒は、冷媒吐出管25、冷媒吐出分岐管25Aを通じてユニット間配管5の高圧ガス管7に流れ込む。一方、第2圧縮機30から吐出された冷媒は、冷媒吐出管37、四方弁31、ユニット内ガス管42、ガス管35、及び弁体キット50の第2四方弁51を通じてユニット間配管5の高圧ガス管7に流れ込み、この高圧ガス管7内で第1室外ユニット2から流出された冷媒と合流する。
高圧ガス管7を流れるガス冷媒は、各室内ユニット4A〜4Dの高圧ガス分岐管13A〜13Dに分配された後、第1開閉弁15A〜15D、室内熱交換器10A〜10Dへと流れ、ここでそれぞれ凝縮液化される。この液化した液冷媒は、液分岐管18A〜18Dを経て液管8に流入し、この液管8で2つに分配される。
一方の冷媒は、第1室外ユニット2に流入し、各第1膨張弁22、22へ分配され、ここで減圧される。そして、減圧された冷媒は、各第1室外熱交換器21、21で蒸発気化した後、ユニット内ガス管26で合流し、第1四方弁24、冷媒吸込管28を通じて第1圧縮機20に吸入される。また、他方の冷媒は、液管36を通じて、第2室外ユニット3に流入し、第2膨張弁33で減圧される。そして、減圧された冷媒は、第2室外熱交換器32で蒸発気化した後、四方弁31、冷媒吸込管41を通じて第2圧縮機30に吸入される。このように、凝縮器として作用する各室内熱交換器10A〜10Dで全室内ユニット4A〜4Dが同時に暖房される。
室内ユニット4A〜4Dを冷房主体で冷暖混在運転をする場合、例えば、室内ユニット4A〜4Cを冷房運転、室内ユニット4Dを暖房運転する場合には、低圧ガス管6、高圧ガス管7及び液管8がすべて使用される。
この場合、図3に示すように、第1室外ユニット2では、第1四方弁24が第2切替位置に切り替えられるとともに、第1膨張弁22、22がともに閉じられ、第1室外熱交換器21、21には冷媒が流れない。これは、室内ユニット4Dでの暖房負荷に釣り合う室内ユニット4A〜4Cでの冷房負荷を、第1室外ユニット2が受け持ち、余剰の冷房負荷を第2室外ユニット3が受け持つことで冷凍サイクルが形成されるためである。
また、第2室外ユニット3では、四方弁31が第2圧縮機30の吐出冷媒を第2室外熱交換器32に導く冷房運転の位置に切り替えられる。また、室内ユニット4A〜4Cでは、第1開閉弁15A〜15Cが閉じられ、第2開閉弁16A〜16Cが開かれ、かつ、室内ユニット4Dでは、第1開閉弁15Dが開かれ、第2開閉弁16Dが閉じられる。また、弁体キット50では、第2四方弁51が第1ポートAと第2ポートB及び第3ポートCと第4ポートDとがそれぞれ連通する位置に切り替えられる。
これにより、第1圧縮機20から吐出された冷媒は、冷媒吐出管25、冷媒吐出分岐管25A、高圧ガス管7を通じて、室内ユニット4Dに流れ込む。この室内ユニット4Dに流入した冷媒は、高圧ガス分岐管13D、第1開閉弁15Dを通じて室内熱交換器10Dへと流れ、ここで凝縮液化された後、液分岐管18Dを経て液管8に流入する。
一方、第2圧縮機30から吐出された冷媒は、冷媒吐出管37、四方弁31、第2室外熱交換器32へと順次流れ、この第2室外熱交換器32で凝縮液化した後、液管36を通じて、ユニット間配管5の液管8に流れ込み、この液管8内で第1室外ユニット2から流出された冷媒と合流する。
液管8を流れる液冷媒は、各室内ユニット4A〜4Cの室内膨張弁11A〜11Cに分配され、ここで減圧される。そして、減圧された冷媒は、各室内熱交換器10A〜10Cで蒸発気化した後、それぞれ第2開閉弁16A〜16C、低圧ガス分岐管14A〜14Cを通じて低圧ガス管6に流入し、この低圧ガス管6で2つに分配される。
一方の冷媒は、第1室外ユニット2に流入し、冷媒吸込分岐管28A、冷媒吸込管28を通じて第1圧縮機20に吸入される。また、他方の冷媒は、弁体キット50の第2四方弁51、ガス管35を通じて、第2室外ユニット3に流入し、四方弁31、冷媒吸込管41を通じて第2圧縮機30に吸入される。このように、蒸発器として作用する室内熱交換器10A〜10Cで室内ユニット4A〜4Cがそれぞれ冷房され、凝縮器として作用する他の室内熱交換器10Dで室内ユニット4Dが暖房される。
本構成では、第2室外ユニット3が、弁体キット50を介してユニット間配管5に接続され、第2室外ユニット3の第2室外熱交換器32で凝縮された冷媒と、室内熱交換器10Dで凝縮された冷媒とが液管8内で合流する。このため、冷暖混在運転をする場合に、凝縮器として作用する室内熱交換器10Dと第2室外熱交換器32とで、凝縮圧力(凝縮温度)をそれぞれ独自に設定することができるため、例えば、冬季のように外気温度が低い場合には、第2室外熱交換器32の凝縮圧力を室内熱交換器10Dの凝縮圧力よりも低く抑えることができ、第2圧縮機30の仕事量(消費電力)の低減を図ることができる。
また、室内ユニット4A〜4Cの冷房負荷が増大し、第2室外ユニット3の第2室外熱交換器32で賄いきれない場合には、図4に示すように、第1室外ユニット2では、電磁開閉弁27が閉じられるとともに、この電磁開閉弁27が設けられていないユニット内分岐ガス管26A上の第1膨張弁22が開放され、第1圧縮機20から吐出された冷媒の一部を第1室外熱交換器21に導くことにより、この第1室外熱交換器21を凝縮器として作用させることができる。
本構成では、第1室外ユニット2は、並設された2つの第1室外熱交換器21、21を備え、電磁開閉弁27を開閉することにより、冷媒を各第1室外熱交換器21、21に分配して流すことができるため、冷暖混在運転中の冷房負荷及び暖房負荷の負荷バランスによって、電磁開閉弁27の動作を制御して空調運転に使用される第1室外熱交換器21、21の数を変更できるため、空調運転中の運転効率の向上を図ることができる。また、電磁開閉弁27を閉じることにより、第1圧縮機20の吐出冷媒が、この電磁開閉弁27を設けた側の第1室外熱交換器21に流入することが防止される。
室内ユニット4A〜4Dを暖房主体で冷暖混在運転をする場合、例えば、室内ユニット4Aを冷房運転、室内ユニット4A〜4Dを暖房運転する場合には、低圧ガス管6、高圧ガス管7及び液管8がすべて使用される。
この場合、図5に示すように、第1室外ユニット2では、第1四方弁24が第1切替位置に切り替えられるとともに、第1膨張弁22、22がともに閉じられ、第1室外熱交換器21、21には冷媒が流れない。
また、第2室外ユニット3では、四方弁31が第2圧縮機30の吐出冷媒をガス管35に導く暖房運転の位置に切り替えられる。また、室内ユニット4Aでは、第1開閉弁15Aが閉じられ、第2開閉弁16Aが開かれ、かつ、室内ユニット4B〜4Dでは、第1開閉弁15B〜15Dが開かれ、第2開閉弁16B〜16Dが閉じられる。また、弁体キット50では、第2四方弁51が第1ポートAと第3ポートC及び第2ポートBと第4ポートDとをそれぞれ連通する位置に切り替えられる。
これにより、第1圧縮機20から吐出された冷媒は、冷媒吐出管25、冷媒吐出分岐管25Aを通じてユニット間配管5の高圧ガス管7に流れ込む。一方、第2圧縮機30から吐出された冷媒は、冷媒吐出管37、四方弁31、ユニット内ガス管42、ガス管35、及び弁体キット50の第2四方弁51を通じてユニット間配管5の高圧ガス管7に流れ込み、この高圧ガス管7内で第1室外ユニット2から流出された冷媒と合流する。
高圧ガス管7を流れるガス冷媒は、各室内ユニット4B〜4Dの高圧ガス分岐管13B〜13Dに分配された後、第1開閉弁15B〜15D、室内熱交換器10B〜10Dへと流れ、ここでそれぞれ凝縮液化される。この液化した液冷媒は、液分岐管18B〜18Dを経て液管8に流入する。
この液管8に流入した液冷媒の一部は、室内ユニット4Aに流入し、この室内ユニット4Aの室内膨張弁11Aで減圧され、この減圧された冷媒は、室内熱交換器10Aで蒸発気化する。そして、気化したガス冷媒は、第2開閉弁16A、低圧ガス分岐管14A、低圧ガス管6を通じて、第1室外ユニット2に流入し、冷媒吸込分岐管28A、冷媒吸込管28を通じて第1圧縮機20に吸入される。
一方、液管8に流入した液冷媒の残りは、液管36を通じて、第2室外ユニット3に流入し、第2膨張弁33で減圧される。そして、減圧された冷媒は、第2室外熱交換器32で蒸発気化した後、四方弁31、冷媒吸込管41を通じて第2圧縮機30に吸入される。このように、蒸発器として作用する室内熱交換器10Aで室内ユニット4Aが冷房され、凝縮器として作用する他の室内熱交換器10B〜10Dで室内ユニット4B〜4Dがそれぞれ暖房される。
本構成では、第2室外ユニット3が、弁体キット50を介してユニット間配管5に接続されているため、各室内ユニット4B〜4Dの各室内熱交換器10B〜10Dで凝縮された冷媒の一部を室内ユニット4Aの室内熱交換器10Aに導き、残りを第2室外ユニット3の第2室外熱交換器32に導くことができる。このため、冷暖混在運転をする場合に、蒸発器として作用する室内熱交換器10Aと第2室外熱交換器32とで蒸発圧力(蒸発温度)をそれぞれ独自に設定することができる。このため、例えば、冬季のように外気温度が低い場合、この外気温度に伴って低下する第2室外熱交換器32の蒸発温度に比べて、室内熱交換器10Dの蒸発温度を当該第2室外熱交換器32の蒸発温度よりも高い適切な温度に設定することができる。これにより、従来のように、室内熱交換器10Dの蒸発温度が外気温度の影響を受けて低下することが防止されるため、当該室内熱交換器10Dの凍結を防止するための手段が不要となる。
また、室内ユニット4B〜4Dの暖房負荷が増大し、第2室外ユニット3の第2室外熱交換器32で賄いきれない場合には、図6に示すように、第1室外ユニット2では、電磁開閉弁27が閉じられるとともに、この電磁開閉弁27が設けられていないユニット内分岐ガス管26A上の第1膨張弁22が開放され、第1圧縮機20から吐出された冷媒の一部を第1室外熱交換器21に導くことにより、この第1室外熱交換器21を蒸発器として作用させることができる。
本構成では、第1室外ユニット2は、並設された2つの第1室外熱交換器21、21を備え、冷媒を各第1室外熱交換器21、21に分配して流すことができるため、冷暖混在運転中の冷房負荷及び暖房負荷の負荷バランスによって、電磁開閉弁27の動作を制御して空調運転に使用される第1室外熱交換器21、21の数を変更できるため、空調運転中の運転効率の向上を図ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1圧縮機20、第1四方弁24及び第1室外熱交換器21、21を有する第1室外ユニット2と、第1圧縮機20及び第1四方弁24の間から分岐した冷媒吐出分岐管25Aに接続される高圧ガス管7、第1圧縮機20の冷媒吸込管28から分岐した冷媒吸込分岐管28Aに接続される低圧ガス管6、及び第1室外熱交換器21、21に第1ユニット内液管29を介して接続される液管8を有するユニット間配管5と、ユニット間配管5の高圧ガス管7、低圧ガス管6、及び液管8に接続され、室内熱交換器10A〜10Dを有する複数台の室内ユニット4A〜4Dとを備え、第1四方弁24は、第1切替位置で低圧ガス管6と第1室外熱交換器21、21とを連通し、第2切替位置で第1圧縮機20と第1室外熱交換器21、21とを連通するため、3本のユニット間配管5に接続される第1室外ユニット2を、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器を有する、いわゆる2本配管式の既存の室外ユニットの配管構成を一部変更するだけで構築することができ、3本配管式の室外ユニットを独自に開発する場合に比べて生産コストの低減化を図ることができる。
また、いわゆる2本配管式の室外ユニットをベースとして、第1室外ユニット2が構成されるため、この第1室外ユニット2を、従来の3本配管式の室外ユニットに比べて、装置のコンパクト化の実現を図ることができる。
また、本実施形態によれば、第1四方弁24の第1ポートαに第1圧縮機20の冷媒吐出管25を接続し、第2ポートβに第1室外熱交換器21、21を接続し、第3ポートγに冷媒吸込管28を接続し、第4ポートδにキャピラリチューブ46を介して、冷媒吸込管28を接続したため、この第1四方弁24を介して、第1圧縮機20、第1室外熱交換器21、21、高圧ガス管7及び低圧ガス管6を接続することができる。このため、従来のように、煩雑な配管構成を要することなく、第1四方弁24を第1切替位置及び第2切替位置に切り替えるといった簡単な動作で複数台の室内ユニット4A〜4Dを同時に冷房運転もしくは暖房運転可能とし、または、これらの暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とすることができる。
また、本実施形態によれば、第1室外ユニット2は、第1室外熱交換器21、21を複数台並設して備え、少なくとも1台の第1室外熱交換器21と第1四方弁24との間に電磁開閉弁27を設けたため、冷暖混在運転中の冷房負荷及び暖房負荷の負荷バランスによって、電磁開閉弁27の動作を制御して空調運転に使用される第1室外熱交換器21、21の数を調整することができ、空調運転における運転効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、第2圧縮機30及び第2室外熱交換器32を有し、ガス管35及び液管36の2本の配管で接続する第2室外ユニット3を備え、この第2室外ユニット3の液管36をユニット間配管5の液管8に接続すると共に、第2室外ユニット3のガス管35を、第2四方弁51を有する弁体キット50を用いて、ユニット間配管5の高圧ガス管7または低圧ガス管6に択一的に接続したため、3本のユニット間配管5に、いわゆる2本配管式の室外ユニットで構成された第2室外ユニット3を接続することができる。このため、3本配管式の空気調和装置1に接続される第2室外ユニット3を、既存の2本配管式の室外ユニットを用いて安価に構成することができ、空気調和装置1全体の価格を低減することができる。
また、本実施形態によれば、弁体キット50は、単一の第2四方弁51を備え、この第2四方弁51の第1ポートAにガス管35を接続し、第2ポートBに低圧ガス管6を接続し、第3ポートCに高圧ガス管7を接続し、第4ポートDにキャピラリチューブ53を介して低圧ガス管6を接続したため、第2四方弁51を介在させるといった簡単な構成で、第2室外ユニット3のガス管35をユニット間配管5の高圧ガス管7または低圧ガス管6に択一的に接続することができ、いわゆる2本配管式の室外ユニットで構成された第2室外ユニット3を3本配管式の空気調和装置1に接続することができる。
また、本実施形態によれば、弁体キット50は、第2室外ユニット3の第2ユニットケース34の外側に設けられたため、第2室外ユニット3として、既存の2本配管式の室外ユニットを配管構成を変更することなく、そのまま流用することができ、3本配管式の空気調和装置1の構成を簡素化することができる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態では、空気調和装置1は、第1室外ユニット2と第2室外ユニット3とを備える構成としていたが、1台の第1室外ユニット2のみを備える構成としても良く、また、第1室外ユニット2を複数台備える構成としても良い。
また、本実施形態では、弁体キット50は、流路切替弁として第2四方弁51を設ける構成としているが、これに限るものではなく、電磁開閉弁を複数組み合わせて構成しても良い。
1 空気調和装置
2 第1室外ユニット
3 第2室外ユニット
4A〜4D 室内ユニット
5 ユニット間配管
6 低圧ガス管
7 高圧ガス管
8 液管
20第1圧縮機
21 第1室外熱交換器
22 第1膨張弁
24 第1四方弁
25 冷媒吐出管
25A 冷媒吐出分岐管
27 電磁開閉弁(開閉弁)
28 冷媒吸込管
28A 冷媒吸込分岐管
29 第1ユニット内液管
30 第2圧縮機
31 四方弁
32 第2室外熱交換器
33 第2膨張弁
35 ガス管
36 液管
37 冷媒吐出管
41 冷媒吸込管
46 キャピラリチューブ
50 弁体キット
51 第2四方弁
A 第1ポート
B 第2ポート
C 第3ポート
D 第4ポート
α 第1ポート
β 第2ポート
γ 第3ポート
δ 第4ポート

Claims (6)

  1. 第1圧縮機、第1四方弁及び第1室外熱交換器を有する第1室外ユニットと、前記第1圧縮機及び前記第1四方弁の間から分岐する高圧ガス管、前記第1圧縮機の冷媒吸込管に接続される低圧ガス管、及び前記第1室外熱交換器に接続される液管を有するユニット間配管と、前記ユニット間配管の高圧ガス管、低圧ガス管、及び液管に接続され、室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットとを備え、
    前記第1四方弁は、第1切替位置で低圧ガス管と前記第1室外熱交換器とを連通し、第2切替位置で前記第1圧縮機と前記第1室外熱交換器とを連通することを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記第1四方弁の第1ポートに前記第1圧縮機の冷媒吐出管を接続し、第2ポートに前記第1室外熱交換器を接続し、第3ポートに前記冷媒吸込管を接続し、第4ポートを閉塞する、もしくは、この第4ポートに、キャピラリチューブを介して、前記冷媒吸込管を接続したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記第1室外ユニットは、前記第1室外熱交換器を複数台並設して備え、少なくとも1台の第1室外熱交換器と前記第1四方弁との間に開閉弁を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 第2圧縮機及び第2室外熱交換器を有し、ガス管及び液管の2本の配管で接続する第2室外ユニットを備え、
    この第2室外ユニットの液管を前記ユニット間配管の液管に接続すると共に、前記第2室外ユニットのガス管を、流路切替弁を有する弁体キットを用いて、前記ユニット間配管の高圧ガス管または低圧ガス管に択一的に接続したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和装置。
  5. 前記弁体キットは、前記流路切替弁として単一の第2四方弁を備え、この第2四方弁の第1ポートに前記ガス管を接続し、第2ポートに前記低圧ガス管を接続し、第3ポートに前記高圧ガス管を接続し、第4ポートを閉塞する、もしくは、この第4ポートに、キャピラリチューブを介して、前記低圧ガス管を接続したことを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記弁体キットは、前記第2室外ユニットの筺体の外側に設けられたことを特徴とする請求項4または5に記載の空気調和装置。
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