JP2011046003A - 二次元コード生成システム、二次元コード生成プログラムおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

二次元コード生成システム、二次元コード生成プログラムおよびインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複雑な吐出制御を行う必要なく、かつ、二次元コード全体の大きさを変更することなく、滲みが発生しても安定した品位の二次元コードを生成する。
【解決手段】ノズル列を有する記録ヘッドにより黒セルおよび白セルからなる二次元コードを印刷媒体上に印刷するに先立って、二次元コードを生成する際、各黒セルの搬送方向下流側の辺62を少なくとも1ドット幅で間引く。辺62の幅xのドット数は、使用する印刷媒体の種類、ヘッド温度、環境温度、搬送速度、二次元コードのサイズの少なくとも一つに応じて決定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、インクジェット記録装置、ならびにこれを使用した二次元コード生成システムおよび二次元コード生成プログラムに関する。
一般に、インクジェット記録ヘッドを用いたバーコード生成システムでは、さまざまな印刷媒体(メディア)に対して非接触で画像を形成することができるという利点がある一方、紙面上でインク滴が滲む現象により、バーコードの黒バーが太くなり、それに隣り合う白バーが細くなる傾向にある。本来、バーコードは黒バーと白バー(白スペース)は同じ幅である必要がある為、このバーの太り細りはバーコードの読取り精度に大きく影響を与え、時には読取り不可能なバーコードになってしまうという問題があった。
二次元コードのバーコードにおいても前記と同様のことが言える。二次元コードは黒と白の小さい正方形要素の組み合わせである。この最小の正方形要素(以後、セルと記載する)は、黒、白共に同じ大きさでなくてはならない。しかしながら、インクジェット記録装置、特に1パスで画像を形成するインクジェット記録装置では用紙搬送方向に対して滲みが発生してしまい、本来形成されるべき形状(例えば正方形)で形成されるべきセルが本来の形状でなくなってしまうという問題があった。
この問題を解決する手段として、バーコードの縁の部分に通常より吐出量の異なるインクを打ち込み、過剰な滲みを防止する方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、滲みの発生により白バーが小さくなり、バーコード読み取り装置が白バーを検出できない問題においては、バーコードを含む画像サイズそのものを大きくすることによって滲みが発生してもバーコードが読み取れるよう白部分のスペースを十分取る方法も提案されている(特許文献2参照)。
滲みによって黒バー、白スペース幅が異なってしまい所望のバーコードランクが得られないという問題を解決する手段としては、黒と白のバー幅を同じにするように、あらかじめ測定してある1ドットライン幅と記録装置の解像度等の情報から黒バー、白バーの幅が同じになるようなドット数を算出する方法が提案されている(特許文献3参照)。
また、インクの滲む度合いは紙の素材に大きく起因する為、紙の種類を変更するとバーコードが読めなくなるという問題もあった。この問題を解決する手段として、紙の種類ごとに黒バーと白バーのドット数を予めテーブルとして用意することで紙種の違いによる過剰な滲みをカバーする方法が提案されている(特許文献4参照)。
特開2000−103042公報 特開2007−268773公報 特開2003−001804公報 特開2005−047169公報
しかしながら、特許文献1記載のバーコード生成システムでは、黒バーの幅方向の一辺に一様に小ドットを吐出させ一次元バーコードのバー幅の拡大を防止する方法であって、二次元コードのセルのサイズを調整するものではない。また、インク滴のサイズをヘッド駆動方法の変更によって複数種類持つ必要がある為、吐出制御が複雑になる。
特許文献2に記載のノズル算出方法も一次元バーコードの幅調整方法であり、二次元コードに適用するには記録ヘッドに対して垂直、水平のバー幅データと計算をそれぞれ行う必要がある。いずれか1方向のバー幅を使用し、二次元コードの補正に使用しようとする場合、特に1パスで印刷を行うインクジェット記録装置においては、記録ヘッドに対するバー形成の方向によって幅が大きく異なることが多い為に計算と検証結果にズレが発生してしまう課題がある。
特許文献3に記載の印字装置では画像自体を大きくしてしまう為、各オブジェクト間のスペースに余裕があるパターンであれば実害はないと考えられるが、レイアウトのバランスは意図したものとは若干異なるものになってしまう課題がある。さらにはバーコードが隣り合う画像に近づいてしまい読取りに必要なクワイエットゾーンを十分確保できない恐れもある。
特許文献4に記載のインクジェット記録装置も、前記引用文献と同様、一次元バーコードの補正方法である。用紙の種類によりバーコードの黒バー、白スペース幅を変化させる為、バーコードの全体大きさが選択された用紙によって変化する場合がある。また、用紙種類にそれぞれ対応した補正値テーブルを複数用意する必要がある。さらには二次元コードについては、記録ヘッドに対して垂直、水平方向それぞれの補正値を用意しなくてはならない。したがってこの場合、コード補正テーブルが複雑になるという課題もある。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、複雑な吐出制御を行う必要なく、かつ、二次元コード全体の大きさを変更することなく、滲みが発生しても安定した品位の二次元コードを生成することが可能なインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明による二次元コード生成システムは、それぞれインクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドにより黒セルおよび白セルからなる二次元コードを、前記記録ヘッドに対して相対的に搬送される印刷媒体上に印刷するために生成する二次元コード生成システムにおいて、各黒セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引くことを特徴とする。これにより、いわゆるサテライトの影響による二次元コードの品位の劣化が防止される。
この構成では、複数の黒セルが隣接してより大きな黒セル領域を構成しているかどうかに関わりなく、個々の黒セル単位に一律にその搬送方向下流側の辺の間引きを行うので、間引き処理が簡単となる。
例えば、前記二次元コードを構成する画像領域の各セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引く間引きパターンを記憶した間引きパターンテーブルを用いて、この間引きパターンを二次元コードの画像に適用することにより間引き処理を行うことができる。
あるいは、セルのサイズを検出する手段と、二次元コードの画像領域内で、前記搬送方向において前記セルのサイズに対応した一定間隔で所定のドット数を間引く間引き手段を備えてもよい。
前記下流側の辺の幅のドット数は、使用する印刷媒体の種類、ヘッド温度、環境温度、搬送速度、二次元コードのサイズの少なくとも一つに応じて決定することができる。
さらに、前記各黒セルの搬送方向下流側の辺とともに、その辺に直角の辺を少なくとも1ドット幅で間引くようにしてもよい。これにより、サテライトの影響だけでなく、インクの滲みの影響により二次元コードの品位の劣化が有効に防止される。
本発明による二次元コード生成プログラムは、それぞれインクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドにより黒セルおよび白セルからなる二次元コードを、前記記録ヘッドに対して相対的に搬送される印刷媒体上に印刷するために生成する二次元コード生成プログラムであって、各黒セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引くステップをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
また、本発明によるインクジェット記録装置は、それぞれインクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドにより黒セルおよび白セルからなる二次元コードを、前記記録ヘッドに対して相対的に搬送される印刷媒体上に印刷する記録装置において、各黒セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引くことを特徴とするものである。
本発明によれば、インクの滲みやサテライトが発生するインクジェット記録装置における二次元コード生成において、記録装置の設置環境や印刷媒体種類などユーザ個々の使用環境条件に合致した二次元コードの生成が可能な二次元コード生成システムを提供することができる。
また、本発明の二次元コード生成システムでは二次元コードの黒領域の端部のみを検出するような複雑な補正を行うことなく、単に各黒セルに対して一様に一定周期で補正を入れることによって、複雑な補正を行うのと同様な補正効果を得ることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態におけるインクジェット記録方式のバーコード印刷装置の一例である記録装置の概略構成を模式的に示した正面図である。 図1に示した記録装置の電気的な系統(ハードウェア構成)を示す図である。 従来の問題を説明するための、二次元コードのパターンを印刷した場合のパターンの拡大図である。 インクジェット記録装置におけるサテライトが用紙に着弾するまでの様子を表した模式図である。 サテライトが発生した時の二次元コードの様子およびサテライトを誇張して示した図である。 本発明の実施の形態における二次元コードの補正方法の例を示した図である。 本発明の実施の形態において間引き後画像データの一部のセルの記録結果を拡対して示した図である。 サテライトの影響を受ける二次元コードの黒セル領域についての間引きの例を示した図である。 本発明の実施の形態における二次元コード生成システムの二次元コード生成までの処理を表したフローチャートである。 本発明の実施の形態の変形例を説明するための図である。 本発明の実施の形態における二次元コードの具体例を説明するための図である。 本発明の実施の形態の変形例の具体的な二次元コードのパターンを説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1に、第1の実施の形態におけるインクジェット記録方式のバーコード印刷装置の一例であるインクジェット記録装置10の概略構成を模式的に示す。インクジェット記録方式は熱エネルギーを利用したインク吐出方式を採用したものを想定している。ただし、他のインク吐出方式のものであってもよい。また、この記録装置10は、二次元コードを印刷する際、記録ヘッドに対して相対的に、その下を印刷媒体が1回通過することにより画像を形成するいわゆる1パスのものを想定している。
記録装置10は、ホストコンピュータ(PC)12(図2参照)に接続され、ホストコンピュータ12から画像情報およびその印刷指示を受ける。ホストコンピュータ12内には二次元コードを生成する手段が含まれ、本発明における構成としてユーザが印刷を行う任意の二次元コードの種類、サイズ、データ等、印刷を行う用紙種類、搬送速度等の印刷条件を入力する条件入力手段を備えている。
ユーザはPC内のアプリケーション上でこれらの設定を入力し、入力されたデータは二次元コード生成に反映される。記録装置10は、並列に配置される複数のラインヘッドとして、6つ(6本)の記録ヘッド22K1、22K2、22K3、22K4、22K5、22K6を有している。各記録ヘッドは、複数のノズルからなるノズル列が印刷媒体(ここではロール紙)Pの幅方向に配列された所謂ラインヘッドである。各ラインヘッドは、図1の紙面に直交する方向(すなわち矢印C方向に直交する方向)に延びており、複数のラインヘッドは印刷媒体Pの搬送方向(矢印C方向)に並んで配置されている。6つの記録ヘッドから各色のインクが吐出される。各ラインヘッドのノズル列の長さは、記録装置10で印刷できる印刷媒体のうち最大の幅(図1の紙面に直交する方向の長さ)よりもやや長い。また、これらの記録ヘッド22K1、22K2、22K3、22K4、22K5、22K6は、画像形成中は固定されて動かない(不動状態である)。
6つの記録ヘッド22K1、22K2、22K3、22K4、22K5、22K6から安定してインクを吐出できるように、記録装置10には回復ユニット40が組み込まれている。この回復ユニット40によって、各記録ヘッドからのインク吐出状態は初期の良好なインク吐出状態に回復する。回復ユニット40には、回復動作のときに6つの記録ヘッドの各インク吐出口形成面(フェイス面)22Ksからインクを除去するキャッピング機構50が備えられている。キャッピング機構50は各記録ヘッドに独立して設けられている。キャッピング機構50は、周知のワイパブレード、ブレード保持部材、及びキャップなどから構成されている。
ロール紙Pはロール紙供給ユニット24から供給されて、記録装置10に組み込まれた搬送機構26によって矢印C方向に搬送される。搬送機構26は、ロール紙Pを載置して搬送する搬送ベルト26a、この搬送ベルト26aを回転させる搬送モータ26b、搬送ベルト26aに張力を与えるローラ26cなどから構成されている。
ロール紙Pに画像を形成する際には、搬送中のロール紙Pの記録開始位置が記録ヘッド22K1の下に到達した後に、記録データ(画像情報)に基づいて記録ヘッド22K1からインクを選択的に吐出する。同様に記録ヘッド22K2、記録ヘッド22K3、記録ヘッド22K4、記録ヘッド22K5、記録ヘッド22K6の順に、各インクを吐出して画像をロール紙Pに形成する。記録装置10には、上記の部品、部材の他、各記録ヘッド22K1、22K2、22K3、22K4、22K5、22K6に供給されるインクを貯めておくメインタンク28Kや、記録ヘッド22K1、22K2、22K3、22K4、22K5、22K6にインクを供給したり回復動作をしたりするための各種ポンプ(図示せず)などが備えられている。
次に、図2を参照して、記録装置10の電気的な系統(ハードウェア構成)を説明する。
ホストコンピュータ12から送信された記録データやコマンドは、インターフェイスコントローラ102を介してCPU100に受信される。CPU100は、記録装置10の記録データの受信、記録動作、ロール紙Pのハンドリング等、全般的な制御を掌る制御部を構成する演算処理装置である。CPU100では、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ106にビットマップ展開して描画する。記録前の動作処理としては、入出力ポート(I/O)114、モータ駆動部116を介してキャッピングモータ122とヘッドアップダウンモータ(ヘッドモータ)118を駆動し、各記録ヘッド22K1、22K2、22K3、22K4、22K5、22K6をキャッピング機構50(図1)から離して記録位置(画像形成位置)に移動させる。
続いて、入出力(I/O)ポート114、モータ駆動部116を介してロール紙Pを繰り出すロールモータ124、及び低速度でロール紙Pを搬送する搬送モータ120等を駆動して、ロール紙Pを記録位置まで搬送する。一定速度で搬送されるロール紙Pにインクを吐出し始めるタイミング(記録タイミング)を決定するための先端検知センサ111でロール紙Pの先端位置を検出する。この検出出力は入出力ポート113を介してCPU100に与えられる。
その後、ロール紙Pの搬送に同期して、CPU100はイメージメモリ106から対応する色の記録データを順次に読み出し、この読み出したデータを、記録ヘッド制御回路112を経由して(介して)各記録ヘッド22K1、22K2、22K3、22K4、22K5、22K6に転送する。また、記録ヘッド22K1〜6にはそれぞれ温度センサ168が設けられている。この温度センサ168によって検出された温度によって、記録ヘッド制御回路112は各ヘッドの吐出制御を行っている。
なお、CPU100の動作はプログラムROM104に記憶された処理プログラムに基づいて実行される。プログラムROM104には、制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。また、作業用のメモリとしてワークRAM108を使用する。EEPROM115は、不揮発的に保存しておく必要のある各種データ(設定データ、登録データ、調整値等)を保存する再書き込み可能な不揮発性メモリである。各記録ヘッド22K1、22K2、22K3、22K4、22K5、22K6のクリーニングや回復動作時に、CPU100は、入出力ポート114、モータ駆動部116を介してポンプモータ(図示せず)を駆動し、インクの加圧、吸引等の制御を行う。
図3(a)は、記録ヘッドで二次元コードのような、黒セルと白セルで構成されるパターンを印刷した場合のパターンの拡大図を示す。なお、本明細書および特許請求の範囲において「黒セル」とは吐出されたインクにより塗りつぶされたセルを意味し、そのインクの色は必ずしも黒である必要はない。また、「白セル」とはインクが吐出されずに用紙の地色により形成されるセルを意味する。従って、用紙の地色によって必ずしも白色とは限らない。
インクジェット記録方式により形成されるドットのサイズは、インクという液体を吐出させて画像を形成するという特性上、使用環境や記録ヘッドの個体差、インクの種類などの条件に依存するインクの吐出量、および、用紙の素材に依存する滲み率によって変化する。画像データ上で黒セルと、白セルを同じ大きさで形成しても(図3(b))、滲みによって図3(a)のように黒セルと白セルの大きさが異なってしまう(W(a)<WかつB(a)>B)。
また、設計中心値より吐出量が大きい、または用紙の滲み率が大きい場合には、図3(c)のようにさらに黒セルが大きく、白セルが小さくなる。
逆に、吐出量が小さい、または用紙の滲み率が小さい場合には、図3(d)のように、図3(c)よりも黒セルが小さく、白セルが大きくなる(W(c)<W(d)、B(c)>B(d))。
このような黒セル/白セルの大きさの差は、二次元コードの読取り精度に大きな影響を及ぼし、理想的なドットサイズで二次元コードを形成した時と比較して、読取りランクが低下し、最悪ケースでは読めなくなってしまう恐れがある。
インクジェット記録装置で二次元コードを印刷した場合に発生する不具合は、上記のような、黒セルがにじんだ分だけ白セルの領域が小さくなることによる寸法の問題だけでなく、白領域の反射率が十分な数値にならないことで発生するモジュレーション値(以下MOD値)の低下もある。
以上説明した通り、インクジェット記録装置はインクをにじませて画像を形成している以上、図3(b)のように同じドット数で黒セルと白セルを形成しても記録結果としての両セルは同じ大きさにはならない。この為、二次元コードの品位を向上させるには何らかの吐出制御や画像処理制御を行う必要がある。
さらにインクジェット記録装置における二次元コード生成にはこの滲みだけではなく、サテライトの影響を考慮する必要がある。
図4はインクジェット記録装置におけるサテライトが用紙に着弾するまでの様子を表した模式図である。ヘッド22K1からインクが吐出される時、画像を形成するインクの主滴401が用紙Pに着弾した後に(図4(a)〜(c))、インク主滴401から遅れてインク主滴の残り(副滴)402が用紙に着弾する(図4(d))。このような副滴をサテライトという。
図5(a)はサテライト402が発生した時の二次元コードの様子を示している。図5(b)はサテライト402を誇張して示した図である。
サテライト402は主滴401の着弾に対して必ず用紙搬送方向の後ろ側に形成されてしまう為、図5(a)のように搬送方向に沿った方向(ノズル列に対して垂直方向)では黒セルの幅Bが白セルWの幅に対して極端に大きくなってしまう恐れがある(B>W)。また、図5(b)に示すように、正方形のセルを形成しようとした場合、搬送方向に沿った黒セル長さB(H)とその垂直方向長さB(V)で長さがサテライト402による影響で異なり、B(H)>B(V)となる。同様に、白セルにおいても搬送方向に沿った白セル長さW(H)と垂直方向長さW(V)では、W(H)<W(V)となる。このように、黒セル、白セル共に正方形とはならない。ただし、本来のセルが正方形でない場合もありうる。問題はサテライトの影響により本来のセル形状があるべき形状から変化してしまうことである。
なお、このサテライト402の着弾の位置は二次元コードを形成する記録装置の搬送速度によっても異なる。搬送速度が速ければサテライト402と主滴401の着弾位置のズレは大きくなる。また、印刷に使用する用紙Pによっても滲み方の差によりサテライト402の出方に差がでる。さらには印刷を行う環境温度や記録ヘッド22K1の温度によってもサテライト402の発生状況は異なる。これはインクの温度によってインクの粘度や表面張力が変化し、ノズルがインクを吐き出す吐出量に差がでる為である。一般的に温度が高くなればインクが吐出しやすくなり吐出量も増え、同時にサテライト量も増えることになる。
本実施の形態では記録ヘッド22K1を固定し、用紙Pを移動させることにより画像を形成する場合の記録装置について述べたが、用紙を固定し記録ヘッドを移動させることにより画像を形成するタイプの記録装置でも同様にサテライトは発生する。したがって、記録ヘッドに対して相対的に搬送される印刷媒体上に二次元コードを印刷するために生成する二次元コード生成システムに本発明を適用することができる。
図6は、本実施の形態における二次元コードの補正方法の例を示している。
二次元コードの最小セルサイズ(図の例ではLドット)の周期で、各黒セルに対して一様に、その搬送方向の後端(下流)側のxドット幅×Lドット長(x<L)の部分の記録ドットを間引く(すなわち除去する)。ここに、記録ドットを間引くとは、二次元コードの画像を構成するON画素をOFF画素に変更することにより、当該画素に行われるべきインクの吐出を抑止することを意味する。
そのために、本実施の形態では、図6(b)に示すような間引きパターン60を用意する。間引きパターンは、二次元コードを構成する画像領域(すなわち二次元コードの印刷領域)に対応するサイズを有し、二次元コードの各セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引くための画素単位に間引きを行うか否かを定めたパターンである。この間引きパターン60は、最小セルサイズLの周期で各セルの搬送方向の下流側の辺をxドット幅で間引く例を示している。この例では搬送方向にLドット毎に、搬送方向と直角の方向に延びた線状部分61(図の白スジ部分)が間引きの対象となるOFF画素に対応している。本実施の形態では、線状部分61の記録ドットをすべて除去しているが、線状部分61の一部の記録ドットを残すように間引くことも可能である。例えば、間引き対象の辺の長手方向において1ドット置きまたは複数ドット置きに1または複数の記録ドットを残すようにしてもよい。
この間引きパターン60を図6(a)のような二次元コードの画像データに適用することにより、図6(c)に示すような間引き後画像データが生成される。図6(c)から分かるように、間引き後画像データから各黒セルの搬送方向下流側の辺62が除去されている。
但し、間引きパターンの利用は必須ではない。二次元コードの画像データに対して、黒セルの後端部のON画素を周期的にOFF画素に変更する処理を行えれば足りる。
図7に、この間引き後画像データの一部のセルの記録結果を拡大して示す。図示のようにサテライト402が発生し、白セル部分にサテライト402が浸食してくる部分δS部分だけ、二次元コードの元データ(図6(a))に対して、その黒セルの搬送方向の下流側の辺をxドット幅で一様に間引く。これにより、サテライト402が発生する部分δSを黒セルに含めて最小セルサイズLに近づけることによって、黒セルの大きさBと白セルの大きさWの大きさが同じとなり(L=B=W)、二次元コードの品位を安定させることができる。
なお、図8に示すように、サテライト402の影響を受ける二次元コードの黒セル領域(複数の黒セルが搬送方向に連続した領域)については、その搬送方向後端側の部分のみを間引けば足りる。(すなわち、すべての黒セルについて後端側を間引く必要はない。)しかし、むしろ黒セル領域の後端部分だけを選択して間引くには、黒セル領域を検出する必要が生じ、処理が複雑になる。実際は二次元コードの各黒セルに対して図6(b)に示したような間引きパターンにより各黒セルに対して一様に間引処理を行うことにより十分な効果が得られるため、図8のような複雑な間引き処理は必要ない。
表1は、図6のように各黒セルに対して一様に間引処理を行う補正方法と、図8のように黒セル領域の搬送方向下流の黒セルにのみを間引き処理を行う補正方法の2つの補正方法を行った時の二次元コード品位をまとめたものである。
これは、xドットとして、それぞれ0ドット(補正なし)、1ドット、2ドット・・・と間引いた時の二次元コードのモジュレーション(以下MODと記載)検証結果である。「モジュレーション」とは明るいモジュールと暗いモジュールの反射率が規格どおりかどうかを示すものである。「モジュール」とは二次元コードのシンボルを構成する最小の単位セルのことである。このMOD値は二次元コードのムラのばらつきを表したものである。白部分の最大反射率、黒部分の最小反射率に対して実際の二次元コード部分の反射率の割合を検証し、ランク付けを行ったものである。補正を行わない場合はMODのランクが低い(Dランク)。これは図5で説明したようにサテライトの影響により白セル領域に黒領域が浸食してしまい、白セルのサイズが十分でないことから白の反射率が十分にでていない為である。これに対して、それぞれ1ドット、2ドット、3ドットの幅で黒セルまたは黒セル領域のドットを間引くことにより、このMOD値がDランクからBランク、さらにはAランクへと上昇している。これはサテライトが発生する分だけ二次元コードの元データを間引いたことで、白セルの大きさが十分に増え白領域の反射率が安定したことを表している。表1からわかるとおり、補正方法が異なる図6、図8のいずれでも同じ結果が得られている。したがって、図6のような簡単な処理による補正方法を採用しても得られる二次元コードの品質に問題はないと言える。
図6のように黒領域を一様に間引いた二次元コードと、図8のように端部のみを間引いた二次元コードの検証結果に差がなかったのは、二次元コード検証機の解像度による。黒セルの領域に間引き補正によって一定間隔の白スジが発生しても、検証機の通常の解像度では、所定の幅より狭い白スジを完全な白と判別することはできず、両端の黒領域と同じ黒と認識する。しかも、実際には1〜3ドット程度の幅の白スジであればインクが滲むので目視では判別しにくいレベルである。例えば、6milの検証機であれば0.1524mm以下の白スジは判別できない。この0.1524mmというのは例えば600dpiの記録装置であれば5ドット弱の間隔となる。本発明における補正のドット数は多くても2〜3ドットである為、検証機が判別できる幅よりも十分少ない。よって、図8のような複雑な補正方法を行わなくても図6のように単純に黒領域を一様に間引く補正方法で十分効果があると言える。
表2は、1黒セルに対して間引くドット数を決定する間引きテーブルの一例である。
黒セルの間引き対象の辺の幅(間引きドット数)の決定は二次元コード生成に先だって行う。実際の間引きドット数は、ユーザが選択した用紙種類、ヘッド温度、搬送速度や、二次元コードのサイズによって決定する。表2は用紙種類に基づく間引きテーブルの一例である。滲みやすい用紙(用紙A)は間引きドットを大きく、逆に滲みにくい用紙(用紙C)は間引きドットを少なくする(もしくは補正を実施しない)。
間引きドット数を決定する要因としては、用紙種類の他、使用する印刷媒体の種類、ヘッド温度、環境温度、搬送速度、二次元コードのサイズも関係する。そこで、図示しないが、これらの複数の要因の組み合わせに応じて適切な間引きドット数を定めた間引きテーブルを用いてもよい。
あるいは、用紙種類以外の個々の要因について、用紙種類ごとに、当該要因の判定結果に応じて用紙種類に対する間引きドット数を補正するようにしてもよい。例えば、要因がヘッド温度や環境温度であれば、温度が高くなるに従って間引きドット数を増やす。要因が搬送速度の場合は、搬送速度が速い場合は出力物がサテライトの影響を受けやすいので間引きドット数を増やし、遅い場合は間引きドット数を減らす。要因が二次元コードサイズの場合は、サイズが大きい二次元コードに対しては間引きドット数を減らす、もしくは補正を行わない処理にする。二次元コードは一般的にコードのサイズが大きくなるにつれて寸法の許容範囲は大きくなり、補正を行わなくても十分な品位となるからである。したがって補正をおこなう必要のない二次元コードサイズの場合は補正を行わないことにより処理負荷を低減することができる。
このように間引き補正をされた二次元コードのデータは記録装置に転送され、記録装置によって補正済みの画像が出力される。
図9は、本実施の形態における二次元コード生成システムの二次元コード生成までの処理を表したフローチャートである。この処理はPC内の制御部(図示せず)により実行することを想定している。しかし、記録装置側で実行することも可能である。
ユーザによって二次元コードの種類およびサイズ、二次元コード化する対象となるデータ、用紙種類、搬送速度等の条件が入力される(S1)。これに基づいて二次元コードが生成される(S2)。ついで、生成する二次元コードの最小セルサイズLを検出する(S3)。これにより間引き周期Lが決定される。使用する用紙に基づいて間引き処理部の間引きテーブルを参照する(S4)。これにより、間引きドット数xドットが決定される(S5)。ノズル列方向と垂直の方向にLドットの距離毎に(周期L)でxドット幅の黒セルの辺を一様に間引いたデータを作成する(S6)。その後、この作成されたデータを記録装置に転送する(S7)。記録装置は印刷動作を行い、転送されたデータが印刷される。間引き周期は、二次元コードの各セルと同期するようにする必要がある。すなわち、ドットを間引く一定間隔の周期の開始は、二次元コード印刷の先端と一致することが必要である。
ドットを間引く領域は二次元コードを含む領域であり、二次元コードが印刷される領域を検知する手段を設けて、他の領域での間引き処理は抑止することにより、他の画像が間引かれることを防止するようにしてもよい。
本実施の形態の処理では使用する用紙Pによって黒セルの辺の幅(間引きドット数)を決定したが、上記に述べた通り、ヘッド温度や、搬送速度、二次元コードの大きさによって間引きテーブルを作成し、補正ドット数を決定するようにしてもよい。
以上説明した通り、本実施の形態における二次元コード生成システムにおける補正は、各黒セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引くものである。そのためには、二次元コードの黒領域を最小セルサイズに合わせ一定間隔で一様に1ドット幅ないし数ドット幅で間引くという単純な処理を行えばよい。これにより、二次元コードの黒領域のサテライトの影響を受ける搬送方向の下流の辺のみを補正する等の複雑な処理を行うことなく、安定した品位の二次元コード印刷を行うことが可能となる。
以上の説明では、サテライトが発生する分の補正として搬送方向に対して垂直(ノズル列方向に対して平行)の黒セルの辺を間引く処理を行った。これに対して、図10に示すように、搬送方向に対して平行な黒セルの辺を間引くことも可能である。特に滲みが大きい用紙やインクを使用する場合は搬送方向の黒セル後端側に発生するサテライトだけではなく、搬送方向に対して垂直な方向にも黒セルのサイズが大きくなる。その滲み分だけ、搬送方向に対して垂直な方向の黒セルの辺(図では黒セルの下側の端部)を間引くようにしてもよい。図10(b)に示すように、搬送方向における黒セルの下流側の辺(xドット幅)と、これに垂直な黒セル側辺(図では下辺)部(yドット幅)を間引く間引きパターンを用いる。一般的には、x>yである。図10(b)のような間引きパターンを図10(a)の画像データに適用することにより、図10(c)の間引き後画像データが得られる。図10(b)のように異なるドット幅で間引くことで黒セルと白セルの大きさを相互に近づけることができる。
図11により、二次元コードの具体例としてPDF417を説明する。
クワイエットゾーン (Quiet Zone)1301は、二次元コードを読み取る際に必要な二次元コードの前後の空白部分で、 マージンとも呼ぶ。 このクワイエットゾーン1301の中に他の図柄などが入ると二次元コードとして認識できない。スタートパターン1302はシンボルの開始、ストップパターン1303はシンボルの終了部を表わす。レフト・ローインディケータ1304とライト・ローインディケータ1305は各行の左右に1箇所ずつ存在して、当該行の行番号、シンボルの桁数、列数、セキュリティレベルの内容を示している。
レフト・ローインディケータ1304とライト・ローインディケータ1305の間に配置されたデータコードワード1306は、コード化されたシンボルキャラクタの基本単位で図11(b)に示す通り、17個のモジュール(すなわちセル)から構成され、左から黒セルで始まり、黒セルと白セルとの組合せ4組で表現される。 漢字など2[byte]系の文字は2コードワード、TEXTは2文字で1コードワード、数字は3桁で1コードワードにそれぞれ変換される。
図11(b)に示す如く、黒セル、白セルの各モジュールの最小値は
幅 :191[μm](min.)
高さ:254[μm](min.)
である。この寸法は、例えば記録ヘッドの記録分解能が600[dpi]であれば、ドット間ピッチ:42.5 [μm]なので、
幅 :5ドット
高さ:6ドット
が規格上最小値となる。しかし、記録ヘッドの記録方式によっては、記録結果のバラツキが大きいものもあるので、実使用上は3倍以上の寸法が推奨値とされる。従って推奨値としては
幅 :14ドット
高さ:18ドット
以上という計算になる。
次に図12では、データコードワード4行分の二次元コードの間引きなしで記録する場合と本発明による間引きについて説明する。(この図では搬送方向が先の図と逆になっているので留意されたい。)
1モジュールに対応する一つのエレメント141は規格上の最小サイズのセルを想定し、記録ヘッドの記録分解能を600[dpi]とする。既に説明した通り、上記前提であれば一つのエレメントのドット構成は
幅 :5ドット
高さ:6ドット
であり、間引きなしの場合を図12(a)に示す。内部への浸透性の高い用紙であれば、このように間引きを行うことなく二次元コードを形成することもあり得る。
次に、搬送方向に沿った黒セル領域の後端部側辺(図12の例では右端)と、これに直角の下端部側辺を各1ドット幅分間引くと、図12(b)の如く幅方向、高さ方向共に隣接するエレメント間は連続性を保ったまま、黒セル領域と白セル領域の境界部の太りを補正できる。
続いて全てのモジュール(すなわち各セル)の下流側の辺と、これに垂直の辺(図では下端部の辺)を各1ドット幅分間引いた場合には、図12(c)に示す通り、各モジュール(黒セル)の幅方向、高さ方向共に隣接するエレメント間には理論的な隙間ができる。しかし、これらのドットパターン上の隙間は、記録する用紙にもよるが、実際上、インクの滲みによって肉眼では目立たない状態となることが想定される。また、黒セルと白セルの境界部における間引きによって、滲みによる黒セルの太りを補正できる。このことは白セルの細りを補正することに他ならない。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
上記実施の形態で説明した機能をコンピュータで実現するためのコンピュータプログラムの他、このプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納した記録媒体も本願発明に含まれる。プログラムを供給するための「記録媒体」としては、例えば、磁気記憶媒体(フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等)、光ディスク(MOやPD等の光磁気ディスク、CD、DVD等)、半導体ストレージ、紙テープなどを挙げることができる。
10…インクジェット記録装置
12…ホストコンピュータ
22K1〜22K6…記録ヘッド
24…ロール紙供給ユニット
26…搬送機構
60…間引きパターン
61…線状部分
62…辺
102…インターフェイスコントローラ
106…イメージメモリ
111…先端検知センサ
112…記録ヘッド制御回路
401…インク主滴
402…サテライト(副滴)

Claims (13)

  1. それぞれインクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドにより黒セルおよび白セルからなる二次元コードを、前記記録ヘッドに対して相対的に搬送される印刷媒体上に印刷するために生成する二次元コード生成システムにおいて、各黒セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引くことを特徴とする二次元コード生成システム。
  2. 前記二次元コードを構成する画像領域の各セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引く間引きパターンを記憶した間引きパターンテーブルを有し、この間引きパターンを二次元コードの画像に適用することにより間引き処理を行う請求項1に記載の二次元コード生成システム。
  3. セルのサイズを検出する手段と、
    二次元コードの画像領域内で、前記搬送方向において前記セルのサイズに対応した一定間隔で所定のドット数を間引く間引き手段を有することを特徴とする請求項1に記載の二次元コード生成システム。
  4. 前記下流側の辺の幅のドット数は、使用する印刷媒体の種類、ヘッド温度、環境温度、搬送速度、二次元コードのサイズの少なくとも一つに応じて決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二次元コード生成システム。
  5. 前記各黒セルの搬送方向下流側の辺とともに、その辺に直角の辺を少なくとも1ドット幅で間引くことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の二次元コード生成システム。
  6. 前記二次元コードを印刷する際、前記記録ヘッドに対して相対的に、その下を前記印刷媒体が1回通過することにより画像を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の二次元コード生成システム。
  7. 間引き対象の辺の長手方向において1ドット置きまたは複数ドット置きに1または複数の記録ドットを残すことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の二次元コード生成システム。
  8. それぞれインクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドにより黒セルおよび白セルからなる二次元コードを、前記記録ヘッドに対して相対的に搬送される印刷媒体上に印刷するために生成する二次元コード生成プログラムであって、各黒セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引くステップをコンピュータに実行させることを特徴とする二次元コード生成プログラム。
  9. 前記二次元コードを構成する画像領域の各セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引く間引きパターンを記憶した間引きパターンテーブルを用い、この間引きパターンを二次元コードの画像に適用することにより間引き処理を行うステップをコンピュータに実行させる請求項8に記載の二次元コード生成プログラム。
  10. セルのサイズを検出するステップと、
    二次元コードの画像領域内で、前記搬送方向において前記セルのサイズに対応した一定間隔で所定のドット数を間引くステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載の二次元コード生成プログラム。
  11. 間引き対象の辺の長手方向において1ドット置きまたは複数ドット置きに1または複数の記録ドットを残すことを特徴とする請求項8または9に記載の二次元コード生成プログラム。
  12. それぞれインクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドにより黒セルおよび白セルからなる二次元コードを、前記記録ヘッドに対して相対的に搬送される印刷媒体上に印刷する記録装置において、
    各黒セルの搬送方向下流側の辺を少なくとも1ドット幅で間引くことを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 間引き対象の辺の長手方向において1ドット置きまたは複数ドット置きに1または複数の記録ドットを残すことを特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録装置。
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