JP2011043717A - ディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】長期に渡る使用に際しても樹脂フィルムがガラス板から剥がれる虞の少ないディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】第1ガラス板4と、この第1ガラス板4の片面の一部に感圧接着層10などによって接着された不透明または有色の樹脂フィルム5とに対して、同樹脂フィルム5を間に挟むように対向配置された第2ガラス板6が活性エネルギー線硬化性樹脂12などによって接着されているディスプレイ装置Pとした。
【選択図】図3
【解決手段】第1ガラス板4と、この第1ガラス板4の片面の一部に感圧接着層10などによって接着された不透明または有色の樹脂フィルム5とに対して、同樹脂フィルム5を間に挟むように対向配置された第2ガラス板6が活性エネルギー線硬化性樹脂12などによって接着されているディスプレイ装置Pとした。
【選択図】図3
Description
本発明は、携帯電話機や小型ゲーム機などに用いられるディスプレイ装置に関し、より具体的には、ガラス板を備え、このガラス板の片面の一部に不透明または有色の樹脂フィルムが接着されたディスプレイ装置に関する。
この種のディスプレイ装置に関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。この特許文献1に記されたディスプレイ装置では、中央付近に窓状の開口部が形成された樹脂フィルムがガラス板の片面に額縁状に接着されているので、この樹脂フィルムに適当な模様などの印刷を施すことで装置の意匠性を高めることができる。尚、同ディスプレイ装置の下には何らかの液晶型モニタ装置を配置できる。
しかし、特許文献1に記された構成では、樹脂フィルムはガラス板の裏面などに両面接着テープなどで接着されているに過ぎないので、特に長期に渡っての使用に際しては、ガラス板を通して照射される紫外線や装置の隙間から侵入する水分や空気などの影響で両面接着テープが劣化し、樹脂フィルムがガラス板から剥がれる虞があった。
そこで、本発明の目的は、上に例示した従来技術によるディスプレイ装置が与える課題に鑑み、長期に渡る使用に際しても樹脂フィルムがガラス板から剥がれる虞の少ないディスプレイ装置を提供することにある。
本発明の第1の特徴構成ディスプレイ装置は、第1ガラス板と、この第1ガラス板の片面の一部に接着された不透明または有色の樹脂フィルムとに対して、同樹脂フィルムを間に挟むように対向配置された第2ガラス板が接着されている点にある。
本発明の第1の特徴構成によるディスプレイ装置では、樹脂フィルムや樹脂フィルムをガラス板と一体化している接着層が、一種の剛体としての2枚のガラス板(第1ガラス板および第2ガラス板)の間に密閉状に挟着されているため、長期に渡る使用に際して接着層に対して空気や水分の作用が及び難くなり、樹脂フィルムがガラス板から剥がれる虞が効果的に抑制された。
本発明の他の特徴構成は、前記第2ガラス板は、活性エネルギー線硬化性樹脂によって前記樹脂フィルムおよび前記第1ガラス板の残部に接着されている点にある。
本構成であれば、先ず、適宜の接着手段によって樹脂フィルムと第1ガラス板との一体化を済ませ、次に、この一体物の裏面に光硬化性樹脂のような活性エネルギー線硬化性樹脂を塗布した上で第2ガラス板を被せ、正確に位置合わせした上で紫外線などの活性エネルギー線を照射させれば、第2ガラス板を第1ガラス板に位置合わせしている間に樹脂フィルムが第1ガラス板に対して位置ずれする等の問題を起こすことなく、第2ガラス板を前記一体物に対して迅速に一体化できる。また、上記の塗布工程では、第1ガラス板の残部の箇所には樹脂フィルムの箇所に比して接着手段を厚く塗布することになるが、接着手段として活性エネルギー線硬化性樹脂を用いるので、第2ガラス板を押付ける必要がなく、また、塗布厚さの相違に関わらず全体が均一な速度で硬化するので好都合である。
本発明の他の特徴構成は、前記樹脂フィルムは感圧接着層によって前記第1ガラス板に接着されている点にある。
本構成であれば、第2ガラス板の接着工程に先んじて行われる、樹脂フィルムと第1ガラス板との一体化を活性エネルギー線硬化性樹脂ではなく感圧接着層によって実施することで、第1ガラス板−樹脂フィルム−第2ガラス板の三者を一体化する全工程を迅速に完結できる。
本発明の他の特徴構成は、第1ガラス板の他面に静電センサが配置されており、前記樹脂フィルムは、前記静電センサの導電パターン形成部を隠蔽する枠状の不透明樹脂フィルムからなる点にある。
本構成であれば、ディスプレイ装置にタッチパネル機能を持たせることが可能になり、しかも、静電センサの導電パターン形成部が枠状の不透明樹脂フィルムによって隠蔽されることでディスプレイ装置に高い美観を与えることができる。また、特許文献1の構成のように枠状フィルムの裏面に接着層などで静電容量センサを取り付けようとすると、枠状フィルムの窓部に段差部があるために、接着層に泡噛みが発生する傾向があるが、本構成であれば、全体的に平坦な第2ガラス板に静電容量センサを取り付ければ良いので、接着層に泡噛みが発生する虞が少ない。
以下に本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に係るディスプレイ装置を備えた実施形態として図1に示す携帯電話機1は、キーボードを配した本体部2と、本体部2に対して揺動自在に支持された表示部3とを備え、表示部3の内面側にディスプレイ装置Pが設けられている。
本発明に係るディスプレイ装置を備えた実施形態として図1に示す携帯電話機1は、キーボードを配した本体部2と、本体部2に対して揺動自在に支持された表示部3とを備え、表示部3の内面側にディスプレイ装置Pが設けられている。
図2に示すように、ディスプレイ装置Pは、外部に面した第2ガラス板6を備え、第2ガラス板6の裏面には、枠状のABS樹脂フィルム5を間に挟んだ形で、第1ガラス板4が一体的に取り付けられている。
第1ガラス板4の裏面には板状の静電容量センサ8が一体的に取り付けられている。第2ガラス板6と、ABS樹脂フィルム5と、第1ガラス板4と、静電容量センサ8とからなるディスプレイ装置Pのさらに下方には、静電容量センサ8と連動的に機能する液晶式のモニタ装置(不図示)が配されている。
枠状のABS樹脂フィルム5は、厚さが100μmを超える白色樹脂であるため、静電容量センサ8の導電パターン形成部8pを十分に隠蔽することができる。
第1ガラス板4の裏面には板状の静電容量センサ8が一体的に取り付けられている。第2ガラス板6と、ABS樹脂フィルム5と、第1ガラス板4と、静電容量センサ8とからなるディスプレイ装置Pのさらに下方には、静電容量センサ8と連動的に機能する液晶式のモニタ装置(不図示)が配されている。
枠状のABS樹脂フィルム5は、厚さが100μmを超える白色樹脂であるため、静電容量センサ8の導電パターン形成部8pを十分に隠蔽することができる。
ディスプレイ装置Pの組み立てに際しては、先ず、ABS樹脂フィルム5を、このABS樹脂フィルム5と同一形状にカットされたシリコーン感圧接着樹脂シート10(感圧樹脂層の一例)によって第1ガラス板4の上面に接着固定(一体化)する。
次に、ABS樹脂フィルム5および第1ガラス板4の上面に対して光硬化性樹脂12(活性エネルギー線硬化性樹脂の一例)を塗布し、同塗布面に第2ガラス板6を貼り合わせ、第1ガラス板4と第2ガラス板6とを正確に位置合わせして、互いに固定した状態で、光硬化性樹脂12に紫外線を照射させる。
以上の工程によって、第1ガラス板4とABS樹脂フィルム5と第2ガラス板6との三部材が正確に所期の位置関係で一体化される。
次に、ABS樹脂フィルム5および第1ガラス板4の上面に対して光硬化性樹脂12(活性エネルギー線硬化性樹脂の一例)を塗布し、同塗布面に第2ガラス板6を貼り合わせ、第1ガラス板4と第2ガラス板6とを正確に位置合わせして、互いに固定した状態で、光硬化性樹脂12に紫外線を照射させる。
以上の工程によって、第1ガラス板4とABS樹脂フィルム5と第2ガラス板6との三部材が正確に所期の位置関係で一体化される。
尚、第1ガラス板4とABS樹脂フィルム5と第2ガラス板6との各部材の一辺付近に設けられた円形の貫通孔Hからは、本体部2に設けたカメラのレンズやLED(不図示)などを透視できるように構成することができる。図2に示すように、この貫通孔Hを構成するために、静電容量センサ8の対応箇所にも同一径の貫通孔が形成されている。このように貫通孔Hを有するABS樹脂フィルム5を第1ガラス板4に一体化する際に、接着手段として熱溶融性の樹脂層などを用いると、貫通孔Hの周辺と熱溶融性の樹脂層の境界に泡噛みが発生し易いが、ここではシリコーン感圧接着樹脂シート10を用いているので、そのような泡噛み発生の虞が少ない。
〔別実施形態〕
〈1〉第1ガラス板4と第2ガラス板6の間に介装させる樹脂フィルムとして、ABS樹脂フィルム5の代わりに、顔料を分散させたポリエステルフィルムを初めとする種々の不透明な樹脂フィルムを用いることが可能である。
〈1〉第1ガラス板4と第2ガラス板6の間に介装させる樹脂フィルムとして、ABS樹脂フィルム5の代わりに、顔料を分散させたポリエステルフィルムを初めとする種々の不透明な樹脂フィルムを用いることが可能である。
〈2〉第2ガラス板6の接着に際しては、光硬化性樹脂の代わりに熱硬化性樹脂(活性エネルギー線硬化性樹脂の一例)を用いても良く、また、活性エネルギー線硬化性樹脂に限らず他の透明な接着剤や粘着層などを用いることも可能である。
〈3〉第1ガラス板4に樹脂フィルムを一体化させる手段としてシリコーン感圧接着樹脂シートに限らず種々の透明な接着剤や粘着層などを用いることが可能である。
〈4〉ABS樹脂フィルム5のみでは導電パターン形成部8pの隠蔽が不十分となる場合には、予め、第2ガラス板6の上面のABS樹脂フィルム5の窓部よりも内側に相当する位置に白色塗料をシルクスクリーン印刷で塗布しておいて、同白色塗料を熱定着させてからABS樹脂フィルム5を接着させると良い。
〈5〉上記の実施形態で第2ガラス板6、ABS樹脂フィルム5、第1ガラス板4、静電容量センサ8に形成している貫通孔Hは必ずしも設ける必要はない。
〈6〉図3に示す実施形態では、導電パターン形成部8pを静電容量センサ8の最外側面に配置しているが、導電パターン形成部8pに対するケーブルの貼り合わせが可能であれば、導電パターン形成部8pが静電容量センサ8と第1ガラス4との境界に来るように配置してもよい。
ガラス板の片面の一部に意匠性を高める不透明または有色の樹脂フィルムが接着され、携帯電話機や小型ゲーム機などに用いることができるディスプレイ装置において、長期に渡る使用に際しても樹脂フィルムがガラス板から剥がれる虞の少ない技術として利用できる。
P ディスプレイ装置
1 携帯電話機
2 本体部
3 表示部
4 第1ガラス板
5 ABS樹脂フィルム
6 第2ガラス板
8 静電容量センサ
8p 導電パターン形成部
10 シリコーン感圧接着樹脂シート(感圧樹脂層)
12 光硬化性樹脂(活性エネルギー線硬化性樹脂)
1 携帯電話機
2 本体部
3 表示部
4 第1ガラス板
5 ABS樹脂フィルム
6 第2ガラス板
8 静電容量センサ
8p 導電パターン形成部
10 シリコーン感圧接着樹脂シート(感圧樹脂層)
12 光硬化性樹脂(活性エネルギー線硬化性樹脂)
Claims (4)
- 第1ガラス板と、この第1ガラス板の片面の一部に接着された不透明または有色の樹脂フィルムとに対して、同樹脂フィルムを間に挟むように対向配置された第2ガラス板が接着されているディスプレイ装置。
- 前記第2ガラス板は、活性エネルギー線硬化性樹脂によって前記樹脂フィルムおよび前記第1ガラス板の残部に接着されている請求項1に記載のディスプレイ装置。
- 前記樹脂フィルムは感圧接着層によって前記第1ガラス板に接着されている請求項1または2に記載のディスプレイ装置。
- 第1ガラス板の他面に静電センサが配置されており、前記樹脂フィルムは、前記静電センサの導電パターン形成部を隠蔽する枠状の不透明樹脂フィルムからなる請求項1から3のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009192448A JP2011043717A (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009192448A JP2011043717A (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | ディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011043717A true JP2011043717A (ja) | 2011-03-03 |
Family
ID=43831176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009192448A Withdrawn JP2011043717A (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011043717A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013112157A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Kojima Press Industry Co Ltd | 車載用モニター装置 |
JP2014115435A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Japan Display Inc | 表示装置製造方法及び表示装置 |
-
2009
- 2009-08-21 JP JP2009192448A patent/JP2011043717A/ja not_active Withdrawn
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