JP2011041952A - H形鋼の開先加工方法 - Google Patents

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武 田中
Yasuhisa Miyajima
康久 宮島
Toshio Okazaki
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Abstract

【課題】 従来の回転カッター式の開先加工方法は、深追込み加工がされるとき多工程での切削加工を余儀なくされ加工時間の冗長を生じ、作業能率の著しい低下を招いた。また切削量が多大となるところからカッターの消耗が激しく、加工コストの大幅アップを招いた。
【解決手段】 H形鋼におけるフランジに開先加工を、ウェブに切欠き加工を行なって、上記H形鋼の端部に所要の開先加工を施すようにしたものにおいて、前記フランジaの一部とウェブbの一部または全部を溶断トーチTによる溶断加工によって行ない、残余の部分の加工を回転カッターによる切削加工によって行なうようにした。溶断トーチTとしては、プラズマガスを噴射して溶断を行なうプラズマトーチ、レーザービームを照射して溶断を行なうレーザートーチが好適である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、異種の加工ツールを組み合わせることによって開先加工の効率化を図ったH形鋼の開先加工方法に関するものである。
H形鋼におけるフランジに開先加工を、ウェブにスカラップなど切欠き加工を行なう開先加工装置の発明が本出願人の提案によって既に知られている。(例えば、特許文献1参照)。
この加工装置においては、図8のような開先およびスカラップ(切欠き)加工を行なうために、図7に示す回転カッター式の切削加工手段を用いたものである。
すなわち、51は第1のスピンドル52に取りつけた円筒状の追込みカッター 53は第2のスピンドル54に取りつけたきのこの笠状のスカラップカッター 55は第3のスピンドル56に取りつけた截頭円錐形状の開先カッターであり、追込みカッター51がH形鋼Wにおけるフランジaの追込み加工を、スカラップカッター53がウェブbの切欠き加工を、開先カッター55がフランジaの開先加工を担ったものである。
なおH形鋼Wの開先加工形状としては、前記の図8に示したものの他に図5のものが存在する。このものは一般に深追込み形開先と呼ばれているものであり、ウェブbの先端に長い突き出し部dを有している。この深追込み形のものは、特にフランジaの切削加工量が大きく、回転カッターの一工程での切削量を遥かに超えている。従って、このものの開先加工は多工程を要することになる。(図4参照)
またH形鋼Wの開先形状には、図6のようなものがある。このものの特徴としては、ウェブbにスカラップ部すなわち大きな切欠きを形成しないことであり、所謂ノンスカラップ溶接工法に適用されるものである。しかして同図のものには、カッター形状を変えることで対応することができるが、前述した深追込み形開先と同様にフランジaの切削量が大きく、多工程加工を余儀なくされる。
特開平9−267210号
以上に述べた回転カッターによる開先加工方法では、深追込み加工がされるとき多工程での切削加工を余儀なくされるので加工時間の冗長を生じ、作業能率の著しい低下を招いた。また切削量が多大となるところからカッターの消耗が激しく、加工コストの大幅アップを招くという問題点があった。
本発明は、このような従来の方法が有していた問題点を解決しようとするものであり、加工時間を短縮して作業能率の向上を図ると共にカッターの消耗を少なくして加工コストの低減を図ることができるH形鋼の開先加工方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明に係るH形鋼の開先加工方法は、H形鋼におけるフランジに開先加工を、ウェブに切欠き加工を行なうものにおいて、前記フランジの一部とウェブの一部または全部を溶断トーチによる溶断加工によって行ない、残余の部分の加工を回転カッターによる切削加工によって行なうようにしたものである。
また第2の課題解決手段は、溶断トーチとして、プラズマガスを噴射して溶断を行なうプラズマトーチを用いたものである。
また第3の課題解決手段は、溶断トーチとして、レーザービームを照射して溶断を行なうレーザートーチを用いたものである。
上記第1の課題解決手段によれば、従来において多工程で切削加工していたフランジの一部およびウェブの一部または全部を溶断トーチによって一過的に削除することができる。そして、回転カッターによる切削加工を残余の部分のみに止めることができる。このため、加工を能率的に行なうことができる。またカッターの消耗を可及的に低減することができる。
また第2および第3の課題解決手段によれば、例えば酸素アセチレンガス切断に比べても飛躍的に切断速度を向上することができ、作業能率の増進に寄与することができる。
本発明に係るH形鋼の開先加工方法を実施した溶断加工工程の説明図である。 溶断加工されたH形鋼の平面図である。 回転カッターによる切削加工工程の説明図である。 切削加工されたH形鋼の平面図である。 深追込み形開先形状の説明図である。 ノンスカラップ深追込み形開先形状の説明図である。 従来の開先加工装置の説明図である。 スカラップを有するH形鋼の開先形状の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5によって説明する。図1はH形鋼Wに溶断加工を行なう溶断工程の説明図であり、符号Tは溶断トーチ この溶断トーチTは、図示省略の制御駆動手段によって、上下方向、左右方向、前後方向および反転方向の4軸方向に制御移動される。
H形鋼Wに図5に示す深追込み形開先スカラップ加工を行なう場合には、まず溶断トーチTを下向きにしてウェブbの先端に合せ、そこから溶断を開始する。溶断加工は矢印mのように最初に後方に向けて進行させ、続いて左右方向に進行させ、フランジaの内側端に達するとき停止する。
ウェブbの溶断加工が終了したならば、溶断トーチTを引き上げ、続いて90度換向して水平向きにし、フランジaの上端に合せる。そして、そこから溶断を開始する。溶断加工は矢印nのように下方に移動して進行させるものであり、フランジaの下端に達するとき停止する。
しかして上記のウェブbとフランジaの溶断加工によって、H形鋼Wから図2の斜線部Pで示す部分を削除することができる。
このようにして溶断加工が終了したならば、続いてH形鋼Wに対して回転カッターを作用し、切削加工を行なう。図3に示すように、回転カッターとしては従来同様のカッター、すなわち円筒状の追込みカッター11、きのこの笠状のスカラップカッター12および截頭円錐形状の開先カッター13を用いるもので、これらをH形鋼Wに対して一過的に作用することで切削加工は終了する。
上記の切削加工によって、H形鋼Wから図4の斜線部Qを削除することができるものであり、H形鋼Wのフランジaに所要の開先加工を、またウェブbに所要のスカラップ加工を行なうことができる。図5は全ての加工が終了したH形鋼Wの形状を示している。
なお上記の一実施例では、カッターによってカラップ加工を行なったが、この加工を溶断トーチTの制御移動によって溶断工程中に行なうことも可能である。このように構成した場合、スカラップカッター12を省略することができる。
また一実施例では、溶断トーチTを換向して下および横に向けて使用したが、下向きと横向きの溶断トーチを各別に用意し、これらを同時に使用することは設計上容易である。こうすることによって、溶断加工の効率をさらに向上することができる。
また一実施例では、溶断トーチTを4軸方向に移動制御するようにしたが、H形鋼側において前後の制御移動を行うなど、何れかの軸方向または全ての軸方向の制御移動を負担して良いことは勿論である。
また一実施例では、スカラップを有する深追込み形の開先加工について説明したが、図6のようにノンスカラップ溶接工法に適用されるH形鋼Wの開先加工も同様にして行なうことができる。この場合においては、斜線部Rを溶断加工によって行ない、同じく斜線部Sを切削加工で行なうようにすればよい。
以上のように本発明に係るH形鋼の開先加工方法によれば、回転カッターによる負担を著しく軽減し、開先加工の能率増進さらにはカッターの消耗を大幅に軽減することができる。
W H形鋼
a フランジ
b ウェブ
T 溶断トーチ
11 追込みカッター
12 スカラップカッター
13 開先カッター





























Claims (3)

  1. H形鋼におけるフランジに開先加工を、ウェブに切欠き加工を行なうものにおいて、
    前記フランジの一部とウェブの一部または全部を溶断トーチによる溶断加工によって行ない、残余の部分の加工を回転カッターによる切削加工によって行なうようにしたことを特徴とするH形鋼の開先加工方法。
  2. 溶断トーチとして、プラズマガスを噴射して溶断を行なうプラズマトーチを用いた請求項1のH形鋼の開先加工方法。
  3. 溶断トーチとして、レーザービームを照射して溶断を行なうレーザートーチを用いた請求項1のH形鋼の開先加工方法。





















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