JP2011040558A - ヒートシンク - Google Patents

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将和 伊勢村
Chika Sasaki
千佳 佐々木
Masaaki Yamamoto
雅章 山本
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Abstract

【課題】低コストで製造することができると共に軽量化を実現し、且つ放熱効率を向上させることができるヒートシンクを提供する。
【解決手段】ヒートシンク1は、ベースプレート10と、ベースプレート10にかしめ接合にて取り付けられ、複数のL字型板状フィンが所定の配列ピッチで配置された第1フィンアレイ20と、ベースプレート10にかしめ接合にて第1フィンアレイ20に隣接して取り付けられ、複数のL字型板状フィンが上記所定の配列ピッチで配置された第2フィンアレイ30とを備える。第1フィンアレイ20は、該第1フィンアレイを構成する板状フィン21の長手方向と第2フィンアレイ30を構成する板状フィン31の長手方向とが略平行となるように配されている。第1フィンアレイ20は、第2フィンアレイに対して、第1フィンアレイ20を構成する板状フィン21のフィン部21bに垂直な方向にずれて配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートシンクに関し、特に、ベースプレート及び該ベースプレートに設けられた板状フィンを有し、発熱体で発生した熱を放熱するヒートシンクに関する。
近年、CPUや素子等のデバイスの高性能化に伴い、デバイスの発熱量や発熱密度が増大する傾向にあることから、放熱効率に優れた冷却装置が求められている。一方、冷却装置を備える機器の軽量化、低コスト化を実現するべく、低コストで製造することが可能な軽量の冷却装置が求められており、これらの要求を満たす種々の冷却装置が提案されている。
図7は、従来の冷却装置としてのヒートシンクの製造工程を示す断面図であり、(a)はかしめ前の状態、(b)はかしめ作業時の状態、(c)はかしめ作業後の状態を示す。
図7に示すように、ヒートシンクは、基板(ベースプレート)701と、基板701上に設けられた複数の突起部702と、突起部702の長手方向に沿って設けられた断面略矩形の溝703と、溝703に挿入される板状フィン704とを備える。突起部702を構成する突起部片708は溝703側に押圧可能に設けられており、この突起部片708によって板状フィン704の基部がかしめられている。そして、溝703の深さをB、板状フィンの厚さをt、突起部片708の幅をA、突起部片708の上端部における円弧状角部の半径をRとしたとき、突起部片708をかしめる前の基板701及び板状フィン704が、関係式(a)0.8?(A/B)?0.4、(b)2.0?(R/A)?0.3、(c)0.4?(W−t)/t?0.05、なる関係を満たしている。
図7の構成によれば、基板上に設けられた突起部を構成する突起部片の幅Aと溝深さBの比(A/B)、突起部片の反溝側の円弧状角部の半径Rと突起部片の幅Aの比(R/A)、および溝幅Wと板状フィンの厚さtとの関係(W−t)/tが適正に規定される。また、基板と板状フィンとをかしめて固定する構成であるため安価に製造することができる。これにより、板状フィンのかしめ作業性及びかしめ状態に優れると共に、放熱効率が良く且つ低コストのヒートシンクを提供することが可能となる(特許文献1)。
特開2002−26550号公報
ここで、特許文献1記載のヒートシンクでは、ベースプレートがある程度以上の厚みを有していることが必要となるため、ヒートシンクの軽量化が困難となる。この問題を解消すべく、1.0mm前後の厚さを有するベースプレートとL字型板状フィンとをダボ等でかしめ、複数のL字型板状フィンを所定ピッチで並べて固定するように構成されたヒートシンクが提案されている。この構成によれば、ベースプレートの厚さを薄くすることができ、ヒートシンクの軽量化を実現できる。
しかしながら、上記のようなヒートシンクでは、かしめる際の作業スペースが必要となるため、L字型板状フィンの配列ピッチを小さくすることに限界があり、ヒートシンクの放熱効率を向上させることができないという問題がある。
本発明の目的は、低コストで製造することができると共に軽量化を実現し、且つ放熱効率を向上させることができるヒートシンクを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るヒートシンクは、ベースプレートと、前記ベースプレートにかしめ接合にて取り付けられ、複数のL字型板状フィンが所定の配列ピッチで配置された第1フィンアレイと、前記ベースプレートにかしめ接合にて前記第1フィンアレイに隣接して取り付けられ、複数のL字型板状フィンが前記所定の配列ピッチで配置された第2フィンアレイとを備え、前記第1フィンアレイが、前記第1フィンアレイを構成するL字型板状フィンの長手方向と前記第2フィンアレイを構成するL字型板状フィンの長手方向とが略平行となるように配され、前記第1フィンアレイが前記第2フィンアレイとずれて配置されていることを特徴とする。
好ましくは、前記L字型板状フィンは、前記ベースプレートに取り付けられる基部と、前記基部と一体的に形成され、前記基部に対して垂直に設けられたフィン部とを有し、前記第1フィンアレイは、前記第2フィンアレイに対して、前記フィン部に垂直な方向にずれて配置されていることを特徴とする。
また、好ましくは、前記第1フィンアレイを構成するL字型板状フィンのフィン部が、前記第2フィンアレイを構成する2つのL字型板状フィンのフィン部間に延出している。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るヒートシンクは、ベースプレートと、前記ベースプレートにかしめ接合にて取り付けられ、複数のL字型板状フィンが所定の配列ピッチで配置された第1フィンアレイと、前記ベースプレートにかしめ接合にて前記第1フィンアレイに隣接して取り付けられ、複数のL字型板状フィンが前記所定の配列ピッチとは異なる配列ピッチで配置された第2フィンアレイとを備え、前記第1フィンアレイが、前記第1フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向と前記第2フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向とが略平行となるように配されることを特徴とする。
好ましくは、前記L字型板状フィンは、前記ベースプレートに取り付けられた基部と、前記基部と一体的に形成され、前記基部に対して垂直に設けられたフィン部とを有し、前記第2フィンアレイを構成するL字型板状フィンのフィン部が、前記第1フィンアレイを構成する2つのL字型板状フィンのフィン部間に延出している。
また、好ましくは、前記第1フィンアレイの配列ピッチは3.0mm以上であり、前記第2フィンアレイの配列ピッチは、前記第1フィンアレイの配列ピッチより大きい。
本発明によれば、第1フィンアレイが、該第1フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向と第2フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向とが略平行となるように配される。そして、第1フィンアレイが第2フィンアレイとずれて配置される。これにより、第1フィンアレイと第2フィンアレイの境界部を通過した空気流がその下流側で乱されて、熱伝導率が増大する。これによりヒートシンクの放熱効率を向上させることができる。また、第1フィンアレイ及び第2フィンアレイが夫々ベースプレートにかしめ接合されるので、ベースプレートの厚さを薄くすることができると共に各フィンアレイとベースプレートとを低コストで接合することができる。したがって、ヒートシンクを低コストで製造することができると共に軽量化を実現し、且つ放熱効率を向上させることができる。
また、本発明によれば、第2フィンアレイのL字型板状フィンが第1フィンアレイのL字型板状フィンの配列ピッチとは異なる配列ピッチで配置され、また、該第1フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向と第2フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向とが略平行となるように配される。これにより、第1フィンアレイと第2フィンアレイを通過した空気流がその境界部で乱されて乱流となり、これによりヒートシンクの放熱効率を向上させることができる。また、第1フィンアレイ及び第2フィンアレイが夫々ベースプレートにかしめ接合されるので、ベースプレートの厚さを薄くすることができると共に各フィンアレイとベースプレートとを低コストで接合することができる。したがって、ヒートシンクを低コストで製造することができると共に軽量化を実現し、且つ放熱効率を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るヒートシンクの構成を概略的に示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 図1(a)のA−A線に沿う部分断面図である。 図1のヒートシンクの変形例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るヒートシンクの構成を概略的に示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 図4(a)のA−A線に沿う部分断面図である。 図4のヒートシンクの変形例を示す平面図である。 従来の冷却装置としてのヒートシンクの製造工程を示す断面図であり、(a)はかしめ前の状態、(b)はかしめ作業時の状態、(c)はかしめ作業後の状態を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るヒートシンクの構成を概略的に示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図を示す。図2は、図1(a)のA−A線に沿う部分断面図である。
図1(a)及び(b)において、ヒートシンク1は、ベースプレート10と、ベースプレート10に取り付けられ、複数のL字型板状フィンが所定の配列ピッチで配置された第1フィンアレイ20と、ベースプレート10に第1フィンアレイ20に隣接して取り付けられ、複数のL字型板状フィンが上記所定の配列ピッチで配置された第2フィンアレイ30とを備える。
ベースプレート10は、押出成形等によって成形された厚さ1.0mm程度の板状部材であり、銅、アルミニウム、又はこれらの合金から成る。このベースプレートには、板状フィンを固定するダボ12が所定ピッチで形成されている。
第1フィンアレイ20は、ベースプレート10上に並列して配置された複数のL字型板状フィン21で構成されている。L字型板状フィン21は、ベースプレートに取り付けられる基部21aと、該基部と一体的に形成され、基部21aに対して垂直に設けられたフィン部21bとを有する。基部21aには、ベースプレート10のダボ12が挿入される2つの貫通孔(不図示)が形成されている。板状フィン21は、ベースプレート10のダボ12をL字型板状フィン21の基部21aに形成された貫通孔に挿通し、ダボ12の頭部をかしめることによりベースプレート10にかしめ接合され、このかしめ接合によって基部21aの下面がベースプレートの上面に圧接されている。板状フィン21は、プレス成形等によって成形された厚さ1.0mmのL字型部材であり、銅、アルミニウム、又はこれらの合金から成る。
第2フィンアレイ30は、ベースプレート10上に並列して配置された複数のL字型板状フィン31で構成されている。板状フィン31は、ベースプレートに取り付けられた基部31aと、該基部と一体的に形成され、基部31aに対して垂直に設けられたフィン部31bとを有する。基部31aには、ベースプレート10のダボ12が挿入される2つの貫通孔32が形成されている(図2)。板状フィン31は、ベースプレート10のダボ12をL字型板状フィン31の基部31aに形成された貫通孔に挿通し、ダボ12の頭部をかしめることによりベースプレート10にかしめ接合され、このかしめ接合によって基部31aの下面31a’がベースプレートの上面10’に圧接されている。板状フィン31は、プレス成形等によって成形された厚さ1.0mmのL字型部材であり、銅、アルミニウム、又はこれらの合金から成る。
第1フィンアレイ20は、該第1フィンアレイを構成する板状フィン21の長手方向と第2フィンアレイ30を構成する板状フィン31の長手方向とが略平行となるように配されている。また、第1フィンアレイ20は、第2フィンアレイ30とずれて配置され、第2フィンアレイ30に対して、第1フィンアレイ20を構成する板状フィン21のフィン部21bに垂直な方向にずれて配置されている。第1フィンアレイ20の配列ピッチは第2フィンアレイ30の配列ピッチと同じであり、第1フィンアレイ20及び第2フィンアレイ30の配列ピッチは、例えば3.0mmである。
上述したように、本実施の形態によれば、第1フィンアレイ20が、配列ピッチが同じである第2フィンアレイ30とずれて配置されるので、第1フィンアレイ20と第2フィンアレイ30を通過した空気流がその境界部で乱されて乱流となり、熱伝達率が増大する。これによりヒートシンク1の放熱効率を向上させることができる。また、第1フィンアレイ20及び第2フィンアレイ30が夫々ベースプレート10にかしめ接合されるので、ベースプレート10の厚さを薄くすることができると共に各フィンアレイとベースプレート10とを低コストで接合することができる。したがって、ヒートシンク1を低コストで製造することができると共に軽量化を実現し、且つ放熱効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、フィンアレイの数が、第1フィンアレイおよび第2フィンアレイの2つの場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、3つ以上のフィンアレイを組み合わせても良い。
図3は、図1のヒートシンクの変形例を示す平面図である。尚、図3のヒートシンクは、その構成が図1のヒートシンクと基本的に同じであり、図1のものと同一の構成要素には同一符号を付して重複した説明を省略し、図1のヒートシンクと異なる構成要素を以下に説明する。
図3において、ヒートシンク300は、ベースプレート10に第1フィンアレイ20に隣接して取り付けられた第2フィンアレイ330を備える。
第2フィンアレイ330は、ベースプレート10上に並列して配置された複数のL字型板状フィン331で構成されている。板状フィン331は、ベースプレートに取り付けられた基部331aと、該基部と一体的に形成され、基部331aに対して垂直に設けられたフィン部331bとを有する。フィン部331bは、第1フィンアレイ20を構成する2つの板状フィン21のフィン部21b間に延出する延出部331b’を有している。延出部331b’の延出長さには特に限定はなく、板状フィンの放熱効率を考慮して、適宜設定することができる。
本変形例によれば、延出部331b’が2つの板状フィン21のフィン部21b間に延出しているので、フィン部331bの表面積を増大させることができる。これにより、各フィンアレイの設置面積を増大させることなく放熱効率を更に向上させることができる。
尚、本第1の実施の形態では、第1フィンアレイ20及び第2フィンアレイ30の配列ピッチは3.0mmであるが、これに限るものではなく、3.0mm以上であってもよい。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るヒートシンクの構成を概略的に示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図を示す。図5は、図4(a)のA−A線に沿う部分断面図である。尚、図4のヒートシンクは、その構成が図1のヒートシンクと基本的に同じであり、図1のものと同一の構成要素には同一符号を付して重複した説明を省略し、図1のヒートシンクと異なる構成要素を以下に説明する。
図4(a),図4(b)及び図5に示すように、ヒートシンク400は、ベースプレート10と、ベースプレート10に取り付けられ、複数のL字型板状フィンが所定の配列ピッチで配置された第1フィンアレイ420と、ベースプレート10に第1フィンアレイ20に隣接して取り付けられ、複数のL字型板状フィンが上記所定の配列ピッチとは異なる配列ピッチで配置された第2フィンアレイ430とを備える。
第1フィンアレイ420は、該第1フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向と第2フィンアレイ430を構成する板状フィンの長手方向とが平行となるように配され、第1フィンアレイ420の配列ピッチは、第2フィンアレイの配列ピッチと異なる。第1フィンアレイ20の配列ピッチは、例えば3.0mmであり、第2フィンアレイの配列ピッチは、例えば3.2〜5.0mmである。
本第2の実施の形態によれば、第1フィンアレイ420の配列ピッチが第2フィンアレイ430の配列ピッチと異なるので、第1フィンアレイ420と第2フィンアレイ430を通過した空気流がその境界部で乱されて乱流となり、これによりヒートシンク1の放熱効率を向上させることができる。また、第1フィンアレイ及び第2フィンアレイが夫々ベースプレートにかしめ接合されるので、ベースプレートの厚さを薄くすることができると共に各フィンアレイとベースプレートとを低コストで接合することができる。したがって、ヒートシンクを低コストで製造することができると共に軽量化を実現し、且つ放熱効率を向上させることができる。
図6は、図4のヒートシンクの変形例を示す平面図である。尚、図6のヒートシンクは、その構成が図4のヒートシンクと基本的に同じであり、図4のものと同一の構成要素には同一符号を付して重複した説明を省略し、図4のヒートシンクと異なる構成要素を以下に説明する。
図6に示すように、ヒートシンク600は、ベースプレート10に第1フィンアレイ420に隣接して取り付けられた第2フィンアレイ630を備える。
第2フィンアレイ630は、ベースプレート10上に並列して配置された複数のL字型板状フィン631で構成されている。板状フィン631は、ベースプレートに取り付けられた基部631aと、該基部と一体的に形成され、基部631aに対して垂直に設けられたフィン部631bとを有する。フィン部631bは、第1フィンアレイ420を構成する2つの板状フィン421のフィン部421b間に延出する延出部631b’を有している。延出部631b’の延出長さには特に限定はなく、板状フィンの放熱効率を考慮して、適宜設定することができる。
本変形例によれば、延出部631b’が2つの板状フィン421のフィン部421b間に延出しているので、フィン部631bの表面積を増大させることができる。これにより、各フィンアレイの設置面積を増大させることなく放熱効率を更に向上させることができる。
尚、本第2の実施の形態では、第1フィンアレイ420の配列ピッチは、例えば3.0mmであり、第2フィンアレイ430,630の配列ピッチは、例えば3.2〜5.0mmであるが、これに限るものではない。第1フィンアレイの配列ピッチが3.0mm以上であり、第2フィンアレイの配列ピッチが第1フィンアレイの配列ピッチと異なり、第1フィンアレイの配列ピッチより大きくてもよい。
以下、本発明の実施例を説明する。
上記実施の形態に係るヒートシンクの放熱効率を解析するために、シミュレーションソフト(STREAM for Windows(登録商標) V7)を使用して、以下のような条件にて模擬実験を行った。
1.ヒートシンクの種類
(1)実施例1(第1の実施形態に相当するモデル):第1フィンアレイ有り、第2フィンアレイ有り、第2フィンアレイに延出部無し
(2)実施例2(第1の実施形態の変形例に相当するモデル):第1フィンアレイ有り、第2フィンアレイ有り、第2フィンアレイに延出部有り
(3)比較例1:第1フィンアレイのみ、L字型板状フィンに延出部無し
2.解析条件
(1)解析方法:層流モデル/定常解析/輻射解析
(2)環境温度(ヒートシンク周囲温度):50℃
(3)熱源発熱量:熱源1…4.4W 熱源2…3.3W
(4)放熱条件:強制空冷 風量30L/min
(5)放熱姿勢:受熱面(ベースプレート)を下にする姿勢
(6)放熱空間:ヒートシンクをダクト内に設置
(7)ヒートシンク条件:
・ダボ円周−板金 熱抵抗なし、ベースプレート平面部と板金の接触面 熱伝達係数(500W/m・K)
・材質:
板状フィン アルミニウム(A1050:220W/m・K)、輻射率0.5
ベースプレート アルミニウム(A1050:220W/m・K)、輻射率0.3
上記条件の下、熱源からの輻射はないものとしてシミュレーションを行った結果を表1及び表2に示す。表1は、熱源と周囲温度との温度差および熱抵抗を示し、表2は、全体の熱収支を示している。
尚、表1中、温度差ΔTは熱源1の温度(℃)から周囲温度(50℃)を引いた値であり、温度差ΔTは熱源2の温度(℃)から周囲温度(50℃)を引いた値である。また、熱抵抗Rは、温度差ΔTを素子発熱量(熱源1:4.4W)で除した値であり、熱抵抗Rは、温度差ΔTを素子発熱量(熱源2:3.3W)で除した値である。
この結果から、第1フィンアレイ及び第2フィンアレイ30を互いにずれて配置させると、空気流が乱されて乱流となり、熱伝達率が増大してヒートシンク1の放熱効率を向上させることができることが分かった。また、第2フィンアレイにおける板状フィンのフィン部を、第1フィンアレイにおける2つの板状フィンのフィン部間に延出させると、フィン部の表面積を増大させることができ、各フィンアレイの設置面積を増大させることなく放熱効率を更に向上させることができることが分かった。
1 ヒートシンク
10 ベースプレート
12 ダボ
20 第1フィンアレイ
21 板状フィン
21a 基部
21b フィン部
30 第2フィンアレイ
31 板状フィン
31a 基部
31b フィン部
32 貫通孔

Claims (6)

  1. ベースプレートと、
    前記ベースプレートにかしめ接合にて取り付けられ、複数のL字型板状フィンが所定の配列ピッチで配置された第1フィンアレイと、
    前記ベースプレートにかしめ接合にて前記第1フィンアレイに隣接して取り付けられ、複数のL字型板状フィンが前記所定の配列ピッチで配置された第2フィンアレイとを備え、
    前記第1フィンアレイが、前記第1フィンアレイを構成するL字型板状フィンの長手方向と前記第2フィンアレイを構成するL字型板状フィンの長手方向とが略平行となるように配され、
    前記第1フィンアレイが前記第2フィンアレイとずれて配置されていることを特徴とするヒートシンク。
  2. 前記L字型板状フィンは、前記ベースプレートに取り付けられる基部と、前記基部と一体的に形成され、前記基部に対して垂直に設けられたフィン部とを有し、
    前記第1フィンアレイは、前記第2フィンアレイに対して、前記フィン部に垂直な方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項1記載のヒートシンク。
  3. 前記第1フィンアレイを構成するL字型板状フィンのフィン部が、前記第2フィンアレイを構成するL字型板状フィンのフィン部間に延出していることを特徴とする請求項2記載のヒートシンク。
  4. ベースプレートと、
    前記ベースプレートにかしめ接合にて取り付けられ、複数のL字型板状フィンが所定の配列ピッチで配置された第1フィンアレイと、
    前記ベースプレートにかしめ接合にて前記第1フィンアレイに隣接して取り付けられ、複数のL字型板状フィンが前記所定の配列ピッチとは異なる配列ピッチで配置された第2フィンアレイとを備え、
    前記第1フィンアレイが、前記第1フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向と前記第2フィンアレイを構成する板状フィンの長手方向とが略平行となるように配されることを特徴とするヒートシンク。
  5. 前記L字型板状フィンは、前記ベースプレートに取り付けられた基部と、前記基部と一体的に形成され、前記基部に対して垂直に設けられたフィン部とを有し、
    前記第2フィンアレイを構成するL字型板状フィンのフィン部が、前記第1フィンアレイを構成する2つのL字型板状フィンのフィン部間に延出していることを特徴とする請求項4記載のヒートシンク。
  6. 前記第1フィンアレイの配列ピッチは3.0mm以上であり、
    前記第2フィンアレイの配列ピッチは、前記第1フィンアレイの配列ピッチより大きいことを特徴とする請求項4又は5記載のヒートシンク。
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