JP2011036356A - 哺乳びん用乳首 - Google Patents

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【課題】従来の乳首の利点を備えつつ、その位置に関係なく授乳できるようにして、母親の乳首の特性に近似した伸び特性を有する哺乳びん用乳首を提供する。
【解決手段】哺乳びん用乳首を、哺乳びんと接続する鍔状の基盤部を下面に有する中空ドーム状の胴部と、この胴部に連続して設ける均一な厚さを有する蛇腹状の伸長胴部と、この伸長胴部と連続して設け、先端部分に吸乳開口を有する乳頭部とで構成するという手段を採用した。また、上記伸長胴部は、その外側周面に、同心で、上方に行くほど径が小さくなる複数のリング状突条を形成すると共に、その各突条と対応する内側面はいずれの部分でも肉厚が同じとなるように凹条を形成して、外側面と内側面が共に滑らかな波形形状から成る先細で均一な厚さを有する蛇腹構造とするという手段を採用した。
【選択図】図3

Description

この発明は、乳幼児等に授乳する際に、哺乳びんに取り付けて使用する哺乳びん用乳首に関するものである。
この哺乳びん用乳首は、適宜なキャップを介して哺乳びんに取り付けられ、哺乳びんに収容されたミルク等を乳幼児に飲ませるために用いられる。従来の哺乳びん用乳首は、例えば特許文献1の図12や、特許文献2の図9に提示されている断面図からわかるように、中空ドーム状であって哺乳びんの開口部に取り付けるための鍔状基盤部を下端に有する胴部と、該胴部の先端に設けられ、吸乳開口を有する乳首部とから構成される。そして、その胴部の内面及び外面は平滑で、ほぼ均一の厚さで成形されている。
また、適度な伸びを必要とし、熱湯消毒に耐え、有害物質を溶出しない素材が要求されるので、多くは天然ゴムやシリコンゴムなどで形成されている。そして、その成形方法としては、圧縮成形や射出成形等の方法が用いられている。
シリコンゴムを用いたこの種乳首の場合、授乳時の陰圧によりつぶれにくくするため、一定の強度を持たせる必要があるが、単に肉厚を厚くし剛性を高めた場合、乳首全体の剛性が高くなり、乳幼児がミルクを飲む際に体力が必要となる。このような観点から、例えば、本出願人が有する特許に係る特許文献1では、哺乳びん用乳首の内周面に螺旋状の凹凸を設け、凸部分をつるまきバネ状に構成して、乳首の伸びの特性を向上させ、母親の乳首に近似した伸びを持たせるようにしている。
また、特許文献2では、母親の乳首に近似している人工乳首を提供する観点から、乳頭部及び/又は乳首胴部のうち、この人工乳首を使用者がくわえた際に、使用者の舌と当接する部分には、他の部分より伸長し易い肉薄部が設けられ、この肉薄部は、人工乳首の長手方向に沿って、この肉薄部より肉厚が厚い剛性部を介して、所定の間隔を空けて形成され、乳頭部及び/又は乳首胴部のうち、この人工乳首を使用者がくわえた際に、使用者の哺乳窩に当接する側の部分の壁面の肉厚が、使用者の舌と当接する部分の壁面の肉厚より厚く形成されている人工乳首を提案している。
特許第3209271号公報 特許第4233075号公報
上述した各文献に記載の哺乳びん用乳首は、その構成により、授乳時に適宜な伸びを得て、乳幼児にミルクを飲ませることが出来るが、後者にあっては、哺乳窩に当接する側と舌に当接する側とで乳首の肉厚が異なるから、授乳時に、肉厚部分が哺乳窩に当接するように方向を考えながら授乳させる必要があり、常に一定位置に合わせて授乳させるのが困難であるという問題点が残されている。
本発明は、上記従来の乳首の利点を備えつつ、その位置に関係なく授乳できるようにして、母親の乳首の特性に近似した伸び特性を有する哺乳びん用乳首を提供することを目的としたものである。
上記諸課題を解決するため、本発明は、哺乳びん用乳首を、哺乳びんと接続する鍔状の基盤部を下面に有する中空ドーム状の胴部と、この胴部に連続して設ける均一な厚さを有する蛇腹状の伸長胴部と、この伸長胴部と連続して設け、先端部分に吸乳開口を有する乳頭部とで構成するという手段を採用した。
また、上記伸長胴部は、その外側周面に、同心で、上方に行くほど径が小さくなる複数のリング状突条を形成すると共に、その各突条と対応する内側面はいずれの部分でも肉厚が同じとなるように凹条を形成して、外側面と内側面が共に滑らかな波形形状から成る先細で均一な厚さを有する蛇腹構造とするという手段を採用した。
かかる構成の哺乳びん用乳首は、乳幼児が乳首をくわえて吸啜、吸飲動作を行う際に、均一厚さの蛇腹構造の伸長胴部が、舌によって加えられるぜん動運動の力に応じて適度に伸長乃至縮長し、母親の実際の乳首と同じような動きを再現するという作用を奏する。
そして、上記基盤部に通気孔を設けるという手段を採用した。
これによって、内部が陰圧になった場合にも、外気を導入して圧力の均衡を保ち、乳首の潰れを防止するという作用を奏する。
また、全体をシリコンゴムで一体成形するという手段を採用した。
上記構成にかかる哺乳びん用乳首は、複数の突条から成る均一な厚さを有する蛇腹状の伸長胴部を設けているので、乳幼児の舌のぜん動運動に対応して、適当な弾力性をもって蛇腹構造自体の伸長や縮長が可能である。そのため、母親の実際の乳首とほぼ同様の動きをするので、乳幼児に違和感を感じさせることなく授乳することができる。即ち、母親の乳首と非常に近似した伸び特性を有する乳首を提供することが可能となった。
また、上記蛇腹状の伸長胴部は、外側周面に沿って均等に設けているので、乳幼児の上口蓋と舌によって挟持された場合も、上側と下側が、それぞれの力に応じて伸長することが可能である。そのため、舌のぜん動運動によって、ひっぱりや潰れといった様々な方向からの力に適切に対応し、、母親の乳首とほぼ同様の動きを再現することができた。また、蛇腹構造は均一な厚さであるので、肉薄部分がなく、従来のように肉薄部分がひっぱりにより破断するということがない。さらに、従来の一部製品のように、肉厚部分を哺乳窩に当接するような位置に合わせて授乳する必要がないので、位置合わせを気にすることなく自由に授乳することができる。
本発明に係る哺乳びん用乳首の一例を示す全体斜視図である。 同じく、正面図である。 正面図のA−A線断面図である。 授乳時の乳幼児の舌の動きと乳首の変形状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る哺乳びん用乳首の好ましい実施形態を、添付した図面について説明する。図1から図3において、1は哺乳びんの開口部分と接続する鍔状の基盤部、2は上記基盤部1の上方に連続する中空ドーム状の胴部、3は該胴部2の上方に連続する伸長胴部、4は上記伸長胴部3と連続し先端部分に吸乳開口5を有する乳頭部であり、全体としては、上端方向に先細となる円錐状の形態を有している。また、この哺乳びん用乳首は、例えばシリコンゴムを圧縮成形、射出成形等することにより一体に形成するもので、全体が適度の柔軟性を有している。
鍔状の基盤部1は、図示しない哺乳びんの開口部分に対して、同じく図示しないキャップを介して装着する。また、上記基盤部1には、哺乳びんの中身のミルクが授乳により減った場合に、びん内の圧力が外気と変わらないようにするための通気孔1aが上下方向に貫通して設けられている。胴部2は、内側空間部にミルク等の飲料を収容する中空ドーム状であり、母親の***に相当する。このような構造は、従来のこの種乳首と基本的に同様の構造である。
次に、上記胴部2と連続する伸長胴部3は、その外側周面を、同心で、上方に行くほど径が小さくなる複数のリング状の突条3a、・・・で構成する。この突条3aは、図3から分かるように、実際には対応する内側面がそれぞれ凹条3b、・・・で形成されており、その肉厚はいずれの部分でも同じ肉厚である。即ち、外面側及び内面側がともに滑らかに連続する波形形状で、且つ、均一な厚さで形成され、いわば次第に先細となる蛇腹構造となっている。そのため、該伸長胴部3は、僅かな力を加えるだけで、厚みを変えることなく他の部分より容易に伸長することになる。つまり、素材の弾力性に反して厚みが薄くなってその長さが変わるのではなく、蛇腹構造によって、長さを変えることができるようにしている。従って、肉薄部分から破断するというような不都合は生じない。なお、突条3a、・・・の数は、図示した3本に限定するものではなく、任意である。
乳頭部4は、その頭頂部分をその周囲よりやや肉厚にした上で、先端部分に肉薄部4aを形成し、その肉薄部4aに吸乳開口5を設けている。
続いて、上記構成の哺乳びん用乳首の使用態様について説明する。一般に、母乳で授乳する場合、乳幼児の口に乳首を含ませると、乳幼児は自己の舌をぜん動させ、乳頭部を自己の上口蓋にある哺乳窩に押し付ける。このとき、口腔の奥側の圧力は、ほぼゼロに近い状態となっているため、陰圧による吸引力が生じている。その後、さらに舌のぜん動運動を続けると、吸引力によって乳頭部から母乳が噴出し、母乳を飲むことが出来る。このような口腔内の作用は、哺乳びんによってミルクを授乳させる場合も、ほぼ同様の作用で行われる。また、乳幼児が母乳や哺乳びん内のミルクを飲む際、上記舌のぜん動運動により乳頭部の近傍が特に伸長することが分かっている。
さらに具体的に、図4によって説明すると、本発明に係る乳首を哺乳びんに装着して乳幼児に授乳させると、図4(1)に示すように、乳首の乳頭部4をくわえる「捕獲」を行う。次に、舌(a)をぜん動運動させ、同図(2)に示しように、乳頭部4を自己の上口蓋にある哺乳窩(b)に押し付ける「吸啜」を行う。このとき、乳頭部4から伸長胴部3にかけてその長さが少し伸長するが、上記哺乳窩(b)に押し付ける側の方が、より大きく伸長する。さらに舌(a)をぜん動運動させ、同図(3)に示すように、舌(a)で搾るような動作をするとると、口腔の奥側(c)の陰圧によりミルクが乳頭部4の吸乳開口5から噴出する。即ち、「吸飲」を行う。このとき、乳頭部4及び伸長胴部3は最大に伸長している。最後に、同図(4)に示すように、舌(a)の圧力を緩めると共に、噴出したミルクを飲み込む「嚥下」を行う。このときには、乳頭部4及び伸長胴部3はその伸びが少し縮まっている。このように、(1)「捕獲」の後、(2)「吸啜」、(3)「吸飲」、(4)「嚥下」の動作を繰り返すことで、乳幼児は哺乳びん内のミルクを飲むことができる。
上述したように、上記繰り返し動作の際、乳頭部4及び伸長胴部3は舌のぜん動運動に従って、伸長乃至縮長を繰り返すことになる。本発明に係る哺乳びん用乳首は、複数の突条3aから成る蛇腹状の伸長胴部3を設けているので、舌のぜん動運動に対応して、適当な弾力性をもって軸方向に伸長乃至は縮長が可能となっている。そのため、乳幼児に対して、母親の乳首とほぼ同様の動作をするので、違和感を感じさせることなく、授乳させることができる。即ち、本発明に係る乳首の構成によれば、母親の乳首と非常に近似した伸び特性を有する乳首を提供できるものである。
また、側方からの力に対しても有効に対応する。即ち、乳首は上口蓋と舌によって挟持されているので、上口蓋に接する側と舌に接する側では作用する力の方向が異なり、特に舌と接する側は、舌のぜん動運動によって、引っ張りや潰れといった様々な方向からの力が作用する。この力に対して、複数の突条3aから成る蛇腹状の伸長胴部3は容易に変形し、あるいは復元力を発揮し、例えば上口蓋に接する側は大きく伸長し、逆に舌と接触する側は、あまり伸長せずに,又は縮長するなどして、母親の乳首とほぼ同様の動きを再現できるのである。そのため、乳幼児に不要な違和感を与えないで授乳できるのである。また、均一な厚さで肉薄部分がないから、肉薄部分がひっぱりによって破断するといったことも生じない。
1 基盤部
1a 通気孔
2 胴部
3 伸長胴部
3a 突条
3b 凹条
4 乳頭部
4a 肉薄部
5 吸乳開口

Claims (4)

  1. 哺乳びんと接続する鍔状の基盤部を下面に有する中空ドーム状の胴部と、この胴部に連続して設ける均一な厚さを有する蛇腹状の伸長胴部と、この伸長胴部と連続して設け、先端部分に吸乳開口を有する乳頭部とから成ることを特徴とする哺乳びん用乳首。
  2. 上記伸長胴部は、その外側周面に、同心で、上方に行くほど径が小さくなる複数のリング状突条を形成すると共に、その各突条と対応する内側面はいずれの部分でも肉厚が同じとなるように凹条を形成して、外側面と内側面が共に滑らかな波形形状から成る先細で均一な厚さを有する蛇腹構造とした請求項1記載の哺乳びん用乳首。
  3. 上記基盤部に通気孔を有する請求項1又は請求項2記載の哺乳びん用乳首。
  4. 全体をシリコンゴムで一体成形した請求項1から請求項3のいずれか1項記載の哺乳びん用乳首。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE466541C (de) * 1930-07-03 Karl Fervers Dr Flaschensauger
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