JP2011033092A - 管部材の角度自在継ぎ手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単に任意の角度で管部材同士を接合できる管部材の自在継ぎ手を提供する。
【解決手段】 内径が、その全長にわたって一定である円弧状の管部材の表面に、所定の角度ごとにカットラインを設けることにより、管部材同士を、簡単に任意の角度、例えば90°、105°、120°等で接合することができる。
【選択図】図1A
【解決手段】 内径が、その全長にわたって一定である円弧状の管部材の表面に、所定の角度ごとにカットラインを設けることにより、管部材同士を、簡単に任意の角度、例えば90°、105°、120°等で接合することができる。
【選択図】図1A
Description
本発明は、円弧状の管部材からなる管部材の角度自在継ぎ手に関する。
従来から、ポリ塩化ビニル管、銅管、鉄管、フレキシブル管等で構成された給・配水管等の角度を伴った管継ぎ手には、エルボやベンド等の接続用管材料が使用されてきた。しかしながら、これらの管継ぎ手には、例えばエルボを用いる場合、45°、90°、180°等の角度の違うエルボを使用しなければならず、時間がかかり煩雑であったし、また、施工現場において、例えばポリ塩化ビニル管で水道工事を行う場合、エルボが使用できない角度については、ポリ塩化ビニル管を曲げて加工する必要がある。従来は曲げようとする部分を表面からトーチランプ等の熱風により加熱して管を軟化させ、その状態で任意の角度に曲げ加工する方法が行われてきたが、この曲げ加工の方法には熟練の技術を要するため、容易ではなかった。また、上記のように曲げ加工すると、管が変形して断面積が小さくなる。
そのため、例えば、水道管として使用されているポリ塩化ビニル管等の管部材の角度自在継ぎ手として、曲げ加工のための加熱処理がいらない角度自在継ぎ手等が開発されてきた(特許文献1)。
しかしながら、前記した角度自在継ぎ手は、一対の継ぎ手同士のはめ込み深さを調整することにより、角度調整を行うものであるが、所定の角度(例えば90°、135°等)に調整するのが煩雑であり、また、部品点数が多くなり、コストアップの原因になる。また、ポリ塩化ビニルの水道管以外での使用には制限があった。
本発明は、簡単に任意の角度で管部材同士を接合できる管部材の自在継ぎ手を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、円弧状の管部材の表面に、所定の角度ごとにカットラインを設けることにより、管部材同士を、簡単に任意の角度で接合することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の構成からなる。
(1)円弧状の管部材に、所定の角度ごとにカットラインを設けたことを特徴とする。
(2)前記管部材の内径が、その全長にわたって一定である(1)に記載の自在継ぎ手。
(1)円弧状の管部材に、所定の角度ごとにカットラインを設けたことを特徴とする。
(2)前記管部材の内径が、その全長にわたって一定である(1)に記載の自在継ぎ手。
本発明の自在継ぎ手は、円弧状の管部材に所定の角度ごとに設けられたカットライン上で切断が可能であることから、部品点数を増やすことなく、管部材の接合角度を簡単に調整できるという効果が得られる。
以下、図面を用いて、本発明の自在継ぎ手を説明する。
図1Aおよび図1Bに示す本発明の実施形態を示す自在継ぎ手は、全長にわたって内径が常に一定である円筒状の管部材10からなり、管部材の表面にカットライン1を持ち、また管部材の一端に接続口3を持つ。本発明の自在継ぎ手の円筒状の管部材10の表面に所定の角度ごとに設けられた複数のカットライン1が示す角度は任意であり、特に限定されるものではないが、例えば、現場でよく使用されているエルボの角度、例えば、90°、105°、120°、135°等が設けられている方が好ましい。
図1Aおよび図1Bに示す本発明の実施形態を示す自在継ぎ手は、全長にわたって内径が常に一定である円筒状の管部材10からなり、管部材の表面にカットライン1を持ち、また管部材の一端に接続口3を持つ。本発明の自在継ぎ手の円筒状の管部材10の表面に所定の角度ごとに設けられた複数のカットライン1が示す角度は任意であり、特に限定されるものではないが、例えば、現場でよく使用されているエルボの角度、例えば、90°、105°、120°、135°等が設けられている方が好ましい。
図1Aおよび図1Bに示す上記管部材10は、カットライン1が3本引かれており、接続口3とは他端の方から、105°、120°、135°となっている。また、図示された配管11は点検掃除部30を持つY字型の配管であり、その一端に接続用筒部2を持つ。点検掃除部30は、排水管等の管部材に備えられ、配管が終了した後の、水詰まり等の掃除の際にキャップ4を開いて使用するものである。
配管11と配管12を目的の角度で接合するには、まず管部材10に示された任意のカットライン1に合わせて管部材10をカッターやスプライサー等で切断し、配管11の接続用筒部2へ接合すればよい。その後、管部材10の接続用筒部2へ配管12を接合することにより、任意の角度で配管を接合することができる。
すなわち、管部材10を切断せずに配管11の接続用筒部2へ接合すると、図1Aに示すように90°の角度にて接合することができる。また、図1Bでは、最も短く切断し、135°の角度で管部材10が配管11に接合されている。
尚、切断後の管部材10の切断片は、他の接合に活用することもできる。
配管11と配管12を目的の角度で接合するには、まず管部材10に示された任意のカットライン1に合わせて管部材10をカッターやスプライサー等で切断し、配管11の接続用筒部2へ接合すればよい。その後、管部材10の接続用筒部2へ配管12を接合することにより、任意の角度で配管を接合することができる。
すなわち、管部材10を切断せずに配管11の接続用筒部2へ接合すると、図1Aに示すように90°の角度にて接合することができる。また、図1Bでは、最も短く切断し、135°の角度で管部材10が配管11に接合されている。
尚、切断後の管部材10の切断片は、他の接合に活用することもできる。
また、管部材10は、特定の管部材でのみ使用されるものではなく、他の配管と様々な管部材を同一の角度で接合することが可能である。
すなわち、図2Aに示すように、配管11と直線状の配管13を、本発明の管部材10を用いて90°の角度で他の配管と接合したものと、図2Bに示すように、直線状の配管に接続用筒部2を接続させ、これに管部材10を接合することによって図1Aに示すものと同じく、90°の角度で接合することができる。
また、図2Aに示すように、接続口3にキャップ4を嵌入することにより、点検掃除部30となる。
すなわち、図2Aに示すように、配管11と直線状の配管13を、本発明の管部材10を用いて90°の角度で他の配管と接合したものと、図2Bに示すように、直線状の配管に接続用筒部2を接続させ、これに管部材10を接合することによって図1Aに示すものと同じく、90°の角度で接合することができる。
また、図2Aに示すように、接続口3にキャップ4を嵌入することにより、点検掃除部30となる。
本発明における管部材10の素材・形状については特に限定されず、給水管、配水管、排水管、雨水排水管等に利用されることから、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチック管、鉄、銅、ステンレス等の金属管、コンクリート管等が挙げられる。さらに、カットライン1を施工者に視覚的もしくは体感的に認識させられるように管部材上に周溝や印刷面等を備えることができ、且つ、施工現場で、容易にカッター等での切断可能な素材が好ましい。
また、本発明の管部材10と配管の組み合わせ方により、多様な配管を施工することが可能である。図3に示すように、直線状の配管13からY字型の配管11へ接合し、配管11から接続用筒部2を用いて、本発明の管部材10を90°で接合し、次に、管部材10の接続口3へ配管13を接合させ、配管13に配管11を接合し、この配管11から接続用筒部2を用いて本発明の管部材10を90°で接合し、さらに配管13を接合する。
このように角度をもって接合することにより、配管途中の障害物を回避して効率よく配管作業を行うことが可能になり、また、図3に二箇所示されているキャップ4がついた一端は、それぞれ排水管等の点検掃除部30となる。
このように角度をもって接合することにより、配管途中の障害物を回避して効率よく配管作業を行うことが可能になり、また、図3に二箇所示されているキャップ4がついた一端は、それぞれ排水管等の点検掃除部30となる。
さらに図4に示すように、直線状の配管13からY字型の配管11へ接合し、配管11から接続用筒部2を用いて、本発明の管部材10を105°で接合し、次に、管部材10の接続口3へ配管13を接合させ、配管13に配管11を接合し、この配管11から接続用筒部2を用いて本発明の管部材10を105°で接合し、さらに配管13を接合する。
また、図5に示すように、直線状の配管13からY字型の配管11へ接合し、配管11から接続用筒部2を用いて、本発明の管部材10を120°で接合し、次に、管部材10の接続口3へ配管13を接合させ、配管13に配管11を接合し、この配管11から接続用筒部2を用いて本発明の管部材10を120°で接合し、さらに配管13を接合する。
上記のように、105°、120°の角度で、それぞれで配管11と管部材10を二箇所接合することにより、障害物をより良く回避することも可能であり、且つ、同一角度で接合することにより、二つの配管13同士を平行に配置することができる。
また、図5に示すように、直線状の配管13からY字型の配管11へ接合し、配管11から接続用筒部2を用いて、本発明の管部材10を120°で接合し、次に、管部材10の接続口3へ配管13を接合させ、配管13に配管11を接合し、この配管11から接続用筒部2を用いて本発明の管部材10を120°で接合し、さらに配管13を接合する。
上記のように、105°、120°の角度で、それぞれで配管11と管部材10を二箇所接合することにより、障害物をより良く回避することも可能であり、且つ、同一角度で接合することにより、二つの配管13同士を平行に配置することができる。
1 カットライン
2 接続用筒部
3 接続口
4 キャップ
10 管部材
11 配管
12 配管
13 配管
30 点検掃除部
2 接続用筒部
3 接続口
4 キャップ
10 管部材
11 配管
12 配管
13 配管
30 点検掃除部
Claims (2)
- 円弧状の管部材に、所定の角度ごとにカットラインを設けたことを特徴とする自在継ぎ手。
- 前記管部材の内径が、その全長にわたって一定である請求項1に記載の自在継ぎ手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009178432A JP2011033092A (ja) | 2009-07-30 | 2009-07-30 | 管部材の角度自在継ぎ手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009178432A JP2011033092A (ja) | 2009-07-30 | 2009-07-30 | 管部材の角度自在継ぎ手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011033092A true JP2011033092A (ja) | 2011-02-17 |
Family
ID=43762370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009178432A Pending JP2011033092A (ja) | 2009-07-30 | 2009-07-30 | 管部材の角度自在継ぎ手 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011033092A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186288U (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-10 | 長谷川 武夫 | 配管継手 |
JP2001004088A (ja) * | 1999-06-21 | 2001-01-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 異径マイターベンドの製作方法 |
-
2009
- 2009-07-30 JP JP2009178432A patent/JP2011033092A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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