JP2011032803A - 枠組壁工法における根太の取付構造及び枠組壁工法 - Google Patents

枠組壁工法における根太の取付構造及び枠組壁工法 Download PDF

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Abstract

【課題】接合具の使用時や地震の発生時等に根太が損傷するおそれを抑制することのできる枠組壁工法における根太の取付構造及び枠組壁工法を提供する。
【解決手段】枠組壁工法用の起立した複数の耐力壁パネル1の上端部に上枠2と頭つなぎ3とを積層固定し、この頭つなぎ3上に2階用の根太10を取り付ける構造で、根太10に長い複数のビス14を縦に螺挿してその根太10を貫通した各先端部を頭つなぎ3内に位置させる。抜け易い釘を主に使用するのではなく、強い締結効果と引き寄せ効果を発揮するビス14を主に根太10を固定するので、根太10が耐力壁パネル1から簡単に分離したり、損傷するのを抑制防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、木造住宅の建築に用いられる枠組壁工法における根太の取付構造及び枠組壁工法に関するものである。
木造住宅の建築には、高い耐震性、耐火性、断熱性、気密性、防音性を得る観点から、枠組壁工法(木造枠組壁工法、あるいは2×4工法ともいう)が採用されている(特許文献1、2、3参照)が、この枠組壁工法で木造住宅の2階部分を構築する場合には、図示しない1階用の耐力壁パネルの上部に2階用の根太を複数の釘により固定するようにしている。
根太は、例えば桧や杉松等を使用して横木に形成され、耐力壁パネルの上部に複数本が配列固定されており、2階用の床板を支持するよう機能する。
特開2006‐225871号公報 特開2005‐322443号公報 特開平11‐315609号公報
従来における枠組壁工法は、以上のように1階用の耐力壁パネルの上部に2階用の根太を釘により単に固定しているので、根太が耐力壁パネルから分離したり、損傷しやすく、特に釘の打ち込み時、あるいは地震の発生時には根太が釘の周辺から破断するおそれが少なくない。
本発明は上記に鑑みなされたもので、接合具の使用時や地震の発生時等に根太が損傷するおそれを抑制することのできる枠組壁工法における根太の取付構造及び枠組壁工法を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、枠組壁工法用の起立した耐力壁の上部に根太を取り付けた構造であって、
根太に雄螺子部材を螺挿(ねじ込んで入れる)してその先端部を耐力壁の上部内に位置させるようにしたことを特徴としている。
なお、耐力壁の上端部に頭つなぎを固定し、この頭つなぎ上に根太を複数の雄螺子部材を介して螺着するとともに、各雄螺子部材の根太を貫通した先端部を頭つなぎ内に位置させることが好ましい。
また、頭つなぎ上に根太を複数の釘により固定し、各釘を根太の内外横方向から頭つなぎに向けて傾斜させることが好ましい。
また、本発明においては上記課題を解決するため、枠組壁工法用の起立した耐力壁の上端部に頭つなぎを固定し、この頭つなぎ上に根太を取り付ける工法であって、
根太に複数の雄螺子部材を螺挿してその根太を貫通した先端部を頭つなぎ内に位置させることを特徴としている。
ここで、特許請求の範囲における枠組壁工法には、少なくとも2×4工法や類似の工法が含まれる。また、耐力壁、根太、雄螺子部材の数は、単数複数を特に問うものではない。根太は、2階用でも良いし、3階用でも良い。雄螺子部材には、各種のネジ、ビス、ボルト等が含まれる。この雄螺子部材の螺挿には、少なくとも螺嵌、螺設、螺着、螺入等の技術が含まれる。
本発明によれば、枠組壁工法で住宅等の根太を固定する場合には、耐力壁の上部に根太を重ねて配置し、この根太に雄螺子部材を螺締めすれば、雄螺子部材の締結作用と引き寄せ作用とにより、耐力壁の上部に根太を締結固定することができる。
本発明によれば、接合具の使用時や地震の発生時等に根太が損傷するおそれを抑制することができるという効果がある。
また、耐力壁の上端部に頭つなぎを固定し、この頭つなぎ上に根太を複数の雄螺子部材を介して螺着するとともに、各雄螺子部材の根太を貫通した先端部を頭つなぎ内に位置させれば、並んだ複数の耐力壁を強固に接合することができる。
さらに、頭つなぎ上に根太を複数の釘により固定し、各釘を根太の内外横方向から頭つなぎに向けて傾斜させれば、根太が抜けにくくなるので、根太の脱落防止が期待できる。
本発明に係る枠組壁工法における根太の取付構造及び枠組壁工法の実施形態を模式的に示す断面説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明すると、本実施形態における枠組壁工法における根太の取付構造は、図1に示すように、1階用の複数の耐力壁パネル1に上枠2と頭つなぎ3とを固定し、頭つなぎ3上に2階用の受け木である根太10を取り付ける構造で、根太10に長い複数のビス14を縦に螺挿して締結固定するようにしている。
複数の耐力壁パネル1は、構築された1階用床の周囲に並べて起立して立設され、上端部に横木である上枠2と頭つなぎ3とが重ねて積層固定されており、1階用の天井4を水平に支持するよう機能する。各耐力壁パネル1は、中空の木枠5を備え、この木枠5にグラスウールからなる断熱材6や配線パーツ等が複数の仕切り板を介して内蔵され、木枠5の内外両面には構造用合板7と石膏ボード8とがそれぞれ貼着されており、木枠5と石膏ボード8との間には、結露を防止する防湿気密フィルム9が介在配備される。
上枠2と頭つなぎ3とは、例えば桧、杉、欧州アカ松等を使用して細長い断面矩形にそれぞれ形成され、複数の耐力壁パネル1の上端部に釘打ち固定されており、複数の耐力壁パネル1の接合強度を増大させるよう機能する。また、天井4は、耐力壁パネル1の石膏ボード8の上部にシーリング材を介して支持される中空の木枠5を備え、この木枠5の内部にグラスウールからなる断熱材6等が充填され、木枠5の下面には、耐火性や遮音性に優れる石膏ボード8が貼着されており、木枠5と石膏ボード8との間には、結露防止用の防湿気密フィルム9が介装される。
根太10は、例えば桧、杉、欧州アカ松等を使用して細長い断面矩形の横木に形成され、平坦な頭つなぎ3の上面に複数本が複数の釘13を介して配列固定されており、上方に位置する2階用の床板11と耐力壁パネル1Aとを支持する。この根太10は、上面にビス14用の螺子穴12が間隔をおいて複数穿孔され、外面には装飾用の構造用合板7Aが釘打ち固定される。複数の螺子穴12は、図の左右方向や奥方向に間隔をおいて並べて穿孔される。複数の釘13は、根太10の内外横方向から下方の頭つなぎ3に向け、それぞれ傾けて打ち込まれ、先端部が徐々に接近する。
各ビス14は、例えば長い軸部の周面に螺子山が形成され、先端部が食い付き性向上の観点から細かい二条螺子等に形成されており、頭部の螺子山が緩み防止の観点から逆螺子に形成される。このようなビス14は、根太10の螺子穴12に上方から縦に螺挿され、根太10の下面を貫通した先端部が上枠2や頭つなぎ3内に螺嵌されることで、頭つなぎ3に根太10を隙間なく固定する。
上記構成において、枠組壁工法で木造住宅の2階部分の根太10を固定する場合には、先ず、1階用の耐力壁パネル1の上端部に上枠2と頭つなぎ3とを順次固定し、頭つなぎ3上に2階用の根太10を重ねて配置し、この根太10の予め穿孔しておいた複数の螺子穴12にビス14を上方からそれぞれ螺締めするとともに、複数の釘13を根太10の内外横方向から頭つなぎ3方向にそれぞれ斜め打ちすれば、2階用の根太10を隙間なく強固に締結固定することができる。
上記構成によれば、抜け易い釘を主に使用するのではなく、強い締結効果と引き寄せ効果を発揮するビス14を主に根太10を固定するので、根太10が耐力壁パネル1から簡単に分離したり、損傷するのを抑制防止することができる。また、釘の打ち込み時や地震の発生時に根太10が釘の周辺から破断するおそれを有効に払拭することができる。さらに、複数の釘13を単に打ち込むのではなく、根太10から頭つなぎ3に斜め打ちして抜けにくくするので、根太10の抜脱防止が大いに期待できる。
なお、上記実施形態では耐力壁パネル1を単に示したが、様々な種類の耐力壁パネル1を使用しても良く、又耐力壁パネル1・1Aに筋交い等を固定しても良い。また、複数の釘13を根太10の内外横方向から頭つなぎ3方向にそれぞれ斜め打ちしてビス14の螺締め固定に釘13の固定を併用したが、何らこれに限定されるものではなく、必要に応じて釘13の固定を省略しても良い。
1 耐力壁パネル(耐力壁)
1A 耐力壁パネル(耐力壁)
2 上枠(耐力壁の上部)
3 頭つなぎ(耐力壁の上部)
10 根太
11 床板
12 螺子穴
13 釘
14 ビス(雄螺子部材)

Claims (4)

  1. 枠組壁工法用の起立した耐力壁の上部に根太を取り付けた枠組壁工法における根太の取付構造であって、
    根太に雄螺子部材を螺挿してその先端部を耐力壁の上部内に位置させるようにしたことを特徴とする枠組壁工法における根太の取付構造。
  2. 耐力壁の上端部に頭つなぎを固定し、この頭つなぎ上に根太を複数の雄螺子部材を介して螺着するとともに、各雄螺子部材の根太を貫通した先端部を頭つなぎ内に位置させた請求項1記載の枠組壁工法における根太の取付構造。
  3. 頭つなぎ上に根太を複数の釘により固定し、各釘を根太の内外横方向から頭つなぎに向けて傾斜させた請求項2記載の枠組壁工法における根太の取付構造。
  4. 枠組壁工法用の起立した耐力壁の上端部に頭つなぎを固定し、この頭つなぎ上に根太を取り付ける枠組壁工法であって、
    根太に複数の雄螺子部材を螺挿してその根太を貫通した先端部を頭つなぎ内に位置させることを特徴とする枠組壁工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018017090A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 建物ユニット

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