JP2011032645A - 勾配天井の支持部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 勾配天井の支持部において、勾配ランナへのスタッドの差し込み長さを確保し、該勾配ランナへの荷重を小さくすることで、該支持部の強度を確保する。
【解決手段】 勾配天井10の支持部構造として、一方の壁面11に突出して設けられる上側野縁13と、他方の壁面12に突出して設けられる下側野縁14と、上側野縁の鉛直面13aに取付け固定され斜め下向きコ字状を呈する上側勾配ランナ21と、下側野縁の鉛直面14aに取付け固定され斜め上向きコ字状を呈する下側勾配ランナ22と、上端側が上側勾配ランナに差し込まれて保持され下端側が下側勾配ランナに差し込まれることで保持されるスタッド23を備える。下側野縁の上面先端部を下側勾配ランナの取付面の上端よりも低く位置付けるとともに、下側野縁に固定される下側勾配ランナの鉛直な取付面22aの上側部分(24)を、壁面方向に折り曲げ形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、屋内において所定の勾配で傾斜して配置される勾配天井に関し、特にこの勾配天井の支持部構造に関する。
木造建築物等において、屋根の形状、あるいは装飾性などを目的として、屋内の天井を勾配天井とすることが広く行われている。
この種の勾配天井は、一般に、室内を形成する相対向する壁面の高さ位置が異なる部分から室内側に突出して設けられた上、下側野縁と、これらの上、下側野縁に取付け固定される上、下側勾配ランナと、これらの勾配ランナ間に掛け渡して設けられたスタッドなどからなる支持部の室内側に、耐火ボード等からなる天井材を取付け固定することにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−254472号公報
ところで、上述した勾配天井の支持部構造によれば、勾配を急にした場合には、勾配ランナが傾斜した分だけ、該勾配ランナに対して保持されるスタッドの端部の差し込みできない部分の長さが長くなってしまう。すると、スタッドを受ける部分が壁から離れてしまい、結果として勾配ランナに大きな荷重(モーメント)が加わることになる。
したがって、この種の勾配天井の支持部構造では、大きな荷重を受けるためにランナの肉厚を厚くする等、支持部全体を堅牢に、しかも強固に構成することが必要となり、材料が増えることによるコスト上昇や、増えた材料で部材重量が増えることから、施工時の作業性の低下を招くという問題が生じる虞れがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、勾配天井において勾配を急にした場合の勾配ランナ、特に下側勾配ランナへのスタッド下端側の差し込み長さを確保し、該勾配ランナへの荷重を小さくすることにより、勾配天井の支持部における強度を充分に確保することができる勾配天井の支持部構造を得ることを目的とする。
このような目的に応えるために本発明(請求項1記載の発明)に係る勾配天井の支持部構造は、相対向する壁面に突設した上側および下側野縁の鉛直面に取付け固定され全体がほぼ斜めコ字状を呈する上側および下側勾配ランナと、これら間に差し込まれて保持されるスタッドを備え、相対向する壁面間に傾斜して掛け渡される勾配天井の支持部構造であって、前記下側野縁の上面先端部を前記下側勾配ランナの取付面の上端よりも低く位置付けるとともに、前記下側野縁に固定される下側勾配ランナの鉛直な取付面の上側部分を、壁面方向に傾斜させて形成したことを特徴とする。
本発明(請求項2記載の発明)に係る勾配天井の支持部構造は、請求項1記載の勾配天井の支持部構造において、前記下側勾配ランナの取付面の壁面方向に傾斜した上側部分の傾斜角度は、前記勾配天井の勾配に対して直角以上とされていることを特徴とする。
本発明(請求項3記載の発明)に係る勾配天井の支持部構造は、請求項1または請求項2記載の勾配天井の支持部構造において、前記下側勾配ランナは鋼製板材を折り曲げることにより形成されていることを特徴とする。
本発明(請求項4記載の発明)に係る勾配天井の支持部構造は、請求項1、請求項2または請求項3記載の勾配天井の支持部構造において、前記下側野縁の先端部上縁が下側勾配ランナの取付面に形成された屈曲部に係合されることを特徴とする。
以上説明したように本発明に係る勾配天井の支持部構造によれば、下側野縁に固定される下側勾配ランナの鉛直な取付面の上側部分を、壁面方向に傾斜させて形成するようにしたので、勾配ランナ、特に下側勾配ランナに対してのスタッド下端部の差し込み長さを充分に確保することが可能であり、これにより下側勾配ランナへの荷重が小さくなり、これにより充分な支持強度を確保することができる等の種々優れた効果がある。
また、本発明によれば、下側勾配ランナの取付面の傾斜した上側部分の傾斜角度を勾配に対し直角以上としているから、スタッドの下端部の下側勾配ランナに対する差し込み長さを傾斜している部分に当接して位置決めされるまで差し込んで保持させることが可能で、上述した効果を最大限に発揮させ得るものである。
さらに、本発明によれば、下側勾配ランナを鋼製板材の折り曲げで形成しているから、簡単な構造であるにもかかわらず、この勾配ランナを簡単にしかも安価に加工することができる。
また、本発明によれば、下側野縁の先端部上縁が下側勾配ランナの取付面に形成された屈曲部に係合して位置決めされるように構成しているから、これらの部品の組み付けなどが容易に行え、位置決め作業も簡単である等の利点がある。
本発明に係る勾配天井の支持部構造の一実施形態を示し、要部構成の概略断面図である。 図1の勾配天井の支持部構造において、施工状態を説明するための説明図である。
図1および図2は本発明に係る勾配天井の支持部構造の一実施形態を示す。
これらの図において、全体を符号10で示す勾配天井は、鋼製天井として構成されており、相対向する壁面11,12間に傾斜して掛け渡されている。
この勾配天井10の支持部は、一方の壁面11に突出して設けられる上側野縁13と、他方の壁面12に突出して設けられる下側野縁14と、前記上側野縁12の鉛直面13aに取付け固定され斜め下向きコ字状を呈する上側勾配ランナ21と、前記下側野縁14の鉛直面14aに取付け固定され斜め上向きコ字状を呈する下側勾配ランナ22と、上端側が前記上側勾配ランナ21に差し込まれて保持され、下端側が前記下側勾配ランナ22に差し込まれることで保持されるスタッド23とから構成されている。
ここで、上述した上側勾配ランナ21と下側勾配ランナ22とは、鋼製板材をほぼコ字状に折り曲げ形成することにより形成されている。すなわち、これらの勾配ランナ21,22は、上、下側野縁13,14の鉛直面13a,14aに取付け固定される鉛直な取付面21a,22aと、これらの取付面21a,22aの上、下縁を折り曲げ形成することにより上、下側折り曲げ片21b,21c:22b,22cとから構成されている。
なお、上側勾配ランナ21においては、取付面21aの上、下縁から斜め下向きコ字状を呈するように、折り曲げ片21b,21cが折り曲げ形成されている。
また、下側勾配ランナ22は、取付面22aの上、下縁が斜め上向きコ字状を呈するように折り曲げ片22b,22cが折り曲げ形成されている。そして、この下側勾配ランナ22において、取付面22aの上側部分が、壁面方向に傾斜するように屈曲部を介して折り曲げ形成されている。
本発明によれば、上述した勾配天井10の支持部構造において、下側野縁14の上面先端部を、下側勾配ランナ22の取付面22aの上端よりも低く位置付けるとともに、前記下側野縁14に固定される下側勾配ランナ22の鉛直な取付面22aの上側部分(24)を、壁面方向に傾斜するように折り曲げ形成したところに特徴を有している。
ここで、上述した下側勾配ランナ22の取付面22aの上側の折り曲げ部分24の傾斜角度は、勾配天井10の勾配に対し直角、またはそれ以上とされている。
したがって、このような構成によれば、該下側勾配ランナ22に対してのスタッド23の下端部23bの差し込みを、上記の折り曲げ部分24の存在によって、該折り曲げ部分24に当接するまで差し込むことが可能であり、これにより差し込み長さを必要かつ充分に確保することができる。そして、このように勾配ランナ22へのスタッド23の差し込み長さを確保し得る構成では、勾配ランナ22への荷重が小さくなり、これにより充分な支持強度を確保することができるのである。
ここで、上述した勾配天井10の支持部は、図2に示すようにして組み立てられる。
すなわち、相対向する壁面11,12にそれぞれ勾配天井の傾斜角度に合わせて上下に段差をもって上側野縁13、下側野縁14がビス(図示せず)等で取付け固定されている。
このような上側野縁13、下側野縁14の鉛直面13a,14aに対し、上側勾配ランナ21、下側勾配ランナ22が、それぞれの鉛直な取付面21a,22aを当接させた状態で、ビス15,16で取付け固定されている。なお、図2中30は打ち込み機である。
ここで、上側勾配ランナ21、下側勾配ランナ22は、それぞれ全体がほぼコ字状を呈するように形成されており、上側折り曲げ片21b,22bおよび下側折り曲げ片21c,22cを備えている。なお、上側勾配ランナ21の上側折り曲げ片21bには、前記ビス15をランナ21の取付面21aを介して野縁13に打ち込むための穴21dが形成されている。
そして、上、下の勾配ランナ21,22間にスタッド23の上端部23a、下端部23bを順次差し込んで保持させることにより、固定する。
なお、上、下の勾配ランナ21,22の折り曲げ片21b,21c:22b,22cの長さは、スタッド23を所要の状態で差し込み保持できる程度の長さをもって形成されている。また、このスタッド23の長さは、上、下の勾配ランナ21,22間の間隔寸法に上、下の勾配ランナ21,22での差し込み保持長さを加えた長さにほぼ等しい長さで形成されている。
また、上述した長さをもつスタッド23は、始めに、図2に示すように、上側勾配ランナ21側に上端部23aを差し込んで保持させるとともに、下端部23bを下側勾配ランナ22に差し込んで保持させることで、両勾配ランナ21,22間に勾配した状態で掛け渡されるようになっている。
なお、スタッド23は、図2の紙面方向に長尺に形成されている下側勾配ランナ22に対し、該紙面方向に斜めに傾斜させて上、下折り曲げ片22b,22c間に差し込むできるようにすることで組立可能である。
以上のようにすれば、スタッド23の下端部23bを、下側勾配ランナ22の上、下の折り曲げ片22b,22c間に差し込んで保持させることができるものである。そして、この差し込み保持させる際の差し込み長さを最大限に確保することが可能であり、これにより勾配ランナ22への荷重が小さくなり、これにより充分な支持強度を確保することができる。
特に、このような構成において、スタッド23の勾配ランナ22への差し込み長さを最大にするには、勾配天井10の傾斜角度に合わせて折り曲げ角度を設定すればよい。
そして、このようにして組み立てられる支持部に、耐火ボード等からなる天井材26を固定金具を介して固定することで、勾配天井10が形成されることになる。
なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、勾配天井10の支持部構造を構成する各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。
10 勾配天井
11 壁面
12 壁面
13 上側野縁
13a 鉛直面
14 下側野縁
14a 鉛直面
15 ビス
16 ビス
21 上側勾配ランナ
21a 鉛直な取付面
22 下側勾配ランナ
22a 鉛直な取付面
23 スタッド
23a 上端部
23b 下端部
24 折り曲げ部分(傾斜部分)
26 天井材
30 打ち込み機

Claims (4)

  1. 相対向する壁面に突設した上側および下側野縁の鉛直面に取付け固定され全体がほぼ斜めコ字状を呈する上側および下側勾配ランナと、これら間に差し込まれて保持されるスタッドを備え、相対向する壁面間に傾斜して掛け渡される勾配天井の支持部構造であって、
    前記下側野縁の上面先端部を前記下側勾配ランナの取付面の上端よりも低く位置付けるとともに、
    前記下側野縁に固定される下側勾配ランナの鉛直な取付面の上側部分を、壁面方向に傾斜させて形成したことを特徴とする勾配天井の支持部構造。
  2. 請求項1記載の勾配天井の支持部構造において、
    前記下側勾配ランナの取付面の壁面方向に傾斜した上側部分の傾斜角度は、前記勾配天井の勾配に対して直角以上とされていることを特徴とする勾配天井の支持部構造。
  3. 請求項1または請求項2記載の勾配天井の支持部構造において、
    前記下側勾配ランナは鋼製板材を折り曲げることにより形成されていることを特徴とする勾配天井の支持部構造。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3記載の勾配天井の支持部構造において、
    前記下側野縁の先端部上縁が下側勾配ランナの取付面に形成された屈曲部に係合されることを特徴とする勾配天井の支持部構造。
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