JP2011032057A - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、適切な頻度で紙粉を搬送することができる用紙搬送装置、および、その用紙搬送装置を備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
用紙Pを搬送するレジストローラ12と、レジストローラ12に付着した紙粉を除去する紙粉取りローラ13、および、レジストローラ12から除去した紙粉を左右方向に搬送するオーガ44と、本体ケーシング2に対して着脱自在に設けられる給紙トレイ6とを備え、給紙トレイ6の着脱に連動してオーガ44を駆動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、用紙を搬送するための用紙搬送装置、および、その用紙搬送装置を備える画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置は、感光ドラムに形成される静電潜像が、トナーによって現像され、現像された可視像が、給紙ローラによって給紙される用紙に転写されることにより、用紙に所定の画像が形成される。
このような画像形成装置では、たとえば、用紙が給紙ローラによって給紙トレイからピックアップされるときなどに、用紙表面が摩擦され、用紙上に紙紛を生じる場合がある。そのため、そのような紙紛を除去するための紙紛取り装置を、用紙の搬送方向における給紙ローラと感光ドラムとの間に備えているものが知られている。
そのような紙紛取り装置としては、たとえば、駆動ローラと、駆動ローラに対向する紙紛取りローラと、紙紛取りローラに付着した紙粉を掻き取るスポンジ部材と、スポンジ部材によって掻き取られた紙粉を搬送するオーガとを備えて、用紙が駆動ローラと紙紛取りローラとの間を通過するときに、用紙上から紙紛を取り除いた後、紙紛取りローラに付着した紙紛を、スポンジ部材によって掻き落とし、オーガによって搬送するように構成される第2紙粉取りユニットが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2002−108153号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載の紙粉取りユニットでは、駆動ローラの端部には、モータからの駆動力が入力される入力ギヤが設けられており、オーガの端部には、入力ギヤと噛み合うオーガ駆動ギヤが設けられている。そして、入力ギヤに入力された駆動力がオーガ駆動ギヤに伝達されることにより、オーガが回転する。
そのため、用紙の搬送時には、スポンジ部材に紙粉がほとんど堆積しておらず、オーガを回転させる必要がない場合においても、常にオーガが回転しており、駆動ローラおよびオーガの回転負荷が、オーガ駆動ギヤおよび入力ギヤを介して、常にモータに作用している。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、適切な頻度で紙粉を搬送することができる用紙搬送装置、および、その用紙搬送装置を備える画像形成装置を提供することにある。
上記した目的を達成するため、本発明は、用紙搬送装置であって、用紙を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラに接触され、紙粉を除去する紙粉除去手段と、手動操作によって、第1位置と、前記第1位置と間隔を隔てた第2位置との間を往復移動される移動部材とを備え、前記紙粉除去手段は、前記移動部材の往復移動に連動して駆動されることによって、紙粉を前記軸方向に沿って搬送する紙粉搬送手段を備えることを特徴としている。
本発明によれば、手動操作によって往復移動される移動部材の往復移動に連動して紙粉搬送手段が駆動されることにより、紙粉が搬送される。
そのため、紙粉搬送手段は、搬送ローラとともに常に駆動することなく、移動部材を手動操作する頻度で、紙粉を搬送することができる。
その結果、簡易な構成で、適切な頻度で紙粉を搬送することができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタの第1実施形態を示す側断面図である。 図1に示される給紙部の斜視図である。 図1に示される給紙部の側面図である。 本発明の第2実施形態における用紙搬送ユニットとフロントカバーとを示す斜視図である。 図4に示す用紙搬送ユニットの動作を説明するための説明図であって、フロントカバーが閉鎖されている状態を示す。 図5に続く用紙搬送ユニットの動作を説明するための説明図であって、フロントカバーを開放する途中の状態を示す。 本発明の第3実施形態における用紙搬送ユニットとプロセスユニットとを示す斜視図である。 図7に示す用紙搬送ユニットの動作を説明するための説明図であって、プロセスユニットを引き出す前の状態を示す。 図8に続く用紙搬送ユニットの動作を説明するための説明図であって、プロセスユニットを引き出す途中の状態を示す。 本発明の第4実施形態における用紙搬送ユニットと転写ユニットとを示す側面図である。 図10に示すベルトリリースレバーを回動させた状態を示す側面図である。 図10に示す用紙搬送ユニットの動作を説明するための説明図であって、ベルトリリースレバーを回動させる前の状態を示す。 図12に続く用紙搬送ユニットの動作を説明するための説明図であって、ベルトリリースレバーを回動させた状態を示す。
1.カラーレーザプリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタ1の第1実施形態は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラーレーザプリンタである。カラーレーザプリンタ1は、装置本体の一例としての本体ケーシング2内に、用紙Pを給紙するための給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部4とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、給紙部3および画像形成部4を収容する側面視略矩形状のボックス形状に形成されており、その一方側壁には、後述するプロセスユニット15を着脱させるためのカバーの一例としてのフロントカバー5が設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー5が設けられる側(図1における左側)を前側とし、その反対側(図1における右側)を後側とする。また、カラーレーザプリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が右側であり、紙面奥側が左側である。
(2)給紙部
給紙部3は、用紙Pを収容する給紙トレイ6を備えている。給紙トレイ6は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着されている。
また、給紙部3は、給紙ローラ7、分離ローラ8、分離パッド9、前後1対の補助ローラ10、給紙パス11、搬送ローラの一例としてのレジストローラ12、および、紙粉取りローラ13を備えている。
給紙ローラ7は、給紙トレイ6の前端部上方に配置されている。
分離ローラ8は、給紙トレイ6の左右方向略中央において、給紙ローラ7の前方に、給紙ローラ7に対して前後方向にわずかに間隔を隔てて対向配置されている。
分離パッド9は、給紙トレイ6の左右方向略中央において、分離ローラ8の下方に配置され、分離ローラ8に対して下方から接触されている。
両補助ローラ10は、分離ローラ8の前方斜め上方に配置され、互いに前後方向に対向配置されている。
給紙パス11は、補助ローラ10の上方に配置され、両補助ローラ10の対向部分から上方に向かって延びるとともに、上端部が後方に向かって屈曲するように形成されている。
レジストローラ12および紙粉取りローラ13は、給紙パス11の途中に配置されており、前後方向において互いに対向配置されている。
給紙トレイ6内の最上位にある用紙Pは、給紙ローラ7の回転によって分離ローラ8と分離パッド9との対向部分へ供給され、それらによって1枚ごとに捌かれる。その後、用紙Pは、両補助ローラ10にガイドされながら分離ローラ8から給紙パス11へ給紙される。その後、用紙Pは、給紙パス11にガイドされながら、レジストローラ12と紙粉取りローラ13との対向部分へ供給され、所定のレジスト後、感光ドラム20(後述)と搬送ベルト27(後述)との間に搬送される。そして、用紙Pがレジストローラ12と紙粉取りローラ13との間を通過するときに、紙粉取りローラ13によって、用紙Pに付着している紙粉が取り除かれる。
(3)画像形成部
画像形成部4は、スキャナユニット14、プロセスユニット15、転写ユニット16、および定着ユニット17を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット14は、本体ケーシング2の上部に配置されている。スキャナユニット14は、破線で示すように、4つの感光ドラム20(後述)に向けて、画像データに基づいて、レーザービームをそれぞれ出射し、感光ドラム20(後述)を露光する。
(3−2)プロセスユニット
(3−2−1)プロセスユニットの構成
プロセスユニット15は、スキャナユニット14の下方であって、転写ユニット16の上方に配置されており、保持部材の一例としての1つのプロセスフレーム18と、各色に対応する現像ユニットの一例としての4つの現像カートリッジ19とを備えている。
プロセスフレーム18は、本体ケーシング2に対して、前後方向に沿って往復することにより着脱自在に設けられ、感光体の一例としての感光ドラム20およびスコロトロン型帯電器21を保持している。
感光ドラム20は、左右方向に沿うように、前後方向に間隔を隔てて、4つ、並列配置されている。
スコロトロン型帯電器21は、感光ドラム20の斜め後側上方に、感光ドラム20と間隔を隔てて対向配置されている。
各現像カートリッジ19は、各感光ドラム20に対応するように、それぞれ感光ドラム20の上側において、プロセスフレーム18に着脱自在に保持されている。また、各現像カートリッジ19は、それぞれ、現像ローラ22を備えている。
現像ローラ22は、現像カートリッジ19の下端において、後方斜め下方が露出するように、回転自在に支持されており、感光ドラム20に対して前方斜め上方から接触するように配置されている。
なお、現像カートリッジ19は、現像ローラ22にトナーを供給する供給ローラ23、現像ローラ22に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード24を備え、それらの上方の空間には、各色に対応する現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
(3−2−2)プロセスユニットでの現像動作
現像カートリッジ19内のトナーは、供給ローラ23に供給され、さらに、現像ローラ22に供給され、供給ローラ23と現像ローラ22との間で正極性に摩擦帯電される。
現像ローラ22に供給されたトナーは、現像ローラ22の回転に伴って、層厚規制ブレード24によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ22の表面に担持される。
一方、感光ドラム20の表面は、感光ドラム20の回転に伴って、スコロトロン型帯電器21により一様に正帯電された後、スキャナユニット14からのレーザービーム(図1破線参照。)の高速走査により露光される。これにより、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が感光ドラム20の表面に形成される。
感光ドラム20がさらに回転すると、現像ローラ22の表面に担持され、かつ、正帯電されているトナーが、感光ドラム20の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム20の静電潜像は可視像化され、感光ドラム20の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−3)転写ユニット
転写ユニット16は、本体ケーシング2内において、給紙部3の上方であって、プロセスユニット15の下方において、前後方向に沿って配置されている。転写ユニット16は、駆動ローラ25、従動ローラ26、エンドレスベルトの一例としての搬送ベルト27、および4つの転写ローラ28を備えている。
駆動ローラ25および従動ローラ26は、前後方向に間隔を隔てて対向配置されている。
搬送ベルト27は、各感光ドラム20に対して上下方向に対向し、その上側部分が各感光ドラム20と接触するように、駆動ローラ25および従動ローラ26の周りに巻回されている。また、搬送ベルト27は、駆動ローラ25の駆動により、各感光ドラム20と接触する搬送ベルト27の上側部分が前方から後方に向かって移動するように、周回移動されている。
各転写ローラ28は、各感光ドラム20と、それぞれ搬送ベルト27の上側部分を挟んで対向するように、設けられている。
そして、給紙部3から給紙された用紙Pは、搬送ベルト27によって、前側から後側に向かって、各感光ドラム20と各転写ローラ28とが対向する転写位置を順次通過するように搬送される。その搬送中に、各感光ドラム20に担持されている各色のトナー像が、用紙Pに順次転写され、カラー画像が形成される。
また、転写ユニット16の下方には、クリーニングユニット92が設けられている。クリーニングユニット92は、搬送ベルト27の表面に付着した廃トナーを、除去し、貯留する。
(3−4)定着ユニット
定着ユニット17は、転写ユニット16の後方に配置され、加熱ローラ29、および加熱ローラ29に対向する加圧ローラ30を備えている。転写ユニット16において、用紙Pに転写されたカラー画像は、用紙Pが加熱ローラ29と加圧ローラ30との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Pに熱定着される。
(4)排紙
トナー像が定着した用紙Pは、Uターンパスからなる排紙パス31を通過して、排紙ローラ32に向けて搬送され、排紙ローラ32によって、スキャナユニット14の上方に形成される排紙トレイ33上に排紙される。
2.給紙部の詳細
給紙部3は、上述し、図2および図3に示すように、移動部材の一例としての給紙トレイ6と、用紙搬送装置の一例としての用紙搬送ユニット41とを備えている。
給紙トレイ6は、前後方向に延びる平面視略矩形の有底枠形状に形成され、本体ケーシング2に対して前後方向に往復することにより着脱自在に設けられている。給紙トレイ6は、トレイカバー50、用紙収容部40、および、ラック部42を備えている。
トレイカバー50は、給紙トレイ6の前端部に設けられ、給紙トレイ6が本体ケーシング2に装着されているときに給紙部3を前方から被覆するように、本体ケーシング2の左右方向長さと略同じ左右方向長さに形成されている。また、トレイカバー50は、前端面の左右方向略中央において、ユーザーが把持するための把持部51を備えている。
用紙収容部40は、トレイカバー50の後方に設けられている。用紙収容部40の前後方向長さは、本体ケーシング2の前後方向長さよりやや短く、その左右方向長さは、トレイカバー50の左右方向長さよりも短い。
ラック部42は、用紙収容部40の右側壁の前端部の上端縁において、前後方向に沿って延びるように設けられている。
用紙搬送ユニット41は、本体ケーシング2に装着されている給紙トレイ6の前端部の上方において、本体ケーシング2に固定されている。用紙搬送ユニット41は、フレーム43、左右1対のレジストローラ12、紙粉取りローラ13および紙粉搬送手段の一例としてのオーガ44を備えている。
フレーム43は、左右方向に沿って延びる略ボックス形状に形成されている。フレーム43は、用紙収容部40の左右方向長さよりもやや長い左右方向長さに形成されている。フレーム43は、紙粉受け部52を備えている。また、フレーム43の右端部には、ギヤ列49が設けられている。
紙粉受け部52は、紙粉取りローラ13およびオーガ44を左右方向すべてにわたって下方から被覆するように、紙粉取りローラ13およびオーガ44の下方において、フレーム43の左右両側壁間に架設されている。
ギヤ列49は、給紙トレイ6のラック部42と、オーガ44のオーガ駆動ギヤ45(後述)とに噛合され、ラック部42とオーガ駆動ギヤ45(後述)とを動力伝達可能に連結している。ギヤ列49は、第1アイドルギヤ46、第2アイドルギヤ47、第3アイドルギヤ48を備えている。
第1アイドルギヤ46は、フレーム43の下端部において回転自在に設けられている。第1アイドルギヤ46は、ラック部42に上方から噛合する。
第2アイドルギヤ47は、第1アイドルギヤ46の上方において回転自在に設けられ、第1アイドルギヤ46に上方から噛合している。
第3アイドルギヤ48は、第2アイドルギヤ47の上方において回転自在に設けられ、第2アイドルギヤ47に上方から噛合している。
両レジストローラ12は、給紙トレイ6の左右方向長さの約半分の左右方向長さに形成されている。両レジストローラ12は、軸心を共有するように左右方向に互いに間隔を隔てて直列配置され、左右方向に沿ってフレーム43に回転自在に支持されている。
紙粉取りローラ13は、帯電ローラであり、両レジストローラ12に前方斜め上方から接触されるように、左右方向に沿ってフレーム43に回転自在に支持されている。
オーガ44は、左右方向略中央から左側が左ねじ状に形成され、左右方向略中央から右側が右ねじ状に形成されたスクリューである。オーガ44は、紙粉取りローラ13の前方において、紙粉取りローラ13に対して前後方向に対向するように、左右方向に沿ってフレーム43に回転自在に支持されている。オーガ44は、紙粉取りローラ13とともに紙粉除去手段を構成している。また、オーガ44は、ギヤの一例としてのオーガ駆動ギヤ45を備えている。
オーガ駆動ギヤ45は、フレーム43の外側において、オーガ44の右端部に相対回転不能に設けられている。オーガ駆動ギヤ45は、第3アイドルギヤ48に後方斜め上方から噛合している。
3.用紙搬送ユニットの動作
カラーレーザプリンタ1の画像形成動作中には、給紙トレイ6は、本体ケーシング2内に装着されている(図1参照)。このとき、給紙トレイ6は、用紙搬送ユニット41の第1アイドルギヤ46が、給紙トレイ6のラック部42の前端部に上方から噛合する第1位置に配置されている(図3参照)。
そして、上記したように、用紙Pは、分離ローラ8および分離パッド9によって1枚ごとに捌かれるときに、分離ローラ8と分離パッド9との間で摩擦される。これにより、用紙Pの左右方向略中央に紙粉が発生する。すなわち、分離ローラ8および分離パッド9によって捌かれた用紙Pの表面には、左右方向略中央において、左右方向両側より多くの紙粉が分布している。
給紙トレイ6から画像形成部4に向かって給紙される途中で、レジストローラ12と紙粉取りローラ13との間を通過する。用紙Pがレジストローラ12と紙粉取りローラ13との間を通過するときに、用紙Pの表面に付着している紙粉が、紙粉取りローラ13に静電気的に吸着される。また、用紙Pが通過した後には、レジストローラ12の表面に付着した紙粉が、紙粉取りローラ13に吸着される。紙粉取りローラ13に吸着された紙粉は、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に次第に堆積する。なお、このとき、紙粉取りローラ13の左右方向略中央において、左右方向両側より多くの紙粉が、紙粉取りローラ13に吸着される。そのため、左右方向略中央において、左右方向両側よりも速く、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積する。
一方、画像形成動作により、給紙トレイ6内の用紙Pがすべてなくなると、ユーザーにより、用紙Pが補給される。
用紙Pを補給するには、まず、給紙トレイ6の把持部51を把持して給紙トレイ6を前方に引き出し、給紙トレイ6を本体ケーシング2から離脱させる。
給紙トレイ6を本体ケーシング2から引き出すと、給紙トレイ6が前方にスライドされる。すると、給紙トレイ6のラック部42が前方に移動し、ラック部42に噛合する第1アイドルギヤ46が右側面視時計回り(正回転)に回転する。
そして、第1アイドルギヤ46から、第2アイドルギヤ47および第3アイドルギヤ48を介してオーガ駆動ギヤ45に駆動が伝達され、オーガ駆動ギヤ45が右側面視反時計周り(逆回転)に回転する。これにより、給紙トレイ6の離脱に連動して、オーガ44が逆回転する。
オーガ44が逆回転することにより、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積されているときには、紙粉取りローラ13に吸着された紙粉は、裁断されながら搬送され、紙粉受け部52に落下される。
さらに給紙トレイ6を本体ケーシング2から引き出すと、ラック部42と第1アイドルギヤ46との噛合が解除され、オーガ44の回転が停止する。
さらに給紙トレイ6を本体ケーシング2から引き出すと、給紙トレイ6の本体ケーシング2からの離脱が完了する。このとき、給紙トレイ6が第2位置に配置される。第2位置は、第1位置と前後方向に間隔を隔てている。
次いで、給紙トレイ6に用紙Pを補給し、その後、給紙トレイ6を本体ケーシング2に装着する。
給紙トレイ6を本体ケーシング2に装着するには、給紙トレイ6を本体ケーシング2の下端部に前方から挿入し、後方に向かってスライドさせる。
すると、ラック部42が、後方から第1アイドルギヤ46に噛合する。
そして、さらに給紙トレイ6を後方にスライドさせると、ラック部42が後方に移動し、ラック部42に噛合する第1アイドルギヤ46が逆回転する。
そして、第1アイドルギヤ46から、第2アイドルギヤ47および第3アイドルギヤ48を介してオーガ駆動ギヤ45に駆動が伝達され、オーガ駆動ギヤ45が正回転される。これにより、給紙トレイ6の装着と連動して、オーガ44が正回転する。
オーガ44が正回転することにより、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積されているときには、紙粉取りローラ13に吸着された紙粉は、裁断されながら搬送され、紙粉受け部52に落下される。
そして、引き続き、給紙トレイ6を後方にスライドさせると、給紙トレイ6が第1位置に配置され、給紙トレイ6の本体ケーシング2への装着が完了する。
これにより、カラーレーザプリンタ1への用紙Pの補給が完了する。
4.作用効果
(1)この用紙搬送ユニット41およびカラーレーザプリンタ1によれば、手動操作によって着脱される給紙トレイ6の着脱に連動してオーガ44が駆動されることにより、除去された紙粉が搬送される。
そのため、オーガ44は、レジストローラ12とともに常に駆動することなく、給紙トレイ6を着脱する頻度で、紙粉を搬送することができる。
より具体的に説明すると、用紙Pを定期的に補給するときには、その都度、給紙トレイ6が着脱される。例えば、給紙トレイ6に500枚の用紙Pが収容される場合、カラーレーザプリンタ1が500枚印刷する毎に1回の頻度で、給紙トレイ6が着脱され、オーガ44が回転される。
このように、給紙トレイ6にオーガ44を連動させることにより、例えば、給紙トレイ6に収容される用紙Pの枚数(すなわち、カラーレーザプリンタ1の印刷枚数)に応じて、定期的にオーガ44を回転させて紙粉を搬送することができ、安定して紙粉を除去することができる。
(2)この用紙搬送ユニット41およびカラーレーザプリンタ1によれば、レジストローラ12に付着した紙粉を除去するために、左右方向に沿って、レジストローラ12に接触される紙粉取りローラ13を備え、オーガ44は、左右方向に沿って、紙粉取りローラ13に対向されている。
そのため、これら紙粉取りローラ13およびオーガ44は、紙粉取りローラ13によりレジストローラ12に付着した紙粉を裁断し、裁断された紙粉を、搬送しながら紙粉受け部52に落下させることができる。
その結果、簡易な構成で、確実に紙粉を除去することができる。
(3)この用紙搬送ユニット41およびカラーレーザプリンタ1によれば、オーガ44は、右端部において、オーガ44に対して相対回転不能に設けられるオーガ駆動ギヤ45を備えており、給紙トレイ6は、ギヤ列49を介してオーガ駆動ギヤ45と動力伝達可能に連結されるラック部42を備えている
そのため、オーガ44を、オーガ駆動ギヤ45とラック部42との連結により、給紙トレイ6に連動させて、確実に回転させることができる。
5.第2実施形態
上記した第1実施形態では、給紙トレイ6を移動部材としたが、移動部材は、フロントカバー5であってもよい。
第2実施形態では、図4に示すように、給紙トレイ6にラック部42を設ける代わりに、フロントカバー5にラック部61が設けられ、用紙搬送ユニット41にアイドルギヤ62が設けられている以外は、第1実施形態と同様の部材を備えている。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
(5−1)フロントカバーおよび用紙搬送装置の詳細
フロントカバー5は、図4に示すように、カバー揺動軸(図示せず)を支点として本体ケーシング2に対して揺動自在に設けられる。フロントカバー5は、上下方向と平行に配置され、本体ケーシング2の内部を被覆する第1位置の一例としての閉位置(図5に示す位置)と、前後方向と平行に配置され、本体ケーシング2の内部を露出する第2位置の一例としての開位置(図示せず)との間において往復移動する。また、フロントカバー5は、揺動ガイド部材60とラック部61とを備えている。
揺動ガイド部材60は、フロントカバー5の右側下端部に設けられている。揺動ガイド部材60は、フロントカバー5の後面から後方に向かって延びる側面視円弧形状に形成されている。詳しくは、揺動ガイド部材60は、カバー揺動軸(図示せず)を中心として、約90°の円弧に相当する側面視部分円環形状に形成されている。
ラック部61は、揺動ガイド部材60の上面すべてにわたって設けられている。
アイドルギヤ62は、オーガ駆動ギヤ45の下方において回転自在に設けられている。アイドルギヤ62は、オーガ駆動ギヤ45に下方から噛合している。また、アイドルギヤ62には、ラック部61が下方から噛合している。これにより、オーガ駆動ギヤ45とラック部61とは、動力伝達可能に連結されている。
(5−2)用紙搬送ユニットの動作
カラーレーザプリンタ1の画像形成動作中には、図5に示すように、フロントカバー5は、閉位置に配置されている。このとき、用紙搬送ユニット41のアイドルギヤ62は、フロントカバー5のラック部61の前端部に上方から噛合している。
そして、図6に示すように、フロントカバー5を閉位置から開位置へ揺動させる(開動作)と、ラック部61が前方に移動し、ラック部61に噛合するアイドルギヤ62が正回転する。
すると、アイドルギヤ62を介してオーガ駆動ギヤ45に駆動が伝達され、オーガ駆動ギヤ45が逆回転する。これにより、フロントカバー5の開動作に連動して、オーガ44が逆回転する。
オーガ44が逆回転することにより、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積されているときには、紙粉が裁断されながら搬送され、紙粉受け部52に落下される。
また、フロントカバー5を開位置から閉位置へ揺動させる(閉動作)と、ラック部61が後方に移動し、ラック部61に噛合するアイドルギヤ62が逆回転に回転する。
すると、アイドルギヤ62を介してオーガ駆動ギヤ45に駆動が伝達され、オーガ駆動ギヤ45が正回転する。これにより、フロントカバー5の閉動作に連動して、オーガ44が正回転する。
オーガ44が正回転することにより、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積されているときには、紙粉取りローラ13に吸着された紙粉は、裁断されながら搬送され、紙粉受け部52に落下される。
(5−3)作用効果
第2実施形態によれば、オーガ44は、フロントカバー5の開閉に連動して駆動する。
そのため、フロントカバー5を開閉する頻度で、オーガ44を駆動させることができる。
また、第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
6.第3実施形態
上記した第1実施形態では、給紙トレイ6を移動部材としたが、移動部材は、プロセスユニット15のプロセスフレーム18であってもよい。
第3実施形態では、図7に示すように、給紙トレイ6にラック部42を設ける代わりに、プロセスフレーム18にラック部71が設けられ、用紙搬送ユニット41がギヤ列49を備えない以外は、第1実施形態と同様の部材を備えている。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
(6−1)プロセスユニットおよび用紙搬送装置の詳細
プロセスフレーム18は、左右1対の側板72、両側板72の前端部間に架設されるフロントビーム73、および、両側板72の後端部間に架設されるリヤビーム74を備え、平面視略矩形枠形状に形成されている。
ラック部71は、右側の側板72の下端部において、前端部から後方に向かって延びるように設けられている。また、ラック部71は、オーガ駆動ギヤ45に上方から噛合する。すなわち、オーガ駆動ギヤ45とラック部71とは、動力伝達可能に連結される。
(6−2)用紙搬送ユニットの動作
カラーレーザプリンタ1の画像形成動作中には、プロセスユニット15は、本体ケーシング2内に収容されている。なお、このとき、プロセスフレーム18は、図8に示すように、第1位置の一例としての装着位置(プロセスフレーム18が本体ケーシング2に装着されているときの位置)に配置されている。
また、プロセスフレーム18のラック部71は、用紙搬送ユニット41の後方に間隔を隔てて配置されており、ラック部71とオーガ駆動ギヤ45とは、噛合していない。
そして、たとえば、現像カートリッジ19を交換するときには、プロセスユニット15を本体ケーシング2から離脱させる。
プロセスユニット15を本体ケーシング2から離脱させるには、まず、フロントカバー5を開放し、その後、プロセスユニット15を前方に向かって引き出す。
すると、図9に示すように、プロセスユニット15が後方から前方に向かってスライドするに従って、ラック部71が、その前端部からオーガ駆動ギヤ45に噛合する。
そして、プロセスユニット15とともにラック部71が後方から前方に移動し、ラック部71に噛合するオーガ駆動ギヤ45が逆回転する。これにより、プロセスユニット15の離脱に連動して、オーガ44が逆回転する。
オーガ44が逆回転することにより、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積されているときには、紙粉が裁断されながら搬送され、紙粉受け部52に落下される。
そして、プロセスユニット15を本体ケーシング2から完全に引き出すと、プロセスユニット15の本体ケーシング2からの離脱が完了する。なお、このとき、プロセスフレーム18は、第2位置の一例としての離脱位置(プロセスフレーム18が本体ケーシング2から離脱されたときの位置)に配置されている。
次いで、現像カートリッジ19を交換し、その後、プロセスユニット15を本体ケーシング2に装着する。
プロセスユニット15を本体ケーシング2に装着するには、プロセスユニット15を後方に向かって挿入する。
すると、プロセスユニット15が前方から後方に向かってスライドするに従って、ラック部71が、その後端部からオーガ駆動ギヤ45に噛合する。
そして、プロセスユニット15とともにラック部71が前方から後方に移動し、ラック部71に噛合するオーガ駆動ギヤ45が正回転する。これにより、プロセスユニット15の装着に連動して、オーガ44が正回転する。
オーガ44が正回転することにより、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積されているときには、紙粉取りローラ13に吸着された紙粉は、裁断されながら搬送され、紙粉受け部52に落下される。
(6−3)作用効果
第3実施形態によれば、オーガ44は、プロセスユニット15の着脱に連動して駆動する。
そのため、プロセスユニット15を着脱する頻度で、オーガ44を駆動させることができる。
また、第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
7.第4実施形態
上記した第1実施形態では、給紙トレイ6を移動部材としたが、移動部材は、転写ユニット16を本体ケーシング2から離脱させるためのベルトリリースレバー81(後述)であってもよい。
第4実施形態では、図10に示すように、用紙搬送ユニット41と転写ユニット16とは、連結可能に構成されており、用紙搬送ユニット41は、用紙搬送ユニット41と転写ユニット16とを連結または連結解除するための押圧機構部82を備えている。また、用紙搬送ユニット41は、ギヤ列49を備えていない。
また、給紙トレイ6にラック部42を設ける代わりに、押圧機構部82のベルトリリースレバー81(後述)にラック部83が設けられている。
なお、第4実施形態において、第1実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
(7−1)用紙搬送ユニットの詳細
押圧機構部82は、図13に示すように、離脱部材の一例としてのベルトリリースレバー81、押圧部材93、カム84および連結部材85を備えている。
ベルトリリースレバー81は、用紙搬送ユニット41の右端部に設けられ、中心角約90°の側面視扇形状に形成されている。ベルトリリースレバー81は、その中心角部分を支点として、第1位置の一例としての連結位置(図10参照)と、第2位置の一例としての連結解除位置(図11参照)とに回動可能に設けられている。また、ベルトリリースレバー81は、取っ手86、ラック部83およびレバー側突起87を備えている。
取っ手86は、ベルトリリースレバー81の前端部に設けられており、ベルトリリースレバー81を操作するときに把持する。
ラック部83は、側面視において、ベルトリリースレバー81の上面すべてにわたって設けられている。また、ラック部83は、オーガ駆動ギヤ45に下方から噛合している。これにより、オーガ駆動ギヤ45とラック部83とは、動力伝達可能に連結されている。
レバー側突起87は、前後方向略中央において、ベルトリリースレバー81の右端面から右方に突出するように形成されている。
押圧部材93は、略矩形平板形状に形成され、用紙搬送ユニット41の後端部の右端部に設けられている。押圧部材93は、前端部を支点として揺動自在に設けられており、常には、前後方向に沿うように傾倒されている。押圧部材93は、用紙搬送ユニット41と転写ユニット16とが連結されているときには、転写ユニット16の前端部に下方から当接している。
カム84は、上下方向に延びる側面視略楕円形状に形成されている。カム84は、ベルトリリースレバー81の後方に間隔を隔てて配置され、その下端部を支点として、用紙搬送ユニット41と転写ユニット16との連結する連結位置(図10参照)と、用紙搬送ユニット41と転写ユニット16との連結を解除する連結解除位置(図11参照)とに揺動自在に設けられている。なお、カム84と押圧部材93とは、図示しない機構により、カム84が連結位置に配置されているときには、押圧部材93が傾倒し、カム84が連結解除位置に配置されているときには、押圧部材93が起立するように連動されている。
また、カム84は、コイルばね91を備えている。
コイルばね91は、カム84の下端部において、カム84の回動軸に巻回されており、一端がカム84の前端部に係止され、他端が用紙搬送ユニット41のフレーム43に係止されている。これにより、カム84は、常には、コイルばね91の付勢力によって、右側面視時計回りに付勢されている。
また、カム84は、カム側突起88を備えている。
カム側突起88は、カム84の上端部において、カム84の右端面から右方に突出するように形成されている。
連結部材85は、前後方向に延びる杆状に形成されている。連結部材85の前端部には、レバー側突起87を受け入れ可能なレバー側嵌合穴89が形成され、連結部材85の後端部には、カム側突起88を受け入れ可能なカム側嵌合穴90が形成されている。
そして、ベルトリリースレバー81のレバー側突起87が、連結部材85のレバー側嵌合穴89に相対回転可能に挿通されるとともに、カム84のカム側突起88が、連結部材85のカム側嵌合穴90に相対回転可能に挿通されることにより、ベルトリリースレバー81とカム84とが、連結部材85を介して連結されている。
(7−2)用紙搬送ユニットの動作
転写ユニット16は、図10および図12に示すように、常には、その前端部において、用紙搬送ユニット41に連結されている。
このとき、カム84は、コイルばね91の付勢力により連結位置に配置され、ベルトリリースレバー81は、カム84に連動して連結位置に配置されている。また、押圧部材93は、カム84に連動して傾倒されている。
一方、たとえば、本体ケーシング2内において転写ユニット16の下方に配置されるクリーニングユニット92(図1参照)をメンテナンス(廃トナーの回収など)する場合や、搬送ベルト27を交換する場合などには、転写ユニット16を本体ケーシング2から離脱させる。
転写ユニット16を本体ケーシング2から離脱させるには、本体ケーシング2からプロセスユニット15を離脱させた状態で、取っ手86を把持して、ベルトリリースレバー81を右側面視反時計周りに回動(往動)させ、ベルトリリースレバー81を、連結位置から連結解除位置に向かって移動させる。
すると、ベルトリリースレバー81の回動に連動して、カム84が、コイルばね91の付勢力に抗して右側面視反時計周りに回動し、連結位置から連結解除位置に向かって移動される。また、カム84の回動に連動して、押圧部材93が右側面視反時計周りに回動し、起立される。
これにより、図11に示すように、押圧部材93によって転写ユニット16の前端部が下方から押圧され、転写ユニット16の前端部が上方に持ち上げられて、用紙搬送ユニット41と転写ユニット16との連結が解除され、転写ユニット16が本体ケーシング2から離脱する。
同時に、ベルトリリースレバー81のラック部83に噛合するオーガ駆動ギヤ45は、ベルトリリースレバー81の往動により、正回転する。これにより、ベルトリリースレバー81の往動に連動して、オーガ44が正回転する。
オーガ44が正回転することにより、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積されているときには、紙粉取りローラ13に吸着された紙粉は、裁断されながら搬送され、紙粉受け部52に落下される。
また、転写ユニット16やクリーニングユニット92のメンテナンスが完了した後には、転写ユニット16を、その前端部が用紙搬送ユニット41の後端部に連結されるように、装着する。
転写ユニット16を本体ケーシング2に装着するには、まず、取っ手86を放して、ベルトリリースレバー81を右側面視時計周りに回動させ(復動)、ベルトリリースレバー81を、連結解除位置から連結位置に向かって移動させる。
取っ手86を放すと、カム84が、コイルばね91の付勢力により、右側面視時計周りに回動され、連結解除位置から連結位置に向かって移動される。
すると、カム84の回動に連動して、ベルトリリースレバー81が、右側面視時計周りに回動され、連結位置から連結解除位置に向かって移動される。また、カム84の回動に連動して、押圧部材93が右側面視時計周りに回動され、傾倒される。
同時に、ベルトリリースレバー81のラック部83に噛合するオーガ駆動ギヤ45は、ベルトリリースレバー81の復動により、逆回転する。これにより、ベルトリリースレバー81の復動に連動して、オーガ44が逆回転する。
オーガ44が逆回転することにより、紙粉取りローラ13とオーガ44との間に紙粉が堆積されているときには、紙粉が裁断されながら搬送され、紙粉受け部52に落下される。
(7−3)作用効果
第4実施形態によれば、オーガ44は、転写ユニット16を本体ケーシング2から離脱させるベルトリリースレバー81の往復に連動して駆動される。
そのため、搬送ベルト27を備える転写ユニット16をメンテナンスする頻度で、オーガ44を駆動させることができる。
また、第4実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
8.その他の変形例
上記した第1実施形態では、移動部材(給紙トレイ6)がラック部42を備え、オーガ44がオーガ駆動ギヤ45を備え、ラック部42とオーガ駆動ギヤ45との動力伝達により、オーガ44を駆動させているが、移動部材(給紙トレイ6)は、ラック部42の代わりにベルトを備え、オーガ44は、オーガ駆動ギヤ45の代わりにプーリを備え、ベルトとプーリとの動力伝達によって、オーガ44を駆動させることもできる。
また、上記した第1実施形態〜第4実施形態では、オーガ44は、正回転および逆回転可能に構成されているが、例えば、オーガ駆動ギヤ45としてワンウェイクラッチギヤを用いるなどして、オーガ44を、正回転のみするようにしてもよい。
オーガ44を正回転のみさせれば、紙粉を常に左右方向両端部へ向かって搬送することができるので、例えば、紙粉受け部52が、左右方向両端部のみに設けられている場合においても、紙粉を紙粉受け部52へ搬送することができる。
また、上記した第1実施形態〜第4実施形態では、紙粉除去部材は、紙粉取りローラ13とオーガ44とから構成されたが、紙粉除去部材は、紙粉取りローラ13に接触して紙粉取りローラ13に吸着された紙粉を掻き取るスポンジを備えていてもよい。
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
5 フロントカバー
6 給紙トレイ
12 レジストローラ
13 紙粉取りローラ
18 プロセスフレーム
19 現像カートリッジ
20 感光ドラム
27 搬送ベルト
41 用紙搬送ユニット
42 ラック部
44 オーガ
45 オーが駆動ギヤ
61 ラック部
71 ラック部
81 ベルトリリースレバー
83 ラック部

Claims (8)

  1. 用紙を搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラに接触され、紙粉を除去する紙粉除去手段と、
    手動操作によって、第1位置と、前記第1位置と間隔を隔てた第2位置との間を往復移動される移動部材とを備え、
    前記紙粉除去手段は、前記移動部材の往復移動に連動して駆動されることによって、紙粉を前記軸方向に沿って搬送する紙粉搬送手段を備えることを特徴とする、用紙搬送装置。
  2. 前記紙粉除去手段は、前記搬送ローラに付着した紙粉を除去するために、前記搬送ローラの軸方向に沿って、前記搬送ローラに接触される紙粉取りローラを備え、
    前記紙粉搬送手段は、前記軸方向に沿って、前記紙粉取りローラに対向されることを特徴とする、請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記紙粉搬送手段は、前記軸方向一端部において、前記紙粉搬送手段に対して相対回転不能に設けられるギヤを備えており、
    前記移動部材は、前記ギヤと動力伝達可能に連結されるラック部を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 装置本体と、
    前記装置本体に設けられた画像形成部と、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の用紙搬送装置とを備え、
    前記画像形成部は、前記用紙搬送装置によって搬送された用紙に画像形成することを特徴とする、画像形成装置。
  5. 前記装置本体に対して往復することにより着脱自在に設けられ、用紙を収容する給紙トレイを備え、
    前記移動部材は、前記給紙トレイであり、
    前記紙粉搬送手段は、前記給紙トレイの着脱に連動して駆動することを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記装置本体の内部を被覆する閉位置と、前記装置本体の内部を露出する開位置とに往復移動可能なカバーを備え、
    前記移動部材は、前記カバーであり、
    前記紙粉搬送手段は、前記カバーの開閉に連動して駆動することを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 現像剤を収容する現像ユニットと、
    前記装置本体に対して往復することにより着脱自在に設けられ、前記現像ユニットを保持する保持部材と
    を備え、
    前記移動部材は、前記保持部材であり、
    前記紙粉搬送手段は、前記保持部材の着脱に連動して駆動することを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 感光体と、
    前記感光体に対向するエンドレスベルトと、
    前記装置本体に対して往動することにより、前記エンドレスベルトを前記装置本体から離脱させ、前記エンドレスベルトを前記装置本体に装着することにより、復動する離脱部材と
    を備え、
    前記移動部材は、前記離脱部材であり、
    前記紙粉搬送手段は、前記離脱部材の往復に連動して駆動することを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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