JP2011031748A - 船用アンカー - Google Patents

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Abstract

【課題】アンカーの根掛かりが起こったときに、従来のように破断ピン等の部品を破壊することなく、根掛かりの解放を行うことができる船用アンカーを提供する。
【解決手段】船用アンカーAは、フリューク1と、フリューク1の基端側に、基端側が取着されており取着部を中心としてフリューク1の表裏面側方向に回転できるシャンク2と、フリューク1に対するシャンク2の動きを、揚錨又は把駐状態のときは一定の範囲内に制限し、シャンク2に、シャンク2の基端側に向かう力が加わったときは、フリューク1に対する前記制限を解除するように制御する回転制御機構部とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、船用アンカーに関するものである。更に詳しくは、アンカーの根掛かりが起こったときに、部品を破壊することなく根掛かりの解放を行うことができると共に、根掛かりの解放後に改めてアンカーの把駐を行う際に、アンカーを一旦船上に引き上げて何らかのセッティングを行う必要はなく、根掛かりの解放後に、すぐに把駐を行うことが可能な船用アンカーに関する。
船は、通常はアンカー(anchor:錨)を備えている。船は、このアンカーを海中に投入して把駐を行うことにより、水面の一定範囲内で止まることができる。把駐は、アンカーを海底面上で引きずってフリューク(fluke:錨爪)を海底面の土砂(底土)に食い込ませて行うが、この際に、フリュークが海底の岩の隙間に刺さる等して、いわゆる根掛かりを起こしてしまうことがある。この場合、根掛かりを解放しないと、船は停泊状態を解除することができず、航行できなくなる。把駐時の根掛かりを解放できる機構を持つアンカーとしては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1の「根がかり解除機構付きアンカー」は、翼状の左右フリュークを有するアンカー本体と、アンカー本体に一定範囲で回動自在となるべく枢支したシャンク支持アームと、先端は同シャンク支持アームより長く、基端は同支持アームと同軸で枢支し、シャンク支持アームよりも回動範囲が大きく、フリュークの水平位置に対して略90度以上の起立方向にまで回動可能に構成したシャンクと、シャンク支持アームの先端部とシャンクの中途部との間を連結すると共にシャンク支持アームからの離反によるシャンクの起立作動によって生じる負荷によって破断すべく構成した破断ピンとを備えており、構造が簡単で安全性及び信頼性が高いというものである。
特開2008−120136
しかしながら、前記従来の「根がかり解除機構付きアンカー」には、次のような課題があった。すなわち、このアンカーは、根掛かりを起こしたときには、シャンクの起立作動によって生じる負荷によって破断ピンを破断させることにより、シャンクとフリュークの角度を大きくして根掛かりの解放を行う構造である。
このため、根掛かりを解放した後のアンカーは、破断ピンが破断したままであり、例えば釣りのポイントを変えるような場合において、そのまま把駐を行うことはできない。したがって、根掛かりの解放後に改めてアンカーの把駐を行うには、アンカーを一旦船上に引き上げ、新しい破断ピンをセッティングして海中に投入する必要があり、作業が煩雑で効率が悪かった。
(本発明の目的)
本発明の目的は、アンカーの根掛かりが起こったときに、従来のように破断ピン等の部品を破壊することなく、根掛かりの解放を行うことができる船用アンカーを提供することである。
本発明の他の目的は、根掛かりの解放後に改めてアンカーの把駐を行う際に、従来のようにアンカーを一旦船上に引き上げて、何らかのセッティングを行う必要はなく、根掛かりの解放後に、すぐに把駐を行うことが可能であり、効率よく把駐を行うことができる船用アンカーを提供することである。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
本発明は、
フリュークと、
フリュークの基端側に、基端側が取着されており該取着部を中心としてフリュークの表裏面側方向に回転できるシャンクと、
フリュークに対するシャンクの動きを、揚錨又は把駐状態のときは一定の範囲内に制限し、前記シャンクに、該シャンクの基端側に向かう力が加わったときは、フリュークに対する前記制限を解除するように制御する回転制御機構部と、
を備えている、船用アンカーである。
本発明は、
フリュークと、
フリュークの基端側に、基端側が取着されており該取着部を中心としてフリュークの表裏面側方向に回転できるシャンクと、
フリュークに対するシャンクの動きを、揚錨又は把駐状態のときは一定の範囲内に制限し、前記シャンクに、該シャンクの基端側に向かう力が加わったときは、フリュークに対する前記制限を解除するように制御する回転制御機構部を有し、
前記回転制御機構部は、
シャンクとフリュークの基端側に配設されている基端側機構部と、アンカーロープまたはチェーンの取着部を含んでシャンクの先端側に配設され、前記基端側機構部を制御する先端側機構部と、該先端側機構部の動きを前記基端側機構部に伝達する伝達機構部を含み、
前記アンカーロープまたはチェーンの取着部に作用する力が揚錨又は把駐状態のときは、フリュークの爪先方向を向いているシャンクをフリュークの表面又は裏面側に一定の制限範囲内で動くようにし、
さらに、前記アンカーロープまたはチェーンの取着部にシャンクの基端側に向かう力が加わったときは、フリュークに対して前記制限を解除してシャンクを爪先とは反対方向に回転して根掛かり状態を解放できるようにする制御を含む、船用アンカーである。
本発明は、
フリューク基端側の表裏面側に、水底と接した状態でシャンクを先端側方向に引いたときに、フリュークをシャンクに対して転動させる転動部が立設されており、
回転制御機構部は、フリュークの転動後、フリュークの爪先方向を向いているシャンクをフリュークの表面又は裏面側に一定の制限範囲内で動くようにする制御を含む、前記船用アンカーである。
(作用)
本発明に係る船用アンカーの作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
本発明に係る船用アンカーは、把駐をするときにフリューク(1)が海底の岩の隙間に刺さる等して根掛かりを起こした場合、船用アンカーの根掛かりを解放するときは、アンカーロープまたはチェーンの取着部(33)につながれているアンカーロープまたはチェーン(4)(以下、アンカーロープ等という)によって、シャンク(2)に対しシャンク(2)の基端側に向かう力を作用させる。
これにより回転制御機構部が働き、フリューク(1)に対するシャンク(2)の動きの制限が解除され、シャンク(2)がフリューク(1)と反対方向に自由に回動できるようになる。そして、さらにアンカーロープ等(4)を引き、シャンク(2)をフリューク(1)の先端側とは大体において反対方向になるまで回動させると、シャンク(2)に作用する引っ張り力の方向がフリューク(1)が刺さっている方向と平行に近い角度になり、根掛かりを起こしていたフリューク(1)を抉ることなく容易に引き抜くことができる。
このように、本発明に係る船用アンカーは、従来と異なり、部品を破壊することなく根掛かりの解放を行うことができる。
また、前記のようにして根掛かりを解放した船用アンカーは、フリューク(1)とシャンク(2)の角度が前記根掛かり解放時の自由に動く角度の範囲を外れると、揚錨又は把駐のために一定の角度の範囲内で動きが制限されることになる。
フリューク(1)基端側の表裏面側に、水底と接した状態でシャンク(2)を先端側方向に引いたときに、フリューク(1)をシャンク(2)に対して転動させる転動部(15)が立設されており、回転制御機構部は、フリューク(1)の転動後、フリューク(1)の爪先方向を向いているシャンク(2)をフリューク(1)の表面又は裏面側に一定の制限範囲内で動くようにする制御を含むものは、従来のように船用アンカーを一旦船上に引き上げて、例えば破断ピンを付け替える等、何らかのセッティングを行う必要はないので、根掛かりの解放後に、すぐに把駐を行うことが可能である。
つまり、前記転動部(15)が、フリューク(1)が載置される海底面に対して接触し、アンカーロープ等(4)でシャンク(2)を引っ張ることによってシャンク(2)が移動すると、フリューク(1)は転動部(15)によって回転が助けられ、海底面上で反転する。これにより、フリューク(1)とシャンク(2)の角度は、揚錨又は把駐のための一定の角度の範囲内で動きが制限されることになる。また、転動部(15)は、反転後も、さらにフリューク(1)の先端側を海底面の土砂に刺さる方向に回す助けとなる。
本発明は、次のような効果を有する。
(a)本発明の船用アンカーは、アンカーの根掛かりが起こったときに、従来のように破断ピン等の部品を破壊することなく、根掛かりの解放を行うことができる。
(b)本発明の船用アンカーは、根掛かりの解放後に改めてアンカーの把駐を行う際に、従来のようにアンカーを一旦船上に引き上げて、何らかのセッティングを行う必要はなく、根掛かりの解放後に、すぐに把駐を行うことが可能であり、効率よく把駐を行うことができる。
本発明に係る船用アンカーの一実施の形態を示す斜視図。 図1に示す船用アンカーの正面図。 図1に示す船用アンカーの側面視説明図。 シャンクの掛合ピンがロック位置にあり、シャンクに対するフリュークの角度が大きくなる方向においてフリュークが停止している状態を示す説明図。 シャンクの掛合ピンをロック位置から外して、シャンクがフリーで回動できるようにした状態を示す説明図。 船用アンカーを海底面上で引きずり、フリュークを転がして海底面の土砂に食い込ませ、所定の角度で停止させて把駐している状態を示す断面説明図(図2のI−I位置断面)。 把駐している状態の船用アンカーのシャンクのロックを外して上方へ回動させている状態を示す断面説明図(図2のI−I位置断面)。 船艇が船用アンカーの根掛かりを解放している工程を示す説明図。 船艇が根掛かりの解放後に船用アンカーの把駐をしている工程を示す説明図。 船艇が船用アンカーの通常の把駐の解除をしている工程を示す説明図。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1ないし図7を参照する。
船用アンカーAは、いわゆるダウンフォース型といわれるアンカーである。船用アンカーAは、フリューク1と、フリューク1の表裏面側へ回動してフリューク1に対する角度を変えることができ、回動方向においてフリューク1に対するロック及びロック解除を行うことができるシャンク2を備えている。
なお、フリューク1とシャンク2は、フリューク1とシャンク2の様々な動きの制御を行う回転制御機構部を備えている。回転制御機構部は、基端側機構部と、先端側機構部及び先端側機構部の動きを基端側機構部に伝達する伝達機構部を有する。基端側機構部は、フリューク1側に設けられているピン案内部16、停止部17、17a、出入口18及びシャンク2側に設けられている掛止体282、掛止ピン287等を含み構成されている。また、先端側機構部はシャンク2の先端側に設けられ、制御溝26、制御口27、操作具31、制御板284、従動制御口29、停止制御口30、ボルト34、35等を含み構成されている。さらに、伝達機構部は、中間軸280、ボルト・ナット281、283、押しバネ288等を含み構成されている。
次に、フリューク1とシャンク2の各部について詳細に説明する。
(フリューク1)
フリューク1は、二枚の爪部材10、11を有している。爪部材10、11は、基端部を丸棒形状の連結軸12(図4、図5参照)によって一体化してあり、所要間隔をおいて互いに平行になるように形成されている。連結軸12は、後述するシャンク2の回動中心軸となる。爪部材10、11は左右対称形であり、それぞれ先端が尖った掬い板13と、掬い板13の直線的な内端辺部に沿って直角に設けられている補強板14を備えている。
補強板14は、その外形が掬い板13の内端辺部を対称軸とする線対称となるように設けられている。補強板14は、先端へ向け幅が窄まるように形成され、基端側がほぼ円板状に形成されている。この基端側の円弧状の外周部分には、滑り止め部であるギヤの歯状の突起150が等間隔で形成されており、これにより補強板14の基端側に転動部15が形成されている。
また、前記連結軸12は、この円弧状の外周部分の中心位置にはなく、補強板14の中心線方向において基端側にある突起150側へ偏心させてある(図3参照)。
これにより、後述する図9の説明で、フリューク1を反転させる際の動き出しの抵抗は、連結軸12からフリューク1先端までの長さが同じであれば、転動部15の下側の湾曲部が急勾配である分だけ小さくなるので、回転速度が速くなって慣性が大きくなり、フリューク1を容易に反転させることができる効果がある。
なお、本実施の形態においては、各突起150の厚みは、補強板14の厚みと同じであるが、海底面に対して沈みにくいようにして掛かりをよくするために、より厚く幅広に形成することもできる。
各補強板14の相対向する内面側には、連結軸12を中心とする部分円弧状の内周面160を持つピン案内部16が形成されている。内周面160は、後述するシャンク2の掛止ピン287を案内する部分となる。また、このピン案内部16の両端には、停止部17、17aが補強板14の中心線を対称軸とし、側面視形状で線対称となるように設けられている。掛止ピン287の戻り方向のストッパーともなるピン案内部16は、停止部17、17aの向かい合う側の当接面170、170aの間において中断しており、その中断した部分は後述する掛止ピン287が出入りする出入口18となっている。シャンク2は、掛止ピン287が当接面170、170aの間において移動できる制限範囲で自由に回動することができる。
なお、ピン案内部16の中断した部分(出入口18)の中心角は、本実施の形態では、約80°に設定されている。したがって、掛止ピン287が停止部17、17aの間にある通常状態(常態)においては、シャンク2に対するフリューク1の爪部材10、11の可動範囲は、中心角で約±40°である(図3参照)。また、掛止ピン287が停止部17、17aの間から外れてピン案内部16の内周面160に沿う空間部161に位置するときは、フリューク1とシャンク2は連結軸12を中心として相対的に自由に回動することができる。
(シャンク2)
シャンク2は、回動方向に幅広く形成された所要の長さを有するシャンク基体20を備えている。シャンク基体20の基端側(連結軸12側の端部)には、軸線方向がシャンク基体20の長手方向と直交する軸受部21が設けられている。シャンク基体20は、爪部材10、11を連結している連結軸12に軸受部21を嵌装することにより、連結軸12を中心として回動することができる。
軸受部21の両端部には、前記ピン案内部16より径小な円形のフランジ210が設けられている。各フランジ210は、各補強板14の相対向する内面に近接しており、これによってシャンク基体20が、常に連結軸12の中間部に位置するようにしている。また、各フランジ210の外周部とピン案内部16の内周部の間には、後述する掛止ピン287が入って移動することができる。
シャンク基体20の長手方向の中間部には、管状体を取り付けることで形成された所要長さの挿通空間部22(図6、図7参照)が設けられている。シャンク基体20には、挿通空間部22の両端部に続けて開口部23、24が形成されている。シャンク基体20の基端側の開口部23及び先端側の開口部24は、それぞれシャンク基体20を厚み方向に貫通し、挿通空間部22に繋がっている。
シャンク基体20の先端側には、開口部24に続けて、シャンク基体20の円弧状に形成された先端側に貫通した案内空間部25(図6、図7参照)が形成されている。案内空間部25は、二枚の壁板250をやや間隔をおいて平行に配し、幅方向の両端縁部を塞いで内部に形成された空間である。各壁板250には、同じ位置を同じ形状で貫通している制御溝26と制御口27がそれぞれ形成されている。基端側の制御溝26は、先端側へ膨らんだ円弧状に形成されており、先端側の制御口27は先端側が円弧状のほぼ半長円形状に形成されている。
制御口27の形状を説明する。制御口27は、先端側へ膨らんだ円弧部270を有し、円弧部270の中央には先端側へ向け所要の深さで直線的に形成された掛合入溝271を有している。円弧部270の両端側には、直線部272が平行に設けられ、各直線部272の終端には、内角が直角に形成され、後述するボルト34が収まるように丸く仕上げてある掛合内角部273を有している。
そして、シャンク基体20には、可動体28が、前記案内空間部25、開口部24、挿通空間部22及び開口部23に、所要のストロークで進退動ができるようにして通されている。可動体28は、開口部24から挿通空間部22にかけて通されている中間軸280を有している。中間軸280の基端部には、ボルト・ナット281によって掛止体282が取り付けられている。また、中間軸280の先端部には、ボルト・ナット283によって制御板284が取り付けられている。
掛止体282は、前記開口部23内にあり、制御板284は、前記案内空間部25内にある。また、掛止体282と制御板284は、いずれもボルト・ナット281、283を介して緩く、または遊びをもって連結されており、中間軸280に対し、固定的でなくやや動くことができるようにしている。これにより、掛止体282は開口部23内での動きの自由度が高く、また、制御板284は案内空間部25内で動きの自由度が高いので、掛止体282と制御板284は無理なく進退動をすることができる。
掛止体282は、開口部23内に収まっている芯体285を有しており、芯体285の両側には、芯体285が開口部23から外れないようにする板状の安定部材286が設けられている。各安定部材286の基端側(連結軸12側の端)は、芯体285の同じ側の端部より突出させてあり、その端部には、各安定部材286間に架け渡すように掛止ピン287が固着されている。掛止ピン287は、開口部23の幅よりやや径小で、開口部23を貫通すると共に、その両端側は各安定部材286の外側へ突出させてある。
掛止ピン287の両端側の掛止部287aは、前記フリューク1の停止部17、17aの間に位置している時にフリューク1またはシャンク基体20が相対的に回動すると、当接面170、170aに当たって掛止される突出長さを有している。なお、掛止体282がシャンク基体20の先端方向において止まる位置では、掛止ピン287の掛止部287aは、停止部17、17aの間に位置している。
中間軸280の制御板284が取り付けられている先端側には、ボルト・ナット283と開口部24の基端側(挿通空間部22側)の掛止部240との間に、コイルバネである押しバネ(圧縮バネ)288が取り付けられている。中間軸280は、この押しバネ288によって、常態においては挿通空間部22内での位置が前記ボルト・ナット281が開口部23の掛止部230近傍に維持されるようにしている(図1等参照)。
進退動をする制御板284は、ネック部284aとヘッド部284bを備えている(図6、図7参照)。ネック部284aは、細く所要長さに形成されており、その基端部がボルト・ナット283によって中間軸280に取り付けられている。ネック部284aは、開口部24に入って進退動することができる幅に形成されている。
また、ヘッド部284bは、前記案内空間部25より若干狭い幅に形成されており、先端部はシャンク基体20の先端形状に沿う円弧状に形成されている。ヘッド部284bの先端側には、前記制御口27と対応するほぼ半円形状の従動制御口29(図6、図7参照)が形成されており、基端側には、前記制御溝26と対応する停止制御口30(図6、図7参照)が形成されている。
従動制御口29は、制御口27の円弧部270に沿う形状の円弧部290と、その両端部に形成された掛合内角部291を有している。
停止制御口30は、制御溝26の曲率が大きい側の円弧部に沿う形状の円弧部300と、その両端部に形成された掛合内角部301を有しており、基端側はコ字状(図6、図7では逆コ字状)に形成されている。
シャンク基体20の先端側には、操作具31が取り付けられている。操作具31は、図1に示すように細板をコ字状に曲げた形状で、曲げられた先端側には、ピン32によってU字状のシャックル33が回動できるように取り付けられている。操作具31の両側板310のほぼ中間部には、相対向する同じ位置に貫通した通孔(図では見えない)が形成されており、この通孔間にボルト34が通され、ナット340で固定されている。
また、両側板310の基端側には、相対向する同じ位置に貫通した長孔311が形成されており、両長孔311間にボルト35が通され、ナット350で固定されている。
操作具31は、両側板310でシャンク基体20の先端側を挟むように配され、ボルト34が各制御口27と従動制御口29を貫通し、ボルト35が各制御溝26と停止制御口30を貫通するようにして取り付けられている。
シャックル33には、一端側が船の舳先(船首)につながれたアンカーロープ4(図8ないし図10参照)の他端側が接続される。なお、アンカーロープ4としては、麻製の繊維や合成樹脂製の繊維でつくられた一般的なロープを採用してもよいし、又は後述する各操作をより確実に行うことができるように、ある程度の重量を有するステンレススチール等の金属でつくられたチェーンを採用してもよい。また、同様の目的で、シャックル33につなぐ側の一部(例えば1m程度)をチェーンとし、残りを前記繊維製ロープとした、複合ロープを採用することもできる。
そして、図6に示す状態、すなわち可動体28がシャンク基体20の最も先端寄りに位置している状態を常態とする。常態においては、押しバネ288が伸びており、掛止ピン287はフリューク1の停止部17、17aの間に位置している(図4参照)。また、図6は操作具31に矢印方向の引っ張り力がかかった状態を表し、ボルト34が掛合入溝271の奥端まで入っており、ボルト35は制御溝26の中央に位置している。
この常態では、フリューク1はシャンク2側に位置しており、船用アンカーAは船艇から降ろして海底面に把駐することができる。
(作用)
船用アンカーAの作用を三つのケースに分けて説明する。
(1)船艇がアンカーの根掛かりを解放する場合(図8参照)。
船用アンカーAが、図8(a)に示すように海底面6にある岩7の下にフリューク1が刺さって根掛かりを起こしたとき、船用アンカーAの状態は、図6に示す状態(各矢印は無視)、すなわち前段落で説明した「常態」である。
まず、把駐状態を解除しようと、水面に浮かんでいる船艇5の上で乗船者がアンカーロープ4を引いて、船艇5を船用アンカーAの上方に近付け、ほぼ上方にきたところでアンカーロープ4を上方へ引っ張る。しかし、船用アンカーAが根掛かりを起こしてる場合は、アンカーロープ4を上方へ引っ張るだけでは、把駐状態の解除ができない。この場合は、船艇5をさらに前進させ(図8(b)参照)、これによりアンカーロープ4を左上方向に強く引いて、操作具31先端部のシャックル33に対し同方向の負荷をかける。
これにより、まず操作具31が基端側へ直線的に移動し、ボルト34は掛合入溝271から抜け外れる。そして、操作具31は図7に示すように左回転方向へ回動し、ボルト34は円弧部270に案内されて図7で上方向へ移動し、さらにこの際、制御板284の従動制御口29の掛合内角部291に位置して、制御板284をフリューク1の連結軸12方向へ押し込む。また、他方のボルト35は、制御溝26に沿ってボルト34とは反対方向(図7で下方向)へ移動する。
そして、ボルト34が制御口27の掛合内角部273に当たり、ボルト35に制御板284の停止制御口30の円弧部300の下側が当たることにより、制御板284、つまり可動体28が停止する。なお、このとき、操作具31は、各長孔311の先端部がボルト35にほぼ当たる位置まで移動し、斜めに傾斜している。
可動体28が、押しバネ288の付勢力(圧縮力)に抗してフリューク1の連結軸12方向(シャンク2の基端側へ向かう方向)へ押し込まれることにより、図4、図5に示すように掛止体282の掛止ピン287が停止部17、17aの間の位置から出入口18を通って外れ、ピン案内部16の内周面160に沿う空間部161に入る。これにより、フリューク1に対しシャンク2が連結軸12を中心として自由に回動できるようになる(図5、図8(b)参照)。なお、掛止ピン287がピン案内部16に対応する空間部161の位置にあるときは、押しバネ288の付勢力によって内周面160に接した状態となる。
この状態で、船艇5をさらに進行させると、シャンク2がフリューク1の先端から離れる方向に回動し、シャンク2とフリューク1が真っ直ぐになる角度(180°)またはそれに近い角度に変わることによって、シャンク2に作用する引っ張り力が効果的に作用し、フリューク1に対して抉る等の無理な力が作用することなく、フリューク1を容易に引き抜くことができる。これにより、船用アンカーAの根掛かりを解放することができる(図8(b)→(c)参照)。
(2)船艇が根掛かりの解放後にアンカーの把抉駐を行う場合(図9参照)。
前記図8(c)の状態から、場所を移動する等して再度把駐を行うときには、まず、船用アンカーAを海底面6上に降ろす(図9(a)参照)。なお、船用アンカーAは、掛止ピン287がピン案内部16に対応する空間部161の位置にあり、シャンク2がフリューク1に対し自由に回動できる状態を維持している。
次に、船艇5を図9(b)で矢印方向へ移動させ、アンカーロープ4によって船用アンカーAを引っ張り、海底面6上で引きずるように移動させる。これにより、フリューク1が補強板14の各転動部15の作用で連結軸12を中心として矢印方向へ回動し、フリューク1のピン案内部16が内周面160をシャンク2の掛止ピン287に沿わせて摺動し、出入口18が掛止ピン287の位置に来たところで、押しバネ288の付勢力によって可動体28がシャンク基体20の先端方向へ移動し、掛止ピン287が停止部17、17aの間に位置する。
フリューク1がさらに回動して、両爪部材10、11の先端が海底面の土砂に刺さると、それが抵抗になってフリューク1がさらに回動し、掛止ピン287が当接面170、170aの何れかに当たることによってフリューク1とシャンク2の角度が固定され、続いて船用アンカーAが引かれることにより両爪部材10、11が海底面の土砂に深く刺さり、これによって通常の把駐を行うことができる(図9(b)、図9(c)参照)。
このように、船用アンカーAは、どちらが上になるかは関係なく、海底面6上で引きずり、フリューク1を転がすことで短い時間で簡単かつ確実に把駐を行うことができる。これにより、船用アンカーAは、根掛かりを解放した後、従来のようにアンカーを一旦船上に引き上げて破断ピンを付け替える等、何らかのセッティングを行う必要はなく、すぐに把駐を行うことが可能であり、効率的である。
(3)船艇が通常の把駐状態を解除する場合(図10参照)。
前記図9(c)の通常の把駐状態(図10(a)も同様)から、前記(1)の場合と同様にして船艇5を船用アンカーAの上方へ移動させてアンカーロープ4を上方へ引っ張ると、前記(1)の場合と相違して、海底面の土砂に刺さっているフリューク1は比較的容易に土砂を起こすことができる。
したがって、操作具31に上方へ引き上げる力が作用したときに、ボルト34が掛合入溝271から外れず(図6の状態を参照)、フリューク1とシャンク2の角度が固定された状態でシャンク2が上方へ回動し、それと共にフリューク1が海底面の土砂を起こし、把駐は解除される(図10(b)、(c)参照)。その後、船艇5は、船用アンカーAを船上に引き上げることにより航行することができる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
A 船用アンカー
1 フリューク
10、11 爪部材
12 連結軸
13 掬い板
14 補強板
15 転動部
150 突起
16 ピン案内部
160 内周面
161 空間部
17、17a 停止部
170、170a 当接面
18 出入口
2 シャンク
20 シャンク基体
21 軸受部
210 フランジ
22 挿通空間部
23 開口部
230 掛止部
24 開口部
240 掛止部
25 案内空間部
250 壁板
26 制御溝
27 制御口
270 円弧部
271 掛合入溝
272 直線部
273 掛合内角部
28 可動体
280 中間軸
281 ボルト・ナット
282 掛止体
283 ボルト・ナット
284 制御板
284a ネック部
284b ヘッド部
285 芯体
286 安定部材
287 掛止ピン
287a 掛止部
288 押しバネ
29 従動制御口
290 円弧部
291 掛合内角部
30 停止制御口
300 円弧部
301 掛合内角部
31 操作具
310 側板
311 長孔
32 ピン
33 シャックル
34 ボルト
340 ナット
35 ボルト
350 ナット
4 アンカーロープ
5 船艇

Claims (3)

  1. フリューク(1)と、
    フリューク(1)の基端側に、基端側が取着されており該取着部を中心としてフリューク(1)の表裏面側方向に回転できるシャンク(2)と、
    フリューク(1)に対するシャンク(2)の動きを、揚錨又は把駐状態のときは一定の範囲内に制限し、前記シャンク(2)に、該シャンク(2)の基端側に向かう力が加わったときは、フリューク(1)に対する前記制限を解除するように制御する回転制御機構部と、
    を備えている、
    船用アンカー。
  2. フリューク(1)と、
    フリューク(1)の基端側に、基端側が取着されており該取着部を中心としてフリューク(1)の表裏面側方向に回転できるシャンク(2)と、
    フリューク(1)に対するシャンク(2)の動きを、揚錨又は把駐状態のときは一定の範囲内に制限し、前記シャンク(2)に、該シャンク(2)の基端側に向かう力が加わったときは、フリューク(1)に対する前記制限を解除するように制御する回転制御機構部を有し、
    前記回転制御機構部は、
    シャンク(1)とフリューク(2)の基端側に配設されている基端側機構部と、アンカーロープまたはチェーンの取着部(33)を含んでシャンク(2)の先端側に配設され、前記基端側機構部を制御する先端側機構部と、該先端側機構部の動きを前記基端側機構部に伝達する伝達機構部を含み、
    前記アンカーロープまたはチェーンの取着部(33)に作用する力が揚錨又は把駐状態のときは、フリューク(1)の爪先方向を向いているシャンク(2)をフリューク(1)の表面又は裏面側に一定の制限範囲内で動くようにし、
    さらに、前記アンカーロープまたはチェーンの取着部(33)にシャンク(2)の基端側に向かう力が加わったときは、フリューク(1)に対して前記制限を解除してシャンク(2)を爪先とは反対方向に回転して根掛かり状態を解放できるようにする制御を含む、
    船用アンカー。
  3. フリューク(1)基端側の表裏面側に、水底と接した状態でシャンク(2)を先端部側方向に引いたときに、フリューク(1)をシャンク(2)に対して転動させる転動部(15)が立設されており、
    回転制御機構部は、フリューク(1)の転動後、フリューク(1)の爪先方向を向いているシャンク(2)をフリューク(1)の表面又は裏面側に一定の制限範囲内で動くようにする制御を含む、
    請求項1または2の何れか1項に記載の船用アンカー。
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