JP2011028661A - 複合記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、論理的に複数の分割領域に分割されたハードディスクの特定の分割領域に対するデータ処理速度を高速化することができるようにすることにある。
【解決手段】本発明に係る複合記憶装置10は、第1記憶媒体141、第2記憶媒体142および記憶領域対応付け部12を備える。第1記憶媒体は、記憶領域141bが論理的に複数の分割領域SR1,SR2,SR3,SR4に分割されている。第2記憶媒体は、複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域の記憶容量以上の記憶容量を有している。また、この第2記憶媒体は、データ処理速度が第1記憶媒体のデータ処理速度よりも高速である。記憶領域対応付け部は、第2記憶媒体の記憶容量以下の記憶容量を有する第1記憶媒体の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域に第2記憶媒体の記憶領域142bを対応付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なるデータ処理速度を有する複数の記憶媒体を備える複合記憶装置に関する。
過去に、ハードディスクに対するアクセス速度を高速化する目的で「ハードディスクに半導体メモリを組み合わせ、ハードディスクに対しては連続するアドレスへの連続的なアクセスを行わせ、半導体メモリに対してはランダムアクセスを行わせること(例えば、特開2007−293564号公報など参照)」や、「ハードディスクに半導体メモリを組み合わせ、外部からのアクセス要求に応じてハードディスクおよび半導体メモリへのアクセス制御を行うこと(例えば、特開2005−190187号公報など参照)」、「ハードディスクに半導体メモリを組み合わせ、外部データが半導体メモリに格納可能であればその外部データを圧縮して半導体メモリに格納し、外部データが半導体メモリに格納不可能であればその外部データをハードディスクに格納すること(例えば、特開2003−150415号公報など参照)」が提案されている。
特開2007−293564号公報 特開2005−190187号公報 特開2003−150415号公報
ところで、近年、1つのハードディスクを論理的に分割し各分割領域を複数のユーザに割り当ててそのハードディスクを使用する場合や、1つのハードディスクを論理的に分割し分割領域毎に異なるオペレーティングシステムをインストールする場合がある。そして、このような場合において、特定の分割領域に対するアクセス速度を高速化したい場合がある。
本発明の課題は、論理的に複数の分割領域に分割されたハードディスクの特定の分割領域に対するデータ処理速度を高速化することができるようにすることにある。
第1発明に係る複合記憶装置は、第1記憶媒体、第2記憶媒体および記憶領域対応付け部を備える。なお、ここで、第1記憶媒体は、例えば、ハードディスク等である。また、第2記憶媒体は、例えば、半導体メモリ(フラッシュメモリ等)等である。第1記憶媒体は、記憶領域が論理的に複数の分割領域に分割されている。第2記憶媒体は、複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域の記憶容量以上の記憶容量を有している。また、この第2記憶媒体は、データ処理速度が第1記憶媒体のデータ処理速度よりも高速である。記憶領域対応付け部は、第2記憶媒体の記憶容量以下の記憶容量を有する第1記憶媒体の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域に第2記憶媒体の記憶領域を対応付ける。
このため、この複合記憶装置では、第2記憶媒体の記憶領域に対応付けられた分割領域に対する読出処理や書込処理を、第1記憶媒体よりも高速にデータ処理(読出処理や書込処理など)が可能である第2記憶媒体の記憶領域で行うことができる。したがって、この複合記憶装置では、第1記憶媒体(例えば、ハードディスク等)の特定の分割領域に対するデータ処理速度を高速化することができる。
なお、第2記憶媒体の記憶領域に対応付けられた分割領域に対する読出処理がなされる場合、分割領域に格納されるデータが第2記憶媒体の記憶領域にコピー処理されている必要がある。
第2発明に係る複合記憶装置は、第1発明に係る複合記憶装置であって、第1処理対象決定部をさらに備える。第1処理対象決定部は、分割領域に対して読出処理および書込処理の少なくとも一方の処理が要求される際、分割領域に第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられている場合は処理の対象を第2記憶媒体に決定し、分割領域に第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられていない場合は処理の対象を第1記憶媒体に決定する。
このため、この複合記憶装置では、第1記憶媒体(例えば、ハードディスク等)の特定の分割領域に対するデータ処理速度を高速化することができる。
第3発明に係る複合記憶装置は、第2発明に係る複合記憶装置であって、アドレス関連付け部、データ同期部および同期状態判定部をさらに備える。アドレス関連付け部は、第1記憶媒体のアドレス管理方式に第2記憶媒体の物理アドレスを関連付ける。データ同期部は、第2記憶媒体の記憶領域に格納されるデータ(以下「第2記憶媒体データ」という)と、第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられている分割領域(以下「対応分割領域」という)に格納されるデータ(以下「対応分割領域データ」という)とを同期させる。同期状態判定部は、第2記憶媒体データと対応分割領域データとが同期された状態であるか否かを判定する。そして、第1処理対象決定部は、分割領域に対して読出処理および書込処理の少なくとも一方の処理が要求される際、分割領域に第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられており且つ同期状態判定部において第2記憶媒体データと対応分割領域データとが同期された状態であると判定された場合は処理の対象を第2記憶媒体に決定し、分割領域に第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられており且つ同期状態判定部において第2記憶媒体データと対応分割領域データとが同期された状態でないと判定された場合はアドレスを維持したまま対応分割領域データ全てを第2記憶媒体の記憶領域にコピー処理しつつ読出処理の対象を第1記憶媒体に決定すると共に書込処理の対象を第2記憶媒体に決定し、分割領域に第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられていない場合は処理の対象を第1記憶媒体に決定する。
このため、この複合記憶装置では、第2記憶媒体データと対応分割領域データとを常に同期させつつ対応分割領域に対するデータ処理速度を高速化することができる。
第4発明にかかる複合記憶装置は、第1発明に係る複合記憶装置であって、記憶領域対応付け部は、第2記憶媒体の記憶領域に対応付けられる分割領域を切り換え可能である。また、この複合記憶装置は、アドレス関連付け部およびデータコピー処理部をさらに備える。アドレス関連付け部は、第1記憶媒体のアドレス管理方式に第2記憶媒体の物理アドレスを関連付ける。データコピー処理部は、記憶領域対応付け部により第2記憶媒体の記憶領域に対応付ける分割領域が切り換えられると、第2記憶媒体の記憶領域に格納されるデータを消去した後、アドレスを維持したまま切り換えられた分割領域(以下「新分割領域」という)に格納されるデータ全てを第2記憶媒体の記憶領域にコピー処理する。なお、ここにいう「データの消去」には、データを実際に消去することのみならず、データを実際に消去することなく単にそのデータの消去を示すフラグを立てることも含まれる。
このため、この複合記憶装置では、例えば、複数の分割領域に対する読取処理や書込処理を、時間をずらして高速化することができる。
第5発明に係る複合記憶装置は、第4発明に係る複合記憶装置であって、第2処理対象決定部をさらに備える。第2処理対象決定部は、コピー処理中に新分割領域に対して読出処理および書込処理の少なくとも一方の処理が要求されると、読出処理の対象を第1記憶媒体に決定すると共に書込処理の対象を第2記憶媒体に決定する。
このため、この複合記憶装置では、コピー処理中であっても分割領域に対する読出処理および書込処理を正常に行うことができる。
第6発明に係る複合記憶装置は、第1発明に係る複合記憶装置であって、記憶領域対応付け部は、第2記憶媒体の記憶容量よりも大きい記憶容量を有する第1記憶媒体の分割領域(以下「大容量分割領域」という)にも第2記憶媒体の記憶領域を選択的に対応付けすることが可能である。また、この複合記憶装置は、ディスクキャッシュ機能発現部をさらに備える。ディスクキャッシュ機能発現部は、記憶領域対応付け部により第2記憶媒体の記憶領域が大容量分割領域に対応付けられると、第2記憶媒体の記憶領域に格納されるデータを消去した後、第2記憶媒体の記憶領域をディスクキャッシュとして機能させる。
このため、この複合記憶装置では、第1記憶媒体の大容量分割領域に対しても第2記憶媒体をディスクキャッシュとして有効に活用することができる。
第7発明に係る複合記憶装置は、第1発明に係る複合記憶装置であって、第1記憶媒体は、第2記憶媒体の記憶領域の記憶容量と同一の記憶容量を有する分割領域が複数存在するように記憶領域が論理的に分割されている。また、第2記憶媒体は、常時、読出処理および書込処理の少なくとも書込処理の対象とされている。記憶領域対応付け部は、第2記憶媒体の記憶領域に対応付ける分割領域を切り換え可能である。データ同期部は、記憶領域対応付け部により第2記憶媒体の記憶領域に対応付ける分割領域が切り換えられると、第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられている分割領域に格納されるデータを、第2記憶媒体の記憶領域に格納されるデータと同期させる。
このため、この複合記憶装置では、第1記憶媒体(例えば、ハードディスク等)の特定の分割領域に対するデータ処理速度を高速化することができると共に、第2記憶媒体に格納されるデータの時系列的なバックアップを複数の分割領域にそれぞれ作成することができる。
第8発明に係る複合記憶装置は、第1発明から第7発明のいずれかに係る複合記憶装置であって、情報表示部をさらに備える。情報表示部は、記憶領域対応付け部により第2記憶媒体の記憶領域に対応付けられた分割領域の情報をデータ表示装置に表示する。
このため、この複合記憶装置では、ユーザが、第2記憶媒体の記憶領域に対応付けられた分割領域の状態を把握することができる。
本発明の実施の形態に係る複合記憶装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る複合記憶装置におけるマスターブートレコードの各パーティションテーブルと切換管理テーブルの分割領域との対応関係を表す図である。 変形例(B)に係る複合記憶装置におけるマスターブートレコードおよび拡張パーティションブートレコードの各パーティションテーブルと切換管理テーブルの分割領域との対応関係を表す図である。
―第1実施形態―
本発明の第1実施形態に係る複合記憶装置10は、図1に示されるように、主に、通信制御部11、データ転送制御部12、ユーザインターフェイス部13およびデータ記憶部14から構成されている。以下、これらの構成要素について下記に詳述する。
<複合記憶装置の構成要素の詳細>
(1)通信制御部
通信制御部11は、例えば、ATAや、SATA、SCSI、SAS、USB、IEEE1394、LAN等の通信インターフェイスであって、情報処理装置20との通信接続を制御する役目を担う。
(2)データ記憶部
データ記憶部14は、図1に示されるように、主に、ハードディスク部141および半導体メモリ部142から構成されている。
ハードディスク部141は、図1に示されているように、主に、ハードディスクインターフェイス部141aおよびハードディスク記憶領域141bから構成されている。
ハードディスクインターフェイス部141aは、例えば、ATAや、SATA、SCSI、SAS、USB、IEEE1394等の通信インターフェイスであって、データ転送制御部12とハードディスク記憶領域141bとの橋渡しをする役目を担う。
ハードディスク記憶領域141bは、本実施の形態において4つの分割領域SR1,SR2,SR3,SR4にパーティション分割されている。なお、本実施の形態において、第1分割領域SR1は、半導体メモリ記憶領域142bと同一の記憶容量を有している。また、第2分割領域SR2は、第1分割領域SR1の3分の1の記憶容量を有している。また、第3記憶分割SR3は、第1分割領域SR1の3分の2、すなわち、第2分割領域SR2の倍の記憶容量を有している。また、第4分割領域SR4は、第1分割領域SR1の5倍の記憶容量を有している。
また、MBR領域SR0には、図2に示されるように、パーティションテーブルが設けられている。これらのパーティションテーブルには、パーティションの開始位置情報を含むパーティションの位置情報が記述されている。そして、切換管理テーブルTsは、MBR領域SR0からそれらの位置情報を取得して、ハードディスク記憶領域141bに対する半導体メモリ記憶領域142bの割り当て位置情報や、分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の記憶容量と半導体メモリ記憶領域142bの記憶容量との比較結果の情報を作成する。
半導体メモリ部142は、例えば、フラッシュメモリや、DRAM、SRAM、MRAMなどであって、図1に示されるように、主に、インターフェイス変換部142aおよび半導体メモリ記憶領域142bから構成されている。
インターフェイス変換部142aは、ハードディスク記憶領域141bと同一のアドレス管理方式により半導体メモリ記憶領域142bにアクセスすることができるようにするものである。なお、そのような具体的手法としては、例えば、半導体メモリ部142の物理アドレスをハードディスク部141のアドレス管理方式(例えば、CHS方式やLBA方式など)に関連付ける(例えば、SSDのように、半導体メモリ部142をハードディスク部141としてエミュレートする)こと等が挙げられる。
(3)データ転送制御部
データ転送制御部12は、情報処理装置20が通信制御部11に通信接続されると、その情報処理装置20に対して「その情報処理装置20がハードディスク部141に通信接続された」と認識させる。つまり、複合記憶装置10に通信接続された情報処理装置20は、常にハードディスク部141に対して読出処理要求や書込処理要求を行うことになる。
また、このデータ転送制御部12には、切換制御部121が設けられている。そして、この切換制御部121は、図2に示されるように、MBR領域SR0内の情報に基づいて切換管理テーブルTsを作成して記憶し、各分割領域SR1,SR2,SR3,SR4と半導体メモリ領域142bとの対応付けを制御する。なお、切換管理テーブルTsには、図2に示されるように、分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の開始位置を含む各種位置情報や、分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の記憶容量と半導体メモリ記憶領域142bの記憶容量との比較結果の情報SI(例えば、分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の記憶容量が半導体メモリ記憶領域142bの記憶容量よりも大きいことを示すフラグの情報など)、ハードディスク記憶領域141bに対して半導体メモリ記憶領域142bを割り当てる場所を示す選択フラグの情報SF、ハードディスク部141のアドレス空間における同期済み位置(分割領域SR1,SR2,SR3,SR4から半導体メモリ記憶領域142bへのコピー情報のアドレス位置)の情報、ハードディスク部141と半導体メモリ部142とが交換されたか否かの情報(RAID関連情報)などが格納されている。
なお、このデータ転送制御部12は、半導体メモリ部142に対応付けられた分割領域SR1,SR2,SR3の記憶容量が半導体メモリ部142の記憶容量以下である場合、半導体メモリ部142をその分割領域SR1,SR2,SR3と同一の記憶容量を有する記憶部として設定する。すなわち、情報処理装置20は、その分割領域SR1,SR2,SR3と半導体メモリ記憶領域142bとを、同一の容量、同一のアドレス空間を有する記憶領域として認識することになる。
(4)ユーザインターフェイス部
ユーザインターフェイス部13は、図1に示されるように、主に、切換スイッチ部131および情報表示部132から構成されている。
切換スイッチ部131は、機械的な切換スイッチであって、半導体メモリ部142の分割領域SR1,SR2,SR3,SR4への割り当て位置を切り換える役目を担う。なお、本実施の形態では、切換スイッチ部131のスイッチの位置と切換管理テーブルTs(図2参照)の選択フラグとが合わせられている。
情報表示部132は、半導体メモリ記憶領域142bが対応付けられている分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の情報や、半導体メモリ記憶領域142bと分割領域SR1,SR2,SR3,SR4とに格納されるデータの同期状態の情報を情報処理装置20の表示装置(図示せず)に表示する。
<読出・書込処理>
以下、通常時、電源投入時および分割領域切換時の複合記憶装置における読出・書込処理の詳細を、半導体メモリ記憶領域の対応付けがある場合とない場合とに分けて説明する。
(1)通常時の読出・書込処理
a.半導体メモリ記憶領域が対応付けられている分割領域に対する読出・書込処理
データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR1,SR2,SR3の記憶容量以上の記憶容量を有していると認識すると、半導体メモリ部142に対して読取処理および書込処理を行う。
その一方、データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR4の記憶容量未満の記憶容量しか有していないと認識すると、半導体メモリ記憶領域142b中のデータを消去すると共に半導体メモリ部142をその分割領域SR4に対するディスクキャッシュとして動作させる。なお、本実施の形態において、「データの消去」とは、データを実際に消去することのみならず、データを実際に消去することなく単にそのデータの消去を示すフラグを立てることをも意味する。
なお、データ転送制御部12が半導体メモリ部142をディスクキャッシュとして動作させる場合、データ転送制御部12は、分割領域SR4のデータを情報処理装置20へ転送すると共に分割領域SR4のデータを半導体メモリ記憶領域142bの同一のアドレス位置にコピー処理し、その後、半導体メモリ部142に対して読出処理を行う。
また、データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bに対して書込処理を行う。そして、データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bがデータで飽和状態となったと認識すると、半導体メモリ記憶領域142Bの古いデータから順に任意のタイミングで分割領域SR4の同一アドレス位置へデータを書き戻し、半導体メモリ記憶領域142Bの分割領域SR4への書き戻しが完了したデータの位置に新しいデータの上書き処理を行う。
b.半導体メモリ記憶領域が対応付けられていない分割領域に対する読出・書込処理
データ転送制御部12は、ハードディスク部141に対して読取処理および書込処理を行う。
(2)電源投入時の読出・書込処理
a.半導体メモリ記憶領域が対応付けられている分割領域に対する読出・書込処理
データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR1,SR2,SR3の記憶容量以上の記憶容量を有していると認識すると、先ず、半導体メモリ記憶領域142bに格納されるデータと、分割領域SR1,SR2,SR3に格納されるデータとが同期されているか否かを判定する。そして、データ転送制御部12は、両記憶領域のデータが同期されていると判定すると、半導体メモリ部142に対して読取処理および書込処理を行う。
その一方、データ転送制御部12は、両記憶領域のデータが同期されていないと判定すると、分割領域SR1,SR2,SR3のデータを半導体メモリ記憶領域142bへコピーする。なお、この際、データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142b中、分割領域SR1,SR2,SR3のデータと同一のアドレス位置にデータを格納する。
なお、コピー処理中に情報処理装置20から分割領域SR1,SR2,SR3に対して読出処理要求が行われた場合、データ転送制御部12は、分割領域SR1,SR2,SR3のデータを情報処理装置20へ転送すると共に分割領域SR1,SR2,SR3のデータを半導体メモリ記憶領域142bの同一のアドレス位置にコピー処理し、その後、半導体メモリ部142に対して読出処理を行う。
また、コピー処理中に情報処理装置20から分割領域SR1,SR2,SR3に対して書込処理要求が行われた場合、データ転送制御部12は、半導体メモリ部142に対して書込処理を行う。なお、かかる場合、データ転送制御部12は、その書込データの書込アドレスとデータサイズ情報とを保持し、任意のタイミングで分割領域SR1,SR2,SR3に対して書き戻し処理を行う。
その一方、データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR1,SR2,SR3の記憶容量未満の記憶容量しか有していないと認識すると、半導体メモリ記憶領域142b中のデータを消去すると共に半導体メモリ部142をディスクキャッシュとして動作させる。なお、ディスクキャッシュ動作については上記の通りである。
b.半導体メモリ記憶領域が対応付けられていない分割領域に対する読出・書込処理
データ転送制御部12は、ハードディスク部141に対して読取処理および書込処理を行う。
(3)分割領域切換時の読出・書込処理
a.半導体メモリ記憶領域が対応付けられている分割領域に対する読出・書込処理
データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR1,SR2,SR3の記憶容量以上の記憶容量を有していると認識すると、分割領域切換前に半導体メモリ記憶領域142bに対応付けられていた分割領域SR1,SR2,SR3の同一アドレス位置へ、半導体メモリ記憶領域142bのデータを書き戻し、半導体メモリ記憶領域142b中のデータを消去し、新たに対応付けられた分割領域SR1,SR2,SR3中のデータを半導体メモリ記憶領域142bへコピー処理する。なお、この際、データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142b中、分割領域SR1,SR2,SR3のデータと同一のアドレス位置にデータを格納する。
なお、コピー処理中に情報処理装置20から分割領域SR1,SR2,SR3に対して読出処理要求が行われた場合、データ転送制御部12は、分割領域SR1,SR2,SR3のデータを情報処理装置20へ転送すると共に分割領域SR1,SR2,SR3のデータを半導体メモリ記憶領域142bの同一のアドレス位置にコピー処理し、その後、半導体メモリ部142に対して読出処理を行う。
また、コピー処理中に情報処理装置20から分割領域SR1,SR2,SR3に対して書込処理要求が行われた場合、データ転送制御部12は、半導体メモリ部142に対して書込処理を行う。なお、かかる場合、データ転送制御部12は、その書込データの書込アドレスとデータサイズ情報とを保持し、任意のタイミングで分割領域SR1,SR2,SR3に対して書き戻し処理を行う。
その一方、データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR4の記憶容量未満の記憶容量しか有していないと認識すると、半導体メモリ記憶領域142b中のデータを消去すると共に半導体メモリ部142をディスクキャッシュとして動作させる。なお、ディスクキャッシュ動作については上記の通りである。
b.半導体メモリ記憶領域が対応付けられていない分割領域に対する読出・書込処理
データ転送制御部12は、ハードディスク部141に対して読取処理および書込処理を行う。
<第1実施形態に係る複合記憶装置の特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係る複合記憶装置10では、半導体メモリ記憶領域142bに対応付けられた分割領域SR1,SR2,SR3に対する読出処理や書込処理を、ハードディスク部141よりも高速にデータ処理(読出処理や書込処理など)が可能である半導体メモリ記憶領域142bで行うことができる。したがって、この複合記憶装置10では、ハードディスク部141の特定の分割領域に対するデータ処理速度を高速化することができる。
(2)
本発明の実施の形態に係る複合記憶装置10では、電源投入時において、データ転送制御部12は、半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR1,SR2,SR3の記憶容量以上の記憶容量を有していると認識すると、先ず、半導体メモリ記憶領域142bに格納されるデータと、分割領域SR1,SR2,SR3に格納されるデータとが同期されているか否かを判定する。そして、データ転送制御部12は、両記憶領域のデータが同期されていると判定すると、半導体メモリ部142に対して読取処理および書込処理を行う。その一方、データ転送制御部12は、両記憶領域のデータが同期されていないと判定すると、分割領域SR1,SR2,SR3のデータを半導体メモリ記憶領域142bへコピーする。このため、この複合記憶装置10では、半導体メモリ記憶領域142b中のデータと、分割領域SR1,SR2,SR3中のデータとを常に同期させつつ分割領域SR1,SR2,SR3に対するデータ処理速度を高速化することができる。
(3)
本発明の実施の形態に係る複合記憶装置10では、切換制御部121により半導体メモリ記憶領域142bに対応付けられる分割領域SR1,SR2,SR3,SR4を切り換えることが可能である。このため、この複合記憶装置10では、例えば、複数の分割領域SR1,SR2,SR3,SR4に対する読取処理や書込処理を、時間をずらして高速化することができる。なお、具体的には、複数のユーザそれぞれに対して分割領域SR1,SR2,SR3,SR4を割り当て、割り当てられた分割領域SR1,SR2,SR3,SR4に対してユーザに各人の好みのオペレーティングシステムをインストールさせて、各ユーザのオペレーティングシステムを適切なタイミングで高速化すること等が考えられる。なお、比較的小容量の半導体メモリによりこのようなオペレーティングシステムの高速化を実現することができることはコストパフォーマンスに非常に優れる。
(4)
本発明の実施の形態に係る複合記憶装置10では、電源投入時および分割領域切換時にコピー処理が行われ、そのコピー処理中に情報処理装置20から分割領域SR1,SR2,SR3に対して読出処理要求、書込処理要求があった場合、データ転送制御部12は、分割領域SR1,SR2,SR3のデータを情報処理装置20へ転送すると共に分割領域SR1,SR2,SR3のデータを半導体メモリ記憶領域142bの同一のアドレス位置にコピー処理し、その後、半導体メモリ部142に対して読出処理を行う。また、かかる場合、データ転送制御部12は、半導体メモリ部142に対して書込処理を行う。このため、この複合記憶装置10では、コピー処理中であっても分割領域SR1,SR2,SR3に対する読出処理および書込処理を正常に行うことができる。
(5)
本発明の実施の形態に係る複合記憶装置10では、半導体メモリ記憶領域142bの記憶容量よりも大きな記憶容量を有する分割領域SR4に対し、半導体メモリ部142をディスクキャッシュとして有効に活用することができる。
(6)
本発明の実施の形態に係る複合記憶装置10には、情報表示部132が設けられている。そして、この情報表示部132は、半導体メモリ記憶領域142bが対応付けられている分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の情報や、半導体メモリ記憶領域142bと分割領域SR1,SR2,SR3とに格納されるデータの同期状態の情報を情報処理装置20の表示装置に表示する。このため、この複合記憶装置10では、ユーザが、半導体メモリ記憶領域142bに対応付けられた分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の状態を把握することができる。
<第1実施形態の変形例>
(A)
第1実施形態に係る複合記憶装置10では切換スイッチ部131が機械的な切換スイッチであったが、切換スイッチ部は、情報処理装置20上で動作する切換スイッチプログラムであってもかまわない。
(B)
第1実施形態に係る複合記憶装置10では図2に示されるように各分割領域SR1,SR2,SR3,SR4がMBR領域SR0中の各パーティションテーブルに対応付けられていたが、図3に示されるように各分割領域SR1,SR2,SR3,SR4がMBR領域SR0中のパーティションテーブルのみならずEPBR領域のパーティションテーブルに対応付けられてもよい。
(C)
第1実施形態では特に言及していなかったが、ハードディスク部141および半導体メモリ部142は、着脱自在となるように構成されていてもかまわない。
(D)
第1実施形態では特に言及していなかったが、ハードディスク部141のハードディスクインターフェイス部141aにRAID機能が付加され、ミラーリング等のRAID構成が構築されてもかまわない。
(E)
第1実施形態では特に言及していなかったが、通常時において半導体メモリ部142に対してデータの書込処理が行われた場合、そのデータの格納アドレス情報とサイズ情報とが半導体メモリ記憶領域142bに保持され、そのデータが任意のタイミングで分割領域SR1,SR2,SR3へ書き戻されるようにしてもかまわない。
なお、このように書き戻し処理がなされない場合は、いつでもハードディスク記憶領域141bを初期状態に戻すことが可能となる。
また、ハードディスク部141が着脱自在である場合、書き戻し処理が完了してからハードディスク部141が脱着される必要がある。
(F)
第1実施形態に係る複合記憶装置10では第1分割領域SR1が半導体メモリ記憶領域142bと同一の記憶容量を有し、第2分割領域SR2が第1分割領域SR1の3分の1の記憶容量を有し、第3記憶分割SR3が第1分割領域SR1の3分の2、すなわち、第2分割領域SR2の倍の記憶容量を有し、第4分割領域SR4が第1分割領域SR1の5倍の記憶容量を有するようにハードディスク記憶領域141bがパーティション分割されたが、ハードディスク記憶領域141bのパーティション分割は任意になされてかまわない。
(G)
第1実施形態に係る複合記憶装置10では半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の記憶容量未満の記憶容量しか有していない場合、半導体メモリ記憶領域142b中のデータが消去されると共に半導体メモリ部142がディスクキャッシュとして動作させられたが、分割領域SR4に対する半導体メモリ部142の割り当てが行われないようにしてもかまわない。
(H)
第1実施形態に係る複合記憶装置10では半導体メモリ記憶領域142bが分割領域SR4の記憶容量未満の記憶容量しか有していない場合、半導体メモリ部142がディスクキャッシュとして動作させられ、半導体メモリ記憶領域142bがデータで飽和状態となった場合、データ転送制御部12が古いデータから順に新しいデータで上書き処理を行うが、データ転送制御部12が、情報処理装置20からのアクセス頻度が低いデータから順に新しいデータで上書処理を行うように設定されてもかまわない。
(I)
第1実施形態に係る複合記憶装置10では電源投入時および分割領域切換時においてコピー処理中に情報処理装置20から分割領域SR1,SR2,SR3に対して読出処理要求が行われた場合、データ転送制御部12は、分割領域SR1,SR2,SR3のデータを半導体メモリ記憶領域142bの同一のアドレス位置にコピー処理した後に半導体メモリ部142に対して読出処理を行ったが、分割領域SR1,SR2,SR3のデータを情報処理装置20へ転送すると共に分割領域SR1,SR2,SR3のデータを半導体メモリ記憶領域142bの同一のアドレス位置にコピー処理するのみでもかまわない。
(J)
第1実施形態に係る複合記憶装置10では電源投入時および分割領域切換時においてコピー処理中に情報処理装置20から分割領域SR1,SR2,SR3に対して書込処理要求が行われた場合、データ転送制御部12は、半導体メモリ部142に対して書込処理を行うと共に、その書込データの書込アドレスとデータサイズ情報とを保持し、任意のタイミングで分割領域SR1,SR2,SR3に対して書き戻し処理を行ったが、この書き戻し処理が行われなくてもかまわない。かかる場合、いつでも分割領域SR1,SR2,SR3を初期状態に戻すことができるというメリットがある。
(K)
第1実施形態では特に言及しなかったが、例えば、起動シーケンスを実現するためのプログラムをMBR領域SR0に格納し、そのプログラムによって、分割領域SR1,SR2,SR3,SR4が選択されると共に、選択された分割領域SR1,SR2,SR3,SR4に対して半導体メモリ記憶領域142bが自動的に対応付けられるようにしてもかまわない。なお、MBR領域SR0内のプログラムは、上記起動シーケンスを実現するためのプログラム本体を呼び出すプログラムであってもよい。また、かかる場合、情報処理装置20の表示画面上に分割領域SR1,SR2,SR3,SR4の選択状況が表示されてもかまわない。このようにすれば、ユーザは、例えば、起動オペレーティングシステムを選択するだけで、その起動オペレーティングシステムがインストールされている分割領域SR1,SR2,SR3,SR4を半導体メモリ記憶領域142bによって高速化することが可能となる。
―第2実施形態―
本発明の第2実施形態に係る複合記憶装置は、大容量のハードディスク部を低容量の半導体メモリ部の自動バックアップ先として活用するものである。具体的には、この複合記憶装置では、普段は高速な半導体メモリ部142が記憶媒体として利用され、読出処理要求や書込処理要求がない時間(例えば、深夜や休日など)に半導体メモリ記憶領域142bのデータ全てが大容量のハードディスク部141にバックアップされる。なお、この複合記憶装置は、ハードディスク記憶領域141bの分割方法および読出・書込処理方法を除き、第1実施形態に係る複合記憶装置10と同一の構成・機能を有する。以下、第1実施形態に係る複合記憶装置10との相違点であるハードディスク記憶領域の分割方法および読出・書込処理方法についてそれぞれ詳述する。
<ハードディスク記憶領域の分割方法>
本実施の形態では、初期設定時において、切換制御部121が、ハードディスク部141のMBR領域SR0を編集して半導体メモリ記憶領域142bと同一の記憶容量を有する分割領域を複数作成する。
<読出・書込処理方法>
本実施の形態において、データ転送制御部12は、原則として、情報処理装置20からの読出・書込処理要求に対する読出・書込処理を半導体メモリ部142に対して行う。
また、本実施の形態において、切換制御部121は、所定時間毎に半導体メモリ記憶領域142bを対応付ける分割領域を自動的に切り換える。そして、データ転送制御部12は、切換制御部121により半導体メモリ記憶領域142bを対応付ける分割領域が切り換えられる度に、所定のタイミング(例えば、読出・書込処理要求がないタイミングなど)で半導体メモリ記憶領域142b内の全てのデータをその分割領域にコピー処理する。
<バックアップ復元モード>
上記のようにして確保されたバックアップデータの復元処理は、情報処理装置20からハードディスク部141に対して行われる。
<第2実施形態に係る複合記憶装置の特徴>
本発明の実施の形態に係る複合記憶装置では、半導体メモリ部142の記憶容量と同一の記憶容量を有する分割領域が複数存在するようにハードディスク記憶領域141bが論理的に分割され、データ転送制御部12は、原則として、情報処理装置20からの読出・書込処理要求に対する読出・書込処理を半導体メモリ部142に対して行う。そして、データ転送制御部12は、切換制御部121により半導体メモリ記憶領域142bを対応付ける分割領域が切り換えられる度に、所定のタイミング(例えば、読出・書込処理要求がないタイミングなど)で半導体メモリ記憶領域142b内の全てのデータをその分割領域にコピー処理する。このため、この複合記憶装置では、ハードディスク部141の特定の分割領域に対する読出・書込処理を高速化することができると共に、半導体メモリ部142に格納されるデータの時系列的なバックアップを複数の分割領域にそれぞれ作成することができる。したがって、ユーザは、作業状態を容易に過去の任意の作業状態に戻すことができるようになる。
<第2実施形態の変形例>
(A)
第2実施形態に係る複合記憶装置では切換制御部121により半導体メモリ記憶領域142bを対応付ける分割領域が切り換えられる度に、データ転送制御部12が所定のタイミングで半導体メモリ記憶領域142b内の全てのデータをその分割領域にコピー処理したが、データ転送制御部12が所定のタイミングで、半導体メモリ記憶領域142bに対応付けられた分割領域から半導体メモリ記憶領域142bへコピー処理し、両記憶領域のデータを同期させるようにしてもよい。
(B)
第2実施形態では特に言及していなかったが、ハードディスク部141は、データ転送制御部12からバックアップ指令信号が送信されるまでスピンドルを停止させておいてもよい。
(C)
第2実施形態に係る複合記憶装置ではバックアップデータの復元処理が情報処理装置20からハードディスク部141に対して行われたが、バックアップ復元処理中、読出処理要求に対しては、データ転送制御部12が分割領域のデータを情報処理装置20へ転送すると共に半導体メモリ記憶領域142bの同一のアドレス位置にコピーし、書込処理要求対しては、データ転送制御部12がその書込データを半導体メモリ記憶領域142bへ書き込むようにしてもよい。
(D)
第2実施形態では特に言及していなかったが、データ転送制御部12がハードディスク部141のMBR領域SR0のパーティションテーブル情報とそれに付随する情報を編集し、その時点で割り当てられている分割領域のみを情報処理装置20に対して見せるようにしてもかまわない。
(E)
第2実施形態では特に言及していなかったが、分割領域をオペレーティングシステム起動可能な分割領域と設定してもかまわない。
(F)
第1実施形態の変形例(A)〜(D)が採用されてもかまわない。
10 複合記憶装置
11 通信制御部
12 データ転送制御部
13 ユーザインターフェイス部
14 データ記憶部
20 情報処理装置
121 切換制御部
131 切換スイッチ部
132 情報表示部
141 ハードディスク部
141a ハードディスクインターフェイス部
141b ハードディスク記憶領域
142 半導体メモリ部
142a インターフェイス変換部
142b 半導体メモリ記憶領域
SR1,SR2,SR3,SR4 分割領域
本発明に係る複合記憶装置は、論理的に複数の分割領域に分割されたハードディスクの特定の分割領域に対するデータ処理速度を高速化することができるという特徴を有し、例えば、複数の分割領域それぞれを異なるユーザに割り当て、特定のユーザのみからデータ処理要求に対する処理のみを高速化するような用途や、複数の分割領域それぞれに異なるオペレーティングシステムをインストールし、ユーザが選択したオペレーティングシステムの動作を高速化するような用途などに特に有用である。

Claims (8)

  1. 記憶領域が論理的に複数の分割領域に分割された第1記憶媒体と、
    前記複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域の記憶容量以上の記憶容量を有し、データ処理速度が前記第1記憶媒体のデータ処理速度よりも高速である第2記憶媒体と、
    前記第2記憶媒体の記憶容量以下の記憶容量を有する前記第1記憶媒体の前記分割領域のうち少なくとも1つの前記分割領域に前記第2記憶媒体の記憶領域を対応付ける記憶領域対応付け部と
    を備える複合記憶装置。
  2. 前記分割領域に対して読出処理および書込処理の少なくとも一方の処理が要求される際、前記分割領域に前記第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられている場合は前記処理の対象を前記第2記憶媒体に決定し、前記分割領域に前記第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられていない場合は前記処理の対象を前記第1記憶媒体に決定する第1処理対象決定部をさらに備える
    請求項1に記載の複合記憶装置。
  3. 前記第1記憶媒体のアドレス管理方式に前記第2記憶媒体の物理アドレスを関連付けるアドレス関連付け部と、
    前記第2記憶媒体の記憶領域に格納されるデータ(以下「第2記憶媒体データ」という)と、前記第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられている前記分割領域に格納されるデータ(以下「対応分割領域データ」という)とを同期させるデータ同期部と、
    前記第2記憶媒体データと前記対応分割領域データとが同期された状態であるか否かを判定する同期状態判定部と
    をさらに備え、
    前記第1処理対象決定部は、
    前記分割領域に対して読出処理および書込処理の少なくとも一方の処理が要求される際、
    前記分割領域に前記第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられており且つ前記同期状態判定部において前記第2記憶媒体データと前記対応分割領域データとが同期された状態であると判定された場合は前記処理の対象を前記第2記憶媒体に決定し、
    前記分割領域に前記第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられており且つ前記同期状態判定部において前記第2記憶媒体データと前記対応分割領域データとが同期された状態でないと判定された場合は、前記アドレスを維持したまま前記対応分割領域データ全てを前記第2記憶媒体の記憶領域にコピー処理しつつ前記読出処理の対象を前記第1記憶媒体に決定すると共に前記書込処理の対象を前記第2記憶媒体に決定し、
    前記分割領域に前記第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられていない場合は前記処理の対象を前記第1記憶媒体に決定する
    請求項2に記載の複合記憶装置。
  4. 前記記憶領域対応付け部は、前記第2記憶媒体の記憶領域に対応付けられる前記分割領域を切り換え可能であり、
    前記第1記憶媒体のアドレス管理方式に前記第2記憶媒体の物理アドレスを関連付けるアドレス関連付け部と、
    前記記憶領域対応付け部により前記第2記憶媒体の記憶領域に対応付ける前記分割領域が切り換えられると、前記第2記憶媒体の前記記憶領域に格納されるデータを消去した後、前記アドレスを維持したまま切り換えられた前記分割領域(以下「新分割領域」という)に格納されるデータ全てを前記第2記憶媒体の記憶領域にコピー処理するデータコピー処理部と
    をさらに備える
    請求項1に記載の複合記憶装置。
  5. 前記コピー処理中に前記新分割領域に対して読出処理および書込処理の少なくとも一方の処理が要求されると、前記読出処理の対象を前記第1記憶媒体に決定すると共に前記書込処理の対象を前記第2記憶媒体に決定する第2処理対象決定部をさらに備える
    請求項4に記載の複合記憶装置。
  6. 前記記憶領域対応付け部は、前記第2記憶媒体の記憶容量よりも大きい記憶容量を有する前記第1記憶媒体の前記分割領域(以下「大容量分割領域」という)にも前記第2記憶媒体の記憶領域を選択的に対応付けすることが可能であり、
    前記記憶領域対応付け部により前記第2記憶媒体の記憶領域が前記大容量分割領域に対応付けられると、前記第2記憶媒体の前記記憶領域に格納されるデータを消去した後、前記第2記憶媒体の前記記憶領域をディスクキャッシュとして機能させるディスクキャッシュ機能発現部をさらに備える
    請求項1に記載の複合記憶装置。
  7. 前記第1記憶媒体は、前記第2記憶媒体の記憶領域の記憶容量と同一の記憶容量を有する分割領域が複数存在するように前記記憶領域が論理的に分割されており、
    前記第2記憶媒体は、常時、読出処理および書込処理の少なくとも前記書込処理の対象とされており、
    前記記憶領域対応付け部は、前記第2記憶媒体の記憶領域に対応付ける前記分割領域を切り換え可能であり、
    前記記憶領域対応付け部により前記第2記憶媒体の記憶領域に対応付ける前記分割領域が切り換えられると、前記第2記憶媒体の記憶領域が対応付けられている前記分割領域に格納されるデータを、前記第2記憶媒体の記憶領域に格納されるデータと同期させるデータ同期部とをさらに備える
    請求項1に記載の複合記憶装置。
  8. 前記記憶領域対応付け部により前記第2記憶媒体の記憶領域に対応付けられた前記分割領域の情報をデータ表示装置に表示する情報表示部をさらに備える
    請求項1から7のいずれかに記載の複合記憶装置。
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