JP2011028629A - プレゼンテーションシステム - Google Patents

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JP2011028629A JP2009175413A JP2009175413A JP2011028629A JP 2011028629 A JP2011028629 A JP 2011028629A JP 2009175413 A JP2009175413 A JP 2009175413A JP 2009175413 A JP2009175413 A JP 2009175413A JP 2011028629 A JP2011028629 A JP 2011028629A
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Kazuo Ishimoto
一男 石本
Yusuke Ito
優祐 伊藤
Toshiro Nakakuki
俊朗 中▲茎▼
Makoto Maeda
誠 前田
Hiroshi Murashima
弘嗣 村島
Shugo Yamashita
周悟 山下
Toru Watanabe
透 渡辺
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Abstract

【課題】
基本映像に、指示棒によって描いた描画映像を重畳することを可能とするプレゼンテーションシステム及び撮像装置を提供する。
【解決手段】
本発明は、投写面上に映像光を投写する投写型映像表示装置40と、投写面を撮像する撮像装置60とを備えたプレゼンテーションシステム10であって、撮像装置によって撮像された撮像画像に基づいて、赤外光によって構成されるポインタ画像を取得するポインタ画像取得部130と、前記ポインタ画像に基づいて、前記赤外光によって指示された指示位置を特定する特定部140と、前記指示位置に基づいて、前記映像光を制御する映像制御部160とを備えることを要旨とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、投写面上に表示される映像内において、ポインタ光によって指示された指示位置を特定するプレゼンテーションシステムに関する。
従来、投写レンズユニットから出射された映像光を投写面上に投写する投写型映像表示装置が知られている。プレゼンテーションや会議などで投写型映像表示装置が用いられるケースが考えられる。プレゼンテーションや会議では、ユーザは、投写面上に表示された映像を指示棒などによって指示しながら説明を行うことが一般的である。
ここで、投写面上に表示された映像内において、指示棒などによって指示された指示位置の検出によって、ユーザの利便性の向上を図ることが提案されている。例えば、指示位置を利用するアプリケーションとしては、(a)指示位置にカーソル画像を表示するアプリケーション、(b)指示位置の推移に沿って線や曲線を描画するアプリケーションなどが挙げられる。
指示位置を検出する技術としては、投写レンズユニットから出射された映像光が指示棒によって遮られることによって、投写面上に投影される指示棒の影を利用する指示位置検出システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−222375号公報
しかしながら、投写面上に投影される指示棒の影を利用するシステムでは、スクリーンに対し、投写型映像表示装置が正対した状態で配置されないと、指示棒が指示している位置と指示棒の影との位置関係にずれが生じてしまう。すなわち、上記(b)のようなアプリケーションを活用する場合、描画映像がユーザの指示した位置からずれてしまい、ユーザの利便性の向上が十分に図れない。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、基本映像に、指示棒によって描いた描画映像を重畳することを可能とするプレゼンテーションシステム及び撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の一の特徴において、プレゼンテーションシステム(プレゼンテーションシステム10)は、投写面(スクリーン30)上に映像光を投写する投写型映像表示装置投写型映像表示装置40)と、前記投写面を撮像する撮像装置(撮像装置60)とを備えるものである。このプレゼンテーションシステムは、前記撮像装置によって撮像された撮像画像に基づいて、赤外光によって構成されるポインタ画像を取得するポインタ画像取得部(ポインタ画像取得部130)と、前記ポインタ画像に基づいて、前記赤外光によって指示された指示位置を特定する特定部(指示位置特定部140)と、前記指示位置に基づいて、前記映像光を制御する映像制御部(映像制御部160)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、特定部は、可視光画像取得部によって取得された可視光画像、及び、ポインタ画像取得部によって取得されたポインタ画像に基づいて、映像光によって構成される映像内において、指示棒などによって指示された指示位置を特定する。そして、指示棒が指示している指示位置に基づいて、描画映像を生成する。従って、基本映像に、指示棒によって描いた描画映像を重畳することが可能となる。これにより、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
本発明の一の特徴において、前記撮像装置は、連続して前記撮像画像を撮像するものであり、前記特定部は、前記連続した撮像画像のうち一つ前の撮像画像(N−1フレーム目の撮像画像)に基づいて、前記赤外光によって指示された指示位置を特定するものである。
この構成により、特定部での演算量を低減することができ、引いては、描画画像を生成するための応答速度を向上させることができる。
本発明の一の特徴において、プレゼンテーションシステムは、前記撮像装置によって撮像された撮像画像を記憶する記憶部(撮像画像記憶部110)をさらに備える。前記記憶部は、前記撮像装置の位置による歪みを補正して撮像画像を記憶する。
この構成により、撮像装置の位置に拠らず、正対した位置からの投写面の映像を記憶させることができる。従って、指示位置を正確に特定することができるほか、投写面に投写されている映像光を記録に残したい場合にも、きれいな映像を保存することができる。
本発明によれば、基本映像に、指示棒によって描いた描画映像を重畳することを可能とするプレゼンテーションシステムを提供することができる。
第1実施形態に係るプレゼンテーションシステムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置の撮像レンズ近傍を示す図である。 第1実施形態に係る制御ユニットを示すブロック図である。 第1実施形態に係る撮像装置によって撮像された撮像画像(第1撮像画像)の一例を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置によって撮像された撮像画像(第2撮像画像)の一例を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置によって撮像された撮像画像の他の例を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置によって撮像された撮像画像の歪みを補正する例を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置によって撮像された撮像画像から特定被写体を追尾する一例を示す図である。 第1実施形態に係る基本映像、描画映像および重畳映像の一例を示す図である。
以下において、本発明の実施形態に係るプレゼンテーションシステムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(プレゼンテーションシステムの構成)
以下において、第1実施形態に係るプレゼンテーションシステムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係るプレゼンテーションシステムの構成を示す図であり、図2は、第1実施形態に係る撮像装置の撮像レンズ近傍を示す図である。
図1に示すように、プレゼンテーションシステム10は、パーソナルコンピュータ(以下、PC20)と、映像光Iを投写面であるスクリーン30に拡大投写する投写型映像表示装置40と、特定の波長帯の光を透過する選択透過素子50と、スクリーン30およびスクリーン30の下部に設けられた載置台32とを撮像する撮像装置60と、映像光Iの一部を指示するために用いられ、先端に赤外LED71が配された指示棒70とを備えている。
PC20は、画像等を表示する表示部21と、投写型映像表示装置40及びPC20を操作する操作部22とを備える。なお、PC20は、図1において、1台であるが、必ずしも1台である必要はなく、複数台であっても勿論よい。また、プレゼンテーションシステム10では、PC20の代わりに、他の情報端末装置が用いられていてもよい。
スクリーン30は、投写型映像表示装置40からの映像光Iを反射する。投写型映像表示装置40からスクリーン30に投写された映像光Iの領域は、映像光Iによって構成される映像内31と定義される。スクリーン30は、下部に載置台32を、上部に投写型映像表示装置40を備える。載置台32上に載置されたサンプルは、撮像装置60によって撮像され、投写型映像表示装置40によってスクリーン30へ投写される。
投写型映像表示装置40は、スクリーン30の上部に設けられる。投写型映像表示装置40は、図示しない投写レンズ群と非球面の凹面ミラーとによって、スクリーン30の上部からの、極めて焦点距離の短い投写を可能にしている。
投写型映像表示装置40は、図面では不図示であるが、白色光を発する光源と、可視光を透過して非可視光(視外光)を遮光するUV/IRカットフィルタと、光を均一化するフライアイレンズユニットと、光の偏光状態を揃えるPBSアレイと、可視光(赤成分光、緑成分光及び青成分光)を変調する液晶パネル(例えば、赤成分光用液晶パネル、緑成分光用液晶パネル及び青成分光用液晶パネル)と、液晶パネルから出射された光を合成するクロスダイクロイックプリズムとを備えている。
選択透過素子50は、図2に示すように、撮像装置60の光入射側に設けられる。具体的には、選択透過素子50は、可視光が有する第1波長帯の光を透過する第1状態と、赤外LED71が発する赤外の波長帯(第2波長帯)の光を透過する第2状態とを切り替え可能に構成されている。
撮像装置60は、スクリーン30上に照射された光(すなわち、スクリーン30から反射した光)とスクリーン30の下部に設けられた載置台32からの光とを集光する撮像レンズ61と、撮像レンズ61から出射された光を撮像する撮像素子62とを有している。
この場合、撮像レンズ61は、スクリーン30および載置台32を含む広い範囲からの光を集光可能な広角レンズが適している。また、撮像レンズ61が通常の集光レンズの場合、図示しない切替手段によって、スクリーン30を含む領域から集光する向き(指示位置特定モード)と、載置台32上の面を含む領域から集光する向き(書画カメラモード)とを切り替えてもよい。
撮像素子62は、撮像レンズ61から出射された光をアナログ信号に変換する。そして、撮像素子62は、アナログ信号をデジタル信号(すなわち、撮像画像)に変換する。撮像素子62は、撮像画像をPC20に出力する。撮像素子62は、選択透過素子50が第1状態である場合に、第1撮像画像(図4参照)を撮像する。一方で、撮像素子62は、選択透過素子50が第2状態である場合に、第2撮像画像(図5参照)を撮像する。なお、第1撮像画像及び第2撮像画像の詳細については、後述する。
指示棒70は、ユーザ(不図示)がスクリーン30上に表示された映像を指示するツールである。指示棒70は、先端に赤外光を発する赤外LED71を備える。指示棒70は、赤外LED71から赤外光を出射する光出射ボタン72を有している。つまり、ユーザが光出射ボタン72を押すことにより、指示棒70から赤外光が出射される。
(制御ユニットの構成)
次に、第1実施形態に係る制御ユニットの構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る制御ユニットを示すブロック図であり、図4〜図6は、第1実施形態に係る撮像装置によって撮像された撮像画像の一例を示す図である。
ここで、図4(a)は、選択透過素子50が第1状態である場合に、選択透過素子50を透過する光(可視光)の波長帯を示す図であり、図4(b)は、選択透過素子50が第1状態である場合に、撮像素子62によって撮像された第1撮像画像を示す図である。なお、第1撮像画像には、投写型映像表示装置40がスクリーン30上に投写する映像光Iによって構成される基本映像と、ユーザの手など映像と、指示棒70の映像とが含まれる。
図5(a)は、選択透過素子50が第2状態である場合に、選択透過素子50を透過する光(赤外成分光)の波長帯を示す図であり、図5(b)は、選択透過素子50が第2状態である場合に、撮像素子62によって撮像された第2撮像画像を示す図である。なお、このとき、ユーザは光出射ボタン72を押しており、赤外LED71から赤外光が出射されているものとする。
図6は、ユーザが光出射ボタン72を押してなく、赤外LED71から赤外光が出射されていない場合の第2撮像画像を示す図である。
図3に示すように、制御ユニット100は、PC20に設けられている。制御ユニット100は、指示棒70によって指示された指示位置を特定する。具体的には、制御ユニット100は、撮像画像記憶部110と、可視光画像取得部120と、ポインタ画像取得部130と、指示位置特定部140と、基本映像生成部150と、描画映像生成部155と、映像制御部160とを備えている。
撮像画像記憶部110は、撮像素子62によって撮像された撮像画像を記憶する。例えば、撮像画像記憶部110は、第1撮像画像(図4参照)や、第2撮像画像(図5参照)などを記憶する。
ここで、撮像装置60は、スクリーン30から50cm乃至100cmの距離からスクリーン30全体を撮像する広角な撮像レンズ61を有する。したがって、スクリーン30から撮像素子62に入射する光は、スクリーン30の面に対して所定の角度傾斜している。そこで、撮像画像記憶部110は、撮像素子62によって撮像された撮像画像を、以下の手法を用いて、撮像装置60位置による画像の歪みを補正し、第1撮像画像、第2撮像画像として記憶する。
補正画像を生成するためには、撮像画像を補正画像に変換するための変換パラメータが必要となる。撮像画像記憶部110は、適切な補正画像が得られるように、即ち、補正画像上において、校正パターンの形状が正方形(或いは略正方形)になるように変換パラメータを校正し、校正後の変換パラメータを用いて撮像画像を補正画像に変換する。
具体的には、撮像画像と補正画像との間で、4点の座標値対応関係が分かれば、ホモグラフィ行列Hが一意に定まる。撮像画像と補正画像との間における4点の座標値対応関係に基づきホモグラフィ行列(射影変換行列)を求める手法として、公知の手法を用いればよい。
すなわち、図7に示すような撮像画像の座標値(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)及び(x4,y4)が、夫々、補正画像上における座標値(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)及び(X4,Y4)に変換されるように、ホモグラフィ行列Hの要素を求める。ホモグラフィ行列Hが求まれば、撮像画像上の任意の点を補正画像上の点に変換することが可能である。
実際には、最新のホモグラフィ行列Hに従って、撮像画像上の各座標(x,y)と補正画像上の各座標(X,Y)との対応関係を示すテーブルデータを作成し、これを撮像画像記憶部110に格納しておく。このテーブルデータを用いれば、撮像画像を補正画像、すなわち、図4に示すような第1撮像画像や、図5に示すような第2撮像画像に変換することができる。
可視光画像取得部120は、撮像素子62によって撮像された撮像画像に基づいて、スクリーン30上に照射された可視光によって構成される可視光画像を取得する。具体的には、可視光画像取得部120は、第1撮像画像(図4参照)を可視光画像として取得する。
ポインタ画像取得部130は、撮像素子62によって撮像された撮像画像に基づいて、指示棒70の先端部の位置、具体的には、指示棒70の先端に設けられた赤外LED71から出射された赤外成分光によって構成されるポインタ画像を取得する。すなわち、ポインタ画像取得部130は、第2撮像画像(図5参照)に基づいて、ポインタ画像を取得する。
指示位置特定部140は、可視光画像取得部120により取得された可視光画像(図4参照)、及び、ポインタ画像取得部130により取得されたポインタ画像(図5参照)に基づいて、映像光Iによって構成される映像内31において、指示棒70によって指示された指示位置を特定する。
具体的には、指示位置特定部140は、取得した撮像画像(可視光画像及びポインタ画像)内の特定被写体を追尾する追尾機能を備えている。かかる機能は指示位置特定部140が備える追尾処理部141により実現される。追尾処理部141は、例えば、撮像により取得した追尾対象の色情報(例えば、R、G、B信号からなる色信号)を追尾することにより、追尾対象を追尾する。
指示位置特定部140には、例えば、その内部メモリに予め追尾対象の色情報として、赤外LED71から出射される赤外成分光に基づく色信号が登録されている。ここで、赤外成分光は、人間には色として視認されないが、便宜上、色信号と称する。追尾処理部141は、追尾開始時に登録されている追尾対象の色信号を追尾色として設定する。追尾処理部141は、順次入力される撮像画像(フレーム画像)から追尾対象の位置及び大きさを検出する。
色情報に基づく追尾処理の方法として、特開平5−284411号公報、特開2000−48211号公報、特開2001−169169号公報などに記載の方法を用いることができる。上述したように、追尾対象が有する色情報は、設定した追尾色によって表現される。このため、追尾処理部141は、撮像画像の色情報に基づいて、追尾色との類似性が高い色を有する領域を撮像画像から抽出する。
ここで抽出された領域は、赤外LED71から出射された赤外成分光によって構成されるポインタ画像の領域とみなされる。より具体的には、図8に示すように、撮像画像内Pに、追尾対象のポインタ画像領域の大きさと同程度の大きさを有する追尾枠Tを設定する。追尾枠T内における画像の色と追尾色との類似性評価を、探索範囲S内で追尾枠Tの位置を順次変更しながら実行する。最大の類似性が得られた追尾枠の位置に、追尾対象のポインタ画像領域が存在すると判断する。
Nフレーム目における探索範囲Sは、N−1フレーム目の撮像画像における追尾対象の位置を基準にして設定される。通常、その探索範囲Sは、前回の撮像画像における追尾対象の位置を中心とする矩形領域とされ、探索範囲のサイズ(画像サイズ)は、撮像画像の全体領域のサイズよりも小さく設定される。
追尾処理部141は、次々と入力される撮像画像に対して、上述の色情報に基づく追尾処理を実行することにより、各追尾対象フレーム画像における追尾対象の位置を検出する。例えば、追尾対象の位置は、その追尾対象のポインタ画像領域の中心座標値によって表現される。また、撮像画像P上における追尾対象の大きさは、追尾対象と撮像装置60との間における、実空間上の距離の変化などに起因して変化する。
このため、撮像画像P上における追尾対象の大きさに応じて上記の追尾枠Tの大きさを適切に変更していく必要がある。この変更は、公知の追尾アルゴリズムで用いられる被写体サイズ検出方法を用いることによって実現される。
画像特徴は、輝度情報及び色情報を含む。この分類によって追尾対象の輪郭が推定される。そして、その輪郭から追尾対象の大きさを推定し、この推定された大きさに応じて追尾枠の大きさを設定する。追尾枠の大きさを設定するということは、撮像画像における追尾対象のポインタ画像領域の大きさを検出するということと同義である。また、追尾対象の大きさは、ポインタ画像領域の大きさに比例するのであるから、ポインタ画像領域の大きさの検出と同時に追尾対象の大きさも特定される。このため、追尾処理部141は、各撮像画像における追尾対象の位置及び大きさを検出することとなる。
このように、追尾機能を用いて指示棒70、特にその赤外LED71の位置を特定することにより、指示位置特定部140での演算量を低減することができる。
基本映像生成部150は、映像入力信号に基づいて、基本映像(図9(a)参照)を生成する。具体的には、基本映像生成部150は、投写型映像表示装置40がスクリーン30上に投写する映像光Iによって構成される基本映像を生成する。
描画映像生成部155は、指示位置特定部140によって特定された赤外LED71によって指示された指示位置に基づいて、描画映像(図9(b)参照)を生成する。ここで、描画映像生成部155は、ユーザの手振れの影響を除去するために、細かい指示棒70(赤外LED71)の移動は特定せずに、描画映像を生成できる。
映像制御部160は、描画映像生成部155によって生成された描画映像を基本映像生成部150によって生成された基本映像に重畳して、可視光によって構成される重畳映像(図9(c)参照)を生成する。
なお、映像制御部160は、一定時間が経過した後に、描画映像を重畳映像から消去して基本映像に生成し直してもよい。また、描画映像生成部155は、映像内31において、赤外LED71によって指示された指示位置において描画映像を生成するものとして説明したが、これに限定されるものではない。
以上の構成により、投写型映像表示装置40からスクリーン30上に投写された映像光Iによって構成される映像内31において、指示棒70によって指示された指示位置が特定される。そして、描画映像生成部155によって生成された描画映像が基本映像生成部150によって生成された基本映像に重畳されて、可視光によって構成される重畳映像(図9(c)参照)が生成される。従って、投写型映像表示装置40からスクリーン上に重畳映像(すなわち、基本映像及び描画映像)が投写される。
(作用・効果)
第1実施形態では、基本映像生成部150は、映像データに基づいて、基本映像を生成する。描画映像生成部155は、描画データに基づいて、描画映像を生成する。映像制御部160は、描画映像生成部155によって生成された描画映像を基本映像生成部150によって生成された基本映像に重畳して、映像光Iによって構成される重畳映像を生成する。そして、投写型映像表示装置40からスクリーン30上に重畳映像(すなわち、基本映像及び描画映像)が投写される。従って、ユーザの指示によってスクリーン30上に投写型映像表示装置40から描画映像を投写することができ、ユーザの利便性の向上をさらに図ることができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
具体的には、選択透過素子50は、第1状態と第2状態とを切り替え可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、特定の色成分光のみを透過するフィルタなどの複数の素子を備えていてもよい。
また、選択透過素子50は、撮像装置60の光入射側に設けられているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、第1状態と第2状態とを切り替え可能に構成されていればよく、例えば、撮像レンズ61と撮像素子62との間に設けられていてもよい。
指示棒70の先端に設けられた赤外LED71は、光出射ボタン72を押すことにより、点灯状態になることを前提に説明したが、これに限定されるものではなく、複数の点灯パターンを選択したり、周波数が変化するように調整したりできるように、複数の光出射ボタンを備えていてもよい。
また、所定の距離をあけて、複数の赤外LEDを配することにより、指示棒70全体の位置や傾きなどを特定し、その情報によって、様々な描画映像を描けるように設定されてもよい。指示棒70に加速度センサを内蔵させることにより、指示棒70の動きを検出し、赤外LED71の点灯パターンを変更できるように設定されてもよい。これらの構成により、指示棒70に配されたボタン類を削除することができ、シンプルな指示棒70を提供できる。
さらには、一定時間が経過した後に、描画映像が消去されるのではなく、光停止ボタンを配して、描画映像を消去できるように設定されてもよい。
第1実施の形態では、指示棒70は基本映像に描画映像を追加する手段として説明したが、指示棒70の役割はこれに限定されるものではない。上述したような点灯パターンやアイコンとの組み合わせなどによって、PC20に接続されるマウスに代わる手段としても活用可能である。
加えて、投写型映像表示装置40(撮像装置60)と投射面30との距離が非常に近い場合は、指示棒70に代えてペン型のものを用いてもよい。この場合、撮像装置60が極めて斜めから撮像することになるので、赤外LED71からの光が指示棒70を持つ人で遮られることがない。従って、扱いやすい形状(例えば、ペン型)にすることで、ユーザの利便性がより向上する。
実施形態では、特に触れていないが、PC20は、投写型映像表示装置40や撮像装置60と有線により接続されてもよく、無線により接続されてもよい。同様に、投写型映像表示装置40は、撮像装置60と有線又は無線により接続されてもよい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…プレゼンテーションシステム、20…PC、21…表示部、22…操作部、30…スクリーン、31…映像内、32…載置台、40…投写型映像表示装置、50…選択透過素子、60…撮像装置、61…撮像レンズ、62…撮像素子、70…指示棒、71…赤外LED、72…光出射ボタン、100…制御ユニット、110…撮像画像記憶部、120…可視光画像取得部、130…ポインタ画像取得部、140…指示位置特定部、141…追尾処理部、150…基本映像生成部、155…描画映像生成部、160…映像制御部

Claims (3)

  1. 投写面上に映像光を投写する投写型映像表示装置と、前記投写面を撮像する撮像装置とを備えたプレゼンテーションシステムであって、
    前記撮像装置によって撮像された撮像画像に基づいて、赤外光によって構成されるポインタ画像を取得するポインタ画像取得部と、
    前記ポインタ画像に基づいて、前記赤外光によって指示された指示位置を特定する特定部と、
    前記指示位置に基づいて、前記映像光を制御する映像制御部とを備えることを特徴とするプレゼンテーションシステム。
  2. 請求項1記載のプレゼンテーションシステムにおいて、
    前記撮像装置は、連続して前記撮像画像を撮像するものであり、
    前記特定部は、前記連続した撮像画像のうち一つ前の撮像画像に基づいて、前記赤外光によって指示された指示位置を特定することを特徴とするプレゼンテーションシステム。
  3. 請求項1記載のプレゼンテーションシステムにおいて、
    前記撮像装置によって撮像された撮像画像を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記撮像装置の位置による歪みを補正して撮像画像を記憶することを特徴とするプレゼンテーションシステム。
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