JP2011028176A - タンデム型カラー画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写ベルトの変位を検出するセンサに経時劣化が生じても、転写ベルトの変位の検出精度が低下するのを防ぐ。
【解決手段】タンデム型カラー画像形成装置において、中間転写ベルト5の縁部に接触し、中間転写ベルト5の幅方向の変位に追随して変位する変位部材31を設け、この変位部材31の変位を非接触型の位置センサ32により検出する。また、中間転写ベルト5、各画像形成ユニットおよび各1次転写ローラの配置を、カラー画像形成を行うための第1の配置と、モノクロ画像形成を行うための第2の配置との間で切り替えるために、配置切替カム26を回転させる。この配置切替カム26を回転させるための動力を利用して、変位部材31を中間転写ベルト5の変位とは別に変位させ、位置センサ32の較正を行う。
【選択図】図3
【解決手段】タンデム型カラー画像形成装置において、中間転写ベルト5の縁部に接触し、中間転写ベルト5の幅方向の変位に追随して変位する変位部材31を設け、この変位部材31の変位を非接触型の位置センサ32により検出する。また、中間転写ベルト5、各画像形成ユニットおよび各1次転写ローラの配置を、カラー画像形成を行うための第1の配置と、モノクロ画像形成を行うための第2の配置との間で切り替えるために、配置切替カム26を回転させる。この配置切替カム26を回転させるための動力を利用して、変位部材31を中間転写ベルト5の変位とは別に変位させ、位置センサ32の較正を行う。
【選択図】図3
Description
本発明は、いわゆるタンデム型の中間転写方式を採用したタンデム型カラー画像形成装置に関する。
カラープリンタ、カラーファクシミリなどのカラー画像形成装置として、タンデム型の中間転写方式を採用したタンデム型カラー画像形成装置が知られている。
このようなタンデム型カラー画像形成装置では、例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック等のトナー像を中間転写ベルト上に順次重ねて転写(1次転写)していき、この中間転写ベルト上に重ねて転写されたトナー像を用紙に一括して転写(2次転写)することにより、用紙上にカラー画像を形成する(特許文献1参照)。
また、タンデム型カラー画像形成装置では、中間転写ベルトが蛇行し、1次転写後または2次転写後の画像に色ずれ等が発生するおそれがある。そこで、タンデム型カラー画像形成装置の中には、中間転写ベルトの蛇行によって生じる中間転写ベルトの幅方向の変位を検出し、この検出結果に基づいて中間転写ベルトの蛇行を除去する機構を備えたものがある(特許文献2ないし4参照)。
中間転写ベルトの変位を検出するセンサとしては、発光部と受光部とを備えた非接触型の位置センサ(光センサ)が一般的に用いられる。そして、中間転写ベルトの変位の検出は、発光部から中間転写ベルトの縁部に光を照射し、中間転写ベルトの縁部に反射した光を受光部により受光し、受光した光に対応した電気信号に基づいて中間転写ベルトの位置を検出することにより行う(特許文献2参照)。
また、中間転写ベルトの縁部に接触し、中間転写ベルトの幅方向の変位に追随して変位する接触子を設け、この接触子の変位を位置センサにより検出するものもある(特許文献3または4参照)。
ところで、中間転写ベルトの変位を検出するための位置センサに経時劣化が生じると、位置センサの検出精度が低下し、中間転写ベルトの変位検出精度が下がる。
すなわち、位置センサによる変位の検出は、経時劣化が生じていない正常時における発光部の発光量および受光部の受光感度等に基づいて基準値を予め設定し、実際の変位検出時において、受光部による受光量に対応する検出値と上記基準値との差に基づいて行う。
経時劣化により発光部の発光量が減少し、または受光部の受光感度が低下すると、上記検出値と上記基準値との差が、経時劣化による発光部の発光量の減少分または受光部の受光感度の低下分に応じて変動する。この結果、位置センサにより検出された中間転写ベルトの変位量と、実際の中間転写ベルトの変位量との間に、経時劣化による発光部の発光量の減少分または受光部の受光感度の低下分に応じた誤差が生じてしまう。この誤差に起因して、中間転写ベルトの変位検出精度が下がる。
本発明は例えば上述した問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、転写ベルトの変位を検出するセンサに経時劣化が生じても、転写ベルトの変位検出精度が低下するのを防ぐことができるタンデム型カラー画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のタンデム型カラー画像形成装置は、互いに離間した第1のローラと第2のローラとの間に架けられた無端状の転写ベルトと、前記転写ベルトの一面側に位置して前記第1のローラ側から第2のローラ側に向けて前記転写ベルトに沿って順に並設された複数の画像形成ユニットと、前記転写ベルトの他面側において前記複数の画像形成ユニットとそれぞれ対向する位置に設けられた複数の転写ローラと、前記転写ベルトの幅方向における変位に追随して変位する変位部材と、前記変位部材に接触せずに前記変位部材の変位を検出する非接触型の位置センサと、前記転写ベルトの変位とは別に前記変位部材を変位させる変位部材駆動部と、前記変位部材駆動部により前記変位部材を変位させながら前記位置センサを動作させ、当該位置センサの動作により得られた情報に基づいて位置センサの較正を行うセンサ較正部とを備えている。
また、前記複数の画像形成ユニットはカラー画像形成ユニットおよびモノクロ画像形成ユニットを有し、当該タンデム型カラー画像形成装置は前記各画像形成ユニットが前記転写ベルトの一面に接触する第1の配置と、前記カラー画像形成ユニットが前記転写ベルトの一面から離間すると共に前記モノクロ画像形成ユニットが前記転写ベルトの一面に接触する第2の配置とを切り替える配置切替機構を備え、前記変位部材駆動部は、前記配置切替機構により前記第1の配置と第2の配置とを切り替えるための動力を用いて前記変位部材を変位させることが望ましい。
さらに、前記配置切替機構は、前記第1の配置と第2の配置とを切り替えるために、前記カラー画像形成ユニットと前記転写ベルトとを相互に接触または離間させる配置切替カムを有し、前記変位部材駆動部は、前記配置切替カムの回転軸と同軸の回転軸を有する変位部材駆動カムであることが望ましい。
本発明によれば、転写ベルトの変位を検出するセンサに経時劣化が生じても、転写ベルトの変位検出精度が低下するのを防ぐことができる。また、このような検出精度低下の防止をタンデム型カラー画像形成装置の既存の構成を利用して容易または安価に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置の基本的構成)
図1は本発明の実施形態によるタンデム型カラー画像形成装置を示している。図2および図3は図1中のタンデム型カラー画像形成装置の画像形成機構を拡大して示している。
図1は本発明の実施形態によるタンデム型カラー画像形成装置を示している。図2および図3は図1中のタンデム型カラー画像形成装置の画像形成機構を拡大して示している。
図1において、タンデム型カラー画像形成装置1は、例えば、カラープリンタ、カラースキャナ、またはカラープリンタ機能およびカラースキャナ機能等を有する複合機等であり、タンデム型の中間転写方式を採用している。
画像形成装置1のハウジング2内において、図1中の右側には駆動ローラ3が設けられ、図1中の左側には従動ローラ4が設けられ、これら互いに離間した駆動ローラ3と従動ローラ4との間には中間転写ベルト5が架けられている。駆動ローラ3は図示しないモータにより回転し、中間転写ベルト5は駆動ローラ3の回転に従って図1中の矢示A方向に移動し、従動ローラ4は中間転写ベルト5の移動に伴って回転する。中間転写ベルト5は、無端状に形成され、中間転写方式における1次転写により形成されるトナー像を担持するベルトであり、トナー像は中間転写ベルト5の表面5Aに担持される。
中間転写ベルト5の軌道上部に位置して中間転写ベルト5の表面5A側には3つのカラー画像形成ユニット6、7、8と1つのモノクロ画像形成ユニット9とが設けられている。これらカラー画像形成ユニット6、7、8およびモノクロ画像形成ユニット9は、従動ローラ4側(上流側)から駆動ローラ3側(下流側)に向けて中間転写ベルト5に沿ってこの順番に並べられている。カラー画像形成時において、カラー画像形成ユニット6はマゼンタ(M)のトナー像を、カラー画像形成ユニット7はシアン(C)のトナー像を、カラー画像形成ユニット8はイエロー(Y)のトナー像を、モノクロ画像形成ユニット9はブラック(B)のトナー像を中間転写ベルト5の表面5Aに、これらトナー像が互いに重なり合うようにそれぞれ形成する。また、モノクロ画像形成時においては、モノクロ画像形成ユニット9のみがブラックのトナー像を中間転写ベルト5の表面5Aに形成する。
画像形成ユニット6は、図2に示すように、中間転写ベルト5の移動に同期して回転する感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電させる帯電装置12と、帯電した感光体ドラム11上に静電潜像を形成する露光装置13と、感光体ドラム11上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置14と、1次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーを除去する感光体クリーニング装置15とを備えている。画像形成ユニット7、8、9も画像形成ユニット6と同様の構成を有している。
中間転写ベルト5の軌道上部に位置して中間転写ベルト5の裏面5B側には3つのカラー1次転写ローラ16、17、18と1つのモノクロ1次転写ローラ19が設けられている。これらカラー1次転写ローラ16、17、18はカラー画像形成ユニット6、7、8の感光体ドラム11に対向する位置にそれぞれ配置され、モノクロ1次転写ローラ19はモノクロ画像形成ユニット9の感光体ドラム11に対向する位置に配置されている。これら4つの1次転写ローラ16ないし19には、図示しない電源が接続され、1次転写を行う際にはトナーの帯電極性に対して逆極性の電圧がそれぞれ印加される。これにより、各画像形成ユニット6、7、8、9の感光体ドラム11上に形成されたトナー像が中間転写ベルト5の表面5Aに転写(1次転写)される。
中間転写ベルト5の軌道下部には、中間転写ベルト5の表面5Aに形成されたトナー像を用紙Sに一括して転写(2次転写)する2次転写ローラ対20が設けられている。さらに、従動ローラ4とカラー1次転写ローラ16との間、モノクロ1次転写ローラ19と駆動ローラ3との間、および2次転写ローラ対20と従動ローラ4との間には、中間転写ベルト5の軌道を設定し、または中間転写ベルト5に張力を付与するための支持ローラ21、22、23がそれぞれ設けられている。
モノクロ1次転写ローラ19、支持ローラ22および駆動ローラ3は、これらローラの両端側にそれぞれ配置され、モノクロ1次転写ローラ19から駆動ローラ3にかけてそれぞれ伸長する一対のフレーム部材24(片側のみ図示)に回転可能に支持されている。ほぼ同様に、従動ローラ4も、当該従動ローラ4の両端側にそれぞれ配置された一対のフレーム部材(図示せず)に回転可能に支持されている。そして、これらフレーム部材24等はハウジング2に固定されている。
カラー1次転写ローラ16、17、18、および支持ローラ21は、これらローラの両端側にそれぞれ配置され、支持ローラ21からカラー1次転写ローラ18にかけてそれぞれ伸長する一対のフレーム部材25(片側のみ図示)に回転可能に支持されている。各フレーム部材25の一端部は図2中の連結点Bでフレーム部材24に回動可能に連結され、各フレーム部材25の他端部は配置切替カム26により図2中の支持点Cで支持されている。
配置切替カム26は、各画像形成ユニット6、7、8、9が中間転写ベルト5の表面5Aに接触する第1の配置と、カラー画像形成ユニット6、7、8が中間転写ベルト5の表面5Aから離間すると共にモノクロ画像形成ユニット9が中間転写ベルト5の表面5Aに接触する第2の配置とを切り替えるカムである。具体的には、配置切替カム26は、第1の配置と第2の配置との切替を行うために、各カラー画像形成ユニット6、7、8と中間転写ベルト5とを相互に接触、離間させる。配置切替カム26は、ハウジング2に固定された図示しないフレーム部材に回転可能に支持されている。また、配置切替カム26はハウジング2内に設けられた図示しない駆動モータにより駆動される。配置切替カム26を回転させると、支持点Cが上下方向に移動する。これにより、各フレーム部材25は連結点Bを支点として回動する(図2中の矢示D、図3中の矢示E参照)。
すなわち、カラー画像形成時には、カラー画像形成ユニット6、7、8および(必要に応じて)モノクロ画像形成ユニット9により1次転写を行う。このため、図2に示すように、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19等の配置を第1の配置にする。具体的には、配置切替カム26を回転させ、支持点Cを上方向に移動させる。これにより、各フレーム部材25が連結点Bを支点として矢示D方向に回動する。各フレーム部材25の回動に伴って支持ローラ21および各カラー1次転写ローラ16、17、18が、カラー画像形成ユニット6,7、8に接近する方向に移動すると共に、中間転写ベルト5が部分的に押し上がる。これにより、各カラー画像形成ユニット6、7、8が中間転写ベルト5の表面5Aに接触すると共に、各カラー転写ローラ16、17、18が中間転写ベルト5の裏面5Bに接触する。なお、画像形成時において、モノクロ画像形成ユニット9およびモノクロ1次転写ローラ19は中間転写ベルト5の表面5Aおよび裏面5Bに常時それぞれ接触している。
一方、モノクロ画像形成時には、モノクロ画像形成ユニット9のみにより1次転写を行う。このため、図3に示すように、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19等の配置を第2の配置にする。具体的には、配置切替カム26を図2に示す位置から180度回転させ、支持点Cを下方向に移動させる。これにより、各フレーム部材25が連結点Bを支点として矢示E方向に回動する。各フレーム部材25の回動に伴って支持ローラ21および各カラー1次転写ローラ16、17、18が、カラー画像形成ユニット6,7、8から離間する方向に移動すると共に、中間転写ベルト5が部分的に下がる。これにより、各カラー画像形成ユニット6、7、8が中間転写ベルト5の表面5Aから離間する。
また、配置切替カム26の近傍には、中間転写ベルト5の幅方向における変位を検出するための変位部材31、位置センサ32および検出処理部33が設けられている(図4参照)。また、配置切替カム26の近傍には、位置センサ32の較正を行うための変位部材駆動カム35およびセンサ較正部36が設けられている(図4参照)。変位部材31、位置センサ32、検出処理部33、変位部材駆動カム35およびセンサ較正部36については、後に図4ないし図14を用いて詳細に説明する。
さらに、図1に示すように、画像形成装置1のハウジング2内には、用紙Sを収容する例えば2つの給紙トレイ27、用紙S上に2次転写されたトナー像を定着させる定着装置28、用紙Sを給紙トレイ27から2次転写ローラ対20および定着装置28に順次搬送すると共に、画像定着後の用紙Sをハウジング2の外側面に取り付けられた排出トレイ29に排出する複数の搬送ローラ対30が設けられている。
このような構成を有する画像形成装置1の画像形成動作は次の通りである。すなわち、用紙S上にカラー画像を形成するときには、図2に示すように、配置切替カム26を回転させ、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19等の配置を第1の配置にし、各画像形成ユニット6、7、8、9を中間転写ベルト5の表面5Aに接触させる。そして、駆動ローラ3を回転させ、中間転写ベルト5を矢示A方向に移動させ、各画像形成ユニット6、7、8、9により各色のトナー像を中間転写ベルト5の表面5Aに重ねて1次転写していく。続いて、2次転写ローラ対20により、中間転写ベルト5の表面5Aに1次転写されたトナー像を、給紙トレイ27から搬送ローラ対30により搬送された用紙S上に一括して2次転写する。続いて、用紙S上に2次転写されたトナー像を定着装置28により定着し、この画像定着後の用紙Sを排出トレイ29に排出する。
用紙S上にモノクロ画像を形成するときには、図3に示すように、配置切替カム26を図2に示す位置から180度回転させ、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19等の配置を第2の配置にし、カラー画像形成ユニット6、7、8を中間転写ベルト5の表面5Aから離間させると共に、モノクロ画像形成ユニット9を中間転写ベルト5の表面5Aに接触させる。そして、駆動ローラ3を回転させ、中間転写ベルト5を矢示A方向に移動させ、モノクロ画像形成ユニット9によりブラックのトナー像を中間転写ベルト5の表面5Aに1次転写する。続いて、2次転写ローラ対20により、中間転写ベルト5の表面5Aに1次転写されたトナー像を、給紙トレイ27から搬送ローラ対30により搬送された用紙S上に一括して2次転写する。続いて、用紙S上に2次転写されたトナー像を定着装置28により定着し、この画像定着後の用紙Sを排出トレイ29に排出する。
(中間転写ベルトの変位検出)
図4および図5は、図2または図3中の変位部材31、位置センサ32、検出処理部33、変位部材駆動カム35、センサ較正部36等を拡大して示している。また、図6、図7および図8は、図4または図5中の変位部材31、位置センサ32、検出処理部33、変位部材駆動カム35、センサ較正部36等をさらに拡大して示している。図9および図10は変位部材31が中間転写ベルト5の変位に応じて回動する様子を示している。図11は、位置センサの発光部から発せられた光と変位部材31の光反射板との位置関係を示している。なお、図4では、説明の便宜上、中間転写ベルト5およびカラー画像形成ユニット6の感光体ドラム11については、その外形を二点鎖線で示し、詳細な図示を省略している。
図4および図5は、図2または図3中の変位部材31、位置センサ32、検出処理部33、変位部材駆動カム35、センサ較正部36等を拡大して示している。また、図6、図7および図8は、図4または図5中の変位部材31、位置センサ32、検出処理部33、変位部材駆動カム35、センサ較正部36等をさらに拡大して示している。図9および図10は変位部材31が中間転写ベルト5の変位に応じて回動する様子を示している。図11は、位置センサの発光部から発せられた光と変位部材31の光反射板との位置関係を示している。なお、図4では、説明の便宜上、中間転写ベルト5およびカラー画像形成ユニット6の感光体ドラム11については、その外形を二点鎖線で示し、詳細な図示を省略している。
画像形成装置1は、図4または図5に示すように、中間転写ベルト5の蛇行等によって生じる中間転写ベルト5の幅方向における変位を検出する手段として、変位部材31、位置センサ32および検出処理部33を有している。
変位部材31は、中間転写ベルト5の幅方向における変位に追随して変位する部材であり、配置切替カム26の近傍、具体的には従動ローラ4と支持ローラ21との間に設けられている。
変位部材31は、図6、図7または図8に示すように、金属材料または樹脂材料によりL字状に折れ曲がった板状に形成された部材本体41を有する。図6において部材本体41の左部には、従動ローラ4側に向けて伸長するアーム部42が一体的に形成され、アーム部42の先端部には、中間転写ベルト5の縁部に接触するベルト接触部43が固定されている。また、部材本体41の右部は、配置切替カム26に向けて伸長し、その端部が配置切替カム26の回転軸26Aの先端部に形成された変位部材駆動カム35と接触するカム接触部44となっている。
また、部材本体41の上部には支持軸45が設けられている。支持軸45の基端部は部材本体41に固定され、中間部は支持部材34に回転可能に支持されている。これにより、変位部材31は、支持軸45を軸として、支持部材34に対し、図6中の矢示F、G方向に回動する。また、支持部材34は、図4に示すように、例えば金属材料により横断面が略U字状またはコ字状に形成され、中間転写ベルト5の幅方向に沿って伸長し、その両端部(図示せず)がハウジング2に固定されている。
さらに、支持軸45の中間部には、図7または図8に示すように、回転制御部46が設けられている。回転制御部46の基端部は支持軸45の中間部に固定され、先端部はばね47を介して、支持部材34に形成されたばね取付部34Aに接続されている。ばね47は図7中の矢示H方向の付勢力を回転制御部46の先端部に与えている。これにより、変位部材31は、ばね47により矢示F方向に付勢されている。
さらに、図6に示すように、支持軸45の先端部には、位置センサ32の発光部32Aから発せられる光L(図11参照)を反射する光反射板48が固定されている。
位置センサ32は、変位部材31に接触せずに変位部材31の変位を検出する非接触型のセンサであり、具体的には発光部32Aおよび受光部32Bを有する光センサユニットである。位置センサ32は、発光部32Aから発せられ、変位部材31の光反射板48に反射した光を受光部32Bにより受光し、この受光量に対応して電圧が変化する検出信号を検出処理部33に向けて出力する。位置センサ32は、図4に示すように、支持部材34の上面に固定されている。また、位置センサ32は、発光部32Aから発せられた光Lと光反射板48との位置関係が後述する所定の位置関係(図11参照)となるように、変位部材31の光反射板48の下方の所定の位置に配置されている。
検出処理部33は、中間転写ベルト4の変位を検出するために、位置センサ32の制御を行うと共に、位置センサ32から出力された検出信号に基づいて変位部材31の変位量を算出する電子回路である。具体的には、検出処理部33は、中間転写ベルト4の変位を検出するために、位置センサ32の発光部32Aの発光を制御する。また、検出処理部33は、位置センサ32の受光部32Bから出力された検出信号の電圧値(検出値)と、予め記憶された基準値とを比較し、両者の差を、変位量信号として、ハウジング2内に設けられた画像形成装置1の図示しないメインコントローラに出力する。検出処理部33は、例えば演算処理装置および記憶装置を有し、例えば支持部材34の側面に取り付けられたマイクロコンピュータユニット37により構成されている。
このような構成を有する変位部材31、位置センサ32および検出処理部33は、次のように動作する。すなわち、図7において、中間転写ベルト5の幅方向における位置が適正位置P0のとき、変位部材31は、図7に示すデフォルト位置になる。変位部材31がデフォルト位置のとき、変位部材31のベルト接触部43が中間転写ベルト5の縁部に接触している。そして、ベルト接触部43は中間転写ベルト5の縁部により図7中の矢示J方向に押されている。この結果、変位部材31はばね47の付勢力に抗し、支持軸45を軸として矢示G方向に回動した状態を維持している。また、変位部材31がデフォルト位置のとき、位置センサ32の発光部32Aから発せられた光Lと変位部材31の光反射板48との位置関係は、図11(a)に示すように、光Lの半分が光反射板48に反射して受光部32Bに戻る位置関係となる。
光反射板48から反射した光を受光した受光部32Bは、この受光した光の光量に対応した電圧を有する検出信号を検出処理部33に出力する。検出処理部33はこの検出信号の電圧値(検出値)と、予め記憶された基準値とを比較し、両者の差を示す変位量信号を生成し、これを画像形成装置1の図示しないメインコントローラに出力する。ここで、この基準値は、変位部材31が図7に示すデフォルト位置にあり、発光部32Aから発せられた光Lと光反射板48との位置関係が図11(a)に示す位置関係にあるときに受光部32Bから出力された検出信号の電圧値を予め記憶したものである。したがって、この場合、検出値と基準値とが一致するため、両者の差はゼロとなる。よって、検出処理部33から出力される変位量信号の電圧値は例えばゼロとなる。
また、図9に示すように、中間転写ベルト5が蛇行して、中間転写ベルト5の幅方向における位置が二点鎖線で示す適正位置P0から一側(手前側)に変位して位置P1となったとき、変位部材31のベルト接触部43が中間転写ベルト5の縁部により押され、中間転写ベルト5の変位に追随して図9中の矢示J方向に移動する。この結果、変位部材31は、ばね47の付勢力に抗し、支持軸45を軸として矢示G方向に回動する。変位部材31がこのように回動することにより、位置センサ32の発光部32Aから発せられた光Lと変位部材31の光反射板48との位置関係は、図11(b)に示すように、光Lの全部が光反射板48に反射して受光部32Bに戻る位置関係となる。
このときに受光部32Bから出力される検出信号の電圧値(検出値)は、基準値よりも例えば大きくなり、両者の差は例えば正値となる。この場合、検出処理部33から出力される変位量信号は例えば正の電圧値を有する信号となる。
また、図10に示すように、中間転写ベルト5が蛇行して、中間転写ベルト5の幅方向における位置が二点鎖線で示す適正位置P0から他側(奥側)に変位して位置P2となったとき、変位部材31は、ばね47の矢示H方向の付勢力により、支持軸45を軸として矢示F方向に回動し、ベルト接触部43は中間転写ベルト5の縁部と接触した状態を維持しながら、中間転写ベルト5の変位に追随して矢示K方向に移動する。変位部材31がこのように回動することにより、位置センサ32の発光部32Aから発せられた光Lと変位部材31の光反射板48との位置関係は、図11(c)に示すように、光Lの全部が光反射板48に反射されず、光Lの全部が受光部32Bに戻らない位置関係となる。
このときに受光部32Bから出力される検出信号の電圧値(検出値)は、基準値よりも例えば小さくなり、両者の差は例えば負値となる。この場合、検出処理部33から出力される変位量信号は例えば負の電圧値を有する信号となる。
また、このように中間転写ベルト5の変位検出が行われている間、後述の変位部材駆動カム35は、図7、図9または図10に示す如く、変位部材31のカム接触部44から離間するように、その回転位置が設定されている。したがって、変位部材31の回動は、中間転写ベルト5の縁部がベルト接触部43を押す力と、ばね47の付勢力とにより制御される。
(位置センサの較正)
図12、図13および図14は、変位部材駆動カム35およびセンサ較正部36により位置センサ32の較正を行う様子を示している。
図12、図13および図14は、変位部材駆動カム35およびセンサ較正部36により位置センサ32の較正を行う様子を示している。
図12において、変位部材駆動カム35は、中間転写ベルト5の変位とは別に変位部材31を変位させ、センサ較正部36と共に位置センサ32の較正を行うカムである。変位部材駆動カム35は、配置切替カム26の回転軸26Aの先端部に形成され、配置切替カム26の回転軸と同軸の回転軸を有する。これにより、変位部材駆動カム35は、配置切替カム26により中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置を第1の配置と第2の配置との間で切り替えるための動力を用いて変位部材31を変位させる。
変位部材駆動カム35のカム形状は、次のような条件を満たすように設定されている。(1)中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置が第1の配置(図2参照)にある状態、およびこれらの配置が第2の配置(図3参照)にある状態では、変位部材駆動カム35を変位部材31のカム接触部44から離間させる。(2)中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置を第1の配置から第2の配置(あるいは第2の配置から第1の配置)に切り替えるために配置切替カム26を180度回転させる間に、変位部材31を図12に示す半反射位置および図13に示す全反射位置に順次位置決めできるようにする。ただし、半反射位置に位置決めするタイミングと全反射位置に位置決めするタイミングの順番は問わない。
センサ較正部36は、変位部材駆動カム35により変位部材31を変位させたときに位置センサ32を動作させ、位置センサ32の動作により得られた検出信号に基づいて位置センサ32の較正を行う電子回路である。センサ較正部36は、位置センサ32を較正するために、位置センサ32の発光部32Aの発光を制御する。また、センサ較正部36は、位置センサ32の受光部32Bから出力された検出信号の電圧値(検出値)に基づいて基準値を更新すると共に、変位量信号(基準値と検出値との差)を補正するための補正値を生成する。センサ較正部36は、支持部材34の側面に取り付けられたマイクロコンピュータユニット37に、検出処理部33と共に組み込まれている。
このような構成を有する変位部材駆動カム35およびセンサ較正部36による位置センサ32の較正動作は次の通りである。変位部材駆動カム35およびセンサ較正部36による位置センサ32の較正は、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置を第1の配置から第2の配置に切り替えるとき、あるいはこれらの配置を第2の配置から第1の配置に切り替えるときに行う。ここでは、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置を第1の配置から第2の配置に切り替えるときに位置センサ32の較正を行う場合を例にあげて説明する。
中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置が第1の配置にある状態では、変位部材駆動カム35は変位部材31のカム接触部44から離間している。この状態から、まず、配置切替カム26を所定の角度(例えばおよそ45度)回転させる。配置切替カム26の回転に伴って変位部材駆動カム35も当該所定の角度回転する。これにより、変位部材駆動カム35が変位部材31のカム接触部44に接触し、カム接触部44を押す。変位部材駆動カム35によりカム接触部44に加えられた押圧力により、変位部材31がばね47の付勢力に抗して、図12に示す半反射位置に移動する。この半反射位置は図7に示すデフォルト位置と等しい。
変位部材31を図12に示す半反射位置に移動させた直後、センサ較正部36が位置センサ32の発光部32Aを制御し、発光部32Aを発光させる。変位部材31が図12に示す半反射位置にあるときに、発光部32Aから発せられた光Lと変位部材31の光反射板48との位置関係は、図11(a)に示すように、光Lの半分が光反射板48に反射して受光部32Bに戻る位置関係となる。受光部32Bは光反射板48に反射した光を受光し、この受光した光に対応した電圧を有する検出信号をセンサ較正部36に出力する。センサ較正部36は、受光部32Bから出力された検出信号を受け取り、この検出信号の電圧値(検出値)を用いて基準値を更新する(マイクロコンピュータユニット37の記憶装置に記憶された基準値を書き換える)。
続いて、配置切替カム26を所定の角度(例えばおよそ45度)さらに回転させる。配置切替カム26の回転に伴って変位部材駆動カム35が当該所定の角度回転し、変位部材31のカム接触部44を図13中の矢示M方向に押す。これにより、変位部材31が図13に示す全反射位置に移動する。
変位部材31が図13に示す全反射位置にあるときに、発光部32Aから発せられた光Lと変位部材31の光反射板48との位置関係は、図11(b)に示すように、光Lの全部が光反射板48に反射して受光部32Bに戻る位置関係となる。受光部32Bは光反射板48に反射した光を受光し、この受光した光に対応した電圧を有する検出信号をセンサ較正部36に出力する。センサ較正部36は、受光部32Bから出力された検出信号を受け取り、この検出信号の電圧値(検出値)と更新された基準値とを用いて、変位量信号を補正するための補正値を生成し、これをマイクロコンピュータユニット37の記憶装置に記憶する。
続いて、配置切替カム26を所定の角度(例えばおよそ90度)さらに回転させる。これにより、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置が第2の配置になる。
図14は、変位部材31の変位量と、位置センサ32の発光部32Aから発せられた光Lが光反射板48に反射して受光部32Bに受光されたときの受光量(検出値)との関係を示すグラフである。上記変位量が横軸であり、上記受光量が縦軸である。図14中の特性線Q1は、位置センサ32に経時劣化が生じていない期間(例えば画像形成装置1の出荷時)における上記変位量と上記受光量との関係を示し、図14中の特性線Q2は、位置センサ32に経時劣化が生じた後における上記変位量と上記受光量との関係を示している。特性線Q1の傾きおよび切片と特性線Q2の傾きおよび切片とが異なるのは、経時劣化により例えば発光部32Aの発光量が減少し、または受光部32Bの受光感度が低下したことに起因する。
図14において、位置センサ32に経時劣化が生じていない期間においては、半反射位置(=デフォルト位置)V0における受光量(検出値)はR1となる。R1は、位置センサ32に経時劣化が生じていない期間において、中間転写ベルト5の変位を検出する際に検出処理部33により用いられる基準値に相当する。位置センサ32に経時劣化が生じた後においては、半反射位置(=デフォルト位置)V0における受光量(検出値)はR2となる。R2は、位置センサ32に経時劣化が生じたときに、センサ較正部36により更新された基準値に相当する。
また、位置センサ32に経時劣化が生じた後においては、全反射位置Vmにおける受光量(検出値)はR3となる。センサ較正部36は、例えばR2およびR3を用いて特性線Q2の傾きq2を補正値として算出する。傾きq2および基準値R2を用いて演算すれば、位置センサ32に経時劣化が生じた後においても、受光部32Bの受光量(検出値)から変位部材31の正確な変位量を得ることができる。
以上説明した通り、本発明の実施形態によるタンデム型カラー画像形成装置1によれば、中間転写ベルト5の変位を検出する位置センサ32に経時劣化が生じても、位置センサ32の較正を行うことにより、中間転写ベルト5の変位検出精度が低下するのを防ぐことができる。したがって、画像形成装置1において、高品質な画像を形成することができる性能を長期間維持することができる。また、画像形成装置1の当該性能を維持するためのメンテナンスまたは部品交換の回数を減らすことができ、画像形成装置1の維持費を削減することができる。
また、タンデム型カラー画像形成装置1では、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置を、カラー画像形成を行うための第1の配置とモノクロ画像形成を行うための第2の配置との間で切り替えるために配置切替カム26に加える動力を利用して変位部材31を回動させ、これにより位置センサ32の較正を行う。すなわち、画像形成装置の既存の構成を利用して位置センサ32の較正を行う。換言すれば、位置センサ32の較正を行うための大規模な機構を別途追加する必要がない。これにより、位置センサ32の較正を容易にかつ安価に実現することができる。
また、タンデム型カラー画像形成装置1では、位置センサ32の較正を、中間転写ベルト5、各画像形成ユニット6、7、8、9および各1次転写ローラ16、17、18、19の配置を第1の配置と第2の配置との間で切り替えるために配置切替カム26を180度回転させる途中で、位置センサ32の較正を行う。これにより、位置センサ32の較正を効率よく行うことができる。
なお、上述した実施形態では、位置センサ32として光センサユニットを用いる場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。位置センサ32として濃度センサを用いてもよい。すなわち、中間転写ベルト5の表面5Aまたは裏面5Bに予め設けられた画像の濃度を濃度センサにより検出し、これによって中間転写ベルト5の変位を認識する。
また、上述した実施形態では、中間転写ベルト5の表面5Aにトナー像を1次転写するタイプの画像形成装置1に本発明を適用する場合を例にあげたが、本発明は、ベルト上を搬送される用紙に直接転写を行うタイプの画像形成装置にも適用することができる。
1 タンデム型カラー画像形成装置
3 駆動ローラ(第2のローラ)
4 従動ローラ(第1のローラ)
5 中間転写ベルト
6、7、8 カラー画像形成ユニット
9 モノクロ画像形成ユニット
16、17、18 カラー1次転写ローラ
19 モノクロ1次転写ローラ
24、25 フレーム部材
26 配置切替カム
26A 回転軸
31 変位部材
32 位置センサ
33 検出処理部
35 変位部材駆動カム
36 センサ較正部
3 駆動ローラ(第2のローラ)
4 従動ローラ(第1のローラ)
5 中間転写ベルト
6、7、8 カラー画像形成ユニット
9 モノクロ画像形成ユニット
16、17、18 カラー1次転写ローラ
19 モノクロ1次転写ローラ
24、25 フレーム部材
26 配置切替カム
26A 回転軸
31 変位部材
32 位置センサ
33 検出処理部
35 変位部材駆動カム
36 センサ較正部
Claims (3)
- 互いに離間した第1のローラと第2のローラとの間に架けられた無端状の転写ベルトと、
前記転写ベルトの一面側に位置して前記第1のローラ側から第2のローラ側に向けて前記転写ベルトに沿って順に並設された複数の画像形成ユニットと、
前記転写ベルトの他面側において前記複数の画像形成ユニットとそれぞれ対向する位置に設けられた複数の転写ローラと、
前記転写ベルトの幅方向における変位に追随して変位する変位部材と、
前記変位部材に接触せずに前記変位部材の変位を検出する非接触型の位置センサと、
前記転写ベルトの変位とは別に前記変位部材を変位させる変位部材駆動部と、
前記変位部材駆動部により前記変位部材を変位させながら前記位置センサを動作させ、当該位置センサの動作により得られた情報に基づいて位置センサの較正を行うセンサ較正部とを備えたタンデム型カラー画像形成装置。 - 前記複数の画像形成ユニットはカラー画像形成ユニットおよびモノクロ画像形成ユニットを有し、
前記各画像形成ユニットが前記転写ベルトの一面に接触する第1の配置と、前記カラー画像形成ユニットが前記転写ベルトの一面から離間すると共に前記モノクロ画像形成ユニットが前記転写ベルトの一面に接触する第2の配置とを切り替える配置切替機構を備え、
前記変位部材駆動部は、前記配置切替機構により前記第1の配置と第2の配置とを切り替えるための動力を用いて前記変位部材を変位させる請求項1に記載のタンデム型カラー画像形成装置。 - 前記配置切替機構は、前記第1の配置と第2の配置とを切り替えるために、前記カラー画像形成ユニットと前記転写ベルトとを相互に接触または離間させる配置切替カムを有し、
前記変位部材駆動部は、前記配置切替カムの回転軸と同軸の回転軸を有する変位部材駆動カムである請求項2に記載のタンデム型カラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009176528A JP2011028176A (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | タンデム型カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011028176A true JP2011028176A (ja) | 2011-02-10 |
Family
ID=43636956
Family Applications (1)
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JP2009176528A Pending JP2011028176A (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | タンデム型カラー画像形成装置 |
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JP (1) | JP2011028176A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013195553A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Casio Electronics Co Ltd | ベルト片寄り矯正機構及びそれを備えた画像形成装置 |
-
2009
- 2009-07-29 JP JP2009176528A patent/JP2011028176A/ja active Pending
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