JP2011027164A - ダイアフラム - Google Patents

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Shuji Takeshita
修二 竹下
Yoshihiro Ueno
良大 上野
Koji Aoba
広治 青葉
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Abstract

【課題】膜部が機器の穴部に面して装着されるダイアフラムにおいて、膜部が穴部と干渉するのを抑制することができ、もって膜部が破損するのを抑制することができるダイアフラムを提供する。
【解決手段】可撓変形可能な膜部が機器の穴部に面して装着されるダイアフラムにおいて、膜部が穴部と干渉するのを抑制すべく膜部における穴部に対応する部位に凹みを設けたことを特徴とする。また、膜部が穴部と干渉するのを抑制すべく膜部における穴部に対応する部位に他の部位よりも厚い厚肉部を設け、厚肉部における前記穴部に対向する面に凹みを設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイアフラムに係り、更に詳しくは、自動車関連分野におけるESC用ダイアフラムとして用いられるのに好適なダイアフラムに関する。
従来から図3に示すように、可撓変形可能な膜部2と、この膜部2の周縁部に設けられた取付部3とを一体に有するゴム状弾性体製のダイアフラム1が知られているが(特許文献1参照)、この種のダイアフラム1が自動車関連分野におけるESC(Electronic Stability Control(横滑り防止機構))などに用いられる場合には、膜部2が機器の穴部であるエア抜き穴に面して装着されることから、高圧作用時に膜部2がエア抜き穴と干渉してしまい(エア抜き穴に食い込んでしまい)、これが繰り返されるうちに破損に至る虞がある。
また図4に示すように、膜部2の平面中央に金属等の異材質からなる当接部材21を埋設することにより膜部2が穴12に食い込むのを抑制可能としたダイアフラム1が開発されているが(特許文献2参照)、この従来技術によると、以下の不都合がある。
(1)金属等の異材質からなる当接部材21はかなりの質量(重量)を備えている。したがって当接部材21がハウジング11に当接するたびに、大きな異音(当接音)が発生する。
(2)また、当接部材21がいつもハウジング11の同じ部位に対して当接を繰り返すことから、ハウジング11の材質如何によってはハウジング11に損傷が発生する。
(3)ゴム状弾性体と金属等の異材質とでは弾性率も極端に異なることから、膜部2が弾性変形しても当接部材21は殆んど変形しない。したがって膜部2と当接部材21の接合部に次第に剥離現象が発生し、これにより当接部材21が脱落し、脱落後、異物となる可能性がある。
(4)ゴム状弾性体に金属等の異材質を埋設する構造では、ダイアフラム1の製造に多くの手間がかかり、コストも高い。
特表2002−517674号公報(図3) 特開2007−269298号公報(図18)
本発明は以上の点に鑑みて、膜部が機器の穴部に面して装着されるダイアフラムにおいて、膜部が穴部と干渉するのを抑制することができ、もって膜部が破損するのを抑制することができるダイアフラムを提供することを目的とし、これに加えて、上記した異音の発生、ハウジング損傷、剥離脱落、生産性コスト高の問題を発生することもないダイアフラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるダイアフラムは、可撓変形可能な膜部が機器の穴部に面して装着されるダイアフラムにおいて、前記膜部が前記穴部と干渉するのを抑制すべく前記膜部における前記穴部に対応する部位に凹みを設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるダイアフラムは、可撓変形可能な膜部が機器の穴部に面して装着されるダイアフラムにおいて、前記膜部が前記穴部と干渉するのを抑制すべく前記膜部における前記穴部に対応する部位に他の部位よりも厚い厚肉部を設け、前記厚肉部における前記穴部に対向する面に凹みを設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3によるダイアフラムは、上記した請求項2記載のダイアフラムにおいて、前記厚肉部の厚さから前記膜部の厚さを差し引いた厚み差(a)が、前記凹みの深さ(b)以上に設定されることを特徴とするものである。
膜部における穴部に対応する部位に凹みを設けると、膜部が穴部の開口周縁部に着座した状態で、膜部とエア抜き穴との間に、凹みによる空間スペースが設定されることから、膜部がエア抜き穴と干渉しにくくなる。凹みはその平面形状を穴部の開口形状よりも大きく設定され、或いは少なくとも穴部の開口形状と同等に設定される。
また、膜部における穴部に対応する部位に厚肉部を設けたうえで、この厚肉部における穴部に対向する面に凹みを設けるようにすると、膜部に凹みを設けても膜部の厚みが減少するのを抑止することが可能となる。この場合は、膜部および厚肉部の厚み差をa、凹みの深さをbとして、a≧bに設定されると、膜部の厚みが全く減少せず、好適である。
また、本発明のダイアフラムは、上記従来技術における当接部材などの異材質部品を有さず、ゴム状弾性体の単体品よりなるものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明においては上記したように、膜部における穴部に対応する部位に凹みを設けたために、膜部が穴部の開口周縁部に着座した状態で、膜部と穴部との間に、凹みによる空間スペースが設定される。したがって膜部が穴部と干渉しにくくなることから、該干渉により膜部が破損するのを抑制することができる。
また、膜部における穴部に対応する部位に厚肉部を設けたうえで、この厚肉部における穴部に対向する面に凹みを設けた場合には、膜部に凹みを設けても膜部の厚みが減少するのを抑止することができる。したがって膜部の耐圧性を従来どおりに確保したうえで、上記のとおり干渉により膜部が破損するのを抑制することができる。
また、上記従来技術のように膜部の平面中央に金属等の異材質からなる当接部材を埋設するものでないために、異音の発生、ハウジングの損傷、剥離脱落、生産性コスト高などの問題を発生することもない。
本発明の実施例に係るダイアフラムの断面図 同ダイアフラムの装着状態を示す断面図 従来例に係るダイアフラムの断面図 他の従来例に係るダイアフラムの装着状態を示す断面図
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)ダイアフラムは正負圧で使用されるが、正圧(高圧)の場合、膜部フラット品ではゴムが相手穴へ食い込み、破損が発生する。
(2)そこで、相手穴へのゴムの食い込みを防止するために、相手穴部の対応部に凹みを設ける。
(3)凹みを設けることで、相手穴への干渉・食い込みを防止し、耐久性を増大させる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、当該実施例に係るダイアフラム1は、所定のゴム状弾性体によって円盤状に成形され、可撓変形可能な膜部2と、この膜部2の周縁部に設けられた取付部3とを一体に有している。膜部2としては、自由状態(初期状態)において平板状(フラット状)のものが図示されているが、これに限らずウェーブ状もしくはカップ状などに立体成形されたものであっても良い。取付部3は、装着時に機器のハウジング等によって保持されるものであって、必要な強度を確保しかつ抜け止めを兼ねて膜部2よりも厚肉状に成形されている。取付部3にはビード状のシール部4などが設けられていても良い。当該ダイアフラム1に上記従来技術における当接部材やポペットなどの類は埋設されておらず、よって当該ダイアフラム1はゴム状弾性体のみよりなる単体成形品である(但し、基布を設けることはあり得る)。
当該ダイアフラム1は、その装着時に取付部3が機器のハウジング等によって保持されるとともに膜部2がその一面(図では下面)において機器の穴部であるエア抜き穴に面して装着されることから、高圧作用時に膜部2がエア抜き穴と干渉することが懸念される。そこで、これを防止するため、図示するように膜部2におけるエア抜き穴に対応する部位に凹み6が設けられ、また膜部2におけるエア抜き穴に対応する部位に他の部位よりも厚い厚肉部5が設けられ、この厚肉部5におけるエア抜き穴に対向する面に凹み6が設けられている。
また当該ダイアフラム1は、膜部2がその平面中央において機器のエア抜き穴に面して装着されることから、厚肉部5および凹み6は膜部2の平面中央すなわち当該ダイアフラム1の平面中央(中心軸線上)に設けられている。
厚肉部5はこれ自体、小ぶりの円盤状に成形され、その径方向幅dをエア抜き穴の開口部の径方向幅よりも大きく設定されている。
一方、凹み6は、これもその径方向幅dをエア抜き穴の開口部の径方向幅よりも少々大きく設定されている。凹み6の断面形状は特に限定されないが、図では断面円弧形とされている。凹み6の深さbは、膜部2および厚肉部5の厚み差aに対してa≧bとされるが、図では特に、a>bとされている。
上記構成のダイアフラム1は、図2に示すようにESC関連の機器に装着され油圧を受けて作動するが、上記したように膜部2におけるエア抜き穴12に対応する部位に凹み6が設けられているために、膜部2がエア抜き穴12の開口周縁部に着座した状態で、膜部2とエア抜き穴12との間に、凹み6による空間スペースが設定される。したがって膜部2がエア抜き穴12と干渉しにくくなるために、該干渉による膜部2の破損が抑制される。
また、膜部2におけるエア抜き穴12に対応する部位に厚肉部5が設けられたうえで、厚肉部5におけるエア抜き穴12に対向する面に凹み6が設けられ、さらに上記したようにa>bとされているために、膜部2に凹み6を設けても膜部2の厚みが減少するのを抑止することができる。したがって膜部2の耐圧性を確保したうえで、上記したように干渉による膜部2の破損が抑制される。
尚、エア抜き穴12の開口部には、厚肉部5が出入りすることになる凹部13が設けられ、よって部品(ハウジング)11は段差状とされている。
上記実施例に係るダイアフラム1は、その構成を以下のように変更することが考えられる。
(1)厚肉部5が省略される場合は、凹み6は膜部2に直接設けられる。この場合、凹み6は、例えば、図1のダイアフラム1の膜部2と同等の厚さの膜部に直接設けてもよいし、膜部全体の厚さを同図1の厚肉部5と同等程度にまで増大させてその膜部に直接設けるようにしてもよい。
(2)上記実施例では、厚肉部5は膜部2よりもエア抜き穴側(図では下方)に突出しているが、反対側(図では上方)に突出するものであっても良く、あるいは両側に突出するものであっても良い。
(3)上記したように凹み6の断面形状は特に限定されない。凹み6の深さbは、a<bとすることも可である。
(4)上記実施例では、膜部2の平面上一部に厚肉部5を設けるとしたが、これは、膜部2の平面状一部に軸方向一方へ向けて凸部を設けると換言することができる。この場合は、凸部の高さが上記aとなる。
1 ダイアフラム
2 膜部
3 取付部
4 シール部
5 厚肉部
6 凹み
11 部品(ハウジング)
12 エア抜き穴(穴部)
13 凹部

Claims (3)

  1. 可撓変形可能な膜部が機器の穴部に面して装着されるダイアフラムにおいて、
    前記膜部が前記穴部と干渉するのを抑制すべく前記膜部における前記穴部に対応する部位に凹みを設けたことを特徴とするダイアフラム。
  2. 可撓変形可能な膜部が機器の穴部に面して装着されるダイアフラムにおいて、
    前記膜部が前記穴部と干渉するのを抑制すべく前記膜部における前記穴部に対応する部位に他の部位よりも厚い厚肉部を設け、前記厚肉部における前記穴部に対向する面に凹みを設けたことを特徴とするダイアフラム。
  3. 前記厚肉部の厚さから前記膜部の厚さを差し引いた厚み差(a)が、前記凹みの深さ(b)以上に設定されることを特徴とする請求項2記載のダイアフラム。
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