JP2011026184A - 合わせガラス用中間膜の製造方法、合わせガラス用中間膜及び合わせガラス - Google Patents
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Abstract
【課題】安価であり、かつガラス板と中間膜との接着力を適度な範囲に制御することにより、合わせガラスの耐貫通性を高めることができ、かつ、安定した耐貫通性を得ることができる合わせガラス用中間膜及び該合わせガラス用中間膜の製造方法を提供する。
【解決手段】第1,第2の表面層2,3と、第1,第2の表面層2,3の間に挟み込まれた少なくとも1層の中間層12〜14とを備え、少なくとも1層の中間層12〜14の内の1層又は複数の層が、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成されている合わせガラス用中間膜11、並びに少なくとも1層の中間層12〜14の内の1層又は複数の層を、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成する合わせガラス用中間膜11の製造方法。
【選択図】図2
【解決手段】第1,第2の表面層2,3と、第1,第2の表面層2,3の間に挟み込まれた少なくとも1層の中間層12〜14とを備え、少なくとも1層の中間層12〜14の内の1層又は複数の層が、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成されている合わせガラス用中間膜11、並びに少なくとも1層の中間層12〜14の内の1層又は複数の層を、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成する合わせガラス用中間膜11の製造方法。
【選択図】図2
Description
本発明は、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスから、ガラス板を除去することにより回収された中間膜を再利用する合わせガラス用中間膜の製造方法及び合わせガラス用中間膜、並びに該合わせガラス用中間膜を備える合わせガラスに関する。
近年、環境負荷を低減し、かつ資源を有効活用するために、自動車部品を再利用することが求められている。上記自動車部品として、2枚のガラス板と、該2枚のガラス板の間に挟み込まれた中間膜とを有する合わせガラスが挙げられる。
下記の特許文献1には、上記合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより、中間膜を回収する方法が開示されている。
合わせガラスでは、ガラス板と中間膜との接着力が高すぎると、合わせガラスの耐貫通性が低下する。また、ガラス板と中間膜との接着力が低すぎても、合わせガラスの耐貫通性が低下し、さらにガラス板と中間膜とが剥離しやすくなる。回収された中間膜を再利用した場合には、ガラス板と再生中間膜との接着力を、適正な値に制御することが困難なことがあった。例えば、ガラス板と再生中間膜との接着力は、高くなりすぎる傾向があった。また、回収された中間膜の種類によって、ガラス板と中間膜との接着力が異なるため、合わせガラスの耐貫通性を調整することは困難であった。
本発明の目的は、安価であり、かつ、ガラス板と中間膜との接着力を適度な範囲に制御することにより、合わせガラスの耐貫通性を高めることができ、かつ、安定した耐貫通性を得ることができる合わせガラス用中間膜及び該合わせガラス用中間膜の製造方法、並びに該合わせガラス用中間膜を備える合わせガラスを提供することにある。
本発明によれば、第1,第2の表面層と、前記第1,第2の表面層の間に挟み込まれた少なくとも1層の中間層とを備える合わせガラス用中間膜の製造方法であって、前記少なくとも1層の中間層の内の1層又は複数の層を、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成する、合わせガラス用中間膜の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、第1,第2の表面層と、前記第1,第2の表面層の間に挟み込まれた少なくとも1層の中間層とを備え、前記少なくとも1層の中間層の内の1層又は複数の層が、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成されている、合わせガラス用中間膜が提供される。
本発明に係る合わせガラス用中間膜のある特定の局面では、前記第1の表面層における金属の含有量の合計及び前記第2の表面層における金属の含有量の合計がそれぞれ、30〜120ppmの範囲内である。
本発明に係る合わせガラス用中間膜の他の特定の局面では、前記金属は、K又はMgである。
本発明に係る合わせガラス用中間膜の別の特定の局面では、前記第1,第2の表面層は、ポリビニルアセタール樹脂と、可塑剤とを含有する。
本発明に係る合わせガラスは、第1,第2のガラス板と、該第1,第2のガラス板の間に挟み込まれており、かつ本発明に従って構成された合わせガラス用中間膜とを備え、前記第1のガラス板が前記第1の表面層に貼り付けられており、かつ前記第2のガラス板が前記第2の表面層に貼り付けられている。
本発明に係る合わせガラス用中間膜の製造方法では、少なくとも1層の中間層の内の1層又は複数の層を、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた回収中間膜を用いて形成するので、合わせガラス用中間膜のコストを低くすることができる。また、本発明に係る合わせガラス用中間膜は、少なくとも1層の中間層の内の1層又は複数の層を、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた回収中間膜を用いて形成されているので、環境に対する負荷を低減でき、資源を節約することができる。さらに、合わせガラス用中間膜のコストを低くすることができる。
さらに、本発明に係る合わせガラス用中間膜の製造方法及び本発明に係る合わせガラス用中間膜では、ガラス板と中間膜との接着力を適度な範囲に制御することにより、合わせガラスの耐貫通性を高めることができ、かつ、安定した耐貫通性を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態及び実施例を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1に、本発明の一実施形態に係る合わせガラス用中間膜を示す。
図1に示す合わせガラス用中間膜1は、第1の表面層2と、第2の表面層3と、第1,第2の表面層2,3間に挟み込まれた1層の中間層4とを備える。従って、合わせガラス用中間膜1は、第1の表面層2と、中間層4と、第2の表面層3とがこの順で積層された多層構造を有する。
図2に、本発明の他の実施形態に係る合わせガラス用中間膜を示す。
図2に示す合わせガラス用中間膜11は、第1,第2の表面層2,3と、第1,第2の表面層2,3間に挟み込まれた複数の中間層12〜14を備える。このように、合わせガラス用中間膜は、少なくとも1層の中間層を備えていればよく、中間層は1層であってもよく、複数の層であってもよい。例えば、中間層は、1層〜3層の積層体であってもよい。
第1,第2の表面層2,3は、ガラス板と中間膜との接着力を適度な範囲に容易に制御できる範囲内であれば、合わせガラスから回収された中間膜を用いて形成されていてもよいが、合わせガラスから回収された中間膜を用いて形成されていないことが好ましい。合わせガラスから回収された中間膜の接着力を調整することは困難である。第1,第2の表面層2,3は、従来の中間膜形成材料を用いて、従来の中間膜の形成方法により形成できる。
中間層4は、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜(以下、回収中間膜ともいう)を用いて形成されている。すなわち、中間層4は、中間膜形成材料として回収中間膜を用いて形成されている。
合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより、中間膜を回収する方法は特に限定されない。この方法は、例えば、特許第3137504号公報、特許第3642733号公報、特許第4048537号公報、特許第3897579号公報、特許第4001479号公報、特許第3897580号公報、特許第3897581号公報及び国際公開第2006/064815号パンフレット等に記載されている。
例えば、国際公開第2006/064815号パンフレットには、破砕された合わせガラスを水溶液に浸漬した状態で、ガラス片を中間膜から分離する方法が記載されている。
また、中間層12〜14は、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成されている。中間層が複数の層の場合には、複数の層の中間層の内の1層のみが回収中間膜を用いて形成されていてもよく、複数の層の中間層の2層以上が回収中間膜を用いて形成されていてもよい。従って、複数の層の中間層の全ての層が回収中間膜を用いて形成されていてもよい。
上記回収中間膜を得るための合わせガラスとして、自動車用合わせガラス及び建築用合わせガラス等が挙げられる。上記回収中間膜の合わせガラスとして、合わせガラスの製造の際に不良品となった合わせガラスを使用してもよい。
上記回収中間膜を得るための合わせガラスは、2枚のガラス板と、該ガラス板の間に挟み込まれた中間膜とを有することが好ましい。
合わせガラス用中間膜の第1,第2の表面層2,3を含む全ての層を、回収中間膜により形成した場合には、該合わせガラス用中間膜を有する合わせガラスのヘイズ値が高くなりやすい。第1,第2の表面層2,3を形成するために、中間膜形成材料として回収中間膜を用いずに、新たな中間膜形成材料を用いることにより、合わせガラスのヘイズ値を低くすることができる。また、このような第1,第2の表面層2,3を形成することにより、ガラス板と中間膜との接着力を適度な範囲に容易に制御できる。従って、合わせガラスの耐貫通性を高くすることができる。第1,第2の表面層2,3は、ガラス板と中間膜との接着力を適正な範囲にし、耐貫通性を高める役割を果たす。
第1,第2の表面層2,3は、熱可塑性樹脂と、可塑剤とを含有することが好ましい。また、複数の層の中間層の内の回収中間膜により形成されていない層は、熱可塑性樹脂と、可塑剤とを含有することが好ましい。
上記熱可塑性樹脂として、例えば、ポリビニルアセタール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−アクリル共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂、硫黄を含むポリウレタン樹脂又はポリビニルアルコール樹脂等が挙げられる。なかでも、ポリビニルアセタール樹脂が好適に用いられる。ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤との併用により、ガラス板と中間膜との接着力をより一層高くすることができる。
上記ポリビニルアセタール樹脂は、ポリビニルアルコール樹脂(PVA)をアルデヒドでアセタール化して得られる樹脂である。上記ポリビニルアセタール樹脂として、ポリビニルアルコール樹脂とホルムアルデヒドとを反応させて得られるポリビニルホルマール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂とアセトアルデヒドとを反応させて得られる狭義のポリビニルアセタール樹脂、又はポリビニルアルコール樹脂とn−ブチルアルデヒドとを反応させて得られるポリビニルブチラール樹脂等が挙げられる。
上記可塑剤として、合わせガラス用中間膜に一般的に用いられている可塑剤を使用できる。上記可塑剤として、下記式(1)で表されるジエステル化合物、リシノール酸アルキルエステル、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル、リン酸エステル又はエポキシ化大豆油等が挙げられる。上記ジエステル化合物として、トリエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエート又はテトラエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエート等が挙げられる。
上記式(1)中、R1及びR2は炭素数5〜10の有機基を表し、R3は、−CH2−CH2−基、−CH2−CH(CH3)−基又は−CH2−CH2−CH2−基を表し、nは3〜10の範囲内の整数を表す。
上記熱可塑性樹脂100重量部に対して、上記可塑剤は30〜100重量部の範囲内で含有されることが好ましい。上記可塑剤の含有量が30重量部未満であると、合わせガラスの製造時の脱気性が低下することがある。上記可塑剤の含有量が100重量部を超えると、合わせガラスの耐貫通性に可塑剤が悪影響を及ぼすことがある。上記熱可塑性樹脂100重量部に対して、上記可塑剤は32〜80重量部の範囲内で含有されることがより好ましく、35〜70重量部の範囲内で含有されることが更に好ましい。
ガラス板と中間膜との接着力を調整するために、第1,第2の表面層2,3は、脂肪酸金属塩又はシリコンオイルを含有してもよい。
上記脂肪酸金属塩は特に限定されない。上記脂肪酸金属塩として、例えば2−エチル酪酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、又は酢酸カリウム等が挙げられる。
第1の表面層2における金属の含有量の合計及び第2の表面層3における金属の含有量の合計はそれぞれ、5〜200ppmの範囲内であることが好ましく、30〜120ppmの範囲内であることがより好ましい。該金属の含有量には、第1,第2の表面層2中において、金属イオンとして存在しているものも含まれる。また、第1,第2の表面層2,3における金属イオンの含有量の合計は、5〜200ppmの範囲内であることが好ましく、30〜120ppmの範囲内であることがより好ましい。これらの場合には、ガラス板と中間膜との接着力が適度な範囲内になる。このため、合わせガラスの耐貫通性をより一層高くすることができる。
上記金属は、Li、Na、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr及びBaからなる群から選択された少なくとも1種であることが好ましく、K又はMgであることがより好ましい。第1,第2の表面層2,3は、金属として、K及びMgの内の少なくとも1種を含むことが好ましい。また、上記金属イオンは、Li+、Na+、K+、Rb+、Cs+、Mg2+、Ca2+、Sr2+及びBa2+からなる群から選択された少なくとも1種であることが好ましく、K+又はMg2+であることがより好ましい。第1,第2の表面層2,3は、金属イオンとして、K+及びMg2+の内の少なくとも1種を含むことが好ましい。これらの場合には、合わせガラスの耐貫通性をより一層高くすることができる。第1,第2の表面層2,3がそれぞれK又はMgを含有し、第1の表面層2におけるK及びMgの含有量の合計及び第2の表面層3におけるK及びMgの含有量の合計がそれぞれ、30〜120ppmである場合、合わせガラスの耐貫通性をより一層高くすることができる。また、第1,第2の表面層2,3がそれぞれK+又はMg2+を含有し、第1の表面層2におけるK+及びMg2+の含有量の合計及び第2の表面層3におけるK+及びMg2+の含有量の合計がそれぞれ、30〜120ppmである場合、合わせガラスの耐貫通性をより一層高くすることができる。耐貫通性をさらに一層高める観点からは、第1,第2の表面層2,3の金属イオンの含有量のより好ましい下限は40ppm、更に好ましい下限は50ppmである。
本発明に係る合わせガラス用中間膜は、必要に応じて、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、帯電防止剤、耐湿剤、顔料、染料又は赤外線吸収剤等を含んでいてもよい。
本発明に係る合わせガラス用中間膜は、第1,第2の表面層の間に、回収中間膜を挟み込むことにより得られる。さらに、本発明に係る合わせガラス用中間膜は、少なくとも1層の中間層の内の1層又は複数の層を、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成することにより得られる。
合わせガラスからガラス板が除去された後の回収中間膜は、そのままの状態で第1,第2の表面層の間に挟み込んでもよく、溶融状態とした後に、中間層の内の1層として、再び成形してもよい。例えば、第1の表面層と、回収中間膜と、第2の表面層とを積層することにより、合わせガラス用中間膜を得ることができる。また、例えば、回収中間膜を溶融状態とし、かつ第1,第2の表面層を形成するための中間膜形成材料を溶融状態とし、多層押出機を用いて押し出して、製膜することにより、合わせガラス用中間膜を得ることができる。
回収中間膜が溶融状態とされて用いられる場合には、中間層を形成するために、溶融状態の回収中間膜を100重量%の濃度で用いてもよく、溶融状態の回収中間膜と回収中間膜ではない溶融状態の中間膜形成材料との混合物を用いてもよい。
図3に、本発明の一実施形態に係る合わせガラス用中間膜を備える合わせガラスを示す。
図3に示す合わせガラス21は、第1,第2のガラス板22,23と、第1,第2のガラス板22,23間に挟み込まれた合わせガラス用中間膜1とを備える。第1のガラス板22が、合わせガラス用中間膜1の第1の表面層2に貼り付けられている。第2のガラス板23が、合わせガラス用中間膜1の第2の表面層3に貼り付けられている。従って、合わせガラス21は、第1のガラス板22と、第1の表面層2と、中間層4と、第2の表面層3と、第2のガラス板23とがこの順で積層された多層構造を有する。
合わせガラス21は、第1,第2のガラス板22,23間に合わせガラス用中間膜1を挟み込むことにより得られる。
第1,第2のガラス板22,23としては、例えば、フロート板ガラス、磨き板ガラス、型板ガラス、網入りガラス、線入り板ガラス、着色された板ガラス、熱線吸収ガラス、熱線反射ガラス又はグリーンガラス等が挙げられる。
合わせガラスを製造する方法は特に限定されず、従来公知の方法を用いることができる。例えば、2枚のガラス板の間に、本発明の合わせガラス用中間膜を挟み込み、積層体を得る。得られた積層体を、230℃の加熱ロールを用いて、仮圧着する。次に、仮圧着された積層体を、オートクレーブを用いて135℃及び圧力1.2MPaの条件で20分間圧着することにより、合わせガラスを製造できる。
以下に実施例を掲げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明は以下の実施例のみに限定されない。
(実施例1)
(1)表面層用の樹脂組成物の作製
可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエート(3GO)40重量部に、酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.2重量部と、紫外線吸収剤(共同薬品社製、Viosorb550)0.2重量部とを添加し、攪拌機を用いて80℃で、30分間攪拌し、可塑剤溶液を得た。
(1)表面層用の樹脂組成物の作製
可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエート(3GO)40重量部に、酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.2重量部と、紫外線吸収剤(共同薬品社製、Viosorb550)0.2重量部とを添加し、攪拌機を用いて80℃で、30分間攪拌し、可塑剤溶液を得た。
得られた可塑剤溶液をポリビニルブチラール樹脂(PVB:平均重合度1700、ブチラール化度68.5mol%、水酸基量30.6mol%、アセチル基量0.9mol%)100重量部と充分に混合し、表面層用の樹脂組成物を作製した。この際、酢酸マグネシウム水溶液を、表面層中におけるMg濃度が60ppmとなるように添加した。
(2)中間層用の樹脂組成物の作製
中間層用の樹脂組成物として、合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより得られた回収中間膜(ポリビニルブチラール樹脂膜)の溶融物を用いた。
中間層用の樹脂組成物として、合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより得られた回収中間膜(ポリビニルブチラール樹脂膜)の溶融物を用いた。
(3)合わせガラス用中間膜の作製
上記表面層用の樹脂組成物及び上記中間層用の樹脂組成物を共押出し、表面層(厚さ200μm)と、中間層(厚さ360μm)と、表面層(厚さ200μm)とがこの順で積層された3層構造を有する合わせガラス用中間膜を作製した。
上記表面層用の樹脂組成物及び上記中間層用の樹脂組成物を共押出し、表面層(厚さ200μm)と、中間層(厚さ360μm)と、表面層(厚さ200μm)とがこの順で積層された3層構造を有する合わせガラス用中間膜を作製した。
(4)合わせガラスの作製
得られた合わせガラス用中間膜を、23℃及び相対湿度28%の恒温恒湿条件で24時間保持した後、2枚の透明なフロートガラス(縦300mm×横300mm×厚さ2.5mm、クリアガラス)の間に、得られた合わせガラス用中間膜を挟み込み、積層体を得た。得られた積層体を、230℃の加熱ロールを用いて、仮圧着した。次に、仮圧着された積層体を、オートクレーブを用いて135℃及び圧力1.2MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスを作製した。
得られた合わせガラス用中間膜を、23℃及び相対湿度28%の恒温恒湿条件で24時間保持した後、2枚の透明なフロートガラス(縦300mm×横300mm×厚さ2.5mm、クリアガラス)の間に、得られた合わせガラス用中間膜を挟み込み、積層体を得た。得られた積層体を、230℃の加熱ロールを用いて、仮圧着した。次に、仮圧着された積層体を、オートクレーブを用いて135℃及び圧力1.2MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスを作製した。
(実施例2)
中間層用の樹脂組成物として、合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより得られた回収中間膜(ポリビニルブチラール樹脂膜、ガラスリソーシング社製)の溶融物を用いた。この中間層用の樹脂組成物を用いたこと以外は実施例1と同様にして、表面層(厚さ200μm)と、中間層(厚さ360μm)と、表面層(厚さ200μm)とがこの順で積層された3層構造を有する合わせガラス用中間膜を作製した。
中間層用の樹脂組成物として、合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより得られた回収中間膜(ポリビニルブチラール樹脂膜、ガラスリソーシング社製)の溶融物を用いた。この中間層用の樹脂組成物を用いたこと以外は実施例1と同様にして、表面層(厚さ200μm)と、中間層(厚さ360μm)と、表面層(厚さ200μm)とがこの順で積層された3層構造を有する合わせガラス用中間膜を作製した。
また、得られた合わせガラス用中間膜を用いたこと以外は実施例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
(実施例3)
表面層用の樹脂組成物の作製において、酢酸マグネシウム水溶液を、表面層中におけるMg濃度が30ppmとなるように添加したこと以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。
表面層用の樹脂組成物の作製において、酢酸マグネシウム水溶液を、表面層中におけるMg濃度が30ppmとなるように添加したこと以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。
(実施例4)
表面層用の樹脂組成物の作製において、酢酸マグネシウム水溶液を、表面層中におけるMg濃度が80ppmとなるように添加したこと以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。
表面層用の樹脂組成物の作製において、酢酸マグネシウム水溶液を、表面層中におけるMg濃度が80ppmとなるように添加したこと以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。
(実施例5)
表面層用の樹脂組成物の作製において、酢酸マグネシウム水溶液及び酢酸カリウムを、表面層中におけるMg濃度が35ppm、K濃度が80ppmとなるように添加したこと以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。
表面層用の樹脂組成物の作製において、酢酸マグネシウム水溶液及び酢酸カリウムを、表面層中におけるMg濃度が35ppm、K濃度が80ppmとなるように添加したこと以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。
(比較例1)
合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより得られた回収中間膜(ポリビニルブチラール樹脂膜、ガラスリソーシング社製)を用意した。上記回収中間膜を溶融状態にし、押出機を用いて押し出すことにより、1層の合わせガラス用中間膜を作製した。この際、酢酸マグネシウム水溶液を、回収中間膜に対して、Mg濃度60ppmの添加量で添加した。合わせガラス用中間膜の厚みは760μmであった。なお、回収中間膜に対して、Mg濃度が60ppmとなるように、酢酸マグネシウム水溶液を添加したが、回収中間膜を用いているため、最終的なMg濃度は不明であった。
合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより得られた回収中間膜(ポリビニルブチラール樹脂膜、ガラスリソーシング社製)を用意した。上記回収中間膜を溶融状態にし、押出機を用いて押し出すことにより、1層の合わせガラス用中間膜を作製した。この際、酢酸マグネシウム水溶液を、回収中間膜に対して、Mg濃度60ppmの添加量で添加した。合わせガラス用中間膜の厚みは760μmであった。なお、回収中間膜に対して、Mg濃度が60ppmとなるように、酢酸マグネシウム水溶液を添加したが、回収中間膜を用いているため、最終的なMg濃度は不明であった。
得られた合わせガラス用中間膜を用いて、実施例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
(比較例2)
酢酸マグネシウム水溶液を添加しなかったこと以外は、比較例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
酢酸マグネシウム水溶液を添加しなかったこと以外は、比較例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
(比較例3)
合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより得られた回収中間膜(ポリビニルブチラール樹脂膜、ガラスリソーシング社製)を、合わせガラス用中間膜として用意した。
合わせガラスからガラス板を分離し、除去することにより得られた回収中間膜(ポリビニルブチラール樹脂膜、ガラスリソーシング社製)を、合わせガラス用中間膜として用意した。
用意した合わせガラス用中間膜を用いて、実施例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
(評価)
(1)可視光透過率の測定
直記分光光度計(日立ハイテク社製、U−4000)を用いて、JIS R3106(1998)に準拠して、合わせガラスの波長380〜780nmにおける可視光透過率Tvを求めた。
(1)可視光透過率の測定
直記分光光度計(日立ハイテク社製、U−4000)を用いて、JIS R3106(1998)に準拠して、合わせガラスの波長380〜780nmにおける可視光透過率Tvを求めた。
(2)パンメル値の測定
23℃及び相対湿度50%で、得られた合わせガラスを48時間放置した。その後、合わせガラスを−18℃で16時間さらに放置した。次に、合わせガラスを金属板上に置いた。頭部が0.45kgのハンマーを用いて、合わせガラスを叩き、ガラスの粒径が6mm以下になるまで粉砕した。粉砕の後、ガラスが部分剥離した後の膜の露出度を測定した。なお、5つの合わせガラスを評価した。
23℃及び相対湿度50%で、得られた合わせガラスを48時間放置した。その後、合わせガラスを−18℃で16時間さらに放置した。次に、合わせガラスを金属板上に置いた。頭部が0.45kgのハンマーを用いて、合わせガラスを叩き、ガラスの粒径が6mm以下になるまで粉砕した。粉砕の後、ガラスが部分剥離した後の膜の露出度を測定した。なお、5つの合わせガラスを評価した。
下記表1に、膜の露出度(%)とパンメル値との関係を示した。なお、この試験の詳細は、英国特許第1,093,864号に記載されている。パンメル値が大きいほど、ガラスと中間膜との接着力が大きいことを示し、パンメル値が小さいほど、ガラスと中間膜との接着力が小さいことを示す。パンメル値が2〜7の範囲内にあれば、飛来物の衝撃等に対して合わせガラスは十分な耐貫通性を有する。また、パンメル値が8以上の場合には、合わせガラスの耐貫通性が十分ではない。また、パンメル値が1以下の場合には、合わせガラスに対して衝撃が加わった際に、ガラス片が飛散しやすくなる。
(3)耐貫通性の評価としてのMBHの測定
得られた合わせガラス(縦300mm×横300mm)を、その表面温度が23℃となるように調整した。次いで、JIS R3212に準拠して、4mの高さから、6枚の合わせガラスに対してそれぞれ、質量2260g及び直径82mmの剛球を、合わせガラスの中心部分に落下させた。6枚の合わせガラス全てについて、剛球が衝突した後5秒以内に剛球が貫通しなかった場合を合格とした。剛球が衝突した後5秒以内に剛球が貫通しなかった合わせガラスが3枚以下であった場合は不合格とした。4枚の場合には、新しく6枚の合わせガラスの耐貫通性評価を行った。5枚の場合には、新しく1枚の合わせガラスを追加試験し、剛球が衝突した後5秒以内に剛球が貫通しなかった場合を合格とした。同様の方法で、5m及び6mの高さから、6枚の合わせガラスに対してそれぞれ、質量2260g及び直径82mmの剛球を、合わせガラスの中心部分に落下させ、耐貫通性評価を行った。
得られた合わせガラス(縦300mm×横300mm)を、その表面温度が23℃となるように調整した。次いで、JIS R3212に準拠して、4mの高さから、6枚の合わせガラスに対してそれぞれ、質量2260g及び直径82mmの剛球を、合わせガラスの中心部分に落下させた。6枚の合わせガラス全てについて、剛球が衝突した後5秒以内に剛球が貫通しなかった場合を合格とした。剛球が衝突した後5秒以内に剛球が貫通しなかった合わせガラスが3枚以下であった場合は不合格とした。4枚の場合には、新しく6枚の合わせガラスの耐貫通性評価を行った。5枚の場合には、新しく1枚の合わせガラスを追加試験し、剛球が衝突した後5秒以内に剛球が貫通しなかった場合を合格とした。同様の方法で、5m及び6mの高さから、6枚の合わせガラスに対してそれぞれ、質量2260g及び直径82mmの剛球を、合わせガラスの中心部分に落下させ、耐貫通性評価を行った。
結果を下記の表2〜4に示す。
1…合わせガラス用中間膜
2…第1の表面層
3…第2の表面層
4…中間層
11…合わせガラス用中間膜
12〜14…中間層
21…合わせガラス
22…第1のガラス板
23…第2のガラス板
2…第1の表面層
3…第2の表面層
4…中間層
11…合わせガラス用中間膜
12〜14…中間層
21…合わせガラス
22…第1のガラス板
23…第2のガラス板
Claims (6)
- 第1,第2の表面層と、前記第1,第2の表面層の間に挟み込まれた少なくとも1層の中間層とを備える合わせガラス用中間膜の製造方法であって、
前記少なくとも1層の中間層の内の1層又は複数の層を、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成する、合わせガラス用中間膜の製造方法。 - 第1,第2の表面層と、前記第1,第2の表面層の間に挟み込まれた少なくとも1層の中間層とを備え、
前記少なくとも1層の中間層の内の1層又は複数の層が、ガラス板と中間膜とを有する合わせガラスからガラス板を除去することにより得られた中間膜を用いて形成されている、合わせガラス用中間膜。 - 前記第1の表面層における金属の含有量の合計及び前記第2の表面層における金属の含有量の合計がそれぞれ、30〜120ppmの範囲内である、請求項2に記載の合わせガラス用中間膜。
- 前記金属が、K又はMgである、請求項3に記載の合わせガラス用中間膜。
- 前記第1,第2の表面層が、ポリビニルアセタール樹脂と、可塑剤とを含有する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の合わせガラス用中間膜。
- 第1,第2のガラス板と、該第1,第2のガラス板の間に挟み込まれており、かつ請求項2〜5のいずれか1項に記載の合わせガラス用中間膜とを備え、
前記第1のガラス板が前記第1の表面層に貼り付けられており、かつ前記第2のガラス板が前記第2の表面層に貼り付けられている、合わせガラス。
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- 2010-02-17 JP JP2010032317A patent/JP2011026184A/ja active Pending
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