JP2011025719A - 防水ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】シール部材が配置されているかどうかを容易に確認することが可能な防水ケースを提供する。
【解決手段】回路基板ケース1は、回路基板3を収容するための内部空間に連通した開口面42を有する筐体4と、筐体4に組み付けられて開口面42を塞ぐ蓋体5と、筐体4と蓋体5との間を水密に保つために配置されるシール部材60とを備える。シール部材60は、弾性素材からなる環状のシール本体部43と、シール本体部43の外側周面の一部に突設されてなる舌部とを具備する。また、蓋体5の開口部は、シール部材60が蓋体5に配置されて、蓋体側周部46が筐体4に外嵌されることで、シール本体部43が筐体4及び蓋体5に覆われても、外側からシール部材60の舌部を直視できる形状を有する。よって、筐体4と蓋体5とが組み付けられた後であっても、両者の間に介在すべきシール部材60の有無を容易に判別できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路基板等への水の付着を防止するための防水ケースに関する。
従来より、例えば回路基板等のように水の付着により電気的な短絡や構成部品の破損といったダメージを被るもの(以下、防水対象物という)を収容する第1パーツと、その第1パーツの開口面を塞ぐための第2パーツとが、両者の隙間からの水の浸入を防止するためのシール部材を介在して組み付けられて、防水対象物を収納する防水ケースが知られている。
このうち、シール部材は、ゴムパッキン等の弾性体からなり、第1パーツと第2パーツとの間に配置されて、第1パーツと第2パーツとが組み付けられた状態で、第1パーツ及び第2パーツからの圧力で弾性変形することにより、第1パーツと第2パーツとの間を水密に保つように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−280697号公報
しかし、従来の防水ケースでは、シール部材を介在して第1パーツと第2パーツとが組み付けられると、シール部材が第1パーツ及び第2パーツに覆われてしまうため、第1パーツと第2パーツとが組み付けられた後に、第1パーツと第2パーツとの間に介在すべきシール部材の有無を判別することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、シール部材が配置されているかどうかを容易に確認することが可能な防水ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた発明である請求項1に記載の防水ケースは、水の付着によりダメージを被るもの(以下、防水対象物という)を収容するための内部空間に連通する開口面を有する第1パーツと、第1パーツに組み付けられてその開口面を塞ぐ第2パーツとが、第1パーツと第2パーツとの間を水密に保つためのシール部材を介在して組み付けられて、防水対象物を収納するケースである。なお、防水対象物を収容するための内部空間は、第1パーツのみに設けられてもよいし、第1パーツ及び第2パーツに設けられ、第1パーツと第2パーツとが組み付けられた状態において連通するように構成されてもよい。
ここで、シール部材は、第1パーツと第2パーツとの間に配置される部材であって、環状または板状の弾性体からなるシール本体部と、シール本体部の外側周面の一部に突設されてなる舌部とを備えている。このうち、シール本体部は、第1パーツと第2パーツとが組み付けられた状態において、両者からかかる圧力で弾性変形することにより、第1パーツと第2パーツとの間を水密に保つように構成されている。なお、シール本体部の形状について、環状とは、軸方向の貫通孔を有する形状であり、第1パーツの開口面の周縁に沿って配置できる形状をいう。また、板状とは、第1パーツの開口面を覆う形状であり、第1パーツ及び第2パーツに内部空間が設けられている構成を前提とすると、両者の内部空間を隔てる形状をいう。
そして、第1パーツ及び第2パーツの少なくとも一方には、これら第1パーツと第2パーツとが組み付けられた状態においてシール部材の舌部が配置される位置に、当該防水ケースの外部からシール部材の舌部を直視できる形状の開口部が設けられている。
このように構成された防水ケースでは、第1パーツと第2パーツとの間にシール部材が配置されて、第1パーツと第2パーツとが組み付けられると、シール部材の舌部が、第1パーツ及び第2パーツの少なくとも一方に設けられた開口部を通じて外部から視認され得る状態になる。このため、第1パーツと第2パーツとが組み付けられた後であっても、第1パーツと第2パーツとの間に介在すべきシール部材の有無を容易に判別することができる。
したがって、本発明の防水ケースによれば、シール部材が配置されているかどうかを容易に確認することができ、第1パーツと第2パーツとの組み付け後にシール部材の存在を確かめるための評価試験を実施する工数を省けると共に、シール部材が欠落した状態で防水ケースが使用に供されるのを防止することができる。
ところで、本発明の防水ケースにおいて、開口部は、第1パーツ及び第2パーツの両方に設けられてもよいし、第1パーツ及び第2パーツのいずれか一方に設けられてもよい。また、開口部は、シール部材におけるシール本体部からの舌部の突設方向や、第1パーツや第2パーツの形状によって、孔の形態で形成されてもよいし、切り欠き状に形成されてもよい。
例えば、請求項2に記載のように、シール部材のうち舌部がシール本体部の外側周面に立設され、且つ、第2パーツが第1パーツに外嵌される側周面を有する構成を前提とすると、開口部は、第2パーツの側周面の一部が切り欠き状に形成されてなることが好ましい。なお、舌部の立設方向には、シール本体部の外側周面に対する垂直方向、及びその垂直方向から所定角度α(α<90°)だけ傾斜した方向が含まれる。
このように構成された防水ケースでは、第1パーツと第2パーツとの間にシール部材を組み付ける際に、シール部材を第2パーツの側周面の内側に配置するとき、舌部を第2パーツの側周面の縁部に干渉することなく開口部に配置できる。そのため、開口部を第2パーツの側周面の一部に孔の形態で形成してなる構成と比較して、舌部を第2パーツの開口部に配置し易くなり、これにより、第2パーツに対するシール部材の配置を容易にすることができる。
また、本発明の防水ケースにおいて、開口部は、一つの方向からシール部材の舌部を直視できるように設けられてもよいし、請求項3に記載のように、複数の方向からシール部材の舌部を直視できるように設けられてもよい。なお、ここで言う複数の方向とは、互いに異なる2以上の方向をいう。ちなみに、複数の方向から舌部を直視できるように開口部が設けられている構成には、複数の方向から舌部を直視できる形状の開口部が一つ設けられている構成や、複数の方向から舌部を直視できるように開口部が複数設けられている構成が含まれる。
このように構成された防水ケースによれば、第1パーツと第2パーツとが組み付けられた状態でシール部材の舌部が配置される位置について、当該防水ケースの周囲に配置される他部材によって一方向からの視認が妨げられる場合であっても、他方向からの視認が可能となり得るので、当該防水ケースの周囲における他部材の配置状態にかかわらず、シール部材の有無を容易に判別できる可能性が向上する。
例えば、このように構成された防水ケースでは、第2パーツが、第1パーツに外嵌される側周面に繋がって第1パーツの開口面を塞ぐ蓋面を有する構成を前提として、開口部が、側周面の縁部から蓋面の一部まで繋がって形成されてもよい。
また、開口部が複数の方向からシール部材の舌部を直視できるように設けられた防水ケースのもと、当該防水ケースの外側に他部材が取り付けられる構成を前提とすると、その他部材に遮蔽されずに、当該他部材の内側に位置することになるシール部材の舌部を最低限一方向から直視できる位置に開口部を設けることが好ましい。なお、ここで言う他部材とは、例えば、防水対象物としての回路基板を収納している防水ケースを飛来物などから保護するための保護カバー等が挙げられる。
この場合、当該防水ケースに保護カバー等の他部材が取り付けられた後であっても、第1パーツと第2パーツとの間に介在すべきシール部材の有無を容易に判別することができる。
本発明の防水ケースが適用された回路基板ケース1に保護カバー2が取り付けられた状態を示す斜視図である。 回路基板ケース1から保護カバー2が取り外された状態を示す分解図である。 回路基板ケース1の構成を示す分解図である。 回路基板ケース1が備えるシール部材60の構成を示す斜視図である。 回路基板ケース1が備える蓋体5の構成を示す斜視図である。 シール部材60が蓋体5に配置される態様を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の防水ケースが適用された回路基板ケース1に保護カバー2が取り付けられた状態を示す斜視図であり、図2は、回路基板ケース1から保護カバー2が取り外された状態を示す分解図である。なお、本実施形態の回路基板ケース1は、自動車の内燃機関(エンジン)の排ガス中における特定ガス成分を検出する処理を行う制御用の回路基板3(図3参照)を収納するケースである。
図2に示すように、回路基板ケース1は、略長円の断面を有する筒状に形成された筒状部20と、筒状部20における略長円の断面に平行な二つの端面のうち、一方の端面を閉塞してなる背面部21と、他方の端面を閉塞してなる前面部22とからなる。
なお、以下では、筒状部20において、略長円の断面の短手側をなす部分をケース側壁部23,24とし、略長円の断面の長手側をなす部分のうち、保護カバー2に覆われる側をケース上壁部25、保護カバー2に覆われない側をケース底壁部26とする。また、ケース上壁部25がケース底壁部26に対して上方に配置され、前面部22が背面部21に対して前方に配置されているものとする。
このうち、前面部22には、ガスセンサ用オスコネクタ6と、ECU用コネクタ(図示せず)に接続されるハーネス7とが設けられている。
ガスセンサ用オスコネクタ6は、略楕円の断面を有する筒状に形成されて前面部22から前方に延設された第1筒状部27と、略矩形の断面を有する筒状に形成されて第1筒状部27の上方に設けられた第2筒状部28とを有する。そして、第1筒状部27内には、回路基板3に接続される端子金具8の一端が回路基板ケース1の内部から前面部22を貫通する形態で突出している。なお、第2筒状部28における前方側の開口部分には、ガスセンサのメスコネクタ(図示せず)を係止するための爪部29が下方に突設されている。また、ハーネス7は、前面部22に設けられた孔部31内に挿入され、当該孔部31内で中継端子17(図3参照)と接続され、中継端子17が回路基板ケース1内にて回路基板3に接続されることで、回路基板3との電気的な接続が確保されている。
そして、ガスセンサ用オスコネクタ6がガスセンサのメスコネクタ(図示せず)に接続され、ハーネス7がECU用コネクタ(図示せず)を介してエンジン制御装置に接続される。なお、回路基板3は、ガスセンサからの検出信号を、特定ガス成分の濃度を表す濃度信号に変換して、エンジン制御装置に送信するように構成されている。ちなみに、ガスセンサとしては、排ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサや全領域空燃比センサ、排ガス中のNOx濃度を検出するNOxセンサ等が挙げられる。
また、前面部22には、ハーネス7の被覆樹脂の部位のうち所定長さだけ包囲する孔部31が設けられている。そして、孔部31には、ハーネス7と当該孔部31との間を水密に保持するための筒状防水材32が圧入されている。なお、筒状防水材32は、ハーネス7の外周に装着された状態で、孔部31内に設置される。
ケース側壁部23,24には、柱状に形成されて当該回路基板ケース1を支持する複数(本実施形態では計4つ)の規制部材9と、保護カバー2の取り付け用の複数(本実施形態では計2つ)の係合溝11とが設けられている。なお、規制部材9のうち保護カバー2に当接する側(上方側)の端面には円柱状の緩衝ゴム12が設けられている。
一方、保護カバー2は、回路基板ケース1のケース上壁部25の上方に配置されてケース上壁部25及びケース側壁部23,24を覆い、回路基板ケース1を飛石等の外部衝撃から保護するとともに、回路基板ケース1を内側に保持し、自身が車両の床下のフレーム等に取り付けられるものである。
また、保護カバー2は、矩形状のカバー上壁部33と、カバー上壁部33にそれぞれ3方に繋がって形成されたカバー側壁部34,35,36とを備え、カバー上壁部33のうちカバー側壁部34〜36が形成されていない部分とカバー上壁部33に対向する底面とが開口している。なお、カバー上壁部33に対向する底面にて開口する開口部分37は、回路基板ケース1のケース上壁部25に垂直な方向から見た時の回路基板ケース1の外形(平面形)よりやや大きく、当該開口部分37から回路基板ケース1を装入可能になっている。
そして、カバー側壁部34,35,36のうち、互いに対向するカバー側壁部34,35には、コの字状に切り込みが入れられ、切り込みのない下端部38が固定端となり、切り込みの入った上端部39が自由端となる片状の係止具13が形成されている。係止具13は、下端部38と上端部39との中間位置でくの字状(略L字状)に折り曲げられ、保護カバー2の内側へ向かって突出する突出部41を形成している。これにより、回路基板ケース1が保護カバー2に装入されると、図1に示すように、保護カバー2の係止具13が回路基板ケース1の係合溝11に固定される。
<回路基板ケース1の構成>
次に、図3は、回路基板ケース1の構成を示す分解図であり、図4は、回路基板ケース1が備えるシール部材60の構成を示す斜視図である。また、図5は、回路基板ケース1が備える蓋体5の構成を示す斜視図である。
図3に示すように、回路基板ケース1は、防水対象物である回路基板3を収容するための内部空間に連通した開口面42を有する第1パーツとしての筐体4と、筐体4に組み付けられて筐体4の開口面42を閉塞する第2パーツとしての蓋体5と、筐体4と蓋体5との間を水密に保つために配置されるシール部材60とを備えている。ちなみに、筐体4が前述の背面部21を、蓋体5が前述の前面部22をそれぞれ具備しており、筐体4と蓋体5とが組み付けられることにより、前述の筒状部20が構成されている。なお、筐体4と蓋体5とは、筐体4に立設された複数(本実施形態では計4つ)の係止爪14を、蓋体5に延設された複数(本実施形態では計4つ)の係合片15の四角孔16にそれぞれ係合して組み付けられる。
シール部材60は、ゴムやフッ素樹脂などの弾性素材からなり、図4に示すように、厚み方向を中心軸61としてその中心軸61が貫通された環状のシール本体部43と、シール本体部43の外側周面の一部に突設されてなる舌部44とからなる。
シール本体部43は、その外側周面および内側周面がヒダ状に形成されてなる複数の凸条部53と、中心軸61方向の両端面の一方が中心軸61に対する凸条部53の直交断面よりもやや外向きに大きく形成されてなるフランジ部45とを具備している。また、舌部44は、フランジ部45の外側周面に立設されている。なお、本実施形態では、舌部44がフランジ部45の外側周面に対する垂直方向に立設されている。
蓋体5は、図5に示すように、前述の前面部22と、前面部22に繋がって前述の筒状部20を構成する蓋体側周部46と、蓋体側周部46の一部が切り欠き状に形成されてなる開口部51と、シール部材60を収容するための溝部47と、前面部22の内側中央部分に突設されて前面部22及び蓋体側周部46と共に溝部47を形成する突設部49とを具備している。なお、蓋体側周部46には、筐体4への取り付け方向に前述の係合片15が延設されている。
突設部49は、前面部22の内側に延設された前述の孔部31と、前述の第1筒状部27内の端子金具8(図2参照)を支持するための支持部材18と、回路基板3を挟み込んで保持するための挟込部材19とを具備している。
蓋体側周部46は、筐体4に外嵌される形状の内側表面を有している。また、溝部47は、フランジ部45の端面(以下、フランジ面という)に相当する形状の底面と、凸条部53の大部分を収容する深さの壁面とを有している。
開口部51は、舌部44が蓋体側周部46の縁部に干渉することなくシール部材60を配置可能な幅の切欠空間を有しており、その切欠空間が、蓋体側周部46の縁部から前面部22の一部まで繋がって形成され、前述の第2筒状部28の貫通孔に連通している。
つまり、開口部51は、シール部材60のフランジ部45が溝部47に配置されて、蓋体側周部46が筐体4に外嵌されることで、シール本体部43が筐体4及び蓋体5に覆われても、上方側からシール部材60の舌部44(詳細には舌部44の上面)を直視でき、さらに前方側からも第2筒状部28の貫通孔を通じてシール部材60の舌部44(詳細には舌部44の前面)を直視できる形状を有している。
一方、筐体4は、図3に示すように、前述の背面部21と、背面部21に繋がって前述の筒状部20を構成する筐体側周部54と、開口面42から挿入されたシール部材60を保持するための内壁部52とを具備しており、これら背面部21,筐体側周部54,及び内壁部52により、回路基板3を収容可能な大きさの内部空間が形成されている。なお、筐体側周部54における開口面42側には、前述の係止爪14が立設されている。
内壁部52は、筐体側周部54の内側に突設されてなり、シール部材60におけるフランジ面と反対側の端面に相当する形状の突設面を有している。なお、筐体4と蓋体5とが組み付けられた状態において、内壁部52の突設面と溝部47の底面との距離がシール部材60の厚みよりも小さくなるように、内壁部52の位置が予め決められている。
つまり、回路基板ケース1は、筐体4と蓋体5とがシール部材60を介在して組み付けられた状態において、内壁部52の突設面と溝部47の底面とからかかる圧力でシール本体部43が弾性変形することにより、筐体4と蓋体5との間が水密に保たれるように構成されている。
<効果>
以上説明したように、本実施形態の回路基板ケース1では、筐体4と蓋体5との間にシール部材60が配置されて、筐体4と蓋体5とが組み付けられると、シール部材60の舌部44が、蓋体5の開口部51を通じて外部から視認され得る状態になる。
したがって、本実施形態の回路基板ケース1によれば、筐体4と蓋体5とが組み付けられた後であっても、筐体4と蓋体5との間にシール部材60が配置されているかどうかを容易に確認することができる。
また、回路基板ケース1では、筐体4と蓋体5とを組み付ける際に、シール部材60を蓋体5の溝部47に配置するとき、シール部材60の舌部44を蓋体側周部46の縁部に干渉することなく開口部51に配置できるため、蓋体5に対するシール部材60の配置を容易にすることができる(図6参照)。
さらに、回路基板ケース1では、開口部51が上方側からシール部材60の舌部44を直視でき、さらに前方側からも第2筒状部28の貫通孔を通じてシール部材60の舌部44を直視できる形状を有しているため、回路基板ケース1に保護カバー2が取り付けられることによって上方側からの視認が妨げられても、前方側からの視認が可能となる。これにより、回路基板ケース1単体の状態のみに限らず、回路基板ケース1に保護カバー2が取り付けられた状態であっても、筐体4と蓋体5との間に介在すべきシール部材60の有無を容易に判別することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態の回路基板ケース1において、回路基板3を収容可能な大きさの内部空間は、筐体4のみに形成されているが、これに限定されるものではなく、筐体4と蓋体5とが組み付けられた状態で形成されてもよい。
また、上記実施形態の開口部51は、蓋体側周部46の一部が切り欠き状に形成されてなるが、これに限定されるものではなく、筐体4及び蓋体5の形状によって、筐体側周部54に形成されてもよいし、孔の形態で形成されてもよい。
なお、上記実施形態の開口部51は、複数の方向からシール部材60の舌部44を直視できる形状を有しているが、これに限らず、少なくとも一方向からシール部材60の舌部44を直視できる形状であればよい。
また、上記実施形態の回路基板ケース1では、環状に形成されたシール部材60を用いているが、これに限定されるものではなく、筐体4及び蓋体5の形状によって、板状に形成されたシール部材60を用いてもよい。
なお、上記実施形態のシール部材60では、舌部44がフランジ部45の外側周面に対する垂直方向に立設されているが、これに限定されるものではない。例えば、舌部44は、開口部51の形状や位置によって、筐体4側あるいは蓋体5側に傾斜されていてもよいし、シール本体部43の外側周面の一部に立設されていてもよい。
さらに言えば、上記実施形態の回路基板ケース1では、防水対象物として回路基板3を例示したが、これに限定されるものではなく、その他の各種のものを防水対象物として適宜選択することができる。また、防水対象物として回路基板を用いる場合であっても、ガスセンサと接続されて当該ガスセンサを制御するものに限られず、グロープラグ等のヒータや温度センサなどの他のセンサを通電するための回路基板を防水対象物とすることもできる。
1…回路基板ケース、2…保護カバー、3…回路基板、4…筐体、5…蓋体、6…ガスセンサ用オスコネクタ、20…筒状部、21…背面部、22…前面部、23,24…ケース側壁部、25…ケース上壁部、26…ケース底壁部、27…第1筒状部、28…第2筒状部、29…爪部、42…開口面、43…シール本体部、44…舌部、45…フランジ部、46…蓋体側周部、47…溝部、51…開口部、52…内壁部、53…凸条部、54…筐体側周部、60…シール部材。

Claims (3)

  1. 水の付着によりダメージを被るものを防水対象物として、該防水対象物を収容するための内部空間に連通する開口面を有する第1パーツと、
    該第1パーツに組み付けられて前記開口面を塞ぐ第2パーツと、
    前記第1パーツと前記第2パーツとの間に配置されるシール部材と、
    を備え、前記防水対象物を収納する防水ケースであって、
    前記シール部材は、
    環状または板状の弾性体からなり、前記第1パーツと前記第2パーツとが組み付けられた状態で当該第1パーツ及び当該第2パーツからの圧力で弾性変形することにより、該第1パーツと該第2パーツとの間を水密に保つシール本体部と、
    該シール本体部の外側周面の一部に突設されてなる舌部とを有し、
    前記第1パーツ及び前記第2パーツの少なくとも一方には、
    該第1パーツと該第2パーツとが組み付けられた状態で前記舌部が配置される位置に、当該防水ケースの外部から該舌部を直視できる形状の開口部が設けられていることを特徴とする防水ケース。
  2. 前記シール部材のうち、前記舌部は、前記シール本体部の外側周面に立設され、
    前記第2パーツは、前記第1パーツに外嵌される側周面を有し、
    前記シール部材は、前記側周面の内側に配置され、
    前記開口部は、前記第2パーツの側周面の一部が切り欠き状に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の防水ケース。
  3. 前記開口部は、複数の方向から前記舌部を直視できるように設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水ケース。
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