JP2011023621A - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光取り出し効率を向上させることができるとともに、その効果を長期間にわたって持たせ、かつ、製造を容易に行うことが可能な発光装置を提供する。
【解決手段】この発光装置は、発光素子1と、発光素子1の周囲を囲むように配置された枠状のリフレクタ2aとを備えている。そして、それぞれが発光素子1の周囲を囲み、かつ、それぞれが発光素子1からの光を反射することが可能な金属枠体22および樹脂枠体23を含む構造体がリフレクタ2aとなっているとともに、金属枠体22が樹脂枠体23により覆われている。
【選択図】図2
【解決手段】この発光装置は、発光素子1と、発光素子1の周囲を囲むように配置された枠状のリフレクタ2aとを備えている。そして、それぞれが発光素子1の周囲を囲み、かつ、それぞれが発光素子1からの光を反射することが可能な金属枠体22および樹脂枠体23を含む構造体がリフレクタ2aとなっているとともに、金属枠体22が樹脂枠体23により覆われている。
【選択図】図2
Description
本発明は、発光素子からの光を反射するリフレクタを備えた発光装置に関する。
従来、LEDチップ(発光ダイオード素子)などの発光素子を光源とし、その発光素子で生成された光を所定方向に出射することが可能な発光装置が知られている。以下に、LEDチップを光源とする従来の発光装置の構成について簡単に説明する。
従来の発光装置では、LEDチップが銅板などからなるフレームに搭載されているとともに、そのフレームにLEDチップの電極が電気的に接続されている。また、枠状のリフレクタがLEDチップの周囲を取り囲むように配置されており、LEDチップからの光の一部(リフレクタで囲まれた領域内においてリフレクタの側壁に向かって進行する光)を所定方向に反射するようになっている。さらに、LEDチップを封止するために、シリコーン系樹脂などからなる封止部材がリフレクタの内周面側に埋め込まれている。
上記した従来の構成において、所定方向への光の取り出し効率を向上させるためには、リフレクタの光反射面(LEDチップの周囲を取り囲む内周面)の光反射率を高めることが効果的である。したがって、従来では、白色顔料を含有する熱可塑性樹脂によってリフレクタを形成したり、リフレクタに銀メッキを施したりしていた。
しかしながら、白色顔料を含有する熱可塑性樹脂によってリフレクタを形成した従来の構成では、LEDチップから放射される熱や光によってリフレクタが劣化するので、リフレクタの光反射面の光反射率が低下してしまうという不都合があった。
また、リフレクタに銀メッキを施した従来の構成では、メッキ材料である銀が外気中の硫化水素と反応することでリフレクタが劣化(黒色化)する。このため、リフレクタに銀メッキを施したとしても、リフレクタの光反射面の光反射率が低下してしまうという不都合があった。ところで、この構成の場合、リフレクタの光反射面側には封止部材が埋め込まれているため、外観上ではリフレクタの光反射面と外気とが遮断された状態となっている。ただし、封止部材の構成材料であるシリコーン系樹脂は、信頼性(耐久性)、光透過性および加工性などを考慮すると非常に優れた封止材と言えるが、ガスの透過性が高いために外気中の成分が透過され易い。したがって、リフレクタの光反射面側に封止部材が埋め込まれていたとしても、リフレクタの光反射面の劣化は起こってしまう。
そこで、従来では、リフレクタの光反射面の劣化を抑制するための種々の技術が提案されている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1および2では、樹脂からなるリフレクタを形成し、さらに、そのリフレクタの光反射面を樹脂製のコーティング部材で覆うことによって、リフレクタの光反射面の劣化の抑制を図っている。
また、特許文献3では、耐熱性や耐光性に優れた材料であるポーラスアルミナをリフレクタの構成材料とし、それによってリフレクタの光反射面の劣化の抑制を図っている。
しかしながら、特許文献1および2の構成では、リフレクタの光反射面をコーティング部材で覆うことによりリフレクタの光反射面の劣化を抑制しているが、このリフレクタは光反射率がそれほど高くない樹脂からなっているため、リフレクタに銀メッキを施した構成よりも光取り出し効率が劣るという問題がある。さらに、リフレクタが樹脂からなっているため、リフレクタの肉厚を十分に確保しなければ、リフレクタの側壁を光が透過し、光取り出し効率がさらに低下してしまう。
また、特許文献3では、ポーラスアルミナをリフレクタの構成材料とすることでリフレクタの光反射面の劣化を抑制しているが、ポーラスアルミナからなるリフレクタは製造が困難で、高い寸法精度を得難いという問題がある。なお、寸法精度が悪くなる理由としては、セラミックスの製造プロセスには高温焼成プロセスがあり、その際に形状収縮を起こすためである。そして、寸法精度が悪くなると寸法選別が必要となり、量産歩留りの低下の原因となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、光取り出し効率を向上させることができるとともに、その効果を長期間にわたって持たせ、かつ、製造を容易に行うことが可能な発光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一の局面による発光装置は、光を生成する発光素子と、発光素子の周囲を囲むように配置され、発光素子からの光を反射する枠状のリフレクタとを備えている。そして、それぞれが発光素子の周囲を囲み、かつ、それぞれが発光素子からの光を反射することが可能な金属製の第1枠体および樹脂製の第2枠体を含む構造体がリフレクタとなっているとともに、第1枠体の少なくとも発光素子側の面が第2枠体により覆われている。なお、発光素子側の面とは、光反射面として機能する面のことである。
この一の局面による発光装置では、上記のように、それぞれが発光素子の周囲を囲み、かつ、それぞれが発光素子からの光を反射することが可能な金属製の第1枠体および樹脂製の第2枠体を含む構造体をリフレクタとし、第1枠体の少なくとも発光素子側の面を第2枠体により覆うことによって、発光素子側から見ると、第2枠体および第1枠体の順で配置された状態となる。このため、リフレクタで囲まれた領域内においてリフレクタの側壁に向かって進行する光は、先ず第2枠体の発光素子側の面で反射される。そして、第2枠体で反射されずに透過してしまう光が存在したとしても、その透過した光は、第1枠体の発光素子側の面で反射されることになる。このため、リフレクタの光反射率としては、第1枠体および第2枠体の2つで光の反射が行われることで高くなる。したがって、リフレクタで反射されることにより所定方向に進行する光が増大するので、光取り出し効率を向上させることができる。
また、一の局面による発光装置では、上記のような構造体をリフレクタとすることによって、光取り出し効率が向上するという効果を長期間にわたって持たせることができる。具体的に言うと、第1枠体の発光素子側の面が第2枠体により覆われているので、第1枠体の発光素子側の面が外気と遮断され、第1枠体の発光素子側の面と外気中の成分との反応が抑制される。すなわち、第1枠体の発光素子側の面が劣化(変色)し難くなる。これにより、第1枠体の発光素子側の面の光反射率を高い状態で維持することができ、リフレクタの光反射率の経時的な低下が抑制される。
また、一の局面による発光装置では、上記のような構造体をリフレクタとすることによって、金型を用いた樹脂成形法によりリフレクタを形成することができるので、その製造が容易になる。ところで、リフレクタの形成方法としては、まず、金属材を加工して第1枠体を形成する。そして、リフレクタの外形を反映した形状のキャビティを有する金型を準備し、その金型に第1枠体をセットして型締めする。その状態で、キャビティ内に溶融樹脂(第2枠体となるもの)を充填した後、キャビティ内の溶融樹脂を硬化させる。これにより、型開きして取り出された成形品がリフレクタとなる。
これらの結果、一の局面による発光装置では、光取り出し効率を向上させることができるとともに、その効果を長期間にわたって持たせ、かつ、製造を容易に行うことが可能となる。
さらに、一の局面による発光装置では、上記のような構造体をリフレクタとすることによって、リフレクタの肉厚(第2枠体の肉厚)を薄くしたとしても、リフレクタの側壁を透過してしまう光が増大するのを抑制することができる。したがって、リフレクタの肉厚(第2枠体の肉厚)を薄くすることで発光装置の小型化を図ることが可能となる。
上記一の局面による発光装置において、第1枠体の少なくとも発光素子側の面に金属メッキが施されていることが好ましい。このように構成すれば、光反射率が高いメッキ材料を選定することで、第1枠体の構成材料の光反射率が低かったとしても、第1枠体の発光素子側の面の光反射率を高めることができる。したがって、たとえば、光反射率は低いが熱伝導率が高い銅を第1枠体の構成材料とすれば、放熱性も向上させることができる。
第1枠体の少なくとも発光素子側の面に金属メッキが施された構成において、第1枠体の少なくとも発光素子側の面に施される金属メッキが銀メッキであることが好ましい。このように構成すれば、第1枠体の発光素子側の面(銀メッキが施された面)の光反射率が95%以上となるので、リフレクタの光反射率がより高くなり、光取り出し効率のさらなる向上を図ることができる。なお、この場合には、第1枠体の発光素子側の面が第2枠体により覆われていることで、第1枠体の発光素子側の面の硫化、すなわち、銀の硫化(黒色化)が抑制される。
上記一の局面による発光装置において、第2枠体が白色顔料を含有する熱硬化性樹脂からなっていることが好ましい。このように構成すれば、容易に、第2枠体の信頼性を高めることができる。
上記一の局面による発光装置において、第2枠体の内部に第1枠体が埋め込まれていることが好ましい。このように構成すれば、容易に、第1枠体の発光素子側の面が第2枠体により覆われた状態で保持することができる。
上記一の局面による発光装置において、第1枠体が板状またはブロック状であることが好ましい。特に、第1枠体がブロック状であれば、第1枠体の表面積が増大するので、放熱性を向上させることができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、発光素子が搭載されるパッケージをさらに備え、第1枠体および第2枠体がパッケージの一部をなしている。
以上のように、本発明によれば、光取り出し効率を向上させることができるとともに、その効果を長期間にわたって持たせ、かつ、製造を容易に行うことが可能な発光装置を得ることができる。
以下に、図1および図2を参照して、本実施形態による発光装置の構成について説明する。
本実施形態による発光装置は、図1および図2に示すように、光を生成する発光素子1と、その発光素子1が搭載されるとともに、発光素子1で生成された光を取り出すための光出射口を持つパッケージ2と、発光素子1を封止する封止部材3とを備えており、所定方向に光を出射するように構成されている。
発光素子1はLEDチップからなっており、その発光面がパッケージ2の光出射口側に向くようにパッケージ2に搭載されている。
発光素子1が搭載されるパッケージ2は枠状の側壁を有する凹形状体であって、その凹形状体の底面が発光素子1を搭載するための搭載面となっている。また、凹形状体の側壁の内周面は光反射面となっており、所定方向に向かって放射状に広がっているとともに、底面に搭載された発光素子1の周囲を取り囲んでいる。言い換えると、パッケージ2は、発光素子1の周囲を取り囲む枠状のリフレクタ2aを一体的に有していることになる。なお、パッケージ2に一体的に形成されたリフレクタ2aは、発光素子1からの光の一部(リフレクタ2aで囲まれた領域内においてリフレクタ2aの側壁に向かって進行する光)を所定方向に反射することで、パッケージ2の光出射口を介して所定方向に取り出される光を増大させるためのものである。
具体的な構造としては、このパッケージ2は、金属製の板状部材を加工することで得られるフレーム21を少なくとも含んでいる。そして、発光素子1は、フレーム21にボンディングされることでパッケージ2に搭載された状態となっている。
フレーム21を構成する金属製の板状部材は熱伝導率が比較的高い銅板などからなっており、発光素子1の発熱を良好に放熱することが可能となっている。また、このフレーム21の全面には金属メッキが施されている。フレーム21に施す金属メッキとしては銀メッキなどがあるが、発光素子1がボンディングされる面に金メッキを施しておくことで、信頼性を確保するようにしてもよい。
また、フレーム21は、互いに電気的に絶縁されたフレーム部21aおよび21bの2つに分割されている。これらフレーム部21aおよび21bは、それぞれの表面積が互いに異なるように形成されており、フレーム部21aの方がフレーム部21bに比べて表面積が大きくなっている。
フレーム部21aおよび21bのうち、表面積が大きい方のフレーム部21aは、発光素子1がボンディングされるチップボンディング部21cを有している。このチップボンディング部21cには、発光素子1がボンディングされ、かつ、発光素子1の一方電極に電気的に接続されたワイヤ1aがボンディングされている。また、表面積が小さい方のフレーム部21bは、チップボンディング部21cの近傍にワイヤボンディング部21dを有している。そして、ワイヤボンディング部21dには、発光素子1の他方電極に電気的に接続されたワイヤ1aがボンディングされている。
また、フレーム部21aおよび21bのそれぞれは、外部機器(図示せず)に電気的に接続される端子部21eおよび21fを有している。一方の端子部21eは、フレーム部21aの外周端部がチップボンディング部21c側に折り返されることによって形成されており、他方の端子部21fは、フレーム部21bの外周端部がワイヤボンディング部21d側に折り返されることによって形成されている。
そして、本実施形態では、このフレーム21の発光素子1が搭載される側に、リフレクタ2aの一部をなす金属枠体22が設けられている。なお、金属枠体22は、本発明の「第1枠体」の一例である。
リフレクタ2aの一部をなす金属枠体22は、銅板などの金属製の板状部材を加工することによって得られるものであり、発光素子1の周囲を取り囲むように配置されているとともに、所定方向に向かって放射状に広がる内周面(発光素子1側の面)を持っている。なお、金属枠体22の内周面は光反射面となる面であるが、本実施形態では、金属枠体22の全面に銀メッキを施すことによって、金属枠体22の内周面の光反射率を高めるようにしている。
また、この金属枠体22はフレーム部21aとは接触しているが、フレーム部21bとは接触していない。すなわち、金属枠体22のフレーム部21b側を見ると、金属枠体22とフレーム部21bとの間に間隙が設けられた状態となっている。したがって、フレーム部21aおよび21bが金属枠体22を介して互いに電気的に接続されることはない。
ここで、本実施形態では、フレーム21の発光素子1が搭載される側に樹脂枠体23も設けられており、その樹脂枠体23と金属枠体22とがリフレクタ2aをなしている。なお、樹脂枠体23は、本発明の「第2枠体」の一例である。
金属枠体22と共にリフレクタ2aをなす樹脂枠体23は、白色顔料が含有されたエポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂からなっており、発光素子1の周囲を取り囲むように配置されているとともに、所定方向に向かって放射状に広がる内周面(発光素子1側の面)を持っている。そして、樹脂枠体23の内部に金属枠体22が埋め込まれることによって、金属枠体22の内周面(光反射面)を含む全面が樹脂枠体23により覆われた状態となっている。なお、この樹脂枠体23の内周面は、金属枠体22の内周面と共に光反射面となる。
また、フレーム21の裏側(発光素子1が搭載される側とは反対側)には樹脂部材24が形成されているが、この樹脂部材24は樹脂枠体23と同じ材料からなっている。そして、樹脂枠体23および樹脂部材24によって、フレーム21と金属枠体22とが固着されているとともに、フレーム部21aとフレーム部21bとが固着されている。
また、発光素子1を封止する封止部材3はシリコーン系樹脂などからなっており、リフレクタ2aの内周面側の全域に埋め込まれている。
本実施形態では、上記のように、それぞれが発光素子1の周囲を囲み、かつ、それぞれが発光素子1で生成された光を反射することが可能な金属枠体22および樹脂枠体23を含む構造体をリフレクタ2aとし、金属枠体22の発光素子1側の面を含む全面を樹脂枠体23で覆うことによって、発光素子1側から見ると、樹脂枠体23および金属枠体22の順で配置された状態となる。このため、図3に示すように、リフレクタ2aで囲まれた領域内においてリフレクタ2aの側壁に向かって進行する光は、先ず樹脂枠体23の発光素子1側の面で反射される(図3中の矢印L1参照)。そして、樹脂枠体23で反射されずに透過する光が存在したとしても、その透過した光は、金属枠体22の発光素子1側の面で反射される(図3中の矢印L2参照)。なお、図3中の矢印L3は、リフレクタ2aで反射されることなく進行する光の挙動を表している。これにより、リフレクタ2aの光反射率としては、金属枠体22および樹脂枠体23の2つで光の反射が行われることにより高くなる。したがって、リフレクタ2aで反射されることにより所定方向に進行する光が増大するので、光取り出し効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のような構造体をリフレクタ2aとすることによって、光取り出し効率が向上するという効果を長期間にわたって持たせることができる。具体的には、金属枠体22の発光素子1側の面が樹脂枠体23で覆われているので、金属枠体22の発光素子1側の面が外気と遮断され、金属枠体22の発光素子1側の面と外気中の成分との反応が抑制される。すなわち、金属枠体22の発光素子1側の面が劣化(変色)し難くなる。このため、金属枠体22の発光素子1側の面の光反射率を高い状態で維持することができ、リフレクタ2aの光反射率の経時的な低下が抑制される。
また、本実施形態では、上記のような構造体をリフレクタ2aとすることによって、金型を用いた樹脂成形法によりリフレクタ2aを形成することができるので、その製造が容易になる。なお、リフレクタ2aの形成方法は、後に詳細に説明する。
これらの結果、本実施形態による発光装置では、光取り出し効率を向上させることができるとともに、その効果を長期間にわたって持たせ、かつ、製造を容易に行うことが可能となる。
さらに、本実施形態では、上記のような構造体をリフレクタ2aとすることによって、リフレクタ2aの肉厚(樹脂枠体23の肉厚)を薄くしたとしても、リフレクタ2aの側壁を透過してしまう光が増大するのを抑制することができる。したがって、リフレクタ2aの肉厚(樹脂枠体23の肉厚)を薄くすることで発光装置の小型化を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、上記のように、金属枠体22の全面に銀メッキを施すことによって、金属枠体22の発光素子1側の面の光反射率が95%以上となるので、リフレクタ2aの光反射率がより高くなり、光取り出し効率のさらなる向上を図ることができる。なお、この場合には、金属枠体22の発光素子1側の面が樹脂枠体23により覆われていることで、金属枠体22の発光素子1側の面の硫化、すなわち、銀の硫化(黒色化)が抑制される。
また、本実施形態では、上記のように、熱伝導率が高い銅を金属枠体22の構成材料とすることによって、放熱性についても向上させることができる。なお、金属枠体22の構成材料である銅は光反射率が低い材料であるが、金属枠体22の全面に銀メッキが施されているので問題はない。
また、本実施形態では、上記のように、白色顔料を含有する熱硬化性樹脂を樹脂枠体23の構成材料とすることによって、容易に、樹脂枠体23の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、金属枠体22を樹脂枠体23に埋め込むことによって、容易に、金属枠体22の発光素子1側の面が樹脂枠体23により覆われた状態で保持することができる。
ところで、本実施形態による発光装置は、たとえば、以下のようにして製造される。
すなわち、まず、図4に示すように、金属製の板状部材を加工することでフレーム21および金属枠体22を作製し、それぞれに対してメッキ処理を施しておく。そして、パッケージ2の外形を反映した形状のキャビティ4aを有する一対の金型(上型および下型)4を準備し、フレーム21および金属枠体22を一対の金型4の間にセットして型締めする。
続いて、図5に示すように、樹脂枠体23および樹脂部材24となる溶融樹脂25をキャビティ4a内に充填し、その溶融樹脂25を硬化させる。そして、図6に示すように、型開きして成形品を取り出す。これにより、リフレクタ(金属枠体22が樹脂枠体23の内部に埋め込まれた構造体)2aを一体的に有するパッケージ2が得られる。
次に、図7に示すように、フレーム21の外周端部(フレーム部21aの端子部21eおよびフレーム部21bの端子部21f)を折り返し、その後、図8に示すように、チップボンディングおよびワイヤボンディングを行う。
最後に、図1および図2に示したように、リフレクタ2aの内周面側の全域に封止部材3を埋め込むことで発光素子1を封止することによって、本実施形態による発光装置が製造される。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記した実施形態では、板状の金属枠体22(図2参照)を用いるようにしたが、本発明はこれに限らず、図9に示すように、ブロック状の金属枠体52を用いてもよい。このように構成すれば、ブロック状の金属枠体52は板状の金属枠体22よりも表面積が大きいので、放熱性のさらなる向上を図ることが可能となる。
また、上記した実施形態では、フレームに金属枠体を後付けするようにしたが、本発明はこれに限らず、フレームと金属枠体とが最初から一体となっていてもよい。
また、上記した実施形態では、金属枠体の全面を樹脂で覆うようにしたが、本発明はこれに限らず、金属枠体の少なくとも発光素子側の面が樹脂で覆われていれば、金属枠体の全面が樹脂で覆われていなくてもよい。
1 発光素子
2 パッケージ
2a リフレクタ
22、52 金属枠体(第1枠体)
23 樹脂枠体(第2枠体)
2 パッケージ
2a リフレクタ
22、52 金属枠体(第1枠体)
23 樹脂枠体(第2枠体)
Claims (7)
- 光を生成する発光素子と、
前記発光素子の周囲を囲むように配置され、前記発光素子からの光を反射する枠状のリフレクタとを備え、
それぞれが前記発光素子の周囲を囲み、かつ、それぞれが前記発光素子からの光を反射することが可能な金属製の第1枠体および樹脂製の第2枠体を含む構造体が前記リフレクタとなっているとともに、前記第1枠体の少なくとも前記発光素子側の面が前記第2枠体により覆われていることを特徴とする発光装置。 - 前記第1枠体の少なくとも前記発光素子側の面に金属メッキが施されていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記第1枠体の少なくとも前記発光素子側の面に施される金属メッキが銀メッキであることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
- 前記第2枠体が白色顔料を含有する熱硬化性樹脂からなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。
- 前記第2枠体の内部に前記第1枠体が埋め込まれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発光装置。
- 前記第1枠体が板状またはブロック状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発光装置。
- 前記発光素子が搭載されるパッケージをさらに備え、
前記第1枠体および前記第2枠体が前記パッケージの一部をなしていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発光装置。
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