JP2011023204A - 発光装置、光束制御部材および当該発光装置を備える照明装置 - Google Patents

発光装置、光束制御部材および当該発光装置を備える照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フレネル反射成分による輝度ムラを抑制しつつ、光束制御部材の大きさを小さくすることによって、拡散性に優れ、且つ、低コスト、軽量化に優れた発光素子を提供する。
【解決手段】本発明の発光装置11では、光束制御部材2内に反射された光を散乱させる光散乱部5が、底面2cにおける形成面8を少なくとも含む形成領域に形成されており、光散乱部5は光軸Zを含む平面に沿って、楔形である複数の凹部5a〜凹部5dが連続して形成されてなり、形成面8は、(1)発光素子1から出射された光が、光入射面2aから光束制御部材2に入射して光出射面2bに到達する出射点P6および出射点P7並びに(2)出射点P6および出射点P7から光束制御部材内へ反射された光が集光する集光点Pの両方を通る直線群が底面2cと交差する交差点群によって囲まれてなり、集光点Pは上記形成領域に含まれない。
【選択図】図11

Description

本発明は、発光装置、光束制御部材および当該発光装置を備える照明装置に関し、詳細には、液晶表示パネルの背面側から面状に照明するバックライトの光源や、室内の一般照明など各種照明として用いることができる光束制御部材を備える発光装置およびこれを備える照明装置に関する。
従来から、パーソナルコンピュータやテレビジョン等に使用される液晶表示モニタの照明手段として、複数の発光ダイオード(以下、適宜「LED」と称する。)を発光素子として使用した面光源装置が知られている。この面光源装置は、液晶表示モニタの液晶表示パネルとほぼ同形状の板状の領域に複数のLEDをマトリックス状に配置し、発光素子からの光を光束制御部材により略一様な輝度分布として、液晶表示モニタの裏面側から面状に照明するものである。
このようなLEDを光源とした発光装置として、例えば、特許文献1に開示された発光装置を挙げることができる。図15は、従来の発光装置100の断面図を示している。この発光装置100が備える発光素子101の周囲には、発光素子101からの光の方向を変化させる光束制御部材102が備えられている。発光装置100において、底面102cには楔形の光散乱部105が備えられている。さらに、底面102cの下面、かつ、発光素子101の周囲に、反射シート103が備えられている。
また、光出射面102bにおいて発光素子101から出射された光が出射される側(外部側)に、光軸Zと垂直な面を有する光散乱面102eを備え、さらに、光散乱面102eの外部側の端部には、底面102cに対し垂直な端面102fが形成されて、底面102cとつながっている。
発光装置100の上方には液晶表示パネル106が配置されており、光束制御部材102から出射された光が液晶表示パネル106上に照射された際の輝度分布が均一化される構成となっている。
発光装置100では、発光素子101から出射された光は、光入射面102aに入射し、その後、光出射面102bにおいて光L101として出射される。ここで、一部の光は、フレネル反射によって光出射面102bから出射されずに反射される。
フレネル反射成分は、光束制御部材102の底面102cでの全反射、もしくは、反射シート103で反射され、液晶表示パネル106の光軸Z付近の明るさを増す傾向にあるため、光軸Z軸付近の輝度ムラの原因となる。
しかしながら、発光装置100においては、フレネル反射成分の集光点P(図示せず)付近に光散乱部105が形成されている。これにより、光散乱部105に集光したフレネル反射成分の大部分は、光L104として光軸Zと垂直な方向に近付けられて出射されることとなる。したがって、発光素子101から出射された光の大部分を、光束制御部材102および光散乱部105によって、光軸Zと垂直な方向に近付けるように制御することができる。このように、発光装置100は、光散乱部105を備えることによって、輝度ムラを抑制することができる。
また、図15に図示されるように、光入射面102aに入射した光が光出射面2bに到達する前に光散乱部105に到達する場合は、発光素子101から出射された光の一部は、光入射面102aに入射した後に、光散乱部105によってその方向が変更され、光軸Z方向に対し平行な方向側に変更され、光L105となる。このような光は、液晶表示パネルの特定の部分に円状の輝線を発生させる。すなわち、光L105が生じると、発光素子101からの光の拡散性を向上させる効率が低下することとなる。しかしながら、発光装置100においては、光散乱面102eを形成しているため、光散乱部105に到達した光は光散乱面102eにおいて全反射され、光L106として、散乱されることとなる。このため、リング状の輝線の発生を抑制することができ、発光素子101からの光をさらに効率的に拡散させることができる。
特開2009−43628号公報(2009年2月26日公開)
しかしながら、上記従来の発光装置では、以下の問題点を有している。
特許文献1の発光装置においては、図15に示すように、フレネル反射成分の集光点P付近に光散乱部105が備えられているため、光散乱面102eの面積を大きくしなければならない。すなわち、発光装置100においては、光束制御部材102の外径が光出射面102b部分よりもかなり大きくなる。また、底面102cと光散乱面102eとの距離が大きくなる(光束制御部材2の外周部(端面102f)が厚くなる)といった課題がある。
上記のように光束制御部材102の外径が大きくなると、発光素子101が実装されている基板についても光束制御部材102の外径に応じてサイズを大きくする必要があり、コストアップの要因になる。
また、光束制御部材102の外径が大きくなる結果、端面102fが厚くなると光束制御部材102の重量のみならず、上記発光装置100を実装する基板のサイズをも大きくする必要があるため、発光装置100全体の重量が重くなるといった課題がある。
更に、端面102fが厚い場合は、光束制御部材102の非球面部分の面積が小さくなるため、光を広げることが困難となるといった課題がある。
以上の課題は以下のような理由による。上記説明したように、特許文献1に記載の発光装置においては、フレネル反射成分の集光点P付近に光散乱部105として楔形の凹部が形成されており、光散乱部105に集光するフレネル反射成分を、光L104として光軸Zと垂直な方向に出射している。集光点Pが光束制御部材102の底面102cよりも離れた箇所にできる場合、光軸Z方向における楔形の凹部の寸法は大きくなる。
また、発光装置100においては、光束制御部材102と発光素子101との実装時の位置ずれによって集光点Pがずれることを考慮すれば、楔形の凹部である光散乱部105の光軸Z方向に対して垂直な方向における寸法を大きくしておく必要がある。この場合、楔形の凹部における傾斜面の角度が一定でない場合、フレネル反射成分を光L104として反射できなくなるため、光軸Z方向における楔形の凹部寸法も必然的に大きくなる。
光散乱部105として形成された楔形の凹部の大きさが大きくなった場合、光入射面102aに入射した光が光出射面102bに到達する前に光散乱部105に到達する光の割合が大きくなる。この場合、上記説明したように、光散乱部105によって、光の進行方向が光軸Z方向に対し平行な方向側に変更されて光L105となり、輝度ムラの原因となる。したがって、光散乱面102eを形成して光散乱部105に到達した光を光L106として散乱することが必要となるが、光散乱部105の大きさが大きい程、光L105の広がりが大きいため、光散乱面102eを大きくする必要があり、光束制御部材102の外径が光出射面102b部分よりもかなり大きくなる。また、端面102fについても厚くすることが必要となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、フレネル反射成分による輝度ムラを抑制しつつ、光束制御部材の大きさを小さくすることによって、拡散性に優れ、且つ低コスト、軽量化に優れた発光素子を提供することにある。
本発明の発光装置は、上記課題を解決するために、発光素子と、発光素子から出射された光を制御する光束制御部材とを備える発光装置において、上記光束制御部材は、上記発光素子から出射された光が光束制御部材に入射する光入射面と、上記光入射面に入射した光が光束制御部材から出射される光出射面とを有し、上記光出射面において光束制御部材内に反射された光を散乱させる光散乱部が、上記光入射面と上記光出射面とを結ぶ底面における形成面を少なくとも含む形成領域に形成されており、上記光散乱部は、基準光軸を含む平面に沿って、楔形である複数の凹部が連続して形成されてなり、上記形成面は、(1)上記発光素子から出射された光が、上記光入射面から上記光束制御部材に入射して上記光出射面に到達する複数の出射点、および、(2)上記複数の出射点から光束制御部材内へ反射された光が集光する集光点の両方を通る直線群が上記底面と交差する交差点群によって囲まれてなり、上記集光点は、上記形成領域に含まれないことを特徴としている。
上記構成によれば、光散乱部が形成される位置は、底面における形成領域を含み、集光点を含まない形成領域である。集光点は、上記底面の上方または下方となる場合があるため、光散乱部は、底面を基準として、集光点から上下方向へずれた位置に形成されている。すなわち、光散乱部は集光点を含む領域に形成されないため、光散乱部のサイズを小さく抑えることができる。さらに、光散乱部は、楔形である複数の凹部が連続して形成されてなっている。このため、光散乱部の凹部に照射された光は、他の凹部によってさらに光の散乱を行うことができ、上記発光素子から光入射面に入射した光が光出射面に到達する前に光散乱部に到達する光の割合を小さくすることができる。
これにより、発光素子から光入射面に入射した光が光出射面に到達する前に光散乱部に到達する光が、その方向を変化させることによって生じるリング状の輝線を抑制することが可能となる。したがって、発光素子から出射された光により液晶表示パネルなどの平面上に生じさせる輝度ムラを抑制することができると共に、光束制御部材の大きさを小さくすることが可能となり、低コスト、軽量化および輝度均一性に優れた照明装置を提供することができる。
また、本発明の発光装置では、上記複数の凹部のうち、互いに隣接する凹部同士の上記基準光軸の方向における寸法は、基準光軸側の凹部の寸法が、上記基準光軸と反対側の凹部の寸法以下であることが好ましい。
上記発光装置においては、光束制御部材と発光素子との実装ずれがある場合であって、複数形成された凹部の何れかによって、発光素子から照射された光が基準光軸と垂直な方向に近付けられて出射されることとなる。そのため、光束制御部材と発光素子との実装ズレがある場合においても、液晶表示パネルなどの平面上に生じさせる輝度ムラを抑制することができる。
また、本発明の発光装置では、上記光束制御部材には、上記基準光軸を含む平面において、上記凹部の上記基準光軸との距離をa、上記凹部の上記基準光軸の方向における寸法をbとすると、b/a<tan80°であることが好ましい。
上記条件を満たす発光装置について、一般的な発光素子の配光特性であるランバート分布の場合であれば、上記発光素子から光入射面に入射した光が光出射面に到達する前に光散乱部に到達する光の割合を、発光素子から出射する光の3%以下にすることができる。したがって、発光素子から出射された光により液晶表示パネルなどの平面上に生じさせる輝度ムラをさらに抑制することができる。
また、本発明の光束制御部材は、上記発光装置が備えるものである。
上述したように、上記発光装置が備える光束制御部材には光散乱部が形成領域に形成されており、そのサイズを小さく抑えることができる。したがって、発光素子から出射された光により液晶表示パネルなどの平面上に生じさせる輝度ムラを抑制することができると共に、光束制御部材の大きさを小さくすることが可能となり、低コスト、軽量化および輝度均一性に優れた発光装置の部品として用いることが可能である。
本発明の照明装置は、上記発光装置を備えるものである。
これにより、フレネル反射成分による輝度ムラを抑制しつつ、光束制御部材の大きさを小さくすることが可能となり、低コストおよび軽量化に優れた照明装置を提供することができる。
本発明の発光装置は、以上のように、上記光出射面において光束制御部材内に反射された光を散乱させる光散乱部が、上記光入射面と上記光出射面とを結ぶ底面における形成面を少なくとも含む形成領域に形成されており、上記光散乱部は、基準光軸を含む平面に沿って、楔形である複数の凹部が連続して形成されてなり、上記形成面は、(1)上記発光素子から出射された光が、上記光入射面から上記光束制御部材に入射して上記光出射面に到達する複数の出射点、および、(2)上記複数の出射点から光束制御部材内へ反射された光が集光する集光点の両方を通る直線群が上記底面と交差する交差点群によって囲まれてなり、上記集光点は、上記形成領域に含まれないものである。
これにより、光散乱部の大きさを小さくすることが可能となる。したがって、上記発光素子から光入射面に入射した光が光出射面に到達する前に光散乱部に到達する光の割合を、小さくすることができるため、発光素子から出射された光により液晶表示パネルなどの平面上に生じさせる輝度ムラを抑制することができる。また、光反射面の大きさをも小さくすることができるため、光束制御部材の非球面部分を大きくとることが可能となり、拡散性に優れた発光素子を実現することができる。
結果として、フレネル反射成分による輝度ムラを抑制しつつ、光束制御部材の大きさを小さくすることが可能となり、低コスト、軽量化および輝度均一性に優れた照明装置を提供することができる。
従来発明に係る発光装置を示す断面図である。 従来発明に係る発光装置を示す断面図である。 図1に示す発光装置を詳細に示す断面図である。 図1に示す発光装置を詳細に示す断面図である。 図1に示す発光装置を詳細に示す断面図である。 図1に示す発光装置のσを35mm、液品表示パネルまでの距離を20mmとしたときの角度φ1と角度φ2の関係を示すグラフである。 図5における角度φ1と角度φ2/角度φ1との関係を示すグラフである。 本実施の形態に係る発光装置のσを70mm、液品表示パネルまでの距離を20mmとしたときの角度φ1と角度φ2の関係を示すグラフである。 本実施の形態に係る発光装置における角度θ1/角度θ2と反射率との関係を示すグラフである。 従来技術に係る発光装置の変形例を示す断面図である。 本発明に係る発光装置の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る発光装置を用いた場合の液晶表示パネル上に及ぼされる輝度分布を示すグラフである。 本発明に係る発光装置の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る光散乱面を備える発光装置の一実施形態を示す断面図である。 従来の発光装置を示す断面図である。
本発明の一実施形態について図1〜図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。図1は、従来技術に係る発光装置10を示す断面図である。同図に示す発光装置10には、発光素子1およびこの発光素子1の周囲を覆うように光束制御部材2が備えられている。本発明の発光装置に係る光散乱部材が形成されていない点以外は、光束制御部材2は本発明に係る発光装置に係る光束制御部材と同様である。したがって、図1に係る光束制御部材2に後述する光散乱部を設置することによって、本実施の形態に係る光束制御部材として用いることができる。
光軸(基準光軸)Zの方向とは、発光素子1から出射される光の立体的な出射光束の中心における光の進行方向をいう。同図においては、便宜上、発光素子1から鉛直上向きの方向を光軸(基準光軸)Zとする。
また、発光装置10は光軸Zを中心とした、回転対称の形状を有している。なお、発光素子1は必ずしも回転対称である必要はなく、直方体等の形状であってもよい。光束制御部材2は発光素子1から出射された光Lの方向を変化させる部材である。すなわち、光Lを光軸Zに対して垂直に近い方向に曲げることによって、光Lを拡散させるものである。
光束制御部材2は、発光素子1から出射された光の方向を変化させるための部材であり、その材料は特に限定されるものではないが、好ましくは、屈折率が1.45以上、1.65以下である透明材料を用いることができる。また、さらに好ましくは、屈折率が1.49であるポリメタクリル酸メチル(PMMA)、屈折率が1.59であるポリカーボネート(PC)、エポキシ樹脂(EP)等の透明樹脂材料や透明なガラスによって形成され得るものである。
光束制御部材2は内表面である光入射面2a、外表面である光出射面2b、および、光入射面2aと光出射面2bとを結ぶ底面2cを有している。光束制御部材2の内部には空洞が形成されており、上記空洞に発光素子1が設置されている。発光素子1は、光軸Zを中心に周囲に光を出射する部材である。発光素子1としては、公知のLEDチップなどを用いることができ、特に限定されるものではない。
光束制御部材2の内表面である光入射面2aの断面形状は、同図に示すように、光軸Z上では光軸Zと略垂直に交わり、光軸Z付近では輪郭線の傾きが大きく変化し、光軸Zから離れたところでは輪郭線の傾きがあまり変化しないため、いわゆる釣鐘形状をしている。一方、光束制御部材2の外表面である光出射面2bの断面形状は、光軸Z付近では輪郭線の傾きが光軸Zと略垂直で傾き変化が小さく、光軸Zから離れたところでは輪郭線の傾きの変化が大きくなり、次第に光軸Zと平行な方向に変化する形状を有している。なお、光出射面2bにおける光軸Z付近の形状は凹形状となっている。
また、図2に従来技術に係る発光装置11の断面図を示す。本発明の発光装置に係る光散乱部材が形成されていない点以外は、光束制御部材2は本発明に係る発光装置に係る光束制御部材と同様である。したがって、図1に係る光束制御部材2に後述する光散乱部を設置することによって、本実施の形態に係る光束制御部材として用いることができる。
本実施の形態においては、光入射面2aおよび光出射面2bの両面において光の方向を変化させるため、発光装置11の光出射面2bにおける光軸Z付近の形状のように、図1に示す凹形状とは異なり、凸形状とすることも可能である。
すなわち、本実施の形態に係る発光装置では、発光装置10または発光装置11のように、光出射面における光軸Z付近の形状を凸形状または凹形状とすることができ、設計の自由度を広げることができる。
次に、図3に基づいて、光束制御部材2の光出射面2bにおける光Lの方向を変化させる構成について説明する。同図は図1で示す発光装置10の一部を詳細に示す断面図である。
同図において、光入射面2aは、発光装置10の光軸Zに対して軸対称な凹の曲面部分を有し、光軸Zと発光素子1の発光面との交点を基準点Oとしたとき、光入射面2a上の任意の点P3と基準点Oとを結ぶ直線と、光軸Zとのなす角をα1、光入射面2a上の点P3と基準点Oとの距離をR1として、一般的な発光素子の配光特性であるランバート分布の場合であれば、光軸方向に出射した光度の半分以上の光度範囲であるα1<π/3の範囲においては少なくとも、α1の増加に従いR1は単調減少している。
ここで、本明細書では特に断らない限り、角度表記にはラジアンを用いる。次に、光出射面2bは、光軸Zに対し軸対称な凸の曲面部分を有すると共に、光軸Zとの交点を含む部分に、凸の曲面部分に連続する窪みを有する形状であり、光出射面2b上の任意の点P4と基準点Oとを結ぶ直線と、光軸Zとのなす角をα2、光入射面2a上の点P4と基準点Oとの距離をR2として、少なくともα2<π/3の範囲においては、α2の増加に従いR2は単調増加している。
このとき、光入射面2aに入射した光Lは、外側に屈折し、光出射面2bから出射するときにさらに外側に屈折させられる。以下にその原理を示す。光入射面2a上の点P3で、仮に光入射面の形状が、α1が増加してもR1が変化しない形状であったとき、すなわち同図の断面図でα1の増分Δα1に対するR1の増分ΔR1が0であったとき、光入射面の形状は基準点Oを中心とする半径R1の円となり、光は光入射面に垂直に入射するため、光の方向を変えずに伝播する。
一方、光入射面の形状がα1の増加にしたがいR1が減少する形状である場合、すなわち、同図の断面図でα1の増分Δα1に対するR1の増分ΔR1がΔR1<0であったとき、光入射面2a上の点P3における接線は、基準点Oを中心とした半径R1の円より光軸Zと平行に近付いた角度となり、このとき基準点Oから出射し、任意の点P3に入射した光は光軸から離れる方向に曲げられて、光束制御部材2内を伝播する。このとき、ΔR1/R1Δα1=A1とすると、A1はA1<0となる。
次に、光出射面2bでは逆にα2の増加にしたがいR2が増加するため、光出射面2b上の点P4における接線は、基準点Oを中心とした半径R2の円の接線より光軸Zと垂直に近付いた角度となり、基準点Oと点P4を結ぶ直線の方向から点P4に入射した光はさらに光軸Zから離れる方向に曲げられる。実際には光入射面2aがあるため、同図に示すように基準点Oと点P4とを結ぶ直線と点P4における法線とのなす角よりも、実際に点P4に入射する光Lと点P4おける法線とのなす角の方が大きく、さらに光軸から離れる方向へと曲げられる。このように、以上の特性を有する光入射面2aと光出射面2bとを有することにより、拡散性を向上させた発光装置を得ることができる。
次に、図4を参照して光出射面2bから光を出射させるための条件について述べる。まず、基準点Oと光出射面上の点P4とを結ぶ直線の方向から点P4へ入射した光線について考える。
点P4における法線と、基準点Oと点P4を結ぶ直線とのなす角をβ、α2が微小量Δα2だけ変化したときのR2の変化量をΔR2とすると、「tanβ=ΔR2/R2Δα2」となる。次に屈折率をnとすると、光出射面から出射するには、「nsinβ≦1」である必要がある。「ΔR2/R2Δα2=A2」として、以上の式を整理すると、
Figure 2011023204
となり、これが、基準点Oと光出射面上の点P4とを結ぶ直線の方向から点P4へ入射した光線が光出射面2bから出射するための条件となる。以上の説明は、基準点Oから出射した光が光入射面2aで曲がらずに光出射面2bに到達した場合についてであるが、実際には光入射面2aで屈折されるため、光出射面2b上の点P4へ到達する光の入射角はβより大きくなる。そのため、
Figure 2011023204
の条件下では必ず全反射が生じてしまう。よって、少なくともA2は、
Figure 2011023204
未満である必要がある。
以上の説明では、α1=0、及びα2=0以外の部分について述べたが、α1=0、α2=0のときは、発光素子1から光軸方向に出射された光を光軸方向に出射する必要があるため、A1及びA2は0となる。このようにすることにより、発光素子1直上が暗くなるというデメリットが抑制される。
図5において、発光素子1から出射され、光入射面2aに到達する光Lと光軸Zとのなす角をφ1とする。さらに、光入射面2aに入射し、光出射面2bに到達し、光出射面2bから出射した光Lと、光Lが光出射面2bにおいて到達する出射点P2を通り光軸Zと平行な線とのなす角度をφ2とする。
また、同図において、発光素子1から出射された光Lが光入射面2aに入射した点を光入射点P1とし、光入射点P1から入射した光Lと光入射点P1における法線とのなす角度がθ1として表されている。さらに、光束制御部材2の中を透過し、光出射面2bに入射した光Lの出射面における点を出射点P2とし、出射点P2に到達した光Lと出射点P2における法線とのなす角度がθ2として表されている。
同図に示すように、発光素子1から出射された光Lは、光入射面2aに入射し、光束制御部材2の内部を伝播した後、光出射面2bから外部(例えば、空気中)にスネルの法則にしたがって出射されることになる。このとき、本発明に係る光束制御部材2から出射される発光素子1からの光束は、光軸Zから遠ざかるように屈折して出射される。
上記の発光装置10において、さらに拡散性を向上させ、輝度ムラを抑制するためには、発光素子1から出射された光Lを液晶表示パネル上においてガウス分布のような、発光装置10の光軸Z上が明るく、光軸Z上から離れるにしたがって暗くなる分布にすることが好ましいと考えられる。具体的には、配光特性がP(φ1)である発光素子1から出射された光Lについて以下の条件とすることが好ましい。
すなわち、光束制御部材2から、光軸Zの方向に一定距離離れ、光軸Zの方向に対し垂直に配置されている平面上において、光軸Zからの距離をr、発光素子1から出射した光Lと光軸Zとのなす角度をφ1とし、下記数式(4)、
Figure 2011023204
よりAを求め、Cがr=0のときφ1=0を満たすように定まる定数、σが拡散性を表す定数とした場合において、下記数式(5)、
Figure 2011023204
を満たす場合に、配光特性がP(φ1)である発光素子1からの光Lを平面上、例えば、液晶表示パネル上でガウス分布とすることが好ましい。
このように、上記発光素子1が上記の条件を満たすことによって、光Lを液晶表示パネル上においてガウス分布にすることができ、上記平面上においてリング状の輝線や発光装置10上の輝点などが生じることを抑制することができる。これにより、発光素子1から出射される光Lの輝度ムラを抑制することができる。
特に、一般的なLEDの配光特性である「P(φ1)=P0cosφ1(P0は定数)」で表されるランバート分布は重要であり、下記数式(6)、
Figure 2011023204
を満たせば、ランバート分布を上記平面上(液晶表示パネル)でガウス分布に変換することができる。これにより、発光素子1から出射される光Lの輝度ムラをさらに抑制することができる。
図6は、σを35mm、液品表示パネルまでの距離を20mmとしたときのφ1とφ2との関係を示すグラフである。同図に示されるように、φ2はφ1の増加に伴い単調増加している。また、図7は、図6におけるφ1とφ2/φ1との関係を示すグラフである。図7に示すように、φ1とφ2/φ1との関係は直線関係ではなく、途中に変曲点を有する曲線関係であることが分かる。
さらに拡散性を向上させて、σ=70mmにおけるφ1とφ2/φ1との関係を図8に示す。図1に係る発光装置10によれば、φ1が小さい領域ではφ1の増加とともに一気にφ2/φ1の値が減少され、φ1が大きい領域ではφ1の増加とともに緩やかにφ2/φ1の値が1に近付けられることが分かる。
図9は、発光装置10におけるθ1/θ2と反射率との関係を示すグラフである。同図において、縦軸は反射率を示し、横軸はθ1/θ2を対数で表示している。また、反射率は、光入射面2aおよび光出射面2bの両面での反射を含んだ反射率が表されている。
図9より、Δφを一定とした場合、反射率が最小となるのはθ1/θ2=1のとき、すなわちθ1=θ2のときであり、Δφが大きくなるほど反射率が大きくなることが分かる。
光束制御部材2によって光Lの拡散性を向上させるためには、発光素子1から出射された光をできるだけ光軸Zと垂直な方向に近付ける必要があるため、Δφを大きくする必要がある。また、発明者の光線追跡による解析において、光束制御部材2におけるフレネル反射による反射率が最大で15%を超えると、拡散性が向上しにくくなることが確認されたため、反射率は15%以下にすることが望ましい。反射率を15%以下にする条件は、上述したグラフを考察し、以下の数式(7)〜数式(13)で表される。
Δφ≦3π/20において、0≦θ1/θ2≦∞ ・・・数式(7)
Δφ=7π/45において、1/25.8≦θ1/θ2≦25.8 ・・・数式(8)
Δφ=π/6において、1/6.8≦θ1/θ2≦6.8 ・・・数式(9)
Δφ=7π/36において、1/2.5≦θ1/θ2≦2.5 ・・・数式(10)
Δφ=2π/9において、1/1.6≦θ1/θ2≦1.6 ・・・数式(11)
Δφ=π/4において、1/1.2≦θ1/θ2≦1.2 ・・・数式(12)
Δφ=23π/90において、1/1.1≦θ1/θ2≦1.1 ・・・数式(13)
また、Δφ≧47π/180では反射率を15%以下にはできない。これらを勘案すると、以下の数式(14)〜数式(18)および数式(19)、
Δφ≦7π/45において、1/25.8≦θ1/θ2≦25.8 ・・・数式(14)
Δφ≦π/6において、1/6.8≦θ1/θ2≦6.8 ・・・数式(15)
Δφ≦7π/36において、1/2.5≦θ1/θ2≦2.5 ・・・数式(16)
Δφ≦2π/9において、1/1.6≦θ1/θ2≦1.6 ・・・数式(17)
Δφ≦π/4において、1/1.2≦θ1/θ2≦1.2 ・・・数式(18)
Δφ≦23π/90において、1/1.1≦θ1/θ2≦1.1 ・・・数式(19)
の何れかの条件を満たすことにより、反射率を15%以下に抑制することが可能となる。
上述した内容に基づき、本発明に係る光束制御部材の形状を定めることができる。例えば、本発明に係る光束制御部材は、上記発光素子から出射された光が光束制御部材に入射する光入射面と、上記光入射面に入射した光が光束制御部材から出射される光出射面とを備え、上記光束制御部材から、上記発光装置の基準光軸に対し平行な方向に一定距離離れ、上記基準光軸に対し垂直な平面上の上記基準光軸からの距離をr、前記発光素子から出射した光と光軸とのなす角度をφとし、発光素子の配光特性をP(φ)とした場合、以下の数式(4)、
Figure 2011023204
で求まるA、および、Cがr=0のときφ=0を満たすように定まる定数、σが拡散性を表す定数とした場合に、以下の数式(5)、
Figure 2011023204
の条件を満たす形状であってもよい。
ところで、上記条件を満たす光束制御部材2においては、反射率を抑制するような形状となっているものの、一部の光はフレネル反射によって光出射面2bから出射されずに反射されることとなる。図10は、フレネル反射によって光出射面2bに反射された反射光について説明するための断面図である。
一般的に発光装置10をバックライトのような照明装置として用いる場合は、図10に示すように、光束制御部材2および発光素子1から構成される発光装置10を実装するための基板7が、発光装置10の下部に配置される。また、発光装置10の上部に配置される液晶表示パネル6などに、できるだけ多くの光を照射させるために、反射シート3を基板7の全面もしくは一部分に配置するなどして、光束制御部材2の下方向に出射された光を反射させるような構造とする。本実施の形態においては、一例として、光束制御部材2の周辺部の基板7上に反射シート3を配置した場合を記載しているが、光束制御部材2の下の基板7上にも反射シート3を配置しても構わない。
また、発光装置10における光束制御部材2には、基板7に実装するための凸部4が形成されている。光束制御部材2の底面2cを基板7に接して実装することもできるが、凸部4を設けることによって、底面2cと基板7との間に空間を設けることが好ましい。これにより、基板7の発熱による光束制御部材2の劣化を防止することができる。
発光装置10では、発光素子1から出射された光は、光入射面2aに入射し、その後、光出射面2bにおいて光L1として出射されるが、一部の光はフレネル反射によって光出射面2bから出射されずに反射される。光出射面2bに反射された反射光は、さらに底面2cにおいてフレネル反射、あるいは、底面2c下部に配置された反射シート3によって反射され、光出射面2bに再度到達する。光出射面2bに到達した光は、光出射面2bによって光軸Zに近付けられて液晶表示パネル6に光L2として到達する。
このように発光装置10においては、液晶表示パネル6の光軸Z付近の明るさが増す傾向にあるので、光軸Z付近の輝度ムラが生じることがある。
次に、本発明の特徴点である光散乱部5について説明する。図11(a)は、本実施の形態に係る発光装置12の断面図である。また、図11(b)は、図11(a)に図示したフレネル反射によって反射した光が集光する集光点Pの周辺部(点線で囲っている部分)を拡大した断面図である。図11(a)および図11(b)において、図1に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11(a)および図11(b)に示すように、発光装置12では、底面2cに光散乱部5が形成されている。図11(b)を用いて、光散乱部5に関してより詳細に説明する。図11(b)に示すように、光散乱部5は、発光装置12の光軸Zを含む平面に沿って、楔形である複数の凹部5a〜凹部5dが連続して形成されてなっている。詳細には、楔形の凹部5aから、光束制御部材2の半径方向外側へ向かって、楔形の凹部5b,5cおよび5dが備えられている。
楔形の凹部5a(5b,5cまたは5d)は、図11(b)に示すように、光軸Zを含む仮想平面であって、且つ、光束制御部材2の底面2cに直交する仮想平面によって切断して示す断面形状が楔形を呈しており、底面2cと、第1の傾斜面5a1(5b1,5c1または5d1)と、第2の傾斜面5a2(5b2,5c2または5d2)とからなっている。
光散乱部5は、上記底面2cおける形成面8を含む形成領域に形成されている。形成面8は、(1)発光素子1から出射された光が、光入射面2aから光束制御部材2に入射して光出射面2bに到達する複数の出射点(出射点P6および出射点P7)、および、(2)複数の出射点(出射点P6および出射点P7)から光束制御部材2内へ反射された光が集光する集光点Pの両方を通る直線群が底面2cと交差する交差点群によって囲まれてなる領域である。なお、図11(a)にて、出射点P6および出射点P7の間には図示しない複数の出射点が存在するが、部材番号の付記を省略している。
光散乱部5(凹部5a〜凹部5d)が形成されている形成領域には、形成面8が含まれるが、集光点Pは含まれない。すなわち、光散乱部5は、集光点Pから、光束制御部材2の底面2c側にずれた位置に形成されているといえる。
発光装置12では、凹部5cが形成面8に形成されている。このように、複数の凹部のうち少なくとも1つが形成面8に形成されていれば本発明の効果を得ることが可能である。しかしながら、複数の凹部が形成面8に形成されていても同様に、本発明の効果を得ることが可能である。
第1の傾斜面5a1(5b1,5c1,5d1)と底面2cとの角度γ5a1(γ5b1,γ5c1,γ5d1)は、光出射面2bでフレネル反射によって反射した光が全反射することによって、光軸Z方向と垂直な方向に反射されるような角度となっている。
また、第2の傾斜面5a2(5b2,5c2,5d2)と底面2cとの角度γ5a2(γ5b2,γ5c2,γ5d2)は、ほぼ直交する角度としている。第2の傾斜面5a2がほぼ直交する角度としているのは、製造誤差および光束制御部材2の製造容易性を考慮したものである。
光束制御部材2は、射出成形などの製造方法によって製造可能であるため、第2の傾斜面5a2(5b2,5c2,5d2)と底面2cとの角度を90°よりも少し小さくしておき、成形品を金型から抜き取り易くしておくことが好ましい。尚、90°より大幅に小さくした場合には、第2の傾斜面5a2(5b2,5c2,5d2)に光が入射した場合に、光軸Z方向に屈折して輝度ムラなどの要因となる。したがって、第2の傾斜面5a2(5b2,5c2,5d2)と底面2cとの角度θ2は、製造時の作業効率も考慮して、発光素子1から光入射面2aに入射した光が、できるだけ光軸Z方向に屈折しない角度である90°に近い値としておくことが好ましい。
また、図11(b)に示すように、楔形の凹部5a〜凹部5dは、光軸Zから離れるにしたがって、その光軸Zと平行な方向における寸法bが同等、もしくは、徐々に小さくなっていく形状となっていることが好ましい。具体的には、上記複数の凹部5a〜凹部5dのうち、互いに隣接する凹部同士の光軸Z方向における寸法は、光軸Z側の凹部の寸法が、上記基準光軸と反対側の凹部の寸法以下(または寸法未満)であるといえる。
上述したように、楔形の凹部5a(5b1,5c1,5d1)に発光素子1から光入射面2aに入射した光が直接入射した場合、入射した光が光軸Z方向に屈折する。この屈折した光が隣の凹部に再度入射すると、徐々にZ方向に光の放射方向が変えられていくため、リング状の輝線もしくは、輝度ムラの原因となる。楔形の凹部5a〜凹部5dのZ軸と平行な方向における寸法を光軸Zから離れるにしたがって、同等もしくは徐々に小さくなっていく形状とすることにより、隣り合う凹部に入射する光を抑制することができるため、リング状の輝線、輝度ムラを抑制することができる。
楔形の凹部5a〜凹部5dとしては、プリズムのように光を反射し、光の向きを光軸Zに対し垂直近くに変化させるものであれば、上記以外に、特に限定されず用いることができる。
また、光散乱部5は、光軸Zに回転対称の形状であり、光軸Zの周囲に一連の形状として形成されている。すなわち、光散乱部5は、好ましい形態として、上記発光装置の基準光軸を含む平面において、複数の楔形の凹部が上記基準光軸に対し軸対称となって形成されている。しかしながら、光軸Zの周囲に一連の形状ではなく、部分的に形成されていてもよい。
次に、光散乱部5を有する発光装置の液晶表示パネル上の輝度分布について説明する。
図11(a)に示す発光装置12では、発光素子1から出射された光は、光入射面2aに入射し、その後、光出射面2bにおいてL1として出射される。ここで、一部の光は、発光装置10と同様にフレネル反射によって光出射面2bから出射されずに反射され、集光点Pに集光することとなる。
図11(b)に示すように、発光装置12においては、集光点Pから光束制御部材2の底面2c側にずれた位置に、光散乱部5として複数の楔形の凹部5a〜凹部5dが形成されている。この光散乱部5により、大部分は光L4として光軸Zと垂直な方向(光束制御部材2の外周方向)に近付けられて出射されることとなる。光L4は、光軸Zから離れた液晶表示パネル6部分を照射することになる。したがって、光軸Zから離れた液晶表示パネル6部分を照射する光L4を利用して、液晶表示パネル6上の輝度分布をガウス分布とすることが好ましい。
また、光散乱部5(楔形の凹部5a〜凹部5d)は、全反射によりフレネル反射による光出射面2bからの反射光を光束制御部材2の外周方向に反射または散乱させて、液晶表示パネル6に放射する。したがって、光束制御部材2の下に配置される反射シート3などの反射率の影響を受けることが少なくなり、光利用効率を向上させる(発光素子1から放射される光を効率よく液晶表示パネル6に照射する)ことが可能となる。
以上の構成により、図15に示した従来の発光装置100のように集光点Pの位置に光散乱部105を設けなくとも、発光素子1から出射された光の大部分を、光束制御部材2および光散乱部5によって、光軸Zと垂直な方向に近付けるように制御することができる。したがって、図示しない液晶表示パネル上の輝度分布を向上させることができる。
また、本実施の形態のように複数の光散乱部5を集光点Pから光束制御部材2の底面2c側にずれた位置に形成することにより、光軸Z方向における光散乱部5の光軸Z方向における寸法を従来の発光装置よりも小さくすることができる。これにより、光束制御部材2の外径寸法を小さくすることが可能となるが、詳細は後述する。
尚、光散乱部5として形成された複数の楔形の凹部5a〜凹部5dは、集光点Pから底面2cに広がる光と同程度の大きさになるように光軸Z方向と垂直な方向に並べると、光L4として光軸Zと垂直な方向に効率よく近付けられて出射されることとなるため好ましい。
また、発光素子1と光束制御部材2との実装時の位置ずれを考慮して、光散乱部5の楔形の凹部の数を増やして光軸Z方向に対する光散乱部5の面積を大きくしておけば、位置ずれによって集光点Pの位置がずれた場合においても、均一な輝度分布を得ることが可能となるため更に好ましい。尚、本実施の形態においては、位置ずれを考慮し、4つの楔形の凹部5a〜凹部5dを並べているが、楔形の凹部の数は、実装の位置ずれ精度などを考慮して決定すればよい。
また、本実施の形態においては、集光点Pが光束制御部材2の底面2cよりも光出射面2b側にある場合について記載している。この場合、集光点Pから底面2c側にずれた位置に光散乱部5を設けることによって、光軸Z方向における光散乱部5の光軸Z方向における寸法を従来の発光装置よりも小さくすることができ、光束制御部材2の外径寸法を小さくすることが可能となるため好ましい。
また、光束制御部材2の形状、および、光束制御部材2を実装するための凸部4の大きさによっては、集光点Pを光束制御部材2の底面2cよりも基板7側にすることもできる。この場合、底面2cは、出射点P6または出射点P7と集光点Pとの間に位置することとなる。すなわち、出射点P6、出射点P7および集光点Pによって規定される形成面8は、集光点Pと出射点P6の間であり、かつ、集光点Pと出射点P7との間に位置することとなる。
この場合についても、集光点Pから底面2c方向にずれた位置に光散乱部5として楔形の凹部5a〜凹部5dを形成することができるため、光軸Z方向における光散乱部5の光軸Z方向における寸法を、従来の発光装置よりも小さくすることができ、光束制御部材2の外径寸法を小さくすることが可能となるため好ましい。集光点Pが光束制御部材2の底面2cよりも基板7側にある場合においても、底面2cにおける光の広がり具合を考慮して、光散乱部5を形成すればよい。
このように、発光装置12が光散乱部5として楔形の凹部5a〜凹部5dを備えることによって、輝度ムラを抑制することが可能となる。
また、光散乱部5の光軸Z方向と垂直な方向における設置位置は、図11に示すように光出射面2bからの光をより多く、光軸Zに対し、垂直方向側に近付けることができれば、特に限定されるものではない。光散乱部5が集光点Pを含む光軸Zと平行な軸上に配置された場合は、光出射面2bにおいてフレネル反射された光のより多くを、光軸Zに対し垂直な方向に近付くように制御することができるため好ましい。尚、集光点Pのおおよその位置としては、底面2cの光出射面2b寄りである。
図12は、発光装置10および発光装置12を用いた場合の液晶表示パネル6上に及ぼされる輝度分布を示すグラフである。同図において、縦軸は液晶表示パネル6上における相対的な輝度を表している。また、横軸は、液晶表示パネル6における位置を示しており、各発光装置における発光素子1の直上を横軸の中心としている。同図中、実線のグラフは、光散乱部5を有する発光装置12の輝度分布を、一方、破線のグラフは、光散乱部5を有しない発光装置10の輝度分布を示している。
同図の実線のグラフと破線のグラフとを比較すると、発光装置12において、光散乱部5が備えられていることにより、発光装置10よりも、発光素子1の直上部分の明るさが抑制されていることが分かる。同図の破線で示した発光素子1直上の明るさは、発光素子1直上が明るくなる輝度ムラの原因となるので、このように、発光装置12に光散乱部5が備えられていることによって、液晶表示パネル6上の輝度ムラをより生じ難くすることができる。
また、図13は、光入射面2aに入射した光が光出射面2bに到達する前に光散乱部5に到達する場合における発光装置12の断面図を示している。
上述したように、発光装置12によれば、発光素子1から出射される光は、光散乱部5に到達せずに、光出射面2bから出射された場合、光L1として出射される。このようにして、発光素子1から出射される光の拡散性を向上させることができる。ここで、同図に示すように、発光素子1から出射された光の一部は、光入射面2aに入射した後に、光散乱部5に到達した後に光出射面2bに到達して、光束制御部材2の外部に光L5として出射される。同図に示されるように、発光素子1から出射された光の一部は、光入射面2aに入射した後に、光散乱部5によってその方向が変更され、光軸Z方向に対し平行な方向側に変更されることとなる。すなわち、光L5が生じると、発光素子1からの光の拡散性を向上させる効率が低下することとなる。
本実施の形態における発光装置12では、光束制御部材2の底面2cに光散乱部5として複数の楔形の凹部5a〜凹部5dを形成している。また、楔形の凹部は、上述したように光出射面2bによって反射されるフレネル反射成分の集光点Pからずれた位置に形成されているため、光散乱部5における光軸Z方向における寸法を小さくすることが可能である。
これにより、光入射面2aに入射した光が光出射面2bに到達する前に光散乱部5に到達する光の割合を減らすことができるため、光L5として出射される光の量はごく僅かであり、輝度ムラに与える影響についてもごく僅かとなる。
特に、上記発光装置12の光軸Zを含む平面において、楔型の凹部5a〜凹部5dの光軸Zとの距離をa、楔形の光軸Z方向における寸法をb(図11(b)参照)とすると、b/a<tan80°となるように楔形の凹部の寸法をした場合、一般的な発光素子の配光特性であるランバート分布の場合であれば、発光素子1から光入射面2aに入射した光が光出射面2bに到達する前に光散乱部5に到達する光の割合を、発光素子1から出射する光の3%以下にすることができるため、光L5を殆ど生じさせることが無い。したがって、図15に示した従来の発光装置100の光束制御部材102に設けた光散乱面102eが必要なくなるため、光束制御部材102の外径寸法を小さくすることが可能となり、そのまま照明装置などに用いることができる。
尚、ごく僅かではあるが上記のような光L5の発生を抑制し、発光素子からの光の拡散性をさらに向上させるために、従来例のような光散乱面を用いてもよい。図14は、光散乱面2eを備える発光装置13の断面図を示している。
発光装置13の光束制御部材2は、光出射面2bにおいて発光素子1から出射された光が出射される側(外部側)に、光軸Zと垂直な面を有する光散乱面2eを備え、さらに、光散乱面2eの外部側の端部には、底面2cに対し垂直な端面2fが形成されて、底面2cとつながっている。
同図に示すように、光散乱部5によって、その方向が変更され、光軸Z方向に対し平行な方向側に変更された光L5は、光散乱面2eにおいて光L6として散乱されることとなる。このため、図13における光L5のように、光軸Zに対し平行な方向側に移動される光によって発生するリング状の輝線の発生を抑制することができ、発光素子1からの光をさらに効率的に拡散させることができる。具体的には、発光装置13によって、液晶表示パネルに出射された光が、特定の部分に円状の輝線を発生させる度合いが小さくなる。すなわち、光散乱面2eを設けることにより輝度ムラを抑制しやすくすることができるのである。尚、光L6は、光軸Zから離れた液晶表示パネル6部分を照射することになる。したがって、光軸Zから離れた液晶表示パネル6部分を照射する光L6を利用して、液晶表示パネル上の輝度分布をガウス分布とすることが好ましい。
上述したように本実施の形態における発光装置13における光散乱部5は、光出射面2bによって反射されるフレネル反射成分の集光点Pから光束制御部材2の底面2c側にずれた位置に形成されることにより、光散乱部5の光軸Z方向における寸法を小さくしている。
これにより、光入射面2aに入射した光が光出射面2bに到達する前に光散乱部5に到達する光の割合を減らすことができる。したがって、光L5の広がりは従来の発光装置に比べて小さいものとなるため、従来よりも、光散乱面2eの寸法を小さくすることができ、また、光散乱面2eと底面2cとの距離を短くすることができる。言い換えれば、光束制御部材2の外径を小さくすることができ、光束制御部材2の外周部(端面2f)を薄くすることが可能となる。
尚、図14に示す発光装置14においては、従来例のように光散乱部5をフレネル反射成分の集光点Pに形成した場合と比較して、光散乱面2eの寸法を68%削減することができ、端面2fの厚みを45%削減することが可能であることを解析により確認することができた。
また、図11〜図14に示した本実施の形態における発光装置12,13においては、光束制御部材2の下に反射シート3が配置されておらず、光束制御部材2の周辺部にのみ反射シート3が配置されている構成となっているが、反射シート3を光束制御部材2の下部にも配置して設けてもよい。
しかしながら、図11〜図14のような構成では、基板7に発光素子1、光束制御部材2から構成される発光装置12,13を実装した後に、発光装置12,13の外径寸法に合わせた穴を設けた反射シート3を、発光装置の上方から被せて照明装置を組み立てることができる。そのため、照明装置の組み立てが容易になるため好ましい。
ここで、光束制御部材2の下に反射シート3が無くとも、基板7と反射シート3との反射率の差による輝度ムラは殆ど起こることがない。発光装置12,13においては、上述したようにフレネル反射によって光出射面2bで反射された光を、光散乱部5として形成した楔形の凹部5a〜凹部5dにより光軸Z方向と平行な方向に散乱させて再び光出射面2bから出射させている。これにより、光束制御部材2の下面に出射される光は殆どなくなるためである。
以上の対策を講じても輝点や輝線が発生する場合には、輝度目標とするガウス分布から、輝点や輝線が発生する部分の輝度を、輝点や輝線の発生分を考慮して輝度を下げておき、これを新たな輝度目標としてレンズを設計すればよい。
また、本実施の形態に係る発光装置を用いて、これを備える照明装置を提供することができる。上記照明装置は、本実施の形態に係る発光装置を備えるため、フレネル反射による反射率を低減させることにより、拡散性が向上された照明装置を提供することができる。照明装置の具体例としては、一般的な照明機器への適用はもちろんのこと、液晶表示装置、バックライト、サインボードなどを挙げることができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の照明装置は、液晶表示装置のバックライトとして利用することができる。本発明の照明装置は、特に、大型の液晶表示装置のバックライトとして好適に利用することができる。
1 発光素子
2 光束制御部材
2a 光入射面
2b 光出射面
2c 底面
2e 光散乱面
2f 端面
3 反射シート
4 凸部
5 光散乱部
5a〜5d 凹部(光散乱部)
6 液晶表示パネル
7 基板
8 形成面
10〜13 発光装置
100 発光装置
101 発光素子
102 光束制御部材
102a 光入射面
102b 光出射面
102c 底面
102e 光散乱面
102f 端面
103 反射シート
105 光散乱部
106 液晶表示パネル
α1 角度
α2 角度
Δα1 角度
Δα2 角度
R1 距離
R2 距離
P 集光点
P1 入射点
P2・P6・P7 出射点
Z 光軸(基準光軸)

Claims (5)

  1. 発光素子と、発光素子から出射された光を制御する光束制御部材とを備える発光装置において、
    上記光束制御部材は、上記発光素子から出射された光が光束制御部材に入射する光入射面と、上記光入射面に入射した光が光束制御部材から出射される光出射面とを有し、
    上記光出射面において光束制御部材内に反射された光を散乱させる光散乱部が、上記光入射面と上記光出射面とを結ぶ底面における形成面を少なくとも含む形成領域に形成されており、
    上記光散乱部は、基準光軸を含む平面に沿って、楔形である複数の凹部が連続して形成されてなり、
    上記形成面は、(1)上記発光素子から出射された光が、上記光入射面から上記光束制御部材に入射して上記光出射面に到達する複数の出射点、および、(2)上記複数の出射点から光束制御部材内へ反射された光が集光する集光点の両方を通る直線群が上記底面と交差する交差点群によって囲まれてなり、
    上記集光点は、上記形成領域に含まれないことを特徴とする発光装置。
  2. 上記複数の凹部のうち、互いに隣接する凹部同士の上記基準光軸の方向における寸法は、
    基準光軸側の凹部の寸法が、上記基準光軸と反対側の凹部の寸法以下であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 上記光束制御部材には、上記基準光軸を含む平面において、上記凹部の上記基準光軸との距離をa、上記凹部の上記基準光軸の方向における寸法をbとすると、b/a<tan80°であることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の発光装置が備える光束制御部材。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載の発光装置を備えることを特徴とする照明装置。
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