JP2011017970A - 表示装置 - Google Patents

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晃一 福田
Shohei Ono
勝平 大野
Satoru Kawasaki
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Abstract

【課題】偏光板の収縮によって発生するパネルの反りを大幅に抑制できるようにした表示装置の提供。
【解決手段】表示パネルの少なくとも一方の面に形成された粘着層CHLを介して偏光板POL2が固着されている表示装置であって、前記粘着層CHLは、平面的に観て、非粘着部NCが粘着部CHに対して散在的に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は表示装置に係り、表示面に偏光板が粘着されている表示装置に関する。
たとえば液晶表示装置(パネル)は、液晶を挟持して対向配置される一対の基板を外囲器として備え、表示領域(表示部)には、マトリックス状に配置された多数の画素がそれぞれの液晶の分子を駆動するように構成されている。
そして、一対の前記基板のそれぞれの液晶とは反対側の面に、表示領域を被うようにして偏光板が配置されている。偏光板は、偏光子の表裏面のそれぞれに保護膜が形成されて構成され、一対の前記基板のそれぞれには、偏光板の一方の面の全域に形成された粘着層を介して粘着される構成となっている。
なお、本願発明に関連する公知文献としては、たとえば、下記特許文献1ないし3がある。
特許文献1は、面材と断熱材とからなる断熱パネルに関し、面材と断熱材との間の一部分にシート状部材を介在させることなく面材と断熱材とを直接接着させ、他の部分はシート状部材を介在させることによって面材と断熱材とを非接着状態とした旨の記載、また、これにより、面材と断熱材の膨張差に起因する反り変形を抑制する旨の記載がある。
特許文献2は、基材と表面材とからなる複合化粧面材に関し、基材の表面に接着材が亀甲状に塗布された接着層を形成し、表面材を貼り合わせた構成の記載、また、これにより、高温時に、表面材が接着層の接着箇所以外の部分で膨らむように変形させ、複合化粧面材の反りの軽減を図った旨の記載がある。
特許文献3は、金属薄膜層を有するプラスチックシートと多孔性樹脂シートとからなる反射シートに関し、これら金属薄膜層を有するプラスチックシートと多孔性樹脂シートをドット、斜線、網目などのパターンで形成した接着材あるいは粘着材によって貼り合わせた構成、また、これにより、反りを抑制した旨の記載がある。
特開2000−355990号公報 特開平9−239892号公報 特開2005−114777号公報
上述した液晶表示装置は、それが高温雰囲気下にある場合、偏光板はその延伸軸(吸収軸)方向に熱収縮する性質を有する。
そして、液晶表示パネルは、近年において、その外囲器を構成する一対の基板が薄く構成され、全体として薄型化している傾向にある。
この場合、偏光板が熱収縮すると、当該偏光板を液晶表示パネルの各基板に固着させる粘着材を通して、液晶表示パネルに伝導され、液晶表示パネルが反ってしまうという不都合が生じる。
ここで前記粘着材として、弾性率が比較的高いものを用いた場合、それに応じて、液晶表示パネルの反りが大きくなる傾向にある。
本発明の目的は、偏光板の収縮によって発生するパネルの反りを大幅に抑制できるようにした表示装置を提供することにある。
本発明は、偏光板と表示パネルの間の粘着層において粘着部と非粘着部を設けるようにしたものである。
本発明の構成は、たとえば、以下のようなものとすることができる。
(1)本発明の表示装置は、表示パネルの少なくとも一方の面に粘着層を介して偏光板が固着されている表示装置であって、
前記粘着層は、平面的に観て、非粘着部が粘着部に対して散在的に形成されていることを特徴とする。
(2)本発明の表示装置は、(1)において、前記粘着層は、平面的に観て、その粘着部が第1方向に延在し、前記第1方向に交差する方向に並設されて形成され、非粘着部は前記粘着部の間に存在することを特徴とする。
(3)本発明の表示装置は、(1)において、前記非粘着部における幅は、0.005mm以上、1.5mm以下に設定されていることを特徴とする。
(4)本発明の表示装置は、(1)において、前記粘着部は、偏光板の外周において、枠状の連続したパターンで形成され、その幅は、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されていることを特徴とする。
(5)本発明の表示装置は、(2)において、前記第1方向は前記偏光板の延伸軸に対して90°±10°の方向であることを特徴とする。
(6)本発明の表示装置は、(1)において、前記粘着層は、平面的に観て、粘着部内に点状の非粘着部が複数散在されて形成されていることを特徴とする。
(7)本発明の表示装置は、(6)において、前記非粘着部の径は、0.005mm以上、1.5mm以下に設定されていることを特徴とする。
(8)本発明の表示装置は、(6)において、前記偏光板の外周において前記粘着部が存在し、この粘着部の幅は、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されていることを特徴とする。
(9)本発明の表示装置は、(1)において、前記粘着層は、平面的に観て、粘着部が格子状に形成され、非粘着部が前記粘着部に囲まれた領域に形成されていることを特徴とする。
(10)本発明の表示装置は、(9)において、非粘着部の最大幅は、0.005mm以上、1.5mm以下に設定されていることを特徴とする。
(11)本発明の表示装置は、(9)において、前記偏光板の外周において前記粘着部が存在し、この粘着部の幅は、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されていることを特徴とする。
(12)本発明の表示装置は、(1)において、前記粘着層は、平面的に観て、表示パネルの画素の領域に粘着部が形成され、隣接する画素の間の遮光領域に非粘着部が形成されていることを特徴とする。
(13)本発明の表示装置は、(12)において、隣接する画素の間の遮光領域は交差部を有する格子状となっており、前記非粘着部は前記交差部に形成されていることを特徴とする。
(14)本発明の表示装置は、(1)ないし(13)のいずれかにおいて、表示パネルの前記一方の面に溝が形成され、この溝の形成された箇所において粘着層の非粘着部となっていることを特徴とする。
(15)本発明の表示装置は、(1)ないし(14)のいずれかにおいて、非粘着部は空気層によって形成されていることを特徴とする。
(16)本発明の表示装置は、(1)ないし(15)のいずれかにおいて、表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする。
(17)本発明の表示装置は、(1)ないし(15)のいずれかにおいて、表示装置は有機EL表示装置であることを特徴とする。
なお、上記した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、上記した構成以外の本発明の構成の例は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
このような表示装置によれば、偏光板の収縮によって発生するパネルの反りを大幅に抑制できるようになる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の表示装置の実施例1を観察者側から観た平面図である。 図1のIB−IB線における断面図である。 図1に対応する図で、粘着層の粘着部の延在方向を示した説明図である。 本発明の表示装置を液晶表示装置(パネル)を例に挙げて示した概略断面図である。 本発明の表示装置の実施例2を観察者側から観た平面図である。 図5のIIIB−IIIB線おける断面図である。 本発明の表示装置の実施例3を観察者側から観た平面図である。 図7のIVB−IVB線おける断面図である。 本発明の表示装置の実施例4を示す説明図で、液晶表示パネルの画素を示す平面図である。 本発明の表示装置の実施例4を示す説明図で、図9に示す画素と対応づけて粘着層の粘着部および非粘着部を示した図である。 本発明の表示装置の実施例5を示す説明図で、液晶表示パネルの画素と、粘着層の非粘着部を示した図である。 本発明の表示装置の実施例6を観察者側から観た平面図である。 図12のVIIB−VIIB線における断面図である。
本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。なお、各図および各実施例において、同一または類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
図4は、本発明の表示装置を液晶表示装置(パネル)を例に挙げて示した概略断面図である。図4において、液晶表示パネルPNLは、液晶LCを挟持して対向配置される一対の基板SUB1、SUB2を外囲器として構成されている。基板SUB1、SUB2の周辺にはシール材SLが形成され、このシール材SLによって液晶を封止するともに、基板SUB1と基板SUB2との固着を図るようになっている。シール材SLに囲まれた領域は表示領域(表示部)ARを構成し、この表示領域ARには前記液晶LCを一構成要素としてマトリックス状に配置された多数の画素(図示せず)が形成されている。前記基板SUB1の液晶LC側の面には電子回路(図示せず)が形成され、この電子回路によって、各画素のそれぞれに、当該画素における液晶LCに電界を生じさせるようになっている。基板SUB1の液晶LCと反対側の面には後述する粘着層を介して偏光板POL1が配置され、基板SUB2の液晶LCと反対側の面には後述する粘着層を介して偏光板POL2が配置されている。偏光板POL1、POL2は、いずれも、表示領域ARを被って形成され、各画素における液晶LCの分子の電界による駆動を可視化できるようになっている。
なお、図4において、液晶表示パネルPNLの基板SUB2側は観察者が観察する側の面となっており、その背面(基板SUB1側の面)には図示しないバックライトが配置されるようになっている。
図1は、液晶表示パネルPNLを観察者側から観た平面図で、図2は、図1のIB−IB線における断面図である。
図1に示す偏光板POL2は、図2から明らかなように、偏光子PLと、この偏光子PLの表裏面に形成された保護膜PV1、PV2によって構成されている。なお、通常、偏光板は、液晶表示パネルPNLに配置される前は、保護膜PV1側の面に粘着材が塗布され、さらにこの粘着材を被ってビニールシートが貼り付けられた状態で把握される。この偏光板を液晶表示パネルPNLに配置させる場合は、前記ビニールシートを剥がし、粘着材が形成された面を液晶表示パネルPNLのたとえば基板SUB2に当接させ圧力を加えることによって、図2に示す状態にするようになっている。しかし、説明の便宜上、この明細書において、偏光板POLは偏光子PLと保護膜PV1、PV2によって構成され、粘着材は偏光板POLと独立した存在として説明する。
図2において、偏光板POL2は液晶表示パネルPNLの基板SUB2との間に介在される粘着層CHLによって基板SUB2に固着されている。なお、この明細書における粘着層あるいは粘着材は、接着層あるいは接着材と区別した概念で用いており、固化された状態であってもある程度の弾性を有する性質を有している。
そして、粘着層CHLは、偏光板POL2と基板SUB2との間において、粘着部CHと非粘着部NCを有し、粘着部CHは、この実施例の場合、図中y方向に対してある角度αを有して延在するストライブ状をなし、このストライブ状の粘着部CHは、その延在方向と直交する方向に多数並設されて形成されている。このため非粘着部NCも、図中y方向に対してある角度αを有して延在するストライブ状をなし、このストライブ状の粘着部は、その延在方向と直交する方向に多数並設されて形成される。
この場合の非粘着部NCの幅Lは、液晶表示パネルPNLの画像の目視上の観点から、極力小さな値で設定され、たとえば0.005mm以上、1.5mm以下となっている。しかし、望ましくは0.010mm以上、1.0mm以下、さらには、0.015mm以上、0.15mm以下としてもよい。そして、粘着部CHにおける総面積は、たとえば300mm2以下に設定されている。しかし、望ましくは25mm2、以上300mm2以上としてもよい。また、粘着部CHにおける総面積は、偏光板POL2の面積に対し、10%以上、90%未満とするように設定されている。しかし、望ましくは、偏光板POL2の面積に対し、20%以上、80%未満としてもよい。
また、粘着部CHは、偏光板POL2の外周において、枠状の連続したパターンとして形成され、この部分において非粘着部が形成されないようになっている。基板SUB2に対する偏光板POL2の固着を信頼性あるものとするためである。枠状のパターンからなる粘着部(図中符号CH'で示す)の幅L'は、たとえば、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されている。しかし、望ましくは0.5mm以上、1.0mm以下としてもよい。
粘着部CHおよび非粘着部NCの延在方向(図中y方向に対して角度α)は、特に限定されることはないが、偏光板POL2の延伸軸に対し90°(あるいは90°±10°)の方向に設定するようにしてもよい。図3は、図1に対応した図で、粘着層CHLの粘着部CHの延在方向と偏光板POL2の延伸軸STの方向を示した図となっている。すなわち、偏光板POL2の吸収軸方向は延伸軸なので、熱収縮の割合が大きい。このため、吸収軸方向に切ったときに、どの箇所で切っても非粘着部NCが存在するようにしてやれば、粘着材は動きやすくなり、本発明の効果を大きくできる。このことから、粘着部CHの延在方向を偏光板POL2の延伸軸STとほぼ直交するように設定することが望ましい。しかし、これ以外の角度に設定した場合、例えば、吸収軸方向に切ったときに、非粘着部NCが存在しない箇所が存在する場合であっても、粘着部CHの面積自体は小さくなっているので、応力緩和の効果は充分に得られるようになる。したがって、粘着部CHの延在方向を、偏光板POL2の延伸軸STと同軸方向(±10°以内)に設定するようにしてもよい。
そして、非粘着部NCは、空気層とすることが好ましい。空気層は圧縮された場合に容易に変形できるからである。しかし、粘着層と同じ屈折率からなる樹脂等の非粘着剤(粘着部よりも低粘着な粘着剤)を並設される粘着部との間に埋めるようにして形成してもよい。
また、粘着部CHの延在方向を、画素の配列方向(図中y方向あるいはx方向)に一致づけるようにしてもよいが、このようにした場合、干渉によるモアレが生じる場合があるので、画素の配列方向に対して2°以上ずらして形成することが好ましい。
このように構成した場合、粘着層CHLを、液晶表示パネルPNLと偏光板POL2との間に全面的に形成した場合と比較すると、非粘着層NCが存在することによって、粘着層CHLが平面方向に変形し易くなるという効果を奏する。このため、偏光板POL2が熱収縮した場合でも、その熱収縮による応力は粘着層CHLによって吸収され、液晶表示パネルPNL側に伝達されなくなる。したがって、液晶表示パネルPNLに反りが生じるのを前記粘着層CHLによって回避させることができる。
なお、液晶表示パネルPNLは、図4に示すように、基板SUB1側においても偏光板POL1を粘着させて構成されている。このため、この偏光板POL1の基板SUB1との粘着における粘着層CHLにおいても同様の構成となっている。このことは、以下の実施例2ないし6においても同様である。
図5、6は、本発明の表示装置の実施例2を示す構成図で、図5は、液晶表示パネルPNLを観察者側から観た平面図で、図6は、図5のIIIB−IIIB線における断面図である。図5は図1に対応し、図6は図2に対応した図となっている。
この実施例2においても、偏光板POL2と基板SUB2との間の粘着層CHLは、粘着部CHと非粘着部NCを有する。そして、非粘着部NCは、平面的に観て、たとえば円形パターンをなすとともに、この円形パターンの非粘着部NCは、マトリックス状に多数配列されている。粘着部CHは非粘着部NCを除く領域の全域に形成されている。非粘着部NCのパターンは必ずしも円形である必要はなく、三角等の他のパターンであってもよい。要は、多数の点状の非粘着部NCが散在するようにして配置されるようになっておればよい。
非粘着部NCの径Dは、液晶表示パネルPNLの画像の目視上の観点から、極力小さな値で設定され、たとえば、0.005mm以上、 1.5mm以下となっている。しかし、望ましくは0.010mm以上 、1.0mm以下、さらには0.015mm以上、0.15mm以下としてもよい。そして、粘着部CHにおける総面積は、たとえば300mm2以下に設定されている。しかし、望ましくは25mm2、以上300mm2以上としてもよい。また、粘着部CHにおける総面積は、偏光板POL2の面積に対し、10%以上、90%未満とするように設定されている。しかし、望ましくは、偏光板POL2の面積に対し、20%以上、80%未満としてもよい。
また、偏光板POL2の外周において、粘着部CHが存在し、非粘着部NCがないようになっている。基板SUB2に対する偏光板POL2の固着を信頼性あるものとするためである。偏光板POL2の外周の粘着部(図中符号CH'で示す)の幅L'は、たとえば、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されている。しかし、望ましくは0.5mm以上、1.0mm以下としてもよい。
そして、非粘着部NCは、空気層とすることが好ましい。空気層は圧縮された場合に容易に変形できるからである。しかし、粘着層と同じ屈折率からなる樹脂等の非粘着剤(粘着部よりも低粘着な粘着剤)を並設される粘着部との間に埋めるようにして形成してもよい。
このように構成した場合でも、粘着層CHLを、液晶表示パネルPNLと偏光板POL2との間に全面的に形成した場合と比較すると、非粘着層NCが存在することによって、粘着層CHLが平面方向に変形し易くなるという効果を奏する。このため、偏光板POL2が熱収縮した場合でも、その熱収縮による応力は粘着層CHLによって吸収され、液晶表示パネルPNL側に伝達されなくなる。したがって、液晶表示パネルPNLに反りが生じるのを前記粘着層CHLによって回避させることができる。
図7、8は、本発明の表示装置の実施例3を示す構成図で、図7は、液晶表示パネルPNLを観察者側から観た平面図で、図8は、図5のIVB−IVB線における断面図である。図7は図1に対応し、図8は図2に対応した図となっている。この実施例3においても、偏光板POL2と基板SUB2との間の粘着層CHLは、粘着部CHと非粘着部NCを有する。粘着部CHは格子状のパターンからなり、非粘着部NCは粘着部CHに囲まれた領域に形成されるようになっている。すなわち、粘着部CHは、図中y方向に対してある角度αを有して延在し、角度(α+90°)方向に並設されたストライプ状のものと、図中y方向に対して角度(α+90°)を有して延在し、角度α方向に並設されたストライプ状のものとで構成されている。これにより、非粘着部NCは菱形状の領域として構成されるようになる。
この場合の非粘着部NCの最大の幅(対角寸法)Wは、液晶表示パネルPNLの画像の目視上の観点から、極力小さな値で設定され、たとえば0.005mm以上、1.5mm以下となっている。しかし、望ましくは0.010mm以上、1.0mm以下、さらには、0.015mm以上、0.15mm以下としてもよい。そして、粘着部CHにおける総面積は、たとえば300mm2以下に設定されている。しかし、望ましくは25mm2、以上300mm2以上としてもよい。また、粘着部CHにおける総面積は、偏光板POL2の面積に対し、10%以上、90%未満とするように設定されている。しかし、望ましくは、偏光板POL2の面積に対し、20%以上、80%未満としてもよい。
また、偏光板POL2の外周において、粘着部CHが存在し、非粘着部NCがないようになっている。基板SUB2に対する偏光板POL2の固着を信頼性あるものとするためである。偏光板POL2の外周の粘着部(図中符号CH'で示す)の幅L'は、たとえば、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されている。しかし、望ましくは0.5mm以上、1.0mm以下、さらには0.5mm以上、1.0mm以下としてもよい。
そして、非粘着部NCは、空気層とすることが好ましい。空気層は圧縮された場合に容易に変形できるからである。しかし、粘着層と同じ屈折率からなる樹脂等の非粘着剤(粘着部よりも低粘着な粘着剤)を並設される粘着部との間に埋めるようにして形成してもよい。
このように構成した場合でも、粘着層CHLを、液晶表示パネルPNLと偏光板POL2との間に全面的に形成した場合と比較すると、非粘着層NCが存在することによって、粘着層CHLが平面方向に変形し易くなるという効果を奏する。このため、偏光板POL2が熱収縮した場合でも、その熱収縮による応力は粘着層CHLによって吸収され、液晶表示パネルPNL側に伝達されなくなる。したがって、液晶表示パネルPNLに反りが生じるのを前記粘着層CHLによって回避させることができる。
図9、図10は、本発明の表示装置の実施例4を示す説明図である。図9は液晶表示パネルPNLにおけるカラー表示用の3画素を示している。赤色(R)の画素、緑色(G)の画素、青色(B)の各画素PIXが並設され、これらの画素PIXによってカラー表示用の単位画素を構成するようになっている。そして、カラー表示用の単位画素の周辺(図9では、図中右側および下側において例を示している)は隣接する他のカラー表示用の単位画素との間に遮光領域ILが形成されている。表示のコントラストを向上させるためである。なお、この遮光領域ILは、図示していないが、各画素を駆動させるための信号線が配置される箇所となっている。
一方、図10は、図9に対応した図となっており、液晶表示パネルPNLのたとえば基板SUB2の面において、前記粘着層CHLが形成されている部分を、前記カラー表示用の単位画素との関係で示した図となっている。すなわち、粘着層CHLは、画素の形成領域において粘着部CHを有し、前記遮光領域ILにおいて非粘着部NCを有するように形成されている。
この場合、粘着部CHと画素の領域、非粘着部NCと遮光領域ILは必ずしも1:1に対応させて重ねる必要はなく、粘着部CHは画素の領域に対して大きく、非粘着部NCは遮光領域ILに対して小さくするようにしてもよい。この場合、粘着部CHを画素の領域の全週において、0〜5umの範囲でオーバラップさせるようにすることが好ましい。
そして、非粘着部NCは、空気層とすることが好ましい。空気層は圧縮された場合に容易に変形できるからである。しかし、粘着層と同じ屈折率からなる樹脂等の非粘着剤(粘着部よりも低粘着な粘着剤)を並設される粘着部との間に埋めるようにして形成してもよい。
このように構成した場合でも、粘着層CHLを、液晶表示パネルPNLと偏光板POL2との間に全面的に形成した場合と比較すると、非粘着層NCが存在することによって、粘着層CHLが平面方向に変形し易くなるという効果を奏する。このため、偏光板POL2が熱収縮した場合でも、その熱収縮による応力は粘着層CHLによって吸収され、液晶表示パネルPNL側に伝達されなくなる。したがって、液晶表示パネルPNLに反りが生じるのを前記粘着層CHLによって回避させることができる。
なお、上述した実施例の趣旨から、粘着層CHLにおける非粘着部NCを、平面的に観て、液晶表示パネルPNLのカラー表示用の複数の各画素(光透過部分)をそれぞれ囲むパターンで形成するようにしてもよい。同様の趣旨から、非粘着部NCを、平面的に観て、液晶表示パネルPNLの表示領域内に形成されたブラックマトリックス(遮光膜)に重ねるようにして形成するようにしてもよい。
図11は、本発明の表示装置の実施例5を示す説明図である。図11は、平面的に観た液晶表示パネルPNLの複数の画素PIXと、この画素PIX上において、粘着層CHLの非粘着部NCを形成する箇所を重ねて描画した図となっている。
液晶表示パネルPNLの複数の画素PIXは、それぞれ、隣接する他の画素PIXとの間に遮光領域ILを備えて形成されている。遮光領域ILは表示のコントラストを向上させるために設けられている。
そして、それぞれの画素PIXにおいて、当該画素PIXの中心(図中十印で示している)からθ(=45±10:図中x方向に対して)の方向における遮光領域IL上にたとえば円形状の非粘着部NCが形成されている。これにより、非粘着部NCは、その中心(図中十印で示している)が、格子状のパターンで形成される前記遮光領域ILの交差部に位置づけられるように配置される。遮光領域ILの前記交差部は比較的広い面積を有するため、非粘着部NCの面積を大きくできる効果を奏する。
そして、非粘着部NCは、空気層とすることが好ましい。空気層は圧縮された場合に容易に変形できるからである。しかし、粘着層と同じ屈折率からなる樹脂等の非粘着剤(粘着部よりも低粘着な粘着剤)を並設される粘着部との間に埋めるようにして形成してもよい。
このように構成した場合でも、粘着層CHLを、液晶表示パネルPNLと偏光板POL2との間に全面的に形成した場合と比較すると、非粘着層NCが存在することによって、粘着層CHLが平面方向に変形し易くなるという効果を奏する。このため、偏光板POL2が熱収縮した場合でも、その熱収縮による応力は粘着層CHLによって吸収され、液晶表示パネルPNL側に伝達されなくなる。したがって、液晶表示パネルPNLに反りが生じるのを前記粘着層CHLによって回避させることができる。
図12、図13は、本発明の表示装置の実施例6を示す説明図である。図12は、液晶表示パネルPNLを観察者側から観た平面図で、図13は、図12のVIIB−VIIB線における断面図である。
本実施例では、まず、液晶表示パネルPNLの基板SUB2の表面に、図13に示すように、多数の並設された溝DNTが形成されている。この溝DNTは、図12に示すように、基板SUB2において、図中y方向に対してある角度αを有して延在するストライブ状をなし、このストライブ状の溝DNTは、その延在方向と直交する方向に多数並設されて形成されている。前記溝DNTの深さDは、0.01mm以上となっている。しかし、望ましくは0.02mm以上、0.1mm以下となっている。このような溝DNTはたとえばフォトリソグラフィ技術による選択エッチング方法によって形成することができる。
一方、偏光板POL2は、その保護膜PV1側の面において全域に粘着材CHLが形成された構成となっており、この粘着材CHLを介して液晶表示パネルPNLの基板SUB2の基板SUB2に固着されている。この場合、粘着材CHLは基板SUB2に対して、前記溝DNTが形成された箇所において非粘着部NCとして機能するようになり、実施例1(図1、2、3)で示したと同様の効果を奏することができる。
このことから、上述した実施例2ないし実施例5に関しても、液晶表示パネルPNLの基板SUB2に所定のパターンの溝DNTを形成することによって、同様の効果を奏することができる。
上述した各実施例では、いずれも表示装置として液晶表示装置を例に挙げて説明したが、たとえば有機EL表示装置のような他の表示装置にも本発明を適用することができる。有機EL表示装置は、そのパネルの画素形成面に、偏光板を位相差板ともに積層させて円偏光板を粘着させる構成を採用する場合があり、このような場合に本発明を適用させることができるからである。
以上、本発明を実施例を用いて説明してきたが、これまでの各実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、それぞれの実施例で説明した構成は、互いに矛盾しない限り、組み合わせて用いてもよい。
PNL……液晶表示パネル、AR……表示領域(表示部)、SUB1、SUB2……基板、SL……シール材、LC……液晶、POL1、POL2……偏光板、PL……偏光子、PV1、PV2……保護膜、CHL……粘着層、CH……粘着部、NC……非粘着部。

Claims (17)

  1. 表示パネルの少なくとも一方の面に粘着層を介して偏光板が固着されている表示装置であって、
    前記粘着層は、平面的に観て、非粘着部が粘着部に対して散在的に形成されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記粘着層は、平面的に観て、その粘着部が第1方向に延在し、前記第1方向に交差する方向に並設されて形成され、非粘着部は前記粘着部の間に存在することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記非粘着部における幅は、0.005mm以上、1.5mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記粘着部は、偏光板の外周において、枠状の連続したパターンで形成され、その幅は、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記第1方向は前記偏光板の延伸軸に対して90°±10°の方向であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記粘着層は、平面的に観て、粘着部内に点状の非粘着部が複数散在されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記非粘着部の径は、0.005mm以上、1.5mm以下に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記偏光板の外周において前記粘着部が存在し、この粘着部の幅は、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  9. 前記粘着層は、平面的に観て、粘着部が格子状に形成され、非粘着部が前記粘着部に囲まれた領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  10. 非粘着部の最大幅は、0.005mm以上、1.5mm以下に設定されていることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記偏光板の外周において前記粘着部が存在し、この粘着部の幅は、0.8mm以上、2.0mm以下に設定されていることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  12. 前記粘着層は、平面的に観て、表示パネルの画素の領域に粘着部が形成され、隣接する画素の間の遮光領域に非粘着部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  13. 隣接する画素の間の遮光領域は交差部を有する格子状となっており、前記非粘着部は前記交差部に形成されていることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 表示パネルの前記一方の面に溝が形成され、この溝の形成された箇所において粘着層の非粘着部となっていることを特徴とする請求項1ないし13のうちのいずれかに記載の表示装置。
  15. 非粘着部は空気層によって形成されていることを特徴とする請求項1ないし14のうちのいずれかに記載の表示装置。
  16. 表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする請求項1ないし15のうちのいずれかに記載の表示装置。
  17. 表示装置は有機EL表示装置であることを特徴とする請求項1ないし15のうちのいずれかに記載の表示装置。
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