JP2011015368A - 携帯端末、赤外線通信方法および携帯端末制御プログラム - Google Patents

携帯端末、赤外線通信方法および携帯端末制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な操作で赤外線通信によりデータを送受することができる携帯端末、赤外線通信方法および携帯端末制御プログラムを提供すること。
【解決手段】赤外線通信によるデータの送受を行う旨の接続要求を他の携帯端末へ送信し、携帯端末の状態を、データの送信および受信を行う状態である送受信待機状態に切り替え、接続要求に対する応答を所定の時間内に検出した場合に、送信対象のデータを他の携帯端末へ送信するとともに、他の携帯端末における送信対象のデータを他の携帯端末から取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末、赤外線通信方法および携帯端末制御プログラムに関する。
近年、携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)などの携帯端末は、赤外線通信を用いて、他の携帯端末との間でデータを交換する機能を有している。具体的には、携帯端末の利用者は、自身の携帯端末と他の携帯端末とを対向させた後に、自身の携帯端末に記憶されている電話帳データや画像データ、動画像データなどのデータを他の携帯端末へ送信する。
また、最近では、複数の携帯端末間で共通のグループを形成し、かかるグループを識別するためのグループIDを用いて、同一のグループに属する携帯端末間でデータを送受信する技術が提案されている。
特開2002−148050号公報
しかしながら、上述した従来技術には、複数の携帯端末間でデータを交換する場合に、利用者に煩わしい作業を行わせるという問題があった。例えば、従来の携帯端末900aと携帯端末900bとの間で赤外線通信により電話帳に登録されているデータを相互に交換する場合、携帯端末900aの利用者Aと、携帯端末900bの利用者Bとは、以下の作業を行うことになる。
まず、利用者Aは、携帯端末900aを操作して、データを送信するモード(以下、「送信モード」と言う)を選択する。また、利用者Bは、携帯端末900bを操作して、データを受信するモード(以下、「受信モード」と言う)を選択する。そして、利用者Aは、送信対象のデータを選択した後に、携帯端末900aから携帯端末900bへ選択したデータを送信する。その後、利用者Bは、携帯端末900bを操作して送信モードを選択する。また、利用者Aは、携帯端末900aを操作して受信モードを選択する。そして、利用者Bは、携帯端末900bから携帯端末900aへ所望のデータを送信する。
ここで、図9を用いて、上述した従来の携帯端末900aおよび900bの赤外線通信処理について説明する。図9は、従来の携帯端末900aおよび900bによるデータ送受信処理を示すシーケンス図である。なお、図9では、携帯端末900aから携帯端末900bへデータを送信する処理を示している。
図9に示すように、携帯端末900aは、まず、利用者Aから、携帯端末900bへ送信するデータを選択する操作を受け付ける(ステップS11)。例えば、利用者Aは、携帯端末900aの電話番号やメールアドレスを含む電話帳データを携帯端末900bへ送信する操作を行う。かかる場合に、携帯端末900aは、送信アプリを起動する(ステップS12)。ここで言う「送信アプリ」とは、赤外線通信を用いて、他の携帯端末へデータを送信する処理を実現するアプリケーションを示す。
また、携帯端末900bは、利用者Bから、データを受信する操作を受け付けた場合に、受信アプリを起動する(ステップS13)。ここで言う「受信アプリ」とは、赤外線通信を用いて、他の携帯端末からデータを受信する処理を実現するアプリケーションを示す。
続いて、携帯端末900aは、携帯端末900bに対して、赤外線通信によって通信を行う旨の接続要求を送信する(ステップS14)。かかる接続要求を受け付けた携帯端末900bは、受信アプリを起動済みであるので、接続可能である旨の接続応答を携帯端末900aへ送信する(ステップS15)。
そして、携帯端末900aは、ステップS11において選択された送信対象のデータを含むPUTコマンドを携帯端末900bへ送信する(ステップS16)。そして、携帯端末900bは、PUTコマンドを受信した旨の応答を携帯端末900aへ送信する(ステップS17)。
なお、携帯端末900aは、送信対象データのサイズが所定のサイズよりも大きい場合、送信対象データを、例えばパケット単位に分割して、分割した数ごとにPUTコマンドを携帯端末900bへ送信する。図9に示した例では、携帯端末900aは、送信対象データを2回に分けて携帯端末900bへ送信している(ステップS16およびS18)。そして、携帯端末900bは、携帯端末900aからPUTコマンドを受信するたびに、応答を携帯端末900aへ送信している(ステップS17およびS19)。データを受信した携帯端末900bは、受信データを保存する(ステップS20)。そして、データ送信が終了した携帯端末900aは、携帯端末900bへ切断要求を送信する(ステップS21)。そして、かかる切断要求を受信した携帯端末900bは、携帯端末900aへ切断要求に対する応答を送信する(ステップS22)。
そして、携帯端末900bから携帯端末900aへデータを送信する場合、利用者Aは、受信モードを選択し、利用者Bは、送信モードを選択することになる。このように、従来の携帯端末間において、赤外線通信を用いてデータを交換する場合、双方の利用者は、送信モードを選択する操作や、受信モードを選択する操作や、データを送信する操作などを行うことになる。このため、従来の携帯端末を用いて他の携帯端末との間でデータを交換する場合、利用者は、煩わしい操作を行わざるをえなかった。
また、上述した複数の携帯端末間でグループを形成する技術を用いた場合、利用者は、予めグループを形成する作業を行うことになる。このことは、データ交換を行うたびに、グループを形成してグループIDを取得する作業を行うことになるので、利用者の作業負荷は軽減されなかった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な操作で赤外線通信によりデータを送受することができる携帯端末、赤外線通信方法および携帯端末制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する携帯端末は、一つの態様において、他の携帯端末との間で赤外線通信を用いてデータを送受する携帯端末であって、前記他の携帯端末へ送信するデータを特定する特定部と、前記他の携帯端末に対して、赤外線通信によるデータの送受を行う旨の接続要求を送信する接続要求部と、当該の携帯端末の状態を、データの送信および受信を行う状態である送受信待機状態に切り替える状態切替部と、前記接続要求部によって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出した場合に、前記特定部によって特定されたデータを前記他の携帯端末へ送信するとともに、前記他の携帯端末の特定部によって特定されたデータを前記他の携帯端末から取得するデータ送受信部とを備える。
本願の開示する携帯端末の一つの態様によれば、簡易な操作で赤外線通信によりデータを送受することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る赤外線通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例2に係る赤外線通信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施例2における携帯端末の構成例を示す図である。 図4は、通信モード選択画面の一例を示す図である。 図5−1は、実施例2に係る赤外線通信システムによるデータ送受信処理を示すシーケンス図である。 図5−2は、実施例2に係る赤外線通信システムによるデータ送受信処理を示すシーケンス図である。 図6は、実施例2における携帯端末によるデータ送受信処理手順を示すフローチャートである。 図7は、実施例3に係る赤外線通信システムによるデータ送受信処理を示すシーケンス図である。 図8は、携帯端末制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 図9は、従来の携帯端末によるデータ送受信処理を示すシーケンス図である。
以下に、本願の開示する携帯端末、赤外線通信方法および携帯端末制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する携帯端末、赤外線通信方法および携帯端末制御プログラムが限定されるものではない。
[実施例1に係る赤外線通信システムの構成]
まず、図1を用いて、実施例1に係る赤外線通信システムの構成について説明する。図1は、実施例1に係る赤外線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、実施例1に係る赤外線通信システム1は、携帯端末100aと、携帯端末100bとを有する。
図1に示した例において、携帯端末100aおよび携帯端末100bには、他の携帯端末との間で赤外線通信を行うモードとして、送信モードおよび受信モードの他に、データの送信および受信の双方を行う送受信モードを設定することができる。図1に示した例では、携帯端末100aおよび携帯端末100bは、利用者によって送受信モードが設定されるものとして説明する。
図1に示した例において、携帯端末100aは、特定部110aと、接続要求部120aと、状態切替部130aと、データ送受信部140aとを有する。また、携帯端末100bは、特定部110bと、接続要求部120bと、状態切替部130bと、データ送受信部140bとを有する。
携帯端末100aの特定部110aは、携帯端末100bへ送信するデータを特定する。また、携帯端末100bの特定部110bは、携帯端末100aへ送信するデータを特定する。例えば、携帯端末100aの特定部110aは、利用者によって画像データX1を携帯端末100bへ送信する旨の操作が行われた場合に、送信対象のデータとして、画像データX1を特定する。
なお、利用者によって他の携帯端末へデータを送信する旨の操作が行われた場合、携帯端末100aおよび100bは、赤外線通信を用いてデータを送受するためのアプリケーションを起動する。
携帯端末100aの接続要求部120aは、携帯端末100bに対して、赤外線通信によるデータの送受を行う旨の接続要求を送信する。また、携帯端末100bの接続要求部120bは、携帯端末100aに対して、赤外線通信によるデータの送受を行う旨の接続要求を送信する。
携帯端末100aの状態切替部130aは、携帯端末100aの状態を、データの送信および受信を行う状態である送受信待機状態に切り替える。また、状態切替部130aは、接続要求部120aによって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出しなかった場合に、携帯端末100aの状態を、送受信待機状態から、他の携帯端末からデータを受信する状態である受信待機状態に切り替える。
同様に、携帯端末100bの状態切替部130bは、携帯端末100bの状態を、送受信待機状態に切り替え、接続要求部120bによって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出しなかった場合に、送受信待機状態から受信待機状態に切り替える。
携帯端末100aのデータ送受信部140aは、接続要求部120aによって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出した場合に、特定部110aによって特定されたデータを他の携帯端末へ送信する。さらに、データ送受信部140aは、携帯端末100bの特定部110bによって特定されたデータを携帯端末100bから取得する。
同様に、携帯端末100bのデータ送受信部140bは、接続要求部120bによって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出した場合に、特定部110bによって特定されたデータを他の携帯端末へ送信する。さらに、データ送受信部140bは、携帯端末100aの特定部110aによって特定されたデータを携帯端末100aから取得する。
ここで、図1に示した例において、まず、携帯端末100aの利用者Aは、携帯端末100bへデータを送信する旨の操作を行ったものとする。その後に、携帯端末100bの利用者Bは、携帯端末100aへデータを送信する旨の操作を行ったものとする。
このような状況の場合、携帯端末100aによって赤外線通信を用いてデータを送受するためのアプリケーションが起動された後に、携帯端末100bによって赤外線通信を用いてデータを送受するためのアプリケーションが起動されることになる。すなわち、携帯端末100aの接続要求部120aが、携帯端末100bへ接続要求を送信した後に、携帯端末100bの接続要求部120bが、携帯端末100aへ接続要求を送信することになる。
このとき、携帯端末100bは、赤外線通信を行うためのアプリケーションを起動する前に、接続要求を受け付けるので、携帯端末100aに対して接続応答を送信しない。したがって、携帯端末100aの状態切替部130aは、接続要求に対する応答を所定の時間内に検出しないので、携帯端末100aの状態を、送受信待機状態から受信待機状態に切り替える。この後に、携帯端末100bが携帯端末100aに対して接続要求を送信した場合、携帯端末100aは、受信待機状態であるので、携帯端末100bに対して接続応答を送信する。
そして、携帯端末100bのデータ送受信部140bは、携帯端末100aとの接続が確立された後に、特定部110bによって特定されたデータを他の携帯端末へ送信する。さらに、データ送受信部140bは、携帯端末100aの特定部110aによって特定されたデータを携帯端末100aから取得する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1に係る赤外線通信システム1において、携帯端末は、データの送信および受信の双方を行う送受信モードを有する。そして、実施例1における携帯端末は、利用者によって送受信モードが選択された場合に、送受信待機状態に切り替え、他の携帯端末との接続が確立した後に、他の携帯端末へ送信対象のデータを送信するとともに、他の携帯端末からデータを取得する。
これにより、実施例1における携帯端末を用いてデータを交換する場合、利用者は、送信対象のデータを選択するとともに、送受信モードを選択するだけでよい。以上のことから、実施例1に係る赤外線通信システム1は、簡易な操作を行うだけで赤外線通信によりデータを送受することができる。
次に、上記実施例1において説明した赤外線通信システムについて具体例を用いて説明する。以下の実施例2では、まず、実施例2に係る赤外線通信システムの構成について説明し、次に、実施例2における携帯端末の構成について説明し、次に、データ送受信処理手順について説明し、最後に、実施例1の効果について説明する。
[実施例2に係る赤外線通信システムの構成]
まず、図2を用いて、実施例2に係る赤外線通信システムの構成について説明する。図2は、実施例2に係る赤外線通信システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施例2に係る赤外線通信システム2は、携帯端末200aと携帯端末200bとを有する。
図2に示すように、携帯端末200aは、赤外線通信を行う場合に、利用者に対して、他の携帯端末へデータを送信する送信モード、他の携帯端末からデータを受信する受信モード、他の携帯端末との間でデータを送受信する送受信モードのいずれかを選択させる。同様に、携帯端末200bは、赤外線通信を行う場合に、利用者に対して、送信モード、受信モード、送受信モードのいずれかを選択させる。
さらに、携帯端末200aおよび200bは、他方の携帯端末へデータを送信する場合、送信対象のデータを選択させる。図2に示した例では、携帯端末200aの利用者Aは、例えば、(1)携帯端末200aの電話番号やメールアドレスを含む電話帳データや、(2)画像データ、(3)音声データなどを選択する。同様に、携帯端末200bの利用者Bは、電話帳データなどを選択する。
ここで、携帯端末200aの利用者Aは、携帯端末200bに対して、携帯端末200aの電話帳データを送信する操作を行うとともに、送受信モードを選択したものとする。そして、その後に、携帯端末200bの利用者Bは、携帯端末200aに対して、携帯端末200bの電話帳データを送信する操作を行うとともに、送受信モードを選択したものとする。
かかる場合、携帯端末200aは、携帯端末200bに対して接続要求を送信するが、携帯端末200bから接続応答を受信しないので、受信待機状態になる。そして、携帯端末200bは、携帯端末200aに対して接続要求を送信して、携帯端末200aから接続応答を受信する。
続いて、携帯端末200bは、利用者Bによって選択された携帯端末200bの電話帳データを、携帯端末200aへ送信する。さらに、携帯端末200bは、利用者Aによって選択された携帯端末200aの電話帳データを、携帯端末200aから取得する。
これにより、携帯端末200aは、利用者Bによって選択された電話帳データを携帯端末200bから受信することができる。また、携帯端末200bは、利用者Aによって選択された電話帳データを携帯携帯端末200aから受信することができる。すなわち、実施例2に係る赤外線通信システム2では、利用者AおよびBが送信対象のデータを選択するとともに、送受信モードを選択するだけで、携帯端末200aと携帯端末200bとの間で相互にデータを送受することができる。
[実施例2における携帯端末の構成]
次に、図3を用いて、実施例2における携帯端末の構成について説明する。図3は、実施例2における携帯端末200の構成例を示す図である。なお、図3に示した携帯端末200は、図2に示した携帯端末200aおよび200bに対応する。図3に示すように、携帯端末200は、入力部210と、表示部220と、データ記憶部230と、無線部240と、制御部250とを有する。
入力部210は、各種情報や操作指示を入力するための入力デバイスであり、例えば、数字および文字等を入力するテンキーや、メニュー選択および表示スクロール等に用いられるカーソルキーなどである。表示部220は、各種情報を出力する出力デバイスであり、例えば、液晶ディスプレイやスピーカである。
データ記憶部230は、各種データを記憶する記憶デバイスである。例えば、データ記憶部230は、携帯端末200の電話帳データや、図示しないカメラによって撮影された画像データなどを記憶する。
無線部240は、他の携帯端末との間で各種データを送受する処理を制御する。例えば、無線部240は、他の携帯端末に対して接続要求を送信したり、電話帳データや画像データなどを赤外線通信により送信したりする。また、例えば、無線部240は、他の携帯端末から、接続要求を受信したり、電話帳データや画像データなどを赤外線通信により受信したりする。
制御部250は、各種の算出処理手順などを規定したプログラムを記憶するための内部メモリを有し、種々の算出処理を実行する。実施例2における制御部250は、図3に示すように、特定部251と、接続要求部252と、状態切替部253と、データ送受信部254とを有する。
特定部251は、赤外線通信を用いて他の携帯端末へ送信するデータを特定する。例えば、特定部251は、利用者によって、携帯端末200の電話帳データを他の携帯端末へ送信する旨の操作が行われた場合に、送信対象のデータとして、かかる電話帳データを特定する。
なお、利用者によって他の携帯端末へデータを送信する旨の操作が行われた場合、制御部250は、赤外線通信を用いてデータを送受するためのアプリケーションを起動する。そして、制御部250は、赤外線通信を行うモードを利用者に選択させるための画面(以下、「通信モード選択画面」と言う)を表示部220に表示制御する。
図4に、通信モード選択画面の一例を示す。図4に示すように、制御部250は、通信モード選択画面上に、通信モードとして、送信モードと受信モードと送受信モードとを表示制御する。なお、制御部250は、利用者によってデータを送信する旨の操作が行われた場合、受信モードを選択できないようにしてもよい。
接続要求部252は、他の携帯端末に対して、接続要求を送信する。具体的には、接続要求部252は、通信モード選択画面上で送受信モードが選択された場合、データ送信およびデータ受信の双方を行う旨の接続要求を送信する。また、接続要求部252は、通信モード選択画面上で送信モードが選択された場合、データ送信を行う旨の接続要求を送信し、通信モード選択画面上で受信モードが選択された場合、データ受信を行う旨の接続要求を送信する。
状態切替部253は、携帯端末200の状態を、送信待機状態、受信待機状態、送受信待機状態のいずれかに切り替える。具体的には、状態切替部253は、通信モード選択画面上で送受信モードが選択された場合、携帯端末200の状態を送受信待機状態に切り替える。また、状態切替部253は、通信モード選択画面上で送信モードが選択された場合、携帯端末200の状態を送信待機状態に切り替え、通信モード選択画面上で受信モードが選択された場合、携帯端末200の状態を受信待機状態に切り替える。
また、状態切替部253は、送受信待機状態に切り替えた後に、接続要求部252によって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出しなかった場合、携帯端末200の状態を、送受信待機状態から受信待機状態に切り替える。
データ送受信部254は、接続要求部252によって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出した場合に、特定部251によって特定されたデータを他の携帯端末へ送信する。さらに、データ送受信部254は、他の携帯端末の特定部によって特定されたデータを他の携帯端末から取得する。
[実施例2に係る赤外線通信システムによるデータ送受信処理]
次に、図5−1および図5−2を用いて、実施例2に係る赤外線通信システム2によるデータ送受信処理について説明する。図5−1および図5−2は、実施例2に係る赤外線通信システム2によるデータ送受信処理を示すシーケンス図である。
なお、図5−1および図5−2では、3台の携帯端末200a、200b、200cを例に挙げてデータ送受信処理について説明する。また、図5−1および図5−2に示した携帯端末200a、200b、200cの構成は、いずれも図3に示した携帯端末200の構成と同様であるものとする。
図5−1および図5−2に示した例において、携帯端末200aは、利用者から、携帯端末200bおよび200cへデータを送信する旨の操作を受け付けたものとする。かかる場合に、携帯端末200aの制御部250は、表示部220に通信モード選択画面を表示制御する。ここでは、利用者は、通信モード選択画面上で送受信モードを選択したものとする。
かかる場合、携帯端末200aの制御部250は、送受信アプリを起動する(ステップS101)。ここで言う「送受信アプリ」とは、赤外線通信を用いて、他の携帯端末へデータを送信するとともに、他の携帯端末からデータを受信する処理を実現するアプリケーションを示す。
このとき、携帯端末200aの特定部251は、利用者によって選択されたデータを送信対象のデータとして特定する。また、携帯端末200aの状態切替部253は、携帯端末200aの状態を送受信待機状態に切り替える。
続いて、携帯端末200aの接続要求部252は、データ送信およびデータ受信の双方を行う旨の接続要求を、近傍に位置する携帯端末200bおよび200cへ送信する(ステップS102)。
携帯端末200aから接続要求を受信した携帯端末200bは、接続要求を受信したことを示す情報を表示部220に表示制御する(ステップS103)。同様に、携帯端末200cは、接続要求を受信したことを示す情報を表示部220に表示制御する(ステップS104)。
図5−1および図5−2に示した例では、携帯端末200bおよび200cは、赤外線通信を実現するためのアプリケーションを起動しておらず、受信待機状態でないため、接続応答を携帯端末200aへ送信しない。このため、携帯端末200aの状態切替部253は、携帯端末200aの状態を、送受信待機状態から受信待機状態に切り替える(ステップS105)。これにより、携帯端末200aは、他の携帯端末からデータを受信することができる状態となる。
続いて、携帯端末200bは、利用者から、携帯端末200aへデータを送信する旨の操作を受け付けるとともに、通信モード選択画面上で送受信モードが選択されたものとする。かかる場合、携帯端末200bの制御部250は、送受信アプリを起動する(ステップS106)。続いて、携帯端末200bの接続要求部252は、携帯端末200aに対して、データ送信およびデータ受信の双方を行う旨の接続要求を送信する(ステップS107)。
携帯端末200bから接続要求を受信した携帯端末200aは、受信待機状態であるので、携帯端末200bに対して、接続応答を送信する(ステップS108)。これにより、携帯端末200aと携帯端末200bとの間には、赤外線通信を行うための接続が確立する。
その後、携帯端末200cは、利用者から、データを携帯端末200aへ送信する旨の操作を受け付けるとともに、通信モード選択画面上で送受信モードが選択されたものとする。かかる場合、携帯端末200cの制御部250は、送受信アプリを起動する(ステップS109)。続いて、携帯端末200cの接続要求部252は、携帯端末200aに対して、データ送信およびデータ受信の双方を行う旨の接続要求を送信する(ステップS110)。
携帯端末200cから接続要求を受信した携帯端末200aは、既に携帯端末200bとの間で接続が確立しているため、接続できない旨のエラー応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS111)。エラー応答を受信した携帯端末200cは、スリープタイマに所定の値を設定する(ステップS112)。例えば、携帯端末200cは、スリープタイマに5[秒]といった値を設定し、5秒後に接続要求を携帯端末200aへ再度送信する処理を実現する。
このように、実施例1における携帯端末200は、既に他の携帯端末との間で赤外線通信による接続が確立している場合、新たに接続要求を受信してもエラー応答を送信する。このため、実施例1における携帯端末200は、複数の携帯端末から接続要求を受信しても混信することなくデータを送受することができる。
続いて、携帯端末200bのデータ送受信部254は、ステップS103において特定部251によって特定された送信対象のデータを所定のパケット単位に分割して、分割した数ごとに、分割したデータを含むPUTコマンドを携帯端末200aへ送信する(ステップS113およびS115)。そして、携帯端末200aは、携帯端末200bからPUTコマンドを受信するたびに、応答を携帯端末200bへ送信する(ステップS114およびS116)。
なお、図5−1および図5−2に示した例では、携帯端末200bのデータ送受信部254は、送信対象のデータを2回に分けて携帯端末200aへ送信している。しかし、データ送受信部254は、送信対象のデータのサイズによっては、データを分割せずに送信したり、3回以上に分けてデータを送信したりする。
携帯端末200bからデータを受信した携帯端末200aは、受信したデータを保存する(ステップS117)。例えば、携帯端末200aは、受信したデータを、データ記憶部230に記憶させる。
続いて、図5−1および図5−2に示した例では、携帯端末200cは、タイマが発動したので(ステップS118)、接続要求を携帯端末200aへ再度送信する(ステップS119)。ここでは、携帯端末200aは、携帯端末200bとの間で接続が確立しているため、エラー応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS120)。エラー応答を受信した携帯端末200cは、スリープタイマに所定の値を設定する(ステップS121)。
続いて、携帯端末200bのデータ送受信部254は、GETコマンドを携帯端末200aへ送信する(ステップS122)。GETコマンドを受信した携帯端末200aのデータ送受信部254は、ステップS101において特定部251によって特定された送信対象のデータを所定のパケット単位に分割して、分割した数ごとに、分割したデータを含む応答を携帯端末200bへ送信する(ステップS123およびS125)。そして、携帯端末200bは、携帯端末200aから全てのデータを受信するまで、GETコマンドを携帯端末200aへ送信する(ステップS122およびS124)。携帯端末200aからデータを受信した携帯端末200bは、受信したデータを保存する(ステップS126)。
続いて、携帯端末200bは、携帯端末200aとの間でデータの送受が終了した後に、接続を切断する旨の要求を携帯端末200aへ送信する(ステップS127)。切断要求を受信した携帯端末200aは、接続を切断する旨の応答を携帯端末200bへ送信する(ステップS128)。
そして、携帯端末200aは、続けて通信を行うか否かを利用者に対して問い合わせる(ステップS129)。例えば、携帯端末200aは、「続いて赤外線通信を行いますか?」といった情報を表示部220に表示制御することにより、利用者に対して問い合わせる。なお、ここでは、利用者によって通信を継続して行うことが選択されたものとする。かかる場合に、携帯端末200aの接続要求部252は、データ送信およびデータ受信の双方を行う旨の接続要求を、近傍に位置する携帯端末200bおよび200cへ送信する(ステップS130)。
携帯端末200aから接続要求を受信した携帯端末200bは、データの受信処理が終了しているので、接続応答を携帯端末200aへ送信しない。一方、携帯端末200cは、接続要求を受信した契機に、スリープ状態を解除する(ステップS131)。ここでは、携帯端末200cは、受信待機状態でないので、接続応答を携帯端末200aへ送信しない。したがって、携帯端末200aの状態切替部253は、接続要求を送信してから所定の時間が経過した場合に、タイムアウトを検出して、携帯端末200aの状態を送受信待機状態から受信待機状態に切り替える(ステップS132)。
スリープ状態を解除した携帯端末200cの接続要求部252は、接続要求を携帯端末200aへ再度送信する(ステップS133)。ここでは、携帯端末200aは、携帯端末200bとの接続が切断しているため、接続応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS134)。これにより、携帯端末200aと携帯端末200cとの間には、赤外線通信を行うための接続が確立する。
続いて、携帯端末200cのデータ送受信部254は、ステップS104において特定部251によって特定された送信対象のデータを所定のパケット単位に分割して、分割した数ごとに、分割したデータを含むPUTコマンドを携帯端末200aへ送信する(ステップS135およびS137)。そして、携帯端末200aは、携帯端末200cからPUTコマンドを受信するたびに、応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS136およびS138)。そして、携帯端末200aは、携帯端末200cから受信したデータを保存する(ステップS139)。
続いて、携帯端末200cのデータ送受信部254は、携帯端末200aから全てのデータを受信するまで、GETコマンドを携帯端末200aへ送信する(ステップS140およびS142)。GETコマンドを受信した携帯端末200aのデータ送受信部254は、ステップS101において特定部251によって特定された送信対象のデータを所定のパケット単位に分割して、分割した数ごとに、分割したデータを含む応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS141およびS143)。そして、携帯端末200aからデータを受信した携帯端末200cは、受信したデータを保存する(ステップS144)。
続いて、携帯端末200cは、携帯端末200aとの間でデータの送受が終了した後に、接続を切断する旨の要求を携帯端末200aへ送信する(ステップS145)。切断要求を受信した携帯端末200aは、接続を切断する旨の応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS146)。
この後、携帯端末200aは、続けて通信を行うか否かを利用者に対して問い合わせる。そして、利用者によって通信を継続して行わないことが選択された場合、携帯端末200aは、処理を終了する。
[実施例2における携帯端末によるデータ送受信処理]
次に、図6を用いて、実施例2における携帯端末200によるデータ送受信処理について説明する。図6は、実施例2における携帯端末200によるデータ送受信処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、2台の携帯端末200a、200bによるデータ送受信処理手順について説明する。
図6に示すように、携帯端末200aは、利用者によって赤外線通信を行う旨の操作が行われた場合(ステップS201肯定)、表示部220に通信モード選択画面を表示制御する(ステップS202)。ここでは、利用者は、通信モード選択画面上で、送受信モードを選択したものとする。かかる場合に、携帯端末200aは、送受信アプリを起動して、携帯端末200aの状態を送受信待機状態に切り替える(ステップS203)。
続いて、携帯端末200aは、利用者から、携帯端末200bへ送信するデータを選択する旨の操作を受け付ける(ステップS204)。このとき、携帯端末200aの特定部251は、利用者によって選択されたデータを送信対象のデータとして特定する。
なお、図6では、通信モード選択画面において通信モードが選択された後に、送信対象のデータを選択する操作を受け付ける例を示した。しかし、携帯端末200aは、送信対象のデータを選択する操作を受け付けた後に、通信モード選択画面を表示制御して、利用者に通信モードを選択させてもよい。
同様にして、携帯端末200bは、利用者によって赤外線通信を行う旨の操作が行われた場合(ステップS205肯定)、通信モード選択画面を表示制御する(ステップS206)。ここでは、利用者は、通信モード選択画面上で、送受信モードを選択したものとする。かかる場合に、携帯端末200bは、送受信アプリを起動して、携帯端末200bの状態を送受信待機状態に切り替える(ステップS207)。続いて、携帯端末200bは、利用者から、携帯端末200aへ送信するデータを選択する旨の操作を受け付ける(ステップS208)。このとき、携帯端末200bの特定部251は、利用者によって選択されたデータを送信対象のデータとして特定する。
そして、最初に送受信アプリを起動した携帯端末200aは、携帯端末200bへ接続要求を送信する(ステップS209)。そして、携帯端末200aは、かかる接続要求に対する接続応答を受信するまで待ち状態となる。ここでは、携帯端末200bは、受信待機状態でないため、携帯端末200aに対して接続応答を送信しない。したがって、携帯端末200aの状態切替部253は、接続要求を送信してから所定の時間が経過した場合に(ステップS210否定)、タイムアウトを検出して、携帯端末200aの状態を送受信待機状態から受信待機状態に切り替える(ステップS211)。
続いて、携帯端末200bは、携帯端末200aへ接続要求を送信する(ステップS212)。携帯端末200aは、受信待機状態であるので、携帯端末200bへ接続応答を送信する(ステップS213)。そして、携帯端末200aおよび200bは、図5−1および図5−2に示した例のように、PUTコマンドやGETコマンドを送受することにより、送信対象のデータを相互に送受する(ステップS214)。
続いて、携帯端末200bは、携帯端末200aとの間でデータの送受が終了した後に、接続を切断する旨の要求を携帯端末200aへ送信する(ステップS215)。切断要求を受信した携帯端末200aは、接続を切断する旨の応答を携帯端末200bへ送信する(ステップS216)。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2に係る赤外線通信システム2において、複数の携帯端末は、送受信モードが選択された場合に、相互に接続要求を送信する。そして、接続が確立した2台の携帯端末は、PUTコマンドおよびGETコマンドを用いて、送信対象のデータを相互に送受する。
これにより、実施例2における携帯端末200を用いてデータを交換する場合、利用者は、送信対象のデータを選択するとともに、携帯端末を送受信モードに設定するだけでよい。以上のことから、実施例2に係る赤外線通信システム2は、利用者が簡易な操作を行うだけで赤外線通信によりデータを送受することができる。
ところで、本願の開示する赤外線通信システム等は、上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、実施例3では、本願の開示する赤外線通信システム等の他の実施例について説明する。
[通信モード]
上記実施例1および2では、双方の携帯端末が送受信モードを選択された場合を例に挙げて説明した。例えば、図2では、携帯端末200aおよび200bは、利用者によって送受信モードが選択されたものとして説明した。しかし、一方の携帯端末が送受信モードを選択され、他方の携帯端末が受信モードまたは送信モードを選択されてもよい。以下に、図7を用いて、一方の携帯端末が送受信モードを選択され、他方の携帯端末が受信モードまたは送信モードを選択された例について説明する。
図7は、実施例3に係る赤外線通信システムによるデータ送受信処理を示すシーケンス図である。なお、図7では、3台の携帯端末200a、200b、200cを例に挙げてデータ送受信処理について説明する。また、図7に示した例において、携帯端末200aは送受信モードが選択され、携帯端末200bは受信モードが選択され、携帯端末200cは送信モードが選択されるものとする。
図7に示した例において、携帯端末200aは、利用者から、携帯端末200bへデータを送信する旨の操作を受け付けるとともに、通信モード選択画面上で送受信モードが選択されたものとする。かかる場合、携帯端末200aの制御部250は、送受信アプリを起動する(ステップS301)。そして、携帯端末200aの状態切替部253は、携帯端末200aの状態を送受信待機状態に切り替える(ステップS302)。このとき、携帯端末200aの特定部251は、利用者によって選択されたデータを送信対象のデータとして特定する。
また、携帯端末200bは、データを携帯端末200aへ送信する旨の操作を受け付けるとともに、通信モード選択画面上で受信モードが選択されたものとする。かかる場合、携帯端末200bの制御部250は、受信アプリを起動する(ステップS303)。そして、携帯端末200bの状態切替部253は、携帯端末200bの状態を、受信待機状態に切り替える(ステップS304)。このとき、携帯端末200bの特定部251は、利用者によって選択されたデータを送信対象のデータとして特定する。
続いて、携帯端末200aの接続要求部252は、データ送信およびデータ受信の双方を行う旨の接続要求を、携帯端末200bおよび200cへ送信する(ステップS305)。携帯端末200aから接続要求を受信した携帯端末200bは、接続要求を受信したことを示す情報を表示部220に表示制御する(ステップS306)。同様に、携帯端末200cは、接続要求を受信したことを示す情報を表示部220に表示制御する(ステップS307)。
携帯端末200bは、受信待機状態であるので、接続応答を携帯端末200aへ送信する(ステップS308)。これにより、携帯端末200aと携帯端末200bとの間には、赤外線通信を行うための接続が確立する。このとき、携帯端末200cは、赤外線通信を実現するためのアプリケーションを起動しておらず、受信待機状態でないため、接続応答を携帯端末200aへ送信しない。
その後、携帯端末200cは、利用者から、携帯端末200aへデータを送信する旨の操作を受け付けるとともに、通信モード選択画面上で送信モードが選択されたものとする。かかる場合、携帯端末200cの制御部250は、送信アプリを起動する(ステップS309)。続いて、携帯端末200cの接続要求部252は、携帯端末200aに対して、データ送信を行う旨の接続要求を送信する(ステップS310)。
携帯端末200cから接続要求を受信した携帯端末200aは、既に携帯端末200bとの間で接続が確立しているため、接続できない旨のエラー応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS311)。エラー応答を受信した携帯端末200cは、携帯端末200aから接続要求を受信するまでスリープ状態となる(ステップS312)。
続いて、携帯端末200aのデータ送受信部254は、ステップS301において特定部251によって特定された送信対象のデータを所定のパケット単位に分割して、分割した数ごとに、分割したデータを含むPUTコマンドを携帯端末200bへ送信する(ステップS313およびS315)。そして、携帯端末200bは、携帯端末200aからPUTコマンドを受信するたびに、応答を携帯端末200aへ送信する(ステップS314およびS316)。携帯端末200aからデータを受信した携帯端末200bは、受信したデータを保存する(ステップS317)。
続いて、携帯端末200aは、携帯端末200bへのデータ送信が終了した後に、続けて通信を行うか否かを利用者に対して問い合わせる(ステップS318)。なお、ここでは、利用者によって通信を継続して行うことが選択されたものとする。かかる場合、携帯端末200aの接続要求部252は、データ送信およびデータ受信の双方を行う旨の接続要求を、携帯端末200bおよび200cへ送信する(ステップS319)。
携帯端末200aから接続要求を受信した携帯端末200bは、データの受信処理が終了しているので、接続応答を携帯端末200aへ送信しない。一方、携帯端末200cは、接続要求を受信した契機に、スリープ状態を解除する(ステップS320)。ここでは、携帯端末200cは、受信待機状態でないので、接続応答を携帯端末200aへ送信しない。したがって、携帯端末200aの状態切替部253は、接続要求を送信してから所定の時間が経過した場合に、タイムアウトを検出して、携帯端末200aの状態を送受信待機状態から受信待機状態に切り替える(ステップS321)。
スリープ状態を解除した携帯端末200cの接続要求部252は、接続要求を携帯端末200aへ送信する(ステップS322)。そして、受信待機状態である携帯端末200aは、接続応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS323)。これにより、携帯端末200aと携帯端末200cとの間には、赤外線通信を行うための接続が確立する。
続いて、携帯端末200cのデータ送受信部254は、ステップS104において特定部251によって特定された送信対象のデータを所定のパケット単位に分割して、分割した数ごとに、分割したデータを含むPUTコマンドを携帯端末200aへ送信する(ステップS324およびS326)。そして、携帯端末200aは、携帯端末200cからPUTコマンドを受信するたびに、応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS325およびS327)。そして、携帯端末200aは、携帯端末200bから受信したデータを保存する(ステップS328)。
続いて、携帯端末200cは、携帯端末200aとの間でデータの送受が終了した後に、接続を切断する旨の要求を携帯端末200aへ送信する(ステップS329)。切断要求を受信した携帯端末200aは、接続を切断する旨の応答を携帯端末200cへ送信する(ステップS330)。
このように、本願の開示する赤外線通信システムは、一方の携帯端末が送受信モードを選択され、他方の携帯端末が受信モードまたは送信モードを選択された場合であっても、データの送受を行うことができる。図7に示した例では、送受信モードが選択された携帯端末200aは、携帯端末200bへデータを送信することができるとともに、携帯端末200cからデータを受信することができる。また、受信モードが選択された携帯端末200bは、携帯端末200aからデータを受信することができる。また、送信モードが選択された携帯端末200cは、携帯端末200aへデータを送信することができる。
[プログラム]
また、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図8を用いて、図3に示した携帯端末200と同様の機能を有する携帯端末制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図8は、携帯端末制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図8に示すように、コンピュータ1000は、RAM(Random Access Memory)1010と、キャッシュ1020と、HDD1030と、ROM(Read Only Memory)1040と、CPU(Central Processing Unit)1050とを有する。RAM1010、キャッシュ1020、HDD1030、ROM1040、CPU1050は、バス1060によって接続されている。
ROM1040には、図3に示した携帯端末200と同様の機能を発揮する携帯端末制御プログラムが予め記憶されている。具体的には、ROM1040には、特定プログラム1041と、接続要求プログラム1042と、状態切替プログラム1043と、データ送受信プログラム1044とが記憶されている。
そして、CPU1050は、これらの特定プログラム1041と、接続要求プログラム1042と、状態切替プログラム1043と、データ送受信プログラム1044とを読み出して実行する。これにより、図8に示すように、特定プログラム1041は、特定プロセス1051になり、接続要求プログラム1042は、接続要求プロセス1052になり、状態切替プログラム1043は、状態切替プロセス1053になり、データ送受信プログラム1044は、データ送受信プロセス1054になる。
なお、特定プロセス1051は、図3に示した特定部251に対応し、接続要求プロセス1052は、図3に示した接続要求部252に対応し、状態切替プロセス1053は、図3に示した状態切替部253に対応し、データ送受信プロセス1054は、図3に示したデータ送受信部254に対応する。
また、HDD1030には、図8に示すように、送受信データ1031が設けられる。送受信データ1031は、図3に示したデータ記憶部230に対応する。
なお、上記した各プログラム1041〜1044については、必ずしもROM1040に記憶させなくてもよい。例えば、コンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラム1041〜1044を記憶させてもよい。または、コンピュータ1000の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」にプログラム1041〜1044を記憶させてもよい。または、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ1000に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」にプログラム1041〜1044を記憶させてもよい。そして、コンピュータ1000は、上述したフレキシブルディスク等から各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
1、2 赤外線通信システム
100a、100b 携帯端末
110a、110b 特定部
120a、120b 接続要求部
130a、130b 状態切替部
140a、140b データ送受信部
200、200a、200b、200c 携帯端末
210 入力部
220 表示部
230 データ記憶部
240 無線部
250 制御部
251 特定部
252 接続要求部
253 状態切替部
254 データ送受信部
900a、900b 携帯端末
1000 コンピュータ
1010 RAM
1020 キャッシュ
1030 HDD
1031 送受信データ
1040 ROM
1041 特定プログラム
1042 接続要求プログラム
1043 状態切替プログラム
1044 データ送受信プログラム
1050 CPU
1051 特定プロセス
1052 接続要求プロセス
1053 状態切替プロセス
1054 データ送受信プロセス
1060 バス

Claims (6)

  1. 他の携帯端末との間で赤外線通信を用いてデータを送受する携帯端末であって、
    前記他の携帯端末へ送信するデータを特定する特定部と、
    前記他の携帯端末に対して、赤外線通信によるデータの送受を行う旨の接続要求を送信する接続要求部と、
    当該の携帯端末の状態を、データの送信および受信を行う状態である送受信待機状態に切り替える状態切替部と、
    前記接続要求部によって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出した場合に、前記特定部によって特定されたデータを前記他の携帯端末へ送信するとともに、前記他の携帯端末の特定部によって特定されたデータを前記他の携帯端末から取得するデータ送受信部と
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記状態切替部は、前記接続要求部によって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出しなかった場合に、当該の携帯端末の状態を受信待機状態に切り替え、
    前記データ送受信部は、前記状態切替部によって受信待機状態に切り替えられた場合に、前記他の携帯端末から送信されるデータを保存するとともに、前記他の携帯端末からデータの取得要求を受け付けた場合に、前記特定部によって特定されたデータを前記他の携帯端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記接続要求部は、前記他の携帯端末へ送信した接続要求に対するエラー応答を検出した場合に、所定の時間が経過した後に、前記他の携帯端末に対して接続要求を再度送信することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記接続要求部は、前記他の携帯端末へ送信した接続要求に対するエラー応答を検出した場合に、前記他の携帯端末から接続要求を受信した契機に、前記他の携帯端末に対して接続要求を再度送信することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
  5. 複数の携帯端末間で赤外線通信を用いてデータを送受する赤外線通信方法であって、
    前記複数の携帯端末が、
    他の携帯端末へ送信するデータを特定する特定ステップと、
    前記他の携帯端末に対して、赤外線通信によるデータの送受を行う旨の接続要求を送信する接続要求ステップと、
    当該の携帯端末の状態を、データの送信および受信を行う状態である送受信待機状態に切り替えるとともに、前記接続要求ステップによって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出しなかった場合に、当該の携帯端末の状態を、前記送受信待機状態から、他の携帯端末からデータを受信する状態である受信待機状態に切り替える状態切替ステップと、
    前記接続要求ステップによって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出した場合に、前記特定ステップによって特定されたデータを前記他の携帯端末へ送信するとともに、前記他の携帯端末の特定ステップによって特定されたデータを前記他の携帯端末から取得するデータ送受信ステップと
    を含んだことを特徴とする赤外線通信方法。
  6. 他の携帯端末との間で赤外線通信を用いてデータを送受する携帯端末を制御する携帯端末制御プログラムであって、
    前記他の携帯端末へ送信するデータを特定する特定手順と、
    前記他の携帯端末に対して、赤外線通信によるデータの送受を行う旨の接続要求を送信する接続要求手順と、
    当該の携帯端末の状態を、データの送信および受信を行う状態である送受信待機状態に切り替える状態切替手順と、
    前記接続要求手順によって送信された接続要求に対する応答を所定の時間内に検出した場合に、前記特定手順によって特定されたデータを前記他の携帯端末へ送信するとともに、前記他の携帯端末の特定手順によって特定されたデータを前記他の携帯端末から取得するデータ送受信手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする携帯端末制御プログラム。
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