JP2011010534A - モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電源平滑用コンデンサの特性を考慮してモータ制御を高い精度で行う。
【解決手段】オープンループ制御部22は、dq軸上の指令電流id * 、iq * とモータの角速度ωe に基づき、モータの回路方程式に従いdq軸上の指令電圧vd 、vq を求める。dq軸/3相変換部23は、指令電圧vd 、vq を3相の指令電圧Vu 、Vv 、Vw に変換する。抵抗値算出部27は、温度センサ16で検出された電解コンデンサ15の周囲温度Tに基づき、電解コンデンサ15の等価抵抗の値RC を求める。3相電圧補正部24は、等価抵抗値RC に基づき、3相の指令電圧Vu 、Vv 、Vw を補正する。温度センサ16で検出された温度Tを積算し、温度積算値に基づき電解コンデンサ15の等価抵抗の値RC を求めてもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ制御装置、および、モータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置に関する。
従来から、運転者がハンドル(ステアリングホイール)に加える操舵トルクに応じて電動モータを駆動することにより車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置が用いられている。電動パワーステアリング装置の電動モータには従来からブラシモータが広く使用されているが、信頼性および耐久性の向上や慣性の低減などの観点から、近年ではブラシレスモータも使用されている。
一般にモータ制御装置は、モータで発生するトルクを制御するために、モータに流れる電流を検出し、モータに供給すべき電流と検出した電流との差に基づきPI制御(比例積分制御)を行う。3相ブラシレスモータを駆動するモータ制御装置には、2相以上の電流を検出するために、2個または3個の電流センサが設けられる。この電流センサは、モータ制御装置の小型化の妨げになる。そこで、モータ制御装置を小型化するために、電流センサを可能な限り除去し、モータの回路方程式に従いオープンループ制御(フィードフォワード制御)を行う方法が知られている。
車両に搭載される電動パワーステアリング装置では、モータ制御装置は車載バッテリから電力の供給を受ける。車載バッテリはモータ制御装置から離れた位置に設けられるので、モータに電流を素早く供給して電源電圧を安定化させるために、モータ制御装置には平滑用コンデンサとして電解コンデンサが設けられる。平滑用コンデンサは、車載バッテリによって常に充電された状態にあり、モータ駆動回路に含まれるスイッチング素子の状態が変化したときに、電荷を充放電してモータ駆動回路に素早く電流を供給する。
なお、本願発明に関連して、特許文献1には、コンデンサの等価直列抵抗により生じるサージ電圧に基づき最大許容モータ電流値を求めること、および、コンデンサの温度に対応して初期許容モータ電流値のマップを設けることが記載されている。
特開2008−136327号公報
平滑用コンデンサを備えたモータ制御装置では、平滑用コンデンサの等価抵抗の値が変動すると、モータ駆動回路への印加電圧も変動する。ところが、電解コンデンサの等価抵抗の値は、周囲温度に応じて変動する。また、周囲温度が高いときほど電解コンデンサは速く劣化し、劣化が進むほど等価抵抗の値は大きくなる。
PI制御ではモータに指令電流が流れるようにフィードバック制御が行われるので、モータ駆動回路への印加電圧が変動したときには、その変動を補正するモータ指令電圧が自動的に算出され、モータ電流は補正される。このため、PI制御を行う場合には、モータ駆動回路への印加電圧が変動しても、モータ制御に大きな支障は生じない。
これに対して、オープンループ制御ではモータに指令電流が流れるようにフィードフォワード制御が行われるので、モータ駆動回路に対する印加電圧が変動すると、その変動を補正することなくモータ指令電圧が算出され、モータ電流は補正されない。このため、オープンループ制御を行う場合には、インバータ回路への印加電圧が変動すると、モータ制御の精度が低下し、トルクリップルなどが発生する。
それ故に、本発明は、電源平滑用コンデンサの特性を考慮してモータ制御を高い精度で行うモータ制御装置、および、これを備えた電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、モータを駆動するモータ制御装置であって、
前記モータに供給すべき電流の量を示す指令電流値と前記モータのロータの角速度とに基づき、モータの回路方程式に従い、前記モータの駆動に用いられる指令電圧のレベルを求めるオープンループ制御手段と、
前記モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサと、
前記平滑用コンデンサの周囲温度を検出するための温度検出手段と、
前記温度検出手段で検出された温度に基づき、前記平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮して、前記オープンループ制御手段で求めた指令電圧のレベルを補正する補正手段と、
前記補正手段で補正されたレベルの電圧を用いて前記モータを駆動するモータ駆動手段とを備える。
第2の発明は、モータを駆動するモータ制御装置であって、
前記モータに供給すべき電流の量を示す指令電流値と前記モータのロータの角速度とに基づき、モータの回路方程式に従い、前記モータの駆動に用いられる指令電圧のレベルを求めるオープンループ制御手段と、
前記モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサと、
前記平滑用コンデンサに流れる電流に基づき前記平滑用コンデンサの温度を推定するための温度推定手段と、
前記温度推定手段で推定された温度に基づき、前記平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮して、前記オープンループ制御手段で求めた指令電圧のレベルを補正する補正手段と、
前記補正手段で補正されたレベルの電圧を用いて前記モータを駆動するモータ駆動手段とを備える。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記補正手段は、前記平滑用コンデンサの周囲温度または推定温度に基づき前記平滑用コンデンサの等価抵抗の値を求め、求めた抵抗値に基づき前記指令電圧のレベルを補正することを特徴とする。
第4の発明は、第1または第2の発明において、
前記補正手段は、前記平滑用コンデンサの周囲温度または推定温度を積算し、温度積算値に基づき前記平滑用コンデンサの等価抵抗の値を求め、求めた抵抗値に基づき前記指令電圧のレベルを補正することを特徴とする。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明に係るモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置である。
上記第1の発明によれば、モータの回路方程式に従いオープンループ制御によってモータの駆動電圧を求めるときに、モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮した補正を行う。したがって、平滑用コンデンサの特性が温度によって変動するときでも、モータ制御を高い精度で行い、トルクリップルを抑制することができる。
上記第2の発明によれば、モータの回路方程式に従いオープンループ制御によってモータの駆動電圧を求めるときに、モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサに流れる電流に基づき推定される平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮した補正を行う。したがって、平滑用コンデンサの特性が温度によって変動するときでも、モータ制御を高い精度で行い、トルクリップルを抑制することができる。
上記第3の発明によれば、平滑用コンデンサの等価抵抗の値が温度に応じて変動することを考慮してモータの駆動電圧を補正することにより、モータ制御を高い精度で行い、トルクリップルを抑制することができる。
上記第4の発明によれば、平滑用コンデンサは温度に応じた速度で劣化し、平滑用コンデンサの等価抵抗の値は劣化によって大きくなることを考慮してモータの駆動電圧を補正することにより、モータ制御を高い精度で行い、トルクリップルを抑制することができる。
上記第5の発明によれば、平滑用コンデンサの等価抵抗の値が温度によって変動するときでも、モータ制御を高い精度で行いトルクリップルを抑制できるので、スムーズな操舵補助が可能となる。
本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を、それに関連する車両の構成と共に示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 図2に示すモータ制御装置の電源回路を示す図である。 3相ブラシレスモータにおける3相交流座標とdq座標を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 電解コンデンサの寿命を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 図7に示すモータ制御装置の電源回路を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を、それに関連する車両の構成と共に示す概略図である。図1に示す電動パワーステアリング装置は、ブラシレスモータ1、減速機2、トルクセンサ3、車速センサ4、位置検出センサ5、および、電子制御ユニット(Electronic Control Unit :以下、ECUという)10を備えたコラムアシスト型の電動パワーステアリング装置である。
図1に示すように、ステアリングシャフト102の一端にはハンドル(ステアリングホイール)101が固着されており、ステアリングシャフト102の他端はラックピニオン機構103を介してラック軸104に連結されている。ラック軸104の両端は、タイロッドおよびナックルアームからなる連結部材105を介して車輪106に連結されている。運転者がハンドル101を回転させると、ステアリングシャフト102は回転し、これに伴いラック軸104は往復運動を行う。ラック軸104の往復運動に伴い、車輪106の向きが変わる。
電動パワーステアリング装置は、運転者の負荷を軽減するために、以下に示す操舵補助を行う。トルクセンサ3は、ハンドル101の操作によってステアリングシャフト102に加えられる操舵トルクToを検出する。車速センサ4は、車速Sを検出する。位置検出センサ5は、ブラシレスモータ1のロータの回転位置Pを検出する。位置検出センサ5は、例えばレゾルバで構成される。
ECU10は、車載バッテリ100から電力の供給を受け、操舵トルクTo、車速Sおよび回転位置Pに基づきブラシレスモータ1を駆動する。ブラシレスモータ1は、ECU10によって駆動されると、操舵補助力を発生させる。減速機2は、ブラシレスモータ1とステアリングシャフト102との間に設けられる。ブラシレスモータ1で発生した操舵補助力は、減速機2を介して、ステアリングシャフト102を回転させるように作用する。
この結果、ステアリングシャフト102は、ハンドル101に加えられる操舵トルクと、ブラシレスモータ1で発生した操舵補助力の両方によって回転する。このように電動パワーステアリング装置は、ブラシレスモータ1で発生した操舵補助力を車両のステアリング機構に与えることにより操舵補助を行う。
本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置は、ブラシレスモータ1を駆動する制御装置(モータ制御装置)に特徴がある。そこで以下では、各実施形態に係る電動パワーステアリング装置に含まれるモータ制御装置について説明する。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。図2に示すモータ制御装置は、ECU10を用いて構成されており、u相、v相およびw相の3相巻線(図示せず)を有するブラシレスモータ1を駆動する。ECU10は、位相補償器11、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)20、3相/PWM(Pulse Width Modulation)変調器12、モータ駆動回路13、電流センサ14、電解コンデンサ15、および、温度センサ16を備えている。
ECU10には、トルクセンサ3から出力された操舵トルクTo、車速センサ4から出力された車速S、および、位置検出センサ5から出力された回転位置Pが入力される。位相補償器11は、操舵トルクToに対して位相補償を施す。マイコン20は、ブラシレスモータ1の駆動に用いられる指令電圧のレベルを求める制御手段として機能する。マイコン20の機能の詳細については、後述する。
3相/PWM変調器12とモータ駆動回路13は、ハードウェア(回路)で構成されており、マイコン20で求めたレベルの電圧を用いてブラシレスモータ1を駆動するモータ駆動手段として機能する。3相/PWM変調器12は、モータを駆動制御するための信号として、マイコン20で求めた3相の電圧のレベルに応じたデューティ比を有する3種類のPWM信号(図2に示すU、V、W)を生成する。モータ駆動回路13は、スイッチング素子として6個のMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor )を含むPWM電圧形インバータ回路である。6個のMOS−FETは、3種類のPWM信号とその否定信号によって制御される。PWM信号を用いてMOS−FETの導通状態を制御することにより、ブラシレスモータ1に対して3相の駆動電流(u相電流、v相電流およびw相電流)が供給される。
電流センサ14は、ブラシレスモータ1に流れる電流を検出する電流検出手段として機能する。電流センサ14は、例えば抵抗体やホール素子で構成され、モータ駆動回路13と電源の間に1個だけ設けられる。図2に示す例では、電流センサ14はモータ駆動回路13と電源のマイナス側との間に設けられているが、電流センサ14をモータ駆動回路13と電源のプラス側との間に設けてもよい。電流センサ14で検出された電流値IT は、マイコン20に入力される。
ECU10は車載バッテリ100に接続され、ECU10内の回路(マイコン20やモータ駆動回路13など)は車載バッテリ100から電力の供給を受ける。電解コンデンサ15は2個の端子を有し、一方の端子は車載バッテリ100のプラス側端子に接続され、他方の端子は車載バッテリ100のマイナス側端子に接続される。このようにブラシレスモータ1の電源に並列に接続された電解コンデンサ15は、平滑用コンデンサとして機能する。なお、図2からモータ駆動回路13の電源回路を抽出して示すと、図3のようになる。
温度センサ16は、電解コンデンサ15の周囲温度を検出する温度検出手段として機能する。温度センサ16は、例えば、電解コンデンサ15の近傍に設置される。温度センサ16で検出された温度Tは、マイコン20に入力される。なお、電解コンデンサ15の周囲温度を検出するための温度検出手段として、ECU10内の他の箇所の温度を検出する温度センサを用いてもよい。また、温度センサを用いることなく、電流センサ14で検出された電流値などに基づき、マイコン20で電解コンデンサ15の周囲温度を求めてもよい。
マイコン20は、ECU10に内蔵されたメモリ(図示せず)に格納されたプログラムを実行することにより、指令電流算出部21、オープンループ制御部22、dq軸/3相変換部23、3相電圧補正部24、角度算出部25、角速度算出部26、および、抵抗値算出部27として機能する。マイコン20は、以下に示すように、ブラシレスモータ1に供給すべき電流の量を示す指令電流値とブラシレスモータ1のロータの角速度とに基づき、モータの回路方程式に従い、モータ駆動回路13に与えるべき電圧(以下、指令電圧という)のレベルを求める。
角度算出部25は、位置検出センサ5で検出した回転位置Pに基づき、ブラシレスモータ1のロータの回転角(以下、角度θという)を求める。角速度算出部26は、角度θに基づき、ブラシレスモータ1のロータの角速度ωe を求める。なお、図4に示すようにブラシレスモータ1に対してu軸、v軸およびw軸を設定し、ブラシレスモータ1のロータ6に対してd軸およびq軸を設定したとき、u軸とd軸のなす角が角度θとなる。
指令電流算出部21は、位相補償後の操舵トルクTo(位相補償器11の出力信号)と車速Sに基づき、ブラシレスモータ1に供給すべきd軸電流とq軸電流を求める(以下、前者をd軸指令電流id *、後者をq軸指令電流iq *という)。より詳細には、指令電流算出部21は、車速Sをパラメータとして、操舵トルクToと指令電流との対応づけを記憶したテーブル(以下、アシストマップという)を内蔵しており、アシストマップを参照して指令電流を求める。アシストマップを用いることにより、ある大きさの操舵トルクが与えられたときに、その大きさに応じた適切な大きさの操舵補助力を発生させるためにブラシレスモータ1に供給すべきd軸指令電流id *とq軸指令電流iq *を求めることができる。
なお、指令電流算出部21で求めるq軸指令電流iq *は符号付きの電流値であり、その符号は操舵補助の方向を示す。例えば、符号がプラスのときには右方向へ曲がるための操舵補助が行われ、符号がマイナスのときには左方向へ曲がるための操舵補助が行われる。また、d軸指令電流id *は、典型的にはゼロに設定される。
オープンループ制御部22は、d軸指令電流id * 、q軸指令電流iq * および角速度ωe に基づき、ブラシレスモータ1に供給すべきd軸電圧とq軸電圧を求める(以下、前者をd軸指令電圧vd 、後者をq軸指令電圧vq という)。d軸指令電圧vd とq軸指令電圧vq は、次式(1)と(2)に示すモータの回路方程式を用いて算出される。
d=(R+PLd)id *−ωeqq * …(1)
q=(R+PLq)iq *+ωedd *+ωeΦ …(2)
ただし、式(1)と(2)において、vd はd軸指令電圧、vq はq軸指令電圧、id *はd軸指令電流、iq *はq軸指令電流、ωe はロータの角速度、Rは電機子巻線抵抗を含む回路抵抗、Ld はd軸の自己インダクタンス、Lq はq軸の自己インダクタンス、ΦはU、V、W相電機子巻線鎖交磁束数の最大値の√(3/2)倍、Pは微分演算子である。このうちR、Ld 、Lq およびΦは、既知のパラメータとして扱われる。なお、上記回路抵抗には、ブラシレスモータ1とECU10との間の配線抵抗やECU10内でのモータ駆動回路13の抵抗および配線抵抗などが含まれる。この点は、他の実施形態でも同様である。
dq軸/3相変換部23は、オープンループ制御部22で求めたd軸指令電圧vd とq軸指令電圧vq を3相交流座標軸上の指令電圧に変換する。より詳細には、dq軸/3相変換部23は、d軸指令電圧vd とq軸指令電圧vq に基づき、次式(3)〜(5)を用いてu相指令電圧Vu 、v相指令電圧Vv およびw相指令電圧Vw を求める。
u=√(2/3)×{vd×cosθ−vq×sinθ} …(3)
v=√(2/3)×{vd×cos(θ−2π/3)
−vq×sin(θ−2π/3)} …(4)
w=−Vu−Vv …(5)
なお、式(3)と(4)に含まれる角度θは、角度算出部25で求めたものである。
抵抗値算出部27は、温度センサ16で検出された電解コンデンサ15の周囲温度T(以下、検出温度という)に基づき、電解コンデンサ15の等価抵抗の値RC (以下、等価抵抗値という)を求める。例えば、抵抗値算出部27は、検出温度Tと等価抵抗値RC の関係を記憶したテーブルを内蔵し、当該テーブルを参照することにより等価抵抗値RC を求めてもよい。この場合、検出温度Tに対応した等価抵抗値RC がテーブルに記憶されていないときには、抵抗値算出部27は内挿補間を行う。あるいは、検出温度Tから等価抵抗値RC を求めるための計算式が予め定められており、抵抗値算出部27はこの計算式を用いて等価抵抗値RC を求めてもよい。
3相電圧補正部24は、dq軸/3相変換部23で求めた3相の指令電圧Vu 、Vv 、Vw を補正して、補正後の指令電圧Vuc、Vvc、Vwcを求める。より詳細には、3相電圧補正部24は、電流センサ14で検出された電流値IT と、抵抗値算出部27で算出された等価抵抗値RC とに基づき、モータ駆動回路13への印加電圧低下分(実測値)を求める。ここで、検出された電流値IT に代えて、推定電流値を用いてモータ駆動回路13への印加電圧低下分を推定してもよい。モータ駆動回路13への印加電圧については、この低下分を補正した指令電圧Vuc、Vvc、Vwcを算出する。例えば、U相指令電圧の低下分が0.1Vの場合、Vuc=Vu +0.1Vとする。
このようにマイコン20は、dq座標軸上の指令電流id * 、iq * を求める処理と、モータの回路方程式に従いdq座標軸上の指令電圧vd 、vq を求める処理と、求めた指令電圧vd 、vq を3相の指令電圧Vu 、Vv 、Vw に変換する処理と、3相の指令電圧Vu 、Vv 、Vw を補正して補正後の指令電圧Vuc、Vvc、Vwcを求める処理とを行う。3相の指令電圧Vu 、Vv 、Vw を補正するときには、温度センサ16で検出された電解コンデンサ15の周囲温度Tに基づき、電解コンデンサ15の等価抵抗の温度変化を考慮した補正を行う。
3相/PWM変調器12は、マイコン20で求めた補正後の指令電圧Vuc、Vvc、Vwcに基づき、3種類のPWM信号を出力する。例えば、モータ駆動回路13への印加電圧の設定値が12V、実測値が11Vのときには、PWM信号の幅は実測値が12Vのときの12/11倍になる。ブラシレスモータ1の3相巻線には、各相の指令電圧に応じた正弦波状の電流が流れ、ブラシレスモータ1のロータは回転する。これに伴い、ブラシレスモータ1の回転軸には、ブラシレスモータ1を流れる電流に応じたトルクが発生する。発生したトルクは、操舵補助に用いられる。
以上に示すように、本実施形態に係るモータ制御装置は、モータの回路方程式に従いオープンループ制御によってモータの駆動電圧を求めるときに、モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮した補正を行う。また、モータの駆動電圧は、平滑用コンデンサの等価抵抗の値が周囲温度に応じて変動することを考慮して補正される。したがって、平滑用コンデンサの等価抵抗が温度によって変動するときでも、モータ制御を高い精度で行い、トルクリップルを抑制することができる。
また、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置によれば、平滑用コンデンサの等価抵抗の値が周囲温度によって変動するときでも、モータ制御を高い精度で行いトルクリップルを抑制できるので、スムーズな操舵補助が可能となる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係るモータ制御装置を示すブロック図である。図5に示すモータ制御装置は、第1の実施形態に係るモータ制御装置において、抵抗値算出部27を含むマイコン20を、温度積算部31および抵抗値算出部32を含むマイコン30に置換したものである。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
温度積算部31は、モータ制御を初めて行ったときから、温度センサ16で検出された電解コンデンサ15の周囲温度Tを積算し、温度積算値Tsを出力する。抵抗値算出部32は、温度積算値Tsに基づき、電解コンデンサ15の等価抵抗の値RC を求める。例えば、抵抗値算出部32は、温度積算値Tsと等価抵抗値RC の関係を記憶したテーブルを内蔵し、当該テーブルを参照することにより等価抵抗値RC を求めてもよい。この場合、温度積算値Tsに対応した等価抵抗値RC がテーブルに記憶されていないときには、抵抗値算出部32は内挿補間を行う。あるいは、温度積算値Tsから等価抵抗値RC を求めるための計算式が予め定められており、抵抗値算出部32はこの計算式を用いて等価抵抗値RC を求めてもよい。
以下、温度積算値Tsに基づき、等価抵抗値RC を求める方法の具体例を説明する。一般に、部品の経年劣化の主因が温度である場合、部品の寿命τは次式(6)を用いて推定される。なお、式(6)はアレニウスの式と呼ばれる。
τ=A・exp(Ea/kT) …(6)
ただし、式(6)において、AおよびEaは故障モードごとに固有の定数、Tは絶対温度、kはボルツマン定数である。
式(6)から、周囲温度が10℃下がると寿命は2倍になるという10℃2倍則が導かれる。図6は、アルミ電解コンデンサの寿命を10℃2倍則を用いて推定した結果を示す図である。例えば、温度が105℃のときに2000時間の寿命を持つアルミ電解コンデンサの寿命は、95℃では4000時間、85℃では8000時間、75℃では16000時間、65℃では32000時間と推定される。
例として、温度が20℃のときに10000時間の寿命を持ち、寿命が尽きるときに等価抵抗値が初期値の2倍になる電解コンデンサを考える。この電解コンデンサを20℃で200時間、50℃で300時間使用したときの等価抵抗値は、以下のようにして算出される。50℃のときの寿命は、20℃のときの寿命の1/8になる。このため、20℃での200時間に50℃での300時間を加算すると、20℃での2600時間に相当する(200+300×8=2600)。したがって、等価抵抗値の初期値をRCINIとしたとき、20℃で200時間、50℃で300時間使用した後の等価抵抗値RC は、次式(7)で与えられる。
C=RCINI×(2600/10000+1)=1.26×RCINI …(7)
以上に示すように、本実施形態に係るモータ制御装置では、第1の実施形態と同様に、モータの回路方程式に従いオープンループ制御によってモータの駆動電圧を求めるときに、モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮した補正が行われる。また、モータの駆動電圧は、平滑用コンデンサは周囲温度に応じた速度で劣化し、平滑用コンデンサの等価抵抗の値は劣化によって大きくなることを考慮して補正される。したがって、平滑用コンデンサの劣化特性が温度によって変動するときでも、モータ制御を高い精度で行い、トルクリップルを抑制することができる。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係るモータ制御装置を示すブロック図である。図7に示すモータ制御装置は、第1の実施形態に係るモータ制御装置において、モータ駆動回路13の電源回路に対して開閉器60を新たに設けるとともに、温度センサ16を温度センサ17に置換し、さらにマイコン20を、温度推定部41、温度上昇量算出部42、および電流差分値演算部43を含むマイコン40に置換したものである。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
温度センサ17は、装置の動作開始時点における電解コンデンサ15の初期温度を検出または推定する初期温度検出・推定手段として機能する。この温度センサ17は、雰囲気温度(例えば室温)Tcを測定するセンサである。装置起動時において電解コンデンサ15の温度は雰囲気温度Tcに等しいと推定されるからである。もっともこの温度センサ17に代えて、電解コンデンサ15の近傍に設置される温度センサ16を用いてもよいし、開閉器60に温度検出機能が備えられている場合にはこれを用いてもよいし、ECU10内または車内の他の箇所の温度を検出する温度センサを用いてもよい。温度センサ17で検出された温度Tcは、マイコン40に入力される。なお、室温がほぼ一定である場合など、装置の動作開始時点における電解コンデンサ15の温度が予め定まっている場合には、上記温度センサ17を省略することができる。
開閉器60は、モータ駆動回路13への電源電圧の供給および遮断を制御するものであって、典型的には故障発生時等の異常検出時に直流電源としてのバッテリ100から過大な電流が流れるのを防止する電源開放手段として機能する。
またこの開閉器60には電流検出機能が備えられている。一般的に電源開放手段として機能する開閉器は、バッテリ100と繋がるECU10の端子近傍に配置されており、電解コンデンサに流れる電流を検出するものではない。しかし、本実施形態では電解コンデンサ15に流れる電流を検出することができるように特徴的な回路配置がなされている。以下、この開閉器60の構成について、図8を参照して説明する。なお、上記故障発生時等の異常検出を行う手法には周知の手法が採用されるものとし、ここではその説明を省略する。
図8に示されるように、開閉器60は、バッテリ100の正極とモータ駆動回路13との間の部分に挿入されており、第1の電界効果トランジスタ素子(以下「第1FET」という)61と第2の電界効果トランジスタ素子(以下「第2FET」という)62とから構成されている。第1および第2FET61,62は、それらの寄生ダイオード61d,62dが接続点Pjで互いに逆向きとなるように直列接続されている。すなわち、バッテリ100に対し第1FET61の寄生ダイオード61dが逆方向となり第2FET62の寄生ダイオード62dが順方向となるように、第1FETと第2FETとが互いに直列に接続されている。そして、第1および第2FET61,62のゲート端子には、図示されない開閉制御部によって生成される開閉制御信号Sswが与えられ、図示されない故障検出部により異常検出が行われると、開閉制御部からの開閉制御信号SswがHレベルからLレベルへと変化する。これにより、上記第1および第2FET61,62は共にオフ状態、すなわち開閉器60が開成状態となる。その結果、バッテリ100から過大な電流が流れるのが防止される。なお開閉器60の構成はこれに限定されず、例えば、第1FET61の寄生ダイオード61dがバッテリ100に対し順方向となり、第2FET62の寄生ダイオード62dがバッテリ100に対し逆方向となるように、第1および第2FET61,62を接続してもよい。
第1および第2FET61,62にはそれぞれ電流検出機能が備えられており、第1FET61(におけるソース・ドレイン間)に流れる電流量Iaおよび第2FET62に流れる電流量Ibを検出することができる。なお、FET素子に電流検出機能を与えるための構成は、例えば電流検出用の小さなFETを並列接続するなどの周知の構成が採用されるものとし、その詳しい説明は省略する。
このようにFET素子に備えられる電流検出機能は周知であるが、一般的にこの電流検出機能は過電流を検出するために用いられる。しかし上述したように、本実施形態における第1および第2FET61,62は、それらの寄生ダイオード61d,62dが電解コンデンサ15に接続される接続点Pjで互いに逆向きとなるように直列接続されている。このように接続することにより、新たに電流センサなどを設けることなく、電解コンデンサ15に流れる電流量を検出することができる。
すなわち図8を参照すればわかるように、電解コンデンサ15に流れる電流量Icは、電流則より第1FET61を通って接続点Pjに流れ込む電流量Iaに対する、第2FET62を通って接続点Pjから流れ出す電流量Ibの差分値(の絶対値)である。図7に示す電流差分値演算部43は、この差分値を求める。すなわち、第1および第2FET61,62から電流量Ia,Ibを受け取り、その差分値である電流量Icを算出する。
温度上昇量算出部42は、電流差分値演算部43から上記電流量Icを受け取り、所定の単位時間毎の温度上昇量ΔTuを算出する。この温度上昇量ΔTuは、電解コンデンサ15の温度係数に相当する係数をkとし、所定の単位時間をtとするとき、次式(8)で与えられる。
ΔTu=Ic2 ・k・t …(8)
もっとも正確に温度上昇量ΔTuを算出するためには、電解コンデンサ15から自然対流や輻射、物質間熱伝導などにより失われる放熱エネルギーを、電解コンデンサ15に電流が流れることによる発熱エネルギーから差し引く必要がある。この放熱エネルギーは、自然対流放熱や輻射による放熱、物質間熱伝導による放熱などについてそれぞれ算出式を定めることができる。これらの算出式は周知であるためここでは記載を省略するが、端的にはΔTuの関数として表すことができる。
以上のように、温度上昇量算出部42は、受け取った電流量Icに対して式(8)を実現するフィルタ演算などを行うことにより、単位時間あたりの温度上昇量ΔTuを算出する。
温度推定部41は、装置起動時に温度センサ17から雰囲気温度Tcを(典型的には1回だけ)受け取り、これを初期温度として、装置起動時から単位時間毎に受け取った温度上昇量ΔTuを積算した温度を上記初期温度に加算することにより推定温度Taを算出する。このように温度推定部41は、直接に測定することが困難な電解コンデンサ15(内部)の温度推定手段として機能する。
なお、第1の実施形態における抵抗値算出部27は、温度センサ16により測定された電解コンデンサ15の周囲温度と、電解コンデンサ15内部の温度とをほぼ同一であるものとみなしているが、温度センサ16と電解コンデンサ15との熱伝導が理想状態でない限り、装置動作中にこれらの温度が同一に維持されることはない。したがって、電解コンデンサ15を流れる電流に基づきその内部温度を推定する本実施形態の構成の方が、第1の実施形態の構成よりも複雑となる反面、より正確な温度を得ることができる。
このように算出された推定温度Taは、抵抗値算出部27に与えられ、抵抗値算出部27は、第1の実施形態の場合(すなわち温度センサ16で検出された電解コンデンサ15の周囲温度Tを受け取る場合)と同様、推定温度Taに基づき、電解コンデンサ15の等価抵抗値RC を求める。ここで所定のテーブルや算出式が用いられることについては前述したとおりである。
以上に示すように、本実施形態に係るモータ制御装置では、第1の実施形態と同様に、モータの回路方程式に従いオープンループ制御によってモータの駆動電圧を求めるときに、モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮した補正が行われる。
また、モータの駆動電圧は、平滑用コンデンサの等価抵抗の値が温度に応じて変動することを考慮して、平滑用コンデンサに流れる電流に基づき推定される平滑用コンデンサの推定温度に基づき補正される。したがって、平滑用コンデンサの等価抵抗が温度によって変動するときでも、正確な温度推定によりモータ制御を非常に高い精度で行い、トルクリップルを抑制することができる。
さらに、電流検出機能を有する2つのFET素子をそれらの寄生ダイオードが平滑用コンデンサに接続される接続点で互いに逆向きとなるように直列接続した構成の開閉器が使用される。このことにより、新たな電流センサ等を設けることなく平滑用コンデンサに流れる電流を計測することができる。
さらにまた、本実施形態の構成を第2の実施形態の構成に適用することもできる。そうすれば、平滑用コンデンサの劣化特性が温度によって変動するときでも、正確な温度推定によりモータ制御を非常に高い精度で行い、トルクリップルを抑制することができる。
なお、本発明は、上述したコラムアシスト型の電動パワーステアリング装置だけでなく、ピニオンアシスト型やラックアシスト型の電動パワーステアリング装置にも適用できる。また、本発明は、電動パワーステアリング装置以外のモータ制御装置にも適用できる。
13…モータ駆動回路、15…電解コンデンサ、20、30、40…マイコン、60…開閉器、61…第1FET、62…第2FET、61d、62d…寄生ダイオード

Claims (5)

  1. モータを駆動するモータ制御装置であって、
    前記モータに供給すべき電流の量を示す指令電流値と前記モータのロータの角速度とに基づき、モータの回路方程式に従い、前記モータの駆動に用いられる指令電圧のレベルを求めるオープンループ制御手段と、
    前記モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサと、
    前記平滑用コンデンサの周囲温度を検出するための温度検出手段と、
    前記温度検出手段で検出された温度に基づき、前記平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮して、前記オープンループ制御手段で求めた指令電圧のレベルを補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正されたレベルの電圧を用いて前記モータを駆動するモータ駆動手段とを備えた、モータ制御装置。
  2. モータを駆動するモータ制御装置であって、
    前記モータに供給すべき電流の量を示す指令電流値と前記モータのロータの角速度とに基づき、モータの回路方程式に従い、前記モータの駆動に用いられる指令電圧のレベルを求めるオープンループ制御手段と、
    前記モータの電源に並列に接続された平滑用コンデンサと、
    前記平滑用コンデンサに流れる電流に基づき前記平滑用コンデンサの温度を推定するための温度推定手段と、
    前記温度推定手段で推定された温度に基づき、前記平滑用コンデンサの等価抵抗の温度変化を考慮して、前記オープンループ制御手段で求めた指令電圧のレベルを補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正されたレベルの電圧を用いて前記モータを駆動するモータ駆動手段とを備えた、モータ制御装置。
  3. 前記補正手段は、前記平滑用コンデンサの周囲温度または推定温度に基づき前記平滑用コンデンサの等価抵抗の値を求め、求めた抵抗値に基づき前記指令電圧のレベルを補正することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記補正手段は、前記平滑用コンデンサの周囲温度または推定温度を積算し、温度積算値に基づき前記平滑用コンデンサの等価抵抗の値を求め、求めた抵抗値に基づき前記指令電圧のレベルを補正することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ制御装置を備えた、電動パワーステアリング装置。
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