JP2011008813A - データ処理制御方法、情報処理装置、及びデータ処理制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ファイルシステム203の下位に2次記憶装置書込み制御ドライバ108を配置し、2次記憶装置109への書込みに対して、メモリ110を1次キャッシュ、ネットワーク103先のキャッシュサーバ102上のキャッシュデータファイルを2次キャッシュとして書込みをリダイレクトする。これにより、2次記憶装置への書込みは行われず、差分データがキャッシュサーバ上に保存され、機密データのサーバへの自動集約が実現できる。
【選択図】図2
Description
また、例えばリムーバブルデバイスや印刷デバイスへのアクセス制御を行うことにより、機密ファイル編集を行えて、かつ情報漏洩を防ぐことを可能にする方法もある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、よりセキュアな情報の参照を可能とする仕組みを提供するものである。
図1は、本発明の第1の実施形態おけるシステム構成図である。システムは利用者端末101とキャッシュサーバ102で構成されており、それぞれがネットワーク103で接続されている。利用者端末101は既存PCで、メモリ110と2次記憶装置(例えばハードディスクドライブHDD)109を搭載しており、OS105、アプリケーション106、外部媒体書込み制御ドライバ107、及び2次記憶装置書込み制御ドライバ108がインストールされている。ここで、アプリケーション106は特定のものではなく、既存のあらゆるアプリケーションを意味するものとする。
図7において、まずデータの書込みが実行されてデータのキャッシュ要求が発生すると(ステップS701)、書込みデータがメモリ110にキャッシュ済みか否か判断される(ステップS702)。キャッシュされてないと判断された場合は、メモリ110上の1次キャッシュに登録される(ステップS706)。
図8において、まず、キャッシュの読込み要求が発生する(ステップS801)。次に、読込みデータがメモリ(1次キャッシュ)110にキャッシュ済みかどうか判断される(ステップS802)。読込みデータがキャッシュされていない場合、キャッシュなしの結果を呼び出し元(2次記憶装置制御ドライバ108の関数)に返す(ステップS806)。読込みデータがキャッシュされている場合には、読込みデータとキャッシュの重なり部分が存在するため、その重なり部分を検索する(ステップS803)。実際、読込みデータの先頭ブロックアドレスとサイズ情報、及び各キャッシュの先頭ブロックアドレスとサイズ情報を比較して、読込みデータの範囲内で既にキャッシュされている重なり部分はどこかを検索する。次に、重なり部分で1次キャッシュ(メモリ110)にない部分を2次キャッシュ(キャッシュサーバ102)からダウンロードする(ステップS804)。最後に、この重なり部分を呼び出し元に返し、処理を終了する(ステップS805)。
続いて本発明による第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、2次キャッシュにデータとして残したいときにはユーザ個々のデータだけでなくシステムの情報(例えば、ネットワークの設定の変更等ユーザに依存しないシステム自体のデータ全て)も全て残すのに対して、第2の実施形態では、システムの情報も含めて全て残すのではなく、ユーザごとのデータのみを2次キャッシュに残す処理が実行される。また、第2の実施形態ではファイル単位のキャッシュ処理が実行され、さらに、ユーザ毎のデータは個人の属性が強いので処理中であっても2次キャッシュに残すようにしている。
以上説明した実施形態によれば、利用者端末に実装された2次記憶装置制御手段が、任意のアプリケーションによる2次記憶装置への処理要求を取得し、この処理要求がデータ書込み要求であった場合には2次記憶装置への書込みを禁止し、その代わりに揮発性のメモリ(1次キャッシュメモリ)への書込み処理を実行する。これにより、2次記憶装置(HDD)への書込みを禁止して機密情報の漏洩・紛失を防止できると共に、HDDへの書込みを単に禁止するのではなく、1次キャッシュに書き込むことにより擬似的にHDDへ書込みを実行したようにすることができ、利用者にとっては処理が自然なものとなる。
102…キャッシュサーバ
103…ネットワーク
104…キャッシュデータファイル
105…OS
106…アプリケーション
107…外部媒体書込み制御ドライバ
108…2次記憶装置書込み制御ドライバ
109…2次記憶装置
110…メモリ
202…ファイルシステム
206…通信ドライバ
207…ユーザモード
208…カーネルモード
301…先頭ブロック番号
302…サイズ
303…データポインタ
304…1次キャッシュフラグ
403…データオフセット
902…ファイルサーバ
904…機密データ
907…ファイルアクセス制御ドライバ
Claims (13)
- 2次記憶装置を備えた情報処理装置における前記2次記憶装置へのデータ処理制御方法であって、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記情報処理装置に実装され、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられた2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を、前記ファイルシステムを介して取得し、この処理要求がデータ書込み要求であった場合、前記2次記憶装置への書込み処理を実行する代わりに揮発性のメモリへの書込み処理を実行し、
前記2次記憶装置制御手段は、前記処理要求がデータ読み込み要求であった場合、前記2次記憶装置から読み込み対象の前記元データを読み込むと共に、この読み込み対象の前記元データに対して変更を施して得られた変更データが前記揮発性のメモリに存在する場合には、前記揮発性メモリから前記変更データを読み出し、この変更データを前記読み込み対象の前記元データに上書きして提示することを特徴とするデータ処理制御方法。 - 前記2次記憶装置制御手段は、前記揮発性のメモリに書き込まれたデータを、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されたサーバにさらに保存することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理制御方法。
- 前記2次記憶装置制御手段は、前記2次記憶装置の初期状態におけるデータとそのデータを変更して得られた変更後データとの差分を前記揮発性のメモリに書き込むことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理制御方法。
- 2次記憶装置と揮発性メモリを備えた情報処理装置における前記2次記憶装置へのデータ処理制御方法であって、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記情報処理装置に実装され、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられた2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を、前記ファイルシステムを介して取得し、この処理要求がデータ読み込み要求であった場合、前記2次記憶装置から読み込み対象の前記元データを読み込むと共に、この読み込み対象の前記元データに対して変更を施して得られた変更データが前記揮発性のメモリに存在する場合には、前記揮発性のメモリから前記変更データを読み出し、前記変更データを前記読み込み対象の前記元データに上書きして提示することを特徴とするデータ処理制御方法。 - 前記情報処理装置起動時に、前記2次記憶装置制御手段は、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されたサーバにアクセスするように制御し、前記サーバに格納されたデータの属性情報を取得し、その属性情報を有するデータリストを前記揮発性のメモリ内に作成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のデータ処理制御方法。
- 2次記憶装置と揮発性メモリを備えた第1の情報処理装置における前記2次記憶装置へのデータ処理制御方法であって、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記第1の情報処理装置に実装されたファイルアクセス制御手段が、前記第1の情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を取得してその要求内容を判断し、この処理要求の対象であるファイル或いはフォルダがネットワーク先の第2の情報処理装置に転送すべきものである場合、前記第2の情報処理装置に転送し、
前記処理要求の対象であるファイル或いはフォルダが前記第2の情報処理装置に転送すべきでないものの場合、前記第1の情報処理装置に実装され、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられた2次記憶装置制御手段が、前記ファイルシステムを介して前記処理要求を取得し、前記2次記憶装置への書込み処理を実行する代わりに前記揮発性メモリとの間で書込み処理を行い、
前記2次記憶装置制御手段は、前記処理要求がデータ読み込み要求であった場合、前記2次記憶装置から読み込み対象の前記元データを読み込むと共に、この読み込み対象の前記元データに対して変更を施して得られた変更データが前記揮発性のメモリに存在する場合には、前記揮発性メモリから前記変更データを読み出し、この変更データを前記読み込み対象の前記元データに上書きして提示することを特徴とするデータ処理制御方法。 - 2次記憶装置と、この2次記憶装置に対する処理を制御するための2次記憶装置制御手段と、揮発性メモリを備える情報処理装置であり、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられ、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を、前記ファイルシステムを介して取得し、この処理要求がデータ書込み要求であった場合、前記2次記憶装置への書込み処理を実行する代わりに前記揮発性メモリへの書込み処理を実行し、
前記2次記憶装置制御手段は、前記処理要求がデータ読み込み要求であった場合、前記2次記憶装置から読み込み対象の前記元データを読み込むと共に、この読み込み対象の前記元データに対して変更を施して得られた変更データが前記揮発性のメモリに存在する場合には、前記揮発性メモリから前記変更データを読み出し、この変更データを前記読み込み対象の前記元データに上書きして提示することを特徴とする情報処理装置。 - 前記2次記憶装置制御手段は、前記揮発性のメモリに書き込まれたデータを、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されたサーバにさらに保存することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 2次記憶装置と、この2次記憶装置及びネットワークを介して接続されたサーバへのファイルアクセスを制御するためのファイルアクセス制御手段と、前記2次記憶装置に対する処理を制御するための2次記憶装置制御手段と、揮発性メモリを備える情報処理装置であり、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられ、
前記ファイルアクセス制御手段が、前記情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を取得してその要求内容を判断し、この処理要求の対象であるファイル或いはフォルダがネットワーク先の前記サーバに転送すべきものである場合、前記サーバに転送し、
前記処理要求の対象であるファイル或いはフォルダが前記サーバに転送すべきでないものの場合、前記2次記憶装置制御手段が、前記ファイルシステムを介して前記処理要求を取得し、前記2次記憶装置への書込み処理を実行する代わりに前記揮発性メモリとの間で書込み処理を行い、
前記2次記憶装置制御手段は、前記処理要求がデータ読み込み要求であった場合、前記2次記憶装置から読み込み対象の前記元データを読み込むと共に、この読み込み対象の前記元データに対して変更を施して得られた変更データが前記揮発性のメモリに存在する場合には、前記揮発性メモリから前記変更データを読み出し、この変更データを前記読み込み対象の前記元データに上書きして提示することを特徴とする情報処理装置。 - 情報処理装置と、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されたサーバとを備える、データの書込み制御を行うデータ処理制御システムであって、
前記情報処理装置は、2次記憶装置と、この2次記憶装置に対する処理を制御するための2次記憶装置制御手段と、外部記憶媒体書込み制御手段と、揮発性メモリを備え、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられ、
前記外部記憶媒体書込み制御手段は、前記情報処理装置に接続して使用される可搬性の外部記憶媒体への、前記2次記憶装置に格納されたデータ及びそれを変更して得られたデータの書込み処理を禁止し、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を、前記ファイルシステムを介して取得し、この処理要求がデータ書込み要求であった場合には前記2次記憶装置への書込み処理を実行する代わりに前記揮発性メモリへの書込み処理を実行し、
さらに、前記2次記憶装置制御手段は、前記揮発性メモリに書き込まれたデータを、前記サーバに保存することを特徴とするデータ処理制御システム。 - 情報処理装置と、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されたサーバとを備える、ファイルの書込み制御を行うデータ処理制御システムであって、
前記情報処理装置は、2次記憶装置と、前記サーバ及び前記2次記憶装置へのファイルアクセスを制御するためのファイルアクセス制御手段と、前記2次記憶装置に対する処理を制御するための2次記憶装置制御手段と、外部記憶媒体書込み制御手段と、揮発性メモリを備え、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられ、
前記外部記憶媒体書込み制御手段は、前記情報処理装置に接続して使用される可搬性の外部記憶媒体への、前記2次記憶装置に格納されたデータ及びそれを変更して得られたデータの書込み処理を禁止し、
前記ファイルアクセス制御手段が、前記情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を取得してその要求内容を判断し、この処理要求の対象であるファイル或いはフォルダがネットワーク先の前記サーバに転送すべきものである場合、前記サーバに転送し、
前記処理要求の対象であるファイル或いはフォルダが前記サーバに転送すべきでないものの場合、前記2次記憶装置制御手段が、前記ファイルシステムを介して前記処理要求を取得し、前記2次記憶装置への書込み処理を実行する代わりに前記揮発性メモリとの間で書込み処理を行うことを特徴とするデータ処理制御システム。 - 2次記憶装置と、外部記憶媒体書込み制御手段と、前記2次記憶装置に対する処理を制御するための2次記憶装置制御手段と、揮発性メモリを備える情報処理装置であり、
前記外部記憶媒体書込み制御手段は、前記情報処理装置に接続して使用される可搬性の外部記憶媒体への、前記2次記憶装置に格納されたデータ及びそれを変更して得られたデータの書込み処理を禁止し、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられ、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を、前記ファイルシステムを介して取得し、この処理要求がデータ書込み要求であった場合には前記2次記憶装置への書込み処理を実行する代わりに前記揮発性メモリへの書込み処理を実行し、
前記2次記憶装置制御手段は、さらに、前記揮発性メモリに書き込まれたデータを、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されたサーバに保存することを特徴とする情報処理装置。 - 2次記憶装置と、外部記憶媒体書込み制御手段と、前記2次記憶装置及びネットワークを介して接続されたサーバへのファイルアクセスを制御するためのファイルアクセス制御手段と、前記2次記憶装置に対する処理を制御するための2次記憶装置制御手段と、揮発性メモリを備える情報処理装置であり、
前記2次記憶装置は、元データを格納しており、当該元データの変更データは前記2次記憶装置には格納不可となっており、
前記2次記憶装置制御手段は、前記情報処理装置内のファイルシステムの下層レイヤに設けられ、
前記外部記憶媒体書込み制御手段は、前記情報処理装置に接続して使用される可搬性の外部記憶媒体への、前記2次記憶装置に格納されたデータ及びそれを変更して得られたデータの書込み処理を禁止し、
前記ファイルアクセス制御手段が、前記情報処理装置において動作する任意のアプリケーションによる前記2次記憶装置へのファイルの処理要求を取得してその要求内容を判断し、この処理要求の対象であるファイル或いはフォルダがネットワーク先の前記サーバに転送すべきものである場合、前記サーバに転送し、
前記処理要求の対象であるファイル或いはフォルダが前記サーバに転送すべきでないものの場合、前記2次記憶装置制御手段が、前記ファイルシステムを介して前記処理要求を取得し、前記2次記憶装置への書込み処理を実行する代わりに前記揮発性メモリとの間で書込み処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
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