JP2011007188A - 燃料システムの過渡状態を軽減するためのシステム - Google Patents

燃料システムの過渡状態を軽減するためのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】燃料システムの過渡状態を軽減するためのシステムを提供すること。
【解決手段】本発明は、燃料システムの過渡状態の影響を低減することができるシステムの形態をとる。本質的に、本発明の一実施形態は、圧力制御セル(PCC)を燃料システムと組み合わせる。PCCは、過渡事象中に燃料システム内に残存する燃料の一部を除去する追加容積を考慮することができる。過渡事象中、燃料回路に対して燃料の急激な減少が必要とされる場合、燃料は、燃料システムのマニホルドから流出しPCCに流入できるようにすることができる。この燃料は、PCC内に蓄えることができ、もはや燃焼缶が利用することはできない。本発明の利点は、望ましくないロータ速度の増大及び希薄ブローアウト事象の可能性を低減することができることである。
【選択図】 図4

Description

本出願は、全体的に、燃焼プロセスに関連する燃料システムに関し、より詳細には、燃料システムに対する過渡特性の作用を軽減するシステムに関する。
燃料システムは、幅広い種類の機械の燃焼プロセスに関連している。燃料システムは一般に、限定ではないが、天然ガスなどの燃料を燃焼プロセスに輸送する役割を果たす。燃料システムは一般に、マニホルドと、燃焼プロセスへの燃料流を全体的に制御するバルブとを含む。燃料システムはまた、バルブに供給される燃料の圧力を制御することができる。バルブは、燃焼プロセスへのガス流の1次制御機構として機能することができる。
ターボ機械は、燃焼プロセスを伴う機械の非限定的な実施例である。限定ではないが、ガスタービン、航空機転用エンジンタービン、又は同様のものなどの一部のターボ機械は、少なくとも1つの燃焼缶を有する複数の燃料システムを有する。これらの燃料システムは、燃焼缶に燃料を送給する。
過渡事象後の連続作動を含む、ターボ機械の過渡要件は、次第に厳しいものになってきた。過渡事象中、燃焼プロセスへの燃料流が急激に減少する場合がある。過渡状態は、限定ではないが、負荷遮断、負荷制限、又は同様のものを含むことができる。これにより、ターボ機械ロータが許容できない高速度になる可能性が高くなる恐れがある。ロータの高速度は、燃料流が急激に減少した後にバルブの下流側に残存する燃料により生じる可能性がある。この燃料は、燃焼プロセスによって消費され、ロータ速度を増大させることができる。本質的に、燃焼プロセスへの燃料流の制御は、過渡事象の間は所望の応答よりも遅くなる。
燃料システムに影響を及ぼす過渡状態の間、既知の制御方式は一般に、以下のこと、すなわち、a)過渡後の状態を維持することができる燃料回路に火炎を固定すること、b)妥当な場合、他の燃料回路への燃料流を急激に低減することを伴う。この方式は、全燃料流を急激に低減すると共に、燃焼缶の希薄ブローアウトを回避しようとすることを含む。燃料回路に残存するガス燃料の圧縮可能容積に起因して、燃料が急激に減少した後、燃焼プロセスへのかなりの燃料流が継続する可能性がある。過渡事象後、この残存燃料が燃焼し、ターボ機械を過速度状態に向けて駆動することができ、更に、燃焼缶への空気流を増大させて、希薄ブローアウトを引き起こす可能性がある。
過渡事象中に公知のシステム及び制御原理を用いることに関して幾つかの欠点がある。公知のシステムは、過渡事象中に比較的緩慢に応答する燃料システムを有することができる。更に、一部の公知のシステムは、過渡状態中に遙かに多くの空気がターボ機械に流入可能になり、希薄ブローアウトの危険性が高くなる場合がある。
上記の理由から、燃料システムに対して過渡状態の影響を軽減するシステムが望ましいとすることができる。システムは、過渡事象中に更に高速の燃料システム応答を可能にする必要がある。システムはまた、過速度状態及びリーンブローアウトのリスクを軽減する必要がある。
米国特許第7,055,395号公報
本発明の一実施形態によれば、燃料システムにより生じる過渡状態を軽減するシステムであって、燃料の流量を制御するよう構成されたバルブと、燃焼プロセスの構成要素に燃料を分配するよう構成され且つバルブの下流側に配置される1次マニホルドとを含む、燃焼プロセスに燃料を送給するよう構成された1次燃料回路と、燃料システム過渡状態中に1次マニホルド内の圧力を軽減するように構成された圧力制御セル(PCC)と、を備え、PCCが、燃料システム過渡状態中に1次マニホルド内の燃料の一部を除去し、燃料システムに対する燃料システム過渡特性の作用を軽減する。
本発明の別の実施形態によれば、ターボ機械により生じる過渡状態を軽減するシステムであって、燃焼缶及び該燃焼缶に燃料を送給するよう適合された燃料システムを備えるターボ機械と、燃焼缶に燃料を供給するよう構成された第1の燃料回路と、燃料システム過渡状態中に第1のマニホルド内の圧力を低下させるよう構成された圧力制御セル(PCC)とを備え、前記第1の燃料回路が、燃料の流量を制御するよう構成されたデバイスと、燃焼缶の構成要素に燃料を分配するよう構成され且つデバイスの下流側に配置される第1のマニホルドとを含み、PCCは、燃料システム過渡状態中に1次マニホルド内の燃料の一部を除去し、燃料システムに対する燃料システム過渡状態の影響を軽減する。
本発明の一実施形態が動作する環境を示す概略図。 図1に示すターボ機械に関連する燃料供給システムの1つの実施例を示す概略図。 過渡事象中、図2に示す燃料供給システムの動作の1つの実施例を示すグラフ。 過渡事象中、図2に示す燃料供給システムの動作の1つの実施例を示すグラフ。 過渡事象中、図2に示す燃料供給システムの動作の1つの実施例を示すグラフ。 本発明の一実施形態による、燃料供給システムと一体化された圧力制御セルシステムの一実施形態を示す概略図。 本発明の一実施形態による、過渡事象中の図4の圧力制御セルシステムの動作の1つの実施例を示すグラフ。 本発明の一実施形態による、過渡事象中の図4の圧力制御セルシステムの動作の1つの実施例を示すグラフ。 本発明の一実施形態による、過渡事象中の図4の圧力制御セルシステムの動作の1つの実施例を示すグラフ。
本明細書で使用される特定の用語は便宜上のものに過ぎず、本発明に対する限定として解釈すべきではない。例えば、「上側」、「下側」、「左側」、「前側」、「右側」、「水平方向」、「垂直方向」、「上流側」、「下流側」、「前方」、「後方」、「頂部」、「底部」などの用語は、図示の構成を単に説明しているに過ぎない。実際に、本発明の実施形態の1つ又は複数の要素は、あらゆる方向に配向することができ、従って、特に明記しない限り、この用語は、このような変形形態を含むものとして理解されたい。
本明細書で使用する場合に、前に数詞のない要素又はステップの表現は、そうではないことを明確に述べていない限り複数のそのような要素又はステップの存在を排除するものではないと理解されたい。更に、本発明の「一実施形態」という表現は、記載した特徴を組み入れた付加的な実施形態の存在を排除するものとして解釈されることを意図するものではない。
本発明は、燃料システムの過渡状態の影響を低減することができるシステムの形態をとる。以下の検討では、限定ではないが、燃焼缶を有するガスタービンなどのターボ機械の燃料システムと一体化された本発明の一実施形態に焦点をあてる。本発明の他の実施形態は、過渡現象の作用の軽減を必要とする他の燃料システムと一体化することができる。
本質的に、本発明の一実施形態は、燃料システムと圧力制御セル(PCC)を組み合わせる。PCCは、過渡事象中に燃料システム内に残存する燃料の一部を除去するシステムの一部である追加容積を考慮することができる。過渡状態中に、燃料回路に対して燃料の急激な減少が必要とされる場合でも、燃料は、燃料システムのマニホルドから出てPCCに流入可能にすることが許容される。この燃料はPCC内で蓄えられ、もはや燃焼缶が利用することはできない。本発明の利点は、ロータ速度の望ましくない増大、及び希薄ブローアウト事象の発生の可能性を低減することとすることができる。
ここで、複数の図にわたって種々の数字が同様の部品及び/又は要素を表している各図を参照すると、図1は、本発明の実施形態が作動する環境を示す概略図である。図1において、ターボ機械100は、圧縮機セクション110と、各缶120が燃料ノズル125を備えた、燃焼システムの複数の燃焼缶120と、タービンセクション130と、移行セクション140につながる流路135とを含む。燃料供給システム160は、限定ではないが、天然ガスなどの燃料を燃焼システムに供給することができる。
一般に、圧縮機セクション110は、複数のガイドベーン(IGV)と、流体を加圧するよう構成された複数の回転ブレード及び固定ベーンとを含む。複数の燃焼缶120は、燃料供給システム160に結合することができる。各燃焼缶120内では、加圧空気と燃料とが混合され、点火され、更に流路135内で消費されて、これにより作動流体を生成する。
作動流体の流路135は一般に、燃料ノズル125の後端から下流側に移行セクション140を通ってタービンセクション130内に進む。タービンセクション130は、何れも図示していない複数の回転及び固定構成部品を含み、これらは、作動流体を機械トルクに変換し、該トルクを用いて、限定ではないが、発電機、機械駆動装置、又は同様のものなどの負荷170を駆動することができる。負荷170の出力は、タービン制御システム190又は同様のものが、ターボ機械100の作動を制御するためのパラメータとして用いることができる。排気温度データ180もまた、タービン制御システム190又は同様のものが、ターボ機械100の作動を制御するためのパラメータとして用いることができる。
図2は、図1に示すターボ機械100に関連する燃料供給システム160の実施例を示す概略図である。燃料供給システム160の実施例は、燃料を受け取る上流端部を有する停止バルブ200を含む。停止バルブ200は、一般に、燃料供給システム160の圧力を調節する。停止バルブ200の下流側端部は、「P2容積」と呼ぶことができる中間容積205の上流側端部に直接又は間接的に接続することができる。中間容積205及び停止バルブ200は、燃料供給システム160の圧力レギュレータとして作動可能に機能することができる。
燃料回路は、燃料を燃料ノズル125に送給する燃料供給システム160内の構成部品及び構造とみなすことができる。図2に示すように、一部のターボ機械100は、複数の燃料回路を含むことができる。本発明は、複数の燃料回路を備えたターボ機械100に限定されるものではない。本発明の実施形態は、単一の燃料回路を含むターボ機械100と共に用いることができる。更に、本発明は、ターボ機械100での使用に限定されるものではない。本発明の実施形態は、単一又は複数の燃料回路を含むあらゆる機械に適用することができる。
図2は、燃料供給システム160の1次回路207の非限定的な実施例を示している。ここで、1次回路207は、制御バルブ210及び1次マニホルド215を含むことができる。制御バルブ210は、中間容積205からの燃料を受け取ることができる。制御バルブ210はまた、1次マニホルド215に流入する燃料の流れを制御することができ、該マニホルドは一般に、燃料ノズル125の一部に受け取った燃料を分配する役割を果たす。
追加回路217は、1次回路207と同様の一般的構成を有することができる。ここで、追加回路217は、制御バルブ210及び追加マニホルド220を含むことができる。上述のように、制御バルブ210は、追加マニホルド220に流入する燃料の流れを制御することができ、該追加マニホルド220は、一般に、燃焼缶120の燃料ノズル125の一部に受け取った燃料を分配する役割を果たす。
通常、複数の燃料回路を含むターボ機械100は、基本的に特定の動作範囲で指定回路に燃料を運ぶ燃料ステージングプロセスを利用することができる。例えば、限定ではないが、1次回路207は、負荷範囲の大部分で燃料を受け取ることができ、追加回路217は、より高い負荷範囲の間でのみ燃料を受け取ることができる。更に、限定ではないが、ベース負荷動作など、燃料回路207、217の両方が燃料を受け取る場合の動作範囲が存在することができる。
図3Aから3C、すなわち総称的に図3は、図2に示された燃料供給システム160の過渡事象中の作動の実施例を示すグラフである。過渡事象は、タービン制御システム190により検出することができる。1次回路207及び追加回路217の制御バルブ210は、燃料流を低減するよう閉鎖し始める。これが起こると、1次及び追加マニホルド215、220内の圧力は、マニホルド215、220から出て燃料ノズル125に関連するノズル有効面積を通過する燃料流により低下する。燃料流は、マニホルドと燃焼缶120との間の圧力差によって駆動される。
制御システム190はまた、ロータ速度の望ましくない増大の可能性を低減する目的で燃料流を制御する。ロータ速度の望ましくない増大は、より多くの空気流を駆動する傾向になり、燃焼システムの希薄ブローアウトをより発生し易くする可能性がある、燃空(F/A)比の低下につながる。従って、ロータ速度増大の量を低減することにより、希薄ブローアウト事象の可能性を有意に低減することができる。
全体的に図3は、過渡事象中のターボ機械100の時間に対する動作パラメータを示している。これらの動作パラメータは、一般に、動作データ180とみなすことができる。図3の水平時間軸は、3つの特定の時間期間、すなわち、順番に、T(0)、T(1)、及びT(2)を含む。T(0)は、過渡状態が発生した時間とみなすことができる。T(1)は、タービン制御システム190が過渡事象に相当する時間とみなすことができる。T(2)は、ターボ機械100がほぼ定常状態運転に達した時間とみなすことができる。
図3Aは、時間に対するターボ機械100のロータ速度を示すグラフ300である。ここで、ロータ速度は、speed_1データ系列305により表される。図3Bは、時間に対するターボ機械100の燃料流を示すグラフ310である。ここで、1次マニホルド215の燃料流は、PF_1データ系列315で表され、追加マニホルド220の燃料流は、AF_1データ系列320で表され、全燃料流は、TF_1データ系列323で表される。図3Cは、時間に対するターボ機械100の制御バルブストロークを示すグラフ325である。ここで、1次回路207及び追加回路217の制御バルブ210の位置は、PS_1データ系列330でそれぞれ表され、追加マニホルド220の燃料流は、AS_1データ系列335で表される。図3全体を通じて示されるように、タービン制御システム190が過渡事象に応答し始めた後に、ロータ速度が大幅に増大する。時間T(1)では、ロータの加速は継続しているが、燃料流及び制御バルブストロークは減少している。上述のように、このロータの継続的加速は、燃料供給システム160のマニホルド内に残存する燃料に起因する場合があり、該燃料は、燃焼缶120内で燃焼される。
図4は、本発明の一実施形態による、燃料供給システム160と一体化された圧力制御セルシステム223の一実施形態を示す概略図である。圧力制御セルシステム223の一実施形態は、図2及び4には図示されていないものを含む、様々な燃料供給システム160と一体化することができる。以下の検討では、図2及び4で検討する燃料供給システム160と一体化された圧力制御セルシステム223の非限定的な実施形態に焦点を当てる。
本質的に、本発明の一実施形態は、独立した容積である1次制御セル(PCC)240を燃料供給システム160と一体化する。PCC240に流入し且つこれから流出する燃料流は、少なくとも1つのバルブにより制御することができる。PCC240には、最初に、限定ではないが、不活性ガス、空気、又はこれらの組み合わせなどの流体を大気に近い圧力で充填することができる。過渡事象中、本発明の一実施形態は、燃料を燃料マニホルドからPCC240に流すことを可能にすることができる。
本発明の一実施形態は、PCC240への流れを制御し、燃料ノズル125よりも遙かに大きな有効面積を有するバルブを備えることができる。この特徴は、それぞれのマニホルド圧力を他の既知のシステムよりも相対的に高速に低下させることを可能にすることができる。この特徴はまた、PCC240の圧力を増大させると共に、燃料マニホルドの圧力を低下させることを可能にすることができる。ここではPCC240内にある燃料容積は、ロータを加速させるのにはもはや利用可能ではないエネルギーとみなすことができる。本発明の追加の利点は、ロータ加速の減少はまた、最大空気流量を低下させ、希薄ブローアウト事象の可能性を低減することができる。ターボ機械100の定常状態条件に達した後、追加容積からの燃料は、燃料排出部250を介して徐々に排出することができる。
再度図4を参照すると、圧力制御セルシステム223の一実施形態は、第1のPCCバルブ225、第2のPCCバルブ230、第3のPCCバルブ235、1次制御セル(PCC)240、パージ源245、及び燃料排出部250を含むことができる。第1のPCCバルブ225は一般に、燃料供給システム160から圧力制御セルシステム223を分離する役割を果たす。具体的には、本発明の一実施形態において、第1のPCCバルブ225は、追加マニホルド220から出てPCC240に流入する燃料の流れを制御することができる。第2のPCCバルブ230は一般に、PCC240をパージ源245から分離する役割を果たす。具体的には、本発明の一実施形態において、第2のPCCバルブ230は、パージ源245から出てPCC240に流入するパージの流れを制御することができる。第3のPCCバルブ235は一般に、燃料排出部250からPCC240を分離する役割を果たす。具体的には、本発明の一実施形態において、第3のPCCバルブ235は、PCC240から出て燃料排出部250に流入する燃料の流れを制御することができる。
PCC240は、本質的に、限定ではないが、燃料供給システム160の1次マニホルド215又は追加マニホルド220などのマニホルド内で過剰燃料を受け取る1次容積として機能を果たす。この過剰燃料は、上述のような過渡事象の結果として生じるものとすることができる。PCC240のサイズは、特定の燃焼システムをサポートするようカスタマイズすることができる。例えば、限定ではないが、特定の燃焼システムは、約5立方フィートから約25立方フィートまでの範囲を含む容積を有するPCC240を必要とする。
圧力制御セルシステム223は、燃料ノズル125の有効面積よりも何倍も大きな有効面積に第1のPCCバルブ225を開放可能にすることができる。この特徴は、過速度事象につながる可能性のある過剰燃料の大部分をPCC240の容積内に移動可能にすることができる。
パージ源245は、限定ではないが、不活性ガス、空気、又はこれらの組み合わせなどのパージ流体をPCC240に提供することができる。これは、圧力制御セルシステム223に複数の利点を与えることができる。第2のPCCバルブ230が開放しているときには、パージ源245により、パージ流体が燃料をPCC240から外に放出可能にすることができる。また、燃料がパージされた後、パージ流体を用いてPCC240を清浄又は清掃することができる。これは、将来使うために圧力制御セルシステム223を準備するのに役立つことができる。
燃料排出250は一般に、PCC240内の流体の大部分が圧力制御セルシステム223から流出させるのを可能にする。第3のPCCバルブ235が開放すると、PCC240内の燃料及び/又はパージ流体が流出する。燃料排出部250は、通気システムのような形態とすることができる。本発明の一実施形態において、燃料排出部250は、ターボ機械100のシステムの構成部品を含むことができる。ここで、燃料排出部250は、限定ではないが、ターボ機械100の排気システム及び/又は圧縮機入口システムを含むことができる。
使用中、圧力制御セルシステム223は、最初に、PCC240をパージ流体で線上することができる。次に、PCCバルブ225、230及び235は、閉鎖位置にあることができ、ターボ機械100は、通常モードで動作することができる。
上述のように、タービン制御システム190による過渡事象に対する応答は、過渡事象に関する動作データ180が受け取られるまで、及び/又はタービン制御システム190がロータ加速及びロータ速度増大を検出できるまで、僅かに遅延する可能性がある。過渡事象の検出後、タービン制御システム190は、1次回路207及び追加回路217の各制御バルブ210の位置を調整することができる。例えば、限定ではないが、1次回路207の制御バルブ210は、希薄ブローアウト事象の可能性を低減する目的で火炎を固定するよう開放することができる。ほぼ同時に、追加回路217の制御バルブ210は、燃料流の低減及びロータ速度の制御を目的として閉鎖することができる。
次に、1次回路207が火炎を固定した後、圧力制御セルシステム223は、第1のPCCバルブ225を開放することができる。上述のように、第1のPCCバルブ225の一実施形態は、燃料ノズル125の有効面積よりも遙かに大きい有効面積を備えたバルブとすることができる。これは、上述のように、追加マニホルド220の燃料流内の過剰燃料の燃焼を防ぐことができる。
次に、ターボ機械100が相対的定常状態条件を達成すると、PCC240及び追加マニホルド220に関する圧力は、圧縮機排出圧力にほぼ等しいとすることができる。次いで、第1のPCCバルブ225は閉鎖することができ、第3のPCCバルブ235は、PCC240内の燃料を燃料排出部250に向けて流すことができるように、開放することができる。次に、第2のPCCバルブ230は開放することができ、第1のPCCバルブ225は閉鎖することができる。これにより、パージ源245のパージ流体は、PCC240内の燃料を燃料排出部250に向けて流出させることができる。
次に、PCC240内の圧力が所望の量まで減少すると、第2のPCCバルブ230及び3のPCCバルブ235は閉鎖することができる。これは、圧力制御セルシステム223を通常状態に構成/リセットすることができる。
図5Aから5C、すなわち全体的に図5は、本発明の一実施形態による、過渡事象中の図4の圧力制御セルシステム223の動作の実施例を示すグラフである。全体的に図5は、本発明の一実施形態を備えたターボ機械100で発生する過渡事象中の時間に対するターボ機械100の作動データ180を示している。図5の水平時間軸は、3つの特定の時間期間、すなわち、順番に、T(0)、T(1)、及びT(2)を含む。T(0)は、過渡状態が発生した時間とみなすことができる。T(1)は、タービン制御システム190が過渡事象に相当する時間とみなすことができる。T(2)は、ターボ機械100がほぼ定常状態運転に達した時間とみなすことができる。
図5Aは、時間に対するターボ機械100のロータ速度を示すグラフ500である。ここで、ロータ速度は、speed_2データ系列505により表される。図5Bは、時間に対するターボ機械100の燃料流を示すグラフ510である。ここで、1次マニホルド215の燃料流は、PF_2データ系列515で表され、追加マニホルド220の燃料流は、AF_2データ系列520で表され、全燃料流は、TF_2データ系列525で表される。図5Cは、時間に対するターボ機械100の制御バルブストロークを示すグラフ530である。ここで、1次回路207及び追加回路217の制御バルブ210の位置は、PS_2データ系列535でそれぞれ表され、追加マニホルド220の燃料流は、AS_2データ系列540で表される。図5Cはまた、PCC_Sデータ系列545として表される。
本発明の一実施形態の利点は、単に、図3と図5の類似比較によって表される。図5全体を通じて示されるように、ロータ速度増大は、図3A及び5Aを比較したときにT(1)においてより少ないとみなすことができる。これは、追加回路217によって燃焼する燃料の減少を表すことができる。また、図3B及び5Bを比較することで示されるように、全燃料流は、圧力制御セルシステム223の一実施形態の下で実質的により高速の1次回路207の燃料流とほぼ等しい。
本発明はその幾つかの例示的な実施形態についてのみ詳細に図示し説明してきたが、本発明の新規な教示及び利点から実質的に逸脱することなく、特に前述の教示に照らして開示した実施形態に対して、様々な変更、省略及び付加を行うことができるので、本発明をこれらの実施形態に限定することを意図するものではないことを当業者には理解されたい。
従って、提出した請求項により定められる本発明の技術的思想及び範囲内に含めることができる全てのこのような変更、省略、付加及び均等物が保護されるものとする。例えば、限定ではないが、図2及び4は、1つだけの追加回路217を例示している。本発明の他の実施形態は、より多くの追加回路217を含む燃料供給システム160と一体化することができる。別の実施例として、限定ではないが、図2及び4は、追加回路217と一体化された圧力制御セルシステム223を示している。本発明の他の実施形態は、圧力制御セルシステム223を1次回路207と一体化することができる。更に、本発明の他の実施形態は、1つのPCC240を燃料供給システム160の複数のマニホルドと一体化することができる。或いは、本発明の他の実施形態は、マニホルド1つにつき1つのPCC240で構成された燃料供給システム160を有する。
100 ターボ機械
110 圧縮機セクション
120 複数の燃焼缶
125 燃料ノズル
130 タービンセクション
135 流路
140 移行セクション
160 燃料供給システム
170 付加
180 動作データ
190 タービン制御システム
200 停止バルブ
205 中間容積
207 1次回路
210 制御バルブ
215 1次マニホルド
217 追加回路
220 追加マニホルド
223 圧力制御セルシステム
225 第1のPCCバルブ
230 第2のPCCバルブ
235 第3のPCCバルブ
240 圧力制御セル(PCC)
245 パージ源
250 燃料排出
300 グラフ
305 Speed_1 データ系列
310 グラフ
315 PF_1データ系列
320 AF_1データ系列
323 TF_1データ系列
325 グラフ
330 PS_1データ系列
335 AS_1データ系列
500 グラフ
505 Speed_2データ系列
510 グラフ
515 PF_2データ系列
520 AF_2データ系列
525 TF_2データ系列
530 グラフ
535 PS_2データ系列
540 AS_2データ系列
545 PCC_Sデータ系列

Claims (10)

  1. 燃料システム(160)により生じる過渡状態を軽減するシステムであって、当該システムが、
    燃料の流量を制御するよう構成されたバルブ(210)と、燃焼プロセス(110、120)の構成要素に燃料を分配するよう構成され且つ前記バルブ(210)の下流側に配置される1次マニホルド(215)とを含む、燃焼プロセス(110、120)に燃料を送給するよう構成される1次燃料回路(207)と、
    燃料システム過渡状態中に前記1次マニホルド(215)内の圧力を軽減するように構成された圧力制御セル(PCC)(240)と
    を備えており、前記PCC(240)が、前記燃料システム過渡状態中に前記1次マニホルド(215)内の燃料の一部を除去し、前記燃料システム(160)に対する前記燃料システム過渡特性の作用を軽減する、システム。
  2. 前記1次マニホルド(215)の上流側にて、前記1次燃料回路(207)が更に、停止バルブ(200)と、制御バルブ(210)と、該停止バルブ(200)及び制御バルブ(210)間に位置付けられた中間燃料容積部(205)とを備える、請求項1記載のシステム。
  3. 前記PCC(240)が前記1次マニホルド(215)と一体化される、請求項2記載のシステム。
  4. 2次回路(217)を更に備え、該2次回路(217)が、前記2次回路(217)用に指定された燃料の一部を受け取るように構成された2次マニホルド(220)と、前記燃料の流量を制御するよう構成され、前記2次マニホルド(220)の上流側に位置付けられた2次バルブ(230)とを含む、請求項2記載のシステム。
  5. 前記PCC(240)が前記2次マニホルド(220)と一体化される、請求項4記載のシステム。
  6. 前記PCC(240)が、該PCC(240)から燃料の大部分を除去するよう構成されたパージ源(245)と一体化される、請求項1記載のシステム。
  7. 前記パージ源(245)が流体を含む貯蔵タンク(245)を備える、請求項6記載のシステム。
  8. 前記PCC(240)からパージされた燃料を排出するよう構成された燃料排出部(250)を更に備える、請求項7記載のシステム。
  9. 前記PCCと、前記1次マニホルド(215)及び前記PCC(240)間に位置付けられた第1のPCCバルブ(225)と、前記パージ源(245)及び前記PCC(240)間に位置付けられた第2のPCCバルブ(230)と、前記燃料排出部(250)及び前記PCC(240)間に位置付けられた第3のPCCバルブ(235)と、を含むPCC回路(223)を更に備える、請求項8記載のシステム。
  10. 前記PCC(240)の作動を制御するよう構成されたタービン制御システム(190)を更に備える、請求項1記載のシステム。
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