JP2010532811A5

JP2010532811A5 -

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Publication number: JP2010532811A5
Application number: JP2010515464A
Authority: JP
Filing date: 2008-06-27
Publication date: 2011-08-11

Claims

ａ）５〜９９．９質量％の、２０℃で＜２質量％の水中溶解度を有し、単官能性（メタ）アクリレートモノマー、スチレンおよびビニルエステルからなる群から選択される１つ以上のモノマー；
ｂ）０〜７０質量％の、モノマーａ）と共重合できる１つ以上のモノマー；
ｃ）０〜２０質量％の１つ以上の二重または多重ビニル性不飽和化合物；
ｄ）０〜２０質量％の、２０℃で＞２質量％の水中溶解度を有する１つ以上の極性モノマー；および
ｅ）０．１〜９５質量％の式Ｉ

[式中、−Ｒ¹は、水素またはメチルであり；
−Ｘは、１〜１８個の炭素原子を有し、ヒドロキシル基および／またはＣ₁−Ｃ₄アルコキシ基により一置換もしくは多置換されていてもよい直鎖もしくは分岐アルカンジイル基であり；
−Ｒ²は、水素、または１〜１２個の炭素原子を有し、ヒドロキシル基もしくはＣ₁−Ｃ₄アルコキシ基によって一置換もしくは多置換されていてもよい直鎖もしくは分岐アルキル基であって、前記ヒドロキシル基は、（メタ）アクリル酸で部分エステル化されていることができる；
−Ｒ³、Ｒ⁴、Ｒ⁵、Ｒ⁶およびＲ⁷は、それぞれ互いに独立して、水素、または１〜８個の炭素原子を有し、ヒドロキシル基で一置換もしくは多置換されていることができる直鎖もしくは分岐アルキルまたはアルコキシ基であって、基Ｒ³〜Ｒ⁷のうちの２つは、互いに結合して５〜７員環を形成していてもよく、またフェニル基と縮合芳香族環系を形成することができる]の少なくとも１つの活性剤、
を含む重合性構成成分の混合物の重合によって得ることができるエマルジョンポリマーであって；
活性剤ｅ）が共有結合によってエマルジョンポリマーに組み込まれており；
エマルジョンポリマーは、コア−シェル重合の手法で、構成成分ａ）〜ｅ）を第１ステップにおいてコアとして重合し、続いて構成成分ａ）〜ｄ）の混合物を少なくとも１つのさらなるステップにおいてシェルとして重合することによって得ることができ；
成分ａ）〜ｅ）を合わせると、混合物Ａ）の重合性構成成分は１００質量％になる、エマルジョンポリマー。
活性剤ｅ）の式（Ｉ）において、基Ｒ¹がメチルである、請求項１に記載のエマルジョンポリマー。
活性剤ｅ）の式（Ｉ）において、Ｘが、エチレン基−ＣＨ₂−ＣＨ₂−である、請求項１から２までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
活性剤ｅ）の式（Ｉ）において、Ｘが、２−ヒドロキシプロピレン基−ＣＨ₂−ＣＨ（ＯＨ）−ＣＨ₂−である、請求項１から２までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
活性剤ｅ）の式（Ｉ）において、Ｒ²が、メチル、エチルおよび２−ヒドロキシエチルからなる群から選択される、請求項１から４までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
活性剤ｅ）の式（Ｉ）において、基Ｒ³〜Ｒ⁷のうちの１つが、メチルであり、残りの４つの基がそれぞれ水素である、請求項１から５までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
活性剤ｅ）の式（Ｉ）において、基Ｒ³〜Ｒ⁷のうちの２つがメチルであり、残りの３つの基がそれぞれ水素である、請求項１から５までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
成分ａ）が、１つ以上のメタクリレートモノマーおよび／またはアクリレートモノマーからなる、請求項１から７までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
成分ｅ）が、１０〜６０質量％、好ましくは２０〜５０質量％の量で存在する、請求項１から８までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
成分ａ）が、メチルメタクリレートである、請求項８に記載のエマルジョンポリマー。
請求項１から９までのいずれか１項に記載の構成成分ａ）〜ｅ）を水性エマルジョン中で重合させることによって得ることができる、請求項１から１０までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
コアの構成成分ａ）〜ｅ）およびシェルの構成成分ａ）〜ｄ）が、結果として得られるエマルジョンポリマーにおいて、少なくとも１つのシェルのガラス転移温度Ｔ_GSが、コアのガラス転移温度Ｔ_GCよりも高くなるように選択され、その際、ガラス転移温度Ｔ_G はＥＮＩＳＯ１１３５７にしたがって測定される、請求項１から１１までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー。
シェルの構成成分ａ）〜ｄ）が、結果として得られるエマルジョンポリマーにおいて、少なくとも１つのシェルのガラス転移温度Ｔ_GSが、１００℃よりも高くなるように選択され、その際、ガラス転移温度Ｔ_GS はＥＮＩＳＯ１１３５７にしたがって測定される、請求項１２に記載のエマルジョンポリマー。
レドックス開始剤系によって硬化し、調節可能な可使時間を有し、
Ａ）０．８〜６９．９４質量％の請求項１から１３までのいずれか１項に記載のエマルジョンポリマー；
Ｂ）３０〜９９．１４質量％の２つ以上のエチレン性不飽和モノマー；
Ｃ）０．０５〜１０質量％のペルオキシド；
場合により
Ｄ）０〜６０質量％の不飽和オリゴマー；
場合により
Ｅ）０．０１〜２質量％の重合抑制剤；
および場合により
Ｆ）０〜８００質量部の助剤および添加剤；
（ここで、構成成分Ａ）＋Ｂ）＋Ｃ）＋Ｄ）＋Ｅ）の合計は１００質量％になり、Ｆ）の量は、Ａ）＋Ｂ）＋Ｃ）＋Ｄ）＋Ｅ）の合計１００質量部に基づく）を含む二成分または多成分系であって、
ｉ）成分Ｂ）の少なくとも１つの構成成分Ｂ’がエマルジョンポリマーを膨潤させないか、またはエマルジョンポリマーを十分な程度まで膨潤させない；
ｉｉ）成分Ｂ）の少なくとも１つの構成成分Ｂ"がエマルジョンポリマーＡ）を膨潤させるので、ポリマーＡ）のポリマー固定活性剤ｅ）が成分Ｃ）と反応することができる；
ｉｉｉ）成分Ａ）および構成成分Ｂ’を系が使用されるまで一緒に貯蔵する；および
ｉｖ）成分Ｂ"を、系が使用されるまで成分Ａ）とは別に貯蔵する、二成分または多成分系。
ｖ）成分Ｂ）の構成成分Ｂ"および成分Ｃ）を、系が使用されるまで一緒に貯蔵する、請求項１４に記載の二成分または多成分系。
ｖｉ）成分Ｂ）の構成成分Ｂ"および成分Ｃ）を、系が使用されるまで、非水性系中で一緒に貯蔵する、請求項１５に記載の二成分または多成分系。
５〜４５質量％の成分Ａ）、
４０〜９４．８９質量％の成分Ｂ）、
０．１〜５質量％の成分Ｃ）、
０〜４０％質量％の成分Ｄ）；
０．０１〜０．２質量％の成分Ｅ）；および
０〜８００質量部の成分Ｆ）
（構成成分Ａ）＋Ｂ）＋Ｃ）＋Ｄ）＋Ｅ）の合計は１００質量％になり、Ｆ）の量は、Ａ）＋Ｂ）＋Ｃ）＋Ｄ）＋Ｅ）の合計１００質量部に基づく）を含む、請求項１４から１６までのいずれか１項に記載の二成分または多成分系。
成分Ｃ）が、過酸化ジベンゾイルおよび／またはジラウリルペルオキシドを含む、請求項１から１７までのいずれか１項に記載の二成分または多成分系。
接着剤、注型用樹脂、フロアコーティングおよび他の反応性コーティング、シーリング組成物、含浸組成物、包埋組成物、人工大理石および他の人造石を製造するための組成物、反応性ペグ用組成物、歯科用組成物、セラミック物品用多孔性プラスチック型または不飽和ポリエステル樹脂およびビニルエステル樹脂における、請求項１４から１８までのいずれか１項に記載の二成分または多成分系の使用。