JP2010528560A - コマーシャル休憩中にシステムを司るシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

ケーブル、衛星、テレビ、ラジオまたはインターネットソースからの一次メディアストリームの出力中に、コマーシャル休憩の条件、信号またはしるしを検出し、コンテクストスイッチが発生することを引き起こし、他のサービス、プログラミングまたは装置がコマーシャル休憩中に介入することを可能とし、プロセスまたは装置によって代替出力が作成されることを引き起こす。コマーシャル休憩が終了すると、システムはオプションで一次メディアストリームに再参加しても良い。

Description

発明は全体的にメディアと広告の分野に関する。特に、発明はコマーシャル休憩中にサービスまたは装置を司るシステムおよび方法に関し、それにより制御と出力が切り替えられて、テレビコマーシャル休憩中に代替コンテンツを提供する。

多種多様なマルチメディアコンテンツが現在消費者に利用可能である。デジタルコンテンツは、ローフィデリティのオーディオオンリーコンテンツのような低帯域幅の一方向データストリームから、インタラクティブでリアルタイムの仮想ゲーム環境をサポートする高帯域幅の双方向データストリームまでの範囲に渡る。

マルチメディアストリームを生成、提示、変換、格納、再生、およびそうでなければ操作するのに、多くの消費者装置およびサービスが利用可能である。テレビ、デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）、ゲームコンソール、ケーブルテレビ受信機、ビデオオンデマンド（ＶＯＤ）サービス、そして携帯電話でさえもが、消費者のために豊かなメディア体験を提供することができる。

メディア流通は長い間、製品広告および「コマーシャル休憩」からの収入によってサポートされてきた。しかし、多くの消費者は、コマーシャル休憩中に異なるメディアチャネルに切り替えること、または記録されたストリーム中に現れるコマーシャルを早送りすることによって、コマーシャルを避けることを好む。

コマーシャル休憩の期間中に、他のサービス、プログラミングまたは装置がディスプレイ、スピーカー、プロセスまたはシステムの出力の制御を獲得することを可能とするコンテクストスイッチを、コマーシャル休憩を検出した際に自動的に引き起こし、それからコマーシャル休憩が終了した時に元のプログラミングコンテクストに再参加するようなシステムはこれまで知られていなかった。

一次メディアストリームの再生中に、コマーシャル休憩の所定の条件、信号またはしるしを検出すると、コンテクストスイッチが発生して、他のサービス、プログラミングまたは装置が二次ストリームをディスプレイ、スピーカー、プロセスまたはシステムに出力することを可能とする。コマーシャル休憩の期間中に二次ストリームが処理されても良い。コマーシャル休憩が終了すると、所定の条件中の変化がオプションで、システムが元のプログラミングコンテクストに再参加することを引き起こす。

発明の実施形態が限定としてではなく例として添付の図面の図中に描かれるが、そこでは同様の参照番号が同様の要素を示す。この開示における「ある」または「一つの」実施形態への言及は同じ実施形態へのものとは限らず、そのような言及は「少なくとも一つの」の意味である。

図１は、発明の実施形態の動作の概要を示すフローチャートである。 図２は、実施形態がどのように複数のコンテンツストリームを多重化してより高品質の統合ストリームを取得するかを示す。 図３は、発明の実施形態によって作成されたサンプルディスプレイを示す。 図４は、発明を実行するための装置の実施形態を描く。 図５は、発明の実施形態の動作の概要である。 図６は、発明の他の実施形態を示す。

発明の実施形態は、ユーザがコマーシャル休憩の期間中にさらされ得る代替メディアを提供する。本発明はまた、マルチメディア体験を自分の特定の興味に合うように仕立てることをユーザに許容し得る。更に、本発明は、コマーシャル休憩中の広告タイムスロットを制御する手段を提供して、その制御を本発明の採用者に与え得る。

一実施形態では、ユーザは様々なコンテンツストリームの望ましいおよび望ましくない特徴を選択することができ、本発明のシステムは利用可能なストリームの中から素材を自動的に選択して、いかなる一つのストリーム単独よりもユーザの理想とする体験をより緊密に近似する統合ストリームを作成する。

図１は、発明の実施形態による動作の概要を示す。複数のメディアストリームが利用可能にされる（１１０）。ストリームは、オーディオのみ（例えば、アナログ、デジタル、ＡＭまたはＦＭラジオ、ＣＤ音楽、またはＭＰ３符号化音楽）；オーディオビジュアル（例えば、テレビ番組または録画Ａ／Ｖ素材）；およびパッシブまたはインタラクティブであっても良い。いくつかのストリームはオンデマンドで利用可能である：それらはいかなる時においても開始され停止されることができる；他のストリームはリアルタイムでのみ利用可能である一方で。或るストリームは後の再生のためにそれらを記録することによってオンデマンドストリームに変換されることができる。

様々なストリームの望ましいおよび／または望ましくない特徴がユーザによって選択されても良い（オプションのステップ１２０）。例えば、ユーザは、或るプログラムまたはジャンルに特に興味があること、または或る素材（例えば自然のテーマを含んだプログラム）は避けるべきであること、を指定しても良い。好ましい実施形態では、或るストリーム中のコマーシャル中断を探し出すかまたは避けるように特定に選択することができる。

一旦ユーザの好みが構成されると、システムは一次ストリームのコンテンツを供給し始める（１３０）。例えば、一次ストリームは、オーディオシステムを通して流されるラジオ番組；またはモニター上に表示されるテレビ番組であっても良い。供給することには、処理すること、ルーティングすること、またはストリームを条件付けしてその出力を可能とすることを含んでも良い。一次ストリームのコンテンツは、コマーシャル休憩の信号またはしるし、あるいは避けられるべき素材、の発生について監視される（１４０）。いくつかの実施形態では、一次ストリーム以外のストリームも、興味のある素材の発生について監視される（１４５）。監視は、以下で説明する数々の異なる技術によって達成されても良い。

一次ストリームのコマーシャル休憩または望ましくないセグメントが検出される（１５０）（または、いくつかの実施形態では、一次ストリームよりも大きな興味のある二次ストリームのセグメントが発生する、１５５）と、システムは一次ストリームを中断し（１６０）、二次ストリームを供給し始める（１７０）。二次ストリームがプレイされている間も監視は継続され、コマーシャル休憩が終了した時またはそのプログラミングが二次ストリームよりもユーザにとって大きな興味のあるものである時に、システムは一次ストリームに切り替わって戻る（１８０）。いくつかの実施形態では、二次ストリーム自体が三次ストリームによって中断されても良く、システムは二次ストリームにかあるいは直接一次ストリームに戻っても良い。

一次ストリームから二次ストリームに切り替わる（またはその逆の）時、実施形態は断絶を避けるように短い遷移動作を行っても良い。例えば、一次ストリームのオーディオ音量が低いレベルに下げられても良く、二次ストリームの音量が低いレベルから始まって一次ストリームの切り替わり前の音量にマッチするまで増加されても良い。ビデオコンテンツはフェードアウト、フェードイン遷移またはアルファブレンドによって繋げられても良い。（アルファブレンドは、第一のビデオ信号が段々と透明になるように変形されるとともに、第二のビデオ信号が透明から不透明に変形される遷移である。効果は第一のビデオ信号から第二のビデオ信号にスムーズに切り替わる。）
コマーシャル休憩においてまたは望ましくないコンテンツを避けるようにマルチメディアストリームから切り替わって離れる時に、一次ストリームは典型的には一旦停止されない。しかしながら、いくつかの構成ではユーザは、再開信号がコマーシャル休憩の終りを示した後でも二次ストリームへの更なる接続をオーバーライドまたはエンゲージすることを選んでも良い。或る状況では、二次ストリーム上の素材を提供するように一次ストリームから切り替わって離れる時に、二次ストリームはコマーシャル休憩遷移を越えて延長されても良く、一次ストリームはコマーシャル休憩が終わった後の一次ストリームの一部が欠けることを避けるように一次ストリームに切り替わって戻る時にバッファされるか、一旦停止されるか、巻き戻されるかしても良い。同様に、選択された二次ストリームが中断される時に、実施形態は、二次ストリームのどの部分も欠けることがないように二次ストリームを休止、一旦停止または巻き戻ししても良い。

図２は、発明の実施形態によってどのように３つの異なるコンテンツストリームからの素材がインターリーブされ得るかを示す。ストリーム２１０は通常のテレビ放送である。ストリーム２２０はインタラクティブビデオゲームである。ストリーム２３０は音楽プログラムである。統合ストリーム２４０は、発明の実施形態による提示のために選択された利用可能なコンテンツストリームの部分を示す。期間２５０の間、テレビ放送２１０からの素材が表示される。時間２６０において、コマーシャル休憩が始まり、システムはストリーム２２０に切り替わる。ユーザは、コマーシャル休憩が終了する時間２７０までインタラクティブゲームをプレイする。システムはインタラクティブゲーム２８０を休止し、ストリーム２１０の出力を再開する。その後、時間２９０において、未成年には不適切なコンテンツがストリーム２１０中に現れるので、システムは音楽ストリーム２３０に切り替わる。

図２の統合ストリーム２４０はいかなる時間においても一つのストリームからのコンテンツのみが供給されることを示すが、いくつかの実施形態では、一つのストリームから他への切り替えは、両方のストリームが同時に表示されながら望ましくないストリームの目立ち具合を低減し望ましいストリームの目立ち具合を増加することからなっても良い。例えば、図３のサンプルディスプレイ３００に示されるように、周知の「ピクチャーインピクチャー」方法の変形をここで適用することができる。ピクチャーインピクチャーでは、一つのストリームのコンテンツが表示スクリーン３１０の大半に渡って提示されるが、小さく、しばしば長方形のエリア３２０が第二のストリームのコンテンツを提示するのに使われる。小さなインセットスクリーンのサイズと位置はユーザによって構成されおよび／または動作中に変更されても良い。図３はまた、インセット３２０に表示されているメディアストリームがいつスクリーンのメイン部分に復帰されるかを示す時間カウンター３３０を示し、「クロール」３４０は低帯域幅の文字のみのストリームからのデータを提示する。

いくつかの環境では、ユーザはコマーシャルコンテンツを見ることに断固として反対しないかもしれないが、想定された視聴者にアピールするように選択されたコマーシャルよりも自分の興味に関係のあるコマーシャルを受け取ることを好むかもしれない。この場合には、二次ストリームは、一次ストリーム中のコマーシャル休憩中に提示された素材を置き換える代替コマーシャルを提供しても良い。二次ストリームのためのコンテンツはユーザのマルチメディアシステム（即ち、ホームエンターテインメントシステム）のコンポーネント上にローカルに格納されても良く、あるいは有線または無線接続を介して配送されても良い。一実施形態では、３４０に示されるように、低帯域幅の文字の「クロール」（スクリーン上の狭い水平帯に渡ってスクロールする文字）が対象とされた広告を表示する。

いくつかの環境では、本発明を組み込んだ消費者電子機器からなるネットワークは、一次ストリーム中の既存のコマーシャル休憩で提示された素材を置き換える代替コマーシャルを提供することによって本発明を貨幣化しても良い。二次ストリームのためのコンテンツはユーザのマルチメディアシステム（即ち、ホームエンターテインメントシステム）のコンポーネント上にローカルに格納されても良く、あるいは有線または無線接続を介して配送されても良い。ローカルストレージは、ネットワーク、リムーバブルメディア、ブルーレイ（登録商標）、ＨＤ−ＤＶＤ、メモリーカード、等を含んだ様々なやり方でリフレッシュされても良い。

いくらかのユーザは、一次メディアストリーム上に望ましくないコンテンツが提示されている時にインタラクティブゲームをプレイするのに時間を使うことを好むかもしれない。ミニゲーム−論理および／または敏捷さの小さなテスト−は、コンピューターゲームプレイヤーには人気があることが証明されており、一次メディアストリームの表示が一旦停止されている間ユーザの楽しみのために提示されることができる。これらのゲームは広告が付加されていても良い。

メディアストリーム上での望ましくないコンテンツの長さが既知であるか推定できるような環境では、一次ストリームが再開するまでの残り時間をユーザに表示することができ、あるいはコンテクストスイッチの遷移をスムーズに扱うかまたは供給するようにユーザまたはプロセスを援助するのに、オーディオまたはビジュアルのキューまたは信号のような何らかの他のしるしを使っても良い。これはコンテクストスイッチを楽しめて、役に立ちおよび／または面白いものにすることができる。

発明の実施形態を実装したいくつかのマルチメディアシステムでは、いくつかのコンポーネント（例えば、表示スクリーン、コンテンツ受信機、オーディオシステム、およびゲームコンソール）が協調して向上したユーザ体験を作り出すことができる。例えば、コンテンツ受信機は、それが処理しているメディアストリームについての情報をインターネットデータベースから取得することができる。（代替実施形態は同様の情報をメディアストリーム自体から抽出しても良い。）受信機はよりスムーズな遷移を提供するようにストリーム切り替えをコーディネートしても良い。それはまた、それらのストリームを開始および停止するようにオーディオシステムおよびゲームコンソールに制御信号を提供しても良い。ビデオテープレコーダーまたはハードディスクドライブのようなアナログまたはデジタルの記録メカニズムを含んだコンテンツ受信機は、ユーザ体験を向上するように「休止」および「巻き戻し」機能を提供することが可能であっても良い。

いくつかの実施形態では、ユーザが自動選択およびストリーム切り替えプロセスに影響を与えても良い。例えば、ユーザは制御システムに、自動コンテクストスイッチを引き起こすであろう望ましいまたは望ましくないプログラム特徴が検出されていないにも拘わらずメディアストリームを切り替えるように制御システムにさせる信号を送っても良い。この代わりに、ユーザは、興味のあるストリームが中断されてしまうようにした自動コンテクストスイッチを逆転しても良い。ユーザによってコンテクストスイッチが始められた（または取り消された）時でも、システムは或るストリームを自動的に休止および／または開始しても良い。例えば、自動または手動のコンテクストスイッチ信号のためにインタラクティブなリアルタイムゲームから切り替えて離れる時に、システムはゲームを休止しても良い。システムはまた、二次ストリームから一次ストリームに戻る遷移を引き起こす二次ストリーム中の適当な時間を探しても良い。一次ストリームに切り替わって戻るプロセスはまた、二次ストリームを監視することに基づいて編成されても良い。例えば、一次ストリーム中のコマーシャル休憩が終了した後に一次ストリームに切り替わって戻るようにゲームの途中で遮断する代わりに、システムが一次ストリームに戻るコンテクストスイッチをトリガーするのに適当な機会を決定することを可能とするように、システムはＤＶＲプロセスを開始して一次ストリームを記録しても良い。そのような機会は、ブラックスクリーンカット、ゲームレベルの終り、ゲームキャラクターの死、ゲームミッションの完了、またはプロセスの状態に基づくもので所定の特性に達するものを含んだあらゆるメトリック、を含んでも良い。一旦機会が決定されると、システムは一次ストリームに切り替わって戻り、コマーシャル休憩が終わった後の一次ストリームの開始まで巻き戻っても良い。この例では、ユーザは一次ストリームを時間遅延により「視聴」するであろう。一次ストリームがもはや「ライブ」でないことを認識して、本発明は次のコマーシャル休憩期間をどのように扱うかを決定するようにユーザ設定を参照しても良い。例えば、設定プロファイルが参照されても良く、広告が時間圧縮フォーマットで提供されている広告の代替セットをコマーシャル休憩中に視聴することによって「ライブ」ストリームに追いつくことを試みることをユーザに許容するようにユーザオプションを提供しても良い。例えば、２分間のライブのコマーシャル休憩を見るかまたは本発明のコンテクストスイッチに従事する代わりに、ＤＶＲタイムシフト遅延によってライブプログラムを見ているユーザは、次のコマーシャル休憩中に例えば１５秒間のバナー広告を視聴するオプションを有し、これはユーザをライブプログラムの時間ベースに１分４５秒近づけるであろう。これは、１５秒スポットを売ることに対して支払いを受けるであろう本発明の採用者に相当な収益可能性を供するであろうことは言うまでもない。

望ましい素材を含んだストリームから手動または自動で切り替わって離れる時には、ストリームは休止されても良いが、中立的または望ましくない素材を含んだストリームから手動または自動で切り替わって離れる時には、素材がスキップされるようにストリームは進行することを許可されても良い。

実施形態は、数々の異なる手段によってストリームがどのタイプの素材を運んでいるかを決定することができる。いくつかのストリームはマシーン処理可能なデータをインバンドまたはサブチャネルで運ぶ。他のストリームについての情報はインターネットデータサービスから取得しても良い。実施形態は、メディアストリームの一部の「ハッシュ」または「フィンガープリント」を計算してデータベース中のハッシュを探しても良い。マイクロフォンがプログラムのオーディオコンテンツの印象を捕捉しても良く、オーディオコンテンツをカテゴリー化するのに音声認識ソフトウェアに類似したソフトウェアを使っても良い。

ここで発明の一実施形態によるオーディオビジュアルシステム４００の動作を、図４および５を参照して説明する。ステップ５１０では、テレビセット４０５が入力モジュールにおいてテレビ信号を受信する。入力モジュールは、アンテナ４１５を介してテレビ信号を受信する受信機／チューナー４２０ａであっても良い。一つ以上の受信機／チューナー４２０ａ−４２０ｎが、有線または無線送信設備を介してテレビ信号を受信するために設けられる。超短波（ＶＨＦ）放送送信信号、極超短波（ＵＨＦ）放送送信信号、およびダイレクト−ツゥ−ホーム衛星送信信号のような無線（「オーバーザエア」）信号がテレビ放送を搬送する。テレビ放送局またはテレビネットワークは、これらの送信信号の一つを介してテレビ信号を送信しても良い。

この代わりに、テレビ信号はオーディオビジュアル入力モジュール４３５ａ−４３５ｎの一つを介して受信されても良い。例として、イントラネットまたはインターネットのようなネットワーク上でテレビ信号を受信するためのイーサネット（登録商標）インタフェース、同軸ケーブルを介してテレビ信号を受信するためのケーブルセットトップボックス、それを介して電力ライン上の放送送信を受信する電力供給線、またはそれを介してローカル電話線のワイヤ上のデジタル加入者線（ＤＳＬ）、ＡＤＳＬまたはｘＤＳＬ送信を受信する電話ジャックのために、モジュールが設けられても良い。加えて、オーディオビジュアル入力４３５ａ―４３５ｎは、ビデオカセットレコーダー（ＶＣＲ）、デジタルビデオディスク（ＤＶＤ）プレーヤーのような光学ディスク格納媒体プレーヤー、デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）、ソニーのプレイステーション（登録商標）３（ＰＳ３）のようなビデオゲームコンソール、およびパソコン（ＰＣ）のようなコンピューティング装置のような、テレビプログラミングを提供する数々の装置のいずれか一つがそれに結合されることができる、「ラインイン」ジャックを含んでいても良い。

テレビセット４０５は、入力モジュール４２０ａ−４２０ｎおよび４３５ａ−４３５ｎの一つからテレビ信号を受信して処理する制御モジュール４１０を含む。制御モジュール４１０は、入力モジュールからテレビ信号を受信して処理するように制御モジュールに指示することを含んだテレビセット４０５の動作を制御するメモリ４１３中に維持されたコンピュータプログラムコードを実行するプロセッサ４１１を含む。信号は更に、ステップ５２０において表示装置に出力される前にデコーダモジュール４１２において復号されても良い。例えば、テレビ信号は、動画と関連オーディオ情報の汎用符号化の標準であるMotion Picture Expert Group-2 （「ＭＰＥＧ２」）に従って符号化された圧縮デジタル送信信号として受信されても良い。デコーダは、テレビ信号のビデオ成分とオーディオ成分を伸張して該当するオーディオ出力およびビデオ出力モジュール４２５と４３０に提供する。オーディオ出力モジュールは、テレビ信号のオーディオ成分をオーディオ出力モジュール４２５に結合された一つ以上のスピーカー（図示せず）によって５２０でサウンド波出力に変換する当業者に周知の増幅器回路および関連する回路を含む。ビデオ出力モジュール４３０は一方で、ブラウン管（ＣＲＴ）スクリーンまたは液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）スクリーンのようなモニターまたは表示装置（図示せず）に、テレビ信号のビデオ成分を５２０で出力する。

テレビ信号は、テレビプログラミング、例えばネットワークテレビのシチュエーションコメディ番組、からなる。周知の通り、テレビプログラミングは、「コマーシャル休憩」が点在させられている−製品およびサービスに関する広告、政治的広告、スポーツイベントテレビ中継のような来るべきテレビプログラミングイベントに関する広告、ネットワークニュース、公共サービス公告、等がそのようなコマーシャル休憩中に送信される。複数のテレビ番組が或る期間、例えば１時間以上、に渡って放送されても良い。一連の一つ以上のテレビコマーシャルが、特定の番組中のコマーシャル休憩中または複数のテレビ番組のいかなる２つの間に「放映」されても良い。

発明の一実施形態では、ステップ５２５において、制御モジュールがコマーシャル休憩のようなイベントについて受信されたテレビ信号を監視し、５３０において、受信されたテレビ信号の一部ではないオーディオビジュアルプログラムの出力を表示装置に向ける。テレビセットは、イベントが発生した際に表示装置に出力するオーディオビジュアルプログラムについての嗜好を示すユーザ、即ちテレビ視聴者、からの入力を受け取る。

ユーザの嗜好は、リモコン装置５５５またはキーボード、マウス、ライトペン等のような他のユーザ入力装置４５０を介して入力されても良い。ユーザの嗜好はメモリ４１３のようなメモリに格納され、メモリ４１３から取り出され、制御モジュール４１０に入力として提供されて、特定のイベントまたは或る種のイベントが発生した時に出力するオーディオビジュアルプログラムについて制御モジュールを指示するようにしても良い。この代わりに、ユーザの嗜好は恒久的格納媒体４４０のような恒久的ストアに維持され、必要な時にメモリ４１３へのキャッシュのために恒久的ストア４４０からフェッチされても良い。

受信されたテレビ信号中のイベントを規定し検出するのに様々なやり方があることを理解されたい。ブラックスクリーン検出、受信されたテレビ信号のオーディオ信号成分の振幅中の変化、受信されたテレビ信号中に埋め込まれたコード、等のような一つ以上の技術が採用されても良く、当業者に周知であっても良い。イベントは更に：視聴制御または制約を受けるシーン、その場合には視聴者嗜好は全く表示されるべきでないシーンであっても良い；スポーツイベントテレビ中継中の議論のあるまたはキープレイのスローモーションリプレイのようなテレビ番組の繰り返されたセグメント；週毎のテレビドラマの前のテレビ放送からのシーン；およびテレビ番組の冒頭または末尾のクレジットのように、テレビ番組中で規定されても良い。

ユーザ嗜好の説明に戻ると、ユーザは、特定のイベントが発生した際に最近テレビ中継されたスポーツイベントのハイライトを視聴することの好みを示しても良い。表示装置上に表示されているテレビ番組中のコマーシャル休憩の開始のようなイベントが発生した際に、最近のスポーツイベントのハイライトからなるオーディオビジュアルプログラムが取り出されて表示装置に出力される。発明の一実施形態では、最近のスポーツイベントのハイライトからなるオーディオビジュアルプログラムの表示が、そうでなければテレビ番組中のコマーシャル休憩中に表示装置上に表示されたであろうテレビコマーシャルの表示を置き換える。

発明の代替的実施形態では、コンテクストスイッチは一次ストリームを体験することからユーザを完全には除外しなくても良い。二次ストリームは、様々なディスプレイフォーマットを介して一次ストリームと共にスクリーンを占有しても良い。オーディオ二次ストリームプログラムがテレビコマーシャルの画像の中の画像として表示されても良いし、あるいは逆に、テレビコマーシャルがオーディオビジュアルプログラムの画像の中の画像として表示されても良い。他方のオリジナルサイズバージョンと共に一方を「サムネイル」ビデオ画像中でのようにそれ自身の縮小サイズバージョンとして表示すること、または各々を表示装置上の別々の重複しないウィンドウ中に表示することのような、オーディオビジュアルプログラムとテレビコマーシャルの両方を同時に表示する追加の方法も可能である。

上述した例では、テレビ信号中の一つ以上の公告のストリームの発生のような、テレビ信号と関連付けられたイベントを検出した際に、少なくともそのいくらかの部分中、受信されたテレビ信号の一部ではない別のテレビ番組を出力することを想定したが、他のオーディオビジュアルプログラムコンテンツが表示のために出力されても良いことを理解されたい。例えば、ユーザによって好まれていると示された公告を代わりに表示しても良い。この代わりに、受信されたテレビ信号の一部ではないテレビ番組が、テレビ番組中に埋め込まれたか点在させられたコマーシャルのそれ自身のセットを含んでも良い。一実施形態では、受信されたテレビ番組の一部ではないテレビ番組および／またはコマーシャルは、恒久的格納装置４４０のような貯蔵庫から制御モジュール４１０によって取得されて、表示装置に転送されても良い。別の実施形態では、テレビ番組および／またはコマーシャルは、異なるテレビチャネルから受信される。

別の実施形態では、オーディオビジュアルシステム４００は、受信されたテレビ信号中のイベントが発生した際に表示装置上での表示のためにそれらからオーディオビジュアルプログラムが取得され得る数々の装置を組み込んでも良い。図４は、デスクトップパソコン、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルデジタルアシスタントであっても良いコンピューティング装置４６０を含んだ例示的装置を描く。コンピューティング装置は、コンピューティング装置に結合された恒久的格納媒体上に格納されたオーディオビジュアルプログラムコンテンツにアクセスしても良いし、あるいはWindows（登録商標）ＰＣまたは他のネットワークＤＬＮＡ格納またはサーバ媒体を含んだ家庭内の遠隔装置を含んだコンピューティング装置に結合された周辺機器から、ＤＶＤプレーヤーから、またはそれによってコンピューティング装置がＷＡＮネットワーク上で通信することが可能であるサーバを介して、そのようなものを取り出すことができても良い。例として、イベントが発生した際に、ユーザの嗜好に依って、スイッチモジュール４１４がコンピューティング装置４６０を制御する制御モジュール４１０を切り替える。この時点で、ユーザ入力装置４５０を介して、リモコン４５５を介して、またはコンピューティング装置に直接関連付けられた別のユーザ入力装置から、ユーザはコンピューティング装置４６０と相互作用することができる。コンピューティング装置は、コンピューティング装置と結合されたＤＶＤプレーヤー中でアクセス可能なＤＶＤからのオーディオビジュアルプログラムのようなオーディオビジュアルプログラムを、表示装置上での表示のために送信しても良い。一実施形態では、ＤＶＤプレーヤーからの出力は、テレビセット４０５の動作に対して上述されたのと同様のやり方で、テレビセット４０５のオーディオビジュアル入力４３５ａ−４３５ｎの一つに結合され、処理されて表示装置に出力される。

イベントを検出することは必ずしも二値的状況、即ち、単にイベントが検出されたか否か、ではないことが理解されるべきである。発明の一実施形態では、イベントは複数の値によって表されることができ、イベントの「値」に依って、オーディオビジュアルシステムの切り替え制御中の複数のアクションの一つを取るようにスイッチモジュールをトリガーすることができる。しかも、ユーザの嗜好は、イベントの「値」に依って変動しても良く、それはまたスイッチ制御へのアクションに影響を与えても良い。

この代わりに、コンピューティング装置４６０は、それとユーザが相互作用し得るウェブサイトにアクセスして表示装置上での表示のために送信しても良い。例えば、ユーザは、受信されたテレビ信号中にイベントの少なくともいくらかの部分が発生している間ウェブサイトと相互作用しても良い。更に別の実施形態では、コンピューティング装置４６０は、Yahoo! Widgetと商標の付けられた無料アプリケーションプラットフォームのような、グラフィカルユーザインターフェースまたはグラフィカルユーザインターフェースエレメントを、表示装置上に表示するプログラムを実行しても良く、それを介してユーザがコンピューティング装置４６０と相互作用しても良い。

オーディオビジュアルシステム４００は更に、ソニーＰＳ３のようなビデオゲームコンソール４６５からなっても良い。受信されたテレビ信号中にイベントが検出された時、スイッチモジュール４１４は制御をビデオゲームコンソール４６５に切り替えても良く、それによりユーザ嗜好に従ってイベントまたは或る期間中にビデオゲームコンソール４６５と相互作用する能力を視聴者に提供する。ビデオゲームコンソール上でユーザによってプレイされているビデオゲームのオーディオおよびビデオ成分は、テレビセット４０５のオーディオおよびビデオ出力モジュール４２５および４３０に向けられて、ビデオゲームのオーディオビジュアルプログラム成分が出力されるようにする。同じようにして、イベントが発生した際に、ユーザはスイッチモジュール４１４によってＶＣＲ、ＤＶＤプレーヤー、またはＤＶＲ４７５の制御を取得しても良く、そこから取得されたオーディオビジュアルプログラムコンテンツが表示装置に出力されるのを見る。発明の実施形態は、テレビセット４０５に結合されている電話４７０またはオーディオ装置４８０（例えば、ＭＰ３プレーヤーまたはＦＭラジオ受信機）のような他の装置を想定するので、受信されたテレビ信号中にイベントが検出された時にそこから取得されたオーディオおよび／またはビジュアルプログラムコンテンツがテレビの表示装置に送付されても良い。コンピューティング装置４６０とのように、これらの装置はオーディオビジュアル入力４３５ａ-４３５の一つを介してテレビセット４０５に結合されても良い。

受信されたテレビ信号中にイベントが検出された際に表示装置に向けられたオーディオビジュアルプログラム出力をどの装置が提供するかに拘わらず、オーディオビジュアルプログラム出力はどこかの時点で終了される。例えば、発明の一実施形態では、５３５においてイベントの終りを検出した際に、上述したように場合によっては、表示装置へのオーディオビジュアルプログラムの出力が終了されて表示装置への受信されたテレビ信号の出力がもし前に一旦停止されていれば再開されるか、もしくは継続される。５３５においけるオーディオビジュアルプログラム出力が、スイッチモジュール４１４によって制御された装置（４６０−４８０）の一つから取得された場合には、イベントの終りの検出に応答してスイッチモジュールはそのような装置からのオーディオビジュアルプログラムの転送を停止する。

発明の一実施形態では、テレビセット４０５は制御モジュール４１０からなり、それは一方で制御をテレビセット４０５からビデオゲームコンソール４６５のようなオーディオビジュアルシステム中の他の装置に切り替えるスイッチモジュール４１４からなる。しかし、別の実施形態では、あらゆる数の装置がそのような装置の一つから別の装置に制御を切り替えるロジックを含んでいても良い。例えば、発明の実施形態は、オーディオビジュアル信号を受信して表示装置上に表示し、イベント、例えばビデオゲームソフトウェアアプリケーションのローディング、を検出した際に、ビデオゲームがローディングされる一方で、テレビセット４０５のような別の装置に制御を切り替えて、テレビセットから受信されたテレビ信号が表示されるようにするビデオゲームコンソールを含んでも良いことを理解されたい。しかも、ユーザの嗜好に依って制御は複数の装置間で切り替えられても良い。例えば、表示装置は最初テレビセット４０５で受信したテレビ信号からの出力を表示しても良く、それから受信したテレビ信号中のイベントが発生した際に、そのオーディオビジュアルプログラムディスプレイを表示装置に出力するゲームコンソール４６５に制御が切り替えられる。

更に、一つの装置から他に制御を遷移するやり方は、装置のタイプに依って異なっていても良い。例えば、テレビセットは主に出力を表示装置に提供することからして、テレビセットから受信したテレビ信号を表示することからビデオゲームコンソールのような別の装置からのオーディオビジュアルプログラムを表示することへの遷移は、比較的素早く急であることができる。しかし、インタラクティブ装置であるビデオゲームコンソールからのオーディオビジュアルプログラムを表示することからの遷移は、ビデオゲームソフトウェアアプリケーションが適切に終了され、それに関連するあらゆるユーザデータが後の使用のために保存されることを確かなものとする比較的ゆっくりで考慮されたアプローチから恩恵を受け得る。

図６は、発明の実施形態によるマルチチャネルメディア供給装置を示す。複数の入力モジュール６０５、６１０、６１５、６２０が（それぞれ）コンテンツストリーム６０６、６１１、６１６、６２１を受信または作成する。例えば、放送受信機６０５は送信されたテレビ番組を受信する。ケーブル受信機６１０は有線システム上で送信されたオーディオビジュアルプログラムを受信する。デジタルビデオディスク（「ＤＶＤ」）プレーヤー（またはデジタルビデオレコーダー、「ＤＶＲ」）６１５は、マシーン読み取り可能なメディア上に格納されたオーディオビジュアルプログラムをプレイする。パソコン６２０は、オーディオビジュアルコンテンツ（例えば、インタラクティブコンピュータゲーム）を生成しても良く、またはインターネットのような分散データネットワーク６６５から素材を受信してそれをコンテンツストリームとしてフォーマットしても良い。

図６は本発明で使い得る複数の装置を示すが、本発明は全体的に単一の装置に構成し得ることが理解されるべきである。例えば、本発明は、ＲＦ入力モジュールを介して電波から素材を受信することが可能で、メディア即ちＭＰ３ファイルを格納することが可能で、いかなる同調されたチャネルについても出力がスピーカーにより供給されることを引き起こすコマーシャル休憩の有無に相関した信号を受信することが可能である、小さな携帯ＦＭラジオの中で実施されても良い。ラジオは、現在同調されているチャネルまたは他のチャネルを分析して、もし現在同調されているチャネルについてコマーシャル休憩が起こっているかを決定することが可能であっても良い。ラジオは、受信されたチャネルについてコマーシャル休憩が起こっていることを示す信号または現在同調されているチャネルについてステータスをルックアップするしるしを受信することが可能であっても良い。コマーシャル休憩イベントが決定された際に、ＦＭラジオは、第二の入力モジュールからの、あるいは代替的に代替コマーシャルを放送する公告チャネルを含んだ別の周波数またはチャネルであっても良いストリームを含んだ別のストリームに結合された第二の入力モジュールからの、格納されたかまたは受信されたオーディオファイルをプレイするようにコンテクストを自動的に切り替えても良い。

本発明の一実施形態では、様々なコンテンツストリームがセレクタ６２５によって選択され、それは自動選択信号６３０に従った出力について結合するようにストリームの一つを選択する。選択信号６３０は、数々の手段によって、様々なサービスから作成されても良い。それはまたコンテンツアナライザ６３５の出力によって作成されてもよい。選択されたストリームは出力モジュールに配送され、ハイデフィニションテレビ（「ＨＤＴＶ」）６４０、オーディオスピーカーシステム６４５、またはヘッドホン６５０に結合されても良い。「出力モジュール」は、メディアストリームをモニターまたはスピーカーのような出力または他の感覚出力に結合する装置、回路またはプロセスであることに注意されたい。スピーカーシステム６４５またはヘッドホン６５０がストリームを十分に供給するのに参加しても良いように、ストリームはオーディオのみであっても良い。

再び、この装置のいくつかまたは全ての要素は、単一の装置に一体化されても良い。例えば、ゲームコンソール６６０は、コンテンツアナライザ６３５とストリームセレクタ６２５を実装するハードウェアおよび／またはソフトウェアを含んでいても良い。ゲームコンソール６６０は、外部装置からのコンテンツストリームを受け付けても良く、またストリームセレクタ６２５によって選択され得るインタラクティブコンピュータゲームのコンテンツストリームを生成しても良い。前述した通り、遷移モジュール６５５は一つのストリームから他への遷移をスムーズにしても良い。

発明の実施形態は、プログラム可能なプロセッサに上記のような動作を行うようにさせる命令をその上に格納しているマシーン読み取り可能な媒体であっても良い。他の実施形態では、動作はハードワイヤされたロジックを含む特定のハードウェアコンポーネンツによって行われても良い。これらの動作は代替的に、プログラムされたコンピュータコンポーネンツとカスタムハードウェアコンポーネンツのあらゆる組み合わせによって行われても良い。

マシーン読み取り可能な媒体は、コンパクトディスクリードオンリーメモリ（ＣＤ−ＲＯＭ），リードオンリーメモリ（ＲＯＭ），ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ），および［電気的］消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ（［Ｅ］ＥＰＲＯＭ）を含むがそれらに限定はされない、マシーン（例えば、コンピュータ）によって読み取り可能な形の情報を格納または送信するためのあらゆるメカニズムを含んでいても良い。

本発明の応用が、主に特定の例を参照して、機能の或るハードウェアおよび／またはソフトウェアコンポーネンツへの特定の割り当ての形で記載された。しかし、本発明は様々なコンテクストで構成されても良いことを当業者は認識するであろう。例えば、この提供された例は「オーディオビジュアル」プログラムを対象としていたが。本発明の「要点」はオーディオオンリーシステムに好適とされることができる。例えば、ネットワーク化されたiPod(登録商標)またはZune(登録商標)のような主にオーディオ装置である装置が、コマーシャルを含んだ一次ストリームのＦＭ放送を受信しても良い。本発明の或る実施形態では、コンテンツアナライザが本発明のエンドユーザ装置中に存在している必要はない。それらの場合には、コンテンツアナライザ機能は、他の装置によってネットワーク上で遠隔的に成されても良く、コンテンツアナライザからの信号出力はＷＡＮ、ＬＡＮ、有線または無線上で送信されても良いが、それは送信のスペクトルにおいてまたはその近傍で行われても良く、ＡＭまたはＦＭ放送帯、セルラー、衛星帯、等を含むがそれらに限定はされない。コンテンツアナライザからのデータ出力は、エンドユーザ装置がコマーシャルイベントを起こされることができ、現在同調されたチャネルについてかあるいは一次または参照ストリームについてコマーシャル休憩ステータスを決定する識別力がある限り、あらゆるやり方で変調されていても良い。コンテンツアナライザ機能は、単一または複数チャネル上の複数のチャネル、チャネルのサイドバンド、等についての信号を放送しても良い。装置はそれ自体を検出しても良く、あるいはコマーシャル休憩の通知を別の装置またはプロセスから受信し、それからそれに休憩中は二次ストリームをプレイするようにさせ、それから再開イベントの通知の際にプログラムを再開して戻っても良い。再び、二次ストリームは公告の代替セットであっても良い。そのような変形と実装は以下の請求項に従って捕捉されていると理解される。

Claims (20)

1. 第一のコンテンツストリームを受信する第一の入力モジュールと、
   第二のコンテンツストリームを受信する第二の入力モジュールと、
   自動選択信号に基づいて、第一のコンテンツストリームまたは第二のコンテンツストリームの一つを選択するストリームセレクタと、
   第一のコンテンツストリームまたは第二のコンテンツストリームの選択された一つを放出する出力モジュールと、
   からなるマルチチャネルメディア供給装置。
2. 選択信号は、第一のコンテンツストリーム中のコマーシャル休憩の発生を示す、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
3. 第一のコンテンツストリームは、オーディオストリーム、ビデオストリーム、またはオーディオビジュアルストリームの一つである、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
4. 第二のコンテンツストリームは、オーディオストリーム、ビデオストリーム、またはオーディオビジュアルストリームの一つである、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
5. 第二のコンテンツストリームは、インタラクティブコンピュータゲームである、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
6. ストリームセレクタは、選択信号が第一のコンテンツストリーム中のコマーシャル休憩の発生を示すときに第二のコンテンツストリームを選択するものであり、
   第二のコンテンツストリームは、代替コマーシャルを含む、
   請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
7. ストリームセレクタは、選択信号が第一のコンテンツストリーム中のコマーシャル休憩の発生を示すときに第二のコンテンツストリームを選択するものであり、
   第二のコンテンツストリームは、インタラクティブコンピュータゲームを含む、
   請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
8. 第二のコンテンツストリームは、広告コンポーネントからなる、請求項７のマルチチャネルメディア供給装置。
9. 第一のストリームから第二のストリームへの遷移を組み立てるストリーム遷移モジュールから更になる、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
10. 遷移は、第一のストリームのフェードアウトと第二のストリームのフェードインからなる、請求項９のマルチチャネルメディア供給装置。
11. 遷移は、第一のストリームと第二のストリームのアルファブレンドからなる、請求項９のマルチチャネルメディア供給装置。
12. 出力モジュールは、少なくとも一つのスピーカーからなるオーディオ再生モジュールである、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
13. 出力モジュールは、少なくとも一つのヘッドホンからなるオーディオ再生モジュールである、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
14. 出力モジュールは、オーディオビジュアルモニターである、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
15. 第一の入力モジュール、第二の入力モジュール、ストリームセレクタと一体化されたインタラクティブコンピュータゲームコンソールから更になり、
    第二の入力モジュールは、インタラクティブコンピュータゲームコンソールのインタラクティブゲームを含んだ信号を受信する、
    請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
16. 分散データネットワーク上の遠隔サーバから自動選択信号を受信する分散データネットワークインターフェースから更になる、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
17. 自動選択信号は、トランスミッションコントロールプロトコル（ＴＣＰ）に従って分散データネットワーク上を送信される、請求項１６のマルチチャネルメディア供給装置。
18. 第一のコンテンツストリームを分析するコンテンツ分析モジュールから更になり、信号分析モジュールは自動選択信号を作成する、
    請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。
19. コンテンツ分析モジュールは、第一のコンテンツストリームのサイドバンド信号を分析することによってコマーシャル休憩を検出するものである、請求項１８のマルチチャネルメディア供給装置。
20. 自動選択信号は、ディスプレイモジュールのラインイン制御を稼動するものである、請求項１のマルチチャネルメディア供給装置。

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