JP2010526629A - 皮膚への***物又は経血の付着を低減するための吸収性物品上へのローション組成物の使用 - Google Patents

皮膚への***物又は経血の付着を低減するための吸収性物品上へのローション組成物の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、おむつ、トレーニングパンツ、又は成人用失禁製品など吸収性物品の身体に面する表面上に含まれるローション組成物に関する。該ローション組成物は、ヒト皮膚への***物又は経血の付着を低減する。ローション組成物は少なくとも2種の構成成分、25℃で液体の第1化合物、及び25℃で固体の少なくとも1種の第2化合物を含む。有効量のローション組成物は、着用者によって着用されることが意図される吸収性物品の身体に面する表面上に含まれる。

Description

おむつ、トレーニングパンツ又は成人用失禁製品など吸収性物品の身体に面する表面上に含まれるローション組成物は、ヒトの皮膚への***物又は経血の付着を低減することを目的として用いられる。ローション組成物は少なくとも2種の構成成分、25℃で液体の第1化合物、及び25℃で固体の少なくとも1種の第2化合物を含む。有効量のローション組成物は、着用者によって着用されることが意図される吸収性物品の身体に面する表面上に含まれる。本明細書の好ましい吸収性物品は、少なくとも前記ローション組成物を含むトップシートを備え、好ましい吸収性物品は、トレーニングパンツを含む幼児用(乳児用)おむつ、成人用失禁物品、生理用ナプキン、パンティライナーなどである。本明細書に記載するローション組成物は、皮膚への経血又は***物の付着を低減すると考えられ、これにより、経血又は排便(bowl movement)(BM)を簡単に除去できるようになる。
おむつ及び生理用ナプキンなどの使い捨て吸収性物品は、着用者の皮膚に皮膚効果をもたらすため、時には***物又は経血の皮膚からの除去を改善するために、ローションを含むトップシートを有することが既知である。ここ数年、その焦点は、例えば、植物成分又は薬剤成分をローションに添加するなど、更なる皮膚への効果を提供するローションを、生理用ナプキン及びおむつに供給することであった。様々な種類のローションは、おむつかぶれの予防又は治療のような、様々な皮膚への効果をもたらすことは既知である。これらのローションは、吸収性物品のトップシートに適用することができ、例えば、使用中に着用者の皮膚に移動可能である。吸収性物品のトップシートへのローションの添加は、皮膚上の排便(BM)をより簡単に除去できるといった効果を提供することもまた既知である。
米国特許第5,968,025号(ロー(Roe)ら)、国際公開第97/05908号、同第97/05909号、及び米国特許出願公開第2006/140924号では、皮膚への排便(BM)の付着を低減するためのローション付きトップシートを備える吸収性物品が記載され、このローション組成物は主に疎水性である。米国特許第3,489,148号(ダンカン(Duncan)ら)は、疎水性及び疎油性トップシートを備えたおむつを教示しており、前記トップシートの一部分を油性材料の不連続フィルムによりコーティングする。ダンカン(Duncan)らの参考文献に開示されたおむつ、及び疎水性ローションで処理されたその他のおむつの欠点は、疎水性及び疎油性トップシートは、内在する吸収性コアへの尿の移動を促進するのが遅いことである。排便(BM)及び経血の粘度は尿よりはるかに高いため、ダンカン(Duncan)らの参考文献に関連するその問題は、更に深刻である。それ故に、より多くの経血が、用品内に入って残留し、かつ着用者の皮膚又は毛髪上にはより少なくなるように、改善された流体処理を有するおむつや生理用品などの吸収性物品の必要性が引き続き存在する。国際公開第05/035013号、同第00/64500号、同第00/64501号、米国特許公開第2002−120241号及び米国特許第6,756,520号では、保湿又は潤滑の向上、皮膚の表皮剥離の低減、皮膚の健康の向上、皮膚のバリア機能の強化、並びに皮膚刺激性の予防及び軽減など、様々な目的の親水性ローション組成物を有する吸収性物品が記載される。国際公開第02/49686号及び同第02/70026号では、流体の移動を改善するローション組成物で処理された吸収性物品用有孔高分子フィルムウェブが記載される。
米国特許第5,968,025号 国際公開第97/05908号 国際公開第97/05909号 米国特許出願公開第2006/140924号 米国特許第3,489,148号 国際公開第05/035013号 国際公開第00/64500号 国際公開第00/64501号 米国特許公開第2002−120241号 米国特許第6,756,520号 国際公開第02/49686号 国際公開第02/70026号
しかしながら、発明者らは、皮膚への***物又は経血の付着を低減するいくつかの手段を有する、着用者によって着用されるべき吸収性物品、例えば、おむつ、生理用ナプキンなどを供給するという、まだ対処されていないニーズがあることを見出した。物品使用後、あらゆる***物又は経血の除去が改善されていることが、更に望ましい。また、望ましい流体獲得及び分配特性を維持しなくてはならず、着用者に対する快適さを徹底しなくてはならない。
発明者らは、本明細書で以下に記載するローション組成物を、着用者の皮膚に接触する吸収性物品の1か所以上の表面(例えばトップシート)に適用することにより、皮膚への***物又は経血の付着を低減でき、物品が使用され着用者から取り外された後に、***物又は経血を除去することが、更に容易に達成できることを見出している。
本発明は、25℃で液体である少なくとも1種の第1化合物と、25℃で固体である少なくとも1種の第2化合物とを含むヒト皮膚への***物又は経血の付着を低減するためのローション組成物の使用に関し、第1化合物が、
(a)液体ポリエチレングリコール及び/若しくは液体ポリプロピレングリコール、並びに/又はそれぞれの誘導体、
(b)液体多価アルコール溶媒、
(c)少なくとも1つの脂肪酸単位及び少なくとも1つのエチレングリコール単位とを含む液体脂肪酸エステルからなる群から選択され、
第2化合物が、
(d)固体ポリエチレングリコール、
(e)HLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤
(f)固体脂肪酸、固体脂肪石鹸及び固体脂肪族アルコールからなる群から選択される固体脂肪族化合物、
(g)PEG−150ホホバなどのエトキシル化天然油脂又はプロポキシル化天然油脂
からなる群から選択され、
有効量のローション組成物が、おむつ、パンツ式おむつ、成人用失禁製品、生理用ナプキン又はパンティライナーなど、着用者によって着用されることが意図される吸収性物品の身体に面する表面上に含まれる。
本発明は更に、25℃で液体である少なくとも1種の第1化合物と、25℃で固体である少なくとも1種の第2化合物とを含むローション組成物の、ヒト皮膚への***物又は経血の付着を低減するための使用に関し、第1化合物は、メトキシイソプロパノール、プロピルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、メチルプロパンジオール、プロピレンカーボネート、水溶性ポリプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、水素添加デンプン加水分解産物、シリコーングリコール、及び液体PEG誘導体からなる群から選択され、第2化合物は、
(a)固体ポリエチレングリコール、及び/若しくは固体ポリプロピレングリコール、並びに/又はいずれかの誘導体、
(b)HLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤、
(c)固体脂肪酸、固体脂肪石鹸、及び固体脂肪族アルコールからなる群から選択される固体脂肪族化合物、
(d)PEG−150ホホバなどのエトキシル化天然油脂又はプロポキシル化天然油脂
からなる群から選択され、
有効量のローション組成物は、おむつ、パンツ式おむつ、成人用失禁製品、生理用ナプキン、又はパンティライナーなど、着用者によって着用されることが意図される吸収性物品の身体に面する表面上に含まれる。
本発明は更に、
(i)本明細書に記載するローション組成物を用意する工程と、
(ii)吸収性物品の身体に面する表面の少なくとも一部に有効量のローション組成物を適用する工程とを含む、ヒト皮膚への***物又は経血の付着を低減する方法に関し、吸収性物品は、例えばおむつ、パンツ式おむつ、成人用失禁製品、生理用ナプキン、又はパンティライナーなど、着用者によって着用されるべき物品である。
本明細書において、「含む」及び「備える」とは、最終結果に影響しない他の要素及び/又は他の工程を加えることができることを意味する。これらの用語の各々は、「から成る」及び「から本質的に成る」という用語を包含する。
本明細書において、「身体に面する表面」は、吸収性物品、及び/又は、その構成要素材料の、着用者の身体に向いている表面を指し、一方「衣類に面する表面」は、吸収性物品が着用された時に着用者から離れた側に向いている、吸収性物品、及び/又は、その構成要素材料の対向する表面を指す。吸収性物品、及びトップシート、バックシート、吸収性コアを包含する構成要素、並びにその構成要素のあらゆる個々の層は、通常、身体に面する表面と衣類に面する表面を有する。
本明細書において、「身体」とは、皮膚及び毛髪を包含する哺乳類の表皮組織により形成される外層を意味する。身体の特性は、状況、年齢、性別、及び個々の性質により劇的に異なる傾向がある。例えば、新生児及び幼児の皮膚は、大人の皮膚とは異なり、毛髪を有する皮膚は、毛髪のない皮膚とは異なる。
本明細書で使用するとき、「吸収性物品」とは、身体から排出される様々な排出物を吸収及び収容するために着用者の皮膚に対して着装されることを意図する装置を指す。吸収性物品の例として、おむつ、トレーニングパンツなどのパンツ式おむつ、おむつホルダー、失禁用パンツ等の失禁用物品が挙げられる。吸収性物品の更なる例は、タンポン、***間装置、生理用ナプキン、及びパンティライナーなどの婦人衛生物品である。本発明の好ましい実施形態では、吸収性物品は、おむつ又はパンツ式おむつなどの失禁用物品である。
本明細書で使用するとき、「タンポン」とは、膣管又は他の身体の空洞部に、膣管又は他の身体の空洞部からの流体の吸収のために挿入される吸収性構造体の任意の種類を指す。基礎的なタンポン構造体は、米国特許第1,926,900号、ハース(Haasへ1933年9月12日発行;米国特許第1,946,911号、ハース(Haas)へ1934年7月3日発行;及び米国特許第3,322,123号、ギズウォルド(Giswold)らへ1967年5月30日発行、に記載されている。本明細書で使用するとき、「***間吸収性物品」とは、月経時のために、また失禁時のバリアとして、又は月経時かつ失禁時のバリアとして、女性着用者の***間空間の中に挿入可能な吸収装置を指す。好適な***間吸収性物品は、例えば、米国特許第5,762,644号、名称「トイレ処分可能***内吸収用具(Toilet-Disposable Absorbent Interlabial Device)」、オズボーン(Osborn)らへ1998年6月9日発行、PCT国際公開特許WO 98/29078(PCT Publication No. WO 98/29078)、名称「薄型で快適さのある***間吸収構造(Thin Comfortable Interlabial Absorbent Structure)」、オズボーン(Osborn)らへ1998年7月9日発行、オズボーン(Osborn)らの名で公開、米国意匠特許第404,814号、名称「***間吸収装置(Interlabial Absorbent Device)」、1999年1月26日発行、米国特許第6,270,486号、名称「***内吸収用具(Absorbent Interlabial Device)」、ブラウン(Brown)らへ2001年8月7日発行、に開示されている。本明細書で使用するとき、「パンティライナー(panty liner)」又は「パンティライナー(panti-liner)」という用語は、一般に女性がその月経期間中に着用する生理用ナプキンほど嵩高くない吸収性物品を指す。好適な吸収性物品は、例えば、米国特許第4,738,676号、名称「パンティライナー(Pantiliner)」オズボーン(Osborn)、1988年4月19日発行、に開示されている。
本明細書で使用するとき、「おむつ」とは、一般に、乳幼児及び失禁症状のある人によって、その着用者の下方の胴体廻りに装着される失禁用物品を指す。好適なおむつは、例えば米国特許第3,860,003号、ブエル(Buell)へ1975年1月14日発行、米国特許第5,151,092号、ブエル(Buell)らへ1992年9月29日発行、米国特許第5,221,274号、ブエル(Buell)らへ1993年6月22日発行、及び米国特許第5,554,145号、ロー(Roe)らへ1996年9月10日発行、に開示されている。本明細書で使用するとき、「失禁用物品」とは、それらが成人又は他の失禁症状のある人々によって着用されるか否かにかかわらず、吸収性物品用のパッド、下着、挿入物、吸収性物品用の吸収能力向上物、ブリーフ、ベッドパッドなどを指す。好適な失禁用物品は、例えば、米国特許第4,253,461号、ストリックランド(Strickland)ら、1981年3月3日発行;米国特許第4,597,760号及び同第4,597,761号、ブエル(Buell)に発行;上記の米国特許第4,704,115号;米国特許第4,909,802号、アール(Ahr)らに発行;米国特許第4,964,860号、ギプソン(Gipson)ら、1990年10月23日発行、及びPCT国際公開特許WO 92/11830(PCT Publication No. WO 92/11830)ノエル(Noel)ら、1992年7月23日公開、に開示されている。本明細書で使用するとき、「パンツ式おむつ」とは、固定された側部と脚部開口を備える失禁用物品を指す。パンツ式おむつは、着用者の脚を脚部開口へ挿入して、着用者の胴体下部周囲の適所へパンツ式おむつを滑らせることによって、着用者上の適所に着装される。好適なパンツ式おむつは、例えば、米国特許第5,246,433号(1993年9月21日ハッセ(Hasse)らに発行)に開示されている。
本明細書で使用するとき、「使い捨て」とは、1回の使用後、洗濯する、修復する、ないしは別の方法で吸収性物品として再利用することを意図しない、1回使用を目的とする吸収性物品を記載するのに使用される。
本明細書で使用するとき、「接合した」という用語は、ある要素を他の要素に直接固着することによって、要素を別の要素に直接固定する構成;ある要素を中間部材(類)に固着し、次にその中間部材を他の要素に固着することによって、ある要素を他の要素に間接的に固定する構成;ある要素が別の要素と一体化する構成、すなわち、ある要素が他の要素の本質的に一部分である構成を包含する。
本明細書で使用するとき、用語「長手方向」は、吸収性物品が着用されるとき、立位の着用者を左と右に体を半分に二分する垂直平面と一般に一直線になる(例えば、ほぼ平行になる)、吸収性物品の平面の線、軸線又は方向を意味する。本明細書で使用するとき、用語「横断方向」又は「横方向」は、互いに換言可能であり、長手方向に対して一般に垂直である吸収性物品の平面内に位置する線、軸線又は方向を意味する。
本明細書で使用するとき、「移行する」、「移行」、又は「移行している」という用語は、ローション組成物が、物質の上を移動する又は間に存在する物質を通って浸透することにより、1つの場所から別の場所へ移動することを意味する。
ローション組成物との関連において本明細書で使用する場合「移動」という用語は、ローション組成物が、移行によるのではなく、吸い取り効果によるなど、ローション組成物との直接的接触により、吸収性物品の1つの領域から着用者の皮膚又は吸収性物品上の別の領域に移動することを指す。
本明細書で使用するとき、トップシート、バリアカフ、又はレッグカフなどの吸収性物品の表面に「適用する」とは、少なくともローション組成物の一部が、使用中に着用者の皮膚に接触できるように、前記表面であるトップシート、バリアカフ、又はレッグカフが、その表面の少なくとも一部上に、少なくとも一部のローション組成物層を含むことを意味する。皮膚と接触させるため、典型的には、トップシート、バリアカフ、又はレッグカフの身体に面する表面がコーティングされる。ローション組成物は、表面中に部分的に又は完全に浸透する場合もあり、適用されるそれぞれの吸収性物品の構成要素、例えばトップシート、バリアカフ、又はレッグカフに浸透する場合もある。
本明細書で記載される全ての分子量の単位はダルトンである。
本明細書で使用するとき、「粒子状物質」とは、本ローション組成物を本吸収性物品に適用する前に、ローション組成物において、不溶性又は非分子的に分散性又は生物学的に反応しない、並びに吸収性物品に適用する場合、粒子状を維持する、ローション組成物の構成成分を意味する。当該技術分野において既知であるように、顆粒、ビーズ、球体、微小球、粉末など、全ての種類の粒子状を含む。
用語「付着を低減すること」及び「固着防止」は同義で用いられる。これは、固着防止ローション組成物を含まない対照と比較したとき、皮膚上にとどまる残留人工糊様便(artificial pasty bowel movement)(ABM)がより少ないことを意味する。典型的には、皮膚の処理を行わない場合、皮膚表面上にとどまる残留ABMが30%を超える。
使用するのに有益なローション組成物は、本明細書に記載する方法で評価するとき、皮膚表面上に、30%未満、好ましくは約10%、8%、7%、5%、4%、3%又は2%未満の残留ABMを残すことがある。固着防止剤又はローション組成物によって処理されていないが、別に上記の方法を受けた皮膚は、陰性対照としての役割を果たす。
本明細書では、用語「糞便」及び「排便(bowl movement)」、「BM」は同じ意味で使用される。
本発明のローション組成物
ローション組成物は、好ましくは、例えば50℃を超える、又は60℃を超える、又は80℃を超える、又は所望により、100℃を超える好適なプロセス状態で流動性を有する(例えば液体)が、室温(25℃)で固体又は半固体である。用語、半固体及び非液体は、本明細書で同じ意味で使用される。
本明細書のローション組成物は、好ましくは、追加のスキンケア利益をもたらすことができるローション組成物である。本発明のローション組成物は、25℃、すなわち周囲温度において典型的には非液体、すなわち固体であり、又は半固体であることがより多い。「半固体」とは、ローション組成物が、擬塑性又は塑性流体に典型的なレオロジーを有することを意味する。剪断力がかかっていない場合には、ローション組成物の外観は非液体の固体であり得るが、剪断速度が増加すると流動性になり得る。これは、ローション組成物には固体の構成成分が含有されている一方で、一部の液体構成成分も含有されているという事実によるものである場合がある。本発明のローション組成物は、ローション組成物の移行を最小限にするため、好ましくは、室温で固体又は少なくとも半固体である。ローション組成物は、好ましくは、45℃以上の潜在的「応力」保存状態を超える最終融点(100%液体)を有する。非液体とは、直径15cmの円形ガラスプレートの中央に配置される1gの物質が、25℃及び相対湿度50%の条件下でガラスプレートを45°に傾けるとき、1分以内にガラスプレートから流れ落ちないことを意味する。
一実施形態において、ローション組成物は、3重量%〜75重量%が室温(20℃)で液体であるものである。25%〜75%、又は更に30%〜80%が、体温(37℃)で液体であってよい。一実施形態において、液体化合物の総量は固体化合物の総量より多く、例えば液体量は、50重量%を超え、又は少なくとも55重量%、又は少なくとも60重量%である。吸収性物品に適用される場合、本発明のローション組成物は、通常の接触、着用者の動き(それにより摩擦が生じる)及び/又は体温によって着用者の皮膚に移動可能である。
有効量のローション組成物は、吸収性物品の身体に面する表面上に含まれる。有効量とは、ローション組成物を含まない吸収性物品と比較して、吸収性物品を着用する着用者の、ヒトの皮膚への***物又は経血の付着を低減する効果を示す量である。典型的には、本明細書に記載する方法で測定するとき、未処理の対照物品は、少なくとも30%の残留***物をもたらす。理論に束縛されるものではないが、付着力が汚れ又は排出物内の凝集力より小さくなる場合があるので、ローション組成物が汚れ又は排出物と皮膚表面との間の付着力を減らす場合があり、それによって(例えば拭うことにより生成される)剪断力の適用により汚れ又は排出物が皮膚表面から分離できるようになると考えられている。
一般には、ローション組成物は、安全かつ有効な量で本明細書に記載する方法で吸収性物品に適用され、この安全かつ有効な量が、トップシートの少なくとも一部に、及び/又は、バリアカフの少なくとも一部に、及び/又はレッグカフの少なくとも一部に適用される。本発明による吸収性物品に対するローション組成物の有効量は、約0.0015mg/cm(0.01mg/in)〜約100.5mg/cm(100mg/in)、好ましくは約0.003mg/cm(0.02mg/in)〜約12.4mg/cm(80mg/in)、より好ましくは約0.02mg/cm(0.015mg/in)〜約7.75mg/cm(50mg/in)とすることができる。典型的には、少なくとも約0.00015mg/cm(0.001mg/in)〜約15.5mg/cm(100mg/in)、好ましくは約0.0006mg/cm(0.004mg/in)〜約11mg/cm(72mg/in)、より好ましくは約0.005mg/cm(0.03mg/in)〜約6.2mg/cm(40mg/in)のローション組成物が、吸収性物品を1回、典型的には約3時間使用する間に皮膚に移動されるように、安全かつ有効な量の本発明のローション組成物が吸収性物品に適用される。吸収性物品は一般に日中は3〜6時間毎に、夜間の保護に1度取り換えられるが、結果として少なくとも安全かつ有効な量の約0.00045mg/cm(0.003mg/in)〜約124mg/cm(800mg/in)、好ましくは約0.0018mg/cm(0.012mg/in)〜約88mg/cm(576mg/in)、より好ましくは約0.015mg/cm(0.09mg/in)〜約49.6mg/cm(320mg/in)のローション組成物が、一日間隔(24時間周期)で投与される。しかしながら、本明細書に記載された吸収性物品を介する本発明のローション組成物の着用者の体上への移動は、一日、数日、数週間、数ヶ月、又は数年の間の適切な間隔で生じ得る。
好ましくは、第1液体化合物の総量は、総ローション組成物に基づき3〜90重量%、又は20〜80重量%、又は30〜70重量%であり、固体第2化合物の総量は、総ローション組成物に基づき10〜97重量%、又は20〜80重量%、又は30〜70重量%であり、第1化合物と第2化合物の重量比は、1:32〜9:1、又は1:9〜9:1、又は2:8〜8:2、又は3:7〜7:3である。
好ましくは、ローション組成物は、親水性であり、かつ、本質的に非水性である。非水性とは、ローション組成物が水を含有しないか、少量のみ、例えば、5重量%未満、又は更には1重量%未満の水を含むことを意味する。しかしながら、これらの量は、吸収性物品が製造された時点、すなわち、ローション組成物が吸収性物品上に適用された時点のローション組成物を指す。本発明のローション組成物はやや吸湿性であり、したがって、特に高相対湿度の環境では、周囲の雰囲気から相当量の水を吸収することができる。したがって、吸収性物品を比較的長期間、例えば数か月、更には数年保管する場合、ローション組成物中に含有される水分量が増加し、5重量%を超える可能性がある。
ローション組成物の水溶性は、以下のように決定する。100mgのローション組成物を、ローションが2.5cm×5cmのガラススライドを覆うように、既知の重量のガラススライド(2.5cm×8cm)に載せる。続いてスライドを、室温において、75mLの純水を含むビーカー内に置く。水とその中のローション組成物は、撹拌しない。4時間後、ガラススライドをビーカーから取り出し、60℃、0% RHの乾燥機に入れ、水を除去する。乾燥後、重量を測定し、スライド上のローション組成物の残留量を決定する。乾燥後のプレート上のローション組成物の残留量が60%より少ない、より好ましくは20%より少ない、及び更により好ましくは10%より少ない場合、本発明のローション組成物は水溶性である。比較的良好な水溶性を有するローション組成物が、本発明の意味の範囲内で親水性とみなされる。
疎水性ローション組成物、例えば上述した先行技術に記載されるものは、ある程度の固着防止性能を示すことがあるものの、脂っぽい又はぬるぬるした好ましくない感触を皮膚上に残す傾向があるなど、多少の欠点に悩まされる。また、典型的にはそれらはぬるつきがあるため、洗浄用具と汚れ又は排出物の相互作用を少なくする結果、油性汚れが生じ、洗浄性が悪くなる。親水性ローション組成物は、これら欠点の多くを克服する。親水性ローション組成物は、典型的には皮膚上に脂っぽい感触を残さず、典型的には非水溶性、疎水性ローション組成物のようなぬるつきがないため、より良い洗浄性とより少ない油性汚れをもたらすことができる。
ローション組成物は25℃で液体の少なくとも1種の第1化合物、及び25℃で固体の少なくとも1種の第2化合物を含む。第1化合物は、
(a)液体ポリエチレングリコール、液体ポリプロピレングリコール、及び/又はそれぞれの誘導体、
(b)液体多価アルコール溶媒、
(c)少なくとも1つの脂肪酸単位と、少なくとも1つのエチレングリコール単位とを含む液体脂肪酸エステルからなる群から選択される。
第2化合物は、
(d)固体ポリエチレングリコール、固体ポリプロピレングリコール、及び/又はそれぞれの誘導体、
(e)HLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤、
(f)固体脂肪酸、固体脂肪石鹸、及び固体脂肪族アルコールからなる群から選択される固体脂肪族化合物、並びに
(g)PEG−150ホホバなどのエトキシル化天然油脂又はプロポキシル化天然油脂からなる群から選択される。
本発明の好ましい実施形態は、前記第1化合物が液体ポリエチレングリコールであり、かつ、前記第2化合物が固体ポリエチレングリコールである組み合わせ、又は前記第1化合物が液体ポリエチレングリコールであり、かつ、前記第2化合物が固体エトキシル化脂肪酸及び固体エトキシル化脂肪族アルコールからなる群から選択されるHLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤の組み合わせ、又は前記第1化合物が少なくとも1つの脂肪酸単位及び少なくとも1つのエチレングリコール単位を含む液体脂肪酸エステルであり、かつ、前記第2化合物が固体ポリエチレングリコールである組み合わせ、又は前記第1化合物が液体ポリエチレングリコールであり、かつ、前記第2化合物が固体脂肪酸又は固体脂肪石鹸である組み合わせを含むローション組成物を使用する。
液体多価アルコール溶媒
本明細書で使用するとき、液体多価アルコール溶媒は、25℃で液体の、少なくとも2つの炭素原子、及び少なくとも2つのアルコール性ヒドロキシ基を有する有機化合物であり、本発明の目的のために、別の好ましい群として以下に記載される、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及び誘導体は除く。例としては、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、メチルプロパンジオール、及びこれらの誘導体であり、例えば、上述の末端保護単位を有するモノ−又はジ−末端保護ジエチレングリコール、モノ−又はジ−末端保護ジプロピレングリコール、モノ−又はジ−末端保護エチレングリコール、及びモノ−又はジ−末端保護プロピレングリコールを含む。
本明細書の好ましい液体化合物としては、PEG−8ラウレートなどのエトキシル化脂肪酸(例えば、リポ・ケミカルズ(Lipo Chemicals)よりリポペグ(Lipopeg)4−Lとして入手可能)、PEG−25ヒマシ油などのエトキシル化脂肪酸エステル(油)(例えば、グローバルセブン社(Global-Seven Inc.)よりヘトキシド(hetoxide)C−25として入手可能)、例えばPEG−10ポリグリセリル−2ラウレートなどのグリセロールエステル(例えば、クラリアント社(Clariant Corp.)よりホスタセリン(Hostacerin)DGLとして入手可能)、レシチン(例えば、アメリカン・レシチン社(American Lecithin Co.)よりアルコレック(Alcolec)BSとして入手可能)、C8〜C10のアルキル多糖エーテルなどの高分子界面活性剤(例えば、コグニス社(Cognis Corp.)からグルコパン(Glucopan)225DKとして入手可能)、POE(20)ソルビタンモノパルミテートなどのソルビタン誘導体(例えば、クローダ社(Croda Inc.)より入手可能)、アルキルポリグルコシドなどのスクロース及びグルコースエステル及び誘導体(例えば、セピック社(Seppic Inc.)よりサイマルゾル(Simulsol)AS48として入手可能)が挙げられる。
液体ポリエチレングリコール及び誘導体、並びに液体ポリプロピレングリコール及びその誘導体。
液体ポリエチレングリコール及び誘導体は、25℃で液体である。ポリエチレングリコール(PEG)は、少なくとも3つの単位のエチレングリコールから作られ、一般式HO−(CH2−O−CH2−O)−Hを有し、xが3〜15又は8〜12の数である。分子量(重量平均)は100〜720未満、好ましくは100又は350〜700である。典型的な液体ポリエチレングリコールは、PEG−4、PEG−6、PEG−7、PEG−8、PEG−9、PEG−10、PEG−12及びPEG−14として既知である。好適な市販製品は、例えば、クラリアント(Clariant)の平均分子量が380〜410のポリグリコール(Polyglykol)400、又は平均分子量が570〜630のポリグリコール(Polyglykol)600である。
液体PEG及びPPG誘導体として、PEG及びPPGのエステル及び/又はエーテル誘導体を挙げてもよい。PEG及びPPGの液体誘導体として、特に、1つ以上の末端保護基(すなわち、それぞれモノ又はジ末端保護)を有する、ヒドロキシル基と反応可能な有機化合物由来のPEG及びPPGの誘導体(例えば、上述したような)が挙げられる。好ましい末端保護基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、三級ブチル、及びベンジルが挙げられ、例えば、モノ−又はジ−メチル又はエチル末端保護PEG又はPPGである。いくつかの実施形態では、メチルを好ましい末端保護単位としてよい。
更に、本発明に有用なポリプロピレン及び末端保護単位は、同時係属の米国特許出願第60/901793号(2007年2月16日出願)に記載される。
好ましい液体モノ−末端保護PEGは、例えば、クラリアント社(Clariant Corporation)から入手可能なポリグリコール(Polyglykol)M400などのポリエチレングリコールモノメチルエーテルである。好ましい液体PEGとして、MWが500のポリエチレングリコールジメチルエーテル(シグマ・アルドリッチ(Sigma Aldrich)から入手可能)も挙げられる。
本明細書で更に有用であるのは、液体エチレンオキシド−プロピレンオキシドコポリマー、及びポリエチレン−ポリプロピレンブロックコポリマー(クラリアント社(Clariant Corp.)からのゲナポール(Genapol)PF10−、EO−POブロックコポリマーなどの(EO−POブロックコポリマー)である。
液体アルキレン(例えばエチレン)グリコール脂肪酸エステル
好適な液体アルキレン、又は好ましくはエチレングリコール脂肪酸エステルは、例えば、1つ以上のアルキレングリコール単位、好ましくはエチレングリコール単位、及び1つ又は2つの脂肪酸のエステルである。好ましい化合物は、一般式
−(OCH2CH2)O−Rを有し、式中、R及びRは、水素、又は例えば6〜30個、又は8〜22個の炭素原子を有する脂肪酸残基であり、両方が水素ではないという条件付きで同一又は異なることができ、mは少なくとも数字の1である。好ましくは、R1及びR2は異なっており、mは1、2、又は3である。典型的なエチレングリコールエステルは、例えば、ジエチレングリコールジエチルヘキサノエート/ジイソノナノエート、ジエチレングリコールジイソノナノエート、ジエチレングリコールジラウレート、ジエチレングリコールジオクタノエート/ジイソノナノエート、及びジエチレングリコールジステアレートとして既知である。エチレングリコールエステルを含有する好適な市販製品の混合物は、例えば、ダーモル(DERMOL)MO又はダーモル(DERMOL)489である。好ましいのは、室温(25℃)で液体のワックスエステルである。ドコセニルエイコセノエート、イコセニルエイコセノエート及びイコセニルドコセノエートを含有するホホバ油などの天然由来のものでもよい。
固体ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール並びにこれらの誘導体
固体ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、及びこれらの誘導体は、本明細書で定義するように、25℃で固体(又は、上で定義した半固体)である。固体ポリエチレングリコールは、典型的には、少なくとも16単位のエチレングリコールから製造され、一般式:HO−(CH2−O−CH2−O)−Hを有し、yが少なくとも16、例えば20〜220、又は40〜150の数字である。分子量(重量平均)は720を超え、例えば720〜100000、又は950、又は1500、又は2000、又は2700〜30000である。典型的な固体ポリエチレングリコールは、PEG−20、PEG−32、PEG−40、PEG−45、PEG−55、PEG−60、PEG−75、PEG−90及びPEG−100として既知である。好適な市販製品は、例えば、クラリアント(Clariant)の平均分子量が2700〜3000のポリグリコール(Polyglykol)3000、又は平均分子量が3700〜4500のポリグリコール(Polyglykol)4000である。
固体PEG及びPPG誘導体として、PEG及びPPGのエステル及びエーテル誘導体を挙げてもよい。固体誘導体として、特に、上述したようなものなど、1つ以上の末端保護基(すなわち、それぞれモノ又はジ末端保護されている)を有する、PEG及びPPGの誘導体(例えば、上述したような)が挙げられる。
例えば、ポリグリコール(Polyglykol)M4000(クラリアント社(Clariant Corporation)からのポリエチレングリコールモノメチル)などの固体モノ−末端保護PEGを使用でき、及び/又は、ポリエチレングリコールジメチルエーテルMW2000(シグマ・アルドリッチ(Sigma Aldrich)から)などの固体ジ−末端保護PEGを使用できる。
本明細書で更に有用であるものとして、例えば、クラリアント社(Clariant Corp.)からのゲナポール(Genapol)PF80、EO−POブロックコポリマーなどの、固体EO−POコポリマー及びEO−POブロックコポリマーの場合がある。
固体非イオン性界面活性剤
好適なHLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤として、固体PEG由来非イオン性界面活性剤、固体ポリアルキレングリコール脂肪族アルコールエーテル、例えば、固体ポリエチレングリコール脂肪族アルコールエーテル、又は例えば固体ポリエトキシレート化脂肪族アルコールが挙げられる。脂肪族アルコール単位は、8〜30個の炭素原子、好ましくは12〜22個の炭素原子を有することができる。平均アルコキシル化度、例えばエトキシル化度は、2〜200、好ましくは少なくとも10、少なくとも20又は少なくとも30とすることができる。好ましくは、これらの界面活性剤は、HLB値が少なくとも10、又は少なくとも12、又は少なくとも13で、例えば最大17の非イオン性界面活性剤である。ポリエチレングリコール脂肪族アルコールエーテルは、一般式:R(OCH2CH2)nOHを有し、式中、Rは例えば8〜30、又は12〜22個の炭素原子を有するアルキル基、又はアルキル基の組み合わせであり、nはエトキシル化度、例えば2〜200である。好適なPEG由来の界面活性剤として、PEG−12ステアレート、PEG−100ステアレート、例えば、エボニック・デグサ(Evonik/Degussa)から入手可能なテゴ・アシッド(Tego Acid)S100Pが挙げられる。
好適な市販製品として、例えば、BRIJ 76、BRIJ 78、及びBRIJ 700(クローダ社(Croda Inc.)から入手可能なステアレス100)も挙げられる。
その他の好ましい界面活性剤として、セテアレス(Ceteraeth)−10、セテアレス(Ceteareth)−20、ポリソルベート−65が挙げられる。更に、ラウレス23を用いてもよい。
好適な脂肪族アルコール脂肪酸エステルは、C10〜C30の脂肪族アルコールとC10〜C30の脂肪酸のエステルである。これらは、一般式:R−CO−O−Rを有し、式中R−COは、C10〜C30の脂肪酸残基であり、O−Rは、C10〜C30の脂肪族アルコール残基である。これらは、飽和又は不飽和であることができる。
その他の好適な非イオン性界面活性剤は、例えば、エトキシル化アルコール、エトキシル化脂肪酸、エトキシル化脂肪酸エステル及び油、グリセロールエステル、スクロース及びグルコースエステル及びこれらの誘導体、グリコシド、ソルビタン誘導体、例えばソルビタンモノパルミテート(sorbitan monoplamitate)である。
その他の好ましい化合物として、例えばグローバルセブン社(Global-Seven Inc.)よりヘトキシド(Hetoxide)C−200として入手可能な、PEG40硬化ヒマシ油、PEG−20ソルビタンモノオレエート、PEG−200ヒマシ油などのPEG油;アビテック社(Abitec Corp.)よりカプロール(Caprol)PGE860として入手可能な、デカグリセロールモノ/ジオレエートなどのグリセロールエステル;例えば、アメリカン・レシチン社(American Lecithin Co.)よりアルコレックパウダー(Alcolec Powder)として入手可能な大豆リン脂質などのレシチン誘導体;例えば、リポ・ケミカルズ(Lipo Chemicals)よりリポソルブ(Liposorb)TS−20として入手可能なポリソルベート65などのソルビタン誘導体;例えば、ローディア社(Rhodia, Inc.)よりレオザン(Rheozan)として入手可能な、スクロース及びグルコースエステル及びサクシノグリカンなどの誘導体が挙げられる。
固体脂肪族化合物:
固体脂肪族化合物は、脂肪酸、固体脂肪石鹸、及び固体脂肪族アルコールからなる群から選択される。固体脂肪族化合物は、固体(又は、25℃において、本明細書に記載する方法により少なくとも半固体)である。脂肪族化合物は、好ましくは10〜30、又は12〜22個の炭素原子を有する。脂肪族化合物は飽和又は不飽和であることができ、直鎖又は分枝鎖であることができる。好ましいのは、飽和、直鎖脂肪族化合物である。固体脂肪酸の例は、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸又はベヘン酸である。好ましい固体脂肪族アルコールは、少なくとも12個の炭素原子を有する直鎖、不飽和のl−アルカノールである。固体脂肪族アルコールの例は、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキジルアルコール又はベヘニルアルコールである。
固体脂肪石鹸は、脂肪酸の金属塩である金属石鹸である。脂肪石鹸の脂肪酸成分は、上記のものと同じである。好適な金属カチオンは、ナトリウム、カリウム、リチウム、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、鉄、ジルコニウム、セリウム、亜鉛、コバルト又はバナジウムである。好ましいのは、カルシウム又はマグネシウム塩、例えばステアリン酸カルシウムなどの、低水溶性金属石鹸である。
代表的組成物:
第1液体成分は、メトキシイソプロパノール、プロピルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、メチルプロパンジオール、プロピレンカーボネート、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、水素添加デンプン加水分解産物、シリコーングリコール、又は、任意の上述若しくは例示した、本明細書に記載するポリエチレングリコール若しくは誘導体、ポリプロピレングリコール若しくは誘導体、ポリエチレングリコール由来界面活性剤、ポリプロピレン由来界面活性剤、エチレングリコール又は誘導体、プロピレングリコール又は誘導体、ジエチレングリコール若しくは誘導体、及びジプロピレングリコール若しくは誘導体からなる群から選択される1種以上の化合物を含有してよい。
第2固体成分は、固体ポリエチレングリコール又はその誘導体;固体ポリプロピレングリコール又はその誘導体;HLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤;固体脂肪酸、固体脂肪石鹸、及び固体脂肪族アルコールからなる群から選択される固体脂肪族化合物;固体PEG由来界面活性剤;固体PPG由来界面活性剤;PEG−150ホホバなどのエトキシル化天然油脂又はプロポキシル化天然油脂を含む群の、例えば1種以上の(上で定義したような)固体化合物を含有してよい。
代表的なローション組成物は、
前記第1液体成分が液体ポリエチレングリコールを含有してよく、かつ、前記第2化合物がHLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤を含有してよく、ただし、前記固体非イオン性界面活性剤がアルコキシル化(例えばエトキシル化)脂肪族アルコールのとき、HLB値は少なくとも13であり、あるいは
前記第1成分が少なくとも1つの脂肪酸単位及び少なくとも1つのエチレングリコール単位を含む液体脂肪酸エステルを含有してよく、かつ、前記第2化合物が固体ポリエチレングリコールを含有してよく、あるいは、
前記第1成分が液体ポリエチレングリコールを含有してよく、かつ、前記第2化合物が固体脂肪酸、及び固体脂肪石鹸、及び固体脂肪族アルコールからなる群から選択される固体脂肪族化合物を含有してよい。
好ましくは、前記固体脂肪族化合物が固体脂肪酸を含有するとき、液体の総量は固体の総量よりも大きい。
一実施形態において、液体成分は、100〜720未満、好ましくは350〜700の分子量(重量平均)を有するポリエチレングリコールである。ローション組成物が、20重量%〜80重量%、又は30重量%〜70重量%、又は40重量%〜60重量%のこの液体ポリエチレングリコールを含有するのが好ましい場合がある。例えば、50重量%のMWが400のポリエチレングリコールは、ポリグリコール400とも呼ばれる。
一実施形態において、固体成分は、必要に応じ、720を超える、例えば720〜100000、又は950〜30000、又は3000〜20000、又は10000までの分子量(重量平均)を有するポリエチレングリコール又は誘導体である。ローション組成物が、20重量%〜80重量%、又は30重量%〜70重量%、又は40重量%〜60重量%のこの液体ポリエチレングリコール、例えば50重量%のポリグリコール4000を含有するのが好ましい場合がある。
一実施形態において、固体成分は固体非イオン性界面活性剤、好ましくは、一般式:R(OCH2CH2)OHを有する固体ポリエチレングリコール脂肪族アルコールエーテルであり、式中、Rは例えば8〜30、又は12〜22個の炭素原子を有するアルキル基、又はアルキル基の組み合わせであり、nはエトキシル化度、例えば2〜200である。ローション組成物が、20重量%〜80重量%、又は30重量%〜70重量%、又は40重量%〜60重量%のこの液体ポリエチレングリコール、例えば50重量%のステアレス−100を含有するのが好ましい場合がある。
粒子状物質
一実施形態において、ローション組成物は、ヒト皮膚への***物又は経血の付着を更に低減するため、少なくとも1種の粒子状物質を追加的に含有する。粒子状物質は、吸収性物品上への適用中、粒子状である。また粒子状物質は、皮膚に接触する場合、及び/又は、尿、経血又は***物に接触する場合、粒子状のままである。それ故に、粒子状物質は非水溶性であり、上述したローション組成物の処理温度を超える融解温度を有する。
粒子状物質は、1ナノメートルから2mm、好ましくは1ナノメートルから500マイクロメートル、更に好ましくは0.1マイクロメートルから2mm、更になお好ましくは50ナノメートルから1マイクロメートルの間、又は本明細書に説明されるいずれの範囲内の、いずれの範囲又は個別価値のいずれの平均粒径をも有する場合がある。好ましくは、最小平均粒径は、少なくとも0.1マイクロメートル又は好ましくは少なくとも1マイクロメートル、又は好ましくは少なくとも10マイクロメートル、又は更に好ましくは少なくとも20マイクロメートル、好ましくは最大約500マイクロメートル、又は一部の実施形態において最大約100マイクロメートル、その他の実施形態において、最大約30マイクロメートルである。一実施形態において、適用されるローション組成物、及び/又は、適用されるコーティングは、100マイクロメートルより大きい等価直径を有する粒子の25%未満の粒子を備えることが好ましいことがある。別の実施形態において、適用されるローション組成物、及び/又は、適用されるコーティングは、5マイクロメートル未満の等価直径を有する粒子の25%未満の粒子を備えることが好ましいことがある。更に別の実施形態において、適用されるローション組成物、及び/又は、適用されるコーティングは、100マイクロメートル未満の等価直径を有する粒子の25%未満の粒子を備えることが好ましいことがある。
粒子材料は、(ローション組成物の重量で)0.05重量%〜25重量%、好ましくは0.05重量%〜15重量%、更に好ましくは0.05重量%〜5重量%、又は0.1重量%〜25重量%、又は更に好ましくは0.25重量%〜20重量%の濃度でローション組成物中に存在するが、典型的には、0.5重量%〜10重量%、又は最大5重量%で存在してもよい。
好適には、該粒子は、約0.5グラム/cm及び約2.5グラム/cmの密度を有してもよい。好ましくは、該密度は、約0.5グラム/cmから約2.0グラム/cm、更に好ましくは0.8グラム/cmから約1.5グラム/cmである。一実施形態において、好ましくは、該密度は、粒子の沈殿を最小限に抑えるように約1グラム/cmであり、該密度は、粒子の浮揚を最小限に抑えるように約0.8グラム/cmより大きい。
一実施形態において、該ローション組成物は、アルミナケイ酸塩、ケイ酸塩、シリカ、雲母、及び/又は、タルクを含む、無機粒子を含んでもよい。また、粘土も使用してもよい。しかしながら、本発明において、粒子状物質は有機材料であることが好ましい場合がある。好ましくは、該粒子は、非活性、及び/又は、非反応性材料である。該粒子は、多孔質、又は無孔質であってよい。該粒子は、いずれの形状を有してもよいが、好ましくは平滑面を有し、好ましくは球形状又は板状粒子であってもよい。該粒子は、例えば、親水性などの特性を変更するために、例えば、界面活性剤など、表面上又はその一部にコーティング剤を含んでもよい。特に、該粒子がオレフィンである場合、該粒子は、粒子の製造中に添加される溶融添加剤を含んでもよい。
好適な材料には、ポリスチレン粒子、ポリプロピレン、及び/又は、ポリエチレン(コ)ポリマー粒子、ポリテトラフルオロエチレン粒子、ポリメチルシルセスキオキサン粒子、ナイロン粒子などが挙げられるが、これらに限定されない。好適な市販の粒子状物質としては、ニュージャージー州モリスタウン(Morristown, NJ)のハネウェル・インターナショナル(Honeywell International)から商標名アキュミスト(ACUMIST)で入手可能なポリエチレン粒子;ニュージャージー州サウスプレインフィールド(South Plainfield, NJ)のコボ(KOBO)からBPAとして入手可能なポリメチルメタクリレート粒子(微小球);コボ(KOBO)からBPDとして入手可能なラクトン架橋ポリマー粒子(微小球);コボ(KOBO)からナイロン(NYLON)SPとして入手可能なナイロン12粒子(微小球);コボ(KOBO)からトスパール(TOSPEARL)として入手可能なポリメチルシルセスキオキサン粒子(微小球);コボ(KOBO)からセロビーズ(CELLO-BEADS)として入手可能なセルロース粒子(微小球);ニューヨーク州タリータウン(Tarrytown, NY)のマイクロ・パウダーズ社(Micro Powders, Inc.)からマイクロスリップ(MICROSLIP)として入手可能なポリテトラフルオロエチレン粉末;マイクロ・パウダーズ(Micro Powders)からマイクロケア(MICROCARE)として入手可能な天然ワックスと微粒化ポリマーのブレンド、並びに、ジョージア州ダルース(Duluth, GA)のエクスパンセル(Expancel)からエクスパンセル(EXPANCEL)として入手可能な塩化ビニリデン、アクリロニトリル、及びメチルメタクリレートのコポリマー粒子が挙げられるが、これらに限定されない。また、マイクロイース(MICROEASE)としてマイクロ・パウダーズ(Micro Powders)から入手可能な微紛化ワックスを組み込んでもよい。好ましいのは、テキサス州ヒューストン(Houston, TX)のイクイスター・ケミカル社(Equistar Chemical Corp.)からマイクロセン(MICROTHENE)として入手可能なポリオレフィン粒子(粉末)である。特に好ましいのは、イクイスター(Equistar)からのマイクロセン(MICROTHENE)FN510−00である。
任意成分
着用者に対する利益をより高めるために、追加の成分を本発明のローション組成物に含めることができる。例えば、使用できる成分の部類とそれらの利益としては、消泡剤(処理中の泡立ち傾向を低減する);抗菌活性物質;抗真菌活性物質;防腐活性物質;酸化防止剤(製品の一体性);収れん剤−化粧用(皮膚上の引き締め又はヒリヒリ感を誘発する);収れん剤−医薬品用(皮膚又は粘膜に適用すると、滲出、***、又は出血を抑制し、凝固タンパク質により作用する医薬品製品);生物学的添加物(製品の性能や消費者に対する魅力度を高める);着色剤(製品に色を付与する);脱臭剤(不快なにおいを低減又は除去し、身体面上への悪臭形成を防止する);皮膚軟化剤(皮膚表面上又は角質層内に留まり、潤滑剤として作用し、剥離を減少し、皮膚の外観を改善する能力があるため、軟らか、滑らか、かつ柔軟な皮膚の外観の維持に役立つ);外面鎮痛剤(皮膚の感覚受容器の抑制により局所的鎮痛、麻酔、又は鎮痒作用を有する局所適用医薬品);被膜形成剤(乾燥時に連続的なフィルムを生成することにより皮膚上の活性成分をとどまらせる);芳香剤(消費者に対する魅力度);湿潤剤(皮膚の最上層の水分含有量を高める);天然保湿剤(NMF)及び当該技術分野において既知のその他皮膚保湿成分;乳白剤(製品の透明度、つまり透明な外観を低減する);皮膚コンディショニング剤;その他溶媒(化粧品又は医薬品で有用であると判明している成分を溶解するために使用される液体);及びその他界面活性剤(例えば、洗浄剤、乳化剤、可溶化剤、及び懸濁化剤として)が非限定的に挙げられる。好適なアニオン性界面活性剤は、例えば、リン酸エステル、カルボン酸/脂肪酸、リグニン及びリグニン誘導体、ポリアクリル酸コポリマーである。好適なカチオン性界面活性剤(cationc surfactants)は、例えば、エトキシル化アミン、四級界面活性剤、リン脂質、アミンオキシドである。好適な両性界面活性剤は、例えば、ベタイン誘導体、イミダゾリン及びイミダゾリン誘導体、レシチンである。
本ローション組成物に用いるのに好適な消泡剤は、例えば、2−エチルヘキサノール、ポリジメチルシロキサン、グリセリルモノオレエート、グリコール、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーである。
本ローション組成物に用いるのに好適な抗菌剤は、例えば、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、スルホンアミド、精油(茶木油)、銀、エタノール、トリクロサン、粘土である。
本ローション組成物に用いるのに好適な抗真菌剤は、例えば、安息香酸、パラベン、ポリアミノプロピルビグアニド、茶木油、クロルフェネシンである。
本ローション組成物に用いるのに好適な防腐剤は、例えば、塩化ベンザルコニウム、エタノール、クロルヘキシジン、ヨードプロピルブチルカルバメートである。
本ローション組成物に用いるのに好適な酸化防止剤は、例えば、トコフェロール(ビタミンE)及びこれらの誘導体、ブチル化ヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ノニルフェノール、アスコルビン酸(ビタミンC)及びこれらの誘導体である。
本ローション組成物に用いるのに好適な化粧用収れん剤は、例えば、マンサク、カラミン、SDアルコール、酸化亜鉛、オートミール、キュウリである。
本ローション組成物に用いるのに好適な医薬品用収れん剤は、例えば、アンモニウムミョウバン、塩化亜鉛である。
本ローション組成物に用いるのに好適な生物学的添加物は、例えば、アラントイン、キトサン、コラーゲン、糖蛋白質、リン脂質である。
本ローション組成物に用いるのに好適な植物性添加物は、例えば、エキナシア、ユッカ、ヤナギラン、緑茶、紅茶、中国茶、カミツレ、アロエ及びラベンダーである。
本ローション組成物に用いるのに好適な着色剤は、例えば、βカロチン、食品、医薬品及び化粧品用として認可された色素、二酸化チタン、食品、医薬品及び化粧品用染料、雲母である。
本ローション組成物に用いるのに好適な脱臭剤は、例えば、重曹、塩化セチルピリジウム、ゼオライト、トリクロサン、リシノール酸亜鉛である。
本ローション組成物に用いるのに好適な皮膚軟化剤は、例えば、ワセリン、カカオバター、トリグリセリド、シクロメチコン、ホホバワックスである。
本ローション組成物に用いるのに好適な外面鎮痛剤は、例えば、ベンジルアルコール、カンファー、メントール、メチルニコチネート、レゾルシノールである。
本ローション組成物に用いるのに好適な被膜形成剤は、例えば、アクリレートコポリマー、セルロースゴム、ポリエチレン、PVP、ポリクアテルニウムである。
本ローション組成物に用いるのに好適な芳香剤は、例えば、ベンジルアルコール、カミツレ油、ラベンダーオイル、メンチルラクテート、ファルネソールである。
本ローション組成物に用いるのに好適な湿潤剤は、例えば、グリセリン、ハチミツ、尿素、スクロース、PEG−4である。
本ローション組成物に用いるのに好適な保湿剤は、例えば、アロエ抽出物、グリセリン、セテス−24、ラノリン、PEG−40ステアレート、乳酸ナトリウム、水である。
本ローション組成物に用いるのに好適な乳白剤は、例えば、セチルアルコール、シリカ、カオリン、炭酸亜鉛、タルクである。
本ローション組成物に用いるのに好適な皮膚保護剤は、例えば、カラミン、ジメチコン、鉱油、カオリン、酸化亜鉛である。
本ローション組成物に用いるのに好適な溶媒は、例えば、ベンジルアルコール、イソパラフィン、グリコール、PEG−4、プロピレングリコール、鉱油である。
本ローション組成物に用いるのに好適な洗浄剤は、例えば、ココアミドプロピルベタイン、デシルポリグリコシド、C20〜40パレス−40、ステアレス−50、PEG−100ステアレートである。
本ローション組成物に用いるのに好適な乳化剤は、例えば、セテス−10、グリセリルパルミテート、レシチン、PEG−10ステアレート、スクロースラウレートである。
本ローション組成物に用いるのに好適な可溶化剤は、例えば、セテアレス−40、PEG−40ヒマシ油、ポロキサマー、PEG−40ステアレート、ポリソルベートである。
本ローション組成物に用いるのに好適な懸濁化剤は、例えば、塩化ベンザルコニウム、ポリソルベート85、リグノスルホン酸ナトリウム、アクリレートコポリマー、ベントナイト、PEI、PVP、シリカである。
本ローション組成物に用いるのに好適な結合剤は、例えば、アルギン酸、セルロースゴム、ゼラチン、デンプン、合成又は天然ワックスである。
本ローション組成物に用いるのに好適な吸収剤は、例えば、セルロース、デキストリン、デンプン、カオリン、シリカ、タルクである。
本ローション組成物に用いるのに好適な緩衝剤は、例えば、炭酸カルシウム、クエン酸ナトリウム、尿素、リン酸二ナトリウム、グリシンである。
本ローション組成物に用いるのに好適な油脂は、例えば、アボカド油、カプリル酸トリグリセリド(caprilic triglyceride)、カプリン酸トリグリセリド、ラウリン酸トリグリセリド、ニンジン油、ココヤシ油、クルミ油、水素添加魚油である。
本発明の好ましい任意成分は、植物性添加物、抗菌剤、防腐剤及び抗真菌剤である。
吸収性物品
a)失禁用物品
以下、失禁用物品の一実施形態としておむつを説明する。しかしながら、当業者には周知のように、本明細書で以下に記載するほとんどの構成要素及び材料が、パンツ式おむつなど他の失禁用物品に対しても応用可能である。
おむつには、長手方向軸及び横断方向軸がある。おむつは更に、身体に面する内側表面、及び内側表面の反対側の衣類に面する外側表面を有する。
おむつの1つの末端部分は、おむつの前側腰部区域として構成される。対向する末端部分は、おむつの後側腰部区域として構成される。おむつの中間部分は、前側及び後側腰部区域の間で長手方向に延びる股領域として構成される。股領域は、おむつを着用した際、通常、着用者の脚の間に位置するおむつの部分である。
おむつのシャーシは、おむつの本体を備える。シャーシは、液体透過性トップシート及びバックシートを備える。シャーシは、トップシートとバックシートとの間に挿入させた吸収性コアを更に含む。シャーシは、シャーシの横断方向外縁部、長手方向縁部、及び終縁部で画定される周辺部を有する。本明細書において、おむつ、パンツ式おむつ又は成人用失禁製品は、典型的には更にレッグカフ及び/又はバリアカフを備える。
バックシートは、当技術分野において既知のように、通常は液体不透過性バックシートであってもよい。一実施形態において、液体不透過性バックシートは、約0.01mm〜約0.05mmの厚さを有する熱可塑性フィルムなどのプラスチック薄膜を含む。好適なバックシート材料は、排出物がバックシートを通過することを防ぎながらも、吸収性物品から水蒸気を抜くことができる通気性材料を通常は含む。好適なバックシートフィルムとしては、インディアナ州テレホート(Terre Haute)のトレデガー・インダストリーズ社(Tredegar Industries Inc)により製造され、商品名X15306、X10962、及びX10964で販売されているものが挙げられる。バックシート又はそのいずれかの部分は、一方向以上に弾性的に延伸性であってもよい。
トップシートは、柔軟で、柔らかな感触で、着用者の皮膚を刺激しないものであることが好ましい。更に、トップシートは液体透過性であって、液体(例えば、尿)はその厚さ全体に容易に浸透できる。好適なトップシートは、織布及び不織布材料、孔あき成形熱可塑性フィルム、孔あきプラスチックフィルム、及びハイドロフォーミングされた熱可塑性フィルムなどのポリマー材料、多孔質発泡体、網状発泡体、網状熱可塑性フィルム、及び熱可塑性スクリムなどの広範囲の材料から製造されてもよい。好適な織布材料及び不織布材料は、天然繊維(例えば、木材繊維若しくは綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、若しくはポリエチレン繊維などのポリマー繊維)、又は天然繊維と合成繊維との組み合わせで作製することができる。トップシートは、好ましくは、トップシートを通過し、吸収性コアに収容される液体から着用者の皮膚を隔離するため(すなわち、再湿潤を防ぐため)、疎水性材料で作られる。トップシートを疎水性材料で作製するならば、好ましくはトップシートの少なくとも身体に面する表面、又はその一部を親水性になるよう処理して、液体がより迅速にトップシートを通って移動するようにする。これにより、身体排出物が、トップシートを通過して引き込まれて吸収性コアに吸収されるよりも、トップシートから流出する可能性が低減する。トップシートを界面活性剤で処理することによって、トップシートに親水性を持たせることができる。好ましい実施形態では、トップシートは、表面湿潤性の傾向を低減し、結果として、コアに吸収された尿を、濡れた後にユーザの皮膚から離して維持することを容易にすることができる不織布ウェブである。
本明細書において、吸収性物品は、液体及びその他の身体排出物の改善された封じ込めを提供する、いわゆるサイドパネル、及び/又は、(伸縮性のある)バリアカフを含む1つ又はそれ以上の対の(伸縮性のある)レッグカフを有し、一実施形態において、これらのカフは、本明細書に記載のコーティングローション組成物を含んでもよい。好適なカフは、例えば、米国特許第3,860,003号、同第4,808,178号及び同第4,909号、同第4,695,278号及び同第4,795,454号に記載される。またカフは、上記に記載の不織布材から作製してもよく、疎水性であることが好ましい。
トップシート、及び/又は、レッグカフ、及び/又は、バリアカフのための好適な材料は、スパンボンド層(S)及びメルトブローン層(単数又は複数)(M)を含むウェブを含み、それによって、ウェブの表面は、スパンボンド層(単数又は複数)により形成される。一実施形態において、ウェブは、例えば25g/m(gsm)超過の比較的高い坪量を有する場合がある。好適なウェブとして、例えば、34gsmのSMMS(各メルトブローン12gsm及び各スパンボンド層5gsm)、34gsmのSMMS(各メルトブローン10gsm及び各スパンボンド層7gsm)、30gsmのSMMS(各メルトブローン10gsm及び各スパンボンド層5gsm)、30gsmのSMMS(各メルトブローン8gsm及び各スパンボンド層7gsm)、34gsmのSMS(メルトブローン20gsm及び各スパンボンド層7gsm)又は、例えば、17gsmのSMMSを互いに積層した2層のウェブを含むラミネートウェブが挙げられる。
本明細書において、トップシート、及び/又は、バリアカフ、及び/又は、レッグカフに、バックシートを直接的又は間接的に取り付け、又は接合してもよい。
吸収性コアはトップシートとバックシートとの間に通常は配置される。吸収性コアには、一般に圧縮可能かつ快適で、着用者の皮膚に刺激を与えず、尿及び他の体の排出物などの液体を吸収及び保持可能な吸収性材料を含有させてもよい。
吸収性コアは、多種多様の大きさ及び形状(例えば、方形、砂時計形、「T」字形状、非対称形など)で、かつ、一般にエアフェルトと呼ばれる粉砕木材パルプなど、使い捨ておむつ及び他の吸収性物品に広く使用されている多種多様の液体吸収性材料から製造することができる。他の好適な吸収性材料としては、縮みセルロース詰め物、コフォームを包含するメルトブローンポリマー、架橋されたセルロースファイバー、ティッシュラップ及びティッシュラミネートを含むティッシュ、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル材料、又はあらゆる同等の材料若しくは材料の組み合わせが挙げられる。吸収性コアの構成及び構造は多様であってもよく、例えば、吸収性コアは、様々なキャリパーゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、若しくはより低い平均密度及びより低い平均坪量獲得帯を有していてもよく、又は、1つ以上の層又は構造を含んでもよい。吸収性コアの全体的な吸収能力は、しかしながら、おむつの設計負荷及び意図される用途に適合しなければならない。更に、乳児から成人にまで及ぶ着用者に対応するように、吸収性コアの大きさ及び吸収能力を変更してもよい。
本発明の吸収性物品のトップシートを孔あきとすることもでき、すなわち、トップシートは、開口寸法が少なくとも約0.2mmである複数個の開口部を有する。トップシートは、好ましくは、少なくとも約10%の開口領域を有し、開口領域は全開口部の合計である。
本明細書において、トップシートは、***物(又は経血)を肛門カフ又は膣カフとも称される、前記第2のトップシート下の空間へ通り抜けさせるために十分に大きい1つ又はそれ以上の開口部を有するトップシートであってもよい。例えば、2005年9月13日に出願された米国特許出願公開第2006/0058766 A号では、糞便物質を収容するようように適応される少なくとも1つの開口部を有するトップシートが提供され、トップシート及びその開口部が、それぞれ前側領域及び後側領域を有する、吸収性物品が開示される。吸収性コアとトップシートとの間に空間が提供され、吸収性物品は、使用中生殖器をカバーし、前記開口部の前側領域の中、下、又は上に配置される生殖器カバーシートを更に含む。更に好適な吸収性物品は、例えば、米国特許第6,482,191号、米国特許出願公開第2004/0092902 A号、同第2004/0092900 A号、同第2004/0162538 A号及び同第2006/0058765 A号に開示される。
更に、失禁用物品は、前側及び後側腰部バンド、及び/又は典型的には腰部バンドに接合された、当該技術分野において既知のような締着装置を含んでもよい。好ましい締結装置は、締結タブ及びランディング領域を含み、締結タブが、おむつの後ろ領域に取り付けられ又は接合され、ランディング領域は、おむつの前領域の一部分である。
b)婦人衛生物品
一実施形態において、本発明のローション組成物は、好ましくは、婦人衛生物品上へのローション組成物適用から身体へと移動する。これらの製品は、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配置された吸収性コアを含むことも可能であり、各構成成分は身体に面する表面及び衣類に面する表面を有する。
吸収性物品は規格に適合し、柔らかな感触で、着用者の身体に刺激がないものなど、いずれか既知の又はその他の有効なトップシートを含んでよい。好適なトップシート材料としては、着用者の身体に向かって配向され、身体に接触して、流体がトップシートを通って着用者の皮膚に逆流することなく、身体の***物がそれを通って迅速に浸透できる、液体透過性材料が挙げられる。トップシートはトップシートを通る流体の迅速な移動を可能にできる一方、ローション組成物が着用者の身体の外側又は内側部分の上へ移動又は移行するようにする。好適なトップシートは生理用ナプキン、パンティライナー等のような婦人衛生物品を製造する分野で周知である、織布材料及び不織布材料;孔あき成形熱可塑性フィルム、孔あきプラスチックフィルム及び交絡加工繊維孔あきフィルムを含む孔あきフィルム材料;ハイドロフォーミングされた熱可塑性フィルム;多孔質発泡体;網状発泡体;網状熱可塑性フィルム;熱可塑性スクリム;又はこれらの組み合わせのような種々の材料から製造することができる。
トップシートが不織布ウェブの形態の不織布繊維性材料を含むときに不織布ウェブは不織布ウェブを作製する任意の既知の手順により製造してよく、この非限定的な例としては、スパンボンディング、カーディング、ウェットレイド、エアレイド、メルトブローン、ニードルパンチング、機械交絡、熱機械交絡及び水流交絡が挙げられる。
本発明の婦人衛生物品は、バックシートも備える。バックシートは任意の既知の又は他の有効なバックシート材料であることができ、バックシートは婦人衛生物品に吸収され、収容された排出物が外部に漏れるのを防止する。バックシートとしての使用に好適な可撓性材料としては、生理用ナプキン、パンティライナー等のような婦人衛生物品を作製する分野で周知のような、織布材料及び不織布材料、積層組織、ポリエチレン及び/若しくはポリプロピレンの熱可塑性フィルムのような高分子フィルム、フィルムコーティングされている不織布材料のような複合材又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
婦人衛生物品はまた、吸収性コアも備える。吸収性コアはトップシートとバックシートの間に典型的には配置される。吸収性コアの大きさ及び形状は吸収能力要件に適合するように、かつ着用者/ユーザに快適性を提供するように変更することができる。本発明に用いるのに好適な吸収性コアは、液体吸収性材料が吸収能力要件に適合するように構成又は構築することができるという条件で、吸収性物品に用いられる当該技術分野において既知のいかなる液体吸収性材料にすることができる。吸収性コアとして使用するのに好適な液体吸収性材料の非限定的な例としては、生理用ナプキン、パンティライナー等のような婦人衛生物品を作製する分野で周知である、一般的にエアフェルトと称される粉砕木材パルプ;捲縮セルロース塊;ヒドロゲル形成性ポリマーゲル化剤のような超吸収性ポリマーを含む吸収性ゲル材料;化学的に硬化、変性又は架橋されたセルロース繊維;コフォームを含むメルトブローンポリマー;けん縮ポリエステル繊維を含む合成繊維;ティッシュラップ及びティッシュラミネートを含むティッシュ;毛管路繊維;吸収性フォーム;吸収性スポンジ;合成ステープルファイバー;ピートモス;若しくはいずれかの同等の材料;又はこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書における生理用ナプキン又はパンティライナーは、例えば着用者の下着に取り付ける、いわゆるウィングをカフとして含んでもよい。本明細書において、生理用ナプキン、及び/又はパンティライナーは、好ましくは、バックシート、及び/又はウィング(カフ)に含まれた締着手段を含んでもよい。少なくともバックシートにある、又は取り付けられる接着取り付け手段であることが好ましい。
c)本発明のローション組成物を含む吸収性物品と拭き取り用品の組み合わせ
本発明のローション組成物を含む吸収性物品を、汚れ又は排出物を洗浄及び除去するのに使用する1つ以上の拭き取り用品と共にパッケージ化することができる。1つの吸収性物品を1つ以上の拭き取り用品と共に1つの個別の包装とすることもでき、吸収性物品1つのみと拭き取り用品1つ、又は吸収性物品1つのみと拭き取り用品数点を持ち運びたい場合、外出中のユーザには特に便利である。あるいは、複数の本発明のローション組成物を含む吸収性物品が、複数の拭き取り用品と共にパッケージ化される。後者の場合、吸収性物品の数を拭き取り用品の数と同じに、又は、拭き取り用品の数を吸収性物品の数より多くすることができる。
1つ以上の吸収性物品と1つ以上の拭き取り用品の組み合わせでは、吸収性物品が失禁用物品であることが好ましい。
拭き取り用品を、乾式拭き取り用品又は湿式拭き取り用品とすることができる。一実施形態において、拭き取り用品はローション付き拭き取り用品であり、すなわち、拭き取り用品は、固着防止効果をもたらすローションを含む。しかしながら、典型的には、拭き取り用品上に適用される固着防止ローションは、吸収性物品上に適用される固着防止ローションとは異なる。
好ましいローション付き拭き取り用品は、基材と、基材に接触しているローションと、を含み、ローションは、固着防止剤と、例えば、2006年10月31日に出願され、R.Mマーシュ(R.M Marsh)らに譲渡された米国特許出願第60/855427号に開示されるような性能向上剤を含む。性能向上剤は、ローションの約3重量%以下の濃度で存在してもよい。固着防止剤は、水溶性であってもよい。
固着防止剤は、非高分子固着防止剤、高分子固着防止剤、アルコキシル化ポリオール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。性能向上剤は、被膜形成剤、付着助剤、レオロジー変性剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。
ローションは、皮膚軟化剤及び界面活性剤を更に含んでもよい。
「基材」は、一般に不織布材料であって、身体部分をクレンジングするのに使用される1つの材料を記載する一般用語である。特に、多くの現在使用可能な基材は、排便後の肛門周囲部のクレンジングを対象にしている場合がある。他の基材が、顔又は身体部分の洗浄に利用できる。
基材は、不織布材料であってもよい。「不織布」は、本明細書では、連続繊維の組立体、共押出繊維、非連続繊維、及びこれらの組み合わせから、織る又は編むことなく、スパンボンディング、カーディング、メルトブローイング、エアレイイング、湿式レイイング、コフォーム、又はこうした目的のために当該技術分野において公知の他のこうしたプロセスにより作製される繊維構造体を指す。不織布構造は、前記繊維組立体の1つ以上の層を含んでもよく、各層は、連続繊維、共押出繊維、不連続繊維及びこれらの組み合わせを含んでもよい。
基材の繊維は、いずれかの天然のセルロース材料、及び/又は完全な合成材料であってもよい。天然繊維類の例としては、広葉樹源、針葉樹源又は他の非木材植物類からの繊維などのセルロース性天然繊維類を挙げることができる。天然繊維類は、セルロース、デンプン及びこれらの組み合わせを含んでもよい。
基材は、約15、30、40、又は45g/m〜約65、75、85、95、又は100g/mの坪量を有してもよい。好適な基材は、フィンランド、タンペレ(Tampere)のスオミネン(Suominen)からフィブレラ(FIBRELLA)(商標)3160として入手可能であるような、58g/mの坪量を有する、ビスコース繊維とポリプロピレン繊維の40/60ブレンドを含むカード不織布であってもよい。フィブレラ(FIBRELLA)(商標)3160は、60重量%の1.5デニールのポリプロピレン繊維と40重量%の1.5デニールのビスコース繊維とを含む、58g/mの不織布ウェブである。別の好適な材料は、フィブレラ(FIBRELLA)(商標)3100であってもよく、これは50重量%の1.5デニールのポリプロピレン繊維と50重量%の1.5デニールのビスコース繊維とを含む、62g/mの不織布ウェブである。これらの市販の繊維ウェブの双方とも、平均繊維長は約38mmである。基材として使用するための別の好適な材料は、ドイツ、シュヴァルツェンバッハ/サール(Schwarzenbach/Salle)のサンドラー社(Sandler AG)から入手可能なサワテックス(SAWATEX)(商標)2642であってもよい。基材として使用するための更に別の好適な材料は、約50g/m〜約60g/mの坪量を有してもよく、及びビスコース繊維とポリプロピレン繊維の20/80ブレンドを有してもよい。基材は、パルプとビスコース繊維の60/40ブレンドであってもよい。
本発明のローションは、少なくとも約0.05重量%の固着防止剤及び少なくとも約0.01%の性能向上剤を含んでもよい。ローションは、約50重量%以下の固着防止剤及び約3%以下の性能向上剤を含んでもよい。
拭き取り用品に用いられる好適な水溶性固着防止剤には
−非高分子固着防止剤、例えばグリセロール及び関連するポリオール、例えばソルビトール、マルチトール、キシリトール、ペンタエリスリトール(pentaerythitol)、スクロース、グルコース、マルトース、マルトトリオース、マルトデキストリン、マルトペントース、マルトヘキソース、及びイソマルツロース、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコールなど、
−ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、ポリグリセロール、又はエチレンオキシド及びプロピレンオキシドを含むブロックコポリマーを含む、これらの混合物などを含む高分子固着防止剤
−アルコキシル化ポリオール化合物、
並びに上記の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明のローション組成物を含む吸収性物品の製造法
本発明のローション組成物は、ローション組成物を使い捨て吸収性物品のような吸収性製品上に分配するための任意の既知の又はそれ以外の有効な技術により、吸収性物品に適用することができる。ローション組成物を吸収性物品に適用する方法の非限定例としては、噴霧、印刷(例えばフレキソ印刷)、コーティング(例えば接触スロットコーティング及びグラビアコーティング)、押出成形又はこれらの適用技術の組み合わせが挙げられる。ローション組成物の吸収性物品上への適用は、ローション組成物の投与及び/又は付着のためのローション組成物の皮膚上への移動又は移行を促進し、結果として安全かつ有効な量のローション組成物が適用されることになる。そのため、身体に移動又は移行するであろうローション組成物の安全かつ有効な量は、適用されるローション組成物の種類、ローション組成物が適用される身体に面する表面の部分、及びローション組成物を投与するために用いる吸収性物品の種類といった要因に依存する。
ローション組成物が含まれている吸収性物品の使用中に、着用者の身体に移動する本明細書に記載のローション組成物の量を決定するには、いずれかの好適な方法を使用することができる。ローション組成物の移動量を計算する方法の例には、生体内皮膚類似物質の分析を伴うガスクロマトグラフ分析手順とその他の定量的分析手順とが挙げられる。好適なガスクロマトグラフ手順は、PCT国際公開特許WO 99/45973、ドナルドC.ロー(Donald C.Roe)らに1999年9月16日公開、により詳細に記載されている。
本発明による吸収性物品の調製において、ローション組成物は、液体又は半液体として、トップシート、及び/又はレッグカフ、及び/又はバリアカフに適用してもよい。典型的には、ローション組成物は外側表面、すなわち、使用する際に着用者の皮膚と接触する外側表面に適用され、すなわち、ローション組成物は身体に面する表面に適用される。
ローション組成物は、その融解物から、吸収性物品のトップシート、及び/又はレッグカフ、及び/又はバリアカフに適用される。ローション組成物は、好ましくは周囲温度を超える温度で融解するため、通常は加熱ローション組成物として、トップシート、及び/又はレッグカフ、及び/又はバリアカフに適用される。典型的には、ローション組成物は、トップシート、及び/又はレッグカフ、及び/又はバリアカフに適用される前に、約40℃〜約100℃、好ましくは50℃又は60℃、更には90℃から、約100℃の温度まで加熱される。典型的には、該液体又は半液体の構成成分、及び/又はローション組成物は、液体又は半液体であることを確実にするために加熱される。その後、一旦ローション組成物をトップシート、及び/又はレッグカフ、及び/又はバリアカフに適用すると、トップシート、及び/又はレッグカフ、及び/又はバリアカフの表面に固結化されたコーティングを形成するために冷却固結される。
ローション組成物を、物品のトップシートの身体に面する表面に、均一に又は不均一に適用することができる。本明細書で不均一とは、ローション組成物の量、場所、分配パターンが、トップシート表面にわたって可変であることを意味する。例えば、トップシート、及び/又はレッグカフ、及び/又はバリアカフの処理面の一部に、より多い又は少ない量のローション組成物を有することができ(すなわち、一部にその他の部分より高い基本重量のローション組成物が含まれる)、全くローション組成物を含まない表面部分を含む。好ましい実施形態では、トップシート、及び/又はレッグカフ、及び/又はバリアカフの表面は、ローション組成物が適用されない領域を有する。
ローション組成物が不均一に適用される場合、断続的に、すなわち非連続に適用することができる。例えば、ドットなど、小さい液滴(例えばスプレーにより得られる)の個々の図形の適用、矩形(例えばグラビア印刷により得られる)、物品の長手方向又は横方向に交互に塗られるストライプなどを含む、任意のパターンを用いることができる。交互のストライプとは、ローション組成物が適用されない領域で分けられる、ローションが縞模様に適用された領域を意味する。
該縞は、0.1mm〜約50mm、0.1〜約30mm、0.5mm〜約50mm、0.5mm〜約40mm、2mm〜約40mm、2mm〜約20mm、2mm〜約15mm、又は5mm〜約20mmの間の幅を有するものであってもよい。ローション組成物を適用しない縞の空隙部は、0.1mm〜約100mm、約0.1mm〜約50mm、0.1〜約30mm、約0.5mm〜約50mm、約0.5mm〜40mm、2mm〜約40mm、2mm〜約20mm、2mm〜約15mm、又は5mm〜約20mmを有するものであってもよい。物質は、吸収性物品のトップシート、及び/若しくはレッグカフ、及び/若しくはバリアカフに直接適用でき、又は、吸収性物品の所望の部分へ後から付着される別の材料又は構成要素(例えばカレンダーロール)に適用してもよい。例えば、1つ以上の長手方向縞で適用される。該縞は、物品の全長手方向長さに沿って適用されてもよく、又は、該縞は、トップシート又はカフの中央部分、例えば、トップシート又はカフの表面の中央30%〜70%にのみ存在することもできる。
ローション組成物が適用されるパターン、及び/又は適用されるローション組成物の量は、物品の後方3分の1(すなわち、後方腰部区域におけるシャーシ外縁部から開始し、吸収性物品の長手方向長さの3分の1)、物品の中央3分の1、物品の前方3分の1で同じにすることができる。あるいは、ローション組成物が適用されるパターン、及び/又は適用されるローション組成物の量は、物品の後方、中央、及び前方3分の1で異なることができる。
本発明のローション組成物は固着防止特性を有するため、着用者の皮膚領域、典型的には***物で汚染される領域に隣接して置かれる吸収性物品の領域に、組成物を含ませなければならない。
つまりローション組成物は、臀部及び使用中の着用者の臀部溝長全体、好ましくは生殖器をも含む領域に隣接して置かれる物品の領域に、少なくとも含まれなくてはならない。
ローション組成物が長手方向の縞の形状で適用される場合、その縞は、好ましくは、吸収性物品の後方腰部区域内に、臀部及び臀部溝長のほとんどをも覆う程度まで、延びる。通常、皮膚に対して広がる***物の影響がある領域に対向する領域において、縞の数又は密度を高くすることもできる。更に、通常、皮膚に対して広がる***物の影響がある領域に対向する領域において、縞の基本重量を高くすることができる。
ローション組成物が図形の形状で適用される場合、密度(すなわちドットの互いの近さ)、及び/又はドット寸法、及び/又はドットにより含まれるローション組成物の基本重量を、通常、皮膚に対して広がる***物の影響がある領域に対向する領域において、高くすることができる。図形は、円形、楕円形、矩形、三角形、星形、ハート形又は動物の形など、任意の形状及び寸法を有することができる。また、吸収性物品は、異なる形状及び/又は異なる寸法を含むことができる。
本発明のローション組成物は、本明細書に定義した必須の皮膚治療剤が含まれているローション組成物を用意するために好適ないずれかの既知の、又はさもなければ有効な技術により調製してもよい。結果として得られたローション組成物を、続いてノードセン(Nordsen)EP 11−12−02のような接触塗布器を用いて吸収性物品のトップシート構成成分に適用できる。
本発明のローション組成物は、ローション組成物を吸収性物品に適用した結果、安全かつ有効な量のローション組成物を吸収性物品の着用者の皮膚上に移動させることができるように調製する。そのため、ローション組成物は、周囲条件下で相対的に不動であり、吸収性物品の身体に面する表面上に局在し、体温で着用者に容易に移動可能であり、更に過激な貯蔵条件下で完全に液体ではないような製品稠度を有するのが好ましい。換言すれば、ローション組成物は、ローション組成物が通常の接触、着用者の動き、及び/又は身体の熱により皮膚上に容易に移動するように、周囲条件(約25℃)及び/又は体温(約37℃)で、好ましくは固体又は半固体である。ローション組成物の稠度は、稠度を測定するための透過度計の使用を伴うASTM D5試験方法により測定することができる。典型的には、本発明のローション組成物は、ASTM D5試験方法に概説される試験手順により40℃で測定した場合に、約10ミリメートル(mm)〜約300mm、好ましくは約20mm〜約250mm、より好ましくは約30mm〜約200mmの稠度を有する。
このローション組成物の固体又は半固体の稠度は、所望のローション組成物の利益を付与するために吸収性物品に適用されるべきローション組成物の相対的に低い濃度を設ける。「半固体」とは、ローション組成物が吸収性物品上の所望の位置に相対的に静止して留まり、並びに物品の望ましくない位置に流動又は移行する傾向がないように、ローション組成物が、擬塑性体又は塑性液体の典型的なレオロジーを有することを意味する。本発明の固体ローション組成物は、同様に特定の位置に留まることができ、物品の望ましくない位置に流動又は移行しない。これらの固体及び半固体のローション組成物は、ローション組成物を物品の意図される位置に局在した状態に保持するのに十分高いが、着用者の皮膚ヘの移動を妨げる程には高くはない粘度を有する。典型的には、固体及び半固体のローション組成物の最終製品は、40℃で、約3×10ダイン/cmの剪断応力条件下(吸収性物品が約40℃の温度条件で貯蔵又は輸送される間の、ローション組成物に適用される剪断応力)で、約1.0×10センチポアズ〜約1.0×1010センチポアズの範囲の粘度を有する。
しかしながら、固体及び半固体のローション組成物は、結果としてローション組成物の変形をもたらす剪断応力を適用することにより、ローション組成物の皮膚上に移動又は移行できるように流動可能とされ得る。約40℃の温度条件下で吸収性物品の着用の間に通常少なくとも1度は起こる剪断応力は、典型的には約1.0×10ダイン/cmであり、及びこの剪断応力によりローション組成物は約1.0×10センチポアズ〜約1.0×10センチポアズの粘度を有する結果となり得る。適用された剪断応力下で、ローション組成物がより低い粘度の値を実現するのは、ローション組成物が固体構成成分を含有する一方で、該組成物が液体物質をも含有するという事実によると考えられる。本明細書に記載された吸収性物品着用中に、結果としてローション組成物を着用者の皮膚上へ有効に移動させるように、着用者の皮膚と物品の身体接触面との間に十分な潤滑を得るために低粘度を実現することが望ましい。様々な剪断応力での粘度は、レオメトリックス・インコーポレーション(Rheometrics Incorporation)より入手可能なレオメーター(Rheometer)SR−2000のような当該技術分野において既知のレオメーターを使用して測定することができる。
本明細書に記載した使い捨て吸収性物品のような吸収性物品を組み立てる方法としては、使い捨て吸収性物品を構築及び構成するための当該技術分野において既知の従来技術が挙げられる。例えば、バックシート及び/又はトップシートは、接着剤の均一な連続層、接着剤の模様付き層、又は接着剤の別個の線、螺旋、若しくは点の配列により、吸収性コアに結合させるか、又は互いに結合させることができる。満足のいくものであることが判明した接着剤は、フーラー社(H. B. Fuller Company)により、HL−1258又はH−2031の名称で製造されている。
試験方法
皮膚付着(固着防止)(注:明細書中のどこにも説明されていないため「固着防止剤」を削除した)
本方法は、処理後の皮膚表面上に残された、残留人工糊様便(「ABM」)の百分率を定量することにより、汚れ又は滲出物の皮膚への付着を評価するために使用されてもよい。ABMは、実際の幼児のBMと同様に、凝集できず、ABMの一部は皮膚表面上に残留し及びABMの一部は除去されるという結果を生じる。ローション組成物の効果が高いほど、皮膚表面上の残留ABMの百分率が低くなる。
少なくとも8人の健康な成人が、単一のスクリーニング検査に参加する。官能試験員の各々が、4日間の洗い流し期間を完了するが、その間に自らの前腕を洗浄するために、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)のプロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter and Gamble Company)により流通されるようなオーレイ(Olay)(登録商標)無香保湿石鹸を使用する。官能試験員は、軟膏、クリーム、又はローションのようないずれかの局所用製品を自らの前腕上にこの洗い流し期間の間及びスクリーニング検査の日も使用することをやめなければならない。試験の日に、官能試験員の腕は、それらに切り傷、擦り傷、及び発疹がないことを確実にするために検査される。いずれかの皮膚異常が存在する場合には、その官能試験員は参加できない。
テンプレートと先細のマーカーを用い、毛髪がない前腕内側に、最大10か所の3cm×3cmの部位、すなわち、各前腕に5か所、一官能試験員につき最大10か所の部位に印をつける。1つを除く全ての部位をローション組成物で処理する。すなわち、一官能試験員につき、9種の異なるローション組成物を試験する。残りの部位は、固着防止処理を受けず、すなわち陰性対照としての役割を果す。未処理の部位を包含する、様々な処理の場所は、各官能試験員上の部位の中でランダム化されてもよい。試験は、左腕上の肘に最も近い部位において始まり、及び各部位についての試験が完了したら、左腕上の手首に最も近い部位まで、次に右腕上の肘に最も近い部位まで、及び最後に右腕上の手首に最も近い部位まで進行する。処理を行う各部位には、ペンシルベニア州ウェストチェスター(West Chester)のVWRサイエンティフィック(VWR Scientific)から入手可能であるようなカタログ番号56613−413の粉末のついていない指サックを使用して、ローション組成物の所定量(300μg/m)を部位の中央部に適用する。適用したローション組成物は次に、粉末のついていない指サックを使用して、指サックを剤又はローション組成物の上部に置き、10〜15秒の合計経過時間の間、数回の左右及び上下動作を使用して皮膚表面全体にわたって指サックを軽く擦ることにより、部位全体にわたって(その境界はテンプレートを使用して作製される印により画定される)広げられる。斜角から部位を調べるとき、試験官は、部位の区域全体にわたって均一な被膜が形成されていることを確実にする必要がある。被膜は、その後の工程に進む前に、空気に曝されたまま、触られずにおよそ1分間放置される。
室温のABMを充填され及び気泡がない1mLの注射器、例えばペンシルベニア州ウェストチェスター(West Chester)のVWRサイエンティフィック(VWR Scientific)から入手可能であるようなカタログ番号BD−309628は、風袋秤量4桁化学天秤(tared four-place analytical balance)上に設置される。重量が記録される。ABMを有する注射器が、前腕上の試験部位の中央の上方に、皮膚表面に適度に接近して保持され、並びにプランジャを押すことにより及び注射器上で少しずつ移行していくのを見守ることにより、ABMのおよそ0.2mLが皮膚上に分与される。ABMは適度に均一である緻密な盛り上がりを試験部位の中央に形成する必要がある。注射器は、化学天秤上で再秤量され、及び重量が記録される。前腕に送達されたABMの量は、第1から第2の重量を引くことにより計算される。
ペンシルベニア州ウェストチェスター(West Chester)のVWRサイエンティフィック(VWR Scientific)から入手可能であるようなカタログ番号12578−201、4cm×4cmの秤量紙片が4桁化学天秤上で風袋を秤量され、前腕の試験部位上のABMの盛り上がりの上方に中心を定め、及び鉗子を使用してABM上に静かに降ろされる。秤量紙は指先で触ってはならないが、これは油をその表面上に移す場合があるためである。次に、およそ3.4kPa(0.5psi)の下向きの力を発揮する、500gのボトル形状のおもり、例えば、ペンシルベニア州ウェストチェスター(West Chester)のVWRサイエンティフィック(VWR Scientific)から入手可能であるようなカタログ番号12766−518が秤量紙の上方に、秤量紙の下のABMの盛り上がりがおもりの下のおよそ中心にくるように設置される。おもりは30秒の間、官能試験員により、前腕上で静かに適所に保持されるか又は平衡を保たれてもよい。30秒間が経過した後、2本の指が秤量紙の両側にそれを適所に保持するために静かに置かれ、及び500gのおもりがゆっくりと持ち上げられる。1つの鉗子を使用して、秤量紙が試験部位からゆっくりとかつ静かに剥がされる。鉗子が秤量紙の下側右隅に設置され、及び秤量紙は秤量紙の上側左隅方向に向かって、上向きにゆっくりと剥がされる。秤量紙を除去するのには、およそ1〜2秒を必要がある。一旦除去されたら、秤量紙は、それが風袋を秤量された化学天秤上に戻され、そして除去されたABMの量を決定するために重量が記録される。
上記の工程は、一官能試験員につき全部位が試験されるまで繰り返され、すなわち、ローション組成物の適用、ABMの適用、秤量紙の適用、おもりの適用、及び秤量紙の除去からなる工程が繰り返される。未処理の対照について、剤又はローション組成物の適用は省かれ、ABMは皮膚部位に直接適用される。処理後に皮膚表面に残った残留ABMの重量パーセント(%)は、以下の式に従って重量の測定値から計算される。
((適用ABM−除去ABM)/適用ABM)×100
残留ABMの平均値、並びに、各ローション組成物及び全ての官能試験員に対する標準誤差が計算される。方法が正しく実施されるとき、未処理対照は通常はおよそ30%〜35%の残留ABMをもたらす。再現可能な結果を確実にするために、固着防止スクリーニング方法(Anti-Stick Screening Method)は、21℃±2℃の室温で、及び30〜50%の相対湿度で実施されることが必要である。
人工糊様便(Artificial Pasty Bowel Movement)(ABM)の調製
次の機器が必要とされる:
− ±0.001gの精度の化学天秤
− 成分を均質になるまで攪拌することができるホモジナイザー、例えばドイツ、シュタウフェン(Staufen)のイカ・ウェルケ社(Ika-Werke GmbH and Co. KG)から入手可能であるような、イカ・ラボルテクニーク(Ika Labortechnik)(商標)T25ベーシック(T25 basic)又は等価物。
− ホモジナイザーと共に使用されるべきホモジナイザープローブ、例えばドイツ、シュタウフェン(Staufen)のイカ・ウェルケ社(Ika-Werke GmbH and Co. KG)から入手可能であるようなカタログ番号S25N 25F。
次の試薬が必要とされる:
− フェクローン(Feclone)(商標)粉末(Powder)#4、ペンシルベニア州バリー・フォージ(Valley Forge)のシリクローン・スタジオ(SiliClone Studio)からカタログ番号フェクローン(Feclone)BFPS−4として入手可能。
− フェクローン(Feclone)(商標)粉末(Powder)#6、ペンシルベニア州バリー・フォージ(Valley Forge)のシリクローン・スタジオ(SiliClone Studio)からカタログ番号BFPS−6として入手可能。
− フェクローン(Feclone)(商標)粉末(Powder)#7、ペンシルベニア州バリー・フォージ(Valley Forge)のシリクローン・スタジオ(SiliClone Studio)からカタログ番号BFPS−7として入手可能。
− カーボポール(商標)981、オハイオ州クリーブランド(Cleveland)のBFグッドリッチ(BF Goodrich)から入手可能。
− 脱イオン水
上記の試薬の次の量が必要とされる:
Figure 2010526629
ABMを調製するための手順は次の工程からなる:
A.カーボポール(Carbopol)(商標)溶液の調製
1. 78.78g±0.01gの脱イオン水を250mLのビーカーの中に秤量する。
2. 0.900g±0.001gのカーボポール(Carbopol)(商標)を秤量紙上に秤量する。
3. ビーカーを磁性攪拌器上に載せ、及び速度を400rpmに設定する。
4. カーボポール(Carbopol)(商標)粉末を水に、約5分間の長さにわたってゆっくりと添加する。カーボポール(Carbopol)(商標)を添加する間、攪拌速度を600rpmまでゆっくりと上げる。
5. 一旦カーボポール(Carbopol)(商標)粉末が水に添加されたら、ビーカーを覆い、及び600rpmで15分間混合を続ける。カーボポール(Carbopol)(商標)粉末は完全に分散されなければならず、すなわちいずれの粒塊もなく透明なゲルでなければならない。
6. ホットプレートを150℃で作動する。カーボポール(Carbopol)(商標)溶液をホットプレート上に設置し、及び溶液が81℃〜83℃に加熱されるまで、600rpmで混合を続ける。
B.例示的な実施形態ABM混合物の調製
1. フェクローン(Feclone)粉末#4、#6、及び#7の各々の6.600g±0.01gをビーカーの中に秤量し、よく混合する。
2. ホモジナイザープローブを有するT25ベーシック又は等価のホモジナイザーを使用して、カーボポール(Carbopol)(商標)溶液を8000rpmで約30秒間、工程3に進む前に攪拌する。
3. 攪拌されているカーボポール(Carbopol)(商標)溶液に、1度に総量の約4分の1ずつのフェクローン(Feclone)(商標)粉末混合物をゆっくりと添加する。フェクローン(Feclone)(商標)粉末混合物が、添加中にホモジナイザープローブを通り抜けること、すなわち形成している糊様ローション組成物の中に完全に混和することを確実にする。必要であれば、スパチュラを使用して、フェクローン(Feclone)(商標)粉末混合物のローション組成物中への混和を促進する。
4. フェクローン(Feclone)(商標)粉末混合物のすべてが添加された後、スパチュラを使用して糊様ローション組成物をホモジナイザープローブの方に押しながら、ホモジナイザーを用いて8000rpmで更に5分間混合を続ける。ローション組成物は完全に混合され、均質に見える必要がある。
完成されたABMは、ペンシルベニア州ウェストチェスター(West Chester)のVWRサイエンティフィック(VWR Scientific)から入手可能であるようなカタログ番号14233−954のような容器の中に設置されてもよく、及び30日間まで冷蔵庫の中で保管されてもよい。30日後には、新しいサンプルが更なる実験ために調製される必要がある。容器は、ABMからの乾燥を避けるために、しっかりと封止されなければならない。固着防止スクリーニング方法(Anti-Stick Screening Method)においてABMを使用する前に、ABMは冷蔵庫から取り出され及び調整されて室温まで戻されなければならない。これを達成する簡単なやり方は、10mLの注射器、例えばペンシルベニア州ウェストチェスター(West Chester)のVWRサイエンティフィック(VWR Scientific)から入手可能であるようなカタログ番号BD301604を冷たいABMで充填し、次いで注射器をカウンター台の上で室温に平衡化させることである。平衡化は典型的には、約15分間かかる。10mLの注射器は次に、固着防止スクリーニング方法(Anti-Stick Screening Method)に記載される1mLの注射器を充填するために使用されることができる。
以下のローション組成物の実施例について、上述の皮膚付着試験方法に従い、上述のABMローション組成物を使用して検査を行った。
(実施例1)
固着防止ローション組成物:
Figure 2010526629
実施例1のローション組成物について、上記で設定した試験方法により決定された残留ABMの平均百分率は、3%である。
(実施例2)
固着防止ローション組成物:
Figure 2010526629
実施例2のローション組成物について、上記で設定した試験方法により決定された残留ABMの平均百分率は、3%である。
(実施例3)
固着防止ローション組成物:
Figure 2010526629
実施例3のローション組成物について、上記で設定した試験方法により決定された残留ABMの平均百分率は、8%である。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく限定されるものとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参照により組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。この文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲については、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義を適用するものとする。
以上、本発明の特定の実施形態を図示、説明したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び改変を行うことが可能である点は当業者には自明であろう。したがって本発明の範囲に含まれるすべてのこうした変更及び改変を付属の特許請求の範囲において網羅するものである。

Claims (14)

  1. 25℃で液体である少なくとも1種の第1化合物と、25℃で固体である少なくとも1種の第2化合物とを含むローション組成物の、ヒト皮膚への***物又は経血の付着を低減するための使用であって、
    前記第1化合物が、
    (a)液体ポリエチレングリコール、液体ポリプロピレングリコール、及びいずれかの誘導体、
    (b)液体多価アルコール溶媒、
    (c)少なくとも1つの脂肪酸単位と、少なくとも1つのエチレングリコール単位とを含む液体脂肪酸エステル
    からなる群から選択され、
    前記第2化合物が、
    (d)固体ポリエチレングリコール、及び/若しくは固体ポリプロピレングリコール、並びに/又はいずれかの誘導体、
    (e)HLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤、
    (f)固体脂肪酸、固体脂肪石鹸及び固体脂肪族アルコールからなる群から選択される固体脂肪族化合物、
    (g)エトキシル化天然油脂又はプロポキシル化天然油脂
    からなる群から選択され、
    有効量の前記ローション組成物が、着用者によって着用されることが意図される吸収性物品の身体に面する表面上に含まれる、使用。
  2. 前記第1化合物が液体ポリエチレングリコールであり、かつ、前記第2化合物が固体ポリエチレングリコールであり、又は、
    前記第1化合物が液体ポリエチレングリコールであり、かつ、前記第2化合物がHLB値が少なくとも10の、固体エトキシル化脂肪酸及び固体エトキシル化脂肪族アルコールからなる群から選択される固体非イオン性界面活性剤であり、又は前記第1化合物が少なくとも1つの脂肪酸単位と、少なくとも1つのエチレングリコール単位とを含む液体脂肪酸エステルであり、かつ、前記第2化合物が固体ポリエチレングリコールであり、又は前記第1化合物が液体ポリエチレングリコールであり、かつ、前記第2化合物が固体脂肪酸若しくは固体脂肪石鹸である、請求項1に記載の使用。
  3. 前記ローション組成物が、親水性であり、かつ、前記ローション組成物の重量で5重量%未満の水を含有する、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 前記ローション組成物が25℃で固体又は半固体である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
  5. 前記第1化合物の量が総ローション組成物に基づき3〜90重量%であり、前記第2化合物の量が総ローション組成物に基づき10〜97重量%であり、前記第1化合物と前記第2化合物の重量比が1:32〜9:1である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 前記液体ポリエチレングリコールが100ダルトン〜720ダルトン未満の分子量を有し、又は前記固体ポリエチレングリコールが720ダルトン〜100000ダルトンの分子量を有し、又はHLB値が少なくとも10の前記固体非イオン性界面活性剤がポリエチレングリコールC10〜C30脂肪族アルコールエーテル及びポリエチレングリコールC10〜C30脂肪酸エステルからなる群から選択され、又は少なくとも1つの脂肪酸単位と、少なくとも1つのエチレングリコール単位とを含む前記液体脂肪酸エステルが、1つ若しくは2つのエチレングリコール単位を有するエトキシル化グリセリンC6〜C30脂肪酸ジエステル及びエチレングリコールC6〜C30脂肪酸ジエステルからなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 前記ローション組成物が、少なくとも1種の分散粒子状物質を更に含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 前記吸収性物品が、おむつ、パンツ式おむつ、成人用失禁製品、タンポン、***間装置、生理用ナプキン及びパンティライナーからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の使用。
  9. 前記組成物が、消泡剤、抗菌剤、抗真菌剤、防腐剤、酸化防止剤、化粧用収れん剤、医薬品用収れん剤、生物学的添加物、植物性添加物、着色剤、脱臭剤、皮膚軟化剤、外面鎮痛剤、被膜形成剤、芳香剤、湿潤剤、保湿剤、乳白剤、皮膚保護剤、洗浄剤、乳化剤、可溶化剤、懸濁化剤、結合剤、吸収剤、緩衝剤、油脂からなる群から選択される少なくとも1種の追加成分を更に含み、好ましくは少なくとも1種の成分が植物性添加物、抗菌剤、防腐剤又は抗真菌剤である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の使用。
  10. 前記ローション組成物が縞又は図形のパターン形状で非連続的に適用され、前記パターンが物品の長手方向長さにわたって不均質である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の使用。
  11. 前記吸収性物品が1つ以上の拭き取り用品と組み合わされ、吸収性物品と拭き取り用品の比率が、好ましくは1:1〜1:3、好ましくは1:1〜1:2である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の使用。
  12. 前記吸収性物品が、トップシート、及び/又は1対のバリアカフ、及び/又は1対のレッグカフを備え、前記組成物が、前記トップシート、及び/又は前記1対のレッグカフ、及び/又は前記1対のバリアカフの少なくとも一部に適用され、所望により、前記トップシートが孔あきトップシートである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の使用。
  13. 25℃で液体である少なくとも1種の第1化合物と、25℃で固体である少なくとも1種の第2化合物とを含むローション組成物の、ヒト皮膚への***物又は経血の付着を低減するための使用であって、
    前記第1化合物が、
    メトキシイソプロパノール、プロピルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、メチルプロパンジオール、プロピレンカーボネート、水溶性ポリプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、水素添加デンプン加水分解産物、シリコーングリコール、及び液体PEG誘導体、及び液体ポリプロピレングリコール又はその誘導体、
    からなる群から選択され、
    前記第2化合物が、
    (a)固体ポリエチレングリコール、固体ポリプロピレングリコール、及びいずれかの誘導体、
    (b)HLB値が少なくとも10の固体非イオン性界面活性剤、
    (c)固体脂肪酸、固体脂肪石鹸及び固体脂肪族アルコールからなる群から選択される固体脂肪族化合物、
    (d)エトキシル化天然油脂又はプロポキシル化天然油脂
    からなる群から選択され、
    有効量の前記ローション組成物が、着用者によって着用されることが意図される吸収性物品の身体に面する表面上に含まれる、使用。
  14. (i)請求項1〜13のいずれか一項で使用されるローション組成物を用意する工程と、
    (ii)吸収性物品の身体に面する表面の少なくとも一部に有効量の前記ローション組成物を適用する工程と
    を含む、ヒト皮膚への***物又は経血の付着を低減する方法であって、前記吸収性物品が着用者によって着用されるべき物品である、方法。
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