JP2010517592A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. ３．５％（ｖ／ｖ）未満のアルコールまたは１００ｍｌ当たり３ｇ未満の真性エキスを含み、平均重合度（ＤＰ）が５０を下回る可溶性アラビノキシランをビール１リットル当たり１．２ｇより多いが２０ｇまで含むビールと、
   ３．５％（ｖ／ｖ）と６％（ｖ／ｖ）との間のアルコールレベルと、１００ｍｌ当たり３ｇと５ｇとの間の真性エキスとを含み、平均重合度（ＤＰ）が５０を下回る可溶性アラビノキシランをビール１リットル当たり少なくとも３．５ｇであるが２５ｇまで含む下面発酵されたビールと、
   ６％（ｖ／ｖ）より多いアルコールと、１００ｍｌ当たり少なくとも５ｇの真性エキスとを含み、平均重合度（ＤＰ）が５０を下回る可溶性アラビノキシランをビール１リットル当たり少なくとも２．４ｇであるが３０ｇまで含むビールとからなる群から選択される、ビール。
2. 前記可溶性アラビノキシランの平均重合度は３から４０、または３から３０、または５から２０である、請求項１に記載のビール。
3. 醸造処理によるビールの製造のための方法であって、マッシングステップと、濾過ステップと、麦汁煮沸ステップと、麦汁冷却ステップおよび植菌ステップと、発酵ステップとを含み、前記方法はさらに、前記ビールを醸造処理の間に可溶性アラビノキシランで強化するステップを含み、前記強化により、
   （ｉ）３．５％（ｖ／ｖ）未満のアルコールまたは１００ｍｌ当たり３ｇ未満の真性エキスを含む下面発酵されたビールにおいて、１リットル当たり、平均重合度（ＤＰ）が５０を下回る可溶性アラビノキシランの１．２ｇより多いが２０ｇまでである終末濃度か、
   （ｉｉ）アルコールレベルが３．５％（ｖ／ｖ）と６％（ｖ／ｖ）との間であるアルコールと、１００ｍｌ当たり３ｇと５ｇとの間の真性エキスとを含む下面発酵されたビールにおいて、１リットル当たり、平均重合度（ＤＰ）が５０を下回る可溶性アラビノキシランの少なくとも３．５ｇであるが２５ｇまでである終末濃度か、または
   （ｉｉｉ）６％（ｖ／ｖ）より多いアルコールと１００ｍｌ当たり５ｇより多い真性エキスとを含むビールにおいて、１リットル当たり、平均重合度（ＤＰ）が５０を下回る可溶性アラビノキシランの少なくとも２．４ｇであるが３０ｇまでである終末濃度が得られる、方法。
4. 前記可溶性アラビノキシランは３と４０との間、または３と３０との間、または５と２０との間の平均重合度を有する、請求項３に記載の方法。
5. 前記強化するステップにより、前記可溶性アラビノキシランの平均重合度が少なくとも２０％減少する、請求項３に記載の方法。
6. 前記ビールは、３．５％（ｖ／ｖ）未満のアルコールまたは１００ｍｌ当たり３ｇ未満の真性エキス、およびビール１リットル当たり１５ｇ未満のマルトデキストリンを含む、請求項３に記載の方法。
7. 強化するステップは、麦汁における可溶性アラビノキシラン含有量を、如何なるエンドキシラナーゼも加えられずに調製された麦汁に対して、少なくとも３０％増加させるよう、ビール醸造処理のマッシングステップ中に１つ以上のエンドキシラナーゼを加えることを含む、請求項３に記載の方法。
8. 前記１つ以上のエンドキシラナーゼの少なくとも１つは阻害されないエンドキシラナーゼまたは熱安定性のエンドキシラナーゼである、請求項７に記載の方法。
9. 前記１つ以上のエンドキシラナーゼの少なくとも１つはグリコシドヒドロラーゼ族１１エンドキシラナーゼである、請求項７に記載の方法。
10. 前記１つ以上のエンドキシラナーゼの少なくとも１つは、１リットル当たり、２０から５，０００単位の酵素活性で加えられる、請求項７に記載の方法。
11. エンドキシラナーゼが、ビール製造処理の麦汁煮沸ステップ、麦汁冷却ステップ、または発酵ステップの間にさらに加えられる、請求項７のいずれかに記載の方法。
12. 強化するステップはさらに、ビール醸造処理の間に、少なくとも１５重量％の水抽出不可能なアラビノキシランを成分として含む材料を加えることを含む、請求項７に記載の方法。
13. 水抽出不可能なアラビノキシランを含む材料は、ふすままたはふすま由来の材料である、請求項１２に記載の方法。
14. 強化するステップは、ビール醸造処理のマッシングステップ、麦汁煮沸ステップ、麦汁冷却ステップ、および発酵ステップのいずれか１つの間に、平均重合度が５０を下回る少なくとも２０重量％の可溶性アラビノキシロオリゴ糖を成分として含む穀物由来の材料を加えることを含む、請求項３に記載の方法。
15. 可溶性アラビノキシロオリゴ糖は、平均重合度が３と４０との間、または３と３０との間、または５と２０との間である、請求項１４に記載の方法。