JP2010505986A5 - - Google Patents

Description

本発明は、モノマー溶液の液滴を、該液滴を取り囲んでいる気相中で重合させることによる吸水性ポリマー粒子の製造法に関し、その際、開始剤をモノマー溶液に、液滴作製の０．５〜６０秒前に添加する。

該課題は、
ａ）少なくとも１つのエチレン性不飽和モノマー、
ｂ）少なくとも１つの架橋剤、
ｃ）少なくとも１つの開始剤、
ｄ）水
を含有する液滴を、該液滴を取り囲んでいる気相中で重合させることによって吸水性ポリマー粒子を製造する方法において、開始剤ｃ）をモノマー溶液に、液滴作製の０．５〜６０秒前に添加することを特徴とする方法によって解決された。

開始剤ｃ）は、モノマー溶液に、液滴作製の好ましくは０．８〜４５秒前に、とりわけ有利には１〜３０秒前に、極めて有利には１．２〜１５秒前に添加される。

Claims (10)

1. ａ）少なくとも１つのエチレン性不飽和モノマー、
   ｂ）少なくとも１つの架橋剤、
   ｃ）少なくとも１つの開始剤、
   ｄ）水
   を含有する液滴を、該液滴を取り囲んでいる気相中で重合させることによる吸水性ポリマー粒子の製造法において、開始剤ｃ）をモノマー溶液に、液滴作製の０．５〜６０秒前に添加することを特徴とする、吸水性ポリマー粒子の製造法。
2. 前記開始剤ｃ）を前記モノマー溶液に添加した後、前記液滴作製の前にスタティックミキサーで混合することを特徴とする、請求項１記載の方法。
3. 前記モノマー溶液の酸素含有量が少なくとも１質量ｐｐｍであることを特徴とする、請求項１または２記載の方法。
4. 前記モノマー溶液が、前記エチレン性不飽和モノマーａ）に対して、１６０質量ｐｐｍ未満の重合禁止剤を含有することを特徴とする、請求項１から３までのいずれか１項記載の方法。
5. 前記重合禁止剤がヒドロキノンモノメチルエーテルであることを特徴とする、請求項４記載の方法。
6. 前記液滴が少なくとも２００μｍの平均直径を有することを特徴とする、請求項１から５までのいずれか１項記載の方法。
7. 前記モノマーａ）が少なくとも１個の酸基を有することを特徴とする、請求項１から６までのいずれか１項記載の方法。
8. 前記モノマーａ）の酸基が、少なくとも部分的に中和されていることを特徴とする、請求項７記載の方法。
9. 前記モノマーａ）の少なくとも５０モル％がアクリル酸であることを特徴とする、請求項１から８までのいずれか１項記載の方法。
10. 得られた前記ポリマー粒子を、少なくとも１つのさらに別の方法工程において乾燥および／または後架橋させることを特徴とする、請求項１から９までのいずれか１項記載の方法。