JP2010288052A - テレビジョン受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビジョン受像機において表示対象となる多様なソース映像信号に対し,カメラによる撮像時に生じた動画の動きボケの補正処理を行うにあたり,その補正の強さの過不足を回避して高画質の映像表示を行うことができること。
【解決手段】ソース映像信号に対して動画の動きボケを改善する動きボケ補正処理を施す動きボケ補正部22dと,放送コンテンツのメタデータやソース映像信号の映像の精細度,ソース映像信号に基づく映像表示の画質,ソース映像信号から検出されるノイズ量等の参照情報に応じて,前記動きボケ補正処理の強弱又は実行有無を変更する制御部21とを備えたテレビジョン受像機X。
【選択図】図1

Description

本発明は,所定のソース映像信号に信号処理を施して得られる映像信号に基づく映像を映像表示手段により表示するテレビジョン受像機に関するものである。
テレビジョン受像機は,チューナによって放送信号から抽出された映像信号や,外部入力インターフェースを通じて入力された映像信号などのソース映像信号に対して各種の信号処理を施し,その信号処理後の映像信号に基づく映像を映像表示手段により表示する。
また,昨今のテレビジョン受像機は,画質向上のため,映像表示手段の画像表示特性を改善する様々な対策が講じられている。例えば,液晶テレビジョン受像機においては,フレームごとの前記ソース映像信号の間に補間映像信号を加えて液晶パネルの倍速駆動を行う機能や,映像フレームごとの映像輝度に応じてバックライト調光を行うアクティブバックライト調光機能等の採用により画質向上が図られている。また,テレビジョン受像機は,前記ソース映像信号に対して信号レベルの調節処理を施すことによって高コントラスト化を図る機能も備えている。
ところで,カメラでの撮影により得られた映像信号の映像が,いわゆるボケを有している場合がある。例えば,動くカメラにより得られる映像信号は,カメラが動いた方向に残像が現れる動画の動きボケを含むことが多い。また,カメラが固定されていても,被写体が移動する場合には,得られる映像信号に,被写体が動いた方向と反対の方向へ残像が現れる動画の動きボケが含まれることが多い。このように,カメラによる撮像によって得られた映像信号には,その撮像時に生じる動きボケが含まれる場合がある。
前記動きボケは,比較的小さなサイズで映像表示が行われる場合には,観者に与える影響が小さい。しかしながら,画面サイズの大きな昨今のテレビジョン受像機においては,観者は,前記動きボケによる画質劣化をより顕著に感じこととなる。
一方,特許文献1には,入力機器を通じて得られる動画像に対し,撮像時のカメラの動きによって生じる前記動きボケを改善する手ぶれ補正機能を備えた動画表示装置について示されている。さらに,特許文献1には,前記手ぶれ補正機能として,動画像から動きベクトルを検出し,その動きベクトルに基づいて動画像を補正する機能が示されている。
特開2007−279800号公報
しかしながら,テレビジョン受像機は,カメラワークや被写体の動きが比較的激しい状況下で得られるために動きボケが顕著なスポーツ実況の映像信号や,動きボケが全く生じないアニメ映像やパソコンの出力映像の信号など,多様なソース映像信号が表示対象となる。そのように多様なソース映像信号に対し,一律に動画の動きボケを改善する動きボケ補正処理を施すと,補正が弱すぎて動きボケの改善が不十分となったり,補正が強すぎて像の輪郭部分が白っぽく表示される等の画質悪化を招いたりすることがあるという問題点があった。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,テレビジョン受像機において表示対象となる多様なソース映像信号に対し,カメラによる撮像時に生じた動画の動きボケの補正処理を行うにあたり,その補正の強さの過不足を回避して高画質の映像表示を行うことができるテレビジョン受像機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るテレビジョン受像機は,所定のソース映像信号に信号処理を施して得られる映像信号に基づく映像を映像表示手段により表示する装置であり,次の(1)及び(2)に示される構成要素を備えている。
(1)前記ソース映像信号に対して動画の動きボケを改善する動きボケ補正処理を施す動きボケ補正手段。
(2)所定の参照情報に応じて前記動きボケ補正処理の強弱又は実行有無を変更する動きボケ補正制御手段。
前記参照情報としては,例えば,放送コンテンツのメタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報,前記ソース映像信号から判別される映像の精細度の情報,前記ソース映像信号に基づく映像表示の画質の情報及び前記ソース映像信号から検出されるノイズ量の情報のうちの一つ又は複数を含む情報であることが考えられる。
また,前記放送コンテンツのメタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報が,映像のジャンルの情報,映像の精細度の情報,複数画面の組み合わせの映像であることを示す情報のうちの一つ以上を含む情報であることが考えられる。
前記放送コンテンツのメタデータは,例えば,EPG(Electronic Program Guide)データのように,放送番組やその番組中の個々のシーンに関する基本情報や著作権情報,視聴条件の情報等を含むデータである。また,前記放送コンテンツのメタデータは,放送信号における空きチャンネルに含められたデータや,インターネット上の所定のサーバに登録されたデータ等であり,テレビジョン受像機が,チューナやネットワークの通信インターフェースを通じて取得するデータである。
なお,前記ソース映像信号は,チューナによって放送信号から抽出された映像信号や,外部入力インターフェースを通じて入力された映像信号等であり,マルチ画面表示やOSD(On-Screen Display)表示等のためにテレビジョン受像機において映像の合成がなされた映像信号は含まれない。
本発明に係るテレビジョン受像機は,多様なソース映像信号の内容を所定の参照情報に基づいて判別し,その内容に適した前記動きボケ補正処理の強弱又は実行有無を設定できる。例えば,前記ソース映像信号が,前記動きボケが顕著となるスポーツ実況の放送番組やスポーツ映画の映像信号である場合に,前記動きボケの補正を強めるように前記動きボケ補正処理の補正パラメータを設定することが考えられる。また,前記ソース映像信号が,前記動きボケが生じないアニメーションの映像やパーソナルコンピュータの出力映像の映像信号である場合に,前記動きボケ補正処理を行わないように制御することも考えられる。これにより,カメラによる撮像時に生じた前記動きボケの補正処理(動きボケ補正処理)を行うにあたり,その動きボケ補正処理の強さの過不足を回避して高画質の映像表示を行うことができる。
ところで,いわゆるピクチャー・イン・ピクチャーの映像信号ように,複数画面の組み合わせの映像を表す映像信号に対して前記動きボケ補正処理を施すと,複数画面の境界線の部分が白っぽく強調された不自然な出力映像が得られてしまう。
そこで,前記ボケ補正制御手段が,前記放送コンテンツのメタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報により,前記ソース映像信号の映像が複数画面の組み合わせの映像であると判別した場合に,組み合わされた複数画面の境界線を含む一部の映像領域について他の映像領域よりも前記動きボケ補正処理を弱める又は前記動きボケ補正処理を実行しないよう制御することも考えられる。これにより,過剰な前記動きボケ補正処理による画質劣化を回避できる。
本発明によれば,テレビジョン受像機において表示対象となる多様なソース映像信号に対し,カメラによる撮像時に生じた動画の動きボケの補正処理を行うにあたり,その補正の強さの過不足を回避して高画質の映像表示を行うことができる。
本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xの主要部のブロック図。 テレビジョン受像機Xにおいて比較されるソース映像信号のフレームごとの輝度ヒストグラムの模式図。 ソース映像信号における像の動きと動きベクトルとの関係を示す模式図。 テレビジョン受像機Xにおける参照情報に基づく動きボケ補正制御のルールの一例を表す図。 動きボケ補正前後の映像の模式図。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xは,表示対象となる多様なソース映像信号に対し,カメラによる撮像時に生じた動画の動きボケの補正処理を過不足なく行う機能を備えることを特徴とする。
まず,図1に示されるブロック図を参照しつつ,前記テレビジョン受像機Xの構成について説明する。
図1に示されるように,前記テレビジョン受像機Xは,チューナ1,マルチコアCPU2,液晶駆動回路3,液晶パネル4,調光回路5,バックライト6及び外部信号入力インターフェース7等を備えている。
前記チューナ1は,テレビジョン放送信号から指定されたチャンネルの放送番組の映像信号及び音響信号を抽出する電子部品である。さらに,前記チューナ1は,デジタル方式の前記テレビジョン放送信号から,映像信号及び音響信号以外の放送コンテンツやそのコンテンツ中の個々のシーンに関するメタデータも抽出する。前記メタデータには,例えば,EPG(Electronic Program Guide)データや放送コンテンツごと或いは放送中のシーンごとに提供されるその他の情報等が含まれる。
前記外部信号入力インターフェース7は,外部装置と接続されることにより,その外部装置から映像信号及び音響信号を入力するインターフェースである。
前記マルチコアCPU2は,複数のコアプロセッサが集積されたCPU(Central Processing Unit)であり,当該テレビジョン受像機Xにおける映像信号や音響信号に関する信号処理や制御を実行する。
例えば,前記マルチコアCPU2は,前記チューナ1及び前記外部信号入力インターフェース7を通じて得られる映像信号に基づいて,動画における1コマの画像を構成する各画素の3原色(R,G,B)それぞれの階調レベルを表すフレーム信号を順次生成し,そのフレーム信号を前記液晶駆動回路3に伝送する映像信号処理を行う。なお,前記フレーム信号は,各画素の階調のレベルを表す描画用信号である。
さらに,前記マルチコアCPU2は,前記チューナ1及び前記外部信号入力インターフェース7を通じて得られる音響信号に対し,イコライズ処理等の音響信号処理を実行する。処理後の音響信号は,不図示の音響アンプ及びスピーカを通じて出力される。
前記マルチコアCPU2には,前記チューナ1から出力される映像信号及び音響信号と,前記外部信号入力インターフェース7を通じて外部装置から入力される映像信号及び音響信号とが入力される。以下,前記チューナ1から出力される映像信号,及び外部装置から前記外部信号入力インターフェース7を通じて入力される映像信号をソース映像信号と称する。
前記マルチコアCPU2において,複数の前記コアプロセッサは,それぞれが所定のプログラムを実行することによって画像処理,制御及びその他の演算処理を実行する。例えば,複数の前記マルチコアCPU2は,それぞれ後述する制御部21,ソース映像画面生成部22,データ放送画面生成部23,OSD画面生成部24,画面合成部26及びガンマ補正部27として機能する。なお,図1には示されていないが,前記マルチコアCPU2には,音響信号に関する処理を行う前記コアプロセッサも含まれている。
前記液晶駆動回路3は,前記マルチコアCPU2から所定周期で順次伝送されてくる前記フレーム信号に基づいて,そのフレーム信号に対応する1フレーム分の映像(1コマの画像)を前記液晶パネル4に順次表示させる回路である。
より具体的には,前記液晶駆動回路3は,液晶表示パネルに設けられた各画素の液晶素子に対し,R,G,B3原色それぞれの階調レベル(映像輝度のレベルといってもよい)に応じた電圧の階調信号を供給する。これにより,前記液晶パネル4は,前記フレーム信号に応じた映像を表示する。
即ち,前記液晶駆動回路3及び前記液晶パネル4は,映像を表示する映像表示手段の一例である。
前記調光回路5は,前記マルチコアCPU2における前記制御部21からの制御指令に従って,前記バックライト6の光源に対する供給電力,即ち,前記バックライト6の輝度を,例えばPWM制御によって調節する回路である。
なお,前記調光回路5は,例えばFPGAやASIC等により具現化されている。
前記バックライト6は,映像を表示する前記液晶パネル4の背面側に配置され,複数のLED又は複数の蛍光管などを光源として前記液晶パネル4を照明する照明手段である。
また,前記外部信号入力インターフェース7は,PC端子71及びHDMI回路72(High Definition Multimedia Interface)を備えている。
前記PC端子71は,パーソナルコンピュータ等の計算機から出力される映像信号であるRGB信号の入力端子である。
前記HDMI回路72は,デジタルの映像信号及び音声信号を同時に,ベースバンド方式で外部装置から自装置へ伝送する信号伝送インターフェースである。映像信号及び音声信号の伝送は,TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ラインを通じて行われる。
また,前記HDMI回路72は,前記TMDSラインとは別のCEC(Consumer Electronics Control)ラインを通じて,映像信号及び音響信号以外の制御情報を伝送する機能も備えている。前記CECラインを通じた情報伝送は双方向で可能である。
以下,便宜上,前記PC端子71又は前記HDMI回路72に接続される装置を外部接続装置と称する。
次に,前記マルチコアCPU2における各構成要素の処理について説明する。
前記制御部21は,当該テレビジョン受像機Xが備える各構成要素の制御処理を実行するものである。
例えば,前記制御部21は,不図示のリモート操作器の操作キーを通じた操作入力を検知し,その操作入力の内容に応じた各種の処理を実行する。
より具体的には,前記制御部21は,前記リモート操作器におけるチャンネル指定の操作入力に応じて,指定されたチャンネルの放送番組の信号がテレビジョン放送信号から抽出されるよう,前記チューナ1を制御する。また,前記制御部21は,前記リモート操作器における音量調節の操作入力に応じて不図示の音響アンプを制御することにより,放送番組の出力音響の音量を調節する。
また,前記データ放送画面生成部23は,前記チューナ1により抽出された前記メタデータに含まれる情報を前記液晶パネル4により映像として表示するための描画用信号であるデータ放送画面信号を生成する。前記データ放送画面信号は,例えば,前記EPGの情報に基づく番組表の画面を描画するための信号等である。
また,前記OSD画面生成部24は,当該テレビジョン受像機Xの内部パラメータをユーザの操作に応じて設定するためにその内部パラメータを前記液晶パネル4に表示するための描画用信号であるOSD画面信号を生成する。前記内部パラメータには,例えば,映像の表示画質モードや,前記バックライト6の基準となる輝度を調整するパラメータ,表示色の色合いやコントラストを調整するパラメータ,放送チャンネルの設定に関するパラメータ等が含まれる。
例えば,前記表示画質モードは,ダイナミックモードと標準モードとシネマモードとの3つの動作モードの中から選択される。前記ダイナミックモードは,前記ソース映像信号に対し,コントラストを最も高める処理を施した上で映像表示を行う動作モードである。前記標準モードは,前記ソース映像信号に対し,前記ダイナミックモードよりもやや弱めの自動コントラスト調節を行う動作モードである。また,前記シネマモードは,前記ソース映像信号に対して自動コントラスト調節を映画向けに調整する動作モードである。
前記データ放送画面生成部23は,前記制御部21からの制御指令に従って,必要な場合にのみ前記データ放送画面信号を生成する。同様に,前記OSD画面生成部24も,前記制御部21からの制御指令に従って,必要な場合にのみ前記OSD画面信号を生成する。
また,前記ソース映像画面生成部22,前記画面合成部26及び前記ガンマ補正部27は,前記ソース映像信号を描画用の前記フレーム信号へ変換する処理を実行する。
即ち,前記ソース映像画面生成部22は,前記制御部21から指定される1つ又は複数の前記ソース映像信号を,そのソース映像信号に対応した描画用信号であるソース映像用フレーム信号へ変換する。その際,前記ソース映像画面生成部22は,前記ソース映像信号に対し,撮影時に生じた動画の動きボケを改善する動きボケ補正処理を施す(動きボケ補正手段の一例)。
図5は,動きボケ補正前後の映像の模式図である。
図5(a)に示されるように,カメラを動かしつつ得られる映像信号は,カメラが動いた方向(図5(a)に向かって左方向)に本来の像Gtに対する残像Geが現れる動画の動きボケを含むことが多い。
前記ソース映像画面生成部22は,前記ソース映像信号に対し,撮影時に生じた動画の動きボケを改善する動き前記ボケ補正処理を施すことにより前記残像Ge(動きボケ)を除去し,図5(b)に示されるよう鮮鋭化された映像を表示するフレーム信号を生成する。その詳細については後述する。
また,前記画面合成部26は,必要に応じて,前記ソース映像用フレーム信号に対し,前記データ放送画面生成部23及び前記OSD画面生成部24により生成される他の描画用信号を合成する処理を実行する。前記他の描画用信号には,前記データ放送画面信号と前記OSD画面信号とが含まれる。
即ち,前記画面合成部26は,前記データ放送画面生成部23及び前記OSD画面生成部24各々により生成される他の描画用信号が存在しない場合には,前記ソース映像用フレーム信号をそのまま後段の前記ガンマ補正部27へ伝送する。一方,前記データ放送画面生成部23及び前記OSD画面生成部24各々により生成される他の描画用信号が存在する場合には,前記ソース映像用フレーム信号の一部を前記他の描画用信号に置き換えた信号である合成フレーム信号を生成し,それを前記ガンマ補正部27へ伝送する。
以下,前記ガンマ補正部27に入力される前記ソース映像用フレーム信号又は前記合成フレーム信号のことを一次フレーム信号と称する。また,前記ガンマ補正部27から前記液晶駆動回路3へ伝送される前記フレーム信号のことを二次フレーム信号と称する。
前記ガンマ補正部27は,前記画面合成部26を通じて入力される前記一次フレーム信号に対してガンマ補正を施し,補正後の前記二次フレーム信号を出力する。前記ガンマ補正は,前記二次フレーム信号に基づく前記液晶パネル4の表示色が,前記二次フレーム信号の基礎となる前記放送番組映像信号や前記ソース映像信号の本来の表示色に近づくように前記一次フレーム信号を補正する処理である。
また,前記ガンマ補正部27は,前記表示画質モードに応じてガンマ補正係数,即ち,ガンマ補正カーブを切り替えることにより,設定された前記表示画質モードに対応したコントラストの前記二次フレーム信号を生成する。
以下,前記ソース映像画面生成部22による前記ソース映像信号から前記ソース映像用フレーム信号への変換処理及び前記動きボケ補正処理についてさらに詳説する。
図1に示されるように,前記ソース映像画面生成部22は,フレーム信号生成部22aと,信号バッファ22bと,ヒストグラム演算部22cと,動きボケ補正部22dとを備えている。
前記フレーム信号生成部22aは,逐次入力される前記ソース映像信号から一画面ごとのフレーム信号を逐次生成し,そのフレーム信号各々を前記信号バッファ22bに出力する。以下,前記フレーム信号生成部22aにより生成される前記ソース映像信号に基づくフレーム信号のことをソースフレーム信号と称する。前記ソースフレーム信号における3原色各々の階調レベルは,前記ソース映像信号における3原色各々の輝度レベルに相当するレベルとなる。
前記信号バッファ22bは,常に最新の2フレーム分の前記ソースフレーム信号を蓄積する一時記憶手段である。
前記ヒストグラム演算部22cは,前記信号バッファ22bに一時蓄積された前記ソースフレーム信号各々について輝度(階調)のヒストグラムを算出する。
さらに,前記ヒストグラム演算部22cは,前記ソースフレーム信号それぞれの輝度(階調)のヒストグラムを逐次比較する。
図2は,前記ヒストグラム演算部22cにより算出及び比較される前記ソースフレーム信号ごとの輝度ヒストグラムの模式図である。
例えば,前記ヒストグラム演算部22cは,新たな前記ソースフレーム信号が入力されるごとに,その新たな前記ソースフレーム信号における前記輝度のヒストグラムとその1回前の前記ソースフレーム信号における前記輝度のヒストグラムとの間の変化量を算出する。その輝度ヒストグラムの変化量は,例えば,前記輝度のヒストグラムにおける輝度レベル(階調レベル)ごとの度数の差の合計値や平均値などが考えられる。
前記動きボケ補正部22dは,一連の撮影場面(シーン)の動画の1コマを表す前記ソースフレーム信号に対して動画の動きボケを改善する前記動きボケ補正処理を行う。その際,前記動きボケ補正部22dは,前記制御部21からの制御指令に従って,前記動きボケ補正処理の補正係数を切り替えたり,前記動きボケ補正処理を行うか否かを切り替えたりする。以下,前記制御部21による前記動きボケ補正処理の制御の具体例について説明する。
前記制御部21は,予め定められた参照情報に応じて前記動きボケ補正処理の強弱及び実行有無を変更する動きボケ補正制御を行う。ここで,前記参照情報は,例えば,放送コンテンツの前記メタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報及び前記表示画質モードの設定内容である。また,前記メタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報としては,映像のジャンルの情報及び映像の精細度の情報が考えられる。また,前記映像のジャンルの情報としては,例えば,「アクション」,「スポーツ」,「コメディ」,「音楽・ミュージカル」,「ロマンス(恋愛)」等が考えられる。
図4は,前記テレビジョン受像機Xにおける前記参照情報に基づく動きボケ補正制御のルールの一例を表す図である。
前記制御部21は,前記動きボケ補正処理の強弱及び有無を0〜4の5段階のランクにより区分する。以下,そのランクのことを動きボケ補正ランクd0と称する。
前記動きボケ補正ランクd0は,「0」が前記動きボケ補正処理を行わないことを表し,「1」〜「4」は,数字が大きいほど強い前記動きボケ補正処理を施すことを表す。
図4に示される例では,前記制御部21は,前記ソース映像信号に対応する映像のジャンルの情報d1と,前記ソース映像信号の映像の種類情報d2と,前記表示画質モードの情報d3との組合せに応じて前記動きボケ補正ランクd0を判別する。ここで,前記映像のジャンルの情報d1及び前記映像の種類情報d2は,例えば,前記メタデータに含まれる情報や前記ソース映像信号の入力元の情報によって判別される情報である。例えば,前記ソース映像信号が,テレビジョン放送信号から抽出された映像信号である場合,前記メタデータに含まれる映像の精細度の情報に応じて,前記映像の種類情報d2が高精細度映像であるか標準精細度映像であるかが判別される。ここで,高精細度映像とは,デジタル放送における有効走査線1080本,アスペクト比16:9の映像のことである。また,前記ソース映像信号が,前記PC端子71を通じて入力された計算機の出力映像信号である場合,前記映像の種類情報d2が計算機出力映像であると判別される。その判別は,前記制御部21により行われる。
また,前記表示画質モードの情報d3は,前述したように,前記リモート操作器に対するユーザの操作に従って設定される情報である。
前記ソース映像信号の映像が,カメラワークや被写体の動きの激しい「スポーツ」や「アクション」のジャンルの映像である場合,その映像における動きボケが顕著となる。一方,前記ソース映像信号の映像が,カメラワークや被写体の動きが比較的少ない「ニュース」,「バラエティ」又は「ドキュメンタリー」のジャンルの映像である場合,その映像に動きボケが生じ得るがそのボケの程度は比較的小さい。また,前記ソース映像信号の映像が,「アニメーション」のジャンルの映像である場合,その映像には動きボケは生じ得ない。
また,前記ソース映像信号の映像が高精細度映像である場合,前記動きボケ補正処理による映像の鮮鋭化効果がより顕著に現れる。同様に,前記ソース映像信号に基づく映像が前記ダイナミックモードで表示される場合,前記動きボケ補正処理による映像の鮮鋭化効果がより顕著に現れる。
また,前記ソース映像信号の映像が,前記計算機出力映像である場合,その映像には動きボケは生じ得ない。
そこで,前記制御部21は,前記映像のジャンルの情報d1が「スポーツ」又は「アクション」のジャンルを表し,前記映像の種類情報d2が高精細度映像を表し,前記表示画質モードd3がダイナミックモードである場合に,前記動きボケ補正ランクd0を最大の「4」と判別する。
また,前記制御部21は,前記映像のジャンルの情報d1が「スポーツ」又は「アクション」のジャンルを表す場合であって,前記映像の種類情報d2が高精細度映像もしくは前記計算機出力映像以外を表す,又は前記表示画質モードd3がダイナミックモード以外である場合に,前記動きボケ補正ランクd0を2番目に大きい「3」と判別する。
また,前記映像のジャンルの情報d1が「ニュース」,「バラエティ」又は「ドキュメンタリー」のジャンルを表し,前記映像の種類情報d2が高精細度映像を表し,前記表示画質モードd3がダイナミックモードである場合に,前記動きボケ補正ランクd0を標準的な「2」と判別する。
また,前記制御部21は,前記映像のジャンルの情報d1が「ニュース」,「バラエティ」又は「ドキュメンタリー」のジャンルを表す場合であって,前記映像の種類情報d2が高精細度映像もしくは前記計算機出力映像以外を表す,又は前記表示画質モードd3がダイナミックモード以外である場合に,前記動きボケ補正ランクd0を標準よりも補正の程度の弱い「1」と判別する。
また,前記制御部21は,以上に示した以外の場合に,前記動きボケ補正ランクd0を「0」と判別する。前記動きボケ補正ランクd0が「0」と判別される条件は,例えば,前記ソース映像信号に対応する前記映像のジャンルの情報d1が「アニメーション」を表す場合や,前記ソース映像の種類情報d2が前記計算機出力映像を表す場合などである。
そして,前記制御部21は,前記動きボケ補正ランクd0の判別結果を前記動きボケ補正部22dに対して制御指令として出力する。
一方,前記動きボケ補正部22dは,前記制御部21による前記動きボケ補正ランクd0の判別結果が「1」〜「4」のいずれかである場合,そのランクに応じた補正係数を用いて前記ソースフレーム信号に対する前記動きボケ補正処理を行う。
また,前記動きボケ補正部22dは,前記制御部21による前記動きボケ補正ランクd0の判別結果が「0」である場合,前記動きボケ補正処理を行わずに,最新の前記ソースフレーム信号をそのまま前記ソース映像用フレーム信号として前記画面合成部26へ出力する。
前記制御部21による前記動きボケ補正制御により,当該テレビジョン受像機Xにおいて表示対象となる多様な前記ソース映像信号に対し,カメラによる撮像時に生じた前記動きボケの補正処理を行うにあたり,その補正の強さの過不足を回避して高画質の映像表示を行うことができる。
以下,図3を参照しつつ,前記動きボケ補正部22dによる前記動きボケ補正処理の概要について説明する。なお,前記動きボケ補正処理は,例えば,周知の手ぶれ補正処理が採用されればよい。
まず,前記動きボケ補正部22dは,最新の前記ソースフレーム信号の映像とその1つ前の前記ソースフレーム信号の映像との相関値計算を行うことにより,動きベクトルVmを算出する。
図3において,A0は,前記ソースフレーム信号における映像領域全体の中で予め設定された一部の映像領域である参照映像領域を表す。また,G0は,最新の前記ソースフレーム信号における前記参照映像領域A0内の映像である参照映像を表す。また,Axは,前記参照映像領域A0を基準に予め定められた範囲だけ拡張した映像領域である拡張映像領域を表す。また,A1は,前記拡張映像領域Ax内で順次移動させつつ設定される前記参照映像領域A0と同じ形状及び大きさの映像領域である探索映像領域A1を表す。また,G1は,最新よりも1つ前の前記フレーム信号における前記探索映像領域A0内の映像である探索映像を表す。ここで,前記参照映像領域A0は,1つ又は複数設定されることが考えられる。例えば,前記参照映像領域A0が1つである場合,その参照映像領域A0は,映像領域全体のうち縁部のごく一部のみを除いた残り全体とすることが考えられる。また,前記参照映像領域A0が複数である場合,映像領域全体を多数の小領域に区分し,その小領域各々を前記参照映像領域A0として設定することが考えられる。なお,前記拡張映像領域Axは,前記参照領域A0ごとに設定される。
前記動きボケ補正部22dは,前記探索映像領域A1を前記拡張映像領域Ax内で順次移動させて設定しつつ,最新の前記ソースフレーム信号における前記参照映像領域A0内の前記参照映像G0と,その1つ前の前記フレーム信号における前記探索映像領域A1内の前記探索映像G1との相関値を順次算出する。
そして,最も高い相関値が得られるときの前記探索映像領域A1から前記参照映像領域A0までの移動ベクトルを前記動きベクトルVmとして算出する。
次に,前記動きボケ補正部22dは,算出した前記動きベクトルVmに基づいて,最新の前記ソースフレーム信号に対して前記動きボケ補正処理を行う。以下,その具体例について説明する。
前記動きベクトルVmの大きな場所は,カメラによる撮像時にブレにより生じた前記動きボケが大きいと推定され,前記動きベクトルVmの小さな場所は,カメラによる撮像時にブレにより生じた前記動きボケが小さいと推定される。なお,前記動きボケが大きいとは,映像の高周波成分(変化が細かく激しい部分)が低周波成分(変化が小さい部分)に比べて低下している状態である。
そこで,前記動きボケ補正部22dは,前記動きボケ補正処理において,前記動きベクトルVmの大小に応じて強弱の異なるハイパスフィルタを最新の前記ソースフレーム信号に施す。前記動きベクトルVmの大小と前記ハイパスフィルタの強弱との関係は予め設定される。なお,前記ハイパスフィルタの強弱とは,低周波成分の減衰率の高低と同義であり,該ハイパスフィルタが強いほど,低周波成分の減衰量が大きく高周波成分が強調されることとなる。
具体的に,前記動きボケ補正部22dは,前記動きベクトルVmが大きくフレーム間の動きが大きい領域に対応する前記ソースフレーム信号に対しては,強くハイパスフィルタを掛けることにより,低下した高周波成分を補正する。これにより,見た目では,エッジが強調され,鮮鋭度が増すことになり,前記動きボケが少なくなったように見える。
一方,前記動きボケが小さい部分にハイパスフィルターを強くかけてしまうと,映像の高周波成分が低周波成分に比べて極端に増加した映像となり,見た目では,エッジが非現実的に強調されて映像の違和感として感じられ,また,必要以上にノイズが強調された映像になってしまう。
そこで,前記動きボケ補正部22dは,前記動きベクトルVmが小さくフレーム間の動きが小さい領域に対応する前記ソースフレーム信号に対しては,弱くハイパスフィルタを掛ける。これにより,映像の高周波成分と低周波成分のバランスの取れた映像を実現することができる。
このように,当該テレビジョン受像機Xでは,前記動きボケ補正部22dによって前記動きボケ補正処理が実行されることにより,画面の各部分について,前記動きベクトルVmの大小に応じてハイパスフィルターの強弱が適宜変更されるため,画面全体として,ブレを低減しつつ違和感のない映像表示を実現することができる。
また,前記動きボケ補正部22dは,前記輝度ヒストグラムの変化量に基づいて,前記ソース映像信号に基づく前記ソースフレーム信号各々について,その映像が一連の撮影場面の動画の1コマを表す映像であるか否かを判別する。
例えば,前記動きボケ補正部22dは,前記輝度ヒストグラムの変化量が,予め設定された下限値から上限値までの範囲内である場合に,その変化量に対応する前記ソースフレーム信号の映像が一連の撮影場面の動画の1コマを表す映像であると判別する。前記輝度ヒストグラムの変化量が非常に小さい場合,前記ソースフレーム信号の映像は,一連の撮影場面の映像であるが,静止画又はほぼ静止画とみなせる映像であると考えられる。また,前記輝度ヒストグラムの変化量が非常に大きい場合,前記ソースフレーム信号の映像は,撮影場面の切り替わり時の映像であると考えられる。
前記ソース映像信号は,その映像が静止画又はほぼ静止画とみなせる映像である場合や,撮影場面の切り替わり時の映像である場合には,動画の動きボケの問題が生じていない可能性が高く,通常,前記動きボケ補正を必要としない。そのようなソース映像信号におけるフレーム信号に対して前記動きボケ補正を行うと,ノイズ映像や静止した像のエッジ部等に過剰な(不要な)エッジ強調がなされてかえって画質が劣化する。
そこで,前記動きボケ補正部22dは,前記ソースフレーム信号各々について,その映像が一連の撮影場面の動画の1コマを表す映像であると判別した場合にのみ前記動きボケ補正処理を施し,そうでない場合には前記動きボケ補正処理をスキップする。
そして,前記動きボケ補正部22dは,最新の前記ソースフレーム信号に対し前記動きボケ補正処理を行った場合,補正後の前記ソースフレーム信号を前記ソース映像用フレーム信号として前記画面合成部26へ出力する。一方,前記動きボケ補正部22dは,前記動きボケ補正処理をスキップする場合,前記信号バッファ22bに蓄積された最新の前記ソースフレーム信号をそのまま前記ソース映像用フレーム信号として前記画面合成部26へ出力する。
以上に示した実施形態では,図4に示したように,前記制御部21が,前記メタデータに含まれる前記映像のジャンルの情報d1及び前記映像の種類情報d2と,前記表示画質モードの情報d3とからなる3つの情報d1〜d3の組合せに応じて前記動きボケ補正ランクd0を判別する例について示した。
その他,前記制御部21が,前記3つの情報d1〜d3のうちの1つ又は2つに基づいて,前記動きボケ補正ランクd0を判別することも考えられる。
また,前記ソース映像信号の映像の精細度が前記高精細度映像であるか前記標準精細度映像であるかについては,例えば,前記フレーム信号生成部22a等が,前記ソース映像信号に基づいて,走査線本数のカウント等によって判別することも考えられる。
また,前記制御部21が,前記参照情報の他の例として,前記ソース映像信号から検出されるノイズ量の情報を前記動きボケ補正制御に用いることも考えられる。例えば,前記制御部21が,前記ソース映像信号から検出されるノイズ量が多いほど,前記動きボケ補正ランクd0の値を下げることが考えられる。前記ソース映像信号に含まれるノイズ量が多い場合,前記動きボケ補正処理が,そのノイズに反応した処理を行うことによりかえって画像劣化を招くからである。このノイズ量に基づく前記動きボケ補正ランクd0の変更処理は,それ単独で,或いは前記3つの情報d1〜d3のうちの1つ以上との組合せに応じて行うことが考えられる。
前記ノイズ量の検出は,例えば,前記フレーム信号生成部22aが,前記ソース映像信号から予め定められた高周波帯域の信号成分の量を検出することによって行われる。
また,前記メタデータに,前記ソース映像信号の映像が,いわゆるピクチャー・イン・ピクチャーの映像のように複数画面の組み合わせの映像であることを示す情報が含まれる場合も考えられる。そのような前記ソース映像信号に対して前記動きボケ補正処理を施すと,複数画面の境界線の部分が白っぽく強調された不自然な出力映像が得られてしまう。
そこで,前記制御部21が,前記メタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報により,前記ソース映像信号の映像が複数画面の組み合わせの映像であるか否かを判別し,その判別結果に応じて前記動きボケ補正制御を行うことも考えられる。
例えば,前記制御部21が,前記ソース映像信号の映像が複数画面の組み合わせの映像であると判別した場合に,前記動きボケ補正ランクd0を「0」に設定して前記動きボケ補正処理を実行しないよう制御することが考えられる。
また,前記メタデータに,前記ソース映像信号の映像における複数画面のレイアウト情報が含まれている場合が考えられる。その場合,前記動きボケ補正部22dが,そのレイアウト情報に基づいて,組み合わされた複数画面の境界線を含む一部の映像領域について,他の映像領域よりも前記動きボケ補正処理を弱める処理を行うことや,前記動きボケ補正処理を実行しないよう制御することも考えられる。
また,例えば前記フレーム信号生成部22aが,前記ソース映像信号の映像が複数画面の組み合わせの映像であるか否かの判別や,それら複数画面のレイアウト情報の検出を行い,その判別及び検出の結果に基づいて,前記動きボケ補正部22dが前記動きボケ補正処理の強弱もしくは実行有無の制御を行うことも考えられる。
本発明は,テレビジョン受像機への利用が可能である。
X :テレビジョン受像機
1 :チューナ
2 :マルチコアCPU
3 :液晶駆動回路
4 :液晶パネル
5 :調光回路
6 :バックライト
7 :外部信号入力インターフェース
21 :制御部
22 :ソース映像画面生成部
22a:フレーム信号生成部
22b:信号バッファ
22c:ヒストグラム演算部
22d:動きボケ補正部
23 :データ放送画面生成部
24 :OSD画面生成部
26 :画面合成部
27 :ガンマ補正部
71 :PC端子
72 :HDMI回路

Claims (4)

  1. 所定のソース映像信号に信号処理を施して得られる映像信号に基づく映像を映像表示手段により表示するテレビジョン受像機であって,
    前記ソース映像信号に対して動画の動きボケを改善する動きボケ補正処理を施す動きボケ補正手段と,
    所定の参照情報に応じて前記動きボケ補正処理の強弱又は実行有無を変更する動きボケ補正制御手段と,
    を具備してなることを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 前記参照情報が,放送コンテンツのメタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報,前記ソース映像信号から判別される映像の精細度の情報,前記ソース映像信号に基づく映像表示の画質の情報及び前記ソース映像信号から検出されるノイズ量の情報のうちの一つ又は複数を含んでなる請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 前記放送コンテンツのメタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報が,映像のジャンルの情報,映像の精細度の情報,複数画面の組み合わせの映像であることを示す情報のうちの一つ以上を含んでなる請求項2に記載のテレビジョン受像機。
  4. 前記ボケ補正制御手段が,前記放送コンテンツのメタデータにおける前記ソース映像信号に対応する情報により,前記ソース映像信号の映像が複数画面の組み合わせの映像であると判別した場合に,組み合わされた複数画面の境界線を含む一部の映像領域について他の映像領域よりも前記動きボケ補正処理を弱める又は前記動きボケ補正処理を実行しないよう制御してなる請求項3に記載のテレビジョン受像機。
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