JP4512040B2 - グロメット - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスを自動車の車体などを構成するパネルに貫通させて取り付けるグロメットに関する。
車両としての自動車のパネルを貫通させてワイヤハーネスを配索する際には、該ワイヤハーネスに水などの液体が付着することを防止するために従来から種々のグロメット(例えば、特許文献1乃至5参照)を用いてきた。
従来のグロメットは、硬質な(殆ど弾性変形しない)合成樹脂で構成されたインナ部材としてのプロテクタと、ゴムなどの弾性材料で構成されたグロメット本体と、を備えている。プロテクタは、リング状に形成されているとともに内側にワイヤハーネスを通す。プロテクタは、前述したパネルに設けられた穴内に係止する。
グロメット本体は、プロテクタの外周に係合する係合部と、内側にワイヤハーネスを通す筒部と、前記係合部と前記筒部とを連結するとともに前記パネルに沿って平坦に形成された平行壁部とを一体に備えている。さらに、グロメット本体は、前述したパネルとの間を水密に保つリップなどを備えている。
前述した構成のグロメットは、プロテクタとグロメット本体とを互いに組み付けてワイヤハーネスを通した状態で、前述した孔内に係止されて、パネルに取り付けられる。こうして、グロメットは、ワイヤハーネスに外部からの水などの液体が付着することを防止している。
特開2003−319536号公報 特開2003−319535号公報 特開2003−180019号公報 特開平9−93760号公報 実開平5−23354号公報
前述したグロメットは、インナ部材としてのプロテクタが円環状に形成されているので、アウタ部材としてのグロメット本体の平行壁部の全体を支える部材が存在していなかった。このため、グロメットは、平行壁部などが作業員や他の物品などによって押圧されると、該平行壁部が弾性変形してしまいグロメット本体がプロテクタから脱落したり、グロメット本体とともにプロテクタが弾性変形してパネルから脱落してしまうことがあった。
したがって、本発明の目的は、パネルに取り付けられた後に、弾性材料で構成されるアウタ部材が弾性変形することを防止して、インナ部材から脱落することや該インナ部材毎パネルから脱落することを防止できるグロメットを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のグロメットは、合成樹脂で構成されたインナ部材と、弾性材料で構成されかつ前記インナ部材に取り付けられるとともに該インナ部材とともにパネルに取り付けられて、このパネルとの間を水密に保つアウタ部材と、を備えているとともに、ワイヤハーネスを通すグロメットにおいて、前記アウタ部材には、前記パネルと沿う平行壁部が設けられ、前記インナ部材は、一端部がヒンジによって互いに回動自在に連結されかつ他端部に互いに係止する係止部が設けられているとともに各々に前記平行壁部の全体と重なる重なり部が設けられ、前記係止部同士が係止した状態で前記ワイヤハーネスを通す通し部が設けられた一対の回動部材と、一方の回動部材の重なり部に設けられかつ前記平行壁部と重なる外側壁部と、他方の回動部材の重なり部に設けられかつ一対の回動部材の係止部が互いに係止すると前記外側壁部と重なる内側壁部と、を有した補強部と、を備え、一対の回動部材のうち一方の回動部材には、一の補強部の外側壁部と、該一の補強部と隣接する他の補強部の内側壁部とが設けられ、かつ、他方の回動部材には、前記一の補強部の内側壁部と、該一の補強部と隣接する前記他の補強部の外側壁部とが設けられ、そして、前記複数の補強部は、前記通し部から一直線上に配置されているとともに、前記一対の回動部材の係止部同士の係止が解除した状態の最も前記通し部寄りの補強部の内側壁部と外側壁部との間隔が、前記一対の回動部材の係止部同士が係止した状態の前記通し部の幅よりも狭く形成されていることを特徴としている。
発明のグロメットによれば、弾性材料で構成されたアウタ部材の平行壁部の全体と重なる重なり部を合成樹脂で構成されたインナ部材に設けている。このため、平行壁部を押圧しても該平行壁部が重なり部で支えられて、該平行壁部即ちアウタ部材が弾性変形することを防止できる。
ンナ部材がヒンジによって互いに回動自在に連結された一対の回動部材を備えているので、回動部材を回動すること(一対の回動部材間を開閉すること)で、一対の回動部材間にワイヤハーネスを容易に位置づけることができ、該インナ部材をワイヤハーネスの外周に容易に取り付けることができる。
また、回動部材の各々に重なり部を設けているので、平行壁部の全体を重なり部で確実に支えることができる。
方の回動部材に外側壁部が設けられ、他方の回動部材に外側壁部に重なる内側壁部が設けられているので、平行壁部を外側壁部及び内側壁部で支えることとなって、平行壁部を一対の回動部材の双方で確実に支えることができる。
方の回動部材には外側壁部と内側壁部とが順に設けられ、他方の回動部材には内側壁部と外側壁部とが順に設けられているので、平行壁部が押圧された際に回動部材同士が互いに支え合うこととなる。このため、回動部材即ち重なり部自体がより一層変形しにくくなる。
も通し部寄りの補強部の内側壁部と外側壁部との間の間隔が係止部同士が係止したときの通し部の幅よりも狭いので、一対
の回動部材間を通して通し部内に挿入したワイヤハーネスが係止部同士の係止の前に不意に回動部材間から脱落することを防止できる。
以上説明したように、本発明は、平行壁部を押圧しても該平行壁部の全体が重なり部で支えられるので、該平行壁部即ちアウタ部材が弾性変形することを防止できる。このため、平行壁部を押圧してもアウタ部材が弾性変形することを防止でき、該アウタ部材がインナ部材から脱落することを防止できるとともに、グロメットが該インナ部材毎パネルから脱落することを防止できる。
ンナ部材をワイヤハーネスの外周に容易に取り付けることができるので、グロメットを容易にワイヤハーネスに取り付けることができる。
また、回動部材の各々に重なり部を設けているので、平行壁部の全体を重なり部で確実に支えることができるので、平行壁部即ちアウタ部材が弾性変形することを確実に防止できる。
行壁部を一対の回動部材の双方で確実に支えることができるので、重なり部自体がより変形しにくくなり、アウタ部材の特に平行壁部の弾性変形をより確実に防止できる。
なり部が押圧された際に回動部材同士が互いに支え合うこととなるため、回動部材即ち重なり部自体がより一層変形しにくくなる。したがって、アウタ部材の特に平行壁部の弾性変形をより確実に防止できる。
対の回動部材間を通して通し部内に挿入したワイヤハーネスが係止部同士の係止の前に不意に回動部材間から脱落することを防止できるので、より容易にグロメットをワイヤハーネスに取り付けることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるグロメットを、図1ないし図4を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるグロメット1(図1などに示す)は、車両としての自動車の車体を構成するパネル2(図2に示す)に取り付けられる。
グロメット1は、図1及び図2に示すように、内側に前記自動車に配索されるとともに前記パネル2に設けられた孔3内を通るワイヤハーネス4を通す。グロメット1は、パネル2との間を水密に保ち、該パネル2との間から内側に水などの水分(液体)が浸入することを防止して、該ワイヤハーネス4に水などの水分(液体)が付着することを防止する。
グロメット1は、図1及び図2に示すように、アウタ部材としてのグロメット本体5と、インナ部材としてのインナプロテクタ6とを備えている。
グロメット本体5は、ゴムなどの弾性変形自在な弾性材料で構成されている。グロメット本体5は、本体部7と、フランジ部8と、ハーネス通し筒9とを一体に備えている。本体部7は、円盤状の平行壁部10と、該平行壁部10の外縁から立設した円筒状の筒部11とを備えている。筒部11の平行壁部10から離れた側の端部の内面には、インナプロテクタ6の後述するフランジ部19が侵入して、該インナプロテクタ6が取り付けられる嵌合受け溝12が全周に亘って設けられている。嵌合受け溝12は、勿論、筒部11の内面から凹に形成されている。
フランジ部8は、筒部11の平行壁部10から離れた側の端部から該筒部11の全周に亘って外周方向に突出している。また、フランジ部8には、グロメット本体5がインナプロテクタ6に取り付けられて、該インナプロテクタ6とともにパネル2に取り付けられると、該パネル2と密に接触する内周リップ13と、外周リップ14とが全周に亘って設けられている。内周リップ13は、フランジ部8の外表面から前述したパネル2に向かって凸の突起に形成されている。外周リップ14は、内周リップ13よりもフランジ部8の外周側に配置され、フランジ部8の外表面から前述したパネル2に向かって凸に形成されている。外周リップ14は、その断面形状がパネル2に近づくのにしたがって徐々にフランジ部8の外周に向かう方向に延在している。
ハーネス通し筒9は、円筒状に形成されており、その一端が本体部7に連なっている。ハーネス通し筒9は、本体部7の内外を連通している。即ち、ハーネス通し筒9は、本体部7を貫通している。ハーネス通し筒9の長手方向は、平行壁部10と平行である。ハーネス通し筒9は、その内側にワイヤハーネス4を通す。
前述した構成のグロメット本体5は、インナプロテクタ6が取り付けられて、ハーネス通し筒9内にワイヤハーネス4を通した状態で、インナプロテクタ6とともに前述したパネル2に取り付けられる。すると、グロメット本体5の本体部7の平行壁部10の表面は、パネル2の表面と平行になる。即ち、グロメット本体5の本体部7の平行壁部10は、パネル2に沿うこととなる。また、グロメット本体5のハーネス通し筒9から外部に導かれたワイヤハーネス4の長手方向は、前述した平行壁部10とパネル2との双方と平行になる。
インナプロテクタ6は、絶縁性でかつ硬質な合成樹脂で構成されている。本発明でいうインナプロテクタ6を構成する硬質な合成樹脂とは、殆ど弾性変形しない又はグロメット本体5を構成する弾性材料と比較して遙かに弾性変形する量が小さい材料を示している。
インナプロテクタ6は、図1及び図3に示すように、一対の回動部材15と、係止部16と、複数の補強部17とを備えている。回動部材15は、本体部18と、フランジ部19と、パネル係止突起20を備えている。本体部18は、重なり部としての半円形の重なり壁21と、該重なり壁21の円弧状の縁から立設した立設壁22とを備えている。重なり壁21は、後述する係止部16同士が係止すると、インナプロテクタ6に取り付けられるグロメット本体5の平行壁部10の全体と重なる大きさに形成されている。立設壁22は、重なり壁21の円弧状の縁の全長に亘って設けられている。フランジ部19は、立設壁22の外表面から本体部18の外周に向かって延在している。
パネル係止突起20は、立設壁22の重なり壁21から離れた側の端部の外表面から凸に形成されている。パネル係止突起20は、グロメット本体5のリップ13,14との間にパネル2を挟んで、該パネル2に係止する。
一対の回動部材15は、本体部18の重なり壁21の直線状の部分が互いに相対した状態に配置されているとともに、ヒンジ23によって互いの一端部が連結されている。ヒンジ23は、長手方向の両端が一対の回動部材15の双方と一体に形成された片状に形成されており、これら一対の回動部材15の厚みよりも薄く形成され、弾性変形自在となっている。弾性変形自在なヒンジ23によって、一対の回動部材15は、互いに一端部同士が回動自在に連結されている。このため、ヒンジ23が弾性変形することで、一対の回動部材15の特に他端部は、互いに接離(近づいたり離れたり)する。
係止部16は、一対の回動部材15各々の他端部に設けられ、互いに係止・離脱自在となっている。図1及び図3中に手前側に位置する一方の回動部材15(以下、符号15aで示す)の係止部16は、図1及び図3中に奥側に位置する他方の回動部材15(以下、符号15bで示す)に向かって延在したアーム状に形成されている。他方の回動部材15bの係止部16は、前記一方の回動部材15aの係止部16が侵入して係止自在な凹状の溝となっている。
また、前述した一対の回動部材15a,15bには、係止部16同士が係止した状態で、前述したワイヤハーネス4を通すための通し部としての通し孔24が形成されている。通し孔24は、回動部材15a,15b各々のヒンジ23寄りの一端部に設けられている。通し孔24は、各々の回動部材15a,15bの重なり壁21の縁から立設壁22に向かって凹に該重なり壁21の一部が切り欠かれて形成されている。
補強部17は、図示例では、二つ設けられている。これら二つの補強部17は、一対の回動部材15a,15bの互いに近接する重なり壁21の縁部に設けられている。さらに、二つの補強部17は、重なり壁21の縁に沿って並設されている。即ち、二つの補強部17は、重なり壁21の縁に沿って通し孔24に接離する方向に沿って並設されている。このように、二つの補強部17は、通し孔24から延在した一直線上に配置されている。
補強部17は、一対の回動部材15a,15bの係止部16同士が係止すると、互いに重なる外側壁部25と内側壁部26とを備えている。外側壁部25と内側壁部26とは、それぞれ、平板状に形成されている。各々の補強部17の外側壁部25と、内側壁部26とは、互いに異なる回動部材15a,15bの重なり壁21の縁部に設けられている。
図示例では、二つの補強部17のうち通し孔24から離れた側の補強部17の内側壁部26は、前述した一方の回動部材15aの重なり壁21の縁に設けられ、該通し孔24から離れた側の補強部17の外側壁部25は、前述した他方の回動部材15bの重なり壁21の縁に設けられている。二つの補強部17のうち通し孔24寄りの補強部17の内側壁部26は、前述した他方の回動部材15bの重なり壁21の縁に設けられ、該通し孔24寄りの補強部17の外側壁部25は、前述した一方の回動部材15aの重なり壁21の縁に設けられている。また、これら内側壁部26と外側壁部25の両表面は、重なり壁21と平行である。また、回動部材15a,15bの係止部16同士が係止すると、勿論、外側壁部25は、グロメット本体5の平行壁部10に重なる。
このように、一方の回動部材15aの重なり壁21には平行壁部10と重なる外側壁部25が設けられ、他方の回動部材15bの重なり壁21には内側壁部26が設けられている。さらに、一方の回動部材15aには、一の補強部17の外側壁部25と、該一の補強部17と隣接する他の補強部17の内側壁部26とが設けられており、他方の回動部材15bには、前記一の補強部17の内側壁部26と、該一の補強部17と隣接する前記他の補強部17の外側壁部25とが設けられている。
さらに、前述したグロメット1では、係止部16同士の係止が解除されてヒンジ23が弾性変形していない中立状態に位置付けられた状態の最も通し孔24寄りの補強部17の内側壁部26と外側壁部25との間の間隔Dが、図4に示すように、係止部16同士の係止した状態の通し孔24の幅Hよりも狭く形成されている。
前述したグロメット1は、以下のように組み立てられる。インナプロテクタ6の回動部材15a,15bの通し孔24を形成する凹み内にワイヤハーネス4を位置付けて、該回動部材15a,15bの他端部に設けられた係止部16同士を互いに係止する。そして、グロメット本体5の本体部7を拡げて、平行壁部10が重なり壁21に重なるように、該グロメット本体5の本体部7インナプロテクタ6に被せる。そして、インナプロテクタ6のフランジ部19をグロメット本体5の嵌合受け溝12内に挿入して、インナプロテクタ6にグロメット本体5を被せて、これらを固定する。さらに、ワイヤハーネス4をハーネス通し筒9内に通す。
こうして、前述した構成のグロメット1を組み立てる。そして、パネル係止突起20側からインナプロテクタ6をグロメット本体5とともにパネル2に設けられた孔3内に圧入する。そして、パネル係止突起20とリップ13,14との間にパネル2を挟み込んで、該パネル2にグロメット1を固定する。
本実施形態によれば、弾性材料で構成されたグロメット本体5の平行壁部10の全体と重なる重なり壁21を合成樹脂で構成されたインナプロテクタ6に設けている。このため、平行壁部10を押圧しても該平行壁部10が重なり壁21で支えられて、該平行壁部10即ちグロメット本体5が弾性変形することを防止できる。このため、平行壁部10を押圧してもグロメット本体5が弾性変形することを防止でき、該グロメット本体5がインナプロテクタ6から脱落することを防止できるとともに、グロメット1が該インナプロテクタ6毎パネル2から脱落することを防止できる。
インナプロテクタ6がヒンジ23によって互いに回動自在に連結された一対の回動部材15a,15bを備えているので、回動部材15a,15bを回動すること(一対の回動部材15a,15b間を開閉すること)で、一対の回動部材15a,15b間にワイヤハーネス4を容易に位置づけることができ、該インナプロテクタ6をワイヤハーネス4の外周に容易に取り付けることができる。したがって、グロメット1を容易にワイヤハーネス4に取り付けることができる。
また、回動部材15a,15bの各々に重なり壁21を設けているので、平行壁部10の全体を重なり壁21で確実に支えることができる。したがって、平行壁部10即ちグロメット本体5が弾性変形することを確実に防止できる。
一方の回動部材15aに外側壁部25が設けられ、他方の回動部材15bに外側壁部25に重なる内側壁部26が設けられているので、平行壁部10を外側壁部25及び内側壁部26で支えることとなって、平行壁部10を一対の回動部材15a,15bの双方で確実に支えることができる。したがって、重なり壁21自体がより変形しにくくなり、グロメット本体5の特に平行壁部10の弾性変形をより確実に防止できる。
一方の回動部材15aには外側壁部25と内側壁部26とが順に設けられ、他方の回動部材15bには内側壁部26と外側壁部25とが順に設けられているので、重なり壁21が押圧された際に回動部材15a,15b同士が互いに支え合うこととなる。このため、回動部材15a,15b即ち重なり壁21自体やより一層変形しにくくなる。したがって、グロメット本体5の特に平行壁部の弾性変形をより確実に防止できる。
最も通し孔24寄りの補強部17の内側壁部26と外側壁部25との間の間隔Dが係止部16同士が係止した状態の通し孔24の幅Hよりも狭いので、一対の回動部材15a,15b間を通して通し孔24内に挿入したワイヤハーネス4が係止部16同士の係止の前に不意に回動部材15a,15b間から脱落することを防止できる。したがって、より容易にグロメット1をワイヤハーネス4に取り付けることができる。
前述した実施形態では、補強部17を二つ設けている。しかしながら、本発明では、補強部17を一つのみ設けても良く、三つ以上設けても良い。また、前述した実施形態では、各々の回動部材15a,15bに外側壁部25と内側壁部26とを設けている。しかしながら、本発明では、一方の回動部材15aに外側壁部25と内側壁部26とのうち一方のみを設け、他方の回動部材15bに他方のみを設けても良い。さらに、本発明では、回動部材15a,15bのうちのいずれかのみに重なり壁21を設けても良いことは勿論である。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかるグロメットの分解して示す斜視図である。 図1に示されたグロメットをパネル取り付けた状態の断面図である。 図1に示されたグロメットのインナプロテクタの斜視図である。 図1に示されたグロメットのインナプロテクタの平面図である。
符号の説明
1 グロメット
2 パネル
4 ワイヤハーネス
5 グロメット本体(アウタ部材)
6 インナプロテクタ(インナ部材)
10 平行壁部
15 回動部材
15a 一方の回動部材
15b 他方の回動部材
16 係止部
17 補強部
21 重なり壁(重なり部)
24 通し孔(通し部)
25 外側壁部
26 内側壁部
D 外側壁部と内側壁部との間隔
H 通し孔(通し部)の幅

Claims (1)

  1. 合成樹脂で構成されたインナ部材と、
    弾性材料で構成されかつ前記インナ部材に取り付けられるとともに該インナ部材とともにパネルに取り付けられて、このパネルとの間を水密に保つアウタ部材と、を備えているとともに、ワイヤハーネスを通すグロメットにおいて、
    前記アウタ部材には、前記パネルと沿う平行壁部が設けられ、
    前記インナ部材は、
    一端部がヒンジによって互いに回動自在に連結されかつ他端部に互いに係止する係止部が設けられているとともに各々に前記平行壁部の全体と重なる重なり部が設けられ、前記係止部同士が係止した状態で前記ワイヤハーネスを通す通し部が設けられた一対の回動部材と、
    一方の回動部材の重なり部に設けられかつ前記平行壁部と重なる外側壁部と、他方の回動部材の重なり部に設けられかつ一対の回動部材の係止部が互いに係止すると前記外側壁部と重なる内側壁部と、を有した補強部と、を備え、
    一対の回動部材のうち一方の回動部材には、一の補強部の外側壁部と、該一の補強部と隣接する他の補強部の内側壁部とが設けられ、かつ、他方の回動部材には、前記一の補強部の内側壁部と、該一の補強部と隣接する前記他の補強部の外側壁部とが設けられ、
    そして、前記複数の補強部は、前記通し部から一直線上に配置されているとともに、前記一対の回動部材の係止部同士の係止が解除した状態の最も前記通し部寄りの補強部の内側壁部と外側壁部との間隔が、前記一対の回動部材の係止部同士が係止した状態の前記通し部の幅よりも狭く形成されていることを特徴とするグロメット。
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