JP2010278871A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 滑らかに表示される動画像を生成できる画像処理装置を実現する。
【解決手段】 動きベクトル検出部101は、入力画像フレームと一つ前の画像フレームとの間の動きを推定し、入力画像フレームに対応する動きベクトルを算出する。冗長フレーム判定部102は、算出された動きベクトルと、データ保存部104により保存された一つ前の画像フレームに対応する動きベクトルとに基づき、入力画像フレームが冗長フレームであるかどうかを判定する。入力画像フレームが冗長フレームでない場合、補間フレーム生成部103は、入力画像フレームと一つ前の画像フレームとの間の補間フレームを生成し、補間画像フレームと入力画像フレームとを出力する。入力画像フレームが冗長フレームである場合、入力画像フレームは破棄され、いずれの画像フレームも出力されない。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像データのフレームレートを変換する画像処理装置及び同装置に適用される画像処理方法に関する。
動画像をより滑らかに表示する技術として、フレーム間に新たなフレームを挿入するフレーム補間技術がある。フレーム補間処理では、例えば、時系列で連続したフレーム間の動きベクトルを算出し、算出した動きベクトルを用いた動き補償によって、フレーム間に挿入される補間フレームが生成される。
特許文献1には、動きベクトルを用いた動き補償により補間フレームを生成し、第1のフレームレートである動画像データを、第2のフレームレートである動画像データに変換する画像処理装置が開示されている。この画像処理装置は、動画像のフレーム間に場面の切り替わりが検出される場合、又はフレーム間に動きがなく静止画と判定される場合には、動き補償による補間フレームを生成する必要がないものとして、元の画像フレームをそのまま補間フレームとして出力する。
特開2003−69961号公報
ところで、動画像データ内には冗長なフレーム(冗長フレーム)が含まれる場合がある。冗長フレームとは、例えば、前のフレームをコピーして生成されたフレームである。冗長フレームは例えば、ユーザによる編集や動画像データを提供するサイトにおけるフレームレートの変換によって、動画像データに挿入される。
冗長フレームを含む動画像データに対してフレーム補間処理を施した場合、この冗長フレームに基づく補間フレームが生成され、動画像の品質を低下させる可能性がある。例えば、前のフレーム(コピー元のフレーム)と前のフレームのコピーである冗長フレーム(コピー先のフレーム)とから、さらに同一の画像が補間フレームとして生成される。このような動画像を再生した場合、本来の動画像中では動いている物体が静止しているかのように見える等、動画像が滑らかに表示されない可能性がある。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、滑らかに表示される動画像を生成できる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の動画像処理装置は、動画像データ内のフレーム間の動きを推定し、前記動画像データ内の各フレームの動きベクトルをブロック単位で算出する動き推定手段と、処理対象のフレームに対応する動きベクトルと前記処理対象のフレームの一つ前のフレームに対応する動きベクトルとに基づいて、前記処理対象のフレームが冗長フレームであるか否かを判定する冗長フレーム判定手段と、前記処理対象のフレームが前記冗長フレームである場合、前記処理対象のフレームを破棄し、前記処理対象のフレームが前記冗長フレームでない場合、前記処理対象のフレームに対応する動きベクトルを用いた動き補償によって前記処理対象のフレームと前記一つ前のフレームとの間の補間フレームを生成し、前記補間フレームおよび前記処理対象のフレームを出力する補間フレーム生成手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、滑らかに表示される動画像を生成できる。
本発明の一実施形態に係るフレームレート変換装置の構成を示すブロック図。 動画像データにフレームを補間するフレーム補間処理の概要を説明する図。 冗長フレームを含む動画像データの例を説明する図。 冗長フレームを含む動画像データにフレーム補間処理を施した例を示す図。 同実施形態のフレームレート変換装置により冗長フレームを含む動画像データにフレーム補間処理を施した例を示す図。 冗長フレームを考慮した場合と考慮しない場合のフレーム補間について説明する図。 フレーム間差分に基づいて冗長フレームを検出する例を説明する図。 同実施形態のフレームレート変換装置における冗長フレーム判定処理で用いられる動きベクトルを説明する図。 動きベクトルの算出方法を説明する図。 図8の冗長フレーム判定処理における判定の条件を説明する図。 図8の冗長フレーム判定処理においてシーンチェンジにより判定が失敗する例を示す図。 シーンチェンジに対応する同実施形態のフレームレート変換装置の構成を示すブロック図。 同実施形態のフレームレート変換装置によるフレーム補間処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態のフレームレート変換装置による冗長フレーム判定処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態のフレームレート変換装置による別のフレーム補間処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態のフレームレート変換装置によるシーンチェンジ判定処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成を説明する。この画像処理装置は、動画像データのフレームレートを変換するフレームレート変換装置10として実現されている。フレームレート変換装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ、又は各種電子機器に内蔵される組み込みシステムとして実現し得る。
フレームレート変換装置10は、動きベクトル検出部101、冗長フレーム判定部102、補間フレーム生成部103、データ保存部104、及び切替部105を備える。
動きベクトル検出部101は、動画像データ内のフレーム間の動きを推定し、動画像データ内の各フレーム(以下、画像フレームとも云う)の動きベクトルをブロック単位で算出する。具体的には、動きベクトル検出部101は、動画像データ内のフレームである入力画像フレーム(処理対象の画像フレーム)52と、入力画像フレームの一つ前の画像フレーム51との間の動きを推定し、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を画素ブロック単位で算出する。一つ前の画像フレーム51は、後述するデータ保存部104により保存されている画像フレームである。画素ブロックは、画像フレームを所定数の画素毎に分割したブロックである。つまり、動きベクトル検出部101は、動画像データ内の一つ前の画像フレームに対する入力画像フレームの動きを推定し、動きベクトルを算出する。動きベクトル検出部101は、算出した入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を冗長フレーム判定部102へ出力する。また、動きベクトル検出部101は、入力画像フレーム52及び入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を切替部105へ出力する。
冗長フレーム判定部102は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502と、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501とに基づいて、入力画像フレーム52が冗長フレームであるかどうかを判定する。一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501は、後述するデータ保存部104により保存されている動きベクトルである。また、冗長フレームは、例えば、前のフレームをコピーして生成されたフレームである。冗長フレーム判定部102は、入力画像フレーム52が冗長フレームと非冗長フレームのいずれであるかを示す判定結果を切替部105へ出力する。
切替部105は、入力画像フレーム52が冗長フレームと非冗長フレームのいずれであるかを示す判定結果に基づき、後続の処理を切り替える。
入力画像フレーム52が冗長フレームと判定された場合、切替部105は、入力画像フレーム52及び入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502の情報を破棄する。そして、切替部105は、入力画像フレーム52をフレームレート変換装置10の出力動画像データとして出力しない。
入力画像フレーム52が非冗長フレームと判定された場合、切替部105は、入力画像フレーム52及び入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を補間フレーム生成部103へ出力する。
補間フレーム生成部103は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を用いた動き補償により、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間に挿入する補間画像フレームを生成する。補間フレーム生成部103は、フレームレート変換装置10の出力動画像データとして、生成した補間画像フレームと入力画像フレーム52とを出力する。また、補間フレーム生成部103は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とをデータ保存部104へ出力する。
データ保存部104は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とを保存する。つまり、データ保存部104は、現在保存されている一つ前の画像フレームと一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501とを、それぞれ、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とで更新する。データ保存部104は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とを、例えばフレームレート変換装置10内に設けられた記憶装置に格納する。
データ保存部104は、後続する画像フレームがフレームレート変換装置10へ入力された場合に、保存された入力画像フレーム52を、一つ前の画像フレーム51として動きベクトル検出部101へ出力する。また、データ保存部104は、保存された入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501として冗長フレーム判定部102へ出力する。
上述のように、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52が非冗長フレームである場合にのみ、補間フレーム生成部103により補間画像フレームを生成し、データ保存部104により入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とを保存する。また、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52が冗長フレームである場合、補間画像フレームを生成せず、データ保存部104によって保存された一つ前の画像フレーム51及び一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501を更新しない。
以下では、本実施形態のフレームレート変換装置10によるフレーム補間処理において考慮する冗長フレームについて説明する。
図2は、動画像データのフレームを補間するフレーム補間処理の概要を示す。
フレーム補間処理では、入力される動画像シーケンス21の画像フレーム間に、補間画像フレーム(図2中、斜線で示す画像フレーム)が挿入され、動画像シーケンス23が出力される。補間画像フレームは、例えば、入力動画像シーケンス21において連続する二つの画像フレームに基づいて、それら二つの画像フレームの中間に位置する画像フレームとして生成される。これにより、フレーム間の動きの差が大きく、ぶれて見えるような動画像22をフレーム間の変化が滑らかに見える動画像24に変換することができる。
ところで、動画像データには冗長フレームが含まれる場合がある。冗長フレームは、上述したように、例えば、前のフレームをコピーして生成されたフレームである。図3は、冗長フレームを含む動画像の例を示している。
冗長フレームは、例えば、ユーザによる編集やインターネット等のネットワーク上の動画像サイトによる編集等によって、動画像データ(原画像)へ挿入される。例えば、元の動画像データが所定のフレームレート(例えば30fps)以下である場合に、フレーム数を水増ししてフレームレートを上げる際、元の動画像データに含まれるフレームをそのままコピーしたフレームがフレーム間に挿入される。これにより、冗長フレームを含む動画像データが作成される。
図4は、冗長フレームを含む動画像データに対して、上述のフレーム補間処理が施された場合の例を示す。
原画像である動画像データ300は、画像フレーム302をそのままコピーした画像フレーム(冗長フレーム)303を含む。つまり、画像フレーム302と画像フレーム303とは、同一の画像である。
この動画像データ300に対してフレーム補間処理が施された場合、動画像データ300に含まれる画像フレーム間に、それぞれ補間画像フレーム311,312,313が挿入された動画像データ310が生成される。補間画像フレーム311は、画像フレーム301と画像フレーム302とに基づいて生成される。補間画像フレーム312は、画像フレーム302と画像フレーム303とに基づいて生成される。また、補間画像フレーム313は、画像フレーム303と画像フレーム304とに基づいて生成される。
図4に示すように、補間画像フレーム311,313には、前後の画像フレームに対して連続的に変化する画像が描画される。したがって、補間画像フレーム311,313により、動画像データ310は滑らかに表示される。
一方、補間画像フレーム312には、同一の画像である画像フレーム302及び冗長フレーム303に基づいて生成された、さらに同一の画像が設定される。つまり、画像フレーム302、補間画像フレーム312、及び画像フレーム303は、すべて同一の画像が設定された画像フレームとなる。したがって、動画像データ310を再生した場合、画像フレーム302、補間画像フレーム312、及び画像フレーム303の部分では、画像中の物体が静止しているかのように不自然に見えてしまう。
このため、冗長フレームを含む動画像データにフレーム補間処理を施し、この動画像データを再生した場合、滑らかな動きを伴って表示される部分と静止して表示される部分とが周期的に発生し、揺らぎのように見えてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態のフレームレート変換装置10は、動画像データから冗長フレームを除き、冗長フレームでない画像フレーム(非冗長フレーム)を用いてフレーム補間処理を行う。図5は、フレームレート変換装置10により、冗長フレームを含む動画像データ400にフレーム補間処理を施した例を示している。
原画像である動画像データ400は、画像フレーム402をそのままコピーした画像フレーム(冗長フレーム)403を含む。つまり、画像フレーム402と画像フレーム403とは、同一の画像である。
フレームレート変換装置10は、動画像データ400内の画像フレームが冗長フレームであるかどうかを判定する。フレームレート変換装置10は、画像フレーム402のコピーである画像フレーム403を冗長フレームであると判定する。そして、フレームレート変換装置10は、冗長フレームである画像フレーム403を削除する。
次いで、フレームレート変換装置10は、非冗長フレームである残りの画像フレーム401,402,404を用いて、補間画像フレーム411,412を生成し、画像フレーム間に挿入する。そして、フレームレート変換装置10は、各画像フレームが表示されるタイミング等を調整し、整列した動画像データ410を出力する。
図6は、冗長フレームを考慮した場合と考慮しない場合とのフレーム補間を対比した図である。なお、アルファベットは一つの画像フレームを表し、二つのアルファベットが併記されているものは、二つの画像フレームを用いて生成される補間画像フレームを表す。ここでは、補間前の動画像データが“A B C C D E”である場合を想定する。この動画像データには、二つの画像フレームCが含まれ、後方の画像フレームCは、前方の画像フレームCのコピーである冗長フレームである。
この補間前の動画像データに対して、冗長フレームを考慮せずにフレーム補間処理を施した場合、一方が冗長フレームである二つの画像フレームCから、補間画像フレームCCが生成される。このため、冗長フレームの有無を考慮せずにフレーム補間処理を施した動画像データを再生した場合、動画像データ中の“C CC C”の部分において、映像が滑らかに表示されず、静止しているかのように見える可能性がある。
一方、補間前の動画像データに対して、本実施形態のフレームレート変換装置10により、冗長フレームを考慮してフレーム補間処理を施した場合、二つの画像フレームCのうち、冗長フレームと判定された後方の画像フレームCが削除される。したがって、二つの画像フレームCから生成される補間画像フレームCCは生成されない。そして、残りの画像フレームを用いて、各画像フレーム間に補間画像フレームが挿入された動画像データが生成される。したがって、生成された動画像データに同一の画像フレームは含まれず、この動画像データを再生した場合、滑らかな映像を表示することができる。
動画像データに含まれる冗長フレームの検出方法としては、フレーム間差分に基づいて、画像フレームが冗長フレームであるかどうかを判定する方法も考えられる。フレーム間差分は、連続する二つの画像フレームにおいて、対応する画素間の輝度値の差を指す。したがって例えば、算出した画素毎のフレーム間差分を画像フレーム全体で合計した値に基づいて、連続する二つの画像フレームが同一の画像であるかどうかを判定することができる。
図7は、フレーム間差分に基づいて、画像フレームが冗長フレームであるかどうかを判定する例を示している。
図7上部に示す例では、注目画像フレームとその一つ前の画像フレームとのフレーム間差分が算出され、フレーム間差分が大きい場合、注目画像フレームは非冗長フレームと判定される。また、フレーム間差分が小さい場合、注目画像フレームは冗長フレームと判定される。しかし、連続する二つの画像フレームのフレーム間差分に基づく判定方法では、静止物体を撮影した映像など、実際に画像上の変化がない(真に静止している)静止フレームをも冗長フレームと判定してしまう可能性がある。
そこで、図7下部に示す例のように、一定期間内の複数の画像フレームについてフレーム間差分を算出し、長期間に亘ってフレーム間差分が小さい場合、それら画像フレームは冗長フレームではなく静止フレームであると判定する。これにより、静止フレームを冗長フレームと判定してしまう問題を解決することができる。しかし、一定期間内の複数の画像フレームをバッファリングする必要があり、メモリ量や演算量の増加が問題となる。
そこで、本実施形態のフレームレート変換装置10の冗長フレーム判定部102は、フレーム補間処理において検出される各画像フレームの動きベクトルを用いて、画像フレームが冗長フレームであるかどうかを判定する。
図8に、冗長フレームの判定に用いる動きベクトルの例を示す。冗長フレーム判定部102は、入力画像フレーム(処理対象の画像フレーム)52に対応する動きベクトル502と、入力画像フレームの一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501とを用いて、入力画像フレーム52が冗長フレームであるかどうかを判定する。
なお、一つ前の画像フレーム51及び一つ前の画像フレームに対応する動きベクトル501は、データ保存部104によりフレームレート変換装置10内に保持されている。また、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502は、動きベクトル検出部101により算出された、入力画像フレーム52と一つ前の画像フレーム51との間で推定される動きをブロック単位で示す動きベクトルである。一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501は、一つ前の画像フレーム51と、そのさらに一つ前の画像フレーム50との間で推定される動きをブロック単位で示す動きベクトルである。
図9は、動きベクトルの算出例を示す。画像フレーム60,61,62上の格子により分割された各領域は、所定数の画素からなる画素ブロックを表す。
ここではまず、画像フレーム60と画像フレーム61との間の動きを推定する例を説明する。画像フレーム60の画素ブロック601に描画されている星型の物体は、後続する画像フレーム61上では、画素ブロック611に描画されている。したがって、画像フレーム60の画素ブロック601と画像フレーム61の画素ブロック611とが相関の高い画素ブロックとして推定され、動きベクトルmvが、画素ブロック611に対応する動きベクトルとして設定される。
次に、画像フレーム61と画像フレーム62との間の動きを推定する例を説明する。画像フレーム61の画素ブロック611に描画されている星型の物体は、後続する画像フレーム62上では、画素ブロック621に描画されている。したがって、画像フレーム610の画素ブロック611と画像フレーム62の画素ブロック621とが相関の高い画素ブロックとして推定され、動きベクトルmvが、画素ブロック621に対応する動きベクトルとして設定される。
動きベクトル検出部101は、上述のように、画像フレーム間で相関の高い画素ブロックを探索し、画素ブロックの対応に基づき、画像フレーム間の動きを推定する。動きベクトル検出部101は、上述のような動きの推定を画素ブロック毎に行い、各画像フレームに対応する画素ブロック毎の動きベクトルを算出する。
冗長フレーム判定部102は、上述したように、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502と、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501とを用いて、入力画像フレーム52が冗長フレームであるかどうかを判定する。図10は、入力画像フレーム52が冗長フレームであると判定するための二つの条件を示している。
第一の条件は、入力画像フレーム52に設定された画素ブロックのうち、動きベクトルが零ベクトルである画素ブロックの数が第1のしきい値以上であることである。入力画像フレーム52が一つ前の画像フレーム51のコピーである場合、入力画像フレーム52に対応する動きベクトルは、符号化等による誤差はあるものの、ほぼ全て零ベクトルになるものと考えられる。したがって、冗長フレームと判定される入力画像フレーム52では、対応する動きベクトル502のうち、第1のしきい値以上の数の動きベクトルが零ベクトルである。
なお、第1のしきい値には、例えば、入力画像フレーム52に設定された画素ブロック数に所定の割合を乗じた値や定数を用いる。
第二の条件は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502と、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501との相関が低いことである。一つ前の画像フレーム51は、上述したように、非冗長フレームと判定された画像フレームである。したがって、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501は、処理対象の動画像データ本来の性質を現わしているものと推定され、冗長フレーム等の不自然に挿入された画像フレームに対応する動きベクトルとの相関は低いと考えられる。
そこで第二の条件では、例えば、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502と、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501との差分が第2のしきい値以上である場合に、入力画像フレーム52を冗長フレームと判定する。ここで、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502と、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501との差分とは、例えば、動きベクトルから算出された差分絶対和を指す。
差分絶対和の算出方法は以下の通りである。
入力画像フレーム52内の画素ブロックの動きベクトルと対応する一つ前の画像フレーム51内の画素ブロックの動きベクトルとを、それぞれmv,mvと仮定する。動きベクトルmvの水平成分をmvax,垂直成分をmvayとする。また、動きベクトルmvの水平成分をmvbx,垂直成分をmvbyとする。この場合、動きベクトルmvと動きベクトルmvとの差分絶対値は、次式により算出される。
|mvax−mvbx|+|mvay−mvby
算出した画素ブロック毎の差分絶対値を画像フレーム全体で総和することで、差分絶対和が算出される。
また、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502と、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501との差分として、例えば、差分二乗和を用いてもよい。
差分二乗和の算出方法は以下の通りである。
ここでも、対応する入力画像フレーム52内の画素ブロックと一つ前の画像フレーム51内の画素ブロックの動きベクトルを、それぞれmv,mvと仮定する。動きベクトルmvの水平成分をmvax,垂直成分をmvayとする。また、動きベクトルmvの水平成分をmvbx,垂直成分をmvbyとする。この場合、動きベクトルmvと動きベクトルmvとの差分二乗値は、次式により算出される。
(mvax−mvbx+(mvay−mvby
算出した画素ブロック毎の差分二乗値を画像フレーム全体で総和することで、差分二乗和が算出される。
さらに、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502と、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501との差分として、しきい値以上の差分を示す画素ブロックの数、しきい値以上の差分を示す画素ブロックに限定した差分絶対和及び差分二乗和等を用いてもよい。
なお、第2のしきい値には、画素ブロック数に画素ブロック単位の所定のしきい値を乗じた値、一つ前の冗長フレーム判定処理において算出された差分に所定の割合を乗じた値、定数等を用いる。
冗長フレーム判定部102は、上述の二つの条件の両方に当てはまる入力画像フレーム52を冗長フレームであると判定する。また、冗長フレーム判定部102は、上述の二つの条件のうちいずれか一方に当てはまる入力画像フレーム52、又は上述の二つの条件のいずれにも当てはまらない入力画像フレーム52を冗長フレームでない、すなわち非冗長フレームであると判定する。
上述の二つの条件により、入力画像フレーム52が冗長フレームであるかどうかを判定した場合、図11に示すように、画像フレーム間でシーンが切り替わるシーンチェンジの後、後続する画像フレームが画像上に動きのない(少ない)静止シーンである際、この静止シーンの画像フレーム(静止フレーム)が冗長フレームであると判定される可能性がある。シーンチェンジ後に静止シーンが続く場合、シーンチェンジポイントである入力画像フレーム(静止フレーム)と次の静止フレーム間の動きベクトルは、ほぼ零ベクトルであり、且つシーンチェンジ前の画像フレームとシーンチェンジポイントである静止フレームとの間の動きベクトルとの差分は大きくなる。したがって、シーンチェンジポイントである入力画像フレーム(静止フレーム)の次の静止フレームは、上述の二つの条件の両方に当てはまり、冗長フレームと判定されてしまう。また、このような静止フレームが連続する場合、すべての静止フレームが冗長フレームであると判定され、削除されてしまう。
そこで、本実施形態のフレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトルを用いて、入力画像フレーム52と一つ前の画像フレーム51との間でシーンチェンジが起きたかどうかを判定する。フレームレート変換装置10は、例えば、入力画像フレーム52に対応するブロック毎の動きベクトル502の大きさを総和した、動きベクトルの絶対和がしきい値以上である場合に、画像フレーム間にシーンチェンジがあると判定する。また、フレームレート変換装置10は、例えば、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502のそれぞれの相関を示す相関値がしきい値未満である場合に、画像フレーム間にシーンチェンジがあると判定してもよい。さらに、上述の二つの条件の両方に合致する場合に、画像フレーム間にシーンチェンジがあると判定してもよい。
画像フレーム間にシーンチェンジがある場合、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を保存せず、フレームレート変換装置10内に保存されている一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501の情報をリセットする。動きベクトルをリセットする場合、フレームレート変換装置10は、例えば、動きベクトルに零ベクトルを設定する。つまり、画像フレーム間にシーンチェンジがある場合、フレームレート変換装置10は、シーンチェンジポイントである入力画像フレーム52に対して、動画像データの先頭の画像フレームと同様の処理を施す。これにより、画像フレーム間のシーンチェンジの有無に応じて、冗長フレームの判定を行うことができ、冗長フレーム判定の精度を高めることができる。
図12は、動画像内のシーンチェンジを考慮したフレームレート変換装置の構成を示すブロック図である。
動画像内のシーンチェンジを考慮したフレームレート変換装置10は、動きベクトル検出部101、冗長フレーム判定部102、補間フレーム生成部103、データ保存部104、切替部105に加えて、シーンチェンジ判定部106を備える。
動きベクトル検出部101は、動画像データ内のフレーム間の動きを推定し、動画像データ内の各フレームの動きベクトルをブロック単位で算出する。具体的には、動きベクトル検出部101は、動画像データ内のフレームである入力画像フレーム(処理対象の画像フレーム)52と、入力画像フレームの一つ前の画像フレーム51との間の動きを推定し、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を画素ブロック単位で算出する。一つ前の画像フレーム51は、後述するデータ保存部104により保存されている画像フレームである。画素ブロックは、画像フレームを所定数の画素毎に分割したブロックである。つまり、動きベクトル検出部101は、動画像データ内の前の画像フレームに対する入力画像フレームの動きを推定し、動きベクトルを算出する。動きベクトル検出部101は、算出した入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502をシーンチェンジ判定部106へ出力する。また、動きベクトル検出部101は、入力画像フレーム52及び入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を切替部105へ出力する。
シーンチェンジ判定部106は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502に基づき、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間に、シーンの切り替わりであるシーンチェンジがあるかどうかを判定する。すなわち、シーンチェンジ判定部106は、入力画像フレーム52がシーンの切り替わり点であるシーンチェンジポイントであるかどうかを判定する。
一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがあると判定された場合、シーンチェンジ判定部106は、シーンチェンジが検出された旨を示す判定結果と、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とを切替部105へ出力する。
一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがないと判定された場合、シーンチェンジ判定部106は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を冗長フレーム判定部102へ出力する。
冗長フレーム判定部102は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502と、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501とに基づいて、入力画像フレーム52が冗長フレームであるかどうかを判定する。一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501は、後述するデータ保存部104により保存されている動きベクトルである。冗長フレーム判定部102は、画像フレーム間にシーンチェンジが検出されなかった旨を示す判定結果と、入力画像フレーム52が冗長フレームと非冗長フレームのいずれであるかを示す判定結果とを切替部105へ出力する。
切替部105は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間でシーンチェンジが検出されたかどうかを示す判定結果と、入力画像フレーム52が冗長フレームと非冗長フレームのいずれであるかを示す判定結果とに基づき、後続の処理を切り替える。
一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがあると判定された場合、切替部105は、入力画像フレーム52及び入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を補間フレーム生成部103へ出力する。
補間フレーム生成部103は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を用いた動き補償により、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間に挿入する補間画像フレームを生成する。補間フレーム生成部103は、フレームレート変換装置10の出力動画像データとして、生成した補間画像フレームと入力画像フレーム52とを出力する。また、補間フレーム生成部103は、入力画像フレーム52をデータ保存部104へ出力する。
データ保存部104は、入力画像フレーム52を保存する。つまり、データ保存部104は、現在保存されている一つ前の画像フレーム51を、入力画像フレーム52で更新する。データ保存部104は、入力画像フレーム52を、例えばフレームレート変換装置10内に設けられた記憶装置に格納する。また、データ保存部104は、格納されている一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501をリセットする。
データ保存部104は、後続する画像フレームがフレームレート変換装置10へ入力された場合に、保存された入力画像フレーム52を、一つ前の画像フレーム51として動きベクトル検出部101へ出力する。なお、データ保存部104から冗長フレーム判定部102へ出力される、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501はリセットされており、冗長フレーム判定部102は、後続する画像フレームに対応する動きベクトルとリセットされた動きベクトルとを用いて、後続する画像フレームが冗長フレームであるかどうかを判定する。
一方、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがないと判定された場合、切替部105は、入力画像フレーム52が冗長フレームと非冗長フレームのいずれであるかを示す判定結果に基づき、以下のように処理を切り替える。
入力画像フレーム52が冗長フレームと判定された場合、切替部105は、入力画像フレーム52及び入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502の情報を破棄する。そして、切替部105は、入力画像フレーム52をフレームレート変換装置10の出力動画像データとして出力しない。
入力画像フレーム52が非冗長フレームと判定された場合、切替部105は、入力画像フレーム52及び入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を補間フレーム生成部103へ出力する。
補間フレーム生成部103は、入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を用いた動き補償により、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間に挿入する補間画像フレームを生成する。補間フレーム生成部103は、フレームレート変換装置10の出力動画像データとして補間画像フレームと入力画像フレーム52とを出力する。また、補間フレーム生成部103は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とをデータ保存部104へ出力する。
データ保存部104は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とを保存する。つまり、データ保存部104は、現在保存されている一つ前の画像フレームと一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501とを、それぞれ入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とで更新する。データ保存部104は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とを、例えばフレームレート変換装置10内に設けられた記憶装置に格納する。
データ保存部104は、後続する画像フレームがフレームレート変換装置10へ入力された場合に、保存された入力画像フレーム52を、一つ前の画像フレーム51として動きベクトル検出部101へ出力する。また、データ保存部104は、保存された入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502を、一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501として冗長フレーム判定部102へ出力する。
上述のように、フレームレート変換装置10は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがある場合、又は一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがなく、且つ入力画像フレーム52が非冗長フレームである場合にのみ、補間フレーム生成部103により補間画像フレームを生成する。データ保存部104は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがある場合に、入力画像フレーム52を保存し、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがなく、且つ入力画像フレーム52が非冗長フレームである場合に、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52に対応する動きベクトル502とを保存する。
また、フレームレート変換装置10は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジがなく、且つ入力画像フレーム52が冗長フレームである場合、補間画像フレームを生成せず、データ保存部104によって保存された一つ前の画像フレーム51及び一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501を更新しない。
図13は、フレームレート変換装置10によるフレーム補間処理の手順を示すフローチャートである。
まず、フレームレート変換装置10は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52とに基づいて、入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトル502を算出する(ステップS101)。次に、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52が冗長フレームであるかどうかを判定する(ステップS102)。
入力画像フレーム52が冗長フレームである場合(ステップS102のYES)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトル502とのデータを破棄し、いずれの画像フレームも出力しない。つまり、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52をフレームレート変換後の動画像データとして出力しない。
入力画像フレーム52が冗長フレームでない場合(ステップS102のNO)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトル502を用いた動き補償により、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間に挿入する補間画像フレームを生成する(ステップS103)。そして、フレームレート変換装置10は、補間画像フレームと入力画像フレーム52とをフレームレート変換後の動画像データに含まれる画像フレームとして出力する(ステップS104)。また、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトル502とを保存する(ステップS105)。入力画像フレーム52と入力画像フレームの画素ブロック毎の動きベクトル502とは、例えば、フレームレート変換装置10内に設けられた記憶装置に格納される。
次いで、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52に後続する画像フレームがあるかどうかを判定する(ステップS106)。
入力画像フレーム52に後続する画像フレームがある場合(ステップS106のYES)、フレームレート変換装置10は、後続する画像フレーム(次の画像フレーム)を入力画像フレーム52として設定する(ステップS107)。そして、フレームレート変換装置10は、ステップS101以降の処理を繰り返す。
入力画像フレーム52に後続する画像フレームがない場合(ステップS106のNO)、処理を終了する。
以上の処理により、フレームレート変換装置10に入力される動画像データから冗長フレームを除き、残りの画像フレームに対するフレーム補間を行うことができる。これにより、滑らかに表示される動画像を生成することができる。
図14は、図13のフレーム補間処理のステップS102における冗長フレーム判定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
まず、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52内の画素ブロックのうち、動きベクトルが零ベクトルである画素ブロックの数がしきい値TH以上であるかどうかを判定する(ステップS201)。
入力画像フレーム52内の画素ブロックのうち、動きベクトルが零ベクトルである画素ブロックの数がしきい値TH以上である場合(ステップS201のYES)、フレームレート変換装置10は、画素ブロック毎に、一つ前の画像フレーム51の動きベクトル501と対応する入力画像フレーム52の動きベクトル502との差の絶対値である差分絶対値を算出し、算出した差分絶対値の総和である差分絶対和がしきい値TH以上であるかどうかを判定する(ステップS202)。
差分絶対和がしきい値TH以上である場合(ステップS202のYES)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52を冗長フレームであると判定する(ステップS203)。
入力画像フレーム52内の画素ブロックのうち、動きベクトルが零ベクトルである画素ブロックの数がしきい値TH以上でない場合(ステップS201のNO)、又は差分絶対和がしきい値TH以上でない場合(ステップS202のNO)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52を非冗長フレームであると判定する(ステップS204)。
以上の処理により、入力される画像フレームが冗長フレームであるかどうかを判定することができる。
また、図15は、図12に示すシーンチェンジ判定部106を備えるフレームレート変換装置10によるフレーム補間処理の手順を示すフローチャートである。
まず、フレームレート変換装置10は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52とに基づいて、入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトルを算出する(ステップS301)。次に、フレームレート変換装置10は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジが検出されるかどうかを判定する(ステップS302)。
一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジが検出された場合(ステップS302のYES)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトルを用いた動き補償により、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間に挿入する補間画像フレームを生成する(ステップS303)。そして、フレームレート変換装置10は、補間画像フレームと入力画像フレーム52とをフレームレート変換後の動画像データに含まれる画像データとして出力する(ステップS304)。また、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52を保存し、保存されている一つ前の画像フレーム51に対応する動きベクトル501をリセットする(ステップS305)。入力画像フレーム52は、例えば、フレームレート変換装置10内に設けられた記憶装置に格納される。
一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジが検出されなかった場合(ステップS302のYES)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52が冗長フレームであるかどうかを判定する(ステップS306)。
入力画像フレーム52が冗長フレームである場合(ステップS306のYES)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52と入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトル502とのデータを破棄し、いずれの画像フレームも出力しない。すなわち、フレームレート変換装置10は、フレームレート変換後の動画像データに含まれる画像フレームを出力しない。
入力画像フレーム52が冗長フレームでない場合(ステップS306のNO)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトル502を用いた動き補償により、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間に挿入する補間画像フレームを生成する(ステップS307)。そして、フレームレート変換装置10は、補間画像フレームと入力画像フレーム52とをフレームレート変換後の動画像データに含まれる画像データとして出力する(ステップS308)。また、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52と入力画像フレームの画素ブロック毎の動きベクトル502とを保存する(ステップS309)。入力画像フレーム52と入力画像フレームの画素ブロック毎の動きベクトル502とは、例えば、フレームレート変換装置10内に設けられた記憶装置に格納される。
次いで、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52に後続する画像フレームがあるかどうかを判定する(ステップS310)。
入力画像フレーム52に後続する画像フレームがある場合(ステップS310のYES)、フレームレート変換装置10は、後続する画像フレーム(次の画像フレーム)を入力画像フレーム52として設定する(ステップS311)。そして、フレームレート変換装置10は、ステップS301以降の処理を繰り返す。
入力画像フレーム52に後続する画像フレームがない場合(ステップS310のNO)、処理を終了する。
以上の処理により、画像フレーム間のシーンチェンジを考慮して、フレームレート変換装置10に入力される動画像データから冗長フレームを除き、残りの画像フレームに対するフレーム補間を行うことができる。これにより、滑らかに表示される動画像を生成することができる。
図16は、図15のフレーム補間処理のステップS302におけるシーンチェンジ判定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。フレームレート変換装置10は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間にシーンチェンジが検出されるかどうかを以下のように判定する。
まず、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトル502の大きさを、入力画像フレーム52全体で総和した絶対和がしきい値TH以上であるかどうかを判定する(ステップS401)。
絶対和がしきい値TH以上である場合(ステップS401のYES)、フレームレート変換装置10は、入力画像フレーム52の画素ブロック毎の動きベクトル502の相関値がしきい値TH以下であるかどうかを判定する(ステップS402)。
相関値がしきい値TH以下である場合(ステップS402のYES)、フレームレート変換装置10は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間をシーンチェンジであると判定する(ステップS403)。
絶対和がしきい値TH以上でない場合(ステップS401のNO)、又は相関値がしきい値TH以下でない場合(ステップS402のNO)、フレームレート変換装置10は、一つ前の画像フレーム51と入力画像フレーム52との間をシーンチェンジでないと判定する(ステップS404)。
以上の処理により、画像フレーム間にシーンチェンジがあるかどうかを判定することができる。
図17は、本実施形態のフレーム補間処理をプログラムとして備える情報処理装置70の構成を示すブロック図である。この情報処理装置70は、例えば、パーソナルコンピュータ、又は各種電子機器に内蔵される組み込みシステムとして実現される。
情報処理装置70は、CPU71、メモリ72、IOデバイス73、外部記憶装置74、表示コントローラ75、及びLCD76を備える。
CPU71は各種プログラムを実行するプロセッサである。CPU71は、各種演算処理を実行すると共に、情報処理装置70内の各部を制御する。
メモリ72は、CPU71によって実行される、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、及び各種データを格納するためのメインメモリである。メモリ72には、フレーム補間処理プログラム721がロードされている。
IOデバイス73は、情報処理装置70に対するデータの入出力を実行するための各種入出力デバイスである。また、外部記憶装置74は、各種プログラムやデータを格納するための不揮発性の記憶装置である。外部記憶装置74に格納された各種プログラムやデータは、情報処理装置70内の各部からの要求に応じて、メモリ72へロードされる。
メモリ72にロードされるフレーム補間処理プログラム721は、上述したフレームレート変換装置10により実現される機能と同様に、入力される動画像データに含まれる冗長フレームを除き、残りの画像フレームに対してフレーム補間処理を行うプログラムである。また、画像フレーム間のシーンチェンジを考慮したフレーム補間処理を行うことも可能である。
表示コントローラ75は、情報処理装置70のディスプレイモニタとして使用される表示装置であるLCD76を制御する。この表示コントローラ75によって生成される表示信号はLCD76に送られる。表示コントローラ75及びLCD76を用いて、フレーム補間処理プログラム721により生成された動画像データを、必要に応じて再生及び表示することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、滑らかに表示される動画像を生成できる。本実施形態では、動画像をより滑らかに見せるためのフレームレート変換(フレーム補間)において、動画像データ内の冗長フレームを削除することにより、より自然で滑らかな動画像を表示することができる。
冗長フレームは、例えば、前の画像フレームをそのままコピーした画像フレームであるため、冗長フレームとその前の画像フレームとの間に挿入される補間画像フレームは、さらに同一の画像フレームとなる。このような画像フレームを含む動画像は、滑らかに表示されず、画像上の物体が静止しているかのように見えてしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、入力される動画像データに含まれる冗長フレームを検出し、検出した冗長フレームを除く画像フレームを用いて、画像フレーム間に挿入する補間画像フレームを生成する。これにより、滑らかに表示される動画像を生成することができる。
また、本実施形態では、フレーム補間処理で必要な動きベクトル検出によって算出される動きベクトルを利用して、冗長フレーム判定処理及びシーンチェンジ判定処理を行う。フレーム補間処理で算出される動きベクトルを利用することで、画素単位の演算が追加されず、演算量の増加を抑えることができる。また、フレーム間差分のみを用いる場合よりも、精度よく冗長なフレームを検出し、削除することができる。
なお、本実施形態では、冗長フレームと判定された入力画像フレーム52を破棄し、一つ前の画像フレーム51と新たに入力される次の入力画像フレームとの間の動きを推定し、次の入力画像フレームに対応する動きベクトルを算出するが、冗長フレームと判定された入力画像フレーム52は、一つ前の画像フレーム51のコピーであるため、入力画像フレーム52と次の入力画像フレームとを用いて、次の入力画像フレームに対応する動きベクトルを算出してもよい。
また、動画像データ内に冗長フレームが連続して存在する可能性は低いことから、冗長フレームと判定された入力画像フレーム52の次の画像フレームは、一義的に非冗長フレームであると判定してもよい。
なお、本実施形態のフレーム補間処理の手順は全てソフトウェアによって実行することができる。このため、フレーム補間処理の手順を実行するプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じて通常のコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
また本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…フレームレート変換装置、101…動きベクトル検出部、102…冗長フレーム判定部、103…補間フレーム生成部、104…データ保存部、105…切替部。

Claims (9)

  1. 動画像データ内のフレーム間の動きを推定し、前記動画像データ内の各フレームの動きベクトルをブロック単位で算出する動き推定手段と、
    処理対象のフレームに対応する動きベクトルと前記処理対象のフレームの一つ前のフレームに対応する動きベクトルとに基づいて、前記処理対象のフレームが冗長フレームであるか否かを判定する冗長フレーム判定手段と、
    前記処理対象のフレームが前記冗長フレームである場合、前記処理対象のフレームを破棄し、前記処理対象のフレームが前記冗長フレームでない場合、前記処理対象のフレームに対応する動きベクトルを用いた動き補償によって前記処理対象のフレームと前記一つ前のフレームとの間の補間フレームを生成し、前記補間フレーム及び前記処理対象のフレームを出力する補間フレーム生成手段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記冗長フレーム判定手段は、前記処理対象のフレーム内のブロックのうち、動きベクトルが零ベクトルであるブロックの割合が第1のしきい値以上であり、且つ前記処理対象のフレームに対応する動きベクトルと前記一つ前のフレームに対応する動きベクトルとの相関を示す相関値が第2のしきい値以上である場合に、前記処理対象のフレームを冗長フレームであると判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記補間フレーム生成手段は、前記処理対象のフレームが冗長フレームであると判定された場合、前記処理対象のフレームの次の非冗長フレームに対応する動きベクトルを用いた動き補償によって、前記処理対象のフレームの一つ前のフレームと前記次の非冗長フレームとの間の補間フレームを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記冗長フレーム判定手段は、前記処理対象のフレーム内のブロックのうち、動きベクトルが零ベクトルであるブロックの割合が第1のしきい値以上であり、且つ前記一つ前のフレーム内のブロックの動きベクトルの水平成分と、前記処理対象のフレーム内において対応するブロックの動きベクトルの水平成分との差である水平成分の差分を算出し、前記一つ前のフレーム内のブロックの動きベクトルの垂直成分と、前記処理対象のフレーム内において対応するブロックの動きベクトルの垂直成分との差である垂直成分の差分を算出し、前記水平成分の差分の絶対値と前記垂直成分の差分の絶対値との和である差分絶対値を算出し、前記差分絶対値をフレーム全体で総和した差分絶対和が第2のしきい値以上である場合に、前記処理対象のフレームを冗長フレームであると判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記処理対象のフレームに対応する動きベクトルに基づいて、前記一つ前のフレームと前記処理対象のフレームとの間でシーンチェンジが発生しているか否かを判定するシーンチェンジ判定手段をさらに具備し、
    前記冗長フレーム判定手段は、前記一つ前のフレームと前記処理対象のフレームとの間でシーンチェンジが発生していない場合に、前記処理対象のフレームが冗長フレームであるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記シーンチェンジ判定手段は、前記処理対象のフレーム内のブロック毎の動きベクトルの大きさの総和が第3のしきい値未満である場合に、前記一つ前のフレームと前記処理対象のフレームとの間でシーンチェンジが発生していないと判定することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記シーンチェンジ判定手段は、前記処理対象のフレーム内の各ブロックの動きベクトルの間の相関を示す相関値が第4のしきい値以上である場合に、前記一つ前のフレームと前記処理対象のフレームとの間でシーンチェンジが発生していないと判定することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  8. 動画像データ内のフレーム間の動きを推定し、前記動画像データ内の各フレームの動きベクトルをブロック単位で算出する動き推定ステップと、
    処理対象のフレームに対応する動きベクトルと前記処理対象のフレームの一つ前のフレームに対応する動きベクトルとに基づいて、前記処理対象のフレームが冗長フレームであるか否かを判定する冗長フレーム判定ステップと、
    前記処理対象のフレームが前記冗長フレームである場合、前記処理対象のフレームを破棄し、前記処理対象のフレームが前記冗長フレームでない場合、前記処理対象のフレームに対応する動きベクトルを用いた動き補償によって前記処理対象のフレームと前記一つ前のフレームとの間の補間フレームを生成し、前記補間フレーム及び前記処理対象のフレームを出力する補間フレーム生成ステップとを具備することを特徴とする画像処理方法。
  9. 動画像データ内のフレーム間の動きを推定し、前記動画像データ内の各フレームの動きベクトルをブロック単位で算出する動き推定処理を実行する手順と、
    処理対象のフレームに対応する動きベクトルと前記処理対象のフレームの一つ前のフレームに対応する動きベクトルとに基づいて、前記処理対象のフレームが冗長フレームであるか否かを判定する冗長フレーム判定処理を実行する手順と、
    前記処理対象のフレームが前記冗長フレームである場合、前記処理対象のフレームを破棄し、前記処理対象のフレームが前記冗長フレームでない場合、前記処理対象のフレームに対応する動きベクトルを用いた動き補償によって前記処理対象のフレームと前記一つ前のフレームとの間の補間フレームを生成し、前記補間フレーム及び前記処理対象のフレームを出力する補間フレーム生成処理を実行する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
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