JP2010277906A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010277906A
JP2010277906A JP2009130525A JP2009130525A JP2010277906A JP 2010277906 A JP2010277906 A JP 2010277906A JP 2009130525 A JP2009130525 A JP 2009130525A JP 2009130525 A JP2009130525 A JP 2009130525A JP 2010277906 A JP2010277906 A JP 2010277906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
cooling
inverter
cooling air
duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009130525A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Sugioka
孝伸 杉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009130525A priority Critical patent/JP2010277906A/ja
Publication of JP2010277906A publication Critical patent/JP2010277906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Abstract

【課題】誘導加熱コイルを冷却風によって効率よく冷却する。
【解決手段】複数の誘導加熱コイルと、複数の誘導加熱コイルをそれぞれ制御する複数のインバータ基板と、複数のインバータ基板及び複数の誘導加熱コイルに冷却風W3,W2を送る冷却ファンとを備え、複数のインバータ基板を複数段に分けて収納したインバータベース61を備え、インバータベース61の各段を通る冷却風をそれぞれ複数の誘導加熱コイルに導く連結ダクト62を備え、連結ダクト62に複数の誘導加熱コイルを配置した。
【選択図】図4

Description

本発明は、インバータ基板によって誘導加熱コイルを制御することにより加熱を行う誘導加熱調理器に関する。
トッププレートの裏面側に誘導加熱コイルを配設し、この誘導加熱コイルをインバータ基板によって制御することにより、加熱を行う誘導加熱調理器が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
これら誘導加熱調理器においては、インバータ基板や誘導加熱コイルを冷却するために冷却ファンによって冷却風を当てている。
また、通風用のダクトを設け、このダクトに冷却風を流すことによってインバータ基板や誘導加熱調理器を冷却することも行われている。
特開2009−52864号公報 特開2008−171720号公報
しかしながら、ダクトを設ける場合、一般に、調理器本体にダクトを位置決めして取り付け、また、誘導加熱コイルも、調理器本体に対して位置決めして固定しているため、誘導加熱コイルとダクトとの位置関係が必ずしも良好なものとはならずに、効率的な冷却が行われないことがあった。このような場合、冷却ファンの回転を高めて冷却風の風量を増加させることが必要となるため、騒音が大きくなりがちとなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、冷却ファンによる冷却効率を高め、さらに冷却ファンの騒音を低減するようにした誘導加熱調理器を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の誘導加熱コイルと、前記複数の誘導加熱コイルをそれぞれ制御する複数のインバータ基板と、前記複数のインバータ基板及び前記複数の誘導加熱コイルに冷却風を送る冷却ファンとを備えた誘導加熱調理器において、前記複数のインバータ基板を複数段に分けて収納したインバータベースを備え、前記インバータベースの各段を通る冷却風をそれぞれ前記複数の誘導加熱コイルに導くダクトを備え、前記ダクトに前記複数の誘導加熱コイルを配置したことを特徴とする。
上記構成によれば、複数のインバータ基板を複数段に分けて収納することにより、複数のインバータ基板の占有面積を小さくして、スペース効率を高めることができる。また、複数の誘導加熱コイルをダクトに対して配置したので、ダクトと複数の誘導加熱コイルとの位置関係を好適に保って冷却効率を向上させることができる。さらに、冷却効率を高めることで、少ない風量で複数の誘導加熱コイルを有効に冷却することができるので、その分、冷却ファンの回転数を下げて、騒音を抑制することができる。
上記構成において、前記ダクトの内側が、前記インバータベースの各段に対応して複数に仕切られているようにしてもよい。
この構成によれば、ダクトの内側が、インバータベースの各段に対応して複数に仕切られているので、各インバータ基板を冷却した冷却風を個別にダクトの内側に送ることができる。
上記構成において、前記ダクトの表面に、前記誘導加熱コイルの裏面に冷却風を送る開口部を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、開口部から送られた冷却風を誘導加熱コイルの裏面に導いて、誘導加熱コイルを効率よく冷却することができる。
上記構成において、前記ダクトの表面に、一部を残して前記誘導加熱コイルの外周を囲う冷却風誘導壁を備え、前記開口部からの冷却風を前記一部の方向に案内するようにしてもよい。
この構成によれば、開口部から送られた冷却風が不要に広がることを、冷却風誘導壁によって規制することができるので、効率よく誘導加熱コイルを冷却することができる。
本発明によれば、複数のインバータ基板を複数段に分けて収納することにより、複数のインバータ基板の占有面積を小さくして、スペース効率を高めることができ、また、複数の誘導加熱コイルをダクトに対して配置したので、ダクトと複数の誘導加熱コイルとの位置関係を好適に保って冷却効率を向上させることができ、さらに、冷却効率を高めることで、少ない風量で複数の誘導加熱コイルを有効に冷却することができるので、その分、冷却ファンの回転数を下げて、騒音を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図の上部に示した矢印U,D,L,R,F,Bは、誘導加熱調理器1の設置状態を基準とした、上,下,左,右,前,後を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る誘導加熱調理器1を示す斜視図である。
同図に示す誘導加熱調理器1は、システムキッチン等の調理台に組み込まれて使用されるビルトイン型の加熱調理器である。誘導加熱調理器1は、上面が開口した箱型の本体ケース10内に、熱源としての複数の誘導加熱コイル11,12,13、及びグリル室14の内部を加熱するヒーター(図示略)が配置され、本体ケース10の上面の開口が耐熱ガラス製の矩形のトッププレート16で覆われて構成されている。なお、例えば、誘導加熱コイル11,12としては、3kW程度のもの、また、誘導加熱コイル13としては、1.6kW程度のものを使用することができる。
本体ケース10は、底板10Aと、この底板10Aの左端側の上方に屈曲させて形成した左側板10Bと、底板10Aの右端側を上方に屈曲させて形成した右側板10Cと、背面に配設された背板10D、前板10Eとを備えて構成されている。
トッププレート16の外周縁は、その全周に嵌め込まれるようにして取り付けられる外枠17によって囲われている。誘導加熱コイル11、12はそれぞれ本体ケース10内に右側と左側とに並べて配置され、誘導加熱コイル13は、誘導加熱コイル11,12の間の幅方向(左右方向)中央において本体ケース10内の後部に配置されている。
トッププレート16には、各誘導加熱コイル11,12,13に対応した位置にステンレス製の鍋等の被加熱物が載置される加熱調理部18,19,20が設けられ、加熱調理部18,19,20は円形の表示がトッププレート16に印刷されてその位置が示されている。
トッププレート16の前部には、各誘導加熱コイル11,12,13の前方側に、各誘導加熱コイル11,12,13に対応した操作部21が左右方向に一列に並ぶようにして3箇所に設けられている。各操作部21は、ユーザーによりタッチ操作される複数の操作キー部22を有し、各操作キー部22への指等の接触や近接による静電容量の変化により入力操作を検出する静電容量式の操作部である。操作キー部22は、各操作領域を示す表示がトッププレート16に印刷されてトッププレート16の表面に現われている。
各誘導加熱コイル11,12,13は、各操作部21の操作によって火力や加熱時間等が設定され、各操作部21の後部側には、各誘導加熱コイル11,12,13の運転状態や操作状態を液晶画面により表示する表示窓23がそれぞれ設けられている。また、中央の表示窓23側には、誘導加熱調理器1の運転状態をLEDの点灯によって表示するLED表示部24が設けられている。
さらに、トッププレート16の前部において各操作部21の外側に位置する左右の角部には、円板状のツマミ25の回転によって火力や加熱時間等を操作可能な回転式操作部26がそれぞれ設けられている。ツマミ25の内部には、周方向に放射状に延びる複数の枝を有する金具と、中央部に位置される磁石25Aとが設けられており、ツマミ25の回転操作は、トッププレート16の下方に設けられたホールIC(図示略)が上記金具の回転を検出することで検知される。また、ツマミ25はトッププレート16を介して磁力によって本体ケース10側の磁石25Aに吸着されて取り付けられ、着脱自在となっている。
トッププレート16の後端側において誘導加熱コイル11の後方には、トッププレート16の上面と連続するようにして吸気口29が設けられており、この吸気口29から吸気された空気によって本体ケース10内が冷却される。また、誘導加熱コイル12の後方には吸気口29に隣接して排気口30が設けられ、本体ケース10内を冷却した空気及びグリル室14の排煙が排気口30から排出される。
また、本体ケース10の前面左側には、前後に引き出し自在なグリル扉31が設けられ、本体ケース10の前面右側には、前後に開閉可能な操作部扉32が設けられている。操作部扉32の上方には、露出面が矩形の上部化粧パネル33が設けられ、上部化粧パネル33には、誘導加熱調理器1の電源のオンとオフとを切り替える押しボタン式の電源ボタン34が設けられている。
グリル扉31及び上部化粧パネル33とトッププレート16の前縁部との間には、後方側に窪んだ凹部35が左右方向に長く形成されており、この凹部35には、前板10Eが取り付けられている。
図2は、トッププレート16及び操作部21を外した状態を示す誘導加熱調理器1の上面図である。また、図3は、図2におけるA−A断面図である。
図2に示すように、本体ケース10の上部には、左側板10B及び右側板10Cの上部をそれぞれ外側に折り曲げるようにして形成された天板支持部36が形成されており、トッププレート16(図1参照)は天板支持部36に支持される。天板支持部36の後部側の左側板10B及び右側板10Cには、それぞれ固定孔37が形成されており、トッププレート16は、その後縁部に設けられた固定部(図示略)が、各固定孔37に挿通されるねじ(図示略)によってねじ止めされて固定される。
また、図3に示すように、凹部35の上部には、本体ケース10の前板10Eの上部が前方側に折り曲げられて突出したフランジ部38が形成されている。トッププレート16の前端部はフランジ部38に支持されており、各操作キー部22(図1参照)は、フランジ部38の上方に位置している。また、背板10Dの上部には、後方側に折り曲げられて突出した後部支持部39が形成されている。
図3に示すように、誘導加熱調理器1の右側部分は、第1層F1〜第6層F6の6層構造となっている。なお、同図では各符号F1〜F6は、各層の床に相当する床部分を示している。
第2層F2における後部には、冷却ファン40が配設されている。冷却ファン40は、第2層F2の床部分に取り付けられていて、第2層F2から第4層F4に跨るように配置されている。冷却ファン40は、円筒状のローター41を有していて、左端側(同図中では裏面側)に吸引口を有し、前端側(同図中では左側)に吐出口42を有している。吐出口42は、第2層F2全体と、第3層F3の下側の一部に掛かるように配置されている。すなわち、吐出口42から吹き出される冷却風は、下流側で、インバータ基板や誘導加熱コイルの冷却に必要な風量に応じて、第2層F2に送り込まれる冷却風W2と、第3層F3に送り込まれる冷却風W3とに分けられている。
冷却ファン40の後方斜め上方に位置する吸気口29には、上部トラップ43が配設されている。上部トラップ43は、下方に延びる凸状に形成され、また左右に長く形成されていて、前側の下部には開口部44を有している。上部トラップ43は、吸気口29に対して着脱自在の装着されており、吸気口29から導かれて開口部44から出て行く冷却風から油分の一部を除去している。
第1層F1には、後側に、各種電装部品が実装された電装基板45が配置され、前側には、制御基板46が配置されている。これら第1層F1に配置された電装基板45及び制御基板46は、後述するインバータ基板47,48,51と比較して発熱量が少ないため、冷却ファン40によって積極的に送風することは行わず、冷却ファン40の回転に伴って発生し、各部材の間隙を通って第1層F1に導かれる冷却風W1によって冷却される。
第2層F2における冷却ファン40の直前には、誘導加熱コイル13を制御するインバータ基板47が配置され、その前側には、誘導加熱コイル12を制御するインバータ基板48が配置されている。これらインバータ基板47,48の左右の側壁には前後方向に延びる冷却フィン47A,48Aが上下方向に多数設けられている。冷却ファン40によって第2層F2に送られた冷却風W2は、矢印に沿ってインバータ基板47,48の左右側方を通過しながらこれらを冷却し、第2層F2の前側に位置する縦向きの風路(ダクト)49を上昇して、後述する左右方向に延びる風路50を通って、左側の誘導加熱コイル12に至る。
第3層F3には、右側の誘導加熱コイル11を制御するインバータ基板51が配置されている。このインバータ基板51にも、インバータ基板48と同様の冷却フィン51Aが設けられている。冷却ファン40によって第3層F3に送られた冷却風W3は、矢印に沿ってインバータ基板51の左右側方を通過しながらこれを冷却し、後方に傾斜した前壁52に衝突し、第4層F4の床部分に穿設された開口部53を下方から通過し、風路(ダクト)54を上昇して、誘導加熱コイル11の裏面側11Aに至る。風路54は、略円筒上に形成されていて、前端側には上端側が後方に傾斜した傾斜板55が形成されている。この傾斜板55は、上述の第3層F3の、傾斜した前壁52に連続するように配置されていて、冷却風W3を誘導加熱コイル11の裏面側11Aに導いている。
図4は、ダクトユニット60を前側斜め上方から見た斜視図である。また、図5(A)は、ダクトユニット60の上面図であり、図5(B)は、ダクトユニット60の正面図である。ダクトユニット60は、全体として、ユニット化されていて、上述のインバータ基板47,48,51、冷却ファン40等が収納されるインバータベース61と、このインバータベース61の前部の上面から左方に延びる連結ダクト62とによって構成されている。つまり、インバータ基板47,48,51や誘導加熱コイル11,12等の冷却に供される部材等は、冷却ファン40も含め、略一体化されている。これにより、誘導加熱調理器1の分解・組み立て等の作業の効率化が図れる。
図6は、インバータベース61を前側斜め上方から見た斜視図である。インバータベース61は、前後方向に長い略直方体状に構成されていて、上部における後側には、吸気口29が形成され、また、前部には、上述の第2層F2から第3層F3の前側を上昇する風路49が形成され、この風路49の後側には、上述の第4層F4の床部分に穿設された開口部53が形成されている。このインバータベース61の上面における風路49、開口部53の近傍、つまり上面における略前半部は、第4層F4における床部分に相当する。このインバータベース61には、上述の第1層F1〜第4層F4が組み込まれ、その第1層F1には、電装基板45、制御基板46が、また第2層F2には、冷却ファン40、インバータ基板47,48が、また、第3層F3には、インバータ基板51が収納(配置)されている。このインバータベース61は、全体としては、吸気口29から入って、第2層F2を通過した冷却風W2が風路49から出て、後述する連結ダクト62に送られ、この連結ダクト62を介して誘導加熱コイル12の冷却に供され、一方、吸気口29から入って第3層F3を通過した冷却風W3が開口部53から出て誘導加熱コイル11の冷却に供される。
図4,図5(A),(B)に示すように、連結ダクト62は、右側の誘導加熱コイル11の下方に位置する第1冷却部71と、左側の誘導加熱コイル12の下方に位置する第2冷却部72と、これら第1冷却部71,第2冷却部72を連結する連結部73とを備えている。
第1冷却部71は、略円環状に形成されていて、中央に上述の風路54を有し、その周囲に円板状の第5層F5の床部分74を有し、床部分74の外周縁の一部に円弧状の冷却風誘導壁75を有している。風路54は、上面視において円形と長方形とを合成したような形状となっていて、この長方形部分に、第4層F4の床部分の開口部53が開口している。冷却風誘導壁75は、床部分74の外周縁に沿って、右端側から右回りに左側斜め後方まで延びるように立設されている。この冷却風誘導壁75の形状は、誘導加熱コイル11の裏面側11Aの形状に倣っている。誘導加熱コイル11の裏面側11Aは略円形に形成されていて、第1冷却部71の上方を覆うように、床部分74の外周縁を略3等分する位置に突設されている3個の取付部90に直接固定する。すなわち、床部分74と誘導加熱コイル11の裏面側とは、冷却風誘導壁75の高さに相当する距離を隔てて対向していて、両者間に略円板状の冷却空間が形成されている。インバータベース61側の開口部53から出た冷却風W3は、風路54を上昇して、第1冷却部71至り、その移動範囲を冷却風誘導壁75に規制されて、冷却空間を移動し、後方の切欠き部75A、つまり冷却風誘導壁75がない部分から後方に排出される。この際、冷却風W3は、冷却空間に直接露出された、誘導加熱コイル11の裏面側11Aを摺るようにして流れるので、誘導加熱コイル11を確実に、しかも効率よく冷却することができる。
第2冷却部72は、中央の環状部76と、その周囲の円板状の床部分77と、床部分77の外周縁の一部に立設された円弧状の冷却風誘導壁78とを有している。冷却風誘導壁78は、床部分77の外周縁に沿って、後部から右回りに左部まで延びるように立設されていて、左斜め後方の部分が切りかかれて切欠き部78Aとなっている。この冷却風誘導壁78の形状は、誘導加熱コイル12の裏面側(図示略)の形状に倣っている。誘導加熱コイル12の裏面側は略円形に形成されていて、第2冷却部72の上方を覆うように、床部分77の外周縁を略3等分する位置に突設されている3個の取付部90に直接固定する。すなわち、床部分77と誘導加熱コイル12の裏面側とは、冷却風誘導壁78の高さに相当する距離を隔てて対向していて、両者間に略円板状の冷却空間が形成されている。
第2冷却部72の床部分77は、第1冷却部71の床部分74と同じ高さに配置されていて、右部と前部とにそれぞれ1個ずつ、合計2個の開口部79,80が設けられている。これら開口部79,80は、連結部73を介して、インバータベース61側の風路49に連通されている。連結ダクト62全体は、その外周縁の略全周にわたって下方に突出する縁取り部81が形成されていて、縁取り部81の内側が、上述の風路54と略同高さの空間となっていて風路を構成している。ただし、この縁取り部81は、図4(B)に示すように、右側に位置するインバータベース61の上面に当接される部分82は、左側に位置する当接されない部分83よりも少し低くなるように形成されている。つまり、部分82と部分83とは段差Dができるように形成されている。このような段差Dを設けることで、グリルケース84の上面84Aと部分83との間に間隙Gが形成されるようにしている。これにより、連結ダクト62の下面を、誘導加熱コイル12に向かって流れる冷却風W2の一部が、この間隙Gから出て、グリルケース84の上面84Aに沿って流れ、グリルケース84を冷却するようになっている。
さらに、図5(A)に示すように、第1冷却部71側の床部分74の裏面には、リブ85,86が下方に向かって突設されている。このリブ85の左端よりも後方に位置する縁取り部81の部分82は、その一部が切りかかれていて、開口部87を形成している。これにより、インバータベース61側の風路49を上昇してきた冷却風W3の一部は、床部分74の裏面側を左回りに回って開口部87から排出され、この排出された冷却風W3が、誘導加熱コイル13を冷却し、さらにグリルケース84の上面84Aを冷却することになる。また、リブ86は、第2冷却部72に向かう冷却風W2のガイドとなる。
一方、インバータベース61側の風路49を上昇した冷却風W2の主要部分は、連結部73の裏面側を通過し、その一部が間隙Gから吹き出して、グリルケース84の上面84Aを冷却し、残りが開口部79,80から第2冷却部72の冷却空間に入り、その移動範囲を冷却風誘導壁78に規制されて、冷却空間を移動し、左斜め後方の切欠き部78Aから後方に排出される。この際、冷却風W2は、冷却空間に直接露出された、誘導加熱コイル12の裏面側を摺るようにして流れるので、誘導加熱コイル11を確実に、しかも有効に冷却することができる。切欠き部78Aから排出された冷却風W2は、グリルケース84の上面を冷却した後、排気ファン(図示略)によって、一旦下降され、グリル内の排煙とともに触媒(図示略)を通った後、上昇されて、排気口30から外部に排出される。
以上説明したように、本発明の適用した実施の形態によれば、複数のインバータ基板47,48,51を複数段に分けて収納したインバータベース61を備え、インバータベース61の各段(各層)を通る冷却風をそれぞれ複数の誘導加熱コイルに導く連結ダクト(ダクト)62を備え、この連結ダクト62に、複数の誘導加熱コイル11,12を配置したので、複数のインバータ基板47,48,51の占有面積を小さくして、スペース効率を高めることができる。また、誘導加熱コイル11,12を、直接、連結ダクト62に配置する(取り付ける)ことにより、誘導加熱コイル11,12を取り付けるための専用の部材を設ける必要がないので、その分、構成を簡略化することができる。
また、冷却風の流れを構成するダクトをインバータベース61としてユニット化することにより、組み立て、取り外し、交換等を簡素化することができる。さらに、ダクトを構成するダクトユニット60に対して、取付部90を介して、誘導加熱コイル11,12を直接、取り付ける(固定する)ようにしているので、ダクトに対する誘導加熱コイル11,12の位置精度を高く確保して、冷却風の不要な漏洩等を防止することができるので、ダクトを介して、少ない風量の冷却風W2,W3により、誘導加熱コイル11,12を効率的に冷却することができる。
さらに、少ない風量で効率的な冷却が図れることに基づき、冷却ファン40の回転数を落として、回転に伴う騒音を低減することができる。
本発明の実施形態に係る誘導加熱調理器1を示す斜視図である。 トッププレート及び操作部を外した状態を示す誘導加熱調理器の上面図である。 図2におけるA−A断面図である。 ダクトユニットを前側斜め上方から見た斜視図である。 (A)は、ダクトユニットの上面図であり、(B)は、ダクトユニットの正面図である。 インバータベースを前側斜め上方から見た斜視図である。
1 誘導加熱調理器
11 誘導加熱コイル
12 誘導加熱コイル
40 冷却ファン
48 インバータ基板
49 風路(ダクト)
51 インバータ基板
53 開口部
54 風路(ダクト)
61 インバータベース(ダクトユニット)
62 連結ダクト(ダクト)
75 冷却風誘導壁
78 冷却風誘導壁
79 開口部
80 開口部
W2 冷却風
W3 冷却風

Claims (4)

  1. 複数の誘導加熱コイルと、前記複数の誘導加熱コイルをそれぞれ制御する複数のインバータ基板と、前記複数のインバータ基板及び前記複数の誘導加熱コイルに冷却風を送る冷却ファンとを備えた誘導加熱調理器において、
    前記複数のインバータ基板を複数段に分けて収納したインバータベースを備え、前記インバータベースの各段を通る冷却風をそれぞれ前記複数の誘導加熱コイルに導くダクトを備え、前記ダクトに前記複数の誘導加熱コイルを配置したことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記ダクトの内側が、
    前記インバータベースの各段に対応して複数に仕切られていることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記ダクトの表面に、
    前記誘導加熱コイルの裏面に冷却風を送る開口部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記ダクトの表面に、
    一部を残して前記誘導加熱コイルの外周を囲う冷却風誘導壁を備え、
    前記開口部からの冷却風を前記一部の方向に案内することを特徴とする請求項3に記載の誘導加熱調理器。
JP2009130525A 2009-05-29 2009-05-29 誘導加熱調理器 Pending JP2010277906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009130525A JP2010277906A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009130525A JP2010277906A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 誘導加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010277906A true JP2010277906A (ja) 2010-12-09

Family

ID=43424678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009130525A Pending JP2010277906A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010277906A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243543A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
JP2013054857A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2014116268A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2016024977A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器
JP2017135119A (ja) * 2017-03-28 2017-08-03 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243543A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
JP2013054857A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2014116268A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2016024977A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器
JP2017135119A (ja) * 2017-03-28 2017-08-03 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10865995B2 (en) Ventilation system for induction cooktop
US8269148B2 (en) Cooktop with forced convection cooling
CN108266764B (zh) 加热烹调器
JP2010277906A (ja) 誘導加熱調理器
JP2016034572A (ja) 加熱調理器
JP5092566B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5919180B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2010277905A (ja) 誘導加熱調理器
JP6198884B2 (ja) 誘導加熱調理器
EP2237642A1 (en) Cooking apparatus
JP6858102B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5921201B2 (ja) 加熱調理器
KR20160068576A (ko) 후드 겸용 전자렌지 및 이의 사용 방법
JP5557799B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5925112B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2011096441A (ja) 加熱調理器
JP2006092840A (ja) 誘導加熱調理器
JP5500281B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP6274999B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
KR101627378B1 (ko) 후드 겸용 전자레인지
JP5713845B2 (ja) 加熱調理器
JP2011023374A (ja) 誘導加熱調理器
JP5272979B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2013097933A (ja) 誘導加熱調理器
JP2013182793A (ja) 加熱調理器