JP2010276663A - プリズムユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】プリズムユニットを構成する色分解合成プリズムとTIRプリズムとの間のエアギャップ領域を、非投影光の散乱を生ずることなく防塵する。
【解決手段】プリズムユニット93を構成する色分解合成プリズム8とTIRプリズム7との間のエアギャップ領域を、非投影光の散乱を生じることなく防塵する。防塵フィルタ21は、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8との間のエアギャップに配置されたカバープレート22を備える。カバープレート22には照明光と投影光を透過させるための開口が形成されている。シール部材23Aは、色分解合成プリズム8の青色プリズム8Bの全反射面8bの周縁部とカバープレート22に当接する。シール部材23Aは、全反射面8bの非投影光を反射する領域に抜き部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等の反射型表示素子を備える画像投影装置での使用に適したプリズムユニットに関する。
デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等の反射型表示素子を備える画像投影装置では、色分解合成プリズムと内部全反射プリズム(TIRプリズム)を組み合わせたプリズムユニットが使用される。照明光学系からの照明光はTIRプリズムを介して色分解合成プリズムに入射する。色分解合成プリズムは、照明光を青色光、赤色光、及び緑色光に分解して個々の反射型表示素子に入射させる。また、反射型表示素子で反射された光は、色分解合成プリズムで合成された後にTIRプリズムを介して投影光学系に出射されるか(投影光)、又は投影光学系から外れるように色分解合成プリズムから出射される(非投影光)。色分解合成プリズムとTIRプリズムとの間のエアギャップ領域における汚れや異物の侵入防止は、この種のプリズムユニットの信頼性向上や長寿命化を図る上で重要である。具体的には、このエアギャップ領域における汚れや異物の侵入は、色分解合成プリズムの全反射を妨げ、TIRプリズムから色分解合成プリズムに入射する照明光及び色分解合成プリズムからTIRプリズムに出射される投影光の光路の妨げとなるので、投影時間の経過に伴って投影画像の映像に悪影響を及ぼす。
特許文献1には、耐熱性、耐光性を有する柔軟なシールシーラントと板状のガラス板とによって色分解合成プリズムとTIRプリズムとの間のエアギャップ領域を封止し、それによって異物の進入を防止する防塵構造が開示されている。
しかし、特許文献1の防塵構造では、色分解合成プリズム内で全反射される非投影光がシーラントに当たり、散乱される問題がある。色分解合成プリズム内で散乱した非投影光は投影映像中にいわゆるゴースト光として現れ、コントラストの低下等の映像品質の低下の原因となる。
特開2006−79080号公報
本発明は、プリズムユニットを構成する色分解合成プリズムとTIRプリズムとの間のエアギャップ領域を、非投影光の散乱を生じることなく防塵することを課題とする。
本発明は、照明光を反射型表示素子に導くための内部全反射プリズムと、前記内部全反射プリズムから入射出面に入射する前記照明光を色分解して前記反射型表示素子に出射し、前記反射型表示素子で反射された投影光を合成して前記入射出面から前記内部全反射プリズムへ出射し、かつ前記反射型表示素子で反射された非投影光を前記入射出面から前記内部全反射プリズムを外れるように出射し、前記入射出面から入射する前記照明光を最初に色分解する第1の色分解面と、前記第1の色分解面で反射された光を全反射すると共に、前記反射型表示素子で反射された前記投影光と前記非投影光とを全反射する第1の全反射面とを有する第1の色プリズムブロックを備える色分解合成プリズムと、前記内部全反射プリズムと前記色分解合成プリズムとの間の隙間に配置され、少なくとも前記照明光及び前記投影光を通過させるように構成されたカバー部材と、前記色分解合成プリズムの前記入射出面及び前記第1の全反射面の周縁部と前記カバー部材とに当接し、かつ前記非投影光を散乱させないように構成されたシール部材とを有する、防塵フィルタとを備えるプリズムユニットを提供する。
内部全反射プリズムと色分解合成プリズムとの間のエアギャップへの汚れや異物の侵入は、防塵フィルタによって防止される。防塵フィルタが備えるシール部材は非投影光を散乱させないように構成されているので、色分解合成プリズム内での非投影光の散乱は生じない。従って、色分解合成プリズム内での非投影光の散乱に起因する投影映像中のゴースト光の発生を防止でき、コントラスト等の映像品質を向上できる。
具体的には、前記シール部材は、前記第1の全反射面の前記非投影光を反射する領域に抜き部を備える。
この構成によれば、色分解合成プリズムの前記第1の全反射面のうち非投影光を反射する領域にはシール部材が存在しないので、シール部材による非投影光の散乱が生じない。
代案としては、前記シール部材は、前記第1の全反射面の前記非投影光を反射する領域に前記非投影光を正反射させる正反射部を備える。
この構成によれば、色分解合成プリズムの第1の全反射面に入射した非投影光はシール部材の正反射部で正反射されるので、シール部材による非投影光の散乱が生じない。
一つの態様では、前記色分解合成プリズムの前記入射出面と前記第1の全反射面とは同一面である。
具体的には、前記色分解合成プリズムは、前記第1の色分解面で色分解された一方の光をさらに色分解する第2の色分解面と、前記第1の色分解面とエアギャップを挟んで対向して前記第2の色分解面で反射された光を全反射する第2の全反射面とを有する第2の色プリズムブロックをさらに備え、前記カバー部材は、前記第1の全反射面と前記第2の全反射面とを覆うように配置されている。
他の態様では、前記色分解合成プリズムは、前記第1の色プリズムブロックと前記内部全反射プリズムとの間に配置されて前記入射出面を有するプリズムブロックをさらに備える。
前記カバー部材に前記照明光及び前記投影光のみを通過させる開口が形成されている。
この構成によれば、必要な光束である照明光及び投影光をプリズムユニットから取り出すことができる一方、不必要な光束はカバー部材により遮蔽されるので投影画像の明度やコントラストを向上できる。
本発明のプリズムユニットが備える防塵フィルタは非投影光を散乱させないように構成されたシール部材を有するので、内部全反射プリズムと色分解合成プリズムとの間のエアギャップにおける汚れや異物の侵入は防止しつつ、色分解合成プリズム内での非投影光の散乱とそれに起因する投影映像中のゴースト光の発生を防止し、コントラスト等の映像品質の向上を実現できる。
本発明の第1実施形態のプリズムユニットの平面図。 本発明の第1実施形態のプリズムユニットの正面図。 本発明の第1実施形態のプリズムユニットを備える画像投影装置の側面図。 本発明の第1実施形態のプリズムユニットの一部分解斜視図。 本発明の第1実施形態のプリズムユニットの分解斜視図。 色分解合成プリズム及びカバープレートの模式的な正面図。 本発明の第2実施形態のプリズムユニットの分解斜視図。 本発明の第3実施形態のプリズムユニットの分解斜視図。 色分解合成プリズム及びカバープレートの模式的な正面図。 第1の代案のカバープレートを備えるプリズムユニットの平面図。 第1の代案のカバープレートの斜視図。 第2の代案のカバープレートを備えるプリズムユニットの平面図。 第2の代案のカバープレートの斜視図。 第3の代案のカバープレートを備えるプリズムユニットの平面図。 第3の代案のカバープレートの斜視図。 第4の代案のカバープレートを備えるプリズムユニットの平面図。 第4の代案のカバープレートの斜視図。 第5の代案のカバープレートを備えるプリズムユニットの平面図。 第5の代案のカバープレートの斜視図。 第6の代案のカバープレートを備えるプリズムユニットの平面図。 第6の代案のカバープレートの斜視図。 本発明の第4実施形態のプリズムユニットの平面図。 本発明の第4実施形態のプリズムユニットの正面図。 本発明の第4実施形態のプリズムユニットの側面図。 本発明の第4実施形態のプリズムユニットの分解斜視図。 色分解合成プリズム及びカバープレートの模式的な正面図。 本発明の第5実施形態のプリズムユニットの分解斜視図。 本発明の第6実施形態のプリズムユニットの分解斜視図。 色分解合成プリズム及びカバープレートの模式的な正面図。 5ピースプリズムユニットと6ピースプリズムユニットの比較ための平面図。
(第1実施形態)
図1から図6を参照して本発明の第1実施形態に係るプリズムユニットを備える画像投影装置を説明する。
図3を参照すると、画像投影装置(プロジェクタ)91は、照明光学系92、プリズムユニット93、反射型撮像素子の一例であって光変調を行うデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)14B,14R,14G(図3ではDMD14Gのみを図示する。)、及び投影レンズを含む投影光学系94を備える。プリズムユニット93には後に詳述する防塵フィルタ21が設けられている。図2及び図3では防塵フィルタ21の図示は省略している。
以下、照明光学系92を説明する。1は超高圧水銀ランプより成る光源であり、白色光を発生させる。2は光源1を取り囲むように配置されるリフレクタであり、回転楕円面である反射面2aを有している。光源1の後方には、ロッドインテグレータ3が長手方向が光軸に沿うように配置されている。リフレクタ2の反射面2aの回転楕円面の一方の焦点位置に光源1が配置されており、光源1からの光は他方の焦点位置に集光されて、ロッドインテグレータ3一端の入射面3aより入射する。ロッドインテグレータ3に入射した光は、内面反射を繰り返し、均一な光量分布となって他端の射出面3bより出射される。ロッドインテグレータ3の射出面3b直後には集光レンズ4が配置されており、その後方にはリレー光学系5が配置されている。ロッドインテグレータ3から出射された光は、集光レンズ4で効率よくリレー光学系5に導かれ、後述するTIRプリズム7の入射側に配置されたエントランスレンズ6を介してプリズムユニット93に入射する。
以下、プリズムユニット93について説明する。プリズムユニット93は、照明光をDMD14B,14R,14Gに導くための内部全反射プリズム(TIRプリズム)7と色分解合成プリズム8を備える。本実施形態におけるプリズムユニット93は5ピースプリズムユニットである。つまり、TIRプリズム7が2個のプリズムブロック(第1及び第2プリズム7A,7B)、色分解合成プリズム8が3個のプリズムブロック(青色プリズム8B、赤色プリズム8R、及び緑色プリズム8G)をそれぞれ備え、プリズムユニット93は合計5個のプリズムブロックから構成されている。
TIRプリズム7は、それぞれ略三角柱状の第1プリズム7Aと第2プリズム7Bとから成っており、各プリズム斜面間にエアギャップ層が設けてある。TIRプリズム7によって、DMD14B,14R,14Gに対する入力光と出力光との分離が行われる。第1プリズム7Aは、照明光学系92のエントランスレンズ6から入射した照明光を、全反射面7aで全反射させ、プリズム端面7a’から色分解合成プリズム8に出射する。
色分解合成プリズム8は、TIRプリズム7に隣接して(図1において上側で図3において右側)に配置されており、略三角柱状の青色プリズム(第1の色プリズムブロック)8B、赤色プリズム(第2の色プリズムブロック)8R、及び緑色プリズム8Gが組み合わされている。TIRプリズム7側からDMD14B,14R,14G側に向けて、青色プリズム8B、赤色プリズム8R、及び緑色プリズム8Gの順で配置されている。青色プリズム8Bの全反射面8b(本実施形態では色分解合成プリズム8全体としての入射出面としても機能する第1の全反射面)及び赤色プリズムの全反射面(第2の全反射面)8rのうち青色プリズム8Bの全反射面8bから露出している部分と第1プリズム7Aのプリズム端面7a’(TIRプリズム7全体としての入射出面)との間にはエアギャップ層が設けられている。このエアギャップ層に防塵フィルタ21が配置されている。また、青色プリズム8Bと赤色プリズム8Rとの間、及び赤色プリズム8Rと緑色プリズム8Gとの間にも、それぞれエアギャップ層が設けられている。
青色、赤色、及び緑色に対応する3個のDMD14B,14R,14Gは、青色プリズム8Bのプリズム端面8b''、赤色プリズム8Rのプリズム端面8r''、及び緑色プリズム8Gのプリズム端面8g’にそれぞれ対向して配置されている。DMD14B,14R,14Gはそれぞれが1画素に対応する多数のマイクロミラー(図示せず)を備える。個々のマイクロミラーの傾斜角度ないし姿勢は2つの状態に切換可能である。2つの状態のうちの一方の状態(オン状態)のマイクロミラーは、TIRプリズム7を介して投影光学系94に向かう投影光となるように照明光を反射する。他方の状態(オフ状態)のマイクロミラーは、TIRプリズム7から外れた方向に向かう非投影光となるように照明光を反射する。
以下、図1を参照して、照明光がDMD14B,14R,14Gに達するまでの色分解合成プリズム8内の光路を説明する。TIRプリズム7のプリズム端面7a’から出射された照明光は、色分解合成プリズム8全体の入射出面としての青色プリズム8Bの全反射面8bの領域A1(図5)から色分解合成プリズム8へ入射する。次に、照明光は青色プリズム8B内部のダイクロイック面(第1の色分解面)8b’で青色の光と赤色と緑色を含む光に色分解される。具体的には、青色の光はダイクロイック面8b’で反射され、残りの赤色と緑色を含む光はダイクロイック面8b’を透過する。ダイクロイック面8b’で反射された青色の光は,全反射面8bの領域A2(図5)でさらに全反射され、プリズム端面8b''より出射されてDMD14Bに到達する。一方、ダイクロイック面8b’を透過した赤色と緑色を含む光のうち、赤色の光は赤色プリズム8Rのダイクロイック面(第2の色分解面)8r’で反射され,緑色の光はダイクロイック面8r’を透過する。ダイクロイック面8r’で反射した赤色の光は,青色プリズム8Bのダイクロイック面8b’とエアギャップを挟んで対向する赤色プリズム8Rの全反射面8rの領域A8(図5に一部のみを図示する)で全反射され、プリズム端面8r''より出射されてDMD14Rに到達する。ダイクロイック面8b’を透過した緑色の光は、ダイクロイック面8r’を透過して面8gからプリズム8Gに入射した後、プリズム端面8g’より出射されて、DMD14Gに到達する。
以下、図1を参照して、DMD14B,14R,14Gに到達した光がマイクロミラーによって反射された後の光路を説明する。まず、投影光の光路を説明する。
DMD14Bに入射してオン状態のマイクロミラーで反射された青色の光は、プリズム端面8b''から青色プリズム8Bへ入射する。青色プリズム8Bに入射した青色の投影光は、青色プリズム8B内部の全反射面8bの領域A4(図5)で全反射された後、ダイクロイック面8b’で反射される。そして、色分解合成プリズム8全体の入射出面としての全反射面8bの領域A5(図5)から出射される。プリズム端面8bの領域A5から出射された青色の投影光はTIRプリズム7を透過し、投影光学系94を経て図示しないスクリーン上に投影される。
DMD14Rに入射してオン状態のマイクロミラーで反射された赤色の光は、プリズム端面8r''から赤色プリズム8Rへ入射する。赤色プリズム8Rに入射した赤色の投影光は、赤色プリズム8R内部の全反射面8rの領域A9(図5に一部のみを図示する)で全反射された後、ダイクロイック面8r’で反射される。そして、色分解合成プリズム8全体の入射出面としての全反射面8bの領域A5(図5)から出射される。全反射面8bの領域A5から出射された赤色の投影光はTIRプリズム7を透過し、投影光学系を経てスクリーン上に投影される。
DMD14Gに入射してオン状態のマイクロミラーで反射された緑色の光は、プリズム端面8g’から緑色プリズム8Gへ入射する。緑色プリズム8Gに入射した緑色の投影光は、緑色プリズム8G、赤色プリズム8R、及び青色プリズム8Bの中を順に透過し,色分解合成プリズム8全体の入射出面としての全反射面8bの領域A5から出射される。全反射面8bの領域A5から出射された緑色の投影光は、TIRプリズム7を透過し、投影光学系94を経てスクリーン上に投影される。
次に、非投影光の光路を説明する。
DMD14Bに入射してオフ状態のマイクロミラーで反射された青色の光は、プリズム端面8b''から青色プリズム8Bへ入射する。青色プリズム8Bに入射した青色の非投影光は、青色プリズム8B内部の全反射面8bの領域A6(図5)で全反射された後、ダイクロイック面8b’で反射される。そして、色分解合成プリズム8全体の入射出面としての全反射面8bの領域A7(図5)から出射される。出射された青色の非投影光の光路は、TIRプリズム7を上方に外れる。
DMD14Rに入射してオフ状態のマイクロミラーで反射された赤色の光は、プリズム端面8r''から赤色プリズム8Rへ入射する。赤色プリズム8Rへ入射した赤色の非投影光は、赤色プリズム8R内部の全反射面8r’の領域A10(図5に一部のみを示す)で全反射された後、ダイクロイック面8r’で反射される。そして、色分解合成プリズム8全体の入射出面としての全反射面8bの領域A7(図5)から出射される。出射された赤色の非投影光の光路は、TIRプリズム7を上方に外れる。
DMD14Gに入射してオフ状態のマイクロミラーで反射された緑色の光は、プリズム端面8g’から緑色プリズム8Gへ入射する。緑色プリズム8Gへ入射した緑色の非投影光は、緑色プリズム8G、赤色プリズム8R、及び青色プリズム8Bの中を順に透過し,色分解合成プリズム8全体の入射出面としての全反射面8bの領域A7(図5)から出射される。出射された緑色の非投影光の光路は、TIRプリズム7を上方に外れる。
次に、防塵フィルタ21について説明する。図1を参照すると、防塵フィルタ21はTIRプリズム7の入射出面(第1プリズム7Aのプリズム端面7a’)と、色分解合成プリズム8の青色プリズム8Bの全反射面8b(本実施形態では色分解合成プリズム8全体としての入射出面としても機能する)及び赤色プリズム8Rの全反射面8r(青色プリズム8Bの全反射面8bから露出している部分)との間に配置されている。図4A及び4Bを併せて参照すると、本実施形態における防塵フィルタ21は、カバープレート(カバー部材)22と、シール部材23A,23Bから構成されている。カバープレート22の一方の面22aと青色プリズム8Bの全反射面8b及び赤色プリズム8Rの全反射面8rとの間には、隙間がある。この隙間に配置されたシール部材23Aは、カバープレート22の一方の面22aと全反射面8b,8rの両方に当接するように設けられている。カバープレート22の他方の面22bとTIRプリズム7の第1プリズム7Aのプリズム端面7a’との間には隙間がある。この隙間に配置されたシール部材23Bは、カバープレート22の面22bとプリズム端面7a’の両方に当接するように設けられている。シール部材23A,23Bとしては、十分な耐熱性、耐光性、及び密着性等を有するシールシーラントやシーラントテープを使用できる。
本実施形態のカバープレート22は、一端(図において左端部付近)が折れ曲がった板状であり、色分解合成プリズム8の青色プリズム8Bの全反射面8bと赤色プリズム8Rの全反射面8rの一部の図において下側部分を覆っている。カバープレート22は全反射面8b,8rやプリズム端面7a’と接触しない状態を確実に維持できる程度の強度を有していれば、材質は特に限定されない。具体的には、アルミニウム等の金属、樹脂、ガラス等をカバープレート22の材料として採用できる。また、カバープレート22は不透明でも透明でもよい。カバープレート22を不透明とすれば防塵効果に加え、後に詳述する不必要な光束を遮蔽する効果が得られる。カバープレート22を透明とした場合でも、防塵効果は得られる。本実施形態では、カバープレート22は不透明である。例えば、アルミニウム板にアルマイト処理や黒色の塗装を施したものを、本実施形態における不透明のカバープレート22として使用できる。
前述のように本実施形態におけるカバープレート22は不透明であるので、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8の間のエアギャップを通過する光束を妨げないように、寸法及び形状が設定されている。具体的には、図5を参照すると、カバープレート22の上端は、青色、赤色、及び緑色の非投影光が色分解合成プリズム8から外部へ出射される出口である青色プリズム8Bの全反射面8bの領域A7よりも下側に位置している。また、カバープレート22には板厚方向に貫通する開口24が形成されている。この開口24は、TIRプリズム7からの照明光が色分解合成プリズム8に入射する入口である青色プリズム8Bの全反射面8bの領域A1及び、色分解合成プリズム8からTIRプリズム7へ出射される青色、赤色、及び緑色の投影光の出口となる青色プリズム8Bの全反射面8bの領域A5を含むように寸法及び形状が設定されている。詳細には、照明光や投影光の光軸方向から見て領域A1,A5に開口24の縁部が重ならない。カバープレート22の下端は、色分解合成プリズム8の全反射面8b,8rとほぼ一致している。
図4B及び図5に最も明瞭に示すように、カバープレート22の面22aと色分解合成プリズム8の全反射面8b,8rと間に介在するシール部材23Aは、全体として細幅の矩形枠状である。より具体的には、シール部材23Aは、全反射面8bの図において右側の周縁部、全反射面8bと全反射面8r(全反射面8bから露出している部分)の下端側の周縁部、及び全反射面8rの図において左側の周縁部に沿ってそれぞれ配置された部分に加え、全反射面8bと全反射面8r(全反射面8bから露出している部分)の中央付近を横切るように配置された部分を有している。
前述のように、DMD14Bで反射されて色分解合成プリズム8に入射する青色の非投影光は、青色プリズム8B内部の全反射面8bの領域A6(図5)で全反射される。シール部材23A(全反射面8bを横切るように配置された部分)は、この領域A6の部分には設けられていない。言い換えれば、シール部材23Aは無端状ではなく、領域A6の部分に抜き部25を有している。
図4A及び図4Bを参照すると、カバープレート22の面22bとTIRプリズム7のプリズム端面7a'と間に介在するシール部材23Bは、全体として細幅の矩形枠状ある。より具体的には、シール部材23Aはプリズム端面7a'の図において左右両側及び上下両側の周縁部に沿って配置された部分を有する無端状である。
本実施形態における防塵フィルタ21は、以下の特徴を有する。
まず、TIRプリズム7(プリズム端面7a’)と色分解合成プリズム8(全反射面8b,8r)との間のエアギャップのうち、色分解合成プリズム8(全反射面8a,8r)側は、カバープレート22の面22aとシール部材23Aによって抜き部25を除いて封止されている。また、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8との間のエアギャップのうち、TIRプリズム7(プリズム端面7a’)側は、カバープレート7の面22bと無端状のシール部材23Bによって封止されている。従って、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8との間のエアギャップへの汚れや異物の侵入と、それに起因する色分解合成プリズム8の全反射面8a,8rやTIRプリズム7のプリズム端面7a’への汚れや異物の付着を防止できる。
カバープレート22の面22aと色分解合成プリズム8の全反射面8b,8rと間に介在するシール部材23Aには、全反射面8bのうち非投影光が全反射される全反射面8bの領域A6(図5)の部分に抜き部25を設けている。この抜き部25があるため、非投影光がシール部材23Aに当たらず、色分解合成プリズム8(青色プリズム8B)内での非投影光の散乱が生じない。従って、色分解合成プリズム8内での非投影光の散乱に起因する投影映像中のゴースト光の発生を防止でき、コントラスト等の映像品質を向上できる。
以上のように、本実施形態の防塵フィルタ21は、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8との間のエアギャップにおける汚れや異物の侵入は防止しつつ。色分解合成プリズム8内での非投影光の散乱とそれに起因する投影映像中のゴースト光の発生を防止できる。
カバープレート22は、開口24を設けているので、TIRプリズム7から色分解合成プリズム8に入射する照明光(領域A1)と色分解合成プリズム8からTIRプリズム7や出射される投影光(領域A5)を通過させるが、それ以外の不必要な光束を遮蔽する。従って、投影画像の明度やコントラストを向上できる。
TIRプリズム7の入射出面(第1プリズム7Aのプリズム端面7a’)と、色分解合成プリズム8(入射出面として機能する青色プリズム8Bの全反射面8bと、赤色プリズム8Rの全反射面8rの一部)との間のエアギャップは約1mm程度であるため、シール部材23A,23Bのみでこのエアギャップを封止するのは困難である。しかし、シール部材23A,23Bのみでなくある程度の強度を有するカバープレート22を採用することで、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8の間のエアギャップを防塵フィルタ21で容易に埋めることができる。カバープレート22の厚みは、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8の間のエアギャップ(約1mm程度)より小さく設定される。好適には、カバープレート22の厚みは0.5mm程度に設定される。
(第2実施形態)
図6に示す本発明の第2実施形態では、カバープレート22の面22aと色分解合成プリズム8の全反射面8b,8rと間に介在するシール部材23Aに抜き部25(図4B及び図5参照)を設けていない。しかし、本実施形態では、シール部材23Aの表面について光を正反射するよう材質等を設定している。そのため、全反射面8bの領域A6(図5)の部分に入射する非投影光は、シール部材23Aで正反射され、散乱しない。従って、色分解合成プリズム8内での非投影光の散乱に起因する、投影映像中のゴースト光の発生を防止でき、コントラスト等の映像品質を向上できる。シール部材23Aのうち全反射面8bの領域A6(図5)を横切る部分のみが光を正反射する正反射部であればよく、シール部材23Aの全体が光を正反射する特性を有する必要はない。
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第3実施形態)
図7及び図8は本発明の第3実施形態を示す。本実施形態では、カバープレート22は青色プリズム8Bの全反射面8b(色分解合成プリズム8全体としての入射出面としても機能する)及び赤色プリズムの全反射面8rのうち全反射面8bから露出している部分の全領域を覆っている。具体的には、カバープレート22の図において上端は全反射面8b,8rの上端に位置している。カバープレート22には前述した青色、赤色、及び緑色の非投影光が色分解合成プリズム8から外部へ出射される出口となる青色プリズム8Bの領域A7の部分に開口24’を設けている。カバープレート22が全反射面8b,8rの全領域を覆っているが、この開口24’を設けたことにより色分解合成プリズム8から外部へ出射される非投影光の光路は妨げられない。また、第1実施形態と同様に、カバープレート22には開口24を設けているので、照明光(領域A1)や投影光(領域A5)の光路は妨げられない。一方、照明光(領域A1)、投影光(領域A5)、及び非投影光(領域A7)以外の不必要な光束はカバープレート22で遮蔽する。従って、投影画像の明度やコントラストをさらに向上できる。
カバープレート22の面22aと色分解合成プリズム8の全反射面8b,8rと間に介在するシール部材23Aは、全反射面8b,8rの周縁部全体に沿って配置された無端状である。全反射面8bのうち非投影光が全反射される領域A6はシール部材23Aで囲まれた領域内に位置している。従って、シール部材23Aによって非投影光の散乱が生じることはない。
第3実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図9Aから図14Bは第1実施形態のカバープレート22に関する種々の代案を示す。これらの代案は第3実施形態のように色分解合成プリズム8の全反射面8b,8r全体を覆うカバープレート22にも適用できる。
図9A及び図9Bに示す代案では、カバープレート22のTIRプリズム7側の面22bに3個の突起27を設けている。これらの突起27の先端に第1プリズム7Aのプリズム端面7a’が当接することで、カバープレート22とTIRプリズム7との間の隙間が確保されている。カバープレート22とTIRプリズム7との間の隙間は、図示しないシール部材で封止してもよい。突起27の個数は3個以上であれば特に限定されない。
図10A及び図10Bに示す代案では、カバープレート22のTIRプリズム7側の面22bに無端状の突条31を設けている。この突条31はTIRプリズム7の第1プリズム7Aのプリズム端面7a’の周縁部に対応する形状で設けられている。この突条31の先端に第1プリズム7Aのプリズム端面7a’が当接することで、カバープレート22とTIRプリズム7との間の隙間が確保されている。突条31の先端を第1プリズム7Aのプリズム端面7a’に接着してもよいし、突条31の先端とプリズム端面7a’との間にシール部材を介在させてもよい。
図11A及び図11Bに示す代案では、カバープレート22の色分離プリズム8側の面22aに3個の突起28を設けている。これらの突起28の先端に青色プリズム8Bの全反射面8bと赤色プリズム8Rの全反射面8rが当接することで、カバープレート22と色分離プリズム8との隙間が確保されている。カバープレート22と色分離プリズム8との間の隙間図示しないシール部材で封止してもよい。突起28の個数は3個以上であれば特に限定されない。
図12A及び図12Bに示す代案では、カバープレート22の色分離プリズム8側の面22aに突条32を設けている。この突条32は青色プリズム8Bの全反射面8bと赤色プリズム8Rの全反射面8rの周縁部に対応する形状で設けられている。この突状の先端に全反射面8b,8rが当接することで、カバープレート22と色分離プリズム8との隙間が確保されている。突条32の先端は全反射面8b,8rに接着してもよいし、突条32の先端とプリズム端面7a’との間にシール部材を介在させてもよい。突条32には、非投影光の散乱を防止するために、全反射面8bの領域A6(図5)の部分に抜き部32aを設けている。
図13A及び図13Bに示す代案では、カバープレート22の両面22a,22bに突起27,28を設けている。図14A及び図14Bに示す代案では、カバープレート22の両面22a,22bに突条31,32を設けている。
(第4実施形態)
図15から図19は本発明の第4実施形態に係るプリズムユニット93’を示す。このプリズムユニット93’を備えるプロジェクタの全体構成は図3を参照して説明した第1実施形態の場合と同様である(図2参照)。
本実施形態におけるプリズムユニット93’は、6ピースプリズムユニットである。つまり、TIRプリズム7が2個のプリズムブロック(第1及び第2プリズム7A,7B)、色分解合成プリズム8’が4個のプリズムブロックをそれぞれ備え、プリズムユニット93’は合計6個のプリズムブロックから構成されている。TIRプリズム7の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態の色分解合成プリズム8’は、略三角柱状の青色プリズム8B、赤色プリズム8R、緑色プリズム8G、及びTIRプリズム7からの照明光をこれらの色プリズム8B〜8Gに入射させると共に、これらの色プリズム8B〜8Gからの投影光と非投影光を出射する第4のプリズム9が組み合わされている。TIRプリズム7側からDMD14R,14B,14Gに向けて、プリズム9、赤色プリズム(第1の色プリズムブロック)8R、青色プリズム8B、及び緑色プリズム8Gの順で配置されている。TIRプリズム7(第1プリズム7A)のプリズム端面7a’(TIRプリズム7全体としての入射出面)とプリズム9のプリズム端面のうち面9rとが、エアギャップ層を挟んで対向している。プリズム9の面9rは色分解合成プリズム8’全体としての入射出面を構成する。
本実施形態のプリズムユニット93’のような6ピースプリズムユニットでは、色分解合成プリズムがもつダイクロイック面は、通常、入射角や偏光によって特性が異なる入射角依存性、偏光依存性を持つ。図23は5ピースプリズムユニットである第1実施形態のプリズムユニット93と、6ピースプリズムユニットである本実施形態のプリズムユニット93’におけるダイクロイック面に対する照明光の入射角度を示す。図23では、プリズムユニット93(5ピースプリズムユニット)について、照明光の青色プリズム8Bのダイクロイック面8b’に対する入射角度(1回目の入射角度)をα5A、赤色プリズム8Rのダイクロイック面8r’に対する入射角度(2回目の入射角度)をα5Bで示す。また、図23では、プリズムユニット93’について、照明光の赤色プリズム8Rのダイクロイック面8r’に対する入射角度(1回目の入射角度)をα6A、青色プリズム8Bのダイクロイック面8b’に対する入射角度(2回目の入射角度)をα6Bで示す。入射角度α5A〜α6Bの間では、α5A>α6A,α6B>α5Bという関係がある。つまり、5ピースプリズムユニット(プリズムユニット93)に対し、6ピースプリズムユニット(プリズムユニット93’)では、照明光が2回目にダイクロイック面に入射する角度は多少大きくなるが、照明光が最初にダイクロイック面に入射する光の角度を小さくでき、色純度の改善が実現される。
以下、図18を参照して、照明光がDMD14B,14R,14Gに達するまでの色分解合成プリズム8’内の光路を説明する。TIRプリズム7のプリズム端面7a’から出射された照明光は、色分解合成プリズム8’全体の入射出面としてのプリズム9の面9rの領域A1(図19)から色分解合成プリズム8’へ入射する。次に、照明光はプリズム9のプリズム端面のうちの面9r’を透過して全反射面8rから赤色プリズム8Rに入射する。次に、照明光は赤色プリズム8R内部のダイクロイック面(第1の色分解面)8r’で赤色の光と青色と緑色を含む光に色分解される。具体的には、赤色の光はダイクロイック面8r’で反射され、残りの青色と緑色を含む光はダイクロイック面8r’を透過する。ダイクロイック面8r’で反射された赤色の光は,全反射面8rの領域A8(図18)で全反射され、プリズム端面8r''より出射されてDMD14Rに到達する。一方、ダイクロイック面8r’を透過した青色と緑色を含む光のうち、青色の光は青色プリズム8Bのダイクロイック面(第2の色分解面)8b’で反射され,緑色の光はダイクロイック面8b’を透過する。ダイクロイック面8b’で反射した青色の光は,赤色プリズム8Rのダイクロイック面8r’とエアギャップを挟んで対向する青色プリズム8Bの全反射面8bで全反射され、プリズム端面8b''より出射されてDMD14Bに到達する。ダイクロイック面8b’を透過した緑色の光は、面8gからプリズム8Gに入射した後、プリズム端面8g’より出射されて、DMD14Gに到達する。
以下、図1を参照して、DMD14R,14B,14Gのオン状態のマイクロミラーで反射された投影光の光路を説明する。
DMD14Rに入射してオン状態のマイクロミラーで反射された赤色の光は、プリズム端面8r''から赤色プリズム8Rへ入射する。赤色プリズム8Rに入射した赤色の投影光は、赤色プリズム8R内部の全反射面8rの領域A9(図19)で全反射された後、ダイクロイック面8r’で反射され、面9r’からプリズム9に入射する。そして、赤色の投影光は色分解合成プリズム8’全体の入射出面としての面9rの領域A5(図19)から出射される。面9rの領域A5から出射された赤色の投影光は、TIRプリズム7を透過し、投影光学系94を経て図示しないスクリーン上に投影される。
DMD14Bに入射してオン状態のマイクロミラーで反射された青色の光は、プリズム端面8b''から青色プリズム8Bへ入射する。青色プリズム8Bに入射した青色の投影光は、青色プリズム8B内部の全反射面8bで全反射された後、ダイクロイック面8b’で反射され、赤色プリズム8Rを介して面9r’からプリズム9に入射する。そして、青色の投影光は色分解合成プリズム8’全体の入射出面としての面9rの領域A5(図19)から出射される。面9rの領域A5から出射された青色の投影光は、TIRプリズム7を透過し、投影光学系94を経て図示しないスクリーン上に投影される。
DMD14Gに入射してオン状態のマイクロミラーで反射された緑色の光は、プリズム端面8g’から緑色プリズム8Gへ入射する。緑色プリズム8Gに入射した緑色の投影光は、緑色プリズム8G、青色プリズム8B、及び赤色プリズム8Rの中を順に透過し,面9r’からプリズム9に入射する。そして、緑色の投影光は色分解合成プリズム8’全体の入射出面としての面9rの領域A5(図19)から出射される。面9rの領域A5から出射された緑色の投影光は、TIRプリズム7を透過し、投影光学系94を経て図示しないスクリーン上に投影される。
次に、図1を参照して、DMD14R,14B,14Gのオフ状態のマイクロミラーで反射された非投影光の光路を説明する。
DMD14Rに入射してオフ状態のマイクロミラーで反射された赤色の光は、プリズム端面8r''から赤色プリズム8Rへ入射する。赤色プリズム8Rに入射した赤色の非投影光は、赤色プリズム8R内部の全反射面8rの領域A10(図19)で全反射された後、ダイクロイック面8r’で反射され、面9r’からプリズム9に入射する。そして、赤色の非投影光は、色分解合成プリズム8’全体の入射出面としての面9rの領域A7(図19)から出射される。出射された赤色の非投影光の光路は、TIRプリズム7を上方に外れる。
DMD14Bに入射してオフ状態のマイクロミラーで反射された青色の光は、プリズム端面8b''から青色プリズム8Bへ入射する。青色プリズム8Bに入射した青色の非投影光は、青色プリズム8B内部の全反射面8bで全反射された後、ダイクロイック面8b’で反射され、赤色プリズム8Rを介して面9r’からプリズム9に入射する。そして、青色の非投影光は、色分解合成プリズム8’全体の入射出面としての面9rの領域A7(図19)から出射される。出射された青色の非投影光の光路は、TIRプリズム7を上方に外れる。
DMD14Gに入射してオフ状態のマイクロミラーで反射された緑色の光は、プリズム端面8g’から緑色プリズム8Gへ入射する。緑色プリズム8Gへ入射した緑色の非投影光は、緑色プリズム8G、青色プリズム8B、及び赤色プリズム8Rの中を順に透過し,面9r’からプリズム9に入射する。そして、緑色の非投影光は、色分解合成プリズム8’全体の入射出面としての面9rの領域A7(図19)から出射される。出射された緑色の非投影光の光路は、TIRプリズム7を上方に外れる。
次に、防塵フィルタ21’について説明する。色分解合成プリズム8’が備えるプリズム9の面9r(色分解合成プリズム8’全体としての入出射端面)とTIRプリズム7が備える第1プリズム7Aのプリズム端面7a’(TIRプリズム7全体としての入出射端面)との間のエアギャップ層に、防塵フィルタ21’が配置されている。また、防塵フィルタ21’は赤色プリズム8Rの全反射面8r(第1の全反射面)のうちプリズム9の面9rから露出している部分を覆っている。図18を併せて参照すると、本実施形態における防塵フィルタ21’は、カバープレート(カバー部材)22と、シール部材23A,23Bから構成されている。カバープレート22の一方の面22aとプリズム9の面9r及び赤色プリズム8Rの全反射面8rとの間の隙間にシール部材23Aが配置されている。このシール部材23Aはカバープレート22の一方の面22aに当接する。また、シール部材23Aは、プリズム9の面9rと赤色プリズム8Rの全反射面8r(プリズム9の面9rから露出している部分)に当接している。カバープレート22の他方の面22bとTIRプリズム7の第1プリズム7Aのプリズム端面7a’との間の隙間にはシール部材23Bが配置されている。このシール部材23Bは、カバープレート22の面22bとプリズム端面7a’の両方に当接する。シール部材23A,23Bとしては、十分な耐熱性、耐光性、及び密着性等を有するシールシーラントやシーラントテープを使用できる。
本実施形態のカバープレート22は、一端(図において左端部付近)が折れ曲がった板状であり、色分解合成プリズム8’のプリズム9の面9rと赤色プリズム8Rの全反射面8rの一部の図において下側部分を覆っている。カバープレート22の材質、強度、透光性について第1実施形態の場合と同様である。本実施形態では、カバープレート22は不透明である。
前述のように本実施形態におけるカバープレート22は不透明であるので、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8’の間のエアギャップを通過する光束を妨げないように、寸法及び形状が設定されている。具体的には、図19を参照すると、カバープレート22の上端は、青色、赤色、及び緑色の非投影光が色分解合成プリズム8’から外部へ出射される出口であるプリズム9の面9rの領域A7よりも下側に位置している。また、カバープレート22には板厚方向に貫通する開口24が形成されている。この開口24は、TIRプリズム7からの照明光が色分解合成プリズム8’に対して入射する入口であるプリズム9の面9rの領域A1と、色分解合成プリズム8’からTIRプリズム7へ出射される投影光の出口であるプリズム9の面9rの領域A5を含むように寸法及び形状が設定されている。詳細には、照明光や投影光の光軸方向から見て領域A1,A5に開口24の縁部が重ならない。カバープレート22の下端は、色分解合成プリズム8’の面9r及び全反射面8rとほぼ一致している。
図18及び図19に最も明瞭に示すように、カバープレート22の面22aと色分解合成プリズム8’の面9rと全反射面8rとの間に介在するシール部材23Aは、全体として細幅の矩形枠状である。より具体的には、シール部材23Aは、全反射面8r(面9rから露出している部分)の図において右側の周縁部、面9rと全反射面8r(面9rから露出している部分)の下端側の周縁部、及び面9rの図において左側の周縁部に沿ってそれぞれ配置された部分に加え、面9rと全反射面8r(面9rから露出している部分)の中央付近を横切るように配置された部分を有している。
前述のように、DMD14Rで反射されて色分解合成プリズム8’に入射する赤色の非投影光は、赤色プリズム8R内部の全反射面8rの領域A10(図19)で全反射される。シール部材23A(全反射面8bを横切るように配置された部分)は、この領域A10の部分には設けられていない。言い換えれば、シール部材23Aは無端状ではなく、領域A10の部分に抜き部25を有している。
図18を参照すると、カバープレート22の面22bとTIRプリズム7のプリズム端面7a'と間に介在するシール部材23Bは、全体として細幅の矩形枠状ある。より具体的には、シール部材23Aはプリズム端面7a'の図において左右両側及び上下両側の周縁部に沿って配置された部分を有する無端状である。
本実施形態における防塵フィルタ21’は、以下の特徴を有する。まず、TIRプリズム7(プリズム端面7a’)と色分解合成プリズム8’(面9rと全反射面8r)との間のエアギャップのうち、色分解合成プリズム8’(面9rと全反射面8r)側は、カバープレート22の面22aとシール部材23Aによって抜き部25を除いて封止されている。また、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8’との間のエアギャップのうち、TIRプリズム7(プリズム端面7a’)側は、カバープレート7の面22bと無端状のシール部材23Bによって封止されている。従って、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8’との間のエアギャップへの汚れや異物の侵入と、それに起因する色分解合成プリズム8’の面9rや全反射面8rへの汚れや異物の付着や、TIRプリズム7のプリズム端面7a’への汚れや異物の付着を防止できる。
カバープレート22の面22aと色分解合成プリズム8’の面9r及び全反射面8rと間に介在するシール部材23Aには、全反射面8rのうち非投影光が全反射される全反射面8bの領域A10(図19)の部分に抜き部25を設けている。この抜き部25があるため、非投影光がシール部材23Aに当たらず、色分解合成プリズム8’(赤色プリズム8R)内での非投影光の散乱が生じない。従って、色分解合成プリズム8’内での非投影光の散乱に起因する投影映像中のゴースト光の発生を防止でき、コントラスト等の映像品質を向上できる。
以上のように、本実施形態の防塵フィルタ21’は、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8’との間のエアギャップにおける汚れや異物の侵入は防止しつつ。色分解合成プリズム8’内での非投影光の散乱とそれに起因する投影映像中のゴースト光の発生を防止できる。
カバープレート22に設けた開口24をTIRプリズム7から色分解合成プリズム8’に入射する照明光(領域A1)と色分解合成プリズム8’からTIRプリズム7や出射される投影光(領域A5)が通過するので、それ以外の不必要な光束を遮蔽して投影画像の明度やコントラストを向上できる。また、シール部材23A,23Bのみでなくある程度の強度を有するカバープレート22を採用することで、TIRプリズム7と色分解合成プリズム8’の間のエアギャップを防塵フィルタ21で容易に埋めることができる。
第4実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
(第5実施形態)
図20に示す本発明の第5実施形態では、カバープレート22の面22aと色分解合成プリズム8’の面9r(プリズム9)及び全反射面8r(赤色プリズム8R)と間に介在するシール部材23Aに抜き部25(図18及び図19参照)を設けていない。しかし、本実施形態では、シール部材23Aの表面について光を正反射するよう材質等を設定している。そのため、全反射面8rの領域A10(図19)の部分に入射する非投影光は、シール部材23Aで正反射され、散乱しない。従って、色分解合成プリズム8’内での非投影光の散乱に起因する、投影映像中のゴースト光の発生を防止でき、コントラスト等の映像品質を向上できる。シール部材23Aのうち全反射面8rの領域A10(図19)を横切る部分のみが光を正反射する正反射部であればよく、シール部材23Aの全体が光を正反射する特性を有する必要はない。
第5実施形態のその他の構成及び作用は第4実施形態と同様である。
(第6実施形態)
図21及び図22は本発明の第6実施形態を示す。本実施形態では、カバープレート22はプリズム9の面9r(色分解合成プリズム8’全体としての入射出面)及び赤色プリズム8Rの全反射面8rのうち面9rから露出している部分の全領域を覆っている。具体的には、カバープレート22の図において上端は面9r及び全反射面8rの上端に位置している。カバープレート22には前述した青色、赤色、及び緑色の非投影光が色分解合成プリズム8’から外部へ出射される出口となるプリズム9の面9rの領域A7の部分に開口24’を設けている。カバープレート22は面9r及び全反射面8rの全領域を覆っているが、この開口24’を設けたことにより色分解合成プリズム8’から外部へ出射される非投影光の光路は妨げられない。また、第1実施形態と同様に、カバープレート22には開口24を設けているので、照明光(領域A1)や投影光(領域A5)の光路は妨げられない。一方、照明光(領域A1)、投影光(領域A5)、及び非投影光(領域A7)以外の不必要な光束はカバープレート22で遮蔽する。従って、投影画像の明度やコントラストをさらに向上できる。
カバープレート22の面22aと色分解合成プリズム8’の面9r及び全反射面8bと間に介在するシール部材23Aは、面9r及び全反射面8bの周縁部全体に沿って配置された無端状である。全反射面8bのうち非投影光が全反射される領域A10はシール部材23Aで囲まれた領域内に位置している。従って、シール部材23Aによって非投影光の散乱が生じることはない。
第6実施形態のその他の構成及び作用は第4実施形態と同様である。
第4から第6実施形態についても、図9Aから図14Bを参照して説明したカバープレート22に関する種々の代案を適用できる。
本発明は実施形態のものに限定されず、種々の変形が可能である。例えば、同一ないしは同様の機能を実現できる限り、TIRプリズム及び色分解合成プリズムの具体的な構成は実施形態のものに限定されない。また、本発明は、DMD以外の他の反射型表示素子に関しても適用できる。
1光源
2 リフレクタ
2a 反射面
3 ロッドインテグレータ
3a 入射面
3b 出射面
4 集光レンズ
5 リレー光学系
6 エントランスレンズ
7 内部全反射(TIR)プリズム
7A 第1プリズム
7B 第2プリズム
8,8’ 色分解レンズ
8B 青色プリズム
8R 赤色プリズム
8G 緑色プリズム
8b,8r 全反射面
8b’,8r’ ダイクロイック面
8b'',8r'',8g'' プリズム端面
8g,9r,9r'' 面
9 プリズム
14B,14R,14G DMD
21,21’ 防塵フィルタ
22 カバープレート
23A,23B シール部材
24,24’ 開口
25 抜き部
27,28 突起
31,32 突条
91 画像投影装置
92 照明光学系
93,93’ プリズムユニット
94 投影光学系
A1 照明光が色分解合成プリズムに入射する領域
A2 青色プリズム内で照明光が全反射する領域
A4 青色プリズム内で投影光が全反射する領域
A5 投影光が色分解合成プリズムから出射する領域
A6 青色プリズム内で非投影光が全反射する領域
A7 非投影光が色分解合成プリズムから出射する領域
A8 赤色プリズム内で照明光が全反射する領域
A9 赤色プリズム内で投影光が全反射する領域
A10 赤色プリズム内で非投影光が全反射する領域

Claims (7)

  1. 照明光を反射型表示素子に導くための内部全反射プリズムと、
    前記内部全反射プリズムから入射出面に入射する前記照明光を色分解して前記反射型表示素子に出射し、前記反射型表示素子で反射された投影光を合成して前記入射出面から前記内部全反射プリズムへ出射し、かつ前記反射型表示素子で反射された非投影光を前記入射出面から前記内部全反射プリズムを外れるように出射し、前記入射出面から入射する前記照明光を最初に色分解する第1の色分解面と、前記第1の色分解面で反射された光を全反射すると共に、前記反射型表示素子で反射された前記投影光と前記非投影光とを全反射する第1の全反射面とを有する第1の色プリズムブロックを備える色分解合成プリズムと、
    前記内部全反射プリズムと前記色分解合成プリズムとの間の隙間に配置され、少なくとも前記照明光及び前記投影光を通過させるように構成されたカバー部材と、前記色分解合成プリズムの前記入射出面及び前記第1の全反射面の周縁部と前記カバー部材とに当接し、かつ前記非投影光を散乱させないように構成されたシール部材とを有する、防塵フィルタと
    を備えるプリズムユニット。
  2. 前記シール部材は、前記第1の全反射面の前記非投影光を反射する領域に抜き部を備える、請求項1に記載のプリズムユニット。
  3. 前記シール部材は、前記第1の全反射面の前記非投影光を反射する領域に前記非投影光を正反射させる正反射部を備える、請求項1に記載のプリズムユニット。
  4. 前記色分解合成プリズムの前記入射出面と前記第1の全反射面とは同一面である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリズムユニット。
  5. 前記色分解合成プリズムは、前記第1の色分解面で色分解された一方の光をさらに色分解する第2の色分解面と、前記第1の色分解面とエアギャップを挟んで対向して前記第2の色分解面で反射された光を全反射する第2の全反射面とを有する第2の色プリズムブロックをさらに備え、
    前記カバー部材は、前記第1の全反射面と前記第2の全反射面とを覆うように配置されている、請求項4に記載のプリズムユニット。
  6. 前記色分解合成プリズムは、前記第1の色プリズムブロックと前記内部全反射プリズムとの間に配置されて前記入射出面を有するプリズムブロックをさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリズムユニット。
  7. 前記カバー部材に前記照明光及び前記投影光のみを通過させる開口が形成されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプリズムユニット。
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