JP2010274847A - 体積補償アキュムレータ装置及びこれを用いたサスペンション装置 - Google Patents

体積補償アキュムレータ装置及びこれを用いたサスペンション装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サスペンション装置の液圧シリンダ間を連結する管路に接続する体積補償アキュムレータ装置において、微小なオリフィスを容易に加工できるようにする。
【解決手段】 本体23の円筒部22に、フィルタ30、36、支持部材31、35、オリフィスプレート32、34、スペーサ33を嵌合し、円筒部22の先端部37をかしめて、これらを固定する。2つのオリフィスプレート32、34をスペーサ33によって間隔をもって直列に配置することにより、オリフィス39、40の径を小さくすることなく、より小さなオリフィスと同等のオリフィス特性を得ることができ、オリフィス39、40の穴あけ加工を容易にすると共に、異物が詰まり難くすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪と車体との間に介装された液圧シリンダ間を管路によって連結したサスペンション装置の管路に接続して作動液の体積補償を行なう体積補償アキュムレータ装置及びこれを用いたサスペンション装置に関するものである。
例えば特許文献1に記載されているように、自動車の前後、左右の車輪に装着された液圧シリンダ間を管路によって連結し、車体の姿勢変化等による液圧シリンダ間の作動液の流れをアキュムレータ及び減衰バルブによって制御することにより、車体の振動及び姿勢制御を行なうサスペンション装置が知られている。このサスペンション装置では、車両の積載荷重、温度等による作動液の体積変化を補償するため、管路に、流路面積の充分小さい体積補償オリフィスを介して体積補償用のアキュムレータを接続している。これにより、車体の姿勢変化及び振動等による過渡的な作動液の流れに対しては、体積補償オリフィスが大きな抵抗となり、体積補償アキュムレータへの作動液の流れを遮断し、積載荷重、温度等による管路内の定常的な作動液の体積変化に対しては、体積補償オリフィスが体積補償アキュムレータへの作動液の流れを許容して、作動液の体積補償を行なう。
特表2006−519124号公報
体積補償オリフィスは、非常に微小な流路面積であることが要求されるため、必要な精度が得にくいという問題がある。
本発明は、容易に必要な精度を得ることができる体積補償オリフィスを備えた体積補償アキュムレータ装置及びこれを用いたサスペンション装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と車輪との間に介装された少なくとも2つの液圧シリンダ間を管路によって連結したサスペンション装置の前記管路に接続して作動液の体積補償を行なう体積補償アキュムレータ装置について、
アキュムレータと、
一端側が前記アキュムレータに接続し、他端側が前記管路に接続する筒部を有する本体と、
前記筒部内に嵌合して固定され、軸方向に貫通する通路を有する第1及び第2支持部材と、
前記第1支持部材と前記第2支持部材との間で挟持されて、前記第1及び第2支持部材の通路に連通するオリフィスを有する板状のオリフィスプレートとを備えた構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、容易に必要な精度を得ることができる体積補償オリフィスを備えた体積補償アキュムレータ及びこれを用いたサスペンション装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る体積補償アキュムレータに用いられる体積補償オリフィスの縦断面図である。 本発明の体積補償アキュムレータを適用することができる自動車のサスペンション装置の概略構成を示す回路図である。 図1に示す体積補償オリフィスの分解斜視図である。 図1に示す体積補償オリフィスの第1変形例の縦断面図である。 図1に示す体積補償オリフィスの第2変形例の縦断面図である。 図5に示す体積補償オリフィスのオリフィスプレートを拡大して示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る自動車のサスペンション装置の回路図を図2に示す。図2に示すように、サスペンション装置1は、前後左右の各車輪をサスペンションスプリングによって支持するサスペンション機構のバネ上(車体側)、バネ下(車輪側)間に介装した液圧シリンダ2A、2B、2C、2Dを備えている(符号A、B、C、Dは、それぞれ液圧シリンダ2が配置された位置である右前輪、左前輪、右後輪、左後輪を表している)。液圧シリンダ2は、作動液が封入されたシリンダ3内にピストンロッド4が連結されたピストン5を摺動可能に挿入し、ピストンロッド4をシリンダ3の外部に延出した構造である。シリンダ3内がピストン5によって、底部側のシリンダ下室6と、ピストンロッド4側のシリンダ上室7とに仕切られている。液圧シリンダ2は、シリンダ3側がバネ下に連結され、ピストンロッド4がバネ上に連結されている。
右前輪の液圧シリンダ2Aと左前輪の液圧シリンダ2Bとは、シリンダ下室6Aとシリンダ上室7Bとが管路8によって互いに接続され、シリンダ上室7Aとシリンダ下室6Bとが管路9によって互いに接続されている。また、右後輪の液圧シリンダ2Cと左後輪の液圧シリンダ2Dとは、シリンダ下室6Cとシリンダ上室7Dとが管路10によって互い接続され、シリンダ上室7Cとシリンダ下室6Dとが管路11によって互いに接続されている。そして、管路8と管路10とが管路12によって互いに接続され、管路12には、減衰バルブ13を介してアキュムレータ14が接続されている。また、管路9と管路11とが管路15によって互いに接続され、管路15には、減衰バルブ16を介してアキュムレータ17が接続されている。減衰バルブ13、16は、それぞれ、管路12、15とアキュムレータ14、17との間の作動液の流れを制御して減衰力を発生させるものである。
更に、管路12と管路15は、管路18によって互いに接続されており、管路18には、体積補償アキュムレータ装置44が接続されている。体積補償アキュムレータ装置44は、管路18に直列に配置された2つの体積補償オリフィス19a、19bと、管路18の体積補償オリフィス19a、19b間に接続された体積補償アキュムレータ20とを備えている。体積補償オリフィス19a、19bは、減衰バルブ13、16に比して、流通抵抗が充分大きくなるように、流路面積が非常に微小に設定されている。
次に、本発明の要部である体積補償オリフィス19a、19bの具体的な構造について、図1及び図3を参照して説明する。なお、体積補償オリフィス19a、19bは、同じ構造であるから、ここでは、体積補償オリフィス19として説明する。
図1及び図3に示すように、体積補償オリフィス19は、本体21の一端側に有底円筒状の円筒部22が形成され、他端側に、筒部としての円筒部22と同心で円筒部22よりもやや大径のネジ部23が形成され、更に、ネジ部23の端部に拡径されたフランジ状の頭部24が形成されている。
円筒部22内には、底部側の小径部25a及び開口側の大径ボア25bからなる段付ボア25が形成されている。円筒部22の基部側の外周部には、環状溝26が形成され、小径ボア25aの側壁には、小径ボア25aと環状溝26とを連通する複数の径方向通路27が形成されている。円筒部22の基部側の外周部には、環状溝26を覆う円筒状のフィルタ28が外嵌されている。円筒部22の先端側の外周部には、環状溝であるシール溝29が形成されている。なお、円筒部22は、内周部は円形であることが、内部に設けられる部品の製造上望ましいが、外周部は円形に限られるものではなく、必要に応じて多角形であってもよい。
段付ボア25の大径部25bには、小径部25a側から順に、円板状のフィルタ30、第1支持部材である支持部材31、オリフィスプレート32、スペーサ33、オリフィスプレート34、第2支持部材である支持部材35及びフィルタ36が嵌合され、これらは、円筒部22の薄肉の先端部37を内側にかしめることによって固定されている。
フィルタ30は、一端部が段付ボア25の段部25cに当接して位置決めされている。支持部材31は、有底円筒状の部材で、開口側の端部をフィルタ30に当接させて内側に室31aを形成し、これにより、フィルタ30の有効面積を大きくしている。支持部材31の底部の中心部には、通路38が貫通している。
オリフィスプレート32、34は、円板状の部材の中心部に、例えば直径0.1mm程度の微小のオリフィス39、40を貫通させたものであり、オリフィス39、40は、打抜き又は穴あけ等の公知の機械加工によって穿設することができる。ただし、直径が非常に小さいので、十分な精度を確保するためオリフィスプレート32、34の厚さは制限される。また、厚さが小さい(薄い)ほど加工は容易である。例えばオリフィス39、40の直径が0.1mm程度の場合、SUS製のオリフィスプレート32、34の厚さは0.1mm程度とすることができる。
また、オリフィスプレート32、34は、図6に示すように、僅かに湾曲して球面状に形成されており、円筒部22の先端部37をかしめる際に、支持部材31、スペーサ33及び支持部材35に押付けられて平坦になっており、これらに密着している。
スペーサ33は、オリフィスプレート32、34よりも厚い円板状の部材で、中心部に2mm程度の通路41が貫通している。支持部材35は、有底円筒状の部材で、開口側の端部をフィルタ36に当接させて内側に室35aを形成し、これにより、フィルタ36の有効面積を大きくしている。支持部材35の底部の中心部には、通路41と同様の2mm程度の通路42が貫通している。
本体部21の頭部24の中心部には、六角形、星形等の非円形の締付工具の先端部形状に合致する工具穴43が形成されている。なお、工具穴43を形成する代わりに、頭部24の外側を締付工具の先端部形状に合致する形状としてもよい。
体積補償オリフィス19は、円筒部22のシール溝29にOリングを装着して、体積補償アキュムレータ20のケースの取付穴に挿入し、頭部24の工具穴43に締付工具を挿入し、ネジ部23を取付穴のネジ部にネジ込んで締付けることによって、体積補償アキュムレータ20に取付けられる。そして、2つの体積補償オリフィス19a、19bが体積補償アキュムレータ20に取付けられ、これらが一体化されて体積補償アキュムレータ装置44(図2参照)を構成する。このとき、オリフィスプレート32、34のオリフィス39、40は、フィルタ36を介して体積補償アキュムレータ20に接続され、また、2つのフィルタ28、30を介して管路18に接続される。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
サスペンション装置1は、各車輪のバネ上、バネ下の振動による液圧シリンダ2A、2B、2C、2Dのピストンロッド4A、4B、4C、4Dのストロークに対して、減衰バルブ13、16を介してアキュムレータ14、17で授受する作動液の流れを減衰バルブ13、16で制御して減衰力を発生する。
例えば、左右の前輪の液圧シリンダ2A、2Bのピストンロッド4A、4Bが同時に短縮する(同相)場合、液圧シリンダ2A、2Bでは、シリンダ下室6A、6Bの作動液が加圧され、シリンダ上室7A、7Bの作動液が減圧される。このとき、加圧されるシリンダ下室6A、6Bから減圧されるシリンダ上室7A、7Bへ、管路8、9を介して作動液が流れるので、ピストンロッド4A、4Bがシリンダ上室7A、7B内に侵入した分の少量の作動液が管路12、15を通り、減衰バルブ13、16を介してアキュムレータ14、17へ流れることになり、小さな減衰力が発生する。
また、左右の前輪の液圧シリンダ2A、2Bのピストンロッド4A、4Bが同時に伸長する場合(同相)、液圧シリンダ2A、2Bでは、シリンダ上室7A、7Bの作動液が加圧され、シリンダ下室6A、6Bの作動液が減圧される。このとき、加圧されるシリンダ上室7A、7Bから減圧されるシリンダ下室6A、6Bへ、管路8、9を介して作動液が流れるので、ピストンロッド4A、4Bがシリンダ上室7A、7B内から退出した分だけ少量の作動液がアキュムレータ14、17から減衰バルブ13、16を介して管路12、15に流れることになり、小さな減衰力が発生する。
一方、左右の前輪の液圧シリンダ2A、2Bの一方のピストンロッド4Aが短縮し、他方のピストンロッド4Bが伸長する(逆相)場合、加圧されるシリンダ下室6Aとシリンダ上室7Bとが管路8によって接続されているので、大量の作動液が管路12から減衰バルブ13を介してアキュムレータ14へ流れる。また、減圧されるシリンダ上室7Aとシリンダ下室6Bとが管路9によって接続されているので、大量の作動液がアキュムレータ17から減衰弁16を介して管路9へ流れる。これにより、前述の同相の場合よりも大きな減衰力が発生する。ピストンロッド4Aが伸長し、ピストンロッド4Bが短縮する場合についても、同様に大量の作動液が減衰バルブ13、16を介してアキュムレータ14、17に授受されることにより、大きな減衰力が発生する。
なお、油圧シリンダ2A、2B、2C、2Dのストロークによる作動液の流れに対して、管路12、15間を接続する管路18では、微小流路面積の体積補償オリフィス19a、19bの流通抵抗によって実質的に遮断されて、殆ど作動液の流れは生じない。
これにより、左右の前輪の液圧シリンダ2A、2Bの同じ方向のストローク(同相)に対しては、減衰力が小さくなるので、バネ下の振動を充分に吸収することができ、異なる方向のストローク(逆相)に対しては、減衰力が大きくなるので、車体のローリングを抑えることができる。また、左右の後輪の液圧緩衝器2C、2Dについても、同様に、同じ方向のストローク(同相)に対しては、減衰力が小さくなり、バネ下の振動を充分に吸収し、異なる方向のストローク(逆相)に対しては、減衰力が大きくなり、旋回時の車体のローリングを抑える。
また、車両の乗員の乗降、荷物の積み降ろし、燃料の増減等による積載荷重の変化による定常的に液圧シリンダ2A、2B、2C、2Dのピストンロッド4A、4B、4C、4Dの伸縮位置の変化及び温度による作動液の体積変化に対しては、体積補償オリフィス19a、19bを介して体積補償アキュムレータ20との間で作動液を授受することにより、圧力の変動を吸収する。
体積補償オリフィス19では、直列に配置された2つのオリフィス39、40及び3つのフィルタ28、30、36を介して通路18と体積補償アキュムレータ20とを接続する。このとき、オリフィス39、40を直列に配置することにより、単一のオリフィスを用いた場合に比して、流路面積に対する流通抵抗を大きくすることができるので、オリフィスの直径を大きくすることができ、異物を詰まり難くすると共に、穴あけ加工を容易にすることができる。そして、オリフィス39、40を有するオリフィスプレート32、34をプレス加工によって容易に製造することができる。2つのフィルタ28、30がコンタミネーション等の異物が混入し易い液圧シリンダ2A、2B、2C、2D側に配置されているので、微小なオリフィス39、40に異物が詰まり難くすることができ、また、体積補償アキュムレータ20に異物が侵入しにくくすることができる。オリフィスプレート32、34を図6に示すような僅かに湾曲された略球面状としたことにより、その弾性によって組付状態において軸力が発生するので、フィルタ30、支持部材31、オリフィスプレート32、スペーサ33、オリフィスプレート34、支持部材35及びフィルタ36の密着性を高めて漏れの発生を抑制することができる。
上記実施形態において、オリフィスプレート32、34及びスペーサ33の数を増減することにより、オリフィスの特性(流通抵抗)を調整することができる。そして、これら数を増加することにより、オリフィスの直径を小さくすることなく、異物の詰まりを生じにくくしつつ、より小径のオリフィスと同等の特性を得ることができる。
また、上記実施形態において、オリフィスプレート32、34の間のスペーサ33を段付ボア25の大径部25bに、締り嵌めとして圧入することにより、オリフィスプレート32、34間の漏れを防止して、オリフィス特性を安定化することができる。あるいは、この代わりに、図4に示すように、スペーサ33と大径部25bとの間をOリング45によってシールすることによっても同様の作用効果を得ることができる。なお、図4において、図1のものに対して、同様の部分には同一の符号が付してある。
次に、体積補償オリフィス19の変形例について図5を参照して説明する。なお、以下の説明において、図1に示すものに対して、同様の部分には、同じ符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図5に示す変形例では、スペーサ33が省略され、オリフィスプレート32、34は、互いに凹面どうしを対向させて配置することにより、オリフィス39、40間に間隔を設けるようにしている。これにより、スペーサ33を省略しつつ、オリフィス39、40の中心位置の精度を緩和することができ、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、体積補償アキュムレータ装置44は、上記実施形態のサスペンション装置1のほか、車体と車輪との間に介装された少なくとも2つの液圧シリンダ間を管路によって連結したサスペンション装置であれば、他の回路構成のサスペンション装置であっても、その管路に接続して作動液の体積補償を行うことができる。
1 サスペンション装置、2 油圧シリンダ、19 体積補償アキュムレータ装置、21 本体、22 円筒部、31 支持部材(第1支持部材)、32、34 オリフィスプレート、35 支持部材(第2支持部材)、38、42 通路、39、40 オリフィス、

Claims (6)

  1. 車体と車輪との間に介装された少なくとも2つの液圧シリンダ間を管路によって連結したサスペンション装置の前記管路に接続して作動液の体積補償を行なう体積補償アキュムレータ装置であって、
    アキュムレータと、
    一端側が前記アキュムレータに接続し、他端側が前記管路に接続する筒部を有する本体と、
    前記筒部内に嵌合して固定され、軸方向に貫通する通路を有する第1及び第2支持部材と、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材との間で挟持されて、前記第1及び第2支持部材の通路に連通するオリフィスを有する板状のオリフィスプレートとを備えていることを特徴とする体積補償アキュムレータ装置。
  2. 前記オリフィスの流路面積は、前記液圧シリンダのストロークよって生じる前記管路内の作動液の流れを遮断するために、充分小さいことを特徴とする請求項1に記載の体積補償アキュムレータ装置。
  3. 前記オリフィスプレートが複数設けられ、該オリフィスプレート間に、そのオリフィスに連通する通路を有するスペーサが介装されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の体積補償アキュムレータ装置。
  4. 前記第1支持部材と、前記第2支持部材との間には、2枚の前記オリフィスプレートが挟持され、これらのオリフィスプレートのオリフィス間に間隔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の体積補償アキュムレータ装置。
  5. 前記オリフィスプレートは、略球面状に湾曲しており、その凹面どうしを対向させて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の体積補償アキュムレータ装置。
  6. 車体と車輪との間に介装された少なくとも2つの液圧シリンダ間を管路によって連結し、該管路に、作動液の体積補償を行なう体積補償アキュムレータ装置を接続したサスペンション装置であって、
    前記体積補償アキュムレータ装置は、
    アキュムレータと、
    一端側が前記アキュムレータに接続し、他端側が前記管路に接続する筒部を有する本体と、
    前記筒部内に嵌合して固定され、軸方向に貫通する通路を有する第1及び第2支持部材と、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材との間で挟持されて、前記第1及び第2支持部材の通路に連通するオリフィスを有する板状のオリフィスプレートとを備えていることを特徴とするサスペンション装置。
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