JP2010274450A - タイヤの一体型パンク修理装置 - Google Patents

タイヤの一体型パンク修理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010274450A
JP2010274450A JP2009126747A JP2009126747A JP2010274450A JP 2010274450 A JP2010274450 A JP 2010274450A JP 2009126747 A JP2009126747 A JP 2009126747A JP 2009126747 A JP2009126747 A JP 2009126747A JP 2010274450 A JP2010274450 A JP 2010274450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage case
compressed air
compressor
sealing agent
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009126747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5291536B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Nakagawa
裕之 中川
Yoshihide Kojima
義秀 児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2009126747A priority Critical patent/JP5291536B2/ja
Publication of JP2010274450A publication Critical patent/JP2010274450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5291536B2 publication Critical patent/JP5291536B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C73/00Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D
    • B29C73/16Auto-repairing or self-sealing arrangements or agents
    • B29C73/166Devices or methods for introducing sealing compositions into articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

【課題】パンク修理と圧縮空気のみの充填とを切替可能として汎用性を高めるとともに、設置安定性を高めて操作性、信頼性を向上させる。
【解決手段】収納ケースに、電源スイッチ19、コンプレッサ3、キャップ体5を取り付けたシーリング剤容器6、切替スイッチ8、及び圧力計18を収納する。前記切替スイッチ8は、コンプレッサ3からの圧縮空気が流入する流入ポートP0と、この流入ポートP0に選択的に切り替えて導通される第1、第2の流出ポートP1、P2とを有し、第1の流出ポートと空気取入れ口部とを接続ホース75により接続し、第2の流出ポートに圧縮空気専用ホース78を連結した。又電源スイッチ19、コンプレッサ3、シーリング剤容器6、切替スイッチ8、圧力計18の配置位置を特定し、装置の重心位置を規制することで設置安定性を確保する。
【選択図】図5

Description

本発明は、タイヤのパンク修理と、被空気充填物への圧縮空気のみの充填とを、切替スイッチによって選択的に行いうるタイヤのパンク修理装置に関する。
パンクしたタイヤを応急的に修理するためのパンク修理装置として、例えば図13(A)に示すように、シーリング剤容器aに、タイヤtとコンプレッサcとをホースdを用いて接続し、前記コンプレッサcからの圧縮空気をシーリング剤容器aに送り込むことで、このシーリング剤容器aのシーリング剤をタイヤb内に圧送せしめ、その後、引き続いて流れる圧縮空気によってタイヤbを自動的にポンプアップするものが提案されている。しかしこの種のものは、パンク修理現場において装置の組立やホースの取り付け(配管)等が行われるなど作業工数が多く、操作性に劣るという問題がある。
そこで例えば特許文献1には、図13(B)に示すように、シーリング剤容器aとコンプレッサcとホースdとを予めほぼ接続した状態でケース内に収容した一体型パンク修理装置が提案されている。
特開2001−212883号公報
しかしこのものは、扉体eを開いて、装置内部に収納するシーリング剤の容器本体a1を取り出し、この容器本体a1を倒立させて、前記扉体eに固定のキャップ体a2に螺着する必要があるため、操作性の点で改善の余地が残されている。
他方、最近のパンクの発生頻度は7万kmに1回、あるいは6〜7年に1回程度とも言われており、パンク修理装置が実際に使用される頻度はきわめて低い。従って、このパンク修理装置に、圧縮空気のみを充填する機能を付加し、例えば、空気圧が下がった非パンクのタイヤを標準内圧に昇圧させたり、或いは例えばゴムボートや浮き袋などを膨張させるために使用することなどが望まれている。
このような状況に鑑み、本出願人は、シーリング剤容器とコンプレッサとホースとを完全に接続した状態でケース内に収容し、前述の一体型パンク修理装置が有する利便性をさらに高めながら、被空気充填物への圧縮空気のみの充填を切替スイッチによって選択的に行いうる装置を提案した。しかしこの場合、シーリング剤容器aを倒立させた不安定な状態で作動させる必要があるため、シーリング剤容器やコンプレッサ等の装置構成部材の配置位置を工夫し、装置の設置安定性を高めることが、操作性や動作の信頼性を確保する上で重要となる。
そこで本発明は、パンク修理と圧縮空気のみの充填とを切替スイッチによって選択可能とする一方、装置構成部材の配置位置を工夫して設置の安定性を高めることにより、装置の汎用性を高めつつ、操作性、信頼性を向上させたタイヤの一体型パンク修理装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、収納ケースに、
電源スイッチ、
該電源スイッチにより駆動しかつ圧縮空気を発生させるコンプレッサ、
パンクしたタイヤをシールするシーリング剤を収容した容器本体、及び該容器本体の口部に取り付きかつ前記コンプレッサからの圧縮空気を容器本体に送り込む空気取入れ口部と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体からシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部とを設けたキャップ体を有するシーリング剤容器、
前記コンプレッサと前記空気取入れ口部との間に介在し、かつ操作部を一端に設けた手動の切替スイッチ、
並びに前記コンプレッサからの圧縮空気の圧力を測定する圧力計を設けたタイヤの一体型パンク修理装置であって、
前記コンプレッサは、モータ、該モータの出力軸の回転数を減速して回転体に伝えるギヤー減速手段、及び前記回転体にクランク機構を介して連結されるピストンとこのピストンを往復動可能に収納するシリンダとを有するコンプレッサ本体を具え、
かつ前記切替スイッチは、前記コンプレッサからの圧縮空気が流入する流入ポートと、この流入ポートに選択的に切り替えて導通される第1、第2の流出ポートとを有し、
しかも前記第1の流出ポートと前記空気取入れ口部とは接続ホースにより接続され、かつ前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部には、パンクしたタイヤに接続可能な接続口部を一端に設けたパンク修理専用ホースの他端が連結され、かつ前記第2の流出ポートには、前記パンクしたタイヤ以外の被空気充填物に接続可能な接続口部を一端に設けた圧縮空気専用ホースの他端が連結されるとともに、
前記収納ケースは、その前面と後面と間の厚さを横巾に比して小とした縦型偏平な矩形箱状をなし、その内部に、
前記シーリング剤容器が、そのキャップ体を下方に向けて、前記収納ケースの横巾方向の一方側に配され、
かつ前記モータが、その出力軸を前記横巾方向に向けて、前記収納ケースの横巾方向の他方側かつ下方部に配され、
かつ前記切替スイッチが、その操作部を収納ケースの上面に露出させて前記モータの上方側に配され、
かつ前記ギヤー減速手段とコンプレッサ本体とが、前記モータとシーリング剤容器との間かつ下方部に上下に並んで配され、
かつ前記電源スイッチと圧力計とが、前記切替スイッチとシーリング剤容器との間、かつコンプレッサ本体の上方に配されることにより、
一体型パンク修理装置の重心の前記収納ケースの下端からの重心高さHgを、前記収納ケースの高さH0の50%以下、
かつ前記重心の収納ケースの横巾中心位置からの重心距離Lgを、収納ケースの横巾L0の10%以下、
かつ前記重心の収納ケースの厚さ中心位置からの重心距離Tgを、収納ケースの厚さT0の10%以下としたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記収納ケースは、その周壁に、他端がシーリング剤・圧縮空気取出し口部に連結された前記パンク修理専用ホースが該収納ケースの周囲を巻回して収納される周溝状の収納凹部を具え、
かつ前記収納ケースの内部には、前記切替スイッチよりも横巾方向の他方側に配されかつ該収納ケースの側面で開口し、第2の流出ポートからの前記圧縮空気専用ホースと前記電源スイッチからの電源コードとが収納される収納スペースが設けられることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記収納ケースには、その底部と側壁部との一部を切り欠くことにより形成され前記シーリング剤容器を出し入れしうる出入れ口と、該出入れ口を開閉しうる底蓋とが設けられるとともに、前記底蓋の側壁部に、前記パンク修理専用ホースが貫通する切り欠き部が形成されることを特徴としている。
本発明は叙上の如く、シーリング剤容器とコンプレッサとホース類とを完全に接続した状態でケース内に収容しているため、例えば、パンク修理専用ホースの接続口部をパンクしたタイヤに接続し、かつコンプレッサを駆動することにより、パンクしたタイヤにシーリング剤と圧縮空気とを順次送り込むことができ、パンク修理を便利に行いうる。又圧縮空気専用ホースの接続口部を、例えば空気圧が下がった非パンクのタイヤ、或いはゴムボート、浮き袋などの被空気充填物に接続し、かつ切替スイッチを切り替えた後にコンプレッサを駆動することにより、圧縮空気のみを前記被空気充填物に送り込むことができ、この被空気充填物の昇圧、膨張を便利に行うことができる。
又装置を構成する部材のうちで、質量が大なシーリング剤容器、モータ、切替スイッチ、ギヤー減速手段、コンプレッサ本体、電源スイッチ、及び圧力計の配置位置を工夫し、装置の重心位置を規制している。これにより、設置の安定性が高まり、装置への操作性、及び動作の信頼性を向上することができる。
しかも、パンク修理に係わるシーリング剤・圧縮空気の通過流路と、被空気充填物の昇圧、膨張に係わる圧縮空気のみの通過流路とが、切替スイッチから分岐し、独立して形成されている。従って、パンク修理によって、切替スイッチや圧縮空気専用ホースがシーリング剤で汚損することがなく、シーリング剤による切替スイッチの故障を防止するとともに、圧縮空気のみの充填を清浄に行うことができる。又、パンク修理によって汚損する部材がシーリング剤容器とパンク修理専用ホースとに限られ、高価な切替スイッチは含まれない。従って、このシーリング剤容器とパンク修理専用ホースとの交換のみにより、パンク修理を繰り返し行うことができ、省コスト化を達成しうる。
本発明のタイヤの一体型パンク修理装置を示す正面図である。 その左側面図である。 その背面図である。 前ケース部、及び底蓋を取り外した状態を示す斜視図である。 後ケース部を取り外した状態を示す背面図である。 コンプレッサを示す分解斜視図である。 コンプレッサの作動状態を示す断面図である。 リリーフバルブを示す断面図である。 シーリング剤容器を示す断面図である。 (A)、(B)は、切替スイッチを示す断面図である。 (A)は図6(A)のA−A線端面図、(B)は図6(B)のB−B線端面図である。 パンク修理装置の配管状態を示す概念図である。 (A)、(B)は、従来技術を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図4に概念的に示すように、本実施形態の一体型パンク修理装置1は、収納ケース2に、電源スイッチ19、この電源スイッチ19により駆動しかつ圧縮空気を発生させるコンプレッサ3、シーリング剤を収容した容器本体4の口部4Aにキャップ体5を取り付けたシーリング剤容器6、前記コンプレッサ3と前記キャップ体5の空気取入れ口部7との間に介在する切替スイッチ8、及び前記コンプレッサ3からの圧縮空気の圧力を測定する圧力計18を含む装置構成部材を設けている。
本例ではさらに、前記装置構成部材が、前記コンプレッサ3と切替スイッチ8とを連結する接続ホース74、前記切替スイッチ8とキャップ体5とを連結する接続ホース75、前記キャップ体5からのびるパンク修理専用ホース77、及び前記切替スイッチ8からのびる圧縮空気専用ホース78を含む場合が例示されている。これにより前記一体型パンク修理装置1では、パンク修理と、被空気充填物への圧縮空気のみの充填とが、前記切替スイッチ8の操作によって選択的に切り替えでき、その汎用性が高められる。
前記収納ケース2は、図1〜3に示すように、両側の側板部2c、2cと前板部2dと後板部2eとからなる側壁部の上下を、上板部2aからなる上部と底板部2bからなる底部で継いだ矩形箱状のケース本体2Aを具える。このケース本体2Aは、その前面と後面と間の距離である厚さT0を、側面間の距離である横巾L0に比して小とした縦型偏平状をなし、しかも前記厚さT0をシーリング剤容器6を収納しうる程度に薄く形成することにより、装置のコンパクト化を図っている。
又ケース本体2Aは、後方側から内部を見た図5に示すように、その内部に、前記上板部2aと底板部2bとの間を上下にのびる隔壁体14を具え、これにより前記ケース本体2Aの内部を、前記シーリング剤容器6がそのキャップ体5を下方に向けて収納される横巾方向一方側の第1の収納スペース15A、及び前記コンプレッサ3と電源スイッチ19と切替スイッチ8と圧力計18とがそれぞれ収納される横巾方向他方側の第2の収納スペース15Bに区画される。なお第2の収納スペース15B内には、間仕切板28によって区画されるとともに、横巾方向他方側の側板部2cかつ上方側に設ける取り出し口2c1によって開口する広い収納スペース15B1が形成される。この収納スペース15B1には、前記電源スイッチ19からのびかつ自動車のシガーライターソケットに接続可能な電源プラグ19A1を先端に設けた電源コード19Aと、切替スイッチ8からのびる前記圧縮空気専用ホース78とが取り出し可能に収納される。
又前記ケース本体2Aは、、図4に示すように、その底部と側壁部との一部を切り欠くことにより形成される出入れ口11を有する本体主部9と、前記出入れ口11を開閉しうる着脱自在な底蓋10とに分割される。前記出入れ口11は、前記第1の収納スペース15Aに臨んで形成され、これにより前記第1の収納スペース15Aに、シーリング剤容器6を出入れ口11から出し入れでき、その交換作業を行いうる。なお前記本体主部9は、前後のケース部2A1、2A2に分解可能に形成されている。
又前記底蓋10は、前記シーリング剤容器6の出し入れ方向、即ち上下方向とは直角な前記横巾方向にスライドし得るように、例えば前記出入れ口11に設けるガイドレール(図示しない)などによって案内されるとともに、閉止状態においては、フック部12によって本体主部9に着脱容易に固定される。具体的には、前記底蓋10は、前記ケース本体2Aにおける底板部2bの一部をなす底板部10bと、側板部2cの一部をなす側板部10cと、前板部2dの一部をなす前板部10dと、後板部2eの一部をなす後板部10eとを具え、前記底板部10bの横巾方向内端に前記フック部12を突設している。
次に、前記コンプレッサ3は、図5〜7に示すように、モータM、該モータMの出力軸M1の回転数を減速して回転体13に伝えるギヤー減速手段16、及び前記回転体13にクランク機構17を介して連結されるピストン20とこのピストン20を往復動可能に収納するシリンダ21とを有するコンプレッサ本体22を含んで構成される。
前記モータMとしては、自動車の12V直流電源で作動する市販の種々のDCモータが採用でき、前記収納ケース2の前板部2dに取り付く前記電源スイッチ19によって駆動する。このモータMには、その出力軸M1とは反対側に、冷却ファンM2が同心に連結されるとともに、該冷却ファンM2が臨む側板部2cには、外気を取り入れる吸気口2c2(図5に示す。)が開口する。なお吸気口2c2には、埃や雨の侵入を防止するため、フィルタやルーバー等を形成することができる。
又前記ギヤー減速手段16は、複数の歯車を組み合わせた周知構造をなし、例えばモータMの回転数を1/3〜1/8程度に減速して最出力側の歯車である回転体13に伝達する。又前記クランク機構17は、前記回転体13に固定のクランク17aと、このクランク17aに一端が枢支されるロッド17bとから形成される。なお前記回転体13自体をクランク17aとして構成することもできる。
又前記ロッド17bの他端にはピストン20が配される。本例では、前記ロッド17bとピストン20とはFRPからなる一体成形体として形成される。又ピストン20には、図7に示すように、該ピストン20をその軸芯方向に貫通してのびる吸気孔20A1と、この吸気孔20A1をピストン上面側からバネ性を有して閉じる、例えばゴム、合成樹脂、金属等の弾性体などの弁体20A2とを用いた吸気弁20Aが形成される。このピストン20は、前記シリンダ21の内腔内に収納され、該ピストン20との間に、空気を圧縮しうるシリンダ室21aを形成する。このコンプレッサ本体22は、前記ピストン20がシリンダ室21aの容積を増加させる向きに後退移動するとき、前記吸気弁20Aが開いてシリンダ室21a内に外気を流入させるとともに、前記ピストン20が前進移動するとき、前記吸気弁20Aを閉じて前記シリンダ室21a内の空気を圧縮せしめ、圧力を高める。
又前記シリンダ21には、シリンダ室21aからの圧縮空気を貯留してピストン20による圧力の脈動を抑えるサージタンク室24aを有するサージタンク部24が連設される。なお前記サージタンク室24aは、小孔24a1を介してシリンダ室21aに導通する。又前記サージタンク部24には、前記切替スイッチ8に接続ホース74を介して連結されるニップル状の第1の接続部24A、前記圧力計18に接続ホース73を介して接続されるニップル状の第2の接続部24B、及びリリーフバルブ27が取り付く第3の接続部24Cが形成される。
なお前記リリーフバルブ27は、図8に示すように、第3の接続部24Cの内孔に形成されかつサージタンク室24aに向かって先細となるコーン状の弁座27a、この弁座27aを開閉しうる弁27b、第3の接続部24Cの先端に螺着される調整ネジ27c、及び調整ネジ27cと弁27bとの間に配されかつ弁27bを弁座27aに向かって付勢する押しバネ27dとを具える。このリリーフバルブ27は、サージタンク室24aの内圧が基準圧力を越える過圧状態となった時、弁座27aを開放し、過圧分の圧縮空気を調整ネジ27c先端の排気孔27c1から排出しうる。即ち、リリーフバルブ27は、コンプレッサ3から供給される圧縮空気の過圧を防止するとともに、圧縮空気を基準圧力(例えばタイヤ充填圧力等)に維持させることができる。
次に、前記シーリング剤容器6は、図9に示すように、容器本体4と、その口部4Aに取り付くキャップ体5とからなり、前記キャップ体5を下方に向けた倒立状態にて前記第1の収納スペース15A内に収納される。このシーリング剤容器6は、前記出入れ口11から第1の収納スペース15A内に上下に出し入れでき、この出し入れ方向と直角な巾方向に前記底蓋10がスライド可能にガイドされているため、底蓋10が外れてシーリング剤容器6が出入れ口11から脱落するのを防止できる。なおケース本体2Aの前記側板部2cには、前記シーリング剤容器6の収納の有無を目視確認する窓部2c3が形成される。
前記容器本体4は、好ましくは300kPa以上の耐圧を有するボトル状の耐圧容器であって、その首部4Bの先端に、前記口部4Aが開口している。
又前記キャップ体5は、胴部32と、この胴部32に一体形成されかつ容器本体4の前記首部4Bに固定される取付け凹部33とを具える。本例では、前記胴部32は、一端側(図9では上端側)を大径とした段付き柱状をなし、大径側の端面(図9では上端面)に、前記取付け凹部33を凹設している。この取付け凹部33は、その内壁面に設ける内ネジにより、前記容器本体4の前記首部4Bを螺着する。
又前記取付け凹部33には、本例では、その底面から立ち上がり前記容器本体4の口部4A内に至る例えば円柱状のボス部35が突出するとともに、このボス部35の外周面には、保管時等において、容器本体4内のシーリング剤が流出するのを防止する中蓋31(一点鎖線で示す)を弾性的に嵌着している。この中蓋31は、コンプレッサ3からの圧縮空気の圧力によって、ボス部35から自動的に外れる。
又前記胴部32には、前記コンプレッサ3からの圧縮空気を容器本体4内に送り込むニップル状の空気取入れ口部7と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体4からシーリング剤と圧縮空気とを順次送り出すニップル状のシーリング剤・圧縮空気取出し口部41とが突設されている。前記空気取入れ口部7、及びシーリング剤・圧縮空気取出し口部41は、ぞれぞれ前記胴部32内を通る第1、第2の流路42、43を介して前記容器本体4内と導通している。
本例では、前記第1の流路42は、
・ 前記空気取入れ口部7から横方向に直線状にのび、かつ先端に開閉キャップ44の着脱により開放閉止可能な開閉口45を設けた横流路部42Aと、
・ この横流路部42Aとは導通口46で交わりかつ、該導通口46から上方に向かって直線状にのびる縦流路部42Bとから形成される。
前記横流路部42Aは、直径(流路径)を絞ったベンチュリー部42A1の両側に、前記空気取入れ口部7に至る上流側の主流路部42A2と、前記開閉口45に至る下流側の主流路部42A3とを設けた直線状のベンチュリー流路として形成される。又前記縦流路部42Bは、前記導通口46から胴部32を通って上方にのび、その上端は前記ボス部35上端の口部47で開口している。なお前記導通口46は、前記ベンチュリー部42A1に形成することができるが、本例では、前記下流側の主流路部42A3のベンチュリー部42A1近傍位置に形成した場合を例示している。具体的には、前記導通口46の中心の前記ベンチュリー部42A1からの距離を3.0mm以下としてる。この第1の流路42は、開閉口45の閉止状態においては、前記コンプレッサ3からの圧縮空気を容器本体4内に送り込む。又開閉口45の開放状態においては、
前記コンプレッサ3からの圧縮空気は、前記開閉口45から放出する。このとき、ベンチュリー効果によって、前記縦流路部42Bに負圧を発生させることができる。従って、自動車整備工場などのタイヤ補修場所において、タイヤ内のシーリング剤を抜き取って回収する際、パンク修理専用ホース77からタイヤ内のシーリング剤を吸引して、容器本体4内に戻すこともできるなど、シーリング剤回収作業に使用することができる。
又前記第2の流路43は、前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部41から上方に向かって直線状にのび、かつその上端は前記ボス部35上端よりも上方の口部48で開口している。本例では、前記口部48が、前記ボス部35の中心に沿って立ち上がる筒部35A先端の中心口として形成されるものを例示している。
次に、前記切替スイッチ8は、図10(A)、(B)に概念的に示すように、管状をなす弁ケース51と、その中心孔52内に同心に配される弁軸53とを含んで構成される。そして、その軸芯を上下に向けて配される。
前記弁ケース51は、その中心孔52の内面にコーン状の第1、第2の弁座部54、55を具えるとともに、その周壁には、前記第1、第2の弁座部54、55間で開口するニップル状の流入ポートP0、及び第1、第2の弁座部54、55の両外側で開口するニップル状の第1、第2の流出ポートP1、P2がそれぞれ突設される。なお弁ケース51の下端は下壁部51Aによって閉止されるとともに、上端側には、段差部を介して第1、第2の大径部56、57が連設される。
前記弁軸53は、前記中心孔52内を上下にスライド移動可能に配される弁軸部58に、前記上側へのスライド移動により前記第1の弁座部54に当接してこの弁座部54を閉じる第1の弁体60と、下側へのスライド移動により前記第2の弁座部55に当接してこの弁座部55を閉じる第2の弁体61とを設けている。即ち弁軸53は、流入ポートP0と第1の流出ポートP1との導通、及び流入ポートP0と第2の流出ポートP2との導通を選択的に切り替えできる。なお前記弁体60、61は、ゴム弾性体により形成される。又前記弁軸部58と、前記中心孔52の内面との間に、圧縮空気が通る間隙がより多く形成されるように、本例では、前記弁軸部58を断面十字状に形成している。なお弁軸部58の上端部には、圧縮空気が上端側から洩れるのを防止するリング状パッキン62が配される。
又弁軸53の下端部と、前記下壁部51Aとの間には、この弁軸53を上方側に付勢し、前記第1の弁座部54を閉止させる例えばコイルバネ状のバネ手段63が配される。
又前記弁軸53の上端側には、切替スイッチ8を手操作する摘み状の操作部64が一直線上に連設される。この操作部64は、手動による押し込みにより前記弁軸53を下側に押進させて前記第2の弁座部55を閉止させる押し軸部65と、その押し込み位置Qで操作部64を軸芯回りに90°回転させることにより前記押し軸部65を押し込み位置Qで停止させうるストッパー手段40とを具える。
具体的には、前記押し軸部65は、直軸状の基軸部65Aと、その後端に膨設される円盤状のつまみ部65Bとから形成される。なお前記弁ケース51における前記第1の大径部56には、その上端側に、前記中心孔52と同心な孔部56A1を有する壁板56Aが形成される。そして、前記押し軸部65は、その基軸部65Aが、前記弁ケース51の中心孔52、及び孔部56A1に遊挿されることにより、弁軸53と同心かつ軸芯回りで回転可能に保持される。
又前記ストッパー手段40は、図10(A)、(B)のA−A断面図、B−B断面図を図11(A)、(B)に示すように、前記基軸部65Aの側面から突出する係止部70と、前記孔部56A1に形成されかつ前記係止部70が通る切り欠き部71とを含む。そして、係止部70と切り欠き部71とが同位置となる状態Y1においては、前記係止部70が切り欠き部71を通り過ぎる押し込み位置Qまで、操作部64を下方側に押し込むことができる。そして、この押し込み位置Qにて、前記操作部64を90°回転させる(状態Y2)ことにより、係止部70と壁板56Aとが当接して、押し込み位置Qにて、押し軸部65を停止させうる。なお前記状態Y1にて押し軸部65が前記孔部56A1から外れるのを防止するため、基軸部65Aには、前記状態Y1において壁板56Aと当接する抜け止め部72(図10に示す)が突設される。この抜け止め部72は、基軸部65Aの一部を切り起こすことにより形成され、従って、切替スイッチ8を組み立てる際には、抜け止め部72は、前記孔部56A1を容易に通過することができる。又前記切替スイッチ8は、その操作部64を、収納ケース2の上板部2aに露出させて、第2の収納スペース15B内に取り付けられる。
次に、前記図5、12に示す如く、前記切替スイッチ8の前記流入ポートP0と前記コンプレッサ3とは、接続ホース74により接続されるとともに、前記第1の流出ポートP1と前記空気取入れ口部7とは、接続ホース75により接続される。このとき、少なくとも前記接続ホース75と空気取入れ口部7との間は、着脱容易な連結部26を介して連結されることが好ましい。前記連結部26としては、ネジ連結タイプやワンタッチタイプなど、工具不要な種々の周知の連結金具が使用できるが、特に作業性の観点からワンタッチタイプのものが好適に採用しうる。なお隔壁体14には、前記接続ホース75が通る切欠き口(図示しない。)が形成される。
又前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部41には、パンクしたタイヤtに接続可能な接続口部76(図12に示す)を一端に設けたパンク修理専用ホース77の他端が連結されている。このパンク修理専用ホース77は、本例では、図3、4に示すように、前記側板部10cと前板部10dと後板部10eとで構成される前記底蓋10の側壁部に設ける切り欠き部10Aを通ってケース外に延出する。そしてこの延出部分77Aは、前記収納ケース2の周壁に設けた周溝状の収納凹部80内を、周方向に巻回して収納保持される。
なお前記切り欠き部10Aは、前記側壁部のうちの例えば前記後板部10eに形成されるが、このとき前記切り欠き部10Aは、横巾方向の内側縁側(本体主部9に向く側)を開放させたコ字状に形成される。これにより、パンク修理専用ホース77がシーリング剤容器6に連結された状態にて前記底蓋10を、前記本体主部9から脱着させることができる。
又前記第2の流出ポートP2には、パンクしたタイヤ以外の被空気充填物Kに接続可能な接続口部79を一端に設けた圧縮空気専用ホース78の他端が連結される。この圧縮空気専用ホース78は、前述の如く、前記収納スペース15B1内に、電源コード19Aとともに取り出し可能に収納されている。
このような一体型パンク修理装置1は、シーリング剤容器6とコンプレッサ3とホース類とを完全に接続した状態にて収納ケース2に収納しているため、パンク修理現場における装置の組立、配管の作業性を大幅に高めることができる。又切替スイッチ8によって、パンク修理と、圧縮空気のみの充填とが選択的に行いうるため、汎用性が高まり、使用範囲を拡大することができる。
しかし完全に接続した状態にて収納ケース2に収納する場合、シーリング剤容器6を倒立させた不安定な状態となるため、作動時に装置が転倒し、必要量のシーリング剤がタイヤtに排出されなかったり、配管が外れてシーリング剤や圧縮空気の漏れが発生したり、また装置に故障が発生する等の問題を招く恐れが生じる。特に前記装置1は、常時車両に搭載するため、できるだけコンパクトに形成する必要があるが、係る場合には、設置の不安定さがより助長される。
そこで、本実施形態の装置1では、該装置1を構成する部材のうちで、質量が大なシーリング剤容器6、モータM、切替スイッチ8、ギヤー減速手段16、コンプレッサ本体22、電源スイッチ19、及び圧力計18の配置位置を工夫し、装置1の重心位置を規制し設置の安定性を高めている。
具体的には、前記図5に示すように、
(1)前記シーリング剤容器6が、そのキャップ体5を下方に向けて、収納ケース2の横巾方向の一方側に配され、
(2)前記モータMが、その出力軸M1を前記横巾方向内側に向けて、収納ケース2の横巾方向の他方側かつ下方部に配され、
(3)前記切替スイッチ8が、その操作部64を収納ケース2の上面に露出させ、かつ前記モータMの上方側に配され、
(4)前記ギヤー減速手段16とコンプレッサ本体22とが、前記モータMとシーリング剤容器6との間かつ下方部に上下に並んで配され、
(5)前記電源スイッチ19と圧力計18とが、前記切替スイッチ8とシーリング剤容器6との間、かつコンプレッサ本体22よりも上方に配される。
なお前記(1)〜(5)における装置構成部材間の相対位置は、各装置構成部材の重心間の相対位置を意味する。従って、例えば圧力計18の如く、その一部が前記切替スイッチ8と厚さ方向の部分的に重なることは許容される。しかし、上記装置構成部材M,6,8,16,22,18,19のうち比較的質量が小な電源スイッチ19及び圧力計18以外は、厚さ方向に部分的に重なることなく配されることがより好ましい。
そしてこれにより、図1、2に示すように、一体型パンク修理装置1の重心Gの前記収納ケース2の下端からの重心高さHgを、前記収納ケース2の高さH0の50%以下、かつ前記重心Gの収納ケース2の横巾中心位置CLからの重心距離Lgを、収納ケース2の横巾L0の10%以下、かつ前記重心Gの収納ケース2の厚さ中心位置CTからの重心距離Tgを、収納ケース2の厚さT0の10%以下に規制している。これにより、装置1をコンパクトに形成しながらも設置の安定性を確保でき、転倒を抑制し操作性や動作の信頼性を高めることができる。
又本実施形態の装置1では、リリーフバルブ27の前記排気孔27c1から、断熱圧縮された高温の空気が排気されるが、この高圧空気が、直接収納ケース2に当たると、その部分の表面温度が高温となって、火傷を招く恐れが生じる。従って、本例では、前記底蓋10の側壁部に、放熱用の切り欠き部81(図3〜5に示す。)を設けるとともに、前記リリーフバルブ27には、排気孔27c1からの圧縮空気を前記切り欠き部81に向かって排出しうる下向きの排気管82を設けている。前記切り欠き部81として、排気性の観点から、高さhが10〜20mm、かつ横幅wが20〜50mmの矩形状をなすものが好ましく、本例では、パンク修理専用ホース77が通る前記切り欠き部10Aを、この放熱用の切り欠き部81として利用している。又前記排気管82(図8に示す。)は、耐熱ゴムからなり、かつその内径Dを5〜10mmに設定している。耐熱ゴムとしては、特に規制されないが、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、アクリルゴム、ブチルゴム等が好適に採用しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
路面設置の安定性を評価するため、図1〜5に示す内部構造を有し、かつ装置構成部材を同図に示す配置位置に取り付けた一体型パンク修理装置を試作した。なお、シーリング剤容器(新品時)の質量は578g、コンプレッサの質量は302g、切替スイッチ8の質量は33g、圧力計の質量は35g、電源スイッチ19の質量は4gであった。又そのときの一体型パンク修理装置の重心Gの重心高さHgは、収納ケースの高さH0の47%、横巾中心位置からの横幅重心距離Lgは、収納ケースの横巾L0の47%、かつ厚さ中心位置からの重心距離Tgは、収納ケースの厚さT0の50%であった。
この一体型パンク修理装置を、横巾方向に傾斜させた時の転倒限界角度θ1は30°、又厚さ方向に傾斜させた時の転倒限界角度θ2は24°であった。そしてこの転倒限界角度θ1、θ2内では、装置が安定して作動しうることが確認できた。なお、前記重心高さHgは、シーリング剤容器にシーリング剤が入っている注入開始時が最も高く、注入が進みシーリング剤の残量が減ってくるに連れて重心高さHgが低くなり、設置の安定性は増加することとなる。
1 一体型パンク修理装置
2 収納ケース
3 コンプレッサ
4 容器本体
4A 口部
7 空気取入れ口部
5 キャップ体
6 シーリング剤容器
64 操作部
8 切替スイッチ
10 底蓋
10A、81 切り欠き部
11 出入れ口
13 回転体
15B1 収納スペース
16 ギヤー減速手段
17 クランク機構
18 圧力計
19 電源スイッチ
20 ピストン
21 シリンダ
22 コンプレッサ本体
41 シーリング剤・圧縮空気取出し口部
73 接続ホース
76,79 接続口部
77 パンク修理専用ホース
78 圧縮空気専用ホース
80 収納凹部
M モータ
M1 出力軸
P0 流入ポート
P1、P2 第1、第2の流出ポート

Claims (3)

  1. 収納ケースに、
    電源スイッチ、
    該電源スイッチにより駆動しかつ圧縮空気を発生させるコンプレッサ、
    パンクしたタイヤをシールするシーリング剤を収容した容器本体、及び該容器本体の口部に取り付きかつ前記コンプレッサからの圧縮空気を容器本体に送り込む空気取入れ口部と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体からシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部とを設けたキャップ体を有するシーリング剤容器、
    前記コンプレッサと前記空気取入れ口部との間に介在し、かつ操作部を一端に設けた手動の切替スイッチ、
    並びに前記コンプレッサからの圧縮空気の圧力を測定する圧力計を設けたタイヤの一体型パンク修理装置であって、
    前記コンプレッサは、モータ、該モータの出力軸の回転数を減速して回転体に伝えるギヤー減速手段、及び前記回転体にクランク機構を介して連結されるピストンとこのピストンを往復動可能に収納するシリンダとを有するコンプレッサ本体を具え、
    かつ前記切替スイッチは、前記コンプレッサからの圧縮空気が流入する流入ポートと、この流入ポートに選択的に切り替えて導通される第1、第2の流出ポートとを有し、
    しかも前記第1の流出ポートと前記空気取入れ口部とは接続ホースにより接続され、かつ前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部には、パンクしたタイヤに接続可能な接続口部を一端に設けたパンク修理専用ホースの他端が連結され、かつ前記第2の流出ポートには、前記パンクしたタイヤ以外の被空気充填物に接続可能な接続口部を一端に設けた圧縮空気専用ホースの他端が連結されるとともに、
    前記収納ケースは、その前面と後面と間の厚さを横巾に比して小とした縦型偏平な矩形箱状をなし、その内部に、
    前記シーリング剤容器が、そのキャップ体を下方に向けて、前記収納ケースの横巾方向の一方側に配され、
    かつ前記モータが、その出力軸を前記横巾方向に向けて、前記収納ケースの横巾方向の他方側かつ下方部に配され、
    かつ前記切替スイッチが、その操作部を収納ケースの上面に露出させて前記モータの上方側に配され、
    かつ前記ギヤー減速手段とコンプレッサ本体とが、前記モータとシーリング剤容器との間かつ下方部に上下に並んで配され、
    かつ前記電源スイッチと圧力計とが、前記切替スイッチとシーリング剤容器との間、かつコンプレッサ本体の上方に配されることにより、
    一体型パンク修理装置の重心の前記収納ケースの下端からの重心高さHgを、前記収納ケースの高さH0の50%以下、
    かつ前記重心の収納ケースの横巾中心位置からの重心距離Lgを、収納ケースの横巾L0の10%以下、
    かつ前記重心の収納ケースの厚さ中心位置からの重心距離Tgを、収納ケースの厚さT0の10%以下としたことを特徴とするタイヤの一体型パンク修理装置。
  2. 前記収納ケースは、その周壁に、他端がシーリング剤・圧縮空気取出し口部に連結された前記パンク修理専用ホースが該収納ケースの周囲を巻回して収納される周溝状の収納凹部を具え、
    かつ前記収納ケースの内部には、前記切替スイッチよりも横巾方向の他方側に配されかつ該収納ケースの側面で開口し、第2の流出ポートからの前記圧縮空気専用ホースと前記電源スイッチからの電源コードとが収納される収納スペースが設けられることを特徴とする請求項1記載のタイヤの一体型パンク修理装置。
  3. 前記収納ケースには、その底部と側壁部との一部を切り欠くことにより形成され前記シーリング剤容器を出し入れしうる出入れ口と、該出入れ口を開閉しうる底蓋とが設けられるとともに、前記底蓋の側壁部に、前記パンク修理専用ホースが貫通する切り欠き部が形成されることを特徴とする請求項2記載のタイヤの一体型パンク修理装置。
JP2009126747A 2009-05-26 2009-05-26 タイヤの一体型パンク修理装置 Expired - Fee Related JP5291536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009126747A JP5291536B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 タイヤの一体型パンク修理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009126747A JP5291536B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 タイヤの一体型パンク修理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010274450A true JP2010274450A (ja) 2010-12-09
JP5291536B2 JP5291536B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=43421871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009126747A Expired - Fee Related JP5291536B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 タイヤの一体型パンク修理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5291536B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012102078A1 (ja) * 2011-01-28 2012-08-02 住友ゴム工業株式会社 パンク修理キット
JP2012157974A (ja) * 2011-01-28 2012-08-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd パンク修理キット
WO2013103055A1 (ja) 2012-01-06 2013-07-11 住友ゴム工業株式会社 一体型のパンク修理キット
WO2013114751A1 (ja) 2012-02-03 2013-08-08 住友ゴム工業株式会社 一体型のパンク修理キット
KR20130004843U (ko) * 2012-02-02 2013-08-12 액티브 툴스 인터내셔널 (에이치케이) 리미티드. 가스 및 분립용 통합 공급 장치
JP2013217345A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Bridgestone Corp 昇圧装置の検査装置及び昇圧装置の検査方法
KR20130006164U (ko) * 2012-04-16 2013-10-24 액티브 툴스 인터내셔널 (에이치케이) 리미티드. 가스 및 사이징 통합 공급 장치
JP2013230603A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The パンク修理装置及びそれを用いたパンク修理方法
CN111699088A (zh) * 2018-02-15 2020-09-22 横滨橡胶株式会社 漏气轮胎修补液容纳容器以及漏气轮胎修补工具包
CN113400689A (zh) * 2021-07-05 2021-09-17 高婕 一种基于真空轮胎的公路自行车用便携式应急补漏装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118310A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置
JP2008143099A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Bridgestone Corp シーリングポンプアップ装置
JP2009226892A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤのパンク修理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118310A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置
JP2008143099A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Bridgestone Corp シーリングポンプアップ装置
JP2009226892A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤのパンク修理装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130284313A1 (en) * 2011-01-28 2013-10-31 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Flat tire repair kit
JP2012157974A (ja) * 2011-01-28 2012-08-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd パンク修理キット
WO2012102078A1 (ja) * 2011-01-28 2012-08-02 住友ゴム工業株式会社 パンク修理キット
US9138946B2 (en) 2011-01-28 2015-09-22 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Flat tire repair kit
CN103338916B (zh) * 2011-01-28 2015-06-17 住友橡胶工业株式会社 爆胎修理套件
CN103338916A (zh) * 2011-01-28 2013-10-02 住友橡胶工业株式会社 爆胎修理套件
US9272587B2 (en) 2012-01-06 2016-03-01 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Integrated puncture repair kit
WO2013103055A1 (ja) 2012-01-06 2013-07-11 住友ゴム工業株式会社 一体型のパンク修理キット
KR20130004843U (ko) * 2012-02-02 2013-08-12 액티브 툴스 인터내셔널 (에이치케이) 리미티드. 가스 및 분립용 통합 공급 장치
KR200482999Y1 (ko) 2012-02-02 2017-03-24 액티브 툴스 인터내셔널 (에이치케이) 리미티드. 가스 및 분립용 통합 공급 장치
WO2013114751A1 (ja) 2012-02-03 2013-08-08 住友ゴム工業株式会社 一体型のパンク修理キット
US9415751B2 (en) 2012-02-03 2016-08-16 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Integrated flat tire repair kit
JP2013217345A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Bridgestone Corp 昇圧装置の検査装置及び昇圧装置の検査方法
KR20130006164U (ko) * 2012-04-16 2013-10-24 액티브 툴스 인터내셔널 (에이치케이) 리미티드. 가스 및 사이징 통합 공급 장치
KR200482771Y1 (ko) 2012-04-16 2017-03-03 액티브 툴스 인터내셔널 (에이치케이) 리미티드. 가스 및 사이징 통합 공급 장치
JP2013230603A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The パンク修理装置及びそれを用いたパンク修理方法
CN111699088A (zh) * 2018-02-15 2020-09-22 横滨橡胶株式会社 漏气轮胎修补液容纳容器以及漏气轮胎修补工具包
CN113400689A (zh) * 2021-07-05 2021-09-17 高婕 一种基于真空轮胎的公路自行车用便携式应急补漏装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5291536B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5291536B2 (ja) タイヤの一体型パンク修理装置
JP4705655B2 (ja) タイヤの一体型パンク修理装置
JP4914394B2 (ja) タイヤのパンク修理装置
WO2009119317A1 (ja) タイヤのパンク修理装置
WO2012102078A1 (ja) パンク修理キット
EP2960502B1 (en) Portable air compressor
JP2010274596A (ja) タイヤの一体型パンク修理装置
JP4843647B2 (ja) タイヤの一体型パンク修理装置
WO2012060296A1 (ja) パンク修理キット
JP2008143099A (ja) シーリングポンプアップ装置
JP5364113B2 (ja) パンク修理キット
JP2010261556A (ja) 安全弁及びコンプレッサ
JP5015445B2 (ja) シーリング・ポンプアップ装置
JP5364079B2 (ja) パンク修理キット
JP2007132294A (ja) ポンプアップ装置
JP5681550B2 (ja) コンプレッサ装置
JP2009208343A (ja) シーリング・ポンプアップ装置
JP2011185218A (ja) コンプレッサ及びポンプアップ装置
JP2010284888A (ja) タイヤの一体型パンク修理装置
JP5364074B2 (ja) パンク修理キット
JP2012101450A (ja) パンク修理キット
JP2012006347A (ja) パンク修理キットの接続方法
JP2010158870A (ja) シーリング・ポンプアップ装置
JP2011131547A (ja) シーリング・ポンプアップ装置
JP2010269566A (ja) パンク修理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5291536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees