JP2010273431A - 力率改善型スイッチング電源装置 - Google Patents

力率改善型スイッチング電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】制御回路への電圧供給を安定に行なうことができ、起動回路の損失も容易に低減可能な力率改善型スイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】起動用の第一のトランジスタ44のゲート端子とグランドの間に第一のツェナーダイオード46を備える。昇圧チョーク20から電圧を取り出すチョーク補助電源40を備える。チョーク補助電源40の出力にドレイン端子が接続され、ゲート端子が第一のツェナーダイオード46に接続された第二のトランジスタ52を備える。第一のトランジスタ44のソース端子から第一の逆流防止ダイオード42を介して供給可能な第一の上限値V1は、アクティブフィルタ制御回路32の起動開始電圧よりも高い。第二のトランジスタ52のソース端子から第二の逆流防止ダイオード54を介して供給可能な第二の上限値V2は、第一の上限値V1よりも高い。チョーク補助電源40は、第一のツェナーダイオード46のツェナー電圧より高い電圧を出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、アクティブフィルタを備え、スイッチング素子をオン・オフ駆動する制御回路の電源ラインに電圧を供給する補助電源を備えた力率改善型スイッチング電源装置に関する。
従来から、商用交流電圧を全波整流した脈流電圧を直流の昇圧電圧に変換して出力するアクティブフィルタを備え、同時に、アクティブフィルタに所定の制御を施すことによって入力電流を整形し力率を改善する力率改善型スイッチング電源装置がある。また、アクティブフィルタの後段にDC−DCコンバータが設けられ、昇圧電圧を各種電子回路や電子機器に直接入力可能な直流電圧に変換して出力するスイッチング電源装置も広く使用されている。
この種の力率改善型スイッチング電源装置は、一般に、アクティブフィルタ及び後段のDC−DCコンバータが有する各スイッチング素子をオン・オフ駆動する2つの制御回路を備え、さらに、各制御回路に電源供給するため、商用交流電圧を低い直流電圧に変換して出力する補助電源回路が設けられている。
従来、アクティブフィルタ及びその後段にDC−DCコンバータを有する力率改善型スイッチング電源装置として、例えば、特許文献1に開示されたスイッチング電源装置がある。このスイッチング電源装置は、アクティブフィルタのスイッチング素子を駆動するアクティブフィルタ制御回路と、DC−DCコンバータのスイッチング素子を駆動するコンバータ制御回路を備え、2つの制御回路の電源ラインが互いに接続され、その電源ラインとグランドの間に平滑用コンデンサが接続されている。また、平滑用コンデンサに電圧を供給する補助電源回路として、電源投入時に電圧を供給する起動回路と、起動後に、アクティブフィルタの昇圧チョークに設けた補助巻線の両端電圧を整流した整流電圧を出力するチョーク整流回路と、DC−DCコンバータのトランスに設けた補助巻線の両端電圧を整流した整流電圧を出力する整流回路とが設けられている。
特許文献1の図1に開示された実施形態では、起動回路は、ソース端子が当該電源ラインに接続され、アクティブフィルタ入力から当該電源ラインに電流を供給するMOS−FETと、MOS−FETのゲート端子とグランド間に接続された第1ツェナーダイオードと、アクティブフィルタの入力から第1のツェナーダイオードにバイアス電流を供給するバイアス抵抗とを備えている。そして、第1のツェナーダイオードのツェナー電圧とMOS−FETのゲート閾値電圧で決定される第1の電圧は、2つの制御回路の起動電圧よりも高い電圧に設定されている。
さらに、上記起動回路は、第1のツェナーダイオードと並列に第2のツェナーダイオードとトランジスタスイッチの直列回路が接続されている。そして、トランジスタスイッチがオンしたときに第2のツェナーダイオードのツェナー電圧とMOS−FETのゲート閾値電圧で決定される第2の電圧は、第1の電圧よりも低く、且つ、2つの制御回路の停止電圧よりも高い電圧に設定されている。
そして、電源投入時は、トランジスタスイッチがオフしており、各制御回路は第1のMOS−FETから第1の電圧が供給されて起動し、各制御回路が起動した後は、トランジスタスイッチがオンし、MOS−FETから各制御回路への電源供給が停止し、チョーク整流回路及びトランス整流回路の出力を平滑した電圧の供給を受けて各制御回路が動作を継続する。
以上のように、特許文献1のスイッチング電源装置の各制御回路は、理想的には、起動時や負荷が急変したときなどの所定の短時間だけ起動回路のMOS−FETから電圧供給を受け、起動後は、動作中に大きな損失を伴う当該MOS−FETからの電圧供給が停止し、チョーク整流回路及びトランス整流回路から定常的に電圧供給を受ける、という動作が行われる。
特開2004−320858号公報
しかし、特許文献1のスイッチング電源装置の場合、アクティブフィルタの入力電圧や出力電流が静的に変動する範囲において、アクティブフィルタのスイッチング素子のオン幅が最大から最小に変化することによって、チョーク整流回路の出力を平滑した電圧が大きく変動する。特に、交流100ボルト/200ボルト系の連続入力可能なスイッチング電源装置においては、その電圧変動が顕著である。
また、DC−DCコンバータの入力電圧や出力電流が静的に変動する範囲において、トランス整流回路の出力を平滑した電圧もやや変動する。また、負荷への電力供給を停止させるリモートコントロール動作や、負荷への過電圧の継続的な印加を防止する過電圧保護動作によってDC−DCコンバータのスイッチング動作が停止すると、トランス整流回路からの電圧供給が完全になくなる場合がある。
従って、スイッチング電源装置の使用条件によって、チョーク整流回路及びトランス整流回路の電圧供給能力が低下し、その結果、起動回路のMOS−FETが長時間動作して、当該MOS−FETで大きな損失や発熱を生じるという問題があった。
この問題の対策として、例えば、チョーク整流回路から供給可能な平滑電圧の最低値を上記第1の電圧よりも高くするため、チョーク整流回路の補助巻線の巻数を増やす等の方法で調整することも考えられる。しかし、この方法の場合、当該平滑電圧の最大値の方も連動して高くなり、各制御回路の正常動作可能な電圧を超えてしまうという新たな弊害が生じるおそれがあるため、調整の幅に限界があった。
また、アクティブフィルタ制御回路とコンバータ制御回路は、一般に、互いに異なる起動電圧と停止電圧を有している。従って、このスイッチング電源装置の、起動回路の第1と第2のツェナーダイオードを切り替えるという回路構成では、チョーク整流回路及びトランス整流回路の出力を平滑した電圧の定常的な変動や、各制御回路の起動・停止電圧の違いを考慮しつつ上記の理想的な動作を実現する回路定数を設定する、ということは容易ではなかった。
この発明は、上記背景技術に鑑みて成されたもので、入力電圧や負荷などの使用条件によらず、スイッチング素子の制御回路への電圧供給を安定・安全に行なうことができ、起動回路の損失も容易に低減可能な力率改善型スイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本願請求項1記載の発明は、昇圧チョーク及び第一のスイッチング素子を有し、入力された全波整流電圧を直流電圧に変換して出力する昇圧チョッパ方式のアクティブフィルタと、前記第一のスイッチング素子をオン・オフ駆動し、アクティブフィルタの力率改善動作を制御するアクティブフィルタ制御回路と、前記アクティブフィルタ制御回路の電源ラインとグランドとの間に接続された電源用コンデンサと、ドレイン端子が前記アクティブフィルタの入力に接続され、ソース端子が第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに接続されたN−chのMOS型FETである第一のトランジスタと、カソード端子が前記第一のトランジスタのゲート端子に接続され、アノード端子がグランドに接続され、前記第一のトランジスタから前記第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給可能な電圧の上限値である第一の上限値を決定する第一のツェナーダイオードと、前記アクティブフィルタの入力と前記第一のツェナーダイオードのカソード端子との間に接続され、前記第一のツェナーダイオードにバイアス電流を供給してツェナー電圧を発生させるバイアス抵抗と、前記昇圧チョークに設けられたチョーク補助巻線及びその発生電圧を整流する整流回路で構成され、該整流回路が生成した整流電圧を前記電源用コンデンサに向けて出力するチョーク補助電源とを備えた力率改善型スイッチング電源装置において、
ドレイン端子が前記チョーク補助電源の出力に接続され、ソース端子が第二の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに接続され、ゲート端子が前記第一のツェナーダイオードのカソード端子に接続され、該ソース端子から所定電圧を出力可能に設けられたN−chのMOS型FETである第二のトランジスタを備え、
前記第一の上限値は、前記アクティブフィルタ制御回路の起動開始電圧よりも高く、前記第二のトランジスタから前記第二の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給可能な電圧の上限値であって、前記第一のツェナーダイオードによって決定される第二の上限値は、前記第一の上限値よりも高く、前記チョーク補助電源は、前記アクティブフィルタ制御回路の起動後、前記第一のツェナーダイオードのツェナー電圧より高い電圧を出力可能に設けられた力率改善型スイッチング電源装置である。
本願請求項2記載の発明は、上記請求項1の構成に加え、前記アクティブフィルタの出力端に、前記アクティブフィルタの出力電圧をオン・オフ動作によって断続し交流電圧を発生させる第二のスイッチング素子と、前記交流電圧が印加される一次巻線及び前記一次巻線に磁気結合した二次巻線が設けられたトランスと、前記二次巻線に発生する電圧を整流平滑して直流の電圧を生成し負荷に出力電圧を供給する出力整流平滑回路と、前記第二のスイッチング素子をオン・オフ駆動し前記出力電圧の安定化制御を行うコンバータ制御回路と、前記トランスに設けられた三次巻線及びその発生電圧を整流平滑する補助整流平滑回路で構成され、前記補助整流平滑回路の出力が前記コンバータ制御回路の電源ラインに接続されて電源供給するコンバータ補助電源とを備えたDC−DCコンバータが配置され、前記コンバータ補助電源の出力は、前記アクティブフィルタ制御回路の電源ラインに接続され、前記第一のトランジスタから前記第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給可能な電圧の上限値であって、前記第一のツェナーダイオードによって決定される第一の上限値は、前記アクティブフィルタ制御回路及び前記コンバータ制御回路の各起動電圧よりも高く、前記第一のツェナーダイオードと並列に、前記第一のツェナーダイオードと同じ向きに配置された第二のツェナーダイオードと切替スイッチとの直列回路が接続され、前記切替スイッチがオンすると、前記第一のトランジスタから前記第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給することが可能な電圧の上限値は、前記第一の上限値から前記第二のツェナーダイオードによって決定される第三の上限値に切り替わり、前記第三の上限値は、前記第一の上限値よりも低く、且つ、前記アクティブフィルタ制御回路及びコンバータ制御回路の各停止電圧よりも高く、前記コンバータ補助電源が出力可能な電圧は、前記第二の上限値よりも低く、且つ、前記第三の上限値よりも高く、前記切替スイッチは、アクティブフィルタ制御回路又はコンバータ制御回路が起動し、動作を行っているときにオンするよう制御される力率改善型スイッチング電源装置である。
また、本願請求項3記載の発明は、請求項1の構成に加え、前記アクティブフィルタの出力端に、前記アクティブフィルタの出力電圧をオン・オフ動作によって断続し交流電圧を発生させる第一のスイッチング素子と、前記交流電圧が印加される一次巻線及び前記一次巻線に磁気結合したニ次巻線が設けられたトランスと、前記二次巻線に発生する電圧を整流平滑して直流の電圧を生成し負荷に出力電圧を供給する出力整流平滑回路と、前記第二のスイッチング素子をオン・オフ駆動し前記出力電圧の安定化制御を行うコンバータ制御回路と、前記アクティブフィルタの出力と前記コンバータ制御回路の電源ラインとの間に設けられ、コンバータ制御回路に起動電圧を供給する起動回路と、前記トランスに設けられた三次巻線及びその発生電圧を整流平滑する補助整流平滑回路で構成され、前記補助整流平滑回路の出力が前記コンバータ制御回路の電源ラインに接続されて電源供給するコンバータ補助電源とを備えたDC−DCコンバータが配置され、前記アクティブフィルタ制御回路の電源ラインと前記コンバータ制御回路の電源ラインとの間に、前記アクティブフィルタ制御回路の電源ライン側にカソード端子側が配置された第三の逆流防止ダイオードが接続され、前記第一のツェナーダイオードと並列に、前記第一のツェナーダイオードと同じ向きに配置された第二のツェナーダイオードと切替スイッチとの直列回路が接続され、前記切替スイッチがオンすると、前記第一のトランジスタから前記第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給することが可能な電圧の上限値は、前記第一の上限値から前記第二のツェナーダイオードによって決定される第三の上限値に切り替わり、前記第三の上限値は、前記第一の上限値よりも低く、且つ、前記アクティブフィルタ制御回路の停止電圧よりも高く、前記コンバータ補助電源が出力可能な電圧は、前記第三の逆流防止ダイオードの順方向電圧と前記第二の上限値との合計値よりも低く、且つ、前記第三の逆流防止ダイオードの順方向電圧と前記第三の上限値との合計値よりも高く、前記切替スイッチは、アクティブフィルタ制御回路又はコンバータ制御回路が起動し、動作を行っているときにオンするよう制御される力率改善型スイッチング電源装置である。
本願請求項4記載の発明は、請求項3の構成に加え、前記第三の逆流防止ダイオードと前記コンバータ制御回路の電源ラインとの接続点に、カソード端子側が前記コンバータ補助電源の出力側に配置されアノード端子が前記第三の逆流防止ダイオード側に接続された第三のツェナーダイオードが挿入され、前記コンバータ補助電源が出力可能な電圧は、前記第三のツェナーダイオードのツェナー電圧と前記第三の逆流防止ダイオードの順方向電圧と前記第二の上限値との合計値よりも低く、且つ、前記第三のツェナーダイオードのツェナー電圧と前記第三の逆流防止ダイオードの順方向電圧と前記第三の上限値との合計値よりも高く設定された力率改善型スイッチング電源装置である。
本願請求項5記載の発明は、請求項4の構成に加え、前記コンバータ補助電源の出力と前記コンバータ制御回路の電源ラインとの接続点に、アノード端子が前記コンバータ補助電源の出力側に接続され、カソード端子が前記コンバータ制御回路側に接続された第四の逆流防止ダイオードが挿入され、前記第四の逆流防止ダイオードのカソード端子とグランドの間にコンデンサが接続された力率改善型スイッチング電源装置である。
本願発明の請求項1記載の力率改善型スイッチング電源装置によれば、アクティブフィルタ制御回路の起動後、起動電圧供給用の第一のトランジスタの電源供給動作を継続停止させることにより、第一のトランジスタに大きな損失が発生するのを容易に防止することができる。さらに、起動後、アクティブフィルタ制御回路には、第二のトランジスタから第二の上限値以下に制限された安定かつ安全な電圧が供給されるので、アクティブフィルタ制御回路に過剰な高電圧が加わるおそれがない。
また、本願発明の請求項2乃至4記載のDC−DCコンバータを備えた力率改善型スイッチング電源装置によれば、上記の効果に加え、チョーク補助電源とコンバータ補助電源の優先度を使用条件に応じて適宜切替えることによって、2つの制御回路への電圧供給を低損失かつ安定に行うことができる。
この発明の力率改善型スイッチング電源装置の第一の実施形態を示す回路図である。 この発明の力率改善型スイッチング電源装置の第二の実施形態を示す回路図である。 第二の実施形態の出力平滑回路とコンバータ補助電源の構成例を示す回路図である。 第二の実施形態の出力平滑回路とコンバータ補助電源の他の構成例を示す回路図である。 この発明の力率改善型スイッチング電源装置の第三の実施形態を示す回路図である。 この発明の力率改善型スイッチング電源装置の第四の実施形態を示す回路図である。
以下、この発明の力率改善型スイッチング電源装置の第一の実施形態について、図1に基づいて説明する。第一の実施形態の力率改善型スイッチング電源装置10は、入力に商用交流電源12が接続され、商用交流電圧を全波整流して出力する全波整流回路14を備えている。全波整流回路の後段には、全波整流電圧を所定の直流電圧に変換して出力する力率改善用のアクティブフィルタ16が接続され、さらにその出力端に負荷18が接続されている。
アクティブフィルタ16は、昇圧チョーク20、第一のスイッチング素子22、昇圧ダイオード24及び昇圧コンデンサ26で構成する一般的な昇圧チョッパ型の電力変換部を備えている。すなわち、入力された全波整流電圧を、昇圧チョーク20を介して第一のスイッチング素子22で断続し、第一のスイッチング素子22の両端に発生する電圧を昇圧ダイオード24と昇圧コンデンサ26で整流平滑する動作を行う。そして、昇圧コンデンサ26の両端に接続された負荷18に、昇圧電圧Va及び昇圧電流Iaを供給する。
また、アクティブフィルタ16は、上記の電力変換部の他、昇圧電圧VaをモニタするVa検出回路28と、入力電流IinをモニタするIin検出回路30と、2つの検出回路28,30の信号を受けて第一のスイッチング素子22をオン・オフ駆動するアクティブフィルタ制御回路32と、アクティブフィルタ制御回路32の電源ライン34とグランドの間に接続された電源用コンデンサ36を備えている。
アクティブフィルタ制御回路32は、一般的な第一の制御IC32aとその他の電子部品で構成され、2つの検出回路28,30から受けた信号に基づいて時比率調整を行うことによって昇圧電圧Vaを略安定化し、同時に入力電流Iinを略正弦波状に整形して力率改善が可能な駆動パルスを生成する。そして、その駆動パルスを第一のスイッチング素子22の駆動端子に向けて出力し、第一のスイッチング素子22をオン・オフ駆動する。
また、アクティブフィルタ制御回路32には、固有の起動電圧と停止電圧が設定されている。すなわち、アクティブフィルタ制御回路32は、電源ライン34に起動電圧以上の電圧の供給を受けると動作を開始し、起動後は、電源ライン34の電圧が停止電圧以下に低下すると動作が停止する。ここでは、第一の制御IC32a自体の起動電圧及び停止電圧がそのままアクティブフィルタ制御回路32の起動電圧及び停止電圧となっている。また、停止電圧の方が起動電圧よりも低く設定され、いわゆる起動と停止のヒステリシス特性が付与されている。
さらに、アクティブフィルタ16は、アクティブフィルタ制御回路32の電源ライン34に電圧を供給する補助電源回路として、入力投入時にアクティブフィルタ制御回路32が起動するための電圧をアクティブフィルタ16の入力端から供給する起動回路38と、アクティブフィルタ制御回路32が起動した後、昇圧チョークに発生する電圧を利用して電圧供給するチョーク補助電源40を備えている。
起動回路38は、ドレイン端子がアクティブフィルタ16の入力に接続され、ソース端子が第一の逆流防止ダイオード42を介して電源ライン34に接続されたN−chのMOS型FETである第一のトランジスタ44を備えている。また、第一のトランジスタ44のゲートには第一のツェナーダイオード46のカソード端子が接続され、そのアノード端子はグランドに接続されている。さらに、アクティブフィルタ16の入力と第一のツェナーダイオード46のカソード端子との間に、第一のツェナーダイオード46にバイアス電流を供給してツェナー電圧V46を発生させるバイアス抵抗47が接続されている。
第一のツェナーダイオード46は、起動回路38が電源ライン34に供給可能な電圧の上限値である第一の上限値V1を決定するもので、第一の上限値V1は、式(1)で表される。
V1=V46−(V44+V42) (1)
ここで、V44は第一のトランジスタ44のゲート閾値電圧、V42は第一の逆流防止ダイオード42の順方向電圧である。第一の逆流防止ダイオード42は、例えば複数のダイオードを同一の向きに直列に接続して構成してもよく、その場合は、各ダイオード順方向電圧の合計値がV42に相当する。また、第一のツェナーダイオード46は、第一の上限値V1が、アクティブフィルタ制御回路32の起動電圧よりも高い電圧になるツェナー電圧V46が選択されている。
チョーク補助電源40は、昇圧チョーク20に磁気結合したチョーク補助巻線48と、チョーク補助巻線48の発生電圧を整流して出力する整流回路50で構成されている。そして、チョーク補助電源40が出力可能な整流電圧は、入力電圧や出力電流Iaが静的に変化する範囲内において、少なくとも第一のツェナーダイオード46のツェナー電圧V46よりも高い電圧になるよう設定されている。
チョーク補助電源40の出力は、第二のトランジスタ52と第二の逆流防止ダイオード54を介して電源ライン34に接続されている。第二のトランジスタは、N−chのMOS型FETであり、ドレイン端子がチョーク補助電源40の出力に接続され、ソース端子が第二の逆流防止ダイオード54を介して電源ライン34接続されている。そして、ゲート端子は、第一のツェナーダイオード46のカソード端子に接続されている。
上記のように、第二のトランジスタ52のドレイン端子には、チョーク補助電源40の出力から、少なくとも第一のツェナーダイオード46のツェナー電圧V46よりも高い電圧が供給され、第二のトランジスタ52が第二の逆流防止ダイオード54を介して電源ライン34に供給する電圧は、式(2)で表される第二の上限値V2に制限される。
V2=V46−(V52+V54) (2)
ここで、V52は第二のトランジスタ52のゲート閾値電圧、V54は第二の逆流防止ダイオード54の順方向電圧である。第二の逆流防止ダイオード54は、例えば複数のダイオードを同一の向きに直列に接続して構成してもよく、その場合は、各ダイオードの順方向電圧の合計値がV54に相当する。
第二のトランジスタ52、第二の逆流防止ダイオード54、第一のトランジスタ44、及び第一の逆流防止ダイオード42は、ゲート閾値電圧V52と順方向電圧V54の合計値が、ゲート閾値電圧V44と順方向電圧V42の合計値よりも小さくなるように設定されている。具体的には、各トランジスタ素子の選択や各ダイオードの本数を調整することによって、容易にこの条件を満足させることができる。従って、第一の上限値V1と第二の上限値V2の間には、常に、式(3)の関係が成り立っている。
V2>V1 (3)
なお、2つの逆流防止ダイオード42,54と電源用コンデンサ36は、ピークホールド回路としての役割を果たす。アクティブフィルタ16に入力される電圧は、商用交流電圧を全波整流した電圧なので、第一のトランジスタ44のドレイン端子及びソース端子には、商用周波の2倍の周期で上昇と下降を繰り返す脈流電圧が発生する。そして、当該脈流電圧を第一の逆流防止ダイオード42と電源用コンデンサ36でピークホールドすることによって、電源ライン34に直流電圧を供給することが可能になる。第二のトランジスタ52のドレイン端子及びソース端子にも、商用周波の2倍の周期で上昇と下降を繰り返す脈流電圧が発生する。そして、当該脈流電圧を第二の逆流防止ダイオード54と電源用コンデンサ36でピークホールドすることによって、電源ライン34に直流電圧を供給することが可能になる。
以上の構成を備えた力率改善型スイッチング電源装置10は、商用交流電源12が入力に投入されると、アクティブフィルタ制御回路32は、第一のトランジスタ44から供給される電圧によって電源ライン34の電圧が起動電圧に達し、動作を開始する。
起動後は、第一のスイッチング素子22のオン・オフによって、昇圧チョーク20に所定の電圧が発生し、昇圧電圧Vaも上昇する。昇圧チョーク20に所定の電圧が発生するとチョーク補助電源40の出力が上昇し、第一のツェナーダイオード46のツェナー電圧V46を超えて第二のトランジスタ52からの電圧供給が始まり、電源ライン34に第二の上限値に相当する電圧が発生する。同時に、第一のトランジスタ44のゲート・ソース間の電圧がゲート閾値電圧V44以下に低下し、第一のトランジスタ44がオフすることによって起動回路38からの電圧供給が停止する。
このように、アクティブフィルタ制御回路32の起動後は、低損失に動作するチョーク補助電源40が、入力電圧や出力電流Iaが静的に変化する範囲内において、第二のトランジスタ52を介して電源ライン34へ定常的に電源供給を行い、第一のトランジスタ44の動作が定常的に停止するので、第一のトランジスタ44に大きな損失が生じない。また、この動作は、2つの上限値V1,V2が式(3)に示す関係を満たすこと前提となるが、上限値V1,V2は、各半導体部品が有する固定的な特性値によって定まるため、簡単な回路構成でありながらも、確実に式(3)の関係を実現することができる。
また、起動後、使用条件によってチョーク補助電源40の出力が高めに変動したとしても、電源ライン34に供給される電圧は第二の上限値V2以下に制限されるので、アクティブフィルタ制御回路32に過剰な高電圧が加わるおそれがない。
また、例えば、起動後の動作中に負荷18が急変して昇圧電圧Vaが変動すると、アクティブフィルタ制御回路32は、第一のスイッチング素子22のオンのパルス幅を一時的に狭くする制御を行う。すると、チョーク補助電源40の出力が低下し、第二のトランジスタ52からの電圧供給が維持できなくなる期間が生じる。しかし、電源ライン34の電圧が第一の上限値V1まで低下すると、停止状態にあった第一のトランジスタ44が瞬時に動作を開始し、第一の上限値V1に相当する電圧を電源ライン34に供給するので、アクティブフィルタ制御回路32は、動作が停止してしまうことがない。また、この第一のトランジスタ44による代替供給は、ごく短時間で単発的に生じるだけなので、第一のトランジスタ44において発生する損失や発熱は小さい。従って、第一のトランジスタ44として、小型で安価なトランジスタを選択することが可能になる。
次に、この発明の第二の実施形態である力率改善型スイッチング電源装置60について、図2〜図4に基づいて説明する。ここで、上述した力率改善型スイッチング電源装置10と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。力率改善型スイッチング電源装置60は、上記の力率改善型スイッチング電源装置10の構成に加え、アクティブフィルタ16の後段にDC−DCコンバータ62が設けられており、DC−DCコンバータ62は、昇圧電圧Vaを異なる直流電圧である出力電圧Voに変換し、その出力端に接続された負荷18に出力電圧Voと出力電流Ioを供給する。また、起動回路38の第一のツェナーダイオード46と並列に、第二のツェナーダイオード64と切替スイッチとして動作する切替トランジスタ66との直列回路が接続されている。さらに、第一の制御IC32aの動作状態出力端子32bとグランドの間に分圧抵抗分圧抵抗68a,68bが設けられ、分圧抵抗68a,68bの中点が切替トランジスタ66のベース端子に接続されている。その他の回路構成は、力率改善型スイッチング電源装置10と同様である。以下、新たに設けられた構成について詳しく説明する。
DC−DCコンバータ62は、一次巻線70a、二次巻線70bを有するトランス70と、一次巻線と直列に接続された第二のスイッチング素子72と、二次巻線70bの出力に接続された出力整流平滑回路74で構成した電力変換部を備えている。すなわち、入力された昇圧電圧Vaを、一次巻線70aを介して第二のスイッチング素子72で断続し、一次巻線70に断続電圧を発生させる。そして、二次巻線70bに発生した断続電圧を出力整流平滑回路74で整流及び平滑することによって、直流の出力電圧Voを生成する。
また、DC−DCコンバータ62は、上記の電力変換部の他、出力電圧Voをモニタして誤差増幅するVo検出回路76と、同じく出力電圧Voをモニタして過電圧の発生を検知する過電圧検知回路78と、2つの検出回路76,78の信号を受けて第二のスイッチング素子のオン・オフ動作を制御するコンバータ制御回路80とを備えている。
コンバータ制御回路80は、一般的な第二の制御IC80aとその他の電子部品で構成され、Vo検出回路76から受けた信号に基づいてパルス幅変調を行い、出力電圧Voを安定化可能な駆動パルスを生成する。そして、その駆動パルスを第二のスイッチング素子72の駆動端子に向けて出力し、第二のスイッチング素子72をオン・オフ駆動する。また、過電圧検知回路78からコンバータ制御回路80に向けて、過電圧が発生している旨の信号(以下、OV信号と称す)が出力されると、コンバータ制御回路80は、駆動パルスの出力を停止し、第二のスイッチング素子72の動作を停止させる機能を備えている。
また、コンバータ制御回路80には、固有の起動電圧と停止電圧が設定されている。すなわち、コンバータ制御回路80の電源ライン84に起動電圧以上の電圧の供給を受けると動作を開始し、起動後は、電源ライン84の電圧が停止電圧以下に低下すると動作が停止する。ここでは、第二の制御IC80a自体の起動電圧及び停止電圧がそのままコンバータ制御回路80の起動電圧及び停止電圧となっている。また、停止電圧の方が起動電圧よりも低く設定され、起動と停止のヒステリシス特性が付与されている。なお、コンバータ制御回路80とアクティブフィルタ制御回路32の各起動電圧及び停止電圧は、必ずしも同じではない。
さらに、DC−DCコンバータ62は、コンバータ制御回路80の電源ライン84に電圧を供給するコンバータ補助電源86を備えている。コンバータ補助電源86は、トランス70に設けられた三次巻線70cと、その発生電圧を整流平滑した所定の直流電圧を出力する補助整流平滑回路88で構成されている。そして、コンバータ補助電源86の出力(補助整流平滑回路88の出力)は電源ライン84に接続され、さらに、アクティブフィルタ制御回路32の電源ライン34にも接続されている。
コンバータ補助電源86は、DC−DCコンバータ62の電力変換部の形態に応じて、様々に設定することができる。例えば、DC−DCコンバータ62の電力変換部がフライバック方式の場合、図3に示すように、第二のスイッチング素子72がオフしているときに三次巻線70cに発生する電圧をピークホールドするように三次巻線70cと補助整流平滑回路88を構成すれば、コンバータ補助電源86は、安定化制御された出力電圧Voに略比例する安定な直流電圧を出力することができる。
また、DC−DCコンバータ62の電力変換部がシングルフォワード方式の場合、図4(a)に示すように、二次巻線70b及び出力整流回路74と同様の構成の三次巻線70c及び補助整流平滑回路88を構成すれば、コンバータ補助電源86は、安定化制御された出力電圧Voに略比例する安定な直流電圧を出力することができる。また、図4(b)に示すように、第二のスイッチング素子72がオンしているときに三次巻線70cに発生する電圧をピークホールドし、必ずしも一定ではないピークホールド電圧をシリーズレギュレータ88aを介して取り出す構成とすれば、コンバータ補助電源86は、シリーズレギュレータ88aによって規定される安定な直流電圧を出力することができる。
ただし、図3及び図4に例示したコンバータ補助電源86の場合、昇圧電圧Vaや出力電流Ioが静的に変化する範囲内において、ほとんどの範囲で上記のような略一定の電圧を上限値として出力するが、出力電流Ioがゼロ又は非常に小さいときなど、第二のスイッチ素子72のオンのパルス幅が非常に短い状態で動作するときは、出力する電圧が低下する。
ここでは、コンバータ補助電源86は、少なくとも、アクティブフィルタ制御回路32の電源ライン34に、少なくとも、後述する第三の上限値V3よりも高い電圧、好ましくは、後述する第四の上限値V4よりも高い電圧を供給可能に設定されている。一方、コンバータ補助電源86が出力可能な上限電圧は、第二の上限値V2よりも低い電圧に設定されている。
起動回路38は、上述した力率改善型スイッチング電源装置10と同様の構成であるが、式(1)で現される第一の上限値V1は、アクティブフィルタ制御回路32及びコンバータ制御回路80の各起動電圧よりも高くなるように第一のツェナーダイオード46が選択されている。それに伴い、当該第一のツェナーダイオード46によって、第二の上限値V2も、式(2),(3)のように決定される。
第一のツェナーダイオード46に並列接続された第二のツェナーダイオード64及び切替トランジスタ66の直列回路は、切替トランジスタ66がオンすることによって、第一のトランジスタ44から第一の逆流防止ダイオード42を介して電源用コンデンサ36に供給することが可能な電圧の上限値を、第一の上限値V1から第三の上限値V3に切り替える働きをする。
第一の制御IC32aが有する動作状態出力端子32bは、アクティブフィルタ制御回路32が起動して動作すると、ローレベルからハイレベルに反転し、一定の直流電圧を出力する端子である。従って、アクティブフィルタ制御回路32が起動すると、第一の制御IC32aの動作状態出力端子32bに一定電圧が発生し、分圧抵抗68a,68bを介して切替トランジスタ66のベース端子がハイレベルになって、切替トランジスタ66がオンする。そして、切替トランジスタ66がオンすることによって、第三の上限値V3を決定する第二のツェナーダイオード64が動作可能な状態になる。このときの第三の上限値V3は、式(4)で表される。
V3=V64−(V44+V42) (4)
また、切替トランジスタ66がオンすることによって、第二のトランジスタ52から第二の逆流防止ダイオード54を介して電源用コンデンサ36に供給可能な電圧の上限値も、第二の上限値V2から第四の上限値V4に切り替わる。そして、第四の上限値V4は、式(5)で表され、第一、第三及び第四の上限値V1,V3,V4は、式(6)の関係を満たす。
V4=V64−(V52+V54) (5)
V1>V4>V3 (6)
以上の構成を備えた力率改善型スイッチング電源装置60は、切替トランジスタ66がオフした状態で入力が投入され、アクティブフィルタ制御回路32及びコンバータ制御回路80が、第一のトランジスタ44から供給される電圧によって起動する。
起動後、アクティブフィルタ制御回路32が動作を開始すると、切替トランジスタ66がオンする。そして、チョーク補助電源40から第二のトランジスタ52と第二の逆流防止ダイオード54を介して第四の上限値V4が供給可能となる。また、第一のトランジスタ44と第一の逆流防止ダイオード42を介して供給可能な電圧の上限値が、第四の上限値V4よりも低い第三の上限値V3に切り替わる。従って、第一のトランジスタ44は動作を停止するので、第一のトランジスタ44に大きな損失が生じない。
また、コンバータ補助電源86が各電源ライン34,84に供給可能な上限電圧が、第四の上限値V4よりも高い電圧に設定されていれば、入力電圧や出力電流が静的に変化するほとんどの範囲でコンバータ補助電源86の出力が優先され、チョーク補助電源40からの電圧供給が停止する。従って、第二のトランジスタ52で発生する所定の損失をも削減することができ、入力電圧や出力電流が静的に変化するほとんどの範囲で、装置全体の電力効率を向上させることができる。
また、起動後、負荷18の急変等によって、一時的にコンバータ補助電源86やチョーク補助電源40からの電圧供給がなくなっても、その期間は、少なくとも第一のトランジスタ44から第三の上限値V3に相当する電圧の供給が確保されるので、アクティブフィルタ制御回路32及びコンバータ制御回路80は、停止することなく動作を継続することができる。
また、起動後、例えば、負荷18に過電圧が発生し、過電圧検知回路78からOV信号を受けてコンバータ制御回路84が継続的に停止しても、チョーク補助電源40から第二のトランジスタ52を介して第四の上限値V4に相当する電圧が供給され、アクティブフィルタ制御回路34が停止することなく動作を継続することができる。このとき、第一のトランジスタは停止しているので、大きな損失が生じることもない。
次に、この発明の第三の実施形態である力率改善型スイッチング電源装置90について、図5に基づいて説明する。ここで、上述した力率改善型スイッチング電源装置10,60と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。力率改善型スイッチング電源装置90は、上記の力率改善型スイッチング電源装置60の構成に加え、アクティブフィルタ16の出力とコンバータ制御回路80の電源ライン84との間に設けられ、コンバータ制御回路80に起動電圧を供給する起動回路である起動抵抗92と、アクティブフィルタ制御回路32の電源ライン34とコンバータ補助電源86の出力の接続点に、アクティブフィルタ制御回路32の電源ライン34側にカソード端子側が接続された第三の逆流防止ダイオード94が挿入されている。さらに、第三の逆流防止ダイオード94のアノード端子にアノード端子が接続され、コンバータ補助電源86の出力にカソード端子が接続された第三のツェナーダイオード96が設けられている。そして、第三の逆流防止ダイオード94と第三のツェナーダイオード96の接続点とグランドとの間に、分圧抵抗68a,68bが接続されている。その他の回路構成は、力率改善型スイッチング電源装置60と同様である。以下、新たに設けられた構成について詳しく説明する。
力率改善型スイッチング電源装置90は、2つの制御回路32,80の起動時のシーケンスの設定を容易にするため、2つの電源ライン34,84を第三の逆流防止ダイオード94で分離する共に、コンバータ制御回路80の起動用の電圧を供給するための起動抵抗92が設けられている。また、2つの制御回路32,80の停止時のシーケンスの設定を容易にするため、第三のツェナーダイオード96が設けられている。
コンバータ補助電源86は、少なくとも、アクティブフィルタ制御回路32の電源ライン34に、少なくとも、第三の上限値V3と第三の逆流防止ダイオード96の順方向電圧V94と第三のツェナーダイオード96のツェナー電圧V96よりも高い電圧、好ましくは、後述する第四の上限値V4と第三の逆流防止ダイオード96の順方向電圧V94と第三のツェナーダイオード96のツェナー電圧V96よりも高い電圧が供給可能に設定されている。一方、コンバータ補助電源86が出力可能な上限電圧は、後述する第二の上限値V2と第三の逆流防止ダイオード94の順方向電圧V94と第三のツェナーダイオード96のツェナー電圧V96よりも低い電圧に設定されている。
起動回路38は、上述した力率改善型スイッチング電源装置10と同様の構成で、式(1)で表される第一の上限値V1は、アクティブフィルタ制御回路32の起動電圧よりも高くなるように第一のツェナーダイオード46が選択されている。それに伴い、当該第一のツェナーダイオード46によって、第二の上限値V2も、式(2),(3)のように決定される。
第一のツェナーダイオード64に並列接続された第二のツェナーダイオード64及び切替トランジスタ66の直列回路は、切替トランジスタ66がオンすることによって、第一のトランジスタ44から第一の逆流防止ダイオード42を介して電源用コンデンサ36に供給することが可能な電圧の上限値を、第一の上限値V1から第三の上限値V3に切り替える働きをする。
切替トランジスタ66は、分圧抵抗68a,68bを介して第三のツェナーダイオード96のアノード端子に発生する電圧をモニタし、当該電圧が一定電圧以上であればオンし、一定電圧以下のときにオフする。第三のツェナーダイオード96のアノード端子には、第二のスイッチ素子72がオン・オフすることによって三次巻線70cにパルス電圧が発生しているときにハイレベルの電圧が発生するが、スイッチ素子72が継続的にオフすることによって三次巻線70cのパルス電圧が発生していないときには安定な電圧が発生しない。すなわち、第三のツェナーダイオード96のアノード端子をモニタすることによってコンバータ制御回路80が動作しているか否かを検出し、切替トランジスタ66のオン・オフを制御する。なお、第三のツェナーダイオード96を短絡除去しても同様の制御は可能であるが、第三のツェナーダイオード96のツェナー電圧V96を設けることによって、スイッチング電源装置90の入力を遮断したときの、各制御回路32,80の停止のシーケンスの設定が容易になるという効果が得られる。また、第三の逆流防止ダイオード94は、例えば複数のダイオードを同一の向きに直列に接続して構成してもよく、その場合は、各ダイオード順方向電圧の合計値がV94に相当する。
コンバータ制御回路32が起動して動作すると、切替トランジスタ66がオンし、第三の上限値V3を決定する第二のツェナーダイオード64が動作可能な状態になる。第三の上限値V3は、式(4)で表される。
また、切替トランジスタ66がオンすることによって、第二のトランジスタ52から第二の逆流防止ダイオード54を介して電源用コンデンサ36に供給することが可能な電圧の上限値も、第二の上限値V2から第四の上限値V4に切り替わる。そして、第四の上限値V4は式(5)で表され、第一、第三及び第四の上限値V1,V3,V4は、式(6)の関係を満たす。
以上の構成を備えた力率改善型スイッチング電源装置90は、切替トランジスタ66がオフした状態で入力が投入され、アクティブフィルタ制御回路32が、第一のトランジスタ44から供給される電圧によって起動する。また、コンバータ制御回路80は、起動抵抗92から供給される電圧によって起動する。
起動後、コンバータ制御回路80が動作を開始すると、切替トランジスタ66がオンする。そして、チョーク補助電源40から第二のトランジスタ52と第二の逆流防止ダイオード54を介して第四の上限値V4が供給可能となる。また、第一のトランジスタ44と第一の逆流防止ダイオード42を介して供給可能な電圧の上限値が、第四の上限値V4よりも低い第三の上限値V3に切り替わる。従って、第一のトランジスタ44は動作を停止するので、第一のトランジスタ44に大きな損失が生じない。
また、コンバータ補助電源86が電源ライン34に供給可能な上限電圧が、第四の上限値V4よりも高い電圧に設定されていれば、入力電圧や出力電流が静的に変化するほとんどの範囲でコンバータ補助電源86の出力が優先され、チョーク補助電源40からの電圧供給が停止する。従って、第二のトランジスタ52で発生する所定の損失をも削減することができ、入力電圧や出力電流が静的に変化するほとんどの範囲で、装置全体の電力効率が向上させることができる。
また、起動後、負荷18の急変等によって、一時的にコンバータ補助電源86やチョーク補助電源40からの電圧供給がなくなっても、その期間は、少なくとも第一のトランジスタ44から第一又は第三の上限値V1又はV3に相当する電圧の供給が確保されるので、アクティブフィルタ制御回路32は、停止することなく動作を継続することができる。
また、起動後、例えば、負荷18に過電圧が発生し、過電圧検知回路78からOV信号を受けてコンバータ制御回路80が継続的に停止しても、チョーク補助電源40から第二のトランジスタ52を介して第二の上限値V2に相当する電圧が供給され、アクティブフィルタ制御回路34は停止することなく動作を継続することができる。このとき、第一のトランジスタは停止しているので、大きな損失が生じることもない。
次に、この発明の第四の実施形態である力率改善型スイッチング電源装置100について、図6に基づいて説明する。ここで、上述した力率改善型スイッチング電源装置10,60,90と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。力率改善型スイッチング電源装置100は、上記の力率改善型スイッチング電源装置90の構成に加え、コンバータ補助電源86の出力とコンバータ制御回路80の電源ライン84との接続点に、アノード端子がコンバータ補助電源86の出力側に接続され、カソード端子がコンバータ制御回路80側に接続された第四の逆流防止ダイオード102が挿入され、さらに、第四の逆流防止ダイオード102のカソード端子とグランドの間にコンデンサ104が接続されている。その他の回路構成は、力率改善型スイッチング電源装置90と同様である。
力率改善型スイッチング電源装置100がアクティブフィルタ制御回路34へ電圧供給する動作は、力率改善型スイッチング電源装置90と同様である。さらに、力率改善型スイッチング電源装置100は、コンバータ制御回路の起動特性と停止特性を別々に調整することができるという特徴がある。
コンバータ制御回路84が起動するとき、コンバータ補助電源86が内蔵する平滑用のコンデンサは第四の逆流防止ダイオード102で切り離されるので、コンバータ制御回路84の起動特性は、比較的小容量のコンデンサ104と起動抵抗92で設定することができる。また、コンバータ制御回路84が停止するときは、コンバータ補助電源86が内蔵する平滑用のコンデンサとコンデンサ104を合成した比較的大容量のコンデンサで停止特性を設定することができる。これによって、各制御回路32,80の起動や停止のシーケンスの設定が容易になったり、DC−DCコンバータ62の過電流保護垂下特性に間欠動作モードを付与することが容易になる等の効果を得ることができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、第二のツェナーダイオードに直列接続された切替スイッチは、トランジスタ素子以外の電子スイッチ素子やリレー等で構成してもよい。
また、切替スイッチは、アクティブフィルタ制御回路又はコンバータ制御回路が動作を行っているときにオンさせる制御がなされればよく、各制御ICが有する動作状態出力端子からの発生電圧の有無、スイッチ素子22,72をオン・オフ駆動する駆動パルス電圧の有無、トランス70の巻線70a,70b,70cのパルス電圧の有無などを検知して制御を行う構成にしてもよい。
10,60,90,100 力率改善型スイッチング電源装置
16 アクティブフィルタ
20 昇圧チョーク
22 第一のスイッチング素子
32 アクティブフィルタ制御回路
32a 第一の制御IC
32b 動作状態出力端子
34 電源ライン
36 電源用コンデンサ
40 チョーク補助電源
42 第一の逆流防止ダイオード
44 第一のトランジスタ
46 第一のツェナーダイオード
48 チョーク補助巻線
50 整流回路
52 第二のトランジスタ
54 第二の逆流防止ダイオード
62 DC−DCコンバータ
64 第二のツェナーダイオード
66 切替トランジスタ
68a,68b 分圧抵抗
70 トランス
70a 一次巻線
70b 二次巻線
70c 三次巻線
72 第二のスイッチング素子
74 出力整流平滑回路
80 コンバータ制御回路
80a 第二の制御IC
84 電源ライン
86 コンバータ補助電源
88 補助整流平滑回路
92 起動抵抗
94 第三の逆流防止ダイオード
96 第三のツェナーダイオード
102 第四の逆流防止ダイオード
104 コンデンサ

Claims (5)

  1. 昇圧チョーク及び第一のスイッチング素子を有し、入力された全波整流電圧を直流電圧に変換して出力する昇圧チョッパ方式のアクティブフィルタと、
    前記第一のスイッチング素子をオン・オフ駆動し、アクティブフィルタの力率改善動作を制御するアクティブフィルタ制御回路と、
    前記アクティブフィルタ制御回路の電源ラインとグランドとの間に接続された電源用コンデンサと、
    ドレイン端子が前記アクティブフィルタの入力に接続され、ソース端子が第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに接続されたN−chのMOS型FETである第一のトランジスタと、
    カソード端子が前記第一のトランジスタのゲート端子に接続され、アノード端子がグランドに接続され、前記第一のトランジスタから前記第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給可能な電圧の上限値である第一の上限値を決定する第一のツェナーダイオードと、
    前記アクティブフィルタの入力と前記第一のツェナーダイオードのカソード端子との間に接続され、前記第一のツェナーダイオードにバイアス電流を供給してツェナー電圧を発生させるバイアス抵抗と、
    前記昇圧チョークに設けられたチョーク補助巻線及びその発生電圧を整流する整流回路で構成され、該整流回路が生成した整流電圧を前記電源用コンデンサに向けて出力するチョーク補助電源とを備えた力率改善型スイッチング電源装置において、
    ドレイン端子が前記チョーク補助電源の出力に接続され、ソース端子が第二の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに接続され、ゲート端子が前記第一のツェナーダイオードのカソード端子に接続され、該ソース端子から所定電圧を出力可能に設けられたN−chのMOS型FETである第二のトランジスタを備え、
    前記第一の上限値は、前記アクティブフィルタ制御回路の起動開始電圧よりも高く、
    前記第二のトランジスタから前記第二の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給可能な電圧の上限値であって、前記第一のツェナーダイオードによって決定される第二の上限値は、前記第一の上限値よりも高く、
    前記チョーク補助電源は、前記アクティブフィルタ制御回路の起動後、前記第一のツェナーダイオードのツェナー電圧より高い電圧を出力可能に設けられたことを特徴とする力率改善型スイッチング電源装置。
  2. 前記アクティブフィルタの出力端に、
    前記アクティブフィルタの出力電圧をオン・オフ動作によって断続し交流電圧を発生させる第二のスイッチング素子と、
    前記交流電圧が印加される一次巻線及び前記一次巻線に磁気結合した二次巻線が設けられたトランスと、
    前記二次巻線に発生する電圧を整流平滑して直流の電圧を生成し負荷に出力電圧を供給する出力整流平滑回路と、
    前記第二のスイッチング素子をオン・オフ駆動し前記出力電圧の安定化制御を行うコンバータ制御回路と、
    前記トランスに設けられた三次巻線及びその発生電圧を整流平滑する補助整流平滑回路で構成され、前記補助整流平滑回路の出力が前記コンバータ制御回路の電源ラインに接続されて電源供給するコンバータ補助電源と、
    を備えたDC−DCコンバータが配置され、
    前記コンバータ補助電源の出力は、前記アクティブフィルタ制御回路の電源ラインに接続され、
    前記第一のトランジスタから前記第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給可能な電圧の上限値であって、前記第一のツェナーダイオードによって決定される第一の上限値は、前記アクティブフィルタ制御回路及び前記コンバータ制御回路の各起動電圧よりも高く、
    前記第一のツェナーダイオードと並列に、前記第一のツェナーダイオードと同じ向きに配置された第二のツェナーダイオードと切替スイッチとの直列回路が接続され、
    前記切替スイッチがオンすると、前記第一のトランジスタから前記第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給することが可能な電圧の上限値は、前記第一の上限値から前記第二のツェナーダイオードによって決定される第三の上限値に切り替わり、
    前記第三の上限値は、前記第一の上限値よりも低く、且つ、前記アクティブフィルタ制御回路及びコンバータ制御回路の各停止電圧よりも高く、
    前記コンバータ補助電源が出力可能な電圧は、前記第二の上限値よりも低く、且つ、前記第三の上限値よりも高く、
    前記切替スイッチは、アクティブフィルタ制御回路又はコンバータ制御回路が起動し、動作を行っているときにオンするよう制御される請求項1記載の力率改善型スイッチング電源装置。
  3. 前記アクティブフィルタの出力端に、
    前記アクティブフィルタの出力電圧をオン・オフ動作によって断続し交流電圧を発生させる第一のスイッチング素子と、
    前記交流電圧が印加される一次巻線及び前記一次巻線に磁気結合したニ次巻線が設けられたトランスと、
    前記二次巻線に発生する電圧を整流平滑して直流の電圧を生成し負荷に出力電圧を供給する出力整流平滑回路と、
    前記第二のスイッチング素子をオン・オフ駆動し前記出力電圧の安定化制御を行うコンバータ制御回路と、
    前記アクティブフィルタの出力と前記コンバータ制御回路の電源ラインとの間に設けられ、コンバータ制御回路に起動電圧を供給する起動回路と、
    前記トランスに設けられた三次巻線及びその発生電圧を整流平滑する補助整流平滑回路で構成され、前記補助整流平滑回路の出力が前記コンバータ制御回路の電源ラインに接続されて電源供給するコンバータ補助電源と、
    を備えたDC−DCコンバータが配置され、
    前記アクティブフィルタ制御回路の電源ラインと前記コンバータ補助電源の出力との間に、カソード端子が前記アクティブフィルタ制御回路の電源ライン側に接続されアノード端子が前記コンバータ補助電源の出力側に接続された第三の逆流防止ダイオードが挿入され、
    前記第一のツェナーダイオードと並列に、前記第一のツェナーダイオードと同じ向きに配置された第二のツェナーダイオードと切替スイッチとの直列回路が接続され、
    前記切替スイッチがオンすると、前記第一のトランジスタから前記第一の逆流防止ダイオードを介して前記電源用コンデンサに供給することが可能な電圧の上限値は、前記第一の上限値から前記第二のツェナーダイオードによって決定される第三の上限値に切り替わり、
    前記第三の上限値は、前記第一の上限値よりも低く、且つ、前記アクティブフィルタ制御回路の停止電圧よりも高く、
    前記コンバータ補助電源が出力可能な電圧は、前記第三の逆流防止ダイオードの順方向電圧と前記第二の上限値との合計値よりも低く、且つ、前記第三の逆流防止ダイオードの順方向電圧と前記第三の上限値との合計値よりも高く、
    前記切替スイッチは、アクティブフィルタ制御回路又はコンバータ制御回路が起動し、動作を行っているときにオンするよう制御される請求項1記載の力率改善型スイッチング電源装置。
  4. 前記第三の逆流防止ダイオードと前記コンバータ補助電源の出力との接続点に、カソード端子が前記コンバータ補助電源の出力側に接続されアノード端子が前記第三の逆流防止ダイオード側に接続された第三のツェナーダイオードが挿入され、
    前記コンバータ補助電源が出力可能な電圧は、前記第三のツェナーダイオードのツェナー電圧と前記第三の逆流防止ダイオードの順方向電圧と前記第二の上限値との合計値よりも低く、且つ、前記第三のツェナーダイオードのツェナー電圧と前記第三の逆流防止ダイオードの順方向電圧と前記第三の上限値との合計値よりも高く設定された請求項3記載の力率改善型スイッチング電源装置。
  5. 前記コンバータ補助電源の出力と前記コンバータ制御回路の電源ラインとの接続点に、アノード端子が前記コンバータ補助電源の出力側に接続され、カソード端子が前記コンバータ制御回路側に接続された第四の逆流防止ダイオードが挿入され、
    前記第四の逆流防止ダイオードのカソード端子とグランドの間にコンデンサが接続された請求項4記載の力率改善型スイッチング電源装置。
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