JP4290662B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、二次側出力の異常時に過負荷検出し、出力電力を小さくする過負荷保護機能を備えたスイッチング電源装置に関する。
近年、スイッチング素子とその制御回路を同一半導体チップ上に形成したスイッチング電源において、制御回路により多くの機能を持たせ、電源としての部品点数を極力削減する技術が要求されている。
その技術のひとつに過負荷保護がある(例えば特許文献1参照)。過負荷保護は、二次側出力ショート等の異常時に、出力電圧や、出力電流を抑制する機能で、特にフの字保護と呼ばれる方式では、出力電圧、出力電流共に極力小さくして、二次側異常時の出力電力を削減する。
図4は従来の過負荷保護機能を備えたスイッチング電源用半導体装置30と、それを用いたスイッチング電源の回路例である。
この従来のスイッチング電源用半導体装置では、パワーMOSFETなどのスイッチング素子1とスイッチング素子1のスイッチング制御を行うための回路により構成されており、スイッチング素子1の高電圧端子(DRAIN端子)61、GND端子62、トランス40の補助巻線40Dからの電源供給を受けるVCC端子63、内部回路の電源ラインとなるVDD端子64、二次側出力のフィードバック信号を受けるFB端子65、過負荷検出を行うCL端子66の6端子を有する。
このスイッチング電源用半導体装置30において、ドレイン電流検出回路6は、スイッチング素子1に流れるドレイン電流を電圧信号に変換し、ドレイン電流検出用比較器8に出力する。
発振回路9は、スイッチング素子1のターンオンのタイミングを決定しており、通常動作時は100kHzの信号を出力する。
3は起動用電流源でDRAIN端子61に接続されている。2はレギュレータで、起動時には、起動用電流源3からVCC端子63、VDD端子64への電流供給を行い、VCC電圧がVCC起動電圧に達すると、VCC端子63から、VDD端子64への供給に切り替える。
7は起動/停止回路で、VDD電圧がVDD起動電圧以下にある場合は、スイッチング素子1の発振を停止する。
10は、第一のRSフリップフロップで、発振回路9とドレイン電流検出用比較器8の出力が接続されている。発振回路9によってスイッチング素子1のターンオンを決定し、ドレイン電流検出用比較器8によってターンオフを決定する。
フィードバック信号制御回路11は、FB端子65に接続され、FB端子65に流れ込む電流信号を、電圧信号に変換し、ドレイン電流検出用比較器8の反転入力端子に接続される。
つまりFB端子65に流れる電流に応じて、スイッチング素子1に流れるドレイン電流が制御される電流モード制御となっている。
さらに、ドレイン電流検出用比較器8の反転入力端子には、クランプ回路12が接続され、クランプ回路12には、CL端子66に接続されるクランプ電圧可変回路13が接続される。CL端子66に流れ込む電流が小さくなると、クランプ電圧可変回路13がこれを電圧信号に変換し、クランプ回路12によって、最大ドレイン電流ILIMITがCL端子電流に比例して制御される。さらに、クランプ電圧可変回路13は、CL端子66の電流ICLが、あるレベル以下になると発振回路9に過負荷検出信号CL_lowを出力し、発振周波数が100kHzから12kHzに低減する。
40は、電力変換用トランスで、一次巻線40AがDRAIN端子61に接続され、補助巻線40Dは整流ダイオード31と平滑コンデンサ32を介してVCC端子63に接続される。二次巻線40Bは二次側整流ダイオード50と二次側平滑コンデンサ51に接続される。
58は、定電圧制御用二次側ICを用いた二次側定電圧制御回路で、二次側出力を定電圧に保つように動作する。57は負荷である。負荷57が軽負荷で、二次側出力電圧が定格電圧以上になると、二次側定電圧制御回路58によって制御信号伝達回路であるフォトカプラ35に電流が流れ、フォトカプラ35が接続されるFB端子65に電流が流れる。52は定電圧ダイオード、53はコンデンサ、54、55、56は抵抗である。
33はVDD電圧の安定化用コンデンサである。
34は過負荷検出用抵抗であり、VCC端子63とCL端子66に接続される。
このように構成されたスイッチング電源装置の動作を以下に説明する。
まず、スイッチング電源の入力端子Vinに交流電源が投入されると、整流回路70と入力用平滑コンデンサ71によって整流平滑された直流電源として、電力変換用トランス40の一次巻線40Aに供給される。
さらに電力変換用トランス40を介して、DRAIN端子61からVCC端子63へ電流供給され、VCC端子63に接続された平滑コンデンサ32が充電される。VCC電圧がある程度上昇すると、VCC端子63からVDD端子64へも電流供給され、VDD端子64に接続された安定化コンデンサ33が充電される。VDD電圧が起動電圧VUVに達すると、起動/停止回路7が動作し、NAND回路5およびインバータ4を介してスイッチング素子1の発振が開始され、同時にドレインからVCCへの電流供給が停止される。
発振が開始されると、トランス40の二次側出力が立ち上がり、同様に補助巻線電圧も立ち上がるため、VCC端子63への電流供給は、補助巻線40Dから行われる。
FB端子65には、フォトカプラ35を介して、二次側定電圧制御回路58からの信号が入力されており、二次側出力電圧が定格以上になると、FB端子65にフィードバック電流IFBが流れ、IFBに応じてクランプ回路12が過電流保護レベルILIMITを決定し、スイッチング素子1のドレイン電流を制御する。
次に、過負荷になると、二次側出力電圧が低下し、それに比例して補助巻線40Dに接続されるVCC電圧も低下する。VCC電圧が低下すると、過負荷検出用抵抗34を介してCL端子66に流れ込む電流が減少する。これをクランプ電圧可変回路13が検出し、クランプ回路12にILIMIT低下信号を、発振回路9に周波数低下信号CL_lowを出力する。
その結果、出力電力は急激に絞られることとなる。
特開2003−333843号公報
軽負荷から過負荷への負荷急変時には、まず、二次側出力電圧を定格電圧に保とうとするため、FB電流が増加して、ドレイン電流は製品に定められた最大電流まで流れてフル発振の状態になるが、それでも二次側出力が低下しつづけると、VCC電圧も徐々に低下し、過負荷モードに移行する。
しかし、トランスの漏れインダクタンスが大きい場合など、二次側出力電圧が低下してもVCC電圧がすぐには低下しないために過負荷モードに入らず、その間に、FB電流は流れつづけ、スイッチング素子1は最大電流で発振するという課題があった。
本発明は、上記に鑑み、負荷急変時にも確実に動作する過負荷保護機能を備えたスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本発明のスイッチング電源装置は、一次巻線と、二次巻線と、補助巻線とを有するトランスと、
一次巻線に入力される直流電圧をスイッチングして、二次巻線および補助巻線にパルス電圧を出力させるスイッチング手段と、
二次巻線のパルス電圧を整流平滑化して得られる直流電圧を負荷へ出力する出力回路と、
出力回路の出力電圧をフィードバックするフィードバック信号を出力するフィードバック回路と、
フィードバック信号に基づいて、スイッチング手段のスイッチング動作を制御する制御回路と、
補助巻線の電流パルスを整流平滑化する整流回路と、
整流回路から出力される補助巻線電圧が出力電圧に比例して過負荷検出レベルまで低下すると、補助巻線電圧の低下に応じて、制御回路を制御し、二次巻線への供給電力を低減する過負荷保護手段とを備え、
過負荷保護手段は、過負荷時に、補助巻線電圧を強制的に低下させる過負荷時放電回路を有し、
過負荷時放電回路は、出力回路が定格電圧に達し起動したことを検出する二次側起動検出回路と、出力回路の負荷が過負荷であることを検出する過負荷検出回路と、放電により補助巻線電圧を低下させる放電手段とを有することを特徴とするものである。
上記構成において、二次側起動検出回路はフィードバック信号を検出する。
上記構成において、過負荷検出回路はフィードバック信号を検出する。
上記構成において、過負荷時放電回路は、補助巻線電圧が過負荷検出レベルにまで低下すると放電を停止する。
過負荷時にVCC電圧を強制放電させる過負荷時放電回路を追加したため、過負荷時にVCC電圧の低下が鈍いという従来の課題を解決し、負荷急変時においても安全に確実に動作することができ、スイッチング電源の電力損失を最小限に押さえることができる。
また、二次側起動検出回路と、過負荷検出回路とを有するため、起動時に過負荷時放電回路が動作すると起動できなくなるので、起動時は動作せず、過負荷時のみ動作することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るスイッチング電源用半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1は本発明の一実施形態である過負荷保護機能を備えたスイッチング電源用半導体装置30とそれを用いた電源回路例を示す。
本発明のスイッチング電源用半導体装置では、パワーMOSFETなどのスイッチング素子1とスイッチング素子1のスイッチング制御を行うための回路により構成されており、スイッチング素子1の高電圧端子(DRAIN端子)61、GND端子62、トランス40の補助巻線40Dからの電源供給を受けるVCC端子63、内部回路の電源ラインとなるVDD端子64、二次側出力のフィードバック信号を受けるFB端子65、過負荷検出を行うCL端子66の6端子を有する。
このスイッチング電源用半導体装置30において、ドレイン電流検出回路6は、スイッチング素子1に流れるドレイン電流を電圧信号に変換してドレイン電流検出用比較器8に出力する。
発振回路9は、スイッチング素子1のターンオンのタイミングを決定しており、通常動作時は、100kHzの信号を出力する。
3は、起動用の回路電流を供給するための起動用電流源であり、DRAIN端子61に接続されている。起動時にレギュレータ2のスイッチ2Aを介してVCC端子63へ起動電流を供給する。また、起動後にVCC電圧が設定された電圧以下のときは、スイッチ2Bを介してVDD端子64へ回路電流を供給する。
2はレギュレータで、起動時には、起動用電流源3からVCC端子63、VDD端子64への電流供給を行い、VCC電圧がVCC起動電圧に達すると、VCC端子63から、スイッチ2Cを介してVDD端子64への供給に切り替える。
7は起動/停止回路で、VDD電圧がVDD起動電圧以下にある場合は、スイッチング素子1の発振を停止する。
10は、第一のRSフリップフロップで、発振回路9とドレイン電流検出用比較器8の出力が接続され、発振回路9によってスイッチング素子1のターンオンを決定し、ドレイン電流検出用比較器8によってターンオフを決定する。5はNAND回路で、起動/停止回路7とRSフリップフロップ10の出力を入力とし、4はインバータで、NAND回路5の出力を受けスイッチング素子1のゲートに出力する。
フィードバック信号制御回路11は、FB端子65に接続され、FB端子65に流れ込む電流信号を、電圧信号に変換し、ドレイン電流検出用比較器8の反転入力端子に接続される。
つまりFB端子65に流れる電流に応じて、スイッチング素子1に流れるドレイン電流が制御される電流モード制御となっている。
さらに、ドレイン電流検出用比較器8の反転入力端子には、クランプ回路12が接続され、クランプ回路12には、CL端子66に接続されるクランプ電圧可変回路13が接続される。CL端子66に流れ込む電流が小さくなると、クランプ電圧可変回路13がこれを電圧信号に変換し、クランプ回路12によって、最大ドレイン電流ILIMITがCL端子電流に比例して制御される。さらに、クランプ電圧可変回路13は、CL端子の電流ICLが、あるレベル以下になると発振回路9に過負荷検出信号CL_lowを出力し、発振周波数が100kHzから12kHzに低減する。
本発明の特徴である過負荷時放電回路20は、フィードバック信号制御回路11とクランプ電圧可変回路13に接続される。
過負荷時放電回路20は、以下の回路要素を含んでいる。21は過負荷判定比較器で、フィードバック信号制御回路11に接続されている。22は二次側出力判定用比較器である。
過負荷判定比較器21は、FB電流IFBがあるレベル(IFBH)以下になると過負荷と判定し、ローレベルの信号を出力する。
二次側出力判定用比較器22は、FB電流IFBがあるレベル(IFBL)以上流れ始めるとローレベルの信号を出力する。
FB電流とスイッチング素子1のDRAIN端子61に流れる電流Idsの関係を図2に示す。重負荷時、FB端子電流は小さく、ドレイン電流は最大まで流れる。負荷が軽くなりFB端子電流が大きくなってくるとドレイン電流もFB端子電流に応じて小さくなり、FB端子電流がIFB1に達すると、発振を停止する。IFB1にはヒステリシスが設けられており、発振停止後、出力電圧が低下し、FB端子電流がIFB1+ヒステリシスまで回復したら再び発振を再開する。したがって軽負荷時には間欠発振となる。
23は、第二のRSフリップフロップで、二次側出力判定用比較器22の出力をセット入力とし、クランプ電圧可変回路13の出力をリセット入力とする。
24はAND回路で、過負荷判定比較器21の出力と、第二のRSフリップフロップ23の出力が接続され、放電手段例えばトランジスタである放電用MOSFET26のゲートを駆動する。FET26は高電圧入力端子であるVCCに直接接続されるため高耐圧MOSFETである。
25はVCC電圧検出用比較器で、放電用MOSFET26によってVCC電圧が低下した際に、約5Vまで放電用MOSFET26による放電を許容する。
40は、電力変換用トランスで、一次巻線40Aがドレイン端子61に接続され、補助巻線40Dは整流ダイオード31と二次側平滑コンデンサ32によって整流平滑され、VCC端子63に接続される。二次巻線40Bは二次側整流ダイオード50と二次側平滑コンデンサ51に接続される。
58は、定電圧制御用二次側ICを用いた二次側定電圧制御回路で、二次側出力電圧が一定になるように制御する。57は負荷である。負荷57が軽負荷で、二次側出力電圧が定格電圧以上になると、二次側定電圧制御回路58によって制御信号伝達回路である例えばフォトカプラ35に電流が流れ、フォトカプラ35が接続されるFB端子に電流が流れる。
33はVDD電圧の安定化用コンデンサである。
34は過負荷検出用抵抗であり、VCC端子63とCL端子66に接続されている。
このように構成されたスイッチング電源装置の動作を以下に図3を用いて説明する。
図3では、本発明の一実施形態における各部の動作をタイミングチャートに示している。上から順に、負荷57の大きさ、VCC電圧(63)、VDD電圧(64)、FB端子65のFB端子電流(IFB)、二次側出力判定用比較器22の出力FBL、クランプ電圧可変回路13の出力CL_low、第二のRSフリップフロップ23の出力Q、過負荷検出用比較器21の出力FBH、放電用MOSFET26のゲート信号を示す。
まず、スイッチング電源の入力端子Vinに交流電源が投入されると、整流回路70と入力用平滑コンデンサ71によって整流平滑された直流電源として、電力変換用トランス40の一次巻線40Aに供給される。
さらに電力変換用トランス40を介して、DRAIN端子61からVCC端子63へ電流供給され、VCC端子63に接続された平滑コンデンサ32が充電される。VCC電圧がある程度上昇すると、VCC端子63からVDD端子64へも電流供給され、VDD端子64に接続された安定化コンデンサ33が充電される。VDD電圧が起動電圧VUVに達すると、起動/停止回路7が動作しNAND回路5およびインバータ4を介してスイッチング素子1の発振が開始され、同時にドレインからVCCへの電流供給が停止される。
発振が開始されると、二次側出力が定格電圧にまで立ち上がり、フォトカプラ35に電流が流れる。フィードバック信号制御回路11がこれを検出し、第二のRSフリップフロップ23にセット信号を入力し、第二のRSフリップフロップ23の出力はハイレベルとなる。
二次側出力を受ける負荷57が過負荷になると、FB電流が減少し、過負荷判定比較器21が、ハイレベルの信号を出力し、AND回路24によって、放電用MOSFET26がオンになる。
放電用MOSFET26がオンになることによって、VCC電圧が低下するが、VCC電圧が5Vまで低下すると、VCC電圧検出用比較器25がこれを検出し、放電用MOSFET26がオフになる。その後は、従来の過負荷保護機能を備えたスイッチング電源用半導体装置と同じで、CL端子66に流れ込む電流によって過負荷保護機能が動作する。
本発明においては、起動時と起動後の過負荷時を区別することに特徴がある。
一次側のVCC電圧が立ち上がり、発振が開始された直後は、二次側出力が立ち上がっていないためにフォトカプラ35に電流は流れず、二次側出力判定用比較器22の出力はローレベルのままとなり、放電用MOSFET26がオンとなることはない。
二次側出力が定格電圧に達して、FB電流がIFBL以下になって初めて第二のRSフリップフロップ23にセット信号が入力される。また、CL電流によって過負荷検出されると第二のRSフリップフロップ23にリセット入力される。このような構成により、起動時に過負荷と誤検出して、過負荷時放電回路20が動作することはなく、過負荷のときのみVCC電圧を低下させることができる。
本発明の実施形態によると、負荷への出力電圧に比例する補助巻線電圧の、過負荷時の補助巻線電圧の電圧低下を利用して過負荷保護を行うスイッチング電源において、過負荷時には、放電回路によって補助巻線電圧を強制的に低下させることにより、負荷急変時に補助巻線電圧が低下しにくい場合でも確実に過負荷保護を行うことができる。さらに、放電回路は起動時と起動後の過負荷とを、区別するので、起動時に過負荷と誤検出して起動できないなどの不具合を防ぐことができる。
本発明のスイッチング電源装置は、二次側出力の異常時にこれを確実に検出し、スイッチング電源の電力損失を最小限に押さえるという効果を有し、スイッチング電源装置等に有用である。
本発明の一実施形態に係る過負荷保護機能を備えたスイッチング電源用半導体装置を用いたスイッチング電源装置を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るスイッチング電源用半導体装置におけるFB端子電流とスイッチング素子1のDRAIN端子電流Idsの関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスイッチング電源装置における各部波形のタイミングチャートである。 従来の過負荷保護機能を備えたスイッチング電源装置の回路図である。
符号の説明
1 スイッチング素子
2 レギュレータ
3 起動用電流源
4 ゲートドライバー
5 AND回路
6 ドレイン電流検出回路
7 起動/停止回路
8 ドレイン電流検出用比較器
9 発振回路
10 RSフリップフロップ
11 フィードバック信号制御回路
12 クランプ回路
13 クランプ電圧可変回路
20 過負荷時放電回路
21 過負荷判定比較器
22 二次側出力判定用比較器
26 放電用MOSFET
30 スイッチング電源用半導体装置
70 整流回路
71 入力用平滑コンデンサ

Claims (4)

  1. 一次巻線と、二次巻線と、補助巻線とを有するトランスと、
    前記一次巻線に入力される直流電圧をスイッチングして、前記二次巻線および前記補助巻線にパルス電圧を出力させるスイッチング手段と、
    前記二次巻線の前記パルス電圧を整流平滑化して得られる直流電圧を負荷へ出力する出力回路と、
    前記出力回路の出力電圧をフィードバックするフィードバック信号を出力するフィードバック回路と、
    前記フィードバック信号に基づいて、前記スイッチング手段のスイッチング動作を制御する制御回路と、
    前記補助巻線の電流パルスを整流平滑化する整流回路と、
    前記整流回路から出力される補助巻線電圧が前記出力電圧に比例して過負荷検出レベルまで低下すると、前記補助巻線電圧の低下に応じて、前記制御回路を制御し、前記二次巻線への供給電力を低減する過負荷保護手段とを備え、
    前記過負荷保護手段は、過負荷時に、前記補助巻線電圧を強制的に低下させる過負荷時放電回路を有し、
    前記過負荷時放電回路は、前記出力回路が定格電圧に達し起動したことを検出する二次側起動検出回路と、前記出力回路の負荷が過負荷であることを検出する過負荷検出回路と、放電により前記補助巻線電圧を低下させる放電手段とを有することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 二次側起動検出回路はフィードバック信号を検出する請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 過負荷検出回路はフィードバック信号を検出する請求項1記載のスイッチング電源装置。
  4. 過負荷時放電回路は、補助巻線電圧が前記過負荷検出レベルにまで低下すると放電を停止する請求項1記載のスイッチング電源装置。
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