JP2010271544A - 光ファイバ融着接続方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバの融着接続時に、融着部にV溝基板材料が混入することを防ぐことにより、低損失融着接続を安定に実現する。
【解決手段】除電エアブロー装置(9)による除電エアブローを開始する。次に、光ファイバ(1)をV溝基板(3)の整列用V溝に設置前において、光ファイバスティッククリーナ(11)によってV溝部分のクリーニングを行う。それ以後の全ての工程では、除電エアブロー装置(9)からの除電エアブローを常に光ファイバ(1)の融着部に噴射する。融着接続工程が終了し、光ファイバを装置外に取出した後においても、V溝基板(3)の整列用V溝を光ファイバスティッククリーナ(11)によりクリーニングを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭酸ガスレーザ光の照射により光ファイバを融着接続する光ファイバ融着接続方法およびその方法を用いる光ファイバ融着接続装置に関する。
図4は光ファイバを融着接続するための従来のレーザ融着冶具を説明する図であって、同図の(A)はそのレーザ融着冶具の平面図、同図の(B)は(A)のa - a'切断線に沿う断面図、および同図の(C)は(A)のb - b'切断線に沿う断面図である。また、図5は図4のレーザ融着冶具の機構を説明する図であって、同図の(A)はそのレーザ融着冶具の押さえ板を開いた状態を示す平面図、同図の(B)はそのレーザ融着冶具の押さえ板を閉じた状態を示す平面図である。ここで、図中の矢印zは垂直方向のz軸、矢印yは水平横方向のy軸、矢印xは水平縦方向のx軸を表す(他の図面も同様である)。
図4および図5において、1は光ファイバ、特に、1−Rは第1光ファイバを、1−Lは第2光ファイバを示し、2はレーザ融着冶具のステージ、3は光ファイバ整列用ジルコニウム製V溝基板、4は光ファイバ押さえ板、5は押さえ板開閉用ヒンジ機構、6は押さえ板開閉用ヒンジ機構に組み込まれた磁力に基づく吸引力調整ネジ、6−aはステージ2に埋め込まれた磁石7と対向に位置する吸引力調整ネジの扁平面、7は磁石、および8はV溝基板3に組み込まれ精密に外径加工が施されているステンレスガイドピンである。
図4の(C)のb - b'断面図に示すように、複数の光ファイバ1(第1光ファイバ1−Rと第2光ファイバ1−Lの両方)は、ジルコニウム製V溝基板3上に形成された各V溝部内にそれぞれ収容され、押さえ板4によって、上から押さえられて整列固定される。その際、精密に外径加工が施された一対のガイドピン8によって、基板3に対して押さえ板4が一定の高さに保持される。
さらに、図4の(B)のa - a'断面図に示すように、押さえ板開閉用ヒンジ機構5には複数のネジ6が内蔵されており、これらネジ6のステージ2側の端部には、ネジ面を扁平にした扁平面6−aが形成されており、その結果、ステージ2に内蔵された磁石7とネジ6の扁平面6−aとの間で吸引力が発生する。この吸引力は、ネジ6の扁平面6−aと磁石7との距離によって変化するので、ネジ6の押し込み量を調整することで、光ファイバ1の融着時の衝撃などにも、基板3に対する押さえ板4の高さ位置に変動が生じないように、安定化措置が講じられている。
図5の(A)は、ヒンジ機構5により押さえ板4が開かれた状態を示し、光ファイバ1が概ねV溝基板3の各V溝部内に整列して配置されている様子を図示している。光ファイバ1を概ねV溝基板に整列した後に、図5の(B)に示すように、押さえ板4を閉じることによって、光ファイバ1の高さ方向(図中のz軸)ならびにアレイ方向(図中のx軸)の受動調心が完了することになる。
図4および図5に示した構成を有する従来のレーザ融着冶具を用いた、従来手法による炭酸ガスレーザによる光ファイバのレーザ融着の様子を図6に示す。図6において、10は光ファイバの突き合わせ部を照射する炭酸ガスレーザ光を発生する炭酸ガスレーザである。その他の図4、図5と同一の構成要素は同一符号を用いて示している。
図6の断面図に示すように、第1と第2の光ファイバ1−R,1−Lを図4に示した融着冶具にて整列・位置決めした後に、図面の右側に図示された第1光ファイバ1−Rと図面の左側に図示された第2光ファイバ1−Lをy軸方向もしくはマイナスy軸方向に移動させることで突き合わせ、その突合わせ位置を光ファイバの接触原点と考え、さらに一方の第1光ファイバ1−Rを長手方向(図中のマイナスy方向)にさらに進ませる、あるいは押し込むことで、第1光ファイバを撓ませる。光ファイバを保持する部材(図示しない)を用いて撓みを維持する。この撓みによって、第1光ファイバ1−Rと第2光ファイバとの間で押圧力が生じ、この押圧力の働きにより、炭酸ガスレーザ10からの炭酸ガスレーザ光をこれら光ファイバ同士の突き合わせ部へ照射することによっても、急激な加熱による光ファイバ材料の急峻な蒸発に拘わらず、両者の光ファイバの間隙が埋められた状態で融着接続が完了することになる。このように融着接続した後に、光ファイバを保持する上記部材を解除して光ファイバをたわみがない状態とし、融着冶具の押さえ板4を開き、融着接続した光ファイバを装置外に取り出す。
図7は、これまで述べてきた従来技術の炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバ融着接続工程をさらに詳細に示すフローチャートである。まず、光ファイバ1のジャケット(図示しない)をはく離した後に(ステップ701)、光ファイバ1の端面(図示しない)をカットする端面出しを行い(ステップ702)、上述したように光ファイバ1を図4、図5に示したレーザ融着冶具に配設されたファイバ整列用ジルコニア製V溝3に設置する(ステップ705)。その後、図6を用いて説明したように、光ファイバ同士を長軸方向に進ませて両ファイバ1−R,1−Lを突合させるよう、レーザ照射するのに好適な場所に両ファイバを移動させる。
次に、光ファイバの突合位置を、計測機器(図示しない)等を介して一旦、制御装置のメモリ(図示しない)に保持した後に(ステップ707)、光ファイバ同士を所望距離(例えば10μm)離した後(ステップ708)、炭酸ガスレーザ10のレーザ光をそれぞれの光ファイバ端面に照射することで、光ファイバ端面に付着するダスト除去・炭化処理を行い(ステップ709)、さらにそれら端面へのエアブロークリーニングによって、炭化したダストを除去するクリーニングを行う(ステップ710)。
その後、ファイバ移動手段(図示しない)等を用いて、上記メモリに保持されていた光ファイバ突合位置に両光ファイバを再度戻した後に(ステップ711)、一方の光ファイバ、例えば第1光ファイバ1−R側(図6参照)をさらに光ファイバ長手方向(図中のマイナスy方向)に進ませ、これにより第1光ファイバ1−Rと第2光ファイバ1−Lとの間に押圧力が生じ、第1光ファイバ1−Rをたわませるようにする(ステップ712)。 その結果、発生した押圧力により光ファイバ同士が、上述のメカニズムによって、光ファイバ端面間の間隙が解消されて、レーザ光の照射による光ファイバ融着接続が行われる(ステップ713)。融着接続した後に、光ファイバを保持する部材を解除して光ファイバをたわみがない状態とし、融着冶具の押さえ板4を開き、融着接続した光ファイバを装置外に取り出す(図示しない)。
特開2007−072009号公報
小池、浅川、阿部、小林、長瀬、上杉、梶原、鈴木、廣沢、渡辺「炭酸ガスレーザによるファイバ融着接続部のSPring-8放射光を用いた観測結果」平成20年秋季第69回応用物理学会学術講演会講演予稿集 2a-ZG-1 vol. no.3 p.866
しかしながら、上述したような従来の融着接続方法では、46サンプル中で目標値0.15dB以下のサンプル数は22個でしかなく、目標値を下回る不良結果が数多く見られ、十分な融着品質が得られていなかった。
また、融着部にはV溝基板を起源と考えられるジルコニウムの混入が観察される報告がなされている(非特許文献1を参照)。
本発明の目的は、炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバの融着接続時に、融着部にV溝基板材料が混入することを防ぐことにより、低損失融着接続を安定に実現することにある。
上記目的を達成するために、本発明の光ファイバ融着接続方法は、光ファイバを光ファイバ整列用のV溝基板のV溝に設置する前に、該V溝基板のV溝が光ファイバスティッククリーナによって清掃される第1の工程と、前記光ファイバ同士が対向・突合して前記V溝基板のV溝に整列されて固定される第2の工程と、対向・突合して前記V溝基板のV溝に整列された前記光ファイバ同士の突合わせ部に炭酸ガスレーザ光を照射することによって、前記光ファイバが融着接続される第3の工程と、前記第3の工程が終了後、前記V溝基板のV溝から前記光ファイバが取出された後に、前記V溝基板のV溝が前記光ファイバスティッククリーナによって清掃される第4の工程と、前記第1の工程から前記第4の工程までの全工程にわたり、除電エアブローを前記光ファイバの融着部ならびに前記V溝基板に常時噴射する第5の工程とを含むことを特徴とする。
ここで、前記除電エアブローは、イオン化空気を含むことを特徴とすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の光ファイバ融着接続装置は、融着接合対象の光ファイバを整列させるためのV溝を備えた光ファイバ整列用のV溝基板を少なくとも有するレーザ融着冶具と、対向・突合して前記V溝基板のV溝に整列された前記光ファイバ同士の突合わせ部に照射する炭酸ガスレーザ光を発生する炭酸ガスレーザと、前記光ファイバを前記V溝基板のV溝に設置する前、および前記光ファイバの融着接続工程が終了し、該光ファイバを装置外に取出した後において、前記V溝基板のV溝を清掃する光ファイバスティッククリーナと、前記光ファイバを前記V溝基板のV溝に設置する前の清掃工程から該光ファイバの融着接続工程を経て、該光ファイバを装置外に取出した後の清掃工程までの全工程にわたり、除電エアブローを前記光ファイバの融着部ならびに前記V溝基板に常時噴射する除電エアブロー装置とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、光ファイバの突合せ部に炭酸ガスレーザ光を照射することにより光ファイバを融着接続する光ファイバ融着接続工程中に、イオン化空気の常時ブローを行う除電エアブロー噴射工程と、ファイバスティッククリーナによる光ファイバ設置前のV溝清掃工程とを導入することにより、レーザ融着時に光ファイバの融着部にV溝基板材料が混入することを防ぐように構成しているので、従来技術と比べて、V溝基板材料の光ファイバ融着界面への含有量を低減でき、安定した低損失光ファイバ融着接続品質を得ることが可能となる。
本発明による炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバ融着接続方法における、光ファイバのV溝設置前に行われるファイバスティッククリーナによる清掃工程と除電エアブロー噴射の様子を示す図であって、(A)はレーザ融着冶具の押さえ板を開いた状態を示す平面図、(B)はクリーニングの様子を示すV溝基板部の拡大斜視図である。 本発明による除電エアブローを用いた炭酸ガスレーザ光の照射によるレーザ融着の様子を示す断面図である。 本発明による炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバ融着接続工程を示すフローチャートである。 従来から用いられてきたレーザ融着冶具の構成を説明する図であって、(A)はそのレーザ融着冶具の平面図、B)は(A)のa - a'切断線に沿う断面図、および(C)は(A)のb - b'切断線に沿う断面図である。 図4のレーザ融着冶具の機構を説明する図であって、(A)はそのレーザ融着冶具の押さえ板を開いた状態を示す平面図、(B)はそのレーザ融着冶具の押さえ板を閉じた状態を示す平面図である。 従来技術において行われている炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバ融着接続の様子を示す断面図である。 従来技術において行われてきた炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバ融着接続の工程を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明による炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバ融着接続方法における、光ファイバのV溝設置前に行われるファイバスティッククリーナによる清掃工程と除電エアブロー噴射の様子を示す図であって、同図の(A)はレーザ融着冶具の押さえ板を開いた状態を示す平面図、同図の(B)はクリーニングの様子を示すV溝基板部の拡大斜視図である。レーザ融着冶具は、従来技術で説明したものと同一のものを利用することができる。特に、図1の(B)では、斜視図としてレーザ融着冶具のV溝部のクローズアップが示されており、ファイバのV溝への設置前、ならびファイバ融着終了し、ファイバ取出し後に、ファイバスティッククリーナによってV溝が清掃されている様子を示している。
図1において、2はレーザ融着冶具のステージ、3は光ファイバ整列用ジルコニウム製V溝基板、4は光ファイバ押さえ板、5は押さえ板開閉用ヒンジ機構、6は押さえ板開閉用ヒンジ機構に組み込まれた磁力に基づく吸引力調整ネジ、6−aはステージ2に埋め込まれた磁石7と対向に位置する吸引力調整ネジの扁平面、7は磁石、および8はV溝基板3に組み込まれ精密に外径加工が施されているステンレスガイドピンである。また、9はイオン化空気で常時ブローを行う除電エアブロー装置、および11はV溝基板3上に形成された光ファイバ整列用V溝を清掃するためのファイバスティッククリーナである。除電エアブロー装置9は、イオン化空気を噴射することにより、静電気を除去する機能とエアブローで塵芥を吹き飛ばす機能の両方を同時に実行する。ファイバスティッククリーナ11は光ファイバコネクタや精密部品等の清掃作業に用いられるファイバ素材で棒状に形成されているスティッククリーナである。
図1に示すように、光ファイバのV溝への設置前、ならびファイバ融着接続終了し、ファイバ取出し後において、光ファイバ整列用V溝をファイバスティッククリーナ11によって清掃を行う。この清掃工程は、手動でもよいが、周知の駆動機構および周知の制御機構を利用することで自動的に行うことができる。また同時に、この清掃工程時には、除電エアブロー装置9から噴射させたレーザ融着冶具への除電エアブロー噴射によって、光ファイバ並びにその光ファイバ設置部周辺の静電気帯電を防止すると同時に付着物の除去を行う。
図2は、本発明による除電エアブローを用いた炭酸ガスレーザ光の照射によるレーザ融着接続の様子を示す断面図である。図2において、1−Rは第1光ファイバ、1−Lは第2光ファイバ、および10は光ファイバの突き合わせ部を照射する炭酸ガスレーザ光を発生する炭酸ガスレーザである。その他の図1と同一の構成要素は同一符号を用いて示している。
融着接続プロセスにおける第1光ファイバ1−Rと第2光ファイバ1−Lの操作については、図7を用いて説明した従来技術による工程と同様の工程を経て融着プロセスを行う。ただし従来技術と異なり、本発明では、図3を用いて後述する融着接続プロセス全工程において、図2に示すように、除電エアブロー装置9を用いて光ファイバの融着接続部に常時一貫してイオン化空気の除電エアブローの噴射を行い、噴射されるエアブローによってレーザ融着冶具装置周辺部の静電気の帯電を防止するとともに、静電気で付着した物質の除去を同時に行う。
図3は、本発明による炭酸ガスレーザ光の照射による光ファイバ融着接続工程を示すフローチャートである。まず、光ファイバ1のジャケット(図示しない)をはく離した後に(ステップ301)、光ファイバ1の端面(図示しない)をカットする端面出しを行う(ステップ302)。この光ファイバ1の前処理工程であるファイバ端面出しカットまでは従来技術と同様であり、以降の製作フローにて、除電エアブロー装置9による除電エアブローを開始する(ステップ303)。
次に、光ファイバ1をV溝基板3の整列用V溝に設置前において、図1の(B)に示すように、光ファイバスティッククリーナ11によってV溝部分のクリーニングを行う(ステップ304)。それ以後の全ての工程(ステップ305〜315)では、図2に示すように、除電エアブロー装置9からの除電エアブローを常に光ファイバ1−R,1−Lの融着部に噴射する。また、融着接続工程が終了し(ステップ313)、光ファイバ1を装置外に取出した後においても(ステップ314)、V溝基板3の整列用V溝を光ファイバスティッククリーナ11によりクリーニングを行う(ステップ315)。
なお、図3のステップ305からステップ313までの工程は、図7で説明した従来方法のステップ703からステップ713までの工程と同様な工程なので、その詳細説明はここでは省略する。
上述した本発明による融着接続工程を採用することによって、光ファイバの融着部へのジルコニウムの内包を小さく抑えることが可能となる。その結果として、本発明の実施例においては、サンプル数46個に基づく融着接続損失分布が改善し、0.15dBの目標値を有する融着光ファイバ本数は22サンプルから34サンプルに増加し、融着品質の向上が見られた。
(他の実施例)
上記では、本発明の好適な実施例を例示して説明したが、本発明の実施例は上記例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内であれば、その構成部材等の置換、変更、追加、個数の増減、形状の設計変更等の各種変形は、全て本発明の実施形態に含まれる。例えば、レーザ融着冶具の全体の形状、V溝の本数、光ファイバスティッククリーナ11の本数や形状、除電エアブロー装置の設置台数等は、上述した実施例に本発明は限定されない。
本発明は、複数の機器から構成される光ファイバの製造システムに適用しても良いし、1つの機器からなる光ファイバ融着接続装置に適用してもよい。
1・・・光ファイバ
1−R・・・第1光ファイバ(融着冶具設置の図面右側設置の光ファイバ)
1−L・・・第2光ファイバ(融着冶具設置の図面左側設置の光ファイバ)
2・・・レーザ融着冶具のステージ
3・・・光ファイバ整列用V溝基板
4・・・光ファイバ押さえ板
5・・・押さえ板開閉用ヒンジ機構
6・・・押さえ板開閉用ヒンジ機構に組み込まれた吸引力調整ネジ
6−a・・・ステージ2に埋め込まれた磁石と対向に位置する吸引力調整ネジの扁平部
7・・・ステージ2に埋め込まれた磁石
8・・・V溝基板3に組み込まれた精密に外径加工が施されたステンレスガイドピン
9・・・除電エアブロー装置
10・・・炭酸ガスレーザ
11・・・ファイバスティッククリーナ

Claims (3)

  1. 光ファイバを光ファイバ整列用のV溝基板のV溝に設置する前に、該V溝基板のV溝が光ファイバスティッククリーナによって清掃される第1の工程と、
    前記光ファイバ同士が対向・突合して前記V溝基板のV溝に整列されて固定される第2の工程と、
    対向・突合して前記V溝基板のV溝に整列された前記光ファイバ同士の突合わせ部に炭酸ガスレーザ光を照射することによって、前記光ファイバが融着接続される第3の工程と、
    前記第3の工程が終了後、前記V溝基板のV溝から前記光ファイバが取出された後に、前記V溝基板のV溝が前記光ファイバスティッククリーナによって清掃される第4の工程と、
    前記第1の工程から前記第4の工程までの全工程にわたり、除電エアブローを前記光ファイバの融着部ならびに前記V溝基板に常時噴射する第5の工程と
    を含むことを特徴とする光ファイバ融着接続方法。
  2. 前記除電エアブローは、イオン化空気を含むことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ融着接続方法。
  3. 融着接合対象の光ファイバを整列させるためのV溝を備えた光ファイバ整列用のV溝基板を少なくとも有するレーザ融着冶具と、
    対向・突合して前記V溝基板のV溝に整列された前記光ファイバ同士の突合わせ部に照射する炭酸ガスレーザ光を発生する炭酸ガスレーザと、
    前記光ファイバを前記V溝基板のV溝に設置する前、および前記光ファイバの融着接続工程が終了し、該光ファイバを装置外に取出した後において、前記V溝基板のV溝を清掃する光ファイバスティッククリーナと、
    前記光ファイバを前記V溝基板のV溝に設置する前の清掃工程から該光ファイバの融着接続工程を経て、該光ファイバを装置外に取出した後の清掃工程までの全工程にわたり、除電エアブローを前記光ファイバの融着部ならびに前記V溝基板に常時噴射する除電エアブロー装置と
    を具備することを特徴とする光ファイバ融着接続装置。
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